JP2949624B1 - ファイバチャネル接続装置におけるコネクション制御方式 - Google Patents

ファイバチャネル接続装置におけるコネクション制御方式

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JP2949624B1 JP24696698A JP24696698A JP2949624B1 JP 2949624 B1 JP2949624 B1 JP 2949624B1 JP 24696698 A JP24696698 A JP 24696698A JP 24696698 A JP24696698 A JP 24696698A JP 2949624 B1 JP2949624 B1 JP 2949624B1
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Abstract

【要約】 【課題】 送信時には全FCサーバに均等に送信機会を
与えると共に、受信時には全FCクライアント端末に均
等に受信機会を与える。 【解決手段】 FC端末の種別が登録されたテーブルを
備え、FC端末から送信されたパケットを受信するとそ
の端末の種別をテーブルの内容に基づいて識別し、その
端末がFCサーバの場合はコネクション型通信、FCク
ライアント端末の場合はコネクションレス型通信を選択
する一方、FC端末へのパケットを受信すると受信FC
端末の種別をテーブルの内容に基づいて識別し、その端
末がFCサーバの場合はコネクションレス型通信、FC
クライアント端末の場合はコネクション型通信を選択
し、かつコネクション型通信の選択時にはパケットの所
定数のフレーム転送毎にコネクションの確立及び開放を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファイバチャネル
(Fibre Channel、以下、FC)ネットワ
ークとATM網等の広域ネットワークとの接続に関し、
特にFCネットワークと広域ネットワーク間を接続する
FC接続装置のコネクション制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】FCの仕様はANSI(America
n National Standard Insti
tute)X3T11が制定したFC規格に基づいて定
められている。従来は、FCネットワークに収容される
FC端末がFCネットワーク,FC接続装置及び広域ネ
ットワークを介して大量のデータを広域ネットワークに
接続される相手端末へ送信する場合、相手端末とサービ
スクラス1と呼ばれるコネクション型通信を行ってい
る。こうしたコネクション型通信の場合には、FC端末
とFC接続装置間の接続経路であるエンド・ツー・エン
ド間のリンクでは全帯域がそのデータ送信に占有されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来は、例えば2台の
FC端末がネットワークを介して通信している間も使用
リンクの全帯域がその通信で占有されているため、他の
FC端末はその通信が完全に終了してリンクが空くまで
待機しなければならなかった。また、通信途中にデータ
を送っていない時間があっても、他のFC端末はその時
間だけ割り込んでリンクを使用することができなかっ
た。なお、ここでいうFC端末とはFC通信プロトコル
を行ってFCを使用する端末をいう。具体的には、実装
しているFC通信プロトコルを介して他の端末と通信す
るワークステーションやコンピュータ等である。
【0004】即ち、FCネットワークに収容されるFC
端末である複数のFCサーバから同時にFC接続装置を
介し他のネットワーク(広帯域ネットワーク)に接続さ
れている複数のクライアント端末宛てにデータを送信す
る場合も、最初にFC接続装置との間でコネクションを
張ったFCサーバの通信が終了するまでは他のFCサー
バは待機しなければならず、その結果、他のFCサーバ
はデータを送信し終えるのに長時間を要するという問題
があった。また、FCサーバから相手クライアント端末
へデータを送信すると相手クライアント端末からFCサ
ーバへ次のデータ送信の要求を返送するような会話型通
信システムでは、コネクションを張っているFCサーバ
が常にFCデータを送信し続けているわけではなく、F
Cサーバが数個〜数十個のFCフレームから構成される
FCシーケンスをバースト的に送信し、その後クライア
ント端末から次のデータ送信を要求するパケットが到着
するまでの間、FCサーバ側ではデータを全く送信しな
い。従来はこうしたフレームの無送信時間が比較的長く
存在し、かつこの間コネクションが張られたままになっ
ているため、回線の利用効率が低下するという問題があ
った。
【0005】同様に、FC端末である複数のFCクライ
アント端末が同時に他のネットワークに接続されている
複数のサーバからデータを受信する場合も、FC接続装
置との間で最初にコネクションを張ったFCクライアン
ト端末のコネクションが終了するまで、他のFCクライ
アント端末は待機しなければならず、そのため、全ての
データを受信するのに長時間を要するという問題があっ
た。また、コネクションを張っているFCクライアント
端末が常にFCデータを受信し続けているわけではな
く、数個〜数十個のFCフレームから構成されるFCシ
ーケンスをバースト的に受信し、その後、次のFCシー
ケンスを受信するまでの間、FCクライアント端末はデ
ータを全く受信しない。従来はこうしたフレームの無受
信時間が比較的長く存在し、かつこの間コネクションが
張られたままになっているため、同様に回線の利用効率
が低下するという問題があった。
【0006】したがって本発明は、会話型通信システム
において、FCネットワーク内の複数のFCサーバから
