JP4409776B2 - Atmノードの内部制御経路の確立 - Google Patents

Atmノードの内部制御経路の確立 Download PDF

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Description

【0001】
1.発明の分野
本発明は非同期転送モード(ATM)に関し、特に、ATMノードの内部制御経路の確立に関するものである。
2.関連する技術および他の考慮すべき事項
マルチメディアアプリケーション、ビデオオンデマンド、ビデオ電話、電話会議のような高帯域サービスに対する関心の高まりは、ブロードバンドサービス統合デジタル網(B−ISDN)の発展の動機を与えている。B−ISDNは、非同期転送モード(ATM)として知られる技術に基づいており、様々な電気通信拡張機能を提案している。
【0002】
ATMは、非同期時分割多重技術を使用するパケットに基づいた転送モードである。パケットはセルと呼ばれ、通常、固定サイズである。通常のATMセルは53オクテットからなり、その5オクテットがヘッダを構成し48オクテットが「ペイロード」あるいはセルの情報部分を構成する。ATMセルのヘッダは、セルが移動するATMネットワークにおける接続を識別するために使用される2つの量、具体的にはVPI(仮想経路識別子)およびVCI(仮想チャネル識別子)を含んでいる。一般的には、仮想経路はネットワークの2つのスイッチングノードで定義された主要経路であり、仮想チャネルは主要経路それぞれに関する特定接続の1つである。
【0003】
ATMネットワークの終端点では、ATMネットワークは端末装置、例えば、ATMネットワークユーザと接続されている。ATMネットワークの終端点の間には、通常、物理伝送経路やリンクに共に接続されたポートを有する複数のスイッチングノードが存在している。つまり、発信端末装置から宛先端末装置への送信においては、メッセージを形成するATMセルはいくつかのスイッチングノードを経由して移動する。
【0004】
スイッチングノードは複数のポートを有し、各ポートはリンク回路及び他のノードへのリンクを介して接続することができる。リンク回路は、リンク上で使用される特定プロトコルに従ってセルのパッケージ化を実行する。スイッチングノードに着信するセルは、第1ポートでそのスイッチングノードに入力し、別のノードに接続されるリンク上のリンク回路を介して第2ポートから出力する。各リンクは複数の接続に対してセルを搬送でき、この接続は、例えば、発信加入者あるいはパーティ及び発呼された加入者あるいはパーティ間の送信である。
【0005】
各スイッチングノードは通常いくつかの機能部分を有しており、その主要なものはスイッチコアである。スイッチコアは基本的にスイッチのポート間のクロス接続のように機能する。スイッチコアの内部経路は、メッセージがスイッチの入口側からスイッチの出口側へ最終的に移動し、かつ発信端末装置から宛先端末装置へ移動することを可能にするためにスイッチの特定ポートが一緒に接続されるように、選択的に制御される。
【0006】
ATMスイッチングノードの調整及び制御は、ノードのプロセッサ間で確立される内部制御経路を介して制御セルを送信することによって達成される。本発明の目的は、ATMノードに対して内部制御経路を簡単に確立する方法を提供することである。
本発明の要約
ATMノード内に内部制御経路を形成するために、「半経路」がまず確立され、続いて、完全経路を形成するために接続される。複数のノードエンティティあるいはスイッチコアに接続されるデバイスボードを有するATMノードでは、各ノードエンティティに対して、ノードメインプロセッサによって実行されるメイン制御経路プログラムはまずノードメインプロセッサとスイッチとを結ぶ受信半経路及び送信半経路の両方を形成する。別々にかつ独立して、即ち、ノードメインプロセッサとの通信前に、各ノードエンティティでのエンティティプロセッサによって実行されるエンティティ制御経路プログラムは自身とスイッチコア間に受信半経路を確立する。各ノードエンティティに対して、エンティティ制御プログラムは受信半経路として同一のVPI/VCI(例えば、所定VPI/VCI)を確立する。次に、エンティティプロセッサは、自身に独立して確立された受信半経路上で、ハンドシェーク要求を受信する。ハンドシェーク要求は、ノードエンティティがノードメインプロセッサへセルを送信するためにどの半経路(例えば、どのVPI/VCI)を送信半経路として使用できるかを示す情報を含んでいる。そして、ノードエンティティは、その送信半経路を介して応答メッセージでハンドシェーク要求に応答する。
【0007】
同一のエンティティ制御経路プログラムは、各ノードエンティティにロードされることが好ましい。エンティティ制御経路プログラムは、各ノードエンティティで受信半経路を開放するために同一のVPI/VCIを使用する。つまり、受信半径路は、ノードメインプロセッサで実行されるメイン制御経路プログラムと以前のプログラムとの相互作用を必要としないでセットアップできる。
【0008】
ATMノードが単一のスイッチコアを有する単一段ノードである実施形態では、ノードメインプロセッサから生じる半経路はコアオープン半経路として知られ、これは、このコアオープン半経路が、ノードメインプロセッサで終端されている端とノードのスイッチコアで開放されている端とを有しているからである。単一段ノードの実施形態では、ハンドシェーク要求は、ノードエンティティの1つにノードメインプロセッサのアドレスを含んでいる。
【0009】
別の実施形態では、ATMノードは複数のスイッチコアを有する多段あるいはカスケードノードノードであり、ノードの各段は拡張端末として動作するノードエンティティを有している。物理リンクは、2段の拡張端末を接続する。2段の拡張端末は、VPI/VCI変換テーブルとトラフィック装置を含んでいる。多段ノードの実施形態では、ノードメインプロセッサから生じる半経路はインタフェースオープン放半経路として知られる、これは、インタフェースオープン半経路が、2段のノードを接続する物理リンクへ開放される第2の端を有しているからである。多段ノードの実施形態では、ハンドシェーク要求は、ノードメインプロセッサへセルを送信するために使用される第2段スイッチのトラフィック装置のアドレスを含んでいる。
図面の詳細説明
本発明の上記および他の目的、特徴、および効果は、添付の図面に表わされた好適な実施形態の詳細な説明から明らかになるであろう。様々な図面で同じ参照符号で示されるものは同じ部分を示している。これらの図面は本発明の原理を示すためのものであり、縮尺や強調は必ずしも必要ではない。
【0010】
以下の記載においては、本発明のより良い理解が得られるように、限定のためではなく説明のために、特定の構成、インタフェース、技術等の仕様の詳細を説明する。しかしながら、これら特定の詳細事項とは異なる他の実施形態も実現可能であることは当業者には明らかであろう。他の観点から述べると、周知の装置、回路および方法の詳細な記載は、不必要な詳細事項によって本発明の記載が解りにくくならないように省略している。
【0011】
図1は本発明の実施形態1に従う非同期転送モード(ATM)ノード20を示している。ATMノード20は複数のスイッチコアポートを有するスイッチコア24を有し、図1では、スイッチコアポート26A〜26Dとして4つのスイッチコアポートが示されている。デバイスボートとしても知られるノードエンティティ30は、各スイッチコアポートに接続されている。図1は、双方向リンク32Aによってスイッチコアポート26Aに接続されるノードエンティティ30A、双方向リンク32Bによってスイッチコアポート26Bに接続されるノードエンティティ30B、以下略を示している。通常、4つのノードエンティティ30以上のノードエンティティがスイッチコア24の対応するポート26に接続でき、簡略化のために、図では、4つのノードエンティティ30だけを示していることが理解されるべきである。
