JPH09321802A - 中継型ファイル転送システム - Google Patents

中継型ファイル転送システム

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JPH09321802A
JPH09321802A JP15346196A JP15346196A JPH09321802A JP H09321802 A JPH09321802 A JP H09321802A JP 15346196 A JP15346196 A JP 15346196A JP 15346196 A JP15346196 A JP 15346196A JP H09321802 A JPH09321802 A JP H09321802A
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JP15346196A
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Takeshi Chiba
猛 千葉
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 論理的に異なるネットワーク間でファイルの
転送先を自由に選択し、かつ転送経路の中継ホストの数
をできるだけ少なくして転送性能の向上を図り、通信費
用を削減する中継型ファイル転送システムを提供する。 【解決手段】 ネットワーク上に配置された相互にファ
イルの送受信が可能な複数のホスト10を備え、ネット
ワーク上の各ホスト10が、ファイルの転送に先立って
転送先のホストとの間で転送経路を設定するためのパケ
ットのやりとりを行うパケット生成部11及びパケット
解析部12と、自ホストがパケットの転送経路に位置し
パケットの転送を中継する中継サーバとなる場合に、パ
ケットを通信可能な他のホスト10のうちパケットの最
終的な転送先であるホスト10に最も近い位置のホスト
10を選択してコネクションを設定する通信可能ホスト
判断部14とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ファイルの転送を
中継する中継型ファイル転送システムに関し、特に直接
的なデータ通信が不可能な論理的に異なるネットワーク
上にあるホスト間でのファイル転送を中継する中継型フ
ァイル転送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】プロトコルの相違やセキュリティ上の理
由から直接的なデータ通信が不可能となっている論理的
に異なるネットワーク上にあるホスト間でファイル転送
を行う場合、ファイル転送を中継する中継型ファイル転
送システムを用いて論理変換を行うことが必要である。
【0003】従来、この種の中継型ファイルシステムに
おいて、通信回線数を削減する目的や、多階層に構築さ
れたネットワークに接続された端末間のデータ転送を行
う目的で種々の提案がなされている。
【0004】従来の中継型ファイル転送システムの例と
して、例えば、特開平6−44153号公報に開示され
た技術がある。同公報に記載された中継型ファイル転送
システムは、ホストコンピュータと端末の間に中継端末
機を置き、ホストコンピュータと中継端末機との間の回
線で、複数の端末のデータ転送を中継することにより、
通信回線数を削減する。
【0005】また、従来の中継型ファイル転送システム
の他の例として、特開平4−52845号公報に開示さ
れた技術がある。同公報に記載された中継型ファイル転
送システムは、アドレッシング規定、受け付け可否情報
配信規定および同報配信規定をあらかじめ定めておき、
各情報処理装置はこれらの規定にしたがってデータ転送
を行うことにより、多階層に構築されたネットワークに
接続された端末間のエンド・ツウ・エンドのファイル転
送における送達保証、送受されるデータの受け付け可否
制御および同報配信を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の中継型
ファイル転送システムは、以下に示すような問題点があ
った。すなわち、特開平6−44153号公報に記載さ
れたファイル転送技術では、転送先ホストと中継ホスト
が固定であるため、転送先ホストを自由に選択してファ
イル転送を行うことができない問題点があった。
【0007】また、特開平4−52845号公報に記載
されたファイル転送技術では、転送先ホストの選択は可
能であるものの、ホストが物理的に木構造に接続され、
隣接ノード以外とは直接通信できないネットワークを前
提にしており、綱状にネットワークが張りめぐされてい
る場合や、LAN型のネットワークに適用した場合、よ
り少ない中継ホストで通信可能であっても、アドレッシ
ング規定にしたがったいホストの木構造にそってデータ
が通過してしまうため、転送性能および、通信費用の面
で改善の余地があるという問題点があった。
【0008】本発明の目的は、論理的に異なるネットワ
ーク間でのファイル転送において転送先ホストを自由に
選択し、かつ転送経路の中継ホストの数をできるだけ少
なくして転送性能の向上を図り、通信費用を削減する中
継型ファイル転送システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の中継型ファイル転送システムは、ネットワ
ーク上に配置された相互にファイルの送受信が可能な複
数のホストを備え、前記ホストが、ファイルの転送に先
立って転送先のホストとの間で転送経路を設定するため
のパケットのやりとりを行う転送経路設定用パケット送
受信手段と、自ホストが前記パケットの転送経路に位置
し前記パケットの転送を中継する中継サーバとなる場合
に、前記パケットを通信可能な他のホストのうち前記パ
ケットの最終的な転送先であるホストに最も近い位置の
ホストを選択してコネクションを設定するコネクション
設定手段とを備えることを特徴とする。
【0010】請求項2の本発明の中継型ファイル転送シ
ステムにおける前記転送経路設定用パケット送受信手段
は、パケットを生成するパケット生成手段と、受信した
パケットを解析して必要な処理を実行するパケット解析
手段とを備え、前記パケット生成手段は、自ホストがフ
ァイルの転送元となる場合には、転送可能な経路の確認
用の経路確認パケットを生成すると共に、応答パケット
の受信を待って実際に転送を行うための転送経路の設定
用の経路設定パケットを生成し、自ホストを宛先とする
前記経路確認パケットを受信した場合に経路確認応答パ
ケットを生成し、自ホストを宛先とする経路設定パケッ
トを受信した場合に経路設定応答パケットを生成し、前
記パケット解析部は、受信したパケットを解析した結
果、経路確認パケットであると判断した場合、該パケッ
トが自ホストを宛先とするものであれば、前記パケット
生成手段に経路確認応答パケットを生成するように指示
し、該パケットが自ホストを宛先としないものであれ
ば、自ホストのホスト情報を該パケットに付加して宛先
のホストに転送し、受信したパケットを解析した結果、
経路確認応答パケットであると判断した場合、該パケッ
トが自ホストを宛先とするものであれば、前記パケット
生成手段に経路設定パケットを生成するように指示し、
該パケットが自ホストを宛先としないものであれば、該
パケットを宛先のホストに転送し、受信したパケットを
解析した結果、経路設定パケットであると判断した場
合、該パケットが自ホストを宛先とするものであれば、
前記パケット生成手段に経路設定応答パケットを生成す
るように指示し、該パケットが自ホストを宛先としない
ものであれば、通信可能なホストのうち該パケットの宛
先に最も近い位置のホストを選択しデータ転送用のコネ
クションを設定して転送することを特徴とする。
【0011】請求項3の本発明の中継型ファイル転送シ
ステムにおける前記パケット送受信手段は、前記ネット
ワーク上において自ホストから通信可能な相手先ノード
