JP2949504B2 - 面状発熱体およびその端子 - Google Patents

面状発熱体およびその端子

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Description

【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 この発明は、面状抵抗体の表面に電極が設けられてな
る面状発熱体およびその電極の端子取り付け部分に取り
付ける端子に関する。
(b)従来の技術 一般に、ポリエチレンなどポリオレフィン系樹脂など
有機高分子材料にカーボンブラック,グラファイト,金
属粉などの導電性粒子を混練し、分散させたものは有機
正特性サーミスタの性質を備える。このような材料を押
し出し成形やプレス成形することなどにより、または織
布などに含浸させることによって面状の有機正特性サー
ミスタ素体が作成される。このような有機正特性サーミ
スタ素体は、その表面に一対の電極を形成することによ
ってフレキシブルな面状発熱体として用いられている。
従来のこのような面状発熱体の端子取り付け方法とし
ては、ハトメで端子板を留める方法や、カシメ端子でか
しめる方法があった。第6図(A)〜(C)はハトメに
より端子板を留める方法を示す図であり、同図(A)は
端子板20の平面図、(B)は端子板20とハトメ21の側面
図、(C)は面状発熱体22に対して端子板20をハトメ21
で留めた状態を示している。また第7図(A),(B)
はカシメ端子による取り付け方法を示す図であり、同図
(A)はカシメ端子23の斜視図、(B)は面状発熱体22
に対してカシメ端子23を取り付けた状態を表す側面図で
ある。
尚、その他の方法としては半田や導電性接着剤による
接続が試みられているが、半田付けや導電性接着剤によ
り接続するためには、電極部分を露出させておく必要が
あり、耐水・絶縁性に問題があった。また、接続後、被
覆・防水を施す場合においても端子取り付け部分の防水
を完全に行うことができなかった。そこで、前述のよう
に面状発熱体全体に外装を施した後に上記ハトメによる
端子板の取り付けやカシメ端子を取り付ける方法が採用
されている。
(c)発明が解決しようとする課題 しかし、このような構成のものも次のような問題があ
る。すなわち、ハトメにより留められる端子板は平板で
あるため、その端子板に外力が加わった場合や熱によっ
て発熱体全体が軟化した場合にはハトメが緩くなり、ハ
トメと端子板との接触が不完全となったり、電極に開け
られたハトメによる孔が広げられ、電極とハトメとの接
触が不完全になる。これにより、通電途中に発熱しなく
なったり,端子部分が異常発熱するおそれがある。ま
た、カシメ端子を用いる場合、面状発熱体を両面から挟
みこむ形となるため面状発熱体表面から端子部分が突出
し、被加熱物との密着性が悪くなり、とくに発熱体自体
が小さなものでは、発熱体の熱を被加熱物に十分伝えら
れないという問題が生じる。
この発明の目的は上記従来の問題点を解消して、外装
の施された面状発熱体に対して確実に取り付けることの
できる面状発熱体用端子およびその端子をとりつけた信
頼性の高い面状発熱体を提供することにある。
(d)課題を解決するための手段 この発明の請求項(1)に係る面状発熱体用端子は、
面状抵抗体の表面に設けられた一対のまたは複数対の電
極に電気的に接続される端子であって、 周辺部に面状抵抗体側に突出する鋸歯状部を備え、中
央部に圧着用突起部を備えたことを特徴とする。
また、この発明の請求項(2)に係る面状発熱体は、
面状抵抗体の表面に一対のまたは複数対の電極を形成
し、電極形成部上を絶縁フィルムで被服するとともに、
上記電極の端子取り付け部分に外部から端子を取り付け
てなる面状発熱体であって、 前記端子は、周辺部に面状抵抗体側に突出する鋸歯状
部を備え、中央部に圧着用突起部を備えてなることを特
徴とする。
さらに、この発明の請求項(3)に係る面状発熱体
は、面状抵抗体の表面に一対のまたは複数対の電極を形
成し、電極形成部上を絶縁フィルムで被服するととも
に、上記電極の端子取り付け部分に外部から端子を取り
付けてなる面状発熱体であって、 前記端子は、周辺部に面状抵抗体側に突出する鋸歯状