【0012】
各ノードエンティティは1つ以上の機能を実行し、かつ以下に詳細される構成要素間にプロセッサを搭載している。ノードエンティティ30の1つ、特に、ノードエンティティ30Aは、通常、ATMノード20全体の動作を管理するノードメインプロセッサを有している。ノードエンティティ30B〜30Dのような別のノードエンティティ30それぞれは、ボードプロセッサとしても知られるエンティティプロセッサ50B〜50Dを有している。
【0013】
図1に示される特定実施形態では、各ノードエンティティ30B〜30Dは、拡張端末として動作する。このような機能を有するノードエンティティ30B〜30Dは物理ラインあるいはリンクによって他のATMノードに接続されている。例えば、ノードエンティティ30Bは、(不図示)の他のATMノード(群)と接続する物理ライン60B−1から60B−4を有するように示されている。図1では、参照番号が付加されていないが、別のノードエンティティ30C及び30Dも(不図示)の他のATMノード(群)と接続する4つの物理ラインを有している。
【0014】
一般的には、ATMノード20は、ATMノード20を他のATMノードと接続する物理ライン60間でATMトラフィックセルを転送するように動作する。例えば、物理ライン60B−1上でATMノード20に着信するATMトラフィックセルは、物理ライン60C−1上のATMノード20から発信されるスイッチコア24によって転送できる。各ノードエンティティ30のエンティティプロセッサは、エンティティへ/からのATM接続が確立する場合に重要な役割を果たす。拡張端末(ET)エンティティの場合、物理ラインと別のノードエンティティ(例えば、別の拡張端末あるいは任意の他のタイプのノードエンティティ)間のATM接続の確立は、(ATMラインモジュールで制御される)変換テーブルの行に、各方向に対して1つ設定されることによって実行される。入口方向では、変換は、物理リンク上のそれぞれに利用されるVPI/VCIに対して内部VPI/VCI及びアドレススイッチポートを割り当てる。アドレススイッチポートは、それぞれのセルを正規のスイッチポート(即ち、ノードエンティティ)に転送するために使用される。出口方向では、変換は、2つのノードエンティティ間の内部で使用されるそれぞれのVPI/VCIに対する物理リンク上で使用されるVPI/VCIを割り当てる。接続上で実際にセルを送信する場合は、ハードウェアだけが関与する(例えば、プロセッサはセル送信に関するタスクは実行しない)。任意のタイプのノードエンティティ(例えば、ATM接続を切断するエンティティ)の場合、外部VPI/VCIが割り当てられない場合の出口方向以外は上述の主要な内容が適用される。その代わりに、終端点(プロセッサのソフトウェアエンティティ)が利用される。
【0015】
上述したように、ATMノード20の動作全体は、ノードメインプロセッサ40によって管理される。ノードエンティティ30と通信するために、特に、それぞれのノードエンティティ30のエンティティプロセッサ50と通信するために、ある制御経路はノードメインプロセッサ40とエンティティプロセッサ50間で確立されなければならず、そうすることによって、プロセッサは別のプロセッサと通信することができる。この通信は、ノードメインプロセッサ40とエンティティプロセッサ50間で確立される制御経路を介して送信されるセルによって実行される。これらの制御経路の確立は、本発明の重要な構成である。
【0016】
制御経路の確立について説明する前に、ノードエンティティ30の構造の詳細説明を行う。これに関しては、図2Aのノードメインプロセッサ40を有しているノード30Aで例示する。図2Aのノードエンティティ30は、双方向リンク32Aによってスイッチコア24に接続されているスイッチポートインタフェースモジュール(SPIM)30A−1を含んでいる。このスイッチポートインタフェースモジュール(SPIM)30A−1はバス30A−2に接続され、このバス30A−2は、UTOPIA標準バスであることが好ましい。ノードメインプロセッサ40は、バス30A−2によってスイッチポートインタフェースモジュール(SPIM)30A−1と接続されている。
【0017】
図2Bは拡張端末として動作するノードエンティティ30を例示している。図2Aと同様に、図2Bのノードエンティティ30はスイッチポートインタフェースモジュール(SPIM)30B−1及びバス30B−2を有し、かつバス30B−2を介してプロセッサ(エンティティプロセッサ50)に接続されている。加えて、バス30B−2はATMラインモジュール30B−3に接続されている。ATMラインモジュール30B−3は、以下で説明されるように、上述の外部/内部VPI/VCI及び内部/外部VPI/VCI変換を実行するために使用されるVPI/VCI変換テーブルを含んでいる。一方で、ATMラインモジュール30B−3は、ライン終端モジュール(LTM)30−4に接続されている。ライン終端モジュール(LTM)30B−4は、物理ライン60に接続されている。
【0018】
ノードエンティティ30の構成要素の例は、例えば、以下の米国特許出願(これらのすべてが参照することによって本明細書に組み込まれる)で説明されている、米国特許出願番号SN08/893,507号の「バッファリングデータを有するATMセルの拡張」、米国特許出願SN08/893,677の「ポイントツーポイント及び/あるいはポイントツーマルチポイントATMセルのバッファリング」、米国特許出願SN08/893,479の「VP/VCルックアップ機能」、米国仮出願シリアル番号60/086,619の「非同期転送モードスイッチ」がある。
【0019】
ノードメインプロセッサ40とエンティティプロセッサ50間の制御経路を確立する主題について再開する。以下に詳述するように、本発明に従えば、ある「半経路(half trail)」が最初に確立され、全経路を形成するために「半経路」が連続して利用される。本明細書で使用されるように、「経路」は両終端間のエンドーツーエンド接続である。経路は双方向あるいは片方向にすることができる。経路はあるATM接続、即ち、VPI/VCIペアを利用する。つまり、経路は、その終端でのプロトコル切断と一緒に利用される接続からなる。「半経路」はクローズ端とオープン端との接続である。同一のVPI/VCIを使用する2つの半経路は、同一物理媒体、例えば、ETリンクあるいはスイッチコア上にオープン端を有している場合に、経路を構築する。
【0020】
上述に関し、各ノードエンティティ30に対して、ノードメインプロセッサ40によって実行されるメイン制御経路プログラム70は最初に、ノードメインプロセッサ40及びスイッチコア24間で各ノードエントリに対して1組の受信半経路及び送信半経路の両方を形成する。別々にかつ独立して、即ち、ノードメインプロセッサ40との通信前に、各エンティティプロセッサ50によって実行されるエンティティ制御経路プログラム80は、スイッチコア24とエンティティプロセッサ50間に受信半経路を確立する。各ノードエンティティ30に対して、エンティティ制御プログラム80は、その受信半経路に対して同一の所定VPI/VCIを使用する。次に、エンティティプロセッサ50は、自身に独立して確立された受信半経路上(即ち、所定VPI/VCI上)で、ノードエンティティ30がノードメインプロセッサ40へ制御セルを送信するためにどの半経路(例えば、どのVPI/VCI)を使用できるかを示す情報を受信することができる。
【0021】
図3はノードメインプロセッサ40によって実行されるメイン制御経路プログラム70に含まれる基本ステップを示し、図4はノードエンティティ30の各エンティティプロセッサ50によって実行されるエンティティ制御経路プログラム80に含まれる基本ステップを示している。
【0022】