同時にFCネットワーク以外の通信プロトコルを有する
広域ネットワークヘデータ送信する場合、特定のFCサ
ーバがFC接続装置とのコネクションを占有することを
防止して全FCサーバに均等に送信機会を与えることに
より、同時通信が可能なトラフィック数を増加させるこ
とを目的とする。また、本発明は、FCネットワーク以
外の通信プロトコルを有するネットワークからFC接続
装置を介してFCクライアント端末ヘデータが送信され
る場合、特定のFCクライアント端末がFC接続装置と
の間のコネクションを占有することを防止して全FCク
ライアント端末に均等に受信機会を与えることにより、
同時通信が可能なトラフィック数を増加させることを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、複数のFC端末が収容された第1の
ネットワーク(FCネットワーク)と複数の非FC端末
が収容された第2のネットワーク(ATMネットワー
ク)との間に接続され、一方の端末から送信されるパケ
ットを他方の端末へ転送するFC接続装置において、予
めFC端末の種別が登録されたテーブルと、FC端末か
ら送信されたパケットを受信すると送信FC端末の種別
をテーブルの登録内容に基づいて識別し、この識別結果
に応じ送信FC端末との間のリンクを確立するコネクシ
ョン型通信及び前記リンクを確立しないコネクションレ
ス型通信の何れか一方の通信形態を選択する第1の選択
手段と、非FC端末からFC端末へのパケットを受信す
ると前記パケットを受信する受信FC端末の種別をテー
ブルの登録内容に基づいて識別し、識別結果に応じてコ
ネクション型通信及びコネクションレス型通信の何れか
一方の通信形態を選択する第2の選択手段とを備え、各
選択手段によりコネクション型通信が選択されたときに
は複数のフレームからなるパケットの所定数のフレーム
の転送毎にコネクションの確立及び開放を行うようにし
たものである。また、FC端末とFC接続装置間には該
FC接続装置からFC端末の各通信形態を変更させる制
御フレームが送信され、FC接続装置は、FC端末から
何れかのコネクションの種類で送信されたパケットを受
信すると、この送信FC端末の種別をテーブルの登録内
容に基づいて識別し、この識別結果に基づく送信FC端
末の通信形態とコネクションの種類とが不一致の場合は
識別結果に基づく送信FC端末の通信形態に相当するコ
ネクションの種類に変更するように指示する制御フレー
ムを送信FC端末に送信し変更させる変更手段を備えた
ものである。また、FC端末としてFCサーバとFCク
ライアント端末とを備えるとともに、テーブルにはFC
サーバとFCクライアント端末とがFC端末の種別とし
て登録され、第1の選択手段は、送信FC端末がFCサ
ーバである場合は通信形態をコネクション型通信として
選択するとともに送信FC端末がFCクライアント端末
である場合は通信形態をコネクションレス型通信として
選択する一方、第2の選択手段は、受信FC端末がFC
サーバである場合は通信形態をコネクションレス型通信
として選択するとともに受信FC端末がFCクライアン
ト端末である場合は通信形態をコネクション型通信とし
て選択するものである。
【0008】したがって、FC端末がFCサーバかFC
クライアント端末かの種別と、FCフレームの伝送方向
とから、FCデータフレームのペイロードに上位アプリ
ケーションのデータパケットか制御バケットかのどちら
が載っているかが判断され、これに応じてコネクション
型通信及びコネクションレス型通信の何れかが選択され
る。即ち、一般にデータパケットは多数のFCフレーム
で運ばれるため、フレーム順序の保証があり送達確認
(ACK)があって高速通信が可能なコネクション型通
信が選択される。一方、制御パケットは一般に1フレー
ム〜数フレーム程度の少数のFCフレームで運ばれるの
で、コネクション設定・開放等オーバヘッドの必要のな
いコネクションレス型通信が選択される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態を示す
フロック図であり、後述のFCネットワーク2と他のネ
ットワークであるATMネットワーク3との間に配設さ
れたFC接続装置1の構成を示すものである。図1にお
いて、FC接続装置1は、FCネットワーク2内のFC
スイッチに接続されるFCインタフェース11、ATM
ネットワーク3に接続されるATMインタフェース1
2、FCインタフェース11からのFCフレームをAT
Mセルに変換するFC/ATM変換器13、ATMイン
タフェース3からのATMセルをFCフレームに復元す
るATM/FC変換器14、FCネットワーク2に接続
されるFC端末の種別を記録した端末種類表が格納され
端末種類テーブル15、FCインタフェース11のコネ
クションの型をコネクション型かコネクションレス型の
どちらかに決定するコントローラ16からなる。ここ
で、コネクション型とはコネクションオリエンテッド型
の略称である。
【0010】また、図2はこのFC接続装置1が配設さ
れるシステムの構成を示すブロック図である。図2で
は、FC接続装置1の一端に接続されFCスイッチ21
〜23を有するFCネットワーク2には、2台のFCサ
ーバ31(#1),32(#2)と、2台のFCクライ
アント端末41(#1),42(#2)とがFC端末と
して接続される。ここで、FC端末の種類としては、F
Cサーバ31(#1),32(#2)と、FCクライア
ント端末41(#1),42(#2)とに2分される。
また、FC接続装置1の他端にはATMネットワーク3
が接続され、このATMネットワーク3に、クライアン
ト端末61(#1),62(#2)、およびサーバ51
(#1),52(#2)とが接続される。
【0011】さて、FCネットワーク2とATMネット
