JP2949243B2 - マスターシリンダ - Google Patents

マスターシリンダ

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JP2949243B2
JP2949243B2 JP27320190A JP27320190A JP2949243B2 JP 2949243 B2 JP2949243 B2 JP 2949243B2 JP 27320190 A JP27320190 A JP 27320190A JP 27320190 A JP27320190 A JP 27320190A JP 2949243 B2 JP2949243 B2 JP 2949243B2
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housing
piston
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道夫 浜本
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Shinei Kogyo KK
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はマスターシリンダに関し、特に、自動車など
の車両用ブレーキ装置のマスターシリンダに関する。
従来から、自動車用部品の高性能化のための努力が重
ねられたのであるが、中でも、ブレーキ装置用マスター
シリンダにおいては、生産技術の改善とともに製品の改
良にかかわる技術開発が行なわれてきた。
しかし、コスト低減の目的も兼ねた技術開発であるだ
けにあらゆる面からの検討の上で、製品開発がなされる
こととなり、従来のように、機械加工を必要とする部品
の組み立てでは、完成品の性能と品質に係る信頼性が充
分でないことが欠点であった。そこで、近年、マスター
シリンダの部品の中でも特にその主要部品であるハウジ
ングをガイキャスト法によって製造することが試みら
れ、製品の均質化に成果を上げているのであるが耐候性
および耐久性などの諸条件を含めて十分満足し得る製品
を開発するまでには至らずに十分成果を上げているとは
いえない。本発明は上記の問題点を解決することを目的
とするものである。
次に、上記目的を達成するための具体的構成を図面に
従い説明すると、 その両端を開口したハウジング1の一方の開口部をそ
の周測面に密封用の0リング17を嵌めた底蓋6により閉
鎖し、他方の開口部には前記ハウジング1の孔25を閉鎖
する蓋を配設し、その蓋の中心部に通孔9を穿ち、その
通孔9にピストン2、3を挿通し、前記ハウジング1の
軸線方向に延在した孔25にはリザーバからの流体を受け
る通孔を設け、上記孔25内に前後に向けて一対のピスト
ンを収容して摺動自在に作動させ、ブレーキ作動時に一
対の圧力室内に流体圧力を生起し得るようにし、自動車
などの車両のブレーキに連結される第1および第2圧力
室を形成する第1および第2ピストン2、3がハウジン
グ1の内部の孔25内に摺動自在に収容されており、第1
および第2ピストン2、3が液体貯蔵室から対応する圧
力室への流体流れを制御する密封体10、11、12、13と関
連作動するようにし、前記密封体10、11、12、13が上記
第1および第2圧力室を上記液体貯蔵室に連通する流路
にそれぞれ隣接して上記孔25内に配置されて流路を設定
し、上記ピストン2、3に係合することによって同流路
を閉じることができ、前記密封体10、11、12、13のそれ
ぞれの密封体の間にハウジング1の内部の孔25の内周面
の部分が介在し、前後に位置する二つのピストン2、3
の中の前方に位置する第1のピストンの外周面の部分を
ハウジング1の開放底部に取り付けた閉塞部材の円筒部
分の内周面の部分とともにハウジング1の内部の孔の内
周面の部分に対し、摺動自在にし、かつ、後方に位置す
る第2のピストンの外周面の部分をハウジング1の内部
の孔25の内周面の部分と液体貯蔵室から圧力室へ流体的
に連通させた通路を形成するハウジング1の端部の小径
筒部の外側にその大径部分を配設させた中間径筒体とそ
の外側に位置するピストン支持兼流体通路形成用大径筒
体の前記第2のピストンの外周面の部分と対応する部分
とにより案内させるようにし、前記後方に位置する第2
のピストンの軸受部分は主としてハウジング1の内部に
形成した孔25の内周面の部分であって、他の軸受部分は
前記孔25の外に位置するピストン支持兼流体通路形成用
大径筒体8と中間径筒体7の小径通孔部分9によって構
成するようにし上記ハウジング1の他方の開口部の内側
および外側に設けた同心円状の円筒状突部の間に二重の
円筒状介在部材を配設し、それらの介在部材の間に前記
液体貯蔵室と上記圧力室の一方とを流体的に連通させる
通路を有し、直接ピストンの外周面の部分と前記ハウジ
ングの孔の内周面の部分とを対応させるようにし、ハウ
ジングの開口端部の部分と中間径筒体の間および前記ハ
ウジングの開口端部の部分の円筒状深溝部分に挟持され
た状態で配設されたピストン支持兼流体通路形成用大径
筒体8と中間径筒体7によって密封体を位置決め固定し
てなるマスターシリンダである。
そして、大径筒体8の溝には0リング14を嵌着し、中
間径筒体7の溝には0リング15を嵌着し、底蓋6にはそ
の先端位置に0リング16を嵌着し、大径周面部分の溝に
0リング17を嵌着し、流路形成リング22の流路と流通孔