メイン制御経路プログラム70は処理を開始する、即ち、図3のステップ3−1によって示されるように、ノードメインプロセッサ40でスタートアップする。スタートアップは、いくつかの方法、例えば、パワーアップ、オペレータ再起動、あるいはハードウェアかつ/あるいはソフトウェアエラーによる自動リスタートのいずれかで初期化される。本実施形態では、ATMノード20のすべてのプロセッサは、スタートアップ信号と同一の信号を受信し、これにより、スタートアップ初期化はノードエンティティ30のすべてでソフトウェアの実行を開始する。換言すれば、各ノードエンティティ30では、メイン制御経路プログラム70としてエンティティプロセッサ50のスタートアップ自身に付随するエンティティ制御経路プログラム80は、ノードメインプロセッサ40で開始される。つまり、図4のステップ4−1は、各エンティティプロセッサ50でのエンティティ制御経路プログラム80のスタートアップはアクティブである。
【0023】
ステップ3−2で、メイン制御経路プログラム70は、エンティティ構成テーブル(ECT)90として知られる特別テーブルを取得する。エンティティ構成テーブル(ECT)90は、オペレータによって生成される(例えば、メイン制御経路プログラム70の初期実行において)、あるいは(次の処理において)ATMノード20のハードディスクからフェッチされる。エンティティ構成テーブル(ECT)90は、通常のテキストエディタを使用して生成することができ、そして、通常のファイル転送機構を使用するATMノード20のハードディスクに転送できるファイルとして記憶される。この時点で、ノードメインプロセッサ40はエンティティ構成テーブル(ECT)90にアクセスし、その内容を取得していると仮定する。
【0024】
エンティティ構成テーブル(ECT)90の一例を表1に示す。エンティティ構成テーブル90は、ATMノード20の各プロセッサに対して1行が割り当てられている。各プロセッサに対して、エンティティ構成テーブル(ECT)90は、例えば、サブラック識別子及びサブラック位置(例えば、プロセッサのノードエンティティ30に接続されている複数のスイッチコアポートの指標)を特定している。本例から示されるように、簡単のために、すべてのノードエンティティ30は同一のサブラック(即ち、サブラック1)上にあり、スイッチコアポート26B〜26Dはそれぞれエンティティプロセッサ50B〜50Dが指定されている。
Figure 0004409776
ステップ3−3からステップ3−6は、エンティティ構成テーブル(ECT)90に示される各プロセッサに対してメイン制御経路プログラム70を実行するループを構成する。各プロセッサに対して、ステップ3−3では、メイン制御経路プログラム70はエンティティ構成テーブル(ECT)90からエントリ(即ち、プロセッサ識別子)を取得し、(ステップ3−4で)、メイン制御経路プログラム70は2つの半経路を確立する。第1半経路はVPI/VCI及びノードエンティティのスイッチポート番号によって識別される送信半経路である。第2半経路はVPI/VCIによって識別されるリスニングあるいは受信半経路である。
【0025】
図1AはATMノード20のノードエンティティ30Cに対するステップS3−4でのメン制御経路プログラム70による半経路の確立を示している。この図示のために、送信半経路は、半経路によって使用されるVPI、VCI及び割り当てられたノードエンティティのスイッチコアポートを特定するトリプレットによって識別される。受信半経路は、半経路によって利用されるVPI/VCIを特定するペアによって識別される。例えば、ノードエンティティ30Cに対する送信半経路HTS-26Cはトリプレット(VPI1、VCI1、26C)を有し、一方で、受信半経路HTL-26Cはペア(VPI2、VCI2)を有する。半経路HTのそれぞれは、ノードメインプロセッサ40で終端(図1Aの楕円で示される)を有し、かつスイッチコア24にそのオープン端を有している。もちろん、ノードメインプロセッサ40で終端されている半経路は、双方向リンク32Aを介して物理的に実現される。
【0026】
ノードメインプロセッサ40(実際には同時スタートアップ以外)の動作とは独立して、かつノードメインプロセッサ40との事前の通信なしで、ステップ4−2で、各ノードエンティティ30のエンティティ制御経路プログラム80は受信半経路を確立する。これに関して、ノードエンティティ30B〜30Cのそれぞれのエンティティプロセッサ50にロードされるエンティティ制御経路プログラム80は実際には同一であり、それゆえ、受信半経路に対しては同一のVPI/VCIを利用する。特に、エンティティ制御経路プログラム80は受信半経路に対してVPI1/VCI1を利用するために各ノードエンティティ30B〜Dを構成している。ノードエンティティ30のエンティティプロセッサ50のすべてが処理を開始すると仮定すると、図1Bでは、ノードエンティティ30B〜30Dのそれぞれに対して確立するエンティティ受信半経路は、半経路HTE/L-26BからHTE/L-26Dとして示される。半経路HTE/L-26BからHTE/L-26Dは、それぞれ双方向リンク32B〜32Dを介して物理的に実現される。このエンティティ受信半経路の確立後、ステップ4−3で、各エンティティ制御経路プログラム80はノードメインプロセッサ40からのハンドシェーク要求を待機する。
【0027】
ノードエンティティ30に対するノードメインプロセッサ40による半経路の確立及びノードエンティティ30のエンティティプロセッサ50による半経路の確立が図1A及び図1Bで説明しかつ示される一方で、任意のノードエンティティ30に対するステップ3−4及びステップ4−2の動作が順番にあるいは実質的に同時に実行できることが理解されるべきである。しかしながら、特定ノードエンティティ30に対するメイン制御経路プログラム70及びエンティティ制御経路プログラム80は、以下に説明されるように、ステップ3−5及びステップ4−3でのハンドシェークを通して調整される。
【0028】
ステップ3−5で、メイン制御経路プログラム70は自身の送信半経路HTS-26C上のハンドシェーク要求をノードエンティティ30Cに送信する。図1Cの破線HRA/Cで示されるハンドシェーク要求は、VPI/VCI割当を搬送し、このVPI/VCI割当は、ノードエンティティ30Cがノードメインプロセッサ40と通信するために送信VPI/VCIとして使用するためのものであることを示している。特に、ノードエンティティ30Cに対して、ハンドシェーク要求HRA/CはVPI3/VCI3のVPI/VCI割当値をノードエンティティ30Cへ送信する。加えて、ハンドシェーク要求HRA/Cは、ノードエンティティ30A上のノードメインプロセッサ40のSAIアドレスを含んでいる。SAIアドレスは、UTOPIAバス、例えば、図2Aのバス30A−2上のスイッチポート識別子及び装置アドレスからなる。つまり、本例では、ノードエンティティ30Cのエンティティ制御経路プログラム80が、半経路HTS-26Cと通信するために、自身の受信チャネル半経路HTE/L-26Cを既に確立しているので、ステップ3−5及びステップ4−2で、完全あるいは全経路FTA/Cは、図1Cに示されるように、スイッチコア24を介して確立される。
【0029】
ハンドシェーク要求(ステップ4−3参照)を待機することで、ステップ4−4で、ノードエンティティ30Cのエンティティ制御経路プログラム80はハンドシェーク要求HRA/CからVPI/VCI割当値を取得する。次に、ステップ4−5で示されるように、エンティティ制御経路プログラム80は、ハンドシェークメッセージに割当られているVPI/VCI値を使用してエンティティ送信半経路HFE/S-26Cを用意する。この例では、エンティティ送信半経路HFE/S-26Cに対して利用されるVPI/VCI値はVPI3/VCI3である。ノードエンティティ30Aでのエンティティ送信半経路HFE/S-26Cの生成及び受信半経路HTL-26Cの存在は、図1Dに示される全経路FTC/Aを構成することになる。
【0030】