ワーク3との間に配設され以上のように構成されたFC
接続装置の動作について説明する。FC端末からFCネ
ットワーク2内のFCスイッチ経由で送信されてくるF
Cフレームを入力端子Finで受信し、FC/ATM変
換器13に導く。FC/ATM変換器13では、そのF
CフレームのFCヘッダを解読し、送信FC端末のアド
レスを検出する。これはS_ID(Source Id
entifier)といわれ、アドレスA1としてコン
トローラ16ヘ報告される。端末種類テーブル15には
予めFCネットワーク2に属する全FC端末が、FCサ
ーバまたはFCクライアント端末として種別され登録さ
れている。コントローラ16は、アドレスA1(S_I
D)を入力するとこのアドレスA1に基づいて端末種類
テーブル15を検索し、そのアドレスA1に対応する端
末がFCサーバかFCクライアント端末かを判断する。
そしてその種別に応じ、コントローラ16はFCインタ
フェース11のモード設定Mをコネクション型かコネク
ションレス型かの一方に設定し、FCスイッチを介して
送信FC端末との間でネゴシエーションを行って、双方
の端末間で同一なコネクションの型を採用する。
【0012】例えばS_IDがFCサーバであることが
判明すれば、コントローラ16はそこから送信されるF
Cフレームをデータパケットと見なし、コネクション型
通信を設定する。具体的には、サービスクラス1を採用
する。サービスクラス1のとき、FCネットワークを構
成する各FCスイッチは特定のFC端末とFC接続装置
1との間を専用線で直接接続したものと等価なクロスポ
イントスイッチとして動作する。なお、コネクションレ
ス型の場合にはFCヘッダ内の宛先アドレス解読結果に
基く宛先回線の変更等の処理がFCスイッチにおいて必
要となるが、コネクション型の場合は固定なのでこうし
たスイッチング動作が不要となり、したがって高速デー
タ転送処理が可能となる。
【0013】逆に、S_IDがFCクライアント端末で
あれば、FCクライアント端末からのFCフレームは、
対向端末に対するデータ要求などのための制御パケット
とみなし、コネクションレス型通信を設定する。具体的
にはサービスクラス2またはサービスクラス3を使用す
る。サービスクラス2または3ではFCヘッダ内の宛先
アドレスに基いてFCスイッチの出回線の選択と入回線
と出回線との内部接続処理が発生する。しかし制御パケ
ットはデータパケットに比較して発生頻度が極端に低
く、アプリケーションにもよるがそれを伝送するための
FCフレーム数も少ない。1つのFCフレームは約2K
バイトのパケットを送信できることと、制御パケット自
体が一般にそれ以下の長さで十分なため、1フレームで
送信でき、上記処理遅延は小さく高速通信の妨げとはな
らない。
【0014】FCフレームにはデータフレームと制御フ
レームの2種類あるが、アプリケーションである上位プ
ロトコルのデータパケットも制御パケットもいずれもF
Cデータフレームを用いて伝送される。FCヘッダを解
読すれば、そのFCフレームの種別が分かるが、ペイロ
ードが上位アプリケーションのデータパケットか制御パ
ケットかは識別できない。そのため、そのFCフレーム
の送信端末,受信端末がサーバかクライアント端末かの
属性情報が必要となる。
【0015】データ転送に関しては、FC接続装置1が
FCネットワーク2に接続されるFCクライアント端末
ヘデータを転送するときは、FC接続装置1はコネクシ
ョン型を選択する。FC接続装置1がFCサーバヘFC
フレームを転送する場合は、制御パケットと見なしてコ
ネクションレス型に設定する。
【0016】FC/ATM変換器13は入力したFCフ
レームをATMセルに変換し、ATMインタフェース1
2へ送る。この変換方式の一例について説明する。FC
フレームのFCヘッダを除去し、ペイロードを取り出
す。ペイロードは一般にはIP(Internet P
rotocol)パケットである。このペイロードをセ
グメンテーションしてセルに変換する。ATMインタフ
ェース12はセルを出力端子AoutからATMネット
ワーク3ヘ送信する。宛先端末アドレスに対応するVP
I,VCIは予め端末種類テーブル15に書き込んでお
いたものを参照する。
【0017】ここで、端末種類テーブル15は、宛先対
向ATM端末のIPアドレスからVPI,VCIを取得
する部分と、宛先FC端末のIPアドレスからD_ID
(Destination Identifier)を
取得する部分の2部分からなっている。FC/ATM変
換器13では、IPパケットのヘッダを解読して宛先I
Pアドレスを検出し、このテーブル15を参照して対応
するVPI,VCIを取得する。
【0018】次に、ATMネットワーク3からATMセ
ルを受信する場合の動作について、再び図1を参照して
説明する。入力端子Ainから入力するセルをATMイ
ンタフェース12にて受信し、ATM/FC変換器14
へ渡す。ATM/FC変換器14は受信セルをリアッセ
ンブリし、元のIPパケットに復元する。このIPパケ
ットのIPヘッダを調べ宛先FC端末のIPアドレスを
取得する。この宛先IPアドレスを端末種類テーブル1
5の中から検索することにより、宛先FC端末アドレス
であるD_IDを取得する。これら関連するアドレスは
全て予め端末種類テーブル15に書込んでおくもので、
ATM/FC変換器14においてこのD_IDをFCヘ
ッダ内の宛先アドレスフィールドに書き込んでFCフレ
ームを作成し、FCインタフェース11ヘ送る。
【0019】コントローラ16は、D_IDを基に端末
種類テーブル15からその宛先FC端末の種類を取得
し、FCサーバであれば、そのFCフレームは制御パケ
ットであると見なしてFCインタフェース11を制御
し、コネクションレス型通信を行う。また、FCクライ
アント端末であればそれ宛てのFCフレームはデータパ