と該相手先ノードに位置するホストとを対応付けた経路
情報を保持し、前記パケットを受信した場合に、該受信
したパケットの宛先と自ホストの経路情報とを比較して
該パケットを送信すべき次の中継サーバとなるホストを
決定することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照して詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の1実施例による中継型フ
ァイル転送システムを実現するホストの構成を示すブロ
ック図である。本実施例の中継型ファイル転送システム
は、図2に示すように、LANやWAN等のネットワー
クを介して図1に示すホスト10を複数接続することに
より実現される。
【0014】本実施例では、ファイル転送を行う為の中
継経路の設定は、第1に、経路確認パケットとその応答
パケットによる、相手ホストの確認、第2に、経路確認
パケットの応答パケットから得られた情報を利用した、
最適な中継経路の設定の2段階で行うが、第1の経路確
認パケットの送信を行う為の情報として、図3の木構造
における上位ノードおよび下位ノードを経路情報として
定義する。
【0015】ネットワーク上に配置されるホスト10
は、それぞれ同様の構成を備え、サーバとしてもクライ
アントとしても機能する。したがって、全てのホスト1
0から転送先ホスト10を自由に選択してファイルを転
送することができる。ホスト間のファイル転送を行う場
合、目的のファイルの転送に先立って転送経路を設定す
るためのパケットの転送が行われる。パケットの転送
は、転送元ホスト10から転送先ホスト10への経路確
認パケットの送信、転送先ホスト10から転送元ホスト
10への経路確認応答パケットの返信、転送元ホスト1
0から転送先ホスト10への経路設定パケットの送信、
転送先ホスト10から転送元ホスト10への経路設定応
答パケットの返信の4回行われる。この過程で、不要な
中継ホストを排除し経路の短縮を図る。そして、最終的
に経路設定応答パケットの転送経路を目的のファイルの
転送経路として設定しファイル転送を行う。
【0016】図1に示すように、本実施例のホスト10
は、パケットを生成するパケット生成部11と、受信し
たパケットを解析するパケット解析部12と、自ホスト
10に関する経路情報を格納する経路情報格納部13
と、パケット解析部12によるパケット解析の際に転送
先ホスト10が自ホスト10と直接通信可能かどうかを
判断する通信可能ホスト判断部14と、データの送受信
を制御する送受信制御部15とを備える。なお、図には
本実施例の特徴的な構成のみを記載し、他の構成につい
ては記載を省略してある。
【0017】パケット生成部11は、プログラム制御さ
れたCPU等で実現され、ファイルの転送に先立って転
送するパケットを生成する。すなわち、自ホスト10が
ファイルの転送元となる場合には、経路確認パケットを
生成すると共に、経路確認応答パケットの受信を待って
経路設定パケットを生成する。また、自ホスト10を宛
先とする経路確認パケットを受信した場合に経路確認応
答パケットを生成し、自ホスト10を宛先とする経路設
定パケットを受信した場合に経路設定応答パケットを生
成する。生成されたパケットは、送受信制御部15を介
して適当な相手先へ転送される。
【0018】パケット解析部12は、プログラム制御さ
れたCPU等で実現され、パケットを受信した場合にそ
の内容を解析し、必要な処理を行う。すなわち、解析の
結果、受信したパケットが経路確認パケットである場
合、当該パケットが自ホスト10を宛先とするものであ
れば、パケット生成部11に経路確認応答パケットを生
成するように指示する。当該パケットが自ホスト10を
宛先としないものであれば、自ホスト10のホスト情報
を当該パケットに付加して宛先のホスト10に転送す
る。
【0019】受信したパケットが経路確認応答パケット
である場合、当該パケットが自ホスト10を宛先とする
ものであれば、パケット生成部11に経路設定パケット
を生成するように指示する。当該パケットが自ホスト1
0を宛先としないものであれば、当該パケットを宛先の
ホスト10に転送する。
【0020】受信したパケットが経路設定パケットであ
る場合、当該パケットが自ホスト10を宛先とするもの
であれば、パケット生成部11に経路設定応答パケット
を生成するように指示する。当該パケットが自ホスト1
0を宛先としないものであれば、通信可能ホスト判断部
14を用いて通信可能なホスト10を選択しデータ転送
用のコネクションを設定して宛先のホスト10に転送す
る。
【0021】受信したパケットが経路設定応答パケット
である場合、当該パケットが自ホスト10を宛先とする
ものであれば、転送経路の設定が終了したものと判断し
てファイル転送の処理に移行する。当該パケットが自ホ
スト10を宛先としないものであれば、当該パケットを
宛先のホスト10に転送する。
【0022】経路情報格納部13は、RAM、ROM等
のメモリや磁気ディスク装置等の記憶装置で実現され、
ネットワークにおける自ホスト10の位置づけと他ホス
ト10との関係を示す経路情報を格納する。経路情報
は、自ホスト10が直接通信できる相手ホスト10と、
当該相手ノード名と通信する場合に中継する中継サーバ
のホスト名とを組にした情報であり、各ホスト10ごと
に当該ホスト10が直接通信できるホスト10の数だけ
設定されている。図2に示すようにホスト10がネット
ワークに接続されている場合に設定された経路情報の例
を図4に示す。
【0023】図2において、ホスト10は、階層的に区
分けされた組織1、2、部門1〜3に配置され、H11
1〜H221のホスト名が割り当てられている。また、
図3に示すように、図2のネットワーク上において、組
織1:部門1の中継サーバとしてH111、組織1:部
門2の中継サーバとしてH122、組織1:部門3の中
継サーバとしてH131、組織2:部門1の中継サーバ
としてH211、組織2:部門2の中継サーバとしてH
221、組織1の中継サーバとしてH122、組織2の
中継サーバとしてH211、組織間の中継を行う中継サ
ーバとしてH124をそれぞれ設定している。
【0024】以上の前提で図4を参照すると、組織1、
部門1に配置されたH111については、図4(A)に
示すように4組の経路情報が設定される。経路情報は、
図示のように下位ノードから上位ノードへ順に設定され
る。ここで、相手先ノードがH111自身である場合、
中継サーバのホスト名には記号「.」が挿入される。ま
た、相手先ノードが上位ノードである場合、ノード名に
は記号「*」が挿入される。また、上位ノードを介さず
に直接通信できる相手先ノードに対応する中継サーバの
ホスト名は、当該相手先ノード名と同一になる。H11
1は、図3に示すように組織1、部門1の中継サーバで
あるため、図4(A)における相手先ノードがH112
及びH113の場合がこの場合に該当し、ホスト名にH
112、H113が挿入される。
【0025】また、組織1、部門1に配置されたH11
2については、図4(B)に示すように2組の経路情報
が設定される。H112は図3に示すように、図2のネ
ットワークにおける中継サーバとなっていないので、相
手先ノードが次ホストである場合(相手先ノード名がH
112の場合)と、上位ノードである場合(相手先ノー
ド名が「*」の場合)のみとなる。
【0026】また、組織1、部門2に配置されたH12
2については、図3に示すようにH122が組織1、部
門2の中継サーバかつ組織1の中継サーバであるため、
図4(C)に示すように7組の経路情報が設定される。
図示のように、部門1の相手先ノードが指定されるとき
は中継サーバとしてH111が指定され、部門3の相手
先ノードが指定されるときは中継サーバとしてH131
が指定される。
【0027】また、組織1、部門2に配置されたH12