23とが常時は連通しピストン作動時は遮断するように
し、また、連通孔24はピストン3における連通孔23と同
じように常時は液体貯蔵室からの流路と連通されてお
り、ピストン作動時には流路を遮断されるように復帰ば
ね4、5が働くようにさせられている。
次に、上記構成から生じる作用効果を述べると、製造
時、ダイキャスト法により、その両端を開口したシリン
ダハウジングを製造するので一方の開口部を外側から底
蓋により閉鎖するだけで、底蓋の先端部と前記ハウジン
グの中間部分のピストン支持部分の一方の肩部とによ
り、弁の働きをする密封体を位置付け、その部分に液体
貯蔵室から圧力室への流路を形成することにより一方の
液体貯蔵室から圧力室への流路を確保させるとともに、
前記底蓋の内底部をピストンの復帰ばねの弁座にするこ
とができる効果がある また、それと同時に、底蓋の周側面の部分の溝に嵌着
された0リングとハウジングの一方の開口部との間で液
密状態を保持させ得る効果がある。
また、マスターシリンダの組立製造に際して、ハウジ
ングの他方の開口部からピストンの挿入時、ハウジング
の中間部分のピストンの支持部分を案内にして簡単に挿
入させ得る効果がある。
また、ハウジングの他方の開口部を同心円状に形成さ
れた小径筒状部分と大径筒状部分を配設し、それらの両
筒状部分の間に大径円筒体と小径円筒体とを重ね合わせ
た状態で嵌め込んで液体貯蔵室から圧力室への流路を前
記円筒体間に形成し、かつ、前記流路の圧力室への入口
部分に弁の働きをする密封体を配設することにより密封
体を抱え込んだ円筒体を前記ハウジングの他方の開口部
に組み込むだけで前記流路を確保させ得る効果がある。
また、それぞれの円筒体の大径先端部分の所望箇所に
0リングなどのシール部材を保持させてハウジングの他
方の開口部の同心円状深溝部分に組み込むだけで蓋体と
しての密封を確保し得る効果がある。
また、ハウジングの中間部分は、その貫通孔にピスト
ンを直接支持するようにしたのでハウジングの中間部分
にスリーブなどの損傷し易い部材を介在させることなど
全く必要がないので使用に際して事故が生じるおそれが
ない効果がある。
また、ハウジングの長期使用に当たり、ピストンに使
用した復帰ばね或いはシール材などに損傷が生じても、
ハウジングの開口部に嵌めた蓋体を単に取り外すだけで
修理し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面の第1図は、本発明を施したマスターシリンダの上
方部分を縦断面図にした側面図である。 1……ハウジング、2……ピストン 3……ピストン、4……復帰ばね 5……復帰ばね、6……底蓋 7……中間径筒体、8……大径筒体 9……小径通孔部分、10……密封体 11……密封体、12……密封体 13……密封体、14……0リング 15……0リング、16……0リング 17……0リング、18……接続ピン 19……受金、20……流路入口 21……流路入口、22……流路形成リング 23……連通孔、24……連通孔 25……孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端を開口して、その貫通孔にピストンを
    挿通し得るようにシリンダーハウジング1を形成し、そ
    のハウジングの一方の開口部を液密保持を可能にした底
    蓋6で閉鎖し、前記ハウジングの他方の開口部から前後
    に向けて一対のピストンを進退自在に作動し得るように
    挿入し、前記ハウジングの他方の開口部を蓋により液密
    的に閉鎖し、その蓋の部分に一方の液体貯蔵室から一方
    の圧力室への流路を形成し、前記底蓋と前記ハウジング
    とにより他方の液体貯蔵室から他方の圧力室への流路を
    形成し、前記ピストンの外周面に直接接する前記ハウジ
    ングの貫通孔の中間部分の前後に弁の働きをする密封体
    を配設してなるマスターシリンダであり、前記ハウジン
    グの一方の開口部を閉鎖する底蓋の大径段付底蓋部分の
    周側面の部分の溝に0リングを嵌着してハウジングの端
    部の開口部分に装入し、液密的に閉鎖し、かつ、前記底
    蓋の小径筒状外周部分を有する先端部を前記ハウジング
    の端部の筒状空間部に嵌め、その筒状空間部に位置する
    前記底蓋の先端部に位置する密封体と前方に位置する第
    1のピストンとの間で、閉鎖空間を形成し得るようにし
    てなるマスターシリンダ。
JP27320190A 1990-10-15 1990-10-15 マスターシリンダ Expired - Lifetime JP2949243B2 (ja)

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JPH04151359A JPH04151359A (ja) 1992-05-25
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JP5652611B2 (ja) 2011-03-02 2015-01-14 株式会社リコー 定着部材、定着装置及び画像形成装置

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JPH04151359A (ja) 1992-05-25

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