JP2949835B2 - 反応染料組成物およびそれを用いて繊維材料を染色または捺染する方法 - Google Patents
反応染料組成物およびそれを用いて繊維材料を染色または捺染する方法Info
- Publication number
- JP2949835B2 JP2949835B2 JP2316726A JP31672690A JP2949835B2 JP 2949835 B2 JP2949835 B2 JP 2949835B2 JP 2316726 A JP2316726 A JP 2316726A JP 31672690 A JP31672690 A JP 31672690A JP 2949835 B2 JP2949835 B2 JP 2949835B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- reactive dye
- dyeing
- dye composition
- printing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Coloring (AREA)
Description
る材料、特にセルロース繊維、天然又は合成ポリアミド
繊維、ポリウレタン繊維あるいは皮革等、更にはそれら
の混紡繊維を染色及び捺染するに適し、耐光堅牢かつ耐
湿潤堅牢な染色を可能にする改良された反応染料組成物
並びにその適用に関する。
染色に用いられる反応染料として有用な化合物であり、
ビニルスルホン系反応基と色素母体がトリアジン環で連
結した化合物は、例えば、特開昭50−178号公報などに
記載されて公知である。
分野に広く使用されている。しかし現在の技術水準は、
特定の染色法に対する適性に関する高い要求水準ならび
に染色物の堅牢性および染色性に関する要求の高度化の
点から十分に満足すべきものではない。
堅牢性(例えば酸加水分解堅牢度)の面で更に改良され
ることが強く望まれている。
に対して要求される要件を広く満足できる新規な反応染
料を見い出す目的で鋭意検討した結果、本発明を完成し
た。
ルカリの作用で脱離する基を表す。] で示される反応染料と、該染料に対して1〜60重量%
の、遊離酸の形で下記一般式(II) 〔式中、Z′は−CH=CH2又は−CH2C2Z2をあらわし、Z2
はアルカリの作用で脱離する基を表わす。] で示される反応染料を含有することを特徴とする反応染
料組成物、およびそれを用いることを特徴とする繊維材
料を染色または捺染する方法を提供するものである。
される反応染料は、それぞれ遊離酸の形で、またはその
塩の形で存在し、特にアルカリ金属塩およびアルカリ土
類金属塩、中でもソーダ塩、カリ塩、リチウム塩が好ま
しい。
公報に記載された方法で製造することができる。また、
一般式(II)で示される反応染料は新規であり、例え
ば、遊離酸の形で、上記一般式(I)で示される反応染
料を水性媒体中で加水分解することによって製造するこ
とができる。
I)で示されるモノアゾ反応染料を混合することによっ
て得られるが、一般式(II)で示される反応染料の混合
量は、一般式(I)の反応染料に対して、1〜60重量
%、好ましくは1〜30重量%であり、さらに好ましくは
2〜10重量%である。
示されるモノアゾ反応染料は、それぞれの合成時におい
て同時に合成されることで混合されていてもよく、又、
別々に合成されたのちに混合されてもよい。さらには、
染色時に混合されても差し支えない。
有またはカルボンアミド基含有材料の染色又は捺染に使
用できる。材料は繊維材料の形で、あるいはその混紡材
料の形で使用されるのが好ましい。
有材料、たとえばセルロース繊維材料又はその再生生成
物及びポリビニルアルコールなどである。セルロース繊
維材料は木綿、その他の植物繊維、たとえばリネン、
麻、ジュート及びラミー繊維が好ましい。再生セルロー
ス繊維はたとえばビスコース・ステープル及びフィラメ
ントビスコースなどである。
ポリアミド及びポリウレタン、特に繊維の形で、たとえ
ば羊毛及びその他の動物毛、絹、皮革、ポリアミド−6,
6、ポリアミド−6、ポリアミド−11及びポリアミド−
4などである。
を、物理的化学的性状に応じた方法で、染色又は捺染で
きる。
ソーダ、第三燐酸ソーダ、苛性ソーダ等の酸結合剤の存
在下、場合により中性塩、例えば芒硝又は食塩を加え、
所望によっては、溶解助剤、浸透剤又は均染剤を併用
し、比較的低い温度で行われる。染料の吸尽を促進する
中性塩は、本来の染色温度に達した後に初めて又はそれ
以前に、場合によっては分割して添加できる。
室温又は高められたパッドし乾燥後、スチーミング又は
乾熱によって固着できる。
えば重曹又はその他の酸縮合剤を含有する捺染ペースト
で捺染し、次いで100〜160℃でスチーミングすることに
よって、あるいは二相で、例えば中性又は弱酸性捺染ペ
ーストで捺染し、これを熱い電解質含有アルカリ性浴に
通過させ、又はアルカリ性電解質含有パジング液でオー
バーパジングし、スチーミング又は乾熱処理して実施で
きる。
エーテルのような糊剤又は乳化剤が、所望によっては、
例ば尿素のような通常の捺染助剤かつ(又は)分散剤と
併用して用いられる。
に適した酸結合剤は、例えばアルカリ金属又はアルカリ