4については、図4(D)に示すように3組の経路情報
が設定される。H124は組織間の中継を行う最上位の
ノードとなるため、相手先ノード名に「*」を指定する
経路情報は無い。
【0028】通信可能ホスト判断部14は、プログラム
制御されたCPU等で実現され、パケット解析部12の
指示により、経路設定パケットにてエントリされている
ホスト10が自ホスト10と直接通信可能かどうかを判
断する。後述するように、経路設定パケットには経路確
認パケットの送信過程で中継したホスト10がエントリ
されており、通信可能ホスト判断部14は、エントリさ
れたホスト10と自ホスト10とが直接通信可能かどう
かを、経路確認パケットの送信先ホスト10から送信元
ホスト10の方向に順次判定する。そして、最初に直接
通信可能と判断したホスト10と自ホスト10とのコネ
クションを設定する。これにより、経路設定パケットに
てエントリされており、かつコネクションを設定したホ
スト10と自ホスト10との間にあるホスト10が経路
上から排除され、転送経路の短縮が実現される。
【0029】送受信制御部15は、プログラム制御され
たCPUとネットワークの回線に対応したインターフェ
ース等で実現され、パケット生成部11で生成されたパ
ケットを送信したり、受信したパケットをパケット解析
部12に渡したり、またパケット解析部12の指示によ
り受信したパケットを次のホスト10に転送したりす
る。
【0030】次に、図6ないし図8を参照して本実施例
の経路設定処理の動作について説明する。
【0031】図6は経路確認パケットを送信する際の中
継サーバの動作を示すフローチャート、図7は経路確認
応答パケットを返信する際の中継サーバの動作を示すフ
ローチャート、図8は経路設定パケットを送信する際の
中継サーバの動作を示すフローチャートである。
【0032】ここで、図5を参照して本実施例で用いら
れるパケットのフォーマットとプロトコルを示す。
【0033】図示のフォーマットにおいて、「パケット
の長さ」はパケット全体の長さが設定される。「パケッ
ト種別」はパケットの種類に応じて、経路確認パケット
および経路確認応答パケットでは「0」、経路設定パケ
ットおよび経路設定応答パケットでは「1」、データパ
ケットでは「2」が設定される。「要求種別」は経路確
認パケット経路設定パケットおよびデータパケットでは
「0」、経路確認応答パケット経路設定応答パケットデ
ータパケットの肯定応答(+RSP)では「1」、経路
確認応答パケット経路設定応答パケットデータパケット
の否定応答(−RSP)では「2」が設定される。「順
序番号」は、順序制御や重送のチェックに使用され、パ
ケットをクライアントが生成する度にカウントアップす
る。「中継ホスト数」は、パケットが中継サーバを通過
する度にカウントアップされ、中継サーバの設定ミスに
よりパケットがループしてしまった場合などのエラーチ
ェックに使用する。「転送元ホスト名」は、ファイル転
送の転送元となるホスト名を規定されたノード名の形式
で設定する。「転送先ホスト名」は、ファイル転送の転
送先となるホスト名を規定されたノード名の形式で設定
する。「ホスト情報エントリ」は、経路確認パケットが
中継サーバを通過する際に付加される情報で、中継サー
バのネットワークプロトコルIDとネットワークプロト
コル依存のホスト名を設定する。「ホスト情報エントリ
数」には「ホスト情報エントリ」の数を設定する。「ホ
スト情報エントリ数」以降の情報は経路確認パケットの
送信、中継処理で設定された情報を経路確認応答パケッ
ト経路設定パケット経路設定応答パケットで引き継いで
使用する。
【0034】まず、図6を参照して経路確認パケットの
送信処理について説明する。
【0035】ホスト10は、送受信制御部15にて経路
確認パケットを受信すると、パケット解析部12で当該
パケットの種類を判定し必要な処理を開始する。ここで
は、自ホスト10の経路情報と当該経路確認パケットの
宛先とを比較する。
【0036】まず、自ホスト10の経路情報格納部13
に格納(エントリ)されている経路情報を先頭から(す
なわち、自ホスト10に近い下位のノードから)順に取
得する(ステップ601、602)。そして、取得した
経路情報のノード名と当該経路確認パケットの宛先とを
比較する(ステップ603、604)。
【0037】経路情報のノード名と経路確認パケットの
宛先とが一致しない場合、ノード名が記号「*」(上位
ノード)かどうかを判断し、ノード名が記号「*」でな
いならば、次の経路情報を取得して同様の処理を行う
(ステップ608、609、610、602)。ここ
で、不正な宛先アドレスが指定されていた場合は、パケ
ット生成部11により、否定応答(−RSP)を含む経
路確認応答パケット(−RSP)を生成して返信する
(ステップ611)。
【0038】経路情報のノード名と経路確認パケットの
宛先とが一致した場合、またはノード名が記号「*」で
ある場合は、当該ノード名に対応する中継サーバのホス
ト名が記号「.」(当該ノード自身)であるかどうかを
判断する(ステップ605)。ホスト名が記号「.」で
あれば、当該経路確認パケットは自ホスト10を宛先と
するものであることがわかるので、パケット生成部11
により、当該経路確認パケットに自ホスト10に関する
情報(以下、ホスト情報と称す)を付加し(ステップ6
06)、肯定応答(+RSP)を含む経路確認応答パケ
ット(+RSP)を生成して返信する(ステップ60
7)。
【0039】一方、当該ノード名に対応する中継サーバ
のホスト名が記号「.」でない場合、当該経路確認パケ
ットは自ホスト10を中継サーバとして他のホスト10
へ転送されるべきものであることがわかるので、当該経
路確認パケットに自ホスト10のホスト情報を付加し
(ステップ612)、ステップ602で取得した比較中
の経路情報のノード名に対応するホストに当該経路確認
パケットを送信する(ステップ613)。
【0040】以上で経路確認パケットの送信処理を終了
する。このようにして宛先のホスト10まで到達した経
路確認パケットに含まれるホスト情報エントリには、当
該経路確認パケットの送信元のホスト、通過した中継サ
ーバであるホスト、及び当該経路確認パケットの宛先の
ホストの各ホスト情報が、当該経路確認パケットの通過
した順に設定されている。
【0041】次に、図7を参照して経路確認応答パケッ
トの送信処理について説明する。
【0042】ホスト10は、送受信制御部15にて経路
確認応答パケットを受信すると、パケット解析部12で
当該パケットの種類を判定し、必要な処理を開始する。
ここでは、自ホスト10のホスト情報と当該経路確認応
答パケットとを比較する。
【0043】まず、自ホスト10が当該経路確認応答パ
ケットの宛先(すなわち、経路確認パケット及び目的の
ファイルの転送元)かどうかを判断する(ステップ70
1)。自ホスト10が当該経路確認応答パケットの宛先
であれば、経路確認応答パケットの返信が完了したこと
がわかるので、パケット生成部11により経路設定パケ
ットを生成して経路確認パケットの宛先と同一のホスト
を宛先として送信する(ステップ706)。
【0044】自ホスト10が当該経路確認応答パケット
の宛先でない場合、次に自ホスト10が当該経路確認応
答パケットの送信元(すなわち、経路確認パケット及び
目的のファイルの転送先)かどうかを判断する(ステッ
プ702)。自ホスト10が当該経路確認応答パケット
の送信元であれば、ホスト情報エントリを参照して自ホ
スト10の前に設定されているホスト10に当該経路確
認応答パケットを送信する(ステップ707)。
【0045】自ホスト10が当該経路確認応答パケット
の送信元でない場合、ホスト情報エントリを参照し、最
後から2番目のホスト10のホスト情報を取得して自ホ
スト10のホスト情報かどうかを判断する(ステップ7
03、704)。当該ホスト情報が自ホスト10のホス
ト情報でなければ、さらに当該ホスト情報の前に設定さ