部を備えた端子板と、この端子板を留めるハトメからな
ることを特徴とする。
(e)作用 この発明の請求項(1)に係る面状発熱体用端子は、
端子の周辺部に面状抵抗体側に突出する鋸歯状部が備え
られ、中央部に圧着用突起部が備えられている。したが
って、この端子を外装の施された面状発熱体に取り付け
た場合、端子板の鋸歯状部が外装部分に食い込んで、端
子板に外力が加わった場合や、熱によって面状発熱体が
軟化した場合にも接触状態が良好に保たれる。また、端
子板の鋸歯状部外装を突き抜けて電極にまで達すれば、
端子板の鋸歯状部でも電極と接触して接触面積が増大す
る。さらに、面状発熱体の端子取り付け部の裏面には圧
着された突起部の端部のみが露出するため、従来のカシ
メ端子による場合のように、端子部分が必要以上に厚く
なることがない。しかも、端子板に従来端子板を留める
のに使用していたハトメが不要となり、部品点数を減少
できる。
この発明の請求項(2)に係る面状発熱体において
は、表面に一対のまたは複数対の電極が形成され面状抵
抗体の電極形成部上に絶縁フィルムが被服されたものに
対し、請求項(1)記載の端子が外部から取り付けられ
ている。したがって、耐水・絶縁性に優れ、且つ端子と
電極との接触信頼性が高く、裏面側への突出量の少ない
面状発熱体が得られる。
この発明の請求項(3)に係る面状発熱体において
は、端子を端子板とその端子板を留めるハトメからなる
構成であり、請求項(2)にかかる面状発熱体と同様に
作用する。
(f)実施例 第1図と第2図はこの発明の第1の実施例である面状
発熱体の構造を表す図であり、第1図は面状発熱体の平
面図、第2図は第1図におけるA−Aの矢視断面図であ
る。図において1は面状有機正特性サーミスタ素体、2,
3はこの面状正特性サーミスタ素体1の一方の表面に形
成した一対の電極、4,5は電極を形成した面状正特性サ
ーミスタ素体の外装用絶縁フィルムである。また6,7は
端子、8,9はハトメであり、電極2,3の端子取り付け部分
に外部からそれぞれ圧着している。
第3図および第4図は端子6およびハトメ8の構造を
表す図であり、第3図に示すように、端子6は、正特性
サーミスタ素体側に突出する2つの鋸歯状部10,10およ
び中央部にハトメ8を挿入する孔11を備える端子板6a
と、電源のリード線が接続される接続部6bとから構成さ
れている。この端子6の孔11に対し第4図に示すように
ハトメ8を挿入して面状発熱体に圧着することによって
第2図に示した接続構造が得られる。第2図においてハ
トメ8は面状正特性サーミスタ素体1の表面に形成した
一方の電極2に接触し、導電的に接続する。また、端子
6はハトメ8の圧着によりその鋸歯状部10が絶縁フィル
ム4を突き抜け電極2に食い込むため端子板の鋸歯状部
10が電極2に直接接触し、導電的に接続することにな
る。
また、端子7およびハトメ9の構造については図示し
ていないが、これらは端子6およびハトメ8と同一の構
造を有している。すなわち、端子7は、鋸歯状部および
孔を備えた端子板7aと、接続部7bとから構成され、ハト
メ9によって面状発熱体に圧着することによって、ハト
メ9および端子7の鋸歯状部が電極3に直接接触し、導
電的に接続する。
このような構造であるため、端子板に外力が加わった
場合や熱によって面状発熱体全体が軟化した場合でも端
子板とハトメとの接触状態が良好に保たれる。また第2
図に示した例のように端子板の鋸歯状部が直接電極にま
で達するようにすれば、電極と端子とが直接広い面積で
接触し、接触部の信頼性がさらに向上する。また、面状
発熱体の端子取り付け部の裏面には圧着されたハトメの
端面が露出するだけであるため面状発熱体の裏面側への
突出量が少なく、被加熱物に取り付けた際の密着性が良
くなり、熱伝達性が良好となる。
第5図はこの発明の第2の実施例に係る面状発熱体用
端子の斜視図であり、この発明の請求項(1)に記載し
た面状発熱用端子の実施例である。なお、第1の実施例
と同一の部分には同一の番号を付してその説明を省略す
る。同図において端子12の周辺部には面状抵抗体(上述
の実施例では有機正特性サーミスタ素体)側に突出する
2つの鋸歯状部10,10を形成し、中央部に圧着用の突起