ケットであると見なし、FCインタフェース11を制御
しコネクション型通信を行う。FCインタフェース11
はコントローラ16から指定されたコネクションの型で
FCネットワーク2を介しFC端末と通信を行って、F
Cフレームを出力端子Foutから宛先FC端末へ送信
する。
【0020】このように、FC接続装置1は、FC端末
がFCサーバかFCクライアント端末かの種別とFCフ
レームの伝送方向とから、FCデータフレームのペイロ
ードに上位アプリケーションのデータパケットか制御バ
ケットかのどちらが載っているかを判断し、この判断結
果に応じてコネクション型通信か、またはコネクション
レス型通信かを決定するようにしたものである。ここ
で、データパケットは一般に多数のFCフレームで運ば
れるため、フレーム順序の保証があり、かつ送達確認
(ACK)があって高速通信が可能なコネクション型通
信とする。一方、制御パケットは一般に1フレーム〜数
フレーム程度の少数のFCフレームで運ばれるため、コ
ネクション設定・開放等オーバヘッドの必要のないコネ
クションレス型通信とする。
【0021】次に、FC端末がFC接続装置1に対して
通信を開始する際に、FC接続装置1が決定するコネク
ションの型と、FC端末が最初に選択した型とが不一致
の場合について一致させる方法を、図6を参照して説明
する。図6は、図1のFC接続装置1に制御FCフレー
ム発生器17を設けたものである。図6において、コン
トローラ16がコネクションの型の不一致を検出する
と、FC接続装置1の決定する型に合わせることを要求
するFC制御フレームを発生させて、そのFCデータフ
レームを送信したFC端末へFC制御フレームを送信す
る。
【0022】ANSI標準にはこのフレームに関する規
定はないが、FC制御フレームには多くの予備を認めて
おり、ベンダーが自由に定義し利用できるように保証し
ている。そこで、サービスクラスを指定するFC制御フ
レームを定義し、FC端末、FC接続装置1の双方にこ
れを解釈・実行する手段を予め設けておく。具体的には
例えばドライバソフトに新規FC制御フレームに対する
実行機能を追加する。このためのFC制御フレームはF
Cヘッダ内のR_CTL(Routing Contr
ol)フィールドにおいて、ANSIでリザーブされて
いるコードを割り振ることにより定義できる。例えば、
ベーシックリンクサービス(BasicLink Se
rvice)コマンドにはNOPやRMC等の5コード
が定義されているが他は未定義のリザーブコードとなっ
ている。この未定義のリザーブコードのうちの1つを割
り振るのも一つの方法である。
【0023】このように定義したFC制御フレームを使
用したコネクション変更方法を図7のシーケンス図を用
いて説明する。まず、FC端末からFCネットワーク2
を経由して時点でサービスクラスi(i=1,2,3
の何れか)でFCデータフレームが送信されてくるとす
る。すると、FC接続装置1は、端末種類テーブル15
からこのFC端末の種類を検出し、上述した方法にした
がってコネクションの型を決定する。そして決定したコ
ネクションの型が上記サービスクラスiのコネクション
のと不一致であることが判明すると、FC接続装置1は
選択すべきコネクションに対応したサービスクラスj
(i≠i)に変更すべきと判断する。
【0024】FC接続装置1は直ちに、サービスクラス
jを指定するFC制御フレームを作成し、時点でFC
ネットワーク2を経由してFC端末へ送信しコネクショ
ンの変更を要求する。因みにサービスクラス1がコネク
ション型であり、サービスクラス2,3がコネクション
レス型である。サービスクラス2はACK(確認フレー
ム)が必要であるが、サービスクラス3は必要でないと
ころが異なる。選択するコネクションレス型としてはど
ちらでも差し支えない。
【0025】このFC制御フレームをFC端末が受信す
ると、直ちにサービスクラスをそれまでのサービスクラ
スiから新規に指定されたサービスクラスjに変更し、
時点でFCデータフレームを送信してくる。以降は、
新しいサービスクラスjでFCデータフレームの送信を
続けるようにFC端末に設定しておくため、毎回、FC
制御フレームの送信を必要とすることはない。FC端末
はFC接続装置1と最初にログインするとき、全サービ
スクラスを利用できるようにFC接続装置1からネゴシ
エーションしておく。通信時に、FC接続装置1から、
この制御FCフレームを用い、どのサービスクラスを使
用するかを指定する。
【0026】このようにFC接続装置1から、サービス
クラスの種類を指定したFC制御フレームをFC端末へ
送信すれば、このFC端末は指定されたサービスクラス
で通信を行うようになる。このように構成することによ
り、FC接続装置が決定するコネクションの型にFC端
末が合わせることになる。例えば、FCサーバが最初に
コネクションレス型でFCフレームを送信してきた場
合、FC接続装置から、コネクション型通信に切り替え
るようにFC制御フレームをFCサーバヘ即座に送信
し、以降FCサーバはこの方向の通信をコネクション型
通信に切り替える。逆に、FCクライアント端末からコ
ネクション型でFCフレームを送信してきた場合は、F
C接続装置1から、コネクションレス型通信に切り替え
るようにFC制御フレームをFCクライアント端末ヘ即
座に送信し、以降、FCクライアント端末はこの方向の
通信をコネクションレス型通信とに切り替える。
【0027】次に、図2を参照してFCネットワーク2
と他のネットワークであるATMネットワーク3との間
でFC接続装置1を介し会話型通信が実行されるシステ
ムについて説明する。図2において、FCネットワーク
2には、上述したように2台のFCサーバ31(#
1),32(#2)と、2台のFCクライアント端末4
1(#1),42(#2)とがFC端末として接続され