れているホスト情報を取得し、自ホスト10のホスト情
報を得るまで判断を繰り返す(ステップ708、70
9、704)。そして、自ホスト10のホスト情報を取
得した場合、当該ホスト情報の前に設定されているホス
ト情報に基づいて当該ホスト10に経路確認応答パケッ
トを送信する(ステップ705)。
【0046】ホスト情報エントリに自ホスト10のホス
ト情報が設定されていなかった場合、経路確認パケット
を送信していないホストに経路確認応答パケットが送ら
れてしまったことがわかるので、エラー発生を通知する
等の適当なエラー処理を行った後にパケット送信処理を
中止する。
【0047】以上で経路確認応答パケットの送信処理を
終了する。これにより、経路確認応答パケットは経路確
認パケットの転送により取得したホスト情報エントリを
保持し、経路確認パケットの転送経路を逆に辿って返送
される。
【0048】次に、図8を参照して経路設定パケットの
送信処理について説明する。
【0049】ホスト10は、送受信制御部15にて経路
設定パケットを受信すると、パケット解析部12で当該
パケットの種類を判定し、必要な処理を開始する。ここ
では、自ホスト10のホスト情報と当該経路設定パケッ
トとを比較する。
【0050】まず、自ホスト10が当該経路確認応答パ
ケットの宛先かどうかを判断する(ステップ801)。
自ホスト10が当該経路設定パケットの宛先であれば、
経路設定パケットの送信が完了したことがわかるので、
パケット生成部11により経路設定応答パケットを生成
し、経路設定パケットの送信元のホストを宛先として、
後述する経路設定パケットの通信課程で得られたコネク
ションを使用して返信する(ステップ706)。
【0051】自ホスト10が当該経路設定パケットの宛
先でない場合、ホスト情報エントリを参照し、最後から
2番目のホスト10のホスト情報を取得して自ホスト1
0のホスト情報かどうかを判断する(ステップ802、
803)。
【0052】当該ホスト情報が自ホスト10のホスト情
報でない場合、通信可能ホスト判断部14を用いて、当
該ホスト情報にて特定されるホスト10と自ホスト10
とが直接通信可能かどうかを判断する(ステップ80
4)。
【0053】通信不可能と判断された場合、さらに当該
ホスト情報の前に設定されているホスト情報を取得し、
直接通信可能なホスト10のホスト情報を得るまで判断
を繰り返す(ステップ807、808、803)。そし
て、自ホスト10から直接通信可能な最初に検出したホ
スト10に対してデータ転送用のコネクションを設定
し、経路設定パケットを転送する(ステップ805)。
これにより、自ホストと直接通信可能であり、かつ宛先
のホスト10に最も近い中継サーバとの間にコネクショ
ンが設定されたこととなり、当該中継サーバと自ホスト
10との間のホスト10は転送経路から排除される。
【0054】ホスト情報エントリに設定されたホスト情
報に不正がある場合は適当なエラーを行う(ステップ8
03、809)。また、自ホスト10から直接通信でき
るホスト10が検出されなかった場合、経路確認パケッ
トの送受信ができたにもかかわらず、経路設定パケット
の処理では、通信可能ホスト判断部14により、通信不
能とされた場合である。経路確認パケットの送受信後に
通信障害が起きた場合などに該当し、適当なエラー処理
の後、ファイル転送中継処理を中断する(ステップ80
4、807、808、809)。
【0055】以上で経路設定パケットの送信処理を終了
する。これにより、宛先のホスト10に到達した経路設
定パケットにはファイルを転送するための転送経路を示
すコネクション列が設定される。このコネクション列は
当該ファイル転送を実行するために必要な最低限の中継
サーバの列であり、これによって示される転送経路の長
さは最短となる。
【0056】次に、図6ないし図8のフローチャートと
図9及び図10を参照し、具体的な転送例を提示して本
実施例の動作をさらに詳細に説明する。
【0057】図9は本実施例が適用されるネットワーク
の構成例である。本ネットワークは、図示のように、本
社、A支社、B支社が公衆回線で接続されている(図2
の組織に相当)。本社は、第1部署、第2部署、第3部
署の3つの部署を備え、各部署にホスト10を配置し、
T11〜T32のホスト名を割り当てている。また、第
1部署のホストT11〜T13と第3部署のホストT3
1、T32とは1種類のLANで接続され、第2部署の
ホストT21〜T24は別のLANで接続されている。
さらに、第2部署のホストT22は第1部署及び第3部
署を接続するLANにも接続されており、公衆回線には
第2部署のホストT24のみが接続される。A支社は、
第1部署、第2部署の2つの部署を備え、各部署にホス
ト10を配置し、H11〜H21のホスト名を割り当て
ている。また、各ホストH11〜H21は1つのLAN
で接続されており、公衆回線には第1部署のホストH1
1のみが接続される。B支社は、第1部署、第2部署の
2つの部署を備え、各部署にホスト10を配置し、K1
1〜K21のホスト名を割り当てている。また、各ホス
トH11〜H21は1つのLANで接続されており、公
衆回線には第1部署のホストH11のみが接続される。
【0058】以上のように構成されたネットワークにお
いて、各ホスト10の関係は図10に示すような木構造
を取る。そして、図示のように、本社:第1部署の中継
サーバとしてT11、本社:第2部署の中継サーバとし
てT22、本社:第3部署の中継サーバとしてT31、
A支社:第1部署の中継サーバとしてH11、A支社:
第2部署の中継サーバとしてH21、B支社:第1部署
の中継サーバとしてK11、B支社:第2部署の中継サ
ーバとしてK21、本社の中継サーバとしてT22、A
支社の中継サーバとしてH11、B支社の中継サーバと
してK11、本社、支社間の中継を行う中継サーバとし
てT24をそれぞれ設定している。
【0059】以上の前提で、本社:第3部署:T32か
ら、B支社:第2部署:K21にファイル転送を行うケ
ースを考える。まず図6の手順に従って経路確認パケッ
トが送信される。
【0060】ホストT32では、経路情報として、相手
先ノード名「本社:第3部署:T32」、中継サーバの
ホスト名「.」の組と、相手先ノード名「*」、中継サ
ーバのホスト名「T31」の組とを持つ(以下、これら
の経路情報を、経路情報「“本社:第3部署:T32”
“.”」、経路情報「“*”“T31”」のように記載
する)。そこでN=0とし(ステップ601)、経路情
報「“本社:第3部署:T32”“.”」を取得する
(ステップ602)。
【0061】次に、L=ノード名“本社:第3部署:T
32”の長さとし(ステップ603)、ノード名“本
社:第3部署:T32”と経路確認パケットの宛先“B
支社:第2部署:K21”とをL文字分比較する(ステ
ップ604)。両データは一致しないので、次にノード
名“本社:第3部署:T32”と“*”を比較する(ス
テップ608)。これも一致しないので、N=0+1と
し(ステップ609)、N=1と経路情報のエントリ数
=2を比較する(ステップ610)。ここで、経路情報
のエントリ数の方がNの値よりも大きいのでステップ6
02に戻り、経路情報「“*”“T31”」を取得する
(ステップ602)。
【0062】次に、L=ノード名“*”の長さとし(ス
テップ603)、ノード名“*”と経路確認パケットの
宛先“B支社:第2部署:K21”とをL文字分比較す
る(ステップ604)。両データは一致しないので、次
にノード名“*”と“*”を比較する(ステップ60
8)。これは一致するので、次に中継サーバのホスト名
“T32”と“.”とを比較する(ステップ605)。
これは一致しないので、経路確認パケットにT32のホ
スト情報を付加し(ステップ612)、ホストT31に
経路確認パケットを送信する(ステップ613)。
【0063】ホストT31では、経路情報として、
「“本社:第3部署:T31”“.”」、「“本社:第