プロセッサに対して、ステップ3−3からステップ3−5のループが実行された後、ステップ3−6で、これらのステップがATMノード20のすべてのプロセッサに対して実行されたかどうかがチェックされる。つまり、ステップ3−3からステップ3−5の動作は、図1Dに示されるように、すべてのプロセッサがハンドシェーク要求を送信するまで、ATMノード20の各プロセッサ、例えば、エンティティプロセッサ50B及びエンティティプロセッサ50Dに対して繰り返し実行される。つまり、ステップ3−4に関しては、ノードメインプロセッサ40は、ノードエンティティ30C及び30Dそれぞれに対して送信半経路HTS-26C(VPI1,VCI1,26C)及びHTS-26D(VPI1,VCI1,26D)を確立し、かつノードエンティティ30C及び30Dそれぞれに対して受信半経路HTL-26C(VPI3,VCI3,26C)及びHTL-26D(VPI4,VCI4,26D)を確立する。
【0031】
ステップ3−7からステップ3−10からなるループは、ATMノード20の各プロセッサに対するメイン制御経路プログラム70によって実行される。ステップ3−7で、メイン制御経路プログラム70は、(1)ステップ3−5のハンドシェーク要求からの応答あるいは(2)タイムアウトの内の1つを待機する。
【0032】
ノードメインプロセッサ40からのハンドシェーク要求の受信及び自身のエンティティ受信半経路の確立後、ステップ4−6で、ノードエンティティ30のエンティティ制御経路プログラム80は応答メッセージでステップ3−5のハンドシェーク要求に応答する。応答メッセージは、割当られたVPI/VCIを介して送信され、このVPI/VCIは、ステップ3−5のハンドシェーク要求でノードエンティティ30に送信されたものである。例えば、ノードエンティティ30Cに関しては、応答メッセージ(図1Eの破線矢印RMC/Aによって示される)は全経路FTC/Aを介して送信され、この全経路FTC/Aは、エンティティ送信半経路HTE/S-26Cと半経路HTL-26Cで形成される。この応答メッセージの発行後、ステップ4−7で、エンティティ制御経路プログラム80が終了する。
【0033】
ステップ3−8で、応答がタイムアウト以外に受信されると判定される場合、ステップ3−9で、ノードメインプロセッサ40はノードメインプロセッサ40とノードエンティティ30間のリンク(例えば、全経路)の管理を開始する。ステップ3−7からステップ3−9と同一のハンドシェーク処理及び実行が、ステップ3−10で、すべてのプロセッサがチェックされると判定されるまで、ATMノード20の各プロセッサに対して発生する。(ステップ3−8で検出される)任意のプロセッサに対してタイムアウトが発生する場合、このプロセッサに対するノードエンティティ30は、不在あるいは機能停止としてノードメインプロセッサ40によって通知される。確立しかつ管理されているリンクに対してATMノード20のすべてのプロセッサが処理された後(そうでなければ、不在であると判定された後)、メイン制御経路プログラム70はステップ3−12に示されるように終了する。
【0034】
図1Fは、ノードメインプロセッサ40とそれぞれのノード30B、30C、30Dのエンティティプロセッサ50間に確立されている全経路で、ATMノード20の各ノードエンティティ30に対するメイン制御経路プログラム70とエンティティ制御経路プログラム80の実行の完了を示している。簡単化のために上述の説明では、ノードエンティティ30Cが最初にノードメインプロセッサ40のハンドシェーク要求に応答して、それから他のノードエンティティの応答が続いていた。ハンドシェーク要求の応答の順序は特定されるものではないことが理解されるべきであり、すべてのノードエンティティ30がほぼ同時にハンドシェークに応答しても良い。
【0035】
ノードメインプロセッサ40によって実行されるメイン制御経路プログラム70は実質的に連続しかつ簡単なフローチャートを使用して上述しているが、メイン制御経路プログラム70と同じ動作が別の方法でかつ異なる符号化技術によって実質的に実行できることが理解されるべきである。例えば、メイン制御経路プログラム70は、時分割あるいは割込動作で実行するタスクあるいはプロセスを用いる、ATMノード20の各プロセッサに対する分散タスクあるいはプロセスとすることができる。
【0036】
上述の1つのスイッチコアだけを有するノードに対する制御経路確立処理では、ノードメインプロセッサ40からスイッチコア24への半経路を生成する場合に、メイン制御経路プログラム70は受信半経路及び送信半経路の両方を構築しなければならない。受信半経路はノードメインプロセッサ40が受信するVPI/VCI経路である。ATMノード20の各エンティティプロセッサ50に対しては、それぞれのVPI/VCIがスイッチコア24からノードメインプロセッサ40の受信VPI/VCI経路として割当られている。例えば、ノードエンティティ30Bからノードメインプロセッサ40の受信半経路VPI/VCIはVPI2/VCI2であり、ノードエンティティ30Cからノードメインプロセッサ40の受信半経路VPI/VCIはVPI3/VCI3であり、ノードエンティティ30Dからノードメインプロセッサ40の受信半経路VPI/VCIはVPI4/VCI4である。スイッチコア24からノードメインプロセッサ40の受信半経路に対するVPI/VCIの値は、半経路のスイッチポートが受信する関数である。送信経路情報は、VPI1/VCI1と、セルの送信先であるスイッチコアポート26である。
【0037】
上述のATMノード20の内容は、本発明の半経路、即ち、スイッチコア24で1つのオープン端を有しているコアオープン半経路は、1つのタイプとして示している。インタフェースオープン半経路として知られる、別のタイプの半経路は、図5の実施形態のATMノード120のようなATMノードで(コアオープン半経路に従って)発生している。
【0038】
図5の実施形態のATMノード120は、複数のスイッチコアを有し、具体的には、メインスイッチコア124と第2スイッチコア125を有している。図5の例では、メインスイッチコア124はエンティティ130A〜130Cそれぞれを接続するために利用されるスイッチポート1〜3を有している。第2スイッチコア125は、エンティティ130D〜130Fそれぞれを接続するために利用されるスイッチポート1〜3を有している。ノードメインプロセッサ140はエンティティ130Aに存在している。ノードエンティティ130B〜130Eのそれぞれは、エンティティプロセッサ150を有している。エンティティプロセッサ150D〜150Fを含むすべてのエンティティプロセッサ150は、ノードメインプロセッサ140によって管理される。
【0039】
つまり、ATMノード120は2段あるいはカスケード構成を有している。第2スイッチコア125及びノードエンティティ130D〜130Fは、メインスイッチコア124及びノードエンティティ130A〜130Cとは異なる別層に配置されているが、同一ノードで構成されている。つまり、ATMノード120の主要段は、自身のコアとしてメインスイッチコア124を有し、ATMノード120の第2段は自身のコアとして第2スイッチコア125を有している。
【0040】
ATMノード120のカスケードあるいは多段構成は、他の段と接続するための拡張端端末とする各段のエンティティ130を利用することによって構成されている。特に、図5に示されるように、主要段のエンティティ130Cは物理リンク160によって第2段のエンティティ130Dと接続されている。簡単のために、図5では、エンティティプロセッサ150、VPI/VCI変換テーブル155、エンティティ130C及び130Dのライン終端モジュール(LTM)130B−4だけを示し、他の構成要素であるエンティティ130C及び130Dは図2Bに示される構成とすることができることが理解されるであろう。また、上述のVPI/VCI変換テーブル155は、例えば、図2Bに示されるモジュール30B−2のようなATMラインモジュール内に記憶することができる。