土類金属と無機又は有機酸あるいは加熱状態でアルカリ
遊離する化合物との水溶性塩基性塩である。特にアルカ
リ金属の水酸化物及び弱ないし中程度の強さの無機又は
有機酸のアルカリ金属塩が挙げられ、その内、特にソー
ダ塩及びカリ塩が好ましい。このような酸結合剤とし
て、例えば苛性ソーダ、苛性カリ、重曹、炭酸ソーダ、
蟻酸ソーダ、炭酸カリ、第一、第二又は第三燐酸ソー
ダ、ケイ酸ソーダ、トリクロロ酢酸ソーダ等が挙げられ
る。
色は、まず酸性ないし弱酸性染浴からpH値の制御下に吸
尽させ、次に固着させるため中性、場合によりアルカリ
性のpH値に変化させることによって行える。染色は通常
60〜120℃の温度で行えるが、均染性を達成するために
通常の均染剤、例えば塩化シアヌルと3倍モルのアミノ
ベンゼンスルホン酸又はアミノナフタレンスルホン酸と
の縮合生成物あるは例えばステアリルアミンとエチレン
オキサイドとの付加生成物を用いることもできる。
いて優れた性能を発揮する点に特徴がある。特にセルロ
ース繊維材料の染色に好適であり、良好な耐光性と耐汗
日光性、耐湿潤性、たとえば耐洗濯性、耐過酸化洗濯
性、耐汗性、耐塩素性、耐酸化水分解性及び耐アルカリ
性、更に良好な耐摩擦性と耐アイロン性を有する。
ッシュオフ性、さらに良好な吸尽・固着性を有する点、
染色温度や染浴比の変動による影響を浮けにくく安定し
た品質の染色物が得られる点において特徴を有する。
時における変色が少なく、保存時の塩基性物質との接触
による変化が少ないことも特徴である。
部および%は夫々重量部および重量%を表す。
構造式(ii) で示されるモノアゾ反応染料10部とを配合して反応染料
組成物を得た。その0.1、0.3および0.6部を、各々200部
に溶解し、芒硝10部と木綿10部を加え、60℃に昇温し、
炭酸ソーダ4部を加えて、1時間染色した。水洗、ソー
ピング、水洗そして乾燥を行ない、それぞれ諸堅牢度に
優れる赤色の染色物が得られた。
示される反応染料を水性媒体中、pH1乃至3の範囲で60
乃至80℃で反応させて得た。
反応染料100部と実施例で1で用いた、構造式(ii)で
示されるモノアゾ反応染料20部とを配合して染料組成物
を得、この0.1〜0.3および0.6部を、各々水200部に溶解
し、芒硝10部と木綿10部を加え、60℃に昇温し、炭酸ソ
ーダ4部を加えて、1時間染色した。水洗、ソーピン
グ、水洗そして乾燥を行ない、それぞれ諸堅牢度に優れ
る赤色の染色物が得られた。
反応染料100部と実施例1で用いた、構造式(ii)で示
されるモノアゾ反応染料3部とを配合して染料組成物を
得、この0.1、0.3および0.6部を、各々水200部に溶解
し、芒硝10部と木綿10部を加え、60℃に昇温し、炭酸ソ
ーダ4部を加えて、1時間染色した。水洗、ソーピン
グ、水洗そして乾燥を行ない、それぞれ諸堅牢度に優れ
る赤色の染色物が得られた。
構造式 で示されるモノアゾ反応染料2部とを配合して染料組成
物を得、この0.1、0.3および0.6部を、各々水200部に溶
解し、芒硝10部と木綿10部を加え、60℃に昇温し、炭酸
ソーダ4部を加えて、1時間染色した。水洗、ソーピン
グ、水洗そして乾燥を行ない、それぞれ諸堅牢度に優れ
る赤色の染色物が得られた。
応染料100部と遊離酸の形で上記構造式(iv)で示され
るモノアゾ反応染料20部とを配合して染料組成物を得、
この0.1、0.3および0.6部を、各々水200部に溶解し、芒
硝10部と木綿10部を加え、60℃に昇温し、炭酸ソーダ4
部を加えて、1時間染色した。水洗、ソーピング、水洗
そして乾燥を行ない、それぞれ諸堅牢度に優れる赤色の
染色物が得られた。
組成を持つ、色糊を作った。
間乾燥後、100℃で5分間スチーミングを行い、湯洗
い、ソーピング、湯洗いそして乾燥した。得られた染色
物は、諸堅牢度に優れていた。
Claims (2)
- 【請求項1】遊離酸の形で下記一般式 〔式中、Zは−CH=CH2又は−CH2CH2Z1を表し、Z1はア
ルカリの作用で脱離する基を表す。〕 で示される反応染料と、該染料に対して1〜60重量%
の、遊離酸の形で下記一般式 〔式中、Z′は−CH=CH2又は−CH2CH2Z2をあらわし、Z
2はアルカリの作用で脱離する基を表す。〕 で示される反応染料を含有することを特徴とする反応染
料組成物。 - 【請求項2】請求項1の反応染料組成物を用いることを
特徴とする繊維材料の染色または捺染方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2316726A JP2949835B2 (ja) | 1989-12-11 | 1990-11-20 | 反応染料組成物およびそれを用いて繊維材料を染色または捺染する方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1-322219 | 1989-12-11 | ||
JP32221989 | 1989-12-11 | ||
JP2316726A JP2949835B2 (ja) | 1989-12-11 | 1990-11-20 | 反応染料組成物およびそれを用いて繊維材料を染色または捺染する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03223366A JPH03223366A (ja) | 1991-10-02 |