3部署:T32”“T32”」、「“*”“T22”」
を持つ。そこで、N=0とし(ステップ601)、経路
情報「“本社:第3部署:T31”“.”」を収得する
(ステップ602)。
【0064】次に、L=ノード名“本社:第3部署:T
31”の長さとし(ステップ603)、ノード名“本
社:第3部署:T31”と経路確認パケットの宛先“B
支社:第2部署:K21”とをL文字分比較する(ステ
ップ604)。両データは一致しないので、次にノード
名“本社:第3部署:T31”と“*”を比較する(ス
テップ608)。これも一致しないので、N=0+1と
し(ステップ609)、N=1と経路情報のエントリ数
=3を比較する(ステップ610)。ここで、経路情報
のエントリ数がNの値よりも大きいのでステップ602
に戻り、経路情報「“本社:第3部署:T32”“T3
2”」を取得する(ステップ602)。
【0065】次に、L=ノード名“本社:第3部署:T
32”の長さとし(ステップ603)、ノード名“本
社:第3部署:T32”と経路確認パケットの宛先“B
支社:第2部署:K21”とをL文字分比較する(ステ
ップ604)。両データは一致しないので、次にノード
名“本社:第3部署:T32”と“*”を比較する(ス
テップ608)。これも一致しないので、N=1+1と
し(ステップ609)、N=2と経路情報のエントリ数
=3を比較する(ステップ610)。ここで、経路情報
のエントリ数がNの値よりも大きいのでステップ602
に戻り、経路情報「“*”“T22”」を取得する(ス
テップ602)。
【0066】次に、L=ノード名“*”の長さとし(ス
テップ603)、ノード名“*”と経路確認パケットの
宛先“B支社:第2部署:K21”とをL文字分比較す
る(ステップ604)。両データは一致しないので、次
にノード名“*”と“*”を比較する(ステップ60
8)。これは一致するので、次に中継サーバのホスト名
“T22”と“.”とを比較する(ステップ605)。
これは一致しないので、経路確認パケットにT31のホ
スト情報を付加し(ステップ612)、ホストT22に
経路確認パケットを送信する(ステップ613)。
【0067】ホストT22では、経路情報として、
「“本社:第2部署:T22”“.”」、「“本社:第
2部署:T21”“T21”」、「“本社:第2部署:
T23”“T23”」、「“本社:第2部署:T24”
“T24”」、「“本社:第1部署”“T11”」、
「“本社:第3部署”“T31”」、「“*”“T2
4”」を持つ。そこで、N=0とし(ステップ60
1)、経路情報「“本社:第2部署:T22”“.”」
を収得する(ステップ602)。
【0068】次に、L=ノード名“本社:第2部署:T
22”の長さとし(ステップ603)、ノード名“本
社:第2部署:T22”と経路確認パケットの宛先“B
支社:第2部署:K21”とをL文字分比較する(ステ
ップ604)。両データは一致しないので、次にノード
名“本社:第2部署:T22”と“*”を比較する(ス
テップ608)。これも一致しないので、N=0+1と
し(ステップ609)、N=1と経路情報のエントリ数
=7を比較する(ステップ610)。ここで、経路情報
のエントリ数がNの値よりも大きいのでステップ602
に戻り、経路情報「“本社:第2部署:T21”“T2
1”」を取得する(ステップ602)。
【0069】次に、L=ノード名“本社:第2部署:T
21”の長さとし(ステップ603)、ノード名“本
社:第2部署:T21”と経路確認パケットの宛先“B
支社:第2部署:K21”とをL文字分比較する(ステ
ップ604)。両データは一致しないので、次にノード
名“本社:第2部署:T21”と“*”を比較する(ス
テップ608)。これも一致しないので、N=1+1と
し(ステップ609)、N=2と経路情報のエントリ数
=7を比較する(ステップ610)。ここで、経路情報
のエントリ数がNの値よりも大きいのでステップ602
に戻り、経路情報「“本社:第2部署:T23”“T2
3”」を取得する(ステップ602)。
【0070】次に、L=ノード名“本社:第2部署:T
23”の長さとし(ステップ603)、ノード名“本
社:第2部署:T23”と経路確認パケットの宛先“B
支社:第2部署:K21”とをL文字分比較する(ステ
ップ604)。両データは一致しないので、次にノード
名“本社:第2部署:T23”と“*”を比較する(ス
テップ608)。これも一致しないので、N=2+1と
し(ステップ609)、N=3と経路情報のエントリ数
=7を比較する(ステップ610)。ここで、経路情報
のエントリ数がNの値よりも大きいのでステップ602
に戻り、経路情報「“本社:第2部署:T24”“T2
4”」を取得する(ステップ602)。
【0071】次に、L=ノード名“本社:第2部署:T
24”の長さとし(ステップ603)、ノード名“本
社:第2部署:T24”と経路確認パケットの宛先“B
支社:第2部署:K21”とをL文字分比較する(ステ
ップ604)。両データは一致しないので、次にノード
名“本社:第2部署:T24”と“*”を比較する(ス
テップ608)。これも一致しないので、N=3+1と
し(ステップ609)、N=4と経路情報のエントリ数
=7を比較する(ステップ610)。ここで、経路情報
のエントリ数がNの値よりも大きいのでステップ602
に戻り、経路情報「“本社:第1部署”“T11”」を
取得する(ステップ602)。
【0072】次に、L=ノード名“本社:第1部署”の
長さとし(ステップ603)、ノード名“本社:第1部
署”と経路確認パケットの宛先“B支社:第2部署:K
21”とをL文字分比較する(ステップ604)。両デ
ータは一致しないので、次にノード名“本社:第1部
署”と“*”を比較する(ステップ608)。これも一
致しないので、N=4+1とし(ステップ609)、N
=5と経路情報のエントリ数=7を比較する(ステップ
610)。ここで、経路情報のエントリ数がNの値より
も大きいのでステップ602に戻り、経路情報「“本
社:第3部署”“T31”」を取得する(ステップ60
2)。
【0073】次に、L=ノード名“本社:第3部署”の
長さとし(ステップ603)、ノード名“本社:第2部
署”と経路確認パケットの宛先“B支社:第2部署:K
21”とをL文字分比較する(ステップ604)。両デ
ータは一致しないので、次にノード名“本社:第3部
署”と“*”を比較する(ステップ608)。これも一
致しないので、N=5+1とし(ステップ609)、N
=6と経路情報のエントリ数=7を比較する(ステップ
610)。ここで、経路情報のエントリ数がNの値より
も大きいのでステップ602に戻り、経路情報「“*”
“T24”」を取得する(ステップ602)。
【0074】次に、L=ノード名“*”の長さとし(ス
テップ603)、ノード名“*”と経路確認パケットの
宛先“B支社:第2部署:K21”とをL文字分比較す
る(ステップ604)。両データは一致しないので、次
にノード名“*”と“*”を比較する(ステップ60
8)。これは一致するので、次に中継サーバのホスト名
“T24”と“.”とを比較する(ステップ605)。
これは一致しないので、経路確認パケットにT22のホ
スト情報を付加し(ステップ612)、ホストT24に
経路確認パケットを送信する(ステップ613)。
【0075】ホストT24では、経路情報として、
「“本社:第2部署:T24”“.”」、「“本社”
“T22”」、「“A支社”“H11”」、「“B支
社”“K11”」を持つ。そこで、N=0とし(ステッ
プ601)、経路情報「“本社:第2部署:T2
4”“.”」を取得する(ステップ602)。
【0076】次に、L=ノード名“本社:第2部署:T
24”の長さとし(ステップ603)、ノード名“本
社:第2部署:T24”と経路確認パケットの宛先“B
支社:第2部署:K21”とをL文字分比較する(ステ
ップ604)。両データは一致しないので、次にノード