【0041】
ATMノード120のエンティティ130B〜130Fのエンティティプロセッサ150は、上述のATMノード20と同じように、エンティティ制御経路プログラム80を実行する。つまり、各エンティティ130に対して、受信半経路が最初にセットアップされ、ハンドシェーク要求が送信チャネルを使用してVPI/VCIダウンロード用の受信半経路を介して受信され、応答メッセージがVPI/VCIの送信チャネルを介して送信される。簡単のために、各エンティティ130とスイッチコアを接続する半経路は、図5の破線で示されるコアオープン半経路のような、それぞれのエンティティ150で1つの終端を有する1つのラインとして示される。
【0042】
同様に、ATMノード120のノードメインプロセッサ140は実質的に、図1の実施形態のATMノード20のノードメインプロセッサ40と同じようにして、メイン制御経路プログラム70を実行する。これについては、エンティティ130B及び130Cそれぞれに存在するエンティティプロセッサ150B及び150Cについても明らかである。また、エンティティプロセッサ150D〜150Fに対する制御経路の確立においては、メイン制御経路プログラム70は図3に示される工程と同じ工程を実行する。図3のメイン制御経路プログラム70のステップ3−3からステップ3−5のループは各エンティティプロセッサ150に対して実行されるが、図5に示されるようなATMノード120の構成では、エンティティ構成テーブル(ECT)90は表2に示される内容を有している。
Figure 0004409776
図3のメイン制御経路プログラム70のステップ3−3でのエンティティ構成テーブル(ECT)90を参照すると、ノードメインプロセッサ140は、プロセッサ150Dから150Fがエンティティ130Cによって形成される拡張端末を介して到達されるべきであることを判定している。これは、表2の第2列のサブラック識別子が、ノードメインプロセッサ140へ、プロセッサがATMノード120の第2段に配置されていることを通知する。
【0043】
ATMノード120の第2段に存在しているエンティティプロセッサ150Dから150Fへの通知においては、このようなプロセッサ150それぞれに対し、ノードメインプロセッサ140は、点線で示されるような受信及び送信半経路の両方を第1段に用意する。これらの半経路、即ち、上述のインタフェースオープン半経路は、ノードメインプロセッサ140に自身の終端を有し、かつメインスイッチ段(あるいはモジュール)と第2スイッチ段(あるいはモジュール)を接続するリンクに別のオープン端を有している。簡単のために、インタフェースオープン半経路は、図5では2点鎖線ではなく実線で示している。また、受信及び送信インタフェースオープン半経路は、ライン終端モジュール、具体的には、エンティティ130Cのライン終端モジュール130C−4を通過するように示されている。これらのインタフェースオープン半経路は、エンティティプロセッサ150Dから150Fへの全経路の形成に先立ってノードメインプロセッサ40によって設定される。残りの全経路は、エンティティプロセッサ150D〜150Fの1つに接続する対応するコアオープン半経路及び変換テーブル155Dによって形成される。
【0044】
カスケードATMノードでのインタフェースオープン半経路の形成においては、ノードメインプロセッサ140は、ハンドシェーク要求(ステップ3−5参照)において、図1の単一段の実施形態のようなノードエンティティ130A上のノードメインプロセッサ140のアドレスではなく、入口のノードエンティティ130、例えば、ノードエンティティ130D上のトラフィック装置を識別するSAIアドレスを含んでいる。このトラフィック装置のSAIアドレスは、VPI/VCIに従うハンドシェーク要求に含まれ、このVPI/VCIはエンティティ制御経路プログラム80を実行するノードエンティティ130からの送信用に使用されるものである。
【0045】
図5の例では、各エンティティプロセッサ150にロードされるエンティティ制御経路プログラム80は、自身の受信半経路にVPI/VCI値としてVPIVPI1/VCI0を割り当てる。図5では、VPI/VCIの通知は、1/0として示される。双方向リンク160上に送信される3つの制御経路は、0/100、0/101、0/102のVPI/VCIが割り当てられる。
【0046】
図5のATMノード120の2つの段を接続するために構成されるエンティティ130C及び130Dは、それぞれVPI/VCI変換テーブル155C及び155Dを有し、このVPI/VCI変換テーブル155C及び155Dはカスケード構成のノードを構成するために設定される。エンティティ130Dに対するVPI/VCI変換テーブル155Dの例を図6に示す。VPI/VCI変換テーブル155Dは、入口方向(第1段から第2段へ移動するセルに対する)に対する第1セクション及び出口方向(第2段から第1段へ移動するセルに対する)に対する第2セクションからなる2つのセクションに分かれている。
【0047】
VPI/VCI変換テーブルは、各拡張端末(ET)エンティティのROMに記憶されるソフトウェアによって設定される。つまり、これは、入口として動作する拡張端末、即ち、図5の130Dだけに存在し、上記のようにして利用される。出口端末上の変換設定は、ノードメインプロセッサ150Aで生成する半経路を確立する場合に上書きされる。すべての拡張端末は、内部制御経路を確立するために半経路の接続が目的とされる同一の変換設定を事前に行うので、これらの内部制御経路に対して利用されるVPI/VCIは、他の物理リンク上の通常のATM接続に対して使用することはできない。
【0048】
リンク160上のVPI/VCIを有するセルは、最終的には、エンティティ150Dに対して指定される。VPI/VCI変換テーブル155Dでは、外部セルヘッダのVPI/VCI値である0/100は1/0に変換され、SAIアドレスに(1,0)が割り当てられる。SAIアドレスは、UTOPIAバス(図2A及び図2B参照)上のスイッチポート識別子及び装置アドレスから構成される(プロセッサは常にUTOPIAバス上でアドレス0を有している)。つまり、このようなセルに対する内部セルヘッダはVPI/VCIが1/0、スイッチポートアドレスが1となる。図5に示されるように、このようなセルは、エンティティ130DのVPI/VCI変換テーブル155Dに転送される、これは、スイッチポート1がエンティティ130Dと接続し、VPI/VCI1/0がエンティティプロセッサ150Dと接続するVPI/VCIであるからである。同様にして、130Eの到達エンティティプロセッサ150Eに対して、セルヘッダの0/101の外部VPI/VCIは1/0の内部VPI/VCIに変換され、SAIアドレスは(2,0)に変換され、かつ130Fの到達エンティティプロセッサ150Fに対して、セルヘッダの0/102の外部VPI/VCIが1/0の内部VPI/VCIに変換され、SAIアドレスが(3,0)に変換される。
【0049】
図6のVPI/VCIテーブルの出口側で示されるように、プロセッサ150Dから生じるセルは1/0の内部VPI/VCIを有している。図6の変換テーブル155Dでは、変換は発信物理リンク、具体的には、0/100の外部VPI/VCIに対して行われる。同様に、エンティティプロセッサ150Eから生じるセルは、0/2のVPI/VCIを有し、これは、変換テーブル155Dで0/101の外部VPI/VCIに変換される。同様にして、エンティティプロセッサ150Fから生じるセルは、0/3のVPI/VCIを有し、これは、変換テーブル155Dで0/102の外部VPI/VCIに変換される。
【0050】