ている。ここで、FC端末の台数は任意であるのは言う
までもない。FC端末の種類としては、膨大な画像デー
タ等の各種データベースを有し、そのデータベースから
データを読み出して、それを要求する遠隔端末へ送信す
るFCサーバ31(#1),32(#2)と、反対に、
例えば画像データを受信し画面やスクリーンに表示する
FCクライアント端末41(#1),42(#2)とに
2分することができる。
【0028】一般に、FC端末は、その周辺ハードの種
類、構成、および実装されているドライバー等のソフト
ウエアでどちらに属するかが固定的に定まっているもの
である。これらのFC端末は、FCスイッチ22,23
に接続され第1のネットワークであるFCネットワーク
2を構成する。そして、FCスイッチ22,23に接続
されるFCスイッチ21がFC接続装置1を介して、一
例として図2のように第2のネットワークであるATM
ネットワーク3に接続され、このATMネットワーク3
に、クライアント端末61(#1),62(#2)、お
よびサーバ51(#1),52(#2)とが接続されて
いる。ここで、相互に通信している端末は、図2では、
FCサーバ31(#1)とクライアント端末61(#
1)、FCサーバ32(#2)とクライアント端末62
(#2)、サーバ51(#1)とFCクライアント端末
41(#1)、サーバ52(#2)とFCクライアント
端末42(#2)であるとする。
【0029】ATMネットワーク3に接続されている端
末51,52,61,62は、FCインタフェース11
を有する必要はない。図1で説明したように、FC接続
装置1において、FCヘッダを除去したIPパケットを
ATMネットワーク3ヘ送信するからである。逆にAT
Mセルを受信するときは、FC接続装置1にてFCヘッ
ダを付加するからである。FCネットワーク2内の通信
はFCフレームを用いて行われ、FC端末31,32,
41.42とFC接続装置1との間の通信には、図2に
示すようにコネクション型とコネクションレス型とが存
在する。
【0030】次に、図2と図3をもとに、データの流れ
を説明する。図3は図2に示すFCサーバ31,32の
送信フレームと受信フレームを表したタイミングチャー
トであり、本発明の第1の要部動作を示すものである。
以下、FCサーバ31,32をそれぞれFCサーバ#
1,#2、クライアント端末61,62をそれぞれクラ
イアント端末#1,#2として説明する。図3(a),
(b)に示すFCサーバ#1,#2からの送信データは
コネクション型通信で、それぞれリンクL11,L12
を通り、FCネットワーク2内のFCスイッチ22に入
り、FCスイッチ21を経由してFC接続装置1へ到達
する。このFCデータフレームはFC接続装置1でセル
に変換されてATMネットワーク3を通過し、それぞれ
リンクL11’,L12’を通って、クライアント端末
#1,#2へ届く。クライアント端末#1,#2はデー
タセルを受け取ると、上位プロトコルにより、次データ
要求パケットを上述した方向と逆方向ヘセルの形式で送
信する。これは上述の逆ルートを辿ってFC接続装置1
に届く。
【0031】この場合、FC接続装置1はコネクション
レス型通信を行い、FCサーバ#1,#2ヘデータ要求
パケットの載ったFCフレームを送信する。ここで、こ
のデータ要求パケットはデータ部分がないので一般に小
サイズのデータである。即ちこのFCフレームは約2k
バイトのペイロード長なので、このためのFCフレーム
は例えば1フレームと短いものである。そのため、FC
接続装置1はコネクションレス型通信とし、FC接続装
置1とFCスイッチ21間のリンクにデータフレームが
存在せず、コネクションが張られていない空いているタ
イミングで迅速に転送する。この結果、こうしたデータ
要求パケットは、図3(b),(d)の符号,,
,に示されるタイミングでFCサーバ#1,#2に
送信され、FCサーバ#1,#2により受信される。
る。
【0032】また、FCサーバ#1とFCサーバ#2と
は同時にデータ送信できないので、FC接続装置1にお
いて、どちらかのFCサーバとコネクションを張り、F
Cデータフレームの1フロック(1かたまり)である1
シーケンスを受信し、それに対するACKを図3の時点
,,,,のタイミングでそれぞれ返送後にコ
ネクションを開放するものである。したがって、FC接
続装置1の1シーケンスにおけるFCリンクのコネクシ
ョンは、図3(e)に示すように、各FCサーバ#1,
#2からデータを受信しこれに対するACK(確認信
号)を各FCサーバ#1,#2に返送するまでの間とな
る。ここで、データブロックの一例として、1つのIP
パケットが1シーケンスに相当している。複数のIPパ
ケットを1シーケンスで送信することも可能であり、な
んら妨げとならないが説明を簡単にするため、IPパケ
ットを1シーケンスと仮定する。
【0033】IPパケット長は最大64kバイトであ
り、それに対してFCデータフレーム長は最大約2kバ
イトなので最大32フレーム(64k÷2k)が1シー
ケンスとなる。シーケンスの最後のフレームのFCヘッ
ダにシーケンスの終了通知(End_of_Seqen
ce)が書き込まれているので、FC接続装置1はこの
通知を検出した時点で、コネクション開放要求をFCサ
ーバ#1,#2へ送信する。コネクション開放要求は、
種々の方法があり、たとえば、NOP(No Oper
ation)というFC制御フレームをFC接続装置1
からFCサーバ#1,#2へ送信し、そのフレーム終了
識別子であるデリミタにEOFdt(End_of_F
rame Disconnect_Terminat
e)を使用することで行える。また、この場合、受信デ
ータに対する確認信号であるACKフレームにコネクシ
ョン開放要求を乗せてFCサーバヘ送信してもよい。ま
た、直接RMC(Remove connectio