名“本社:第2部署:T24”と“*”を比較する(ス
テップ608)。これも一致しないので、N=0+1と
し(ステップ609)、N=1と経路情報のエントリ数
=4を比較する(ステップ610)。ここで、経路情報
のエントリ数がNの値よりも大きいのでステップ602
に戻り、経路情報「“本社”“T22”」を取得する
(ステップ602)。
【0077】次に、L=ノード名“本社”の長さとし
(ステップ603)、ノード名“本社”と経路確認パケ
ットの宛先“B支社:第2部署:K21”とをL文字分
比較する(ステップ604)。両データは一致しないの
で、次にノード名“本社”と“*”を比較する(ステッ
プ608)。これも一致しないので、N=1+1とし
(ステップ609)、N=2と経路情報のエントリ数=
4を比較する(ステップ610)。ここで、経路情報の
エントリ数の方がNの値よりも大きいのでステップ60
2に戻り、経路情報「“A支社”“H11”」を取得す
る(ステップ602)。
【0078】次に、L=ノード名“A支社”の長さとし
(ステップ603)、ノード名“A支社”と経路確認パ
ケットの宛先“B支社:第2部署:K21”とをL文字
分比較する(ステップ604)。両データは一致しない
ので、次にノード名“A支社”と“*”を比較する(ス
テップ608)。これも一致しないので、N=2+1と
し(ステップ609)、N=3と経路情報のエントリ数
=4を比較する(ステップ610)。ここで、経路情報
のエントリ数の方がNの値よりも大きいのでステップ6
02に戻り、経路情報「“B支社”“K11”」を取得
する(ステップ602)。
【0079】次に、L=ノード名“B支社”の長さとし
(ステップ603)、ノード名“B支社”と経路確認パ
ケットの宛先“B支社:第2部署:K21”とをL文字
分比較する(ステップ604)。両データが一致するの
で、次に中継サーバのホスト名“K11”と“.”とを
比較する(ステップ605)。これは一致しないので、
経路確認パケットにT24のホスト情報を付加し(ステ
ップ612)、ホストK11に経路確認パケットを送信
する(ステップ613)。
【0080】なお、不正な転送先アドレスが指定されて
いた場合、ホストT24には上位ノードが存在しないの
で、経路確認応答パケット(−RSP)の送信処理が実
行される(ステップ611)。
【0081】ホストK11では、経路情報として、
「“B支社:第1部署:K11”“.”」、「“B支
社:第1部署:K12”“K12”」、「“B支社:第
1部署:K13”“K13”」、「“B支社:第2部
署”“K21”」、「“*”“T24”」を持つ。そこ
で、N=0とし(ステップ601)、経路情報「“B支
社:第1部署:K11”“.”」を取得する(ステップ
602)。
【0082】次に、L=ノード名“B支社:第1部署:
K11”の長さとし(ステップ603)、ノード名“B
支社:第1部署:K11”と経路確認パケットの宛先
“B支社:第2部署:K21”とをL文字分比較する
(ステップ604)。両データは一致しないので、次に
ノード名“B支社:第1部署:K11”と“*”を比較
する(ステップ608)。これも一致しないので、N=
0+1とし(ステップ609)、N=1と経路情報のエ
ントリ数=5を比較する(ステップ610)。ここで、
経路情報のエントリ数の方がNの値よりも大きいのでス
テップ602に戻り、経路情報「“第2支社:第1部
署:K12”“K12”」を取得する(ステップ60
2)。
【0083】次に、L=ノード名“B支社:第1部署:
K12”の長さとし(ステップ603)、ノード名“B
支社:第1部署:K12”と経路確認パケットの宛先
“B支社:第2部署:K21”とをL文字分比較する
(ステップ604)。両データは一致しないので、次に
ノード名“B支社:第1部署:K12”と“*”を比較
する(ステップ608)。これも一致しないので、N=
1+1とし(ステップ609)、N=2と経路情報のエ
ントリ数=5を比較する(ステップ610)。ここで、
経路情報のエントリ数の方がNの値よりも大きいのでス
テップ602に戻り、経路情報「“第2支社:第1部
署:K13”“K13”」を取得する(ステップ60
2)。
【0084】次に、L=ノード名“B支社:第1部署:
K13”の長さとし(ステップ603)、ノード名“B
支社:第1部署:K13”と経路確認パケットの宛先
“B支社:第2部署:K21”とをL文字分比較する
(ステップ604)。両データは一致しないので、次に
ノード名“B支社:第1部署:K13”と“*”を比較
する(ステップ608)。これも一致しないので、N=
2+1とし(ステップ609)、N=3と経路情報のエ
ントリ数=5を比較する(ステップ610)。ここで、
経路情報のエントリ数の方がNの値よりも大きいのでス
テップ602に戻り、経路情報「“第2支社:第2部
署”“K21”」を取得する(ステップ602)。
【0085】次に、L=ノード名“B支社:第2部署”
の長さとし(ステップ603)、ノード名“B支社:第
2部署”と経路確認パケットの宛先“B支社:第2部
署:K21”とをL文字分比較する(ステップ60
4)。両データが一致するので、次に中継サーバのホス
ト名“K21”と“.”とを比較する(ステップ60
5)。これは一致しないので、経路確認パケットにK1
1のホスト情報を付加し(ステップ612)、ホストK
21に当該経路確認パケットを送信する(ステップ61
3)。
【0086】ホストK21では、経路情報として、
「“B支社:第2部署:K21”“.”」、及び
「“*”“K11”」を持つ。そこで、N=0とし(ス
テップ601)、経路情報「“B支社:第2部署:K2
1”“.”」を取得する(ステップ602)。
【0087】次に、L=ノード名“B支社:第2部署:
K21”の長さとし(ステップ603)、ノード名“B
支社:第2部署:K21”と経路確認パケットの宛先
“B支社:第2部署:K21”とをL文字分比較する
(ステップ604)。両データが全て一致するので、次
に中継サーバのホスト名“.”と“.”とを比較する
(ステップ605)。これも一致するので、経路確認パ
ケットにK21のホスト情報を付加し(ステップ60
6)、経路確認応答パケット(+RSP)の送信処理に
移行する(ステップ607)。
【0088】以上の過程で経路確認パケットが通過した
中継サーバは、ホストT32、ホストT31、ホストT
22、ホストT24、ホストK11、ホストK21であ
る。したがって、ホストK21で受け取った経路確認パ
ケットにはホスト情報エントリが6つ含まれ、エントリ
[0]にT32、エントリ[1]にT31、エントリ
[2]にT22、エントリ[3]にT24、エントリ
[4]にK11、エントリ[5]にK21のホスト情報
がそれぞれ設定される。
【0089】次に、図7の手順に従って、B支社、第2
部署、K21から本社、第3部署、T32へ経路確認応
答パケットが返信される。
【0090】ホストK21は、まず経路確認応答パケッ
トの転送元ホスト(当該パケットの宛先)の領域をチェ
ックし自ホストでないことを確認する(ステップ70
1)。次に、転送先ホスト(当該パケットの送信元)の
領域をチェックし自ホストであることを確認する(ステ
ップ702)。そこで、ホスト情報エントリ[4]のホ
ストK11に経路確認応答パケットを送信する(ステッ
プ707)。
【0091】ホストK11は、経路確認応答パケットを
受信すると、まず経路確認応答パケットの転送元ホスト
の領域をチェックし自ホストでないことを確認する(ス
テップ701)。次に、転送先ホストの領域をチェック
し自ホストでないことを確認する(ステップ702)。
そこで、N=4(=ホスト情報エントリ数6−2)とし
(ステップ703)、ホスト情報エントリ[4]が自ホ
ストの情報であることを確認する(ステップ704)。
そして、ホスト情報エントリ[3(=4−1)]のホス
トT24に経路確認応答パケット送信する(ステップ7
05)。