つまり、図5の多段ATMノード120に対する内部制御経路は、ノードメインプロセッサ140からリンク160へのインタフェース終端半経路、VPI/VCI変換テーブル155DでのVPI/VCI変換、内部制御経路に含まれるスイッチコア125及びエンティティプロセッサ150間のコア終端半経路の3つの基本構成を有している。
【0051】
また、エンティティ130Cの変換テーブル155Cが、リードオンリメモリ(ROM)スタートアップフェーズ中に、変換テーブル155Dと同じ内容を受信することがある。しかしながら、変換テーブル155Cは、従来の確立アルゴリズムを使用して後で上書きされる。
【0052】
変換テーブル155Dのような変換テーブルの通常の設定は、プロセッサ140及び150Dの協働によって達成される。ATMスイッチングノードで使用される変換テーブルの設定方法は、当業者には容易に理解される。また、エンティティ130Cの変換テーブル155Cが、スタートアップフェーズ中に、変換テーブル155Dと同じ内容を受信することがある。しかしながら、変換テーブル155Cは、従来の確立アルゴリズムを使用して後で上書きされる。
【0053】
本実施形態では、ノードエンティティ130C及び130Dのような拡張モジュールそれぞれは、内部制御経路に対して予約された物理リンク上に16のVPI/VCIを有している。この16の予約されたVPI/VCIは、制御経路VPI/VCIに対応する物理リンクが存在するか否かに関係なく、他の接続によって使用することはできない。
【0054】
本実施形態では、半経路は、AAL5半経路であることが好ましい。インタフェースオープン半経路を生成する場合、オペレータは、内部制御経路に対して使用されることが意図されているリンクに接続されるATMインタフェース(例えば、ライン終端モジュール)の識別子を供給する。多段ノードの第1段のインタフェースオープン半経路を生成する場合、コアオープン半経路は、完全あるいは全経路を形成するために第2段内に存在しなければならない。
【0055】
本発明に従えば、内部制御経路を介して通信している2つのプロセッサの一方の通信が途絶える場合、内部制御経路は切断されたものとしてみなされる。しかしながら、基幹構成は利用可能であるので、制御システムは、切断された内部制御経路を再確立するための試行のためにハンドシェークを再度開始する(ステップ3−5参照)ことができる。基幹構成(あるいはその一部が故障)している場合、制御システムに通知され、内部制御経路は不通となる。次に、制御システムは、基幹構成の故障部分(例えば、半経路)を再確立することを要求し、切断された内部制御経路を再確立するためのハンドシェークを発行する。
【0056】
また、本発明のノードは、1つ以上のノードエンティティに配置される周辺プロセッサを有することができる。ボードプロセッサとして提供される周辺プロセッサとエンティティプロセッサ間の内部制御経路は、アプリケーションプログラムが2つのプロセッサ上で開始される場合にAAL5経路として確立される。ノード制御システムは、どのプロセッサが周辺プロセッサと通信するかを判定するために各周辺プロセッサに対する構成を読み出す。次に、制御システムは、内部制御経路を確立するために、ATMベアラートランスポート命令を発行する。ATMベアラートランスポートは、要求された内部制御経路を生成するための通常の接続確立機構を採用している。
【0057】
本明細書では「スイッチポート」という表現を採用しているが、実際には、これは、トリプレット(スイッチポート、UTOPIA装置アドレス、即ち、正規表現はSAIアドレス)であることが当業者には認識されるであろう。しかしながら、多段構成以外ではUTOPIA装置アドレスは一定(例えば、ゼロ)となりるので、本明細書では、スイッチポートという表現を用いている。より広範囲な概念では、ハンドシェーク要求で、送信情報をメインプロセッサから別のスイッチモジュールのノードエンティティプロセッサへ送信する場合も関連する(例えば、別のUTOPIAアドレス)。
【0058】
すべてのノードエンティティ30(ノードメインプロセッサ40に存在しているノードエンティティ30以外)が上述では拡張端末として例示されているが、ノードエンティティ30は、しばしば、他の付加機能あるいは別機能を提供できることが理解されるべきである。これに関しては、本発明は、電気通信、例えば、セルラー電話通信ネットワークで採用されるATMノードに適用することができる。ATMノード20がセルラー電気通信ネットワークに対する基地局である場合には、1つ以上のノードエンティティ30は、例えば、送信機/受信機になり得る。上述で引用したATMノードを採用する電気通信ネットワークの例は、米国特許出願SN09/035,788の「電気通信相互交換輻輳制御」、米国特許出願SN09/035,821の「電気通信相互交換測定送信」を含み、これらのすべてが参照することによって本明細書に組込まれる。
【0059】
上述の実施形態は単なる例示であり、本発明の適用が特定構成に限定されるものではないことが理解されるべきである。例えば、上述の実施形態ではスイッチコアに接続されるノードエンティティ数の範囲は0から14が好ましいが、この数は重要ではない。
【0060】
本発明を現在最も現実的で好ましいと考えられる実施形態に関して説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、それとは逆に、特許請求の範囲で規定される要旨および範囲内に包含される様々な変更や等価な構成も含むことが意図されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に従うATMノードの概要図である。
【図1A】 ノードメインプロセッサ及びノードエンティティ間の制御経路の確立を含む基本ステップを示す図1のATMノードの概要図である。
【図1B】 ノードメインプロセッサ及びノードエンティティ間の制御経路の確立を含む基本ステップを示す図1のATMノードの概要図である。
【図1C】 ノードメインプロセッサ及びノードエンティティ間の制御経路の確立を含む基本ステップを示す図1のATMノードの概要図である。
【図1D】 ノードメインプロセッサ及びノードエンティティ間の制御経路の確立を含む基本ステップを示す図1のATMノードの概要図である。
【図1E】 ノードメインプロセッサ及びノードエンティティ間の制御経路の確立を含む基本ステップを示す図1のATMノードの概要図である。
【図1F】 ノードメインプロセッサ及びノードエンティティ間の制御経路の確立を含む基本ステップを示す図1のATMノードの概要図である。
【図2A】 ノードメインプロセッサを含むノードエンティティの概要図である。
【図2B】 拡張端末として動作するノードエンティティの概要図である。
【図3】 図2Aのノードのノードメインプロセッサによって実行される制御経路確立プログラムに含まれる基本ステップを示すフローチャートである。
【図4】 図2Bのノードのエンティティプロセッサによって実行される単一のエンティティプログラムに含まれる基本ステップを示すフローチャートである。
【図5】 本発明の別の実施形態に従うカスケードATMノードの概要図である。
【図6】 図5のATMノードの2つの段を接続する拡張端末でのVPI/VCI変換テーブルの図である。

Claims (39)

  1. 複数のポートを有するスイッチコアと、1つがノードメインプロセッサを有し、かつそれぞれがエンティティプロセッサを有する該スイッチコアを介して通信する複数のエンティティとを有する非同期転送モード(ATM)ノードの内部制御経路の確立方法であって、
    (1)前記ノードメインプロセッサからセルを取得するための同一のVPI/VCIを特定する実行可能プログラムを前記エンティティプロセッサそれぞれにロードし、
    (2)前記スイッチコアの前記複数のポートそれぞれと前記複数のエンティティそれぞれを接続し、
    (3)前記複数のエンティティそれぞれのステップ(1)の前記特定されたVPI/VCI上で、前記ノードメインプロセッサへセルを送信するためのエンティティによって使用される送信VPI/VCIを指定する情報を取得し、前記送信VPI/VCIは前記複数のエンティティそれぞれに対して固有である