JP2949835B2 true JP2949835B2 (ja) | 1999-09-20 |
Family
ID=26568779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2316726A Expired - Lifetime JP2949835B2 (ja) | 1989-12-11 | 1990-11-20 | 反応染料組成物およびそれを用いて繊維材料を染色または捺染する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2949835B2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-20 JP JP2316726A patent/JP2949835B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03223366A (ja) | 1991-10-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0860017A (ja) | ビスアゾ化合物およびそれを用いて繊維材料を染色または捺染する方法 | |
KR960000170B1 (ko) | 트리아진 화합물, 그 제조방법 및 그를 사용한 섬유의 염색 또는 날염방법 | |
JPH04370157A (ja) | 反応染料組成物およびそれを用いる繊維材料或いは皮革の染色または捺染方法 | |
JP2982300B2 (ja) | 反応染料組成物およびそれを用いて繊維材料を染色または捺染する方法 | |
JP2949835B2 (ja) | 反応染料組成物およびそれを用いて繊維材料を染色または捺染する方法 | |
JP2949834B2 (ja) | 反応染料組成物およびそれを用いて繊維材料を染色または捺染する方法 | |
JP2881916B2 (ja) | 反応染料組成物およびそれを用いる繊維材料の染色または捺染方法 | |
JPS6140368A (ja) | モノアゾ化合物およびそれを用いる染色または捺染法 | |
JP3077283B2 (ja) | ビスアゾ化合物及びそれを用いて繊維材料を染色又は捺染する方法 | |
JPH0558033B2 (ja) | ||
JP2917501B2 (ja) | 反応染料組成物およびそれを用いて繊維材料を染色または捺染する方法 | |
JP2881917B2 (ja) | 反応染料組成物およびそれを用いて繊維材料を染色または捺染する方法 | |
JP2982297B2 (ja) | 反応染料組成物ならびにそれを用いる繊維材料の染色または捺染方法 | |
JP2953074B2 (ja) | 反応染料組成物ならびにそれを用いる繊維材料の染色または捺染方法 | |
JP2949838B2 (ja) | 反応染料組成物およびそれを用いて繊維材料を染色または捺染する方法 | |
JP2835460B2 (ja) | セルロース繊維の染色方法 | |
JPH0433965A (ja) | 反応染料組成物およびそれを用いる繊維材料の染色または捺染方法 | |
JPS63101458A (ja) | 水溶性モノアゾ化合物及びそれを用いる繊維材料の染色又は捺染方法 | |
JPH04314762A (ja) | 反応染料組成物およびそれを用いて繊維材料を染色または捺染する方法 | |
JPH0433966A (ja) | 反応染料組成物及びそれを用いる繊維材料の染色又は捺染方法 | |
JPH059396A (ja) | 反応染料組成物およびそれを用いる繊維材料或いは皮革の染色または捺染方法 | |
JPH0433964A (ja) | 反応染料組成物及びそれを用いて繊維材料を染色又は捺染する方法 | |
JP2590778B2 (ja) | トリアジン化合物及びそれを用いて繊維材料を染色又は捺染する方法 | |
JPH03192159A (ja) | モノアゾ化合物およびそれを用いて繊維材料を染色または捺染する方法 | |
JPH04314763A (ja) | 反応染料組成物およびそれを用いる繊維材料の染色または捺染方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080709 Year of fee payment: 9 |
|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D05 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090709 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100709 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110709 Year of fee payment: 12 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110709 Year of fee payment: 12 |