【0092】ホストT24は、経路確認応答パケットを
受信すると、まず経路確認応答パケットの転送元ホスト
の領域をチェックし自ホストでないことを確認する(ス
テップ701)。次に、転送先ホストの領域をチェック
し自ホストでないことを確認する(ステップ702)。
また、N=4(=ホスト情報エントリ数6−2)とし
(ステップ703)、ホスト情報エントリ[4]が自ホ
ストの情報でないことを確認する(ステップ704)。
そこで、N=3(=4−1)とし(ステップ708)、
N>0であるから、再度ホスト情報エントリ[3]につ
いて自ホストかどうか判断する(ステップ709、70
4)。
【0093】ここで、ホスト情報エントリ[3]が自ホ
ストの情報であることを確認し、ホスト情報エントリ
[2(=3−1)]のホストT22に経路確認応答パケ
ット送信する(ステップ705)。
【0094】ホストT22は、経路確認応答パケットを
受信すると、まず経路確認応答パケットの転送元ホスト
の領域をチェックし自ホストでないことを確認する(ス
テップ701)。次に、転送先ホストの領域をチェック
し自ホストでないことを確認する(ステップ702)。
また、N=4(=ホスト情報エントリ数6−2)とし
(ステップ703)、ホスト情報エントリ[4]が自ホ
ストの情報でないことを確認する(ステップ704)。
そこで、N=3(=4−1)とし(ステップ708)、
N>0であるから、再度ホスト情報エントリ[3]につ
いて自ホストかどうか判断する(ステップ709、70
4)。
【0095】ここでは、ホスト情報エントリ[3]が自
ホストの情報でないことを確認する(ステップ70
4)。そこで、N=2(=3−1)とし(ステップ70
8)、N>0であるから、再度ホスト情報エントリ
[2]について自ホストかどうか判断する(ステップ7
09、704)。
【0096】ここで、ホスト情報エントリ[2]が自ホ
ストの情報であることを確認し、ホスト情報エントリ
[1(=2−1)]のホストT31に経路確認応答パケ
ット送信する(ステップ705)。
【0097】ホストT31は、経路確認応答パケットを
受信すると、まず経路確認応答パケットの転送元ホスト
の領域をチェックし自ホストでないことを確認する(ス
テップ701)。次に、転送先ホストの領域をチェック
し自ホストでないことを確認する(ステップ702)。
また、N=4(=ホスト情報エントリ数6−2)とし
(ステップ703)、ホスト情報エントリ[4]が自ホ
ストの情報でないことを確認する(ステップ704)。
そこで、N=3(=4−1)とし(ステップ708)、
N>0であるから、再度ホスト情報エントリ[3]につ
いて自ホストかどうか判断する(ステップ709、70
4)。
【0098】ここでは、ホスト情報エントリ[3]が自
ホストの情報でないことを確認する(ステップ70
4)。そこで、N=2(=3−1)とし(ステップ70
8)、N>0であるから、再度ホスト情報エントリ
[2]について自ホストかどうか判断する(ステップ7
09、704)。ここでは、ホスト情報エントリ[2]
が自ホストの情報でないことを確認する(ステップ70
4)。そこで、N=1(=2−1)とし(ステップ70
8)、N>0であるから、再度ホスト情報エントリ
[1]について自ホストかどうか判断する(ステップ7
09、704)。
【0099】ここで、ホスト情報エントリ[1]が自ホ
ストの情報であることを確認し、ホスト情報エントリ
[0(=1−1)]のホストT32に経路確認応答パケ
ット送信する(ステップ705)。
【0100】ホストT32は、経路確認応答パケットを
受信すると、まず経路確認応答パケットの転送元ホスト
の領域をチェックし自ホストであることを確認する(ス
テップ701)。そこで、経路設定パケットの送信処理
に移行する(ステップ706)。
【0101】次に、図8の手順に従って、本社、第3部
署、T32からB支社、第2部署、K21へ経路設定パ
ケットが送信される。
【0102】ホストT32は、まず経路設定パケットの
転送先ホストの領域が自ホストであるか調べる(ステッ
プ801)。転送先ホストは自ホストではないので、N
=5(=ホスト情報エントリ数6−1)とし(ステップ
802)、ホスト情報エントリ[5]のホストK21が
自ホストの情報かどうか調べ(ステップ803)、ホス
ト情報エントリ[5]のホストK21は自ホストT32
ではないことを確認する。
【0103】次に、ホスト情報エントリ[5]のホスト
K21が自ホストT32と通信可能かどうか調べ(ステ
ップ804)、通信不可能であると判断する。そこで、
N=4(=5−1)とし(ステップ807)、N≧0で
あるから、ホスト情報エントリ[4]について自ホスト
の情報かどうか調べ(ステップ808、803)、ホス
ト情報エントリ[4]のホストK11は自ホストT32
ではないことを確認する。
【0104】次に、ホスト情報エントリ[4]のホスト
K11が自ホストT32と通信可能かどうか調べ(ステ
ップ804)、通信不可能であると判断する。そこで、
N=3(=4−1)とし(ステップ807)、N≧0で
あるから、ホスト情報エントリ[3]について自ホスト
の情報かどうか調べ(ステップ808、803)、ホス
ト情報エントリ[3]のホストT24は自ホストT32
ではないことを確認する。
【0105】次に、ホスト情報エントリ[3]のホスト
T24が自ホストT32と通信可能かどうか調べ(ステ
ップ804)、通信可能であると判断する。そこで、ホ
ストT24と自ホストT32とのデータ転送用のコネク
ションを設定し、ホストT24に経路設定パケットを送
信する(ステップ805)。
【0106】ホストT24は、まず経路設定パケットの
転送先ホストの領域が自ホストであるか調べる(ステッ
プ801)。転送先ホストは自ホストではないので、N
=5(=ホスト情報エントリ数6−1)とし(ステップ
802)、ホスト情報エントリ[5]のホストK21が
自ホストの情報かどうか調べ(ステップ803)、ホス
ト情報エントリ[5]のホストK21は自ホストT24
ではないことを確認する。
【0107】次に、ホスト情報エントリ[5]のホスト
K21が自ホストT24と通信可能かどうか調べ(ステ
ップ804)、通信不可能であると判断する。そこで、
N=4(=5−1)とし(ステップ807)、N≧0で
あるから、ホスト情報エントリ[4]について自ホスト
の情報かどうか調べ(ステップ808、803)、ホス
ト情報エントリ[4]のホストK11は自ホストT24
ではないことを確認する。
【0108】次に、ホスト情報エントリ[4]のホスト
K11が自ホストT24と通信可能かどうか調べ(ステ
ップ804)、通信可能であると判断する。そこで、ホ
ストK11と自ホストT24とのデータ転送用のコネク
ションを設定し、ホストK11に経路設定パケットを送
信する(ステップ805)。
【0109】ホストK11は、まず経路設定パケットの
転送先ホストの領域が自ホストであるか調べる(ステッ
プ801)。転送先ホストは自ホストではないので、N
=5(=ホスト情報エントリ数6−1)とし(ステップ
802)、ホスト情報エントリ[5]のホストK21が
自ホストの情報かどうか調べ(ステップ803)、ホス
ト情報エントリ[5]のホストK21は自ホストK11
ではないことを確認する。
【0110】次に、ホスト情報エントリ[5]のホスト
K21が自ホストK11と通信可能かどうか調べ(ステ
ップ804)、通信可能であると判断する。そこで、ホ
ストK21と自ホストK11とのデータ転送用のコネク
ションを設定し、ホストK21に経路設定パケットを送
信する(ステップ805)。
【0111】ホストK21は、経路設定パケットの転送
先ホストの領域が自ホストであるか調べる(ステップ8
01)。ここで、自ホストK21が経路設定パケットの
転送先であるので、ここまでの過程で設定されたコネク
ションを使用して、転送元である本社、第3部署、T3
2に経路設定応答パケットを転送する(ステップ80