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記ノードメインプロセッサは、前記複数のエンティティのそれぞれに送信経路情報を送信し、前記送信経路情報は、前記ノードメインプロセッサへセルを送信するための前記送信VPI/VCI及びスイッチポートからなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 更に、前記複数のエンティティそれぞれの前記特定されたVPI/VCI上で、前記ノードメインプロセッサへセルを送信するためのエンティティによって使用されるノードメインプロセッサのアドレスに関する情報を取得する
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記スイッチコアは第1段スイッチコアであり、前記ノードは複数の第2段エンティティに接続される第2段スイッチコアを含む第2段を含み、前記第2段エンティティの1つは前記第1段エンティティと接続するための拡張端末として動作し、更に、前記第2段エンティティの前記特定されたVPI/VCI上で、前記ノードメインプロセッサへセルを送信するためのエンティティによって使用される前記拡張端末でのトラフィック装置のアドレスに関する情報を取得する
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. 前記複数のエンティティそれぞれのエンティティプロセッサにロードされる前記実行可能プログラムは、実質的に該複数のエンティティそれぞれに対して同じである
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 更に、ステップ(2)よりも前にステップ(1)を実行する ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 更に、前記複数のエンティティの少なくとも1つを拡張端末として使用する
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 非同期転送モード(ATM)ノードであって、
    複数のポートを有するスイッチコアと、
    前記スイッチコアを介して通信する複数のエンティティと、
    前記複数のエンティティの1つに提供されるノードメインプロセッサと、
    前記複数のエンティティのそれぞれに提供されるエンティティプロセッサとを備え、
    前記エンティティプロセッサそれぞれは前記ノードメインプロセッサからセルを取得するための同一のVPI/VCIを特定する実行可能プログラムを実行し、かつ前記ノードメインプロセッサから前記特定されたVPI/VCI上で、前記ノードメインプロセッサへセルを送信するためのエンティティによって使用される送信VPI/VCIを指定する情報を取得し、前記送信VPI/VCIは前記複数のエンティティそれぞれに対して固有である
    ことを特徴とする装置。
  9. 前記ノードメインプロセッサは、前記複数のエンティティのそれぞれに送信経路情報を送信し、前記送信経路情報は、前記ノードメインプロセッサへセルを送信するための前記送信VPI/VCI及びスイッチポートから なる
    ことを特徴とする請求項8に記載の装置。
  10. 前記複数のエンティティそれぞれは、前記特定されたVPI/VCI上で、前記ノードメインプロセッサへセルを送信するための前記複数のエンティティによって使用される前記ノードメインプロセッサのアドレスに関する情報を取得する
    ことを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 前記スイッチコアは第1段スイッチコアであり、前記ノードは複数の第2段エンティティに接続される第2段スイッチコアを含む第2段を有し、前記第2段エンティティの1つは前記第1段エンティティと接続するための拡張端末として動作し、前記特定されたVPI/VCI上で前記第2段エンティティの1つは、前記ノードメインプロセッサへセルを送信するためのエンティティによって使用される前記拡張端末のトラフィック装置のアドレスに関する情報を取得する
    ことを特徴とする請求項9に記載の装置。
  12. 前記複数のエンティティそれぞれのエンティティプロセッサにロードされる前記実行可能プログラムは、実質的に該複数のエンティティそれぞれに対して同じである
    ことを特徴とする請求項8に記載の装置。
  13. 前記複数のエンティティの少なくとも1つは、拡張端末として動作する
    ことを特徴とする請求項8に記載の装置。
  14. 複数のポートを有するスイッチコアと、1つがノードメインプロセッサを有する該スイッチコアを介して通信する複数のエンティティとを有する非同期転送モード(ATM)ノードの内部制御経路の確立方法であって、
    (1)前記ノードメインプロセッサとの通信前に、前記エンティティの少なくとも1つで、前記ノードメインプロセッサからセルを取得するためのVPI/VCIを特定し、
    (2)前記スイッチコアの前記複数のポートそれぞれと前記複数のエンティティの少なくとも1つを接続し、
    (3)前記複数のエンティティそれぞれのステップ(1)の前記特定されたVPI/VCI上で、前記ノードメインプロセッサへセルを送信するためのエンティティによって使用される送信VPI/VCIを指定する情報を取得し、前記送信VPI/VCIは前記複数のエンティティそれぞれに対して固有である
    ことを特徴とする方法。
  15. 前記ノードメインプロセッサは、前記複数のエンティティのそれぞれに送信経路情報を送信し、前記送信経路情報は、前記ノードメインプロセッサへセルを送信するための前記送信VPI/VCI及びスイッチポートからなる
    ことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 更に、前記特定されたVPI/VCI上で、前記ノードメインプロセッサから、前記ノードメインプロセッサへセルを送信するためのエンティティによって使用される前記ノードメインプロセッサのアドレスに関する情報を取得する
    ことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  17. 前記スイッチコアは第1段スイッチコアであり、前記ノードは複数の第2段エンティティに接続される第2段スイッチコアを含む第2段を含み、前記第2段エンティティの1つは前記第1段エンティティと接続するための拡張端末として動作し、前記第2段エンティティの前記特定されたVPI/VCI上で、前記ノードメインプロセッサへセルを送信するためのエンティティによって使用される前記拡張端末のトラフィック装置のアドレスに関する情報を取得する
    ことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  18. 前記複数のエンティティそれぞれはエンティティプロセッサを有し、前記複数のエンティティのそれぞれの前記エンティティプロセッサに、前記ノードメインプロセッサからセルを取得するための同一の前記特定されたVPI/VCIを指定する実質的に単一の実行可能プログラムをロードする
    ことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  19. 更に、ステップ(2)よりも前にステップ(1)を実行する
    ことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  20. 更に、前記複数のエンティティの少なくとも1つを拡張端末として使用する
    ことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  21. 非同期転送モード(ATM)ノードであって、