n)というコネクション開放制御フレームを送信するこ
とによっても可能である。
【0034】ATMネットワーク3の伝播遅延が大きい
場合、対向端末からのデータ要求バケットの到達が遅
れ、FCサーバ#1,#2がデータを送信し終わった後
の数mS〜数十mS後にFCサーバ#1,#2に到達す
ることがある。仮にこの間、FCサーバ#1がコネクシ
ョンを張ったままであれば、そのFCリンクをFCサー
バ#2は使用できないのでリンク利用が非効率的であ
る。そこで、FCサーバ#1または#2のデータ送信が
終了次第、上述したようにFC接続装置1からFCサー
バ#1または#2へACKを返送してコネクションを開
放する。そして、上記制御パケット(データ要求パケッ
ト)が到着すると、コネクションを張らずにこのデータ
要求パケットを速やかに対応するFCサーバ#1または
#2へ転送する。
【0035】そして、このデータ要求パケットを受信
し、次のデータの送信準備が早く完了したFCサーバ#
1または#2からデータが送信されて来たとき、FC接
続装置1は該当のFCサーバとコネクションを確立す
る。FCサーバ#1または#2から送信されるFCデー
タフレームのフレーム開始を示すデリミタにSOFc1
(Start_of_Frame Connect C
lass1)、が使用されてコネクション型通信が実行
される。このように、例えばFCサーバ#1がFCリン
クを利用してデータ送信を行っている場合そのデータ送
信が終了次第、FC接続装置1からFCサーバ#1へA
CKを返送してコネクションを開放し、データ要求パケ
ットが到着した図3(b)の例えば時点で、コネクシ
ョンを張らずにこのデータ要求パケットを速やかに対応
するFCサーバ#1へ転送するようにしたものである。
この結果、FCサーバ#2では、この間に発生した図3
(d)の時点のデータ要求パケットに対し開放されて
いるリンクを用い、図3(c)に示すように対向端末へ
データを送信することができる。
【0036】なお、ATMネットワーク3の往復遅延
は、ATM端末51,52,61,62の収容場所に応
じて異なるため、コネクションが張ってある時間帯域に
データ要求がATMネットワーク3からFC接続装置1
へ到達する場合がある。このような場合、コネクション
が空くまでデータ要求フレームはFC接続装置1にて待
機させられ、コネクションが開放された直後、優先的に
該当するFCサーバヘ転送される。
【0037】次に図2と図4をもとに、図3のデータの
流れとは逆方向のデータ伝送について説明する。図4は
図2に示すFCクライアント端末41,42の受信フレ
ームと送信フレーム、及び送達確認フレームを示すタイ
ミングチャートであり本発明の第2の要部動作を示すも
のである。以下、FCクライアント端末41,42をそ
れぞれFCクライアント端末#1,#2、サーバ51,
52をそれぞれサーバ#1,#2として説明する。AT
Mネットワーク3に接続されたサーバ#1,#2からの
データはATMネットワーク3を通過し、FC接続装置
1に達する。この場合、FC接続装置1はFCクライア
ント#1、#2とコネクションを確立し、このデータを
リンクL21,L22を通してFCクライアント端末#
1,#2へ転送する。この結果、FCクライアント端末
#1,#2ではぞれぞれ図4(a),(c)のタイミン
グでデータを受信する。この場合、FCクライアント端
末#1,#2はデータを正常に受信したことを示す送達
確認FCフレーム(ACKフレーム)をそれぞれ図4の
時点,,,,のタイミングでFC接続装置1
へ送信する。
【0038】この送達確認FCフレームはFC接続装置
1で終端され、サーバ#1,#2に達しない。データ転
送はコネクション型通信のため、FCネットワーク2内
のFCスイッチにおいてFCフレームの伝送順序が保証
され、しかも全帯域を全て利用するので高速伝送が可能
となる。データ転送では、FCクライアント端末#1,
#2とFC接続装置1との間にはコネクション型通信が
なされるのでFCクライアント端末#1または#2のど
ちらか一方とだけ通信が行われる。例えば、FCクライ
アント端末#1とコネクションが張られているとき、F
C接続装置1からFCネットワーク2内のFCスイッチ
を通り、FCクライアント端末#1へ向かうリンクの全
帯域を全てFCクライアント端末#1が使用し、FCク
ライアント端末#2は使用できない。そのため、FC接
続装置1がデータブロック毎にコネクションを開放し、
図4(e)に示すように、FCクラアント端末#1への
データをATMネットワーク3から受信するとFCクラ
イアント端末#1との間でコネクションを張る一方、F
Cクラアント端末#2へのデータをATMネットワーク
3から受信するとFCクライアント端末#2との間でコ
ネクションを張るようにして、FCクライアント端末#
1,#2に対して平等にリンクを使用させる。
【0039】FC接続装置1は受信したATMセルから
IPデータパケットを再構築する。IPパケットは最大
64kバイト長であり、FCフレームは最大約2kバイ
トなのでIPデータパケットをセグメントして複数のF
Cフレームに分割してFCクライアント#1,#2へ送
信する。つまり、1IPパケット分のFCフレームを集
めて1シーケンスとして送信する。このシーケンスの最
後フレームのFCヘッダに、コネクション開放要求を書
き込むことによりコネクションを開放したいことを伝
え、FCクライアント端末#1または#2との間のコネ
クションを開放する。
【0040】そして、どのFCクライアント端末ともコ
ネクションが張られていない、図4(b),(d)の時
点,,のタイミングで各FCクライアント端末#
1,#2からFCネットワーク内のFCスイッチを通し
て次データ要求パケットが送信される。これをFC接続
装置1がATMネットワーク3を経由して対向サーバ#