部13を形成している。この圧着用突起部13は上述の実施
例で示したハトメ8と同様に作用する。すなわちこの端
子12を外装の施された面状発熱体に圧着することによっ
て、周辺部の鋸歯状部が外装部分または内部の電極部分
にまで食い込んだ状態で確実に圧着することができる。
なお、第1および第2の実施例では、端子板の周辺部
に2列の鋸歯状部を形成したが、鋸歯状部は1列だけで
もよく、各辺に設けてもよい。また、第1および第2の
実施例では1つのハトメまたは単一の圧着用突起部を設
けた例であった、複数のハトメを用いるか、複数の圧着
用突起部を形成してもよい。
(g)発明の効果 この発明によれば外装の施された面状発熱体に対して
圧着する場合でも、面状発熱体に対して確実に取り付け
ることができ、電極に対し良好な接触状態を保つことが
できる。また、その端子を取り付けた面状発熱体におい
ては、絶縁フィルムで全体を被覆した状態で端子を取り
付けることができるため、耐水性、絶縁性が向上し、ま
た端子取り付け部の信頼性が高まる。さらに面状発熱体
裏面における端子部分の突出量が少なく、被加熱物に対
する密着性および熱伝達性の良好な面状発熱体を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例である面状発熱体の構
造を表す平面図、第2図は第1図におけるA−A部分の
断面図である。第3図および第4図は同面状発熱体に取
り付けられる端子板およびハトメの構造を表す図であ
る。第5図は第2の実施例に係る面状発熱体用端子の構
造を表す斜視図である。第6図(A)〜(C)は従来の
端子板とハトメおよびその取り付け構造を表す図であ
る。第7図(A),(B)は従来のカシメ端子およびそ
の取り付け構造を表す図である。 1……面状有機性特性サーミスタ素体(面状抵抗体)、 2,3……電極、 4,5……絶縁フィルム、 6,7……端子、 8,9……ハトメ、 10……鋸歯状部。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭50−27376(JP,U) 実開 昭51−50238(JP,U) 実開 昭56−148889(JP,U) 実開 昭56−153092(JP,U) 実公 昭49−47227(JP,Y1) 実公 昭51−12931(JP,Y1) 実公 昭50−36283(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05B 3/02 H05B 3/14 H05B 3/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】面状抵抗体の表面に設けられた一対のまた
    は複数対の電極に電気的に接続される端子であって、 周辺部に面状抵抗体側に突出する鋸歯状部を備え、中央
    部に圧着用突起部を備えてなる面状発熱体用端子。
  2. 【請求項2】面状抵抗体の表面に一対のまたは複数対の
    電極を形成し、電極形成部上を絶縁フィルムで被服する
    とともに、上記電極の端子取り付け部分に外部から端子
    を取り付けてなる面状発熱体であって、 前記端子は、周辺部に面状抵抗体側に突出する鋸歯状部
    を備え、中央部に圧着用突起部を備えてなる面状発熱
    体。
  3. 【請求項3】面状抵抗体の表面に一対のまたは複数対の
    電極を形成し、電極形成部上を絶縁フィルムで被服する
    とともに、上記電極の端子取り付け部分に外部から端子
    を取り付けてなる面状発熱体であって、 前記端子は、周辺部に面状抵抗体側に突出する鋸歯状部
    を備えた端子板と、この端子板を留めるハトメからなる
    面状発熱体。
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WO2016130263A1 (en) * 2015-02-13 2016-08-18 Illinois Tool Works Inc. Heater for windshield wiper park position

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