    複数のポートを有するスイッチコアと、
    前記スイッチコアを介して通信する複数のエンティティとを備え、該複数のエンティティの1つはノードメインプロセッサを有し、
    前記ノードメインプロセッサと通信する前に、前記ノードメインプロセッサからセルを取得するためのVPI/VCIを特定するために、かつ前記ノードメインプロセッサから前記特定されたVPI/VCI上で、前記ノードメインプロセッサへセルを送信するためのエンティティによって使用される送信VPI/VCIを指定する情報を取得するために、前記複数のエンティティの少なくとも1つは構成され、前記送信VPI/VCIは前記複数のエンティティそれぞれに対して固有である
    ことを特徴とする装置。
  22. 前記ノードメインプロセッサは、前記複数のエンティティのそれぞれに送信経路情報を送信し、前記送信経路情報は、前記ノードメインプロセッサへセルを送信するための前記送信VPI/VCI及びスイッチポートからなる
    ことを特徴とする請求項21に記載の装置。
  23. 前記エンティティの少なくとも1つは、前記特定されたVPI/VCI上で、前記ノードメインプロセッサへセルを送信するための前記複数のエンティティによって使用される前記ノードメインプロセッサのアドレスに関する情報を取得する
    ことを特徴とする請求項21に記載の装置。
  24. 前記スイッチコアは第1段スイッチコアであり、前記ノードは複数の第2段エンティティに接続される第2段スイッチコアを含む第2段を有し、前記第2段エンティティの1つは前記第1段エンティティと接続するための拡張端末として動作し、前記第2段エンティティの1つは、前記特定されたVPI/VCI上で、前記ノードメインプロセッサへセルを送信するためのエンティティによって使用される前記拡張端末のトラフィック装置のアドレスに関する情報を取得する
    ことを特徴とする請求項21に記載の装置。
  25. 前記複数のエンティティそれぞれはエンティティプロセッサを有し、前記複数のエンティティのそれぞれは、前記ノードメインプロセッサからセルを取得するための同一の前記指定されたVPI/VCIを指定する実質的に単一の実行可能プログラムがロードされるエンティティプロセッサを有する ことを特徴とする請求項21に記載の装置。
  26. 前記複数のエンティティの少なくとも1つは、拡張端末として動作する
    ことを特徴とする請求項21に記載の装置。
  27. 複数のポートを有するスイッチコアと、1つがノードメインプロセッサを有する該スイッチコアを介して通信する複数のエンティティとを有する非同期転送モード(ATM)ノードの内部制御経路の確立方法であって、
    前記ノードメインプロセッサから前記複数のエンティティへセルを送信するための複数の半経路を確立し、前記複数の半経路それぞれは前記ノードメインプロセッサから前記スイッチコアへの同一のVPI/VCIを有し、
    前記スイッチコアの前記複数のポートそれぞれと前記複数のエンティティのそれぞれとを接続し、
    前記複数の半経路それぞれを介して、前記ノードメインプロセッサへセルを送信するためのエンティティによって使用される固有の送信VPI/VCIを指定する情報を、前記ノードメインプロセッサから前記複数のエンティティそれぞれに送信する
    ことを特徴とする方法。
  28. 更に、前記ノードメインプロセッサとの通信前に、前記複数のエンティティそれぞれで、前記ノードメインプロセッサからセルを取得するための前記スイッチコアから前記エンティティへの同一の所定VPI/VCIを特定する
    ことを特徴とする請求項27に記載の方法。
  29. 前記複数の半経路それぞれを介して、前記ノードメインプロセッサへセルを送信するためのエンティティによって使用される前記固有VPI/VCI及びスイッチポートからなる送信経路情報を、前記ノードメインプロセッサから前記複数のエンティティそれぞれへ送信する
    ことを特徴とする請求項27に記載の方法。
  30. 前記複数の半経路を介して前記ノードメインプロセッサから前記複数のエンティティそれぞれへ、前記ノードメインプロセッサからセルを送信するための前記複数のエンティティによって使用される前記ノードメインプロセッサのアドレスに関する情報を送信する
    ことを特徴とする請求項29に記載の方法。
  31. 前記スイッチコアは第1段スイッチコアであり、前記ノードは複数の第2段エンティティに接続される第2段スイッチコアを含む第2段を含み、前記第2段エンティティの1つは前記第1段エンティティと接続するための拡張端末として動作し、前記第2段エンティティの1つは、前記所定VPI/VCI上で、前記ノードメインプロセッサへセルを送信するためのエンティティによって使用される前記拡張端末でのトラフィック装置のアドレスに関する情報を取得する
    ことを特徴とする請求項28に記載の方法。
  32. 更に、ステップ(2)よりも前にステップ(1)を実行する
    ことを特徴とする請求項27に記載の方法。
  33. 更に、前記複数のエンティティの少なくとも1つを拡張端末として使用する
    ことを特徴とする請求項27に記載の方法。
  34. 非同期転送モード(ATM)であって、
    複数のポートを有するスイッチコアと、
    対応する前記複数のポートの1つに接続されている複数のエンティティと、
    前記複数のエンティティの1つに提供されるノードメインプロセッサとを備え、
    前記ノードメインプロセッサは、前記ノードメインプロセッサから前記複数のエンティティへセルを送信するための複数の半経路を確立し、前記複数の半経路それぞれは前記ノードメインプロセッサから前記スイッチコアへの同一のVPI/VCIを有し、
    前記ノードメインプロセッサは、前記複数のエンティティそれぞれへ、前記ノードメインプロセッサへセルを送信するためのエンティティによって使用される送信VPI/VCIを指定する情報を送信し、前記送信VPI/VCIは前記複数のエンティティそれぞれに対して固有である
    ことを特徴とする装置。
  35. 前記ノードメインプロセッサとの通信前に、前記複数のエンティティそれぞれは、前記ノードメインプロセッサからセルを取得するための前記スイッチコアから前記エンティティへの同一のVPI/VCIを特定するために予め構成される
    ことを特徴とする請求項34に記載の装置。
  36. 前記ノードメインプロセッサは、前記複数の半経路を介して前記ノードメインプロセッサへセルを送信するためのエンティティによって使用される固有送信VPI/VCIを指定する情報を前記複数のエンティティそれぞれへ送信する
    ことを特徴とする請求項34に記載の装置。
  37. 前記ノードメインプロセッサは、前記複数の半経路を介して前記ノードメインプロセッサからセルを送信するための前記複数のエンティティによって使用される前記ノードメインプロセッサのアドレスに関する情報を前記複数のエンティティそれぞれへ送信する
    ことを特徴とする請求項36に記載の装置。
  38. 前記スイッチコアは第1段スイッチコアであり、前記ノードは複数の第2段エンティティに接続される第2段スイッチコアを含む第2段を含み、前記第2段エンティティの1つは前記第1段エンティティと接続するための拡張端末として動作し、前記第2段エンティティの1つは、前記VPI/VCI上で、前記ノードメインプロセッサへセルを送信するためのエンティティによって使用される前記拡張端末でのトラフィック装置のアドレスに関する情報を取得する
    ことを特徴とする請求項36に記載の装置。
  39. 前記複数のエンティティの少なくとも1つは、拡張端末として動作する
    ことを特徴とする請求項34に記載の装置。
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