1,#2へ転送する。対向サーバ#1,#2はこのデー
タ要求パケットを受信すると次のデータをATMネット
ワーク3を経由してFCクライアント端末#1,#2宛
に送信するが、FC接続装置1はこのデータを中継して
FCクライアント端末#1,#2に送信する。FCクラ
イアント端末#1,#2はデータを受信すると直ちに図
4の時点,,,,のタイミングでACKを返
送する。FC接続装置1はこれを受信したタイミングで
FCクライアント端末#1,#2との間のコネションを
開放する。
【0041】続いてFCクライアント端末#1,#2か
らの次データ要求のFCフレームが送信されてくるが、
この次データ要求はFCクライアント端末#1,#2が
先に受信したFCデータを処理した後に送信されてくる
もので、ACK受信時点から時間が経過している。即
ち、FCクライアント端末ではサーバからの受信データ
が例えば画像データであればこれを元の画像に復元し、
画面に表示する等の処理時間が必要となる。したがっ
て、FCクライアント端末では受信データを受け取った
後、直ちに次のデータを要求するものではないので、こ
の時点までコネクションを張っているのは無駄であり、
ACKを受信した時点でコネクションを開放する。
【0042】次に、図2と図5をもとに、本発明の第3
の要部動作を説明する。図5のタイミングチャートはF
Cネットワーク2に収容されたFCサーバ#1とFCク
ライアント端末#1とがそれぞれ独立にATMネットワ
ーク3に収容された対向端末と通信する例である。ここ
で、FCサーバ#1の動作とFCクライアント端末#1
の動作は独立であって、各々前述の図3及び図4に示す
各タイミングチャートと同様である。つまり、FCサー
バ#1とFCクライアント端末#1は、それぞれ図5
(a),(c),(e)に示すように、FC接続装置1
との間でそれぞれ異なるタイミングでコネクションを張
ってデータ転送を行う。そして、1シーケンスの終了毎
に図5(b),(d)の時点,,,,のタイ
ミングでACKを返送し、コネクションを開放する。ま
た、データ要求フレームはコネクションの張っていない
図5(b),(d)の時点、,のタイミングで短
時間に伝送する。
【0043】このように、FCネットワーク2に複数の
FCサーバと複数のFCクライアント端末とを混在して
収容し、FCサーバ及びFCクライアント端末が他のネ
ットワーク(ATMネットワーク3)に接続されている
端末と通信を行うとき、FC接続装置1は、データ転送
に対してはコネクション型通信とし、かつデータブロッ
クの送受信毎にコネクションを確立・開放するようにし
たものである。この結果、通信を行う全端末に均等に通
信機会を与えることができる。また、FCフレームの転
送順序を保証し、FCネットワーク2内のFCスイッチ
を高速動作可能とすることにより、データ転送時間を短
縮できるようにしたものである。また、FC接続装置1
はFCデータ要求パケットのような制御パケットに対し
てはコネクションレス型通信を行うことにより、コネク
ション確立・開放のためのオーバヘッドを発生させずに
迅速に制御パケットを転送できる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数のFC端末が収容された第1のネットワークと複数の
非FC端末が収容された第2のネットワークとの間に接
続され、一方の端末から送信されるパケットを他方の端
末へ転送するFC接続装置において、予めFC端末の種
別が登録されたテーブルを備え、FC端末から送信され
たパケットを受信すると送信FC端末の種別をテーブル
の登録内容に基づいて識別し、識別結果に応じ送信FC
端末との間のリンクを確立するコネクション型通信及び
前記リンクを確立しないコネクションレス型通信の何れ
か一方の通信形態を選択する一方、非FC端末からFC
端末へのパケットを受信すると前記パケットを受信する
受信FC端末の種別をテーブルの登録内容に基づいて識
別し、識別結果に応じてコネクション型通信及びコネク
ションレス型通信の何れか一方の通信形態を選択すると
ともに、コネクション型通信が選択されたときには複数
のフレームからなる前記パケットの所定数のフレームの
転送毎にコネクションの確立及び開放を行うようにした
ので、送信FC端末である特定のFCサーバがFC接続
装置とのコネクションを占有することを回避でき、した
がって全FCサーバに均等に送信機会を与えることがで
きる。また、受信FC端末である特定のFCクライアン
ト端末がFC接続装置との間のコネクションを占有する
ことを回避でき、したがって全FCクライアント端末に
均等に受信機会を与えることができる。また、FC接続
装置はFC端末から何れかのコネクションの種類で送信
されたパケットを受信すると、この送信FC端末の種別
をテーブルの登録内容に基づいて識別し、この識別結果
に基づく送信FC端末の通信形態とコネクションの種類
とが不一致の場合は識別結果に基づく送信FC端末の通
信形態に相当するコネクションの種類に変更するように
送信FC端末に指示する構成としたので、FC接続装置
は各FC端末に適合した通信形態を的確に設定すること
ができる。また、送信FC端末がFCサーバである場合
は通信形態をコネクション型通信として選択するととも
に送信FC端末がFCクライアント端末である場合は通
信形態をコネクションレス型通信として選択する一方、
受信FC端末がFCサーバである場合は通信形態をコネ
クションレス型通信として選択するとともに受信FC端
末がFCクライアント端末である場合は通信形態をコネ
クション型通信として選択するようにしたので、各FC
端末のデータ量に適合した通信形態を選択することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したFC接続装置の第1の構成