6)。
【0112】以上のようにして得られた中継サーバのデ
ータコネクションは、ホストT32−ホストT24−ホ
ストK11−ホストK21に設定される。この経路は4
個のホストを経由しており、経路確認パケットの転送の
際に通過した経路よりもホスト2個分短くなっている。
そして、本社、第3部署、T32は、このコネクション
にしたがってファイルの転送を行う。
【0113】他の転送例として、本社:第3部署:T3
1から、本社:第1部署:T13にファイル転送を行う
ケースを考える。このケースでは、経路情報のみによっ
て決定する経路確認パケットが通過する経路は、ホスト
T31−T22−TII−T13を経由する。これに対
し、実際のデータ転送を行う経路は、経路設定パケット
により中継経路が短縮され、ホストT31−ホストT1
3を経由することとなり、この経路に沿ってファイル転
送が行われる。
【0114】以上好ましい実施例をあげて本発明を説明
したが、本発明は必ずしも上記実施例に限定されるもの
ではない。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の中継型フ
ァイル転送システムは、転送しようとするファイルの転
送に先立って、転送先との間で転送経路設定用のパケッ
トをやりとりし、転送経路を設定すると共に、転送経路
を設定する際に経由する中継サーバの数をできるだけ減
らし、転送経路を短縮する。したがって、転送先ホスト
が直接通信可能なネットワーク上にあるかどうかに関わ
らず、任意のホスト間において、高速で低コストなファ
イル転送が可能になるという効果がある。
【0116】また、ネットワーク上に適切に中継サーバ
を設定することにより、論理的に多重に切り離されたネ
ットワークでも外部のホストとのファイル転送が可能と
なるため、ネットワークの構造に関わらず任意のホスト
間でのファイル転送を行うことができる。
【0117】さらに、ネットワークの構造に関わらず任
意のホスト間でのファイル転送を行うことができるた
め、ネットワークを論理的に切り離してセキュリティを
高め、firewall等の実現を容易にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施例による中継型ファイル転送
システムを実現するホストの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 図1のホストをネットワーク上に配置した例
をしめす概略図である。
【図3】 図2のネットワークの構造を示す木構造図で
ある。
【図4】 本実施例のホストに格納される経路情報の例
を示す図である。
【図5】 本実施例に用いられるパケットのフォーマッ
トの例を示す図である。
【図6】 本実施例における経路確認パケットの送信手
順を示すフローチャートである。
【図7】 本実施例における経路確認応答パケットの送
信手順を示すフローチャートである。
【図8】 本実施例における経路設定パケットの送信手
順を示すフローチャートである。
【図9】 本実施例の具体的な適用例を示すネットワー
クの例を示す概略図である。
【図10】 図9のネットワークの構造を示す木構造図
である。
【符号の説明】
10 ホスト 11 パケット生成部 12 パケット解析部 13 経路情報格納部 14 通信可能ホスト判断部 15 送受信制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク上に配置された相互にファ
    イルの送受信が可能な複数のホストを備え、 前記ホストが、 ファイルの転送に先立って転送先のホストとの間で転送
    経路を設定するためのパケットのやりとりを行う転送経
    路設定用パケット送受信手段と、 自ホストが前記パケットの転送経路に位置し前記パケッ
    トの転送を中継する中継サーバとなる場合に、前記パケ
    ットを通信可能な他のホストのうち前記パケットの最終
    的な転送先であるホストに最も近い位置のホストを選択
    してコネクションを設定するコネクション設定手段とを
    備えることを特徴とする中継型ファイル転送システム。
  2. 【請求項2】 前記転送経路設定用パケット送受信手段
    は、パケットを生成するパケット生成手段と、受信した
    パケットを解析して必要な処理を実行するパケット解析
    手段とを備え、 前記パケット生成手段は、 自ホストがファイルの転送元となる場合には、転送可能
    な経路の確認用の経路確認パケットを生成すると共に、
    応答パケットの受信を待って実際に転送を行うための転
    送経路の設定用の経路設定パケットを生成し、 自ホストを宛先とする前記経路確認パケットを受信した
    場合に経路確認応答パケットを生成し、 自ホストを宛先とする経路設定パケットを受信した場合
    に経路設定応答パケットを生成し、 前記パケット解析部は、 受信したパケットを解析した結果、経路確認パケットで
    あると判断した場合、該パケットが自ホストを宛先とす
    るものであれば、前記パケット生成手段に経路確認応答
    パケットを生成するように指示し、該パケットが自ホス
    トを宛先としないものであれば、自ホストのホスト情報
    を該パケットに付加して宛先のホストに転送し、 受信したパケットを解析した結果、経路確認応答パケッ
    トであると判断した場合、該パケットが自ホストを宛先
    とするものであれば、前記パケット生成手段に経路設定
    パケットを生成するように指示し、該パケットが自ホス
    トを宛先としないものであれば、該パケットを宛先のホ
    ストに転送し、 受信したパケットを解析した結果、経路設定パケットで
    あると判断した場合、該パケットが自ホストを宛先とす
    るものであれば、前記パケット生成手段に経路設定応答
    パケットを生成するように指示し、該パケットが自ホス
    トを宛先としないものであれば、通信可能なホストのう
    ち該パケットの宛先に最も近い位置のホストを選択しデ
    ータ転送用のコネクションを設定して転送することを特
    徴とする請求項1に記載の中継型ファイル転送システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記パケット送受信手段は、 前記ネットワーク上において自ホストから通信可能な相
    手先ノードと該相手先ノードに位置するホストとを対応
    付けた経路情報を保持し、 前記パケットを受信した場合に、該受信したパケットの
    宛先と自ホストの経路情報とを比較して該パケットを送
    信すべき次の中継サーバとなるホストを決定することを
    特徴とする請求項1に記載の中継型ファイル転送システ
    ム。
JP15346196A 1996-05-24 1996-05-24 中継型ファイル転送システム Pending JPH09321802A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10126440A (ja) * 1996-10-18 1998-05-15 Hitachi Ltd ネットワーク通信方法および装置
JP2006196008A (ja) * 2006-01-25 2006-07-27 Toshiba Corp 管理装置、管理装置のキャッシュ制御方法及び記録媒体並びに情報転送システムのキャッシュ制御方法

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JP4519779B2 (ja) * 2006-01-25 2010-08-04 株式会社東芝 管理装置、管理装置のキャッシュ制御方法及び記録媒体並びに情報転送システムのキャッシュ制御方法

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