を示すブロック図である。
【図2】 図1のFC接続装置が配設された通信システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図3】 上記通信システムの第1の動作を示すタイム
チャートである。
【図4】 上記通信システムの第2の動作を示すタイム
チャートである。
【図5】 上記通信システムの第3の動作を示すタイム
チャートである。
【図6】 FC接続装置の第2の構成を示すブロック図
である。
【図7】 図6のFC接続装置によるコネクション型の
変更設定の例を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1…FC接続装置、2…FCネットワーク(第1のネッ
トワーク)、3…ATMネットワーク(第2のネットワ
ーク)、11…FCインタフェース、12…ATMイン
タフェース、13…FC/ATM変換器、14…ATM
/FC変換器、15…端末種類テーブル、16…コント
ローラ、21〜23…FCスイッチ、31,32…FC
サーバ、41,42…FCクライアント端末、51,5
2…サーバ、61,62…クライアント端末。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−257104(JP,A) 特開 平9−121213(JP,A) 特開 平9−121211(JP,A) 特開 平10−285221(JP,A) 電子情報通信学会技術研究報告 SS E98−75 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 12/66 H04L 12/28 H04L 12/46 H04L 29/06 H04Q 3/00 JICSTファイル(JOIS)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のファイバチャネル端末が収容され
    た第1のネットワークと複数の非ファイバチャネル端末
    が収容された第2のネットワークとの間に接続され、一
    方の端末から送信されるパケットを他方の端末へ転送す
    るファイバチャネル接続装置において、 予め前記ファイバチャネル端末の種別が登録されたテー
    ブルと、 ファイバチャネル端末から送信されたパケットを受信す
    ると送信ファイバチャネル端末の種別を前記テーブルの
    登録内容に基づいて識別し、この識別結果に応じ送信フ
    ァイバチャネル端末との間のリンクを確立するコネクシ
    ョン型通信及び前記リンクを確立しないコネクションレ
    ス型通信の何れか一方の通信形態を選択する第1の選択
    手段と、 非ファイバチャネル端末からファイバチャネル端末への
    パケットを受信すると前記パケットを受信する受信ファ
    イバチャネル端末の種別を前記テーブルの登録内容に基
    づいて識別し、識別結果に応じて前記コネクション型通
    信及びコネクションレス型通信の何れか一方の通信形態
    を選択する第2の選択手段とを備え、前記各選択手段に
    よりコネクション型通信が選択されたときには複数のフ
    レームからなる前記パケットの所定数のフレームの転送
    毎にコネクションの確立及び開放を行うことを特徴とす
    るファイバチャネル接続装置におけるコネクション制御
    方式。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記ファイバチャネル端末とファイバチャネル接続装置
    間には該ファイバチャネル接続装置から前記ファイバチ
    ャネル端末の各通信形態を変更させる制御フレームが送
    信され、 前記ファイバチャネル接続装置は、ファイバチャネル端
    末から何れかのコネクションの種類で送信されたパケッ
    トを受信すると、この送信ファイバチャネル端末の種別
    を前記テーブルの登録内容に基づいて識別し、この識別
    結果に基づく送信ファイバチャネル端末の通信形態と前
    記コネクションの種類とが不一致の場合は前記識別結果
    に基づく送信ファイバチャネル端末の通信形態に相当す
    るコネクションの種類に変更するように指示する制御フ
    レームを前記送信ファイバチャネル端末に送信し変更さ
    せる変更手段を備えたことを特徴とするファイバチャネ
    ル接続装置におけるコネクション制御方式。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 ファイバチャネル端末としてファイバチャネルサーバと
    ファイバチャネルクライアント端末とを備えるととも
    に、前記テーブルにはファイバチャネルサーバとファイ
    バチャネルクライアント端末とがファイバチャネル端末
    の種別として登録され、 前記第1の選択手段は、前記送信ファイバチャネル端末
    がファイバチャネルサーバである場合は前記通信形態を
    コネクション型通信として選択するとともに前記送信フ
    ァイバチャネル端末がファイバチャネルクライアント端
    末である場合は前記通信形態をコネクションレス型通信
    として選択する一方、 前記第2の選択手段は、前記受信ファイバチャネル端末
    がファイバチャネルサーバである場合は前記通信形態を
    コネクションレス型通信として選択するとともに前記受
    信ファイバチャネル端末がファイバチャネルクライアン
    ト端末である場合は前記通信形態をコネクション型通信
    として選択することを特徴とするファイバチャネル接続
    装置におけるコネクション制御方式。
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