JP2528975Y2 - ステアリングダンパ - Google Patents

ステアリングダンパ

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JP2528975Y2
JP2528975Y2 JP1989047986U JP4798689U JP2528975Y2 JP 2528975 Y2 JP2528975 Y2 JP 2528975Y2 JP 1989047986 U JP1989047986 U JP 1989047986U JP 4798689 U JP4798689 U JP 4798689U JP 2528975 Y2 JP2528975 Y2 JP 2528975Y2
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cylinder
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tank
hydraulic oil
piston
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勉 吉本
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、二輪車の車体と車輪との間に介装してハン
ドル操作に適度の抵抗を与えるステアリングダンパの改
良に関する。
(従来の技術) 二輪車の車体と車輪との間に介装してハンドル操作に
適度の抵抗を与えるステアリングダンパとして、作動油
を充填したシリンダの内側に収装したピストンの両側に
ピストンロッドを結合し、シリンダから軸方向にそれぞ
れ摺動自由に突出させたものが知られている。ピストン
には減衰力発生機構としてコントロールバルブが設けら
れ、このコントロールバルブがピストンの摺動に伴う作
動油の流通に抵抗して適度の減衰力を発生させる。
(考案の課題) しかしながら、このようなステアリングダンパの場合
には温度変化に伴い内部の油量が変動すると、外部から
エアを吸い込んだり、がたつきを生じるなどの問題があ
った。
これに対して、本出願人は先に実願昭63-52421号にお
いて、第2図に示すようなステアリングダンパを提案し
ている。これは、体積補償体19を収装した作動油のサブ
タンク17をシリンダ1に付設し、このサブタンク17とシ
リンダ1の内部とを、微小断面の通路22を備えたチェッ
ク弁20を介して連通したもので、サブタンク17の端部は
プラグ18と25によりそれぞれ密閉され、サブタンク17の
内部にチェック弁20と体積補償体19が収装されている。
チェック弁20にはサブタンク17とシリンダ1内を常時
連通する微小断面通路22が形成され、通常の温度補償は
この微小断面通路22を介して行なわれる。また、温度の
急降下によりシリンダ1内の作動油体積が急激に減少し
た時は、油室Aとサブタンク17との圧力差によりチェッ
ク弁20が開き、サブタンク17の作動油をシリンダ1に供
給する。なお、サブタンク17内の油量変動は体積補償体
19の膨張と収縮により補償される。
本考案は、このような温度補償機構を更に簡易な構造
で提供することにより、ステアリングダンパの加工や組
み立てを容易にすることを目的とする。
(課題を達成するための手段) 本考案は、作動油を充填したシリンダにピストンを摺
動自由に収装し、このピストンの両側に結合したピスト
ンロッドをシリンダの両端からそれぞれ摺動自由に突出
させ、ピストンの摺動に伴ってシリンダ内部を流通する
作動油の通路に減衰力発生機構を介装し、シリンダ外部
に作動油のサブタンクを付設し、このサブタンクの内部
に伸縮性のある体積補償体を収装するとともに、このサ
ブタンクとシリンダ内部とを連通する通路の途中にチェ
ック弁を設け、このチェック弁と並列に微小断面の通路
を設けたステアリングダンパにおいて、前記サブタンク
をシリンダに形成した有底の孔部をプラグで密閉して構
成した。
(作用) サブタンクをシリンダに形成した有底の孔部をプラグ
で密閉して構成したことにより、サブタンク内部の構成
が単純化され、サブタンクの加工や組み立てが容易にな
る。
(実施例) 第1図に本考案の実施例を示す。なお、図外の構成は
第2図と同じとする。
この図において、1は作動油を充填したシリンダ、2
はシリンダ1に摺動自由に収装したピストン、3と4は
それぞれピストン2の両側に結合してシリンダ1から摺
動自由に突出するピストンロッドである。
シリンダ1の内側はピストン2より油室AとBに画成
される。これらの油室AとBはピストン3に備えたコン
トロールバルブ14を介して所定の抵抗のもとに連通す
る。
シリンダ1には温度補償のためのサブタンク17が付設
される。このサブタンク17はシリンダ1に一体に形成さ
れた有底の孔部をプラグ25により密閉したもので、プラ
グ25はサブダンク17とシリンダ1内の油室Aを連通する
チェック弁20と微小断面通路22を備える。
チェック弁20はポペット状の弁体をプラグ25の中空の
中心部に摺動自由に挿入し、プラグ25の先端に螺合する
バルブシート26に向けてリターンスプリング21で支持し
たもので、チェック弁20の側方にはプラグ25及びシリン
ダ1の壁面を貫通して油室Aに至る通路27が開口する。
また、微小断面通路22はチェック弁20の頂部を貫通して
形成され、サブタンク17の内側と油室Aに至る通路27と
を常時連通する。
サブタンク17の内側にはスポンジ等の伸縮性の体積補
償体19が収装される。体積補償体19は環状断面に形成さ
れ、バルブシート26とサブタンク17の底部との間に保持
される。
次に作用を説明する。
ハンドルを左右いずれかに切ると、ピストン2がピス
トンロッド3及び4とともにシリンダ1内を摺動するの
に伴い、油室AとBとの間で作動油が移動し、途中のコ
ントロールバルブ14の縮流抵抗により減衰力を発生させ
る。
シリンダ1内の油温が変化し、シリンダ1内の作動油
体積が増減すると、作動油が微小断面通路22を介してサ
ブタンク17とシリンダ1とを流通し、体積補償体19を膨
張ないし収縮させることでシリンダ1内の作動油体積を
一定に保つ。また、温度が急降下して、微小断面通路22
を介したシリンダ1への作動油供給がシリンダ1内の作
動油体積の減少に追いつかなくなった場合には、油室A
とサブタンク17との圧力差によりチェック弁20が開いて
サブタンク17の作動油を油室Aに供給し、シリンダ1内
が負圧化するのを阻止する。
以上のように、このステアリングダンパは第2図のス
テアリングダンパと同様の作動特性を備えるが、このス
テアリングダンパにおいては、チェック弁20がバルブシ
ート26を含めてプラグ25と一体に構成され、微小断面通
路22もチェック弁20に形成されているので、シリンダ1
に形成するサブタンク17用の孔部に特別な加工をする必
要がなく、製造時にはサブタンク17用の孔部に開口部か
らドリル等で通路27の穴加工を行った後、孔部に体積補
償体19を挿入し、あらかじめチェック弁20を組み付けた
プラグ25をこの孔部に螺合するのみでサブタンク17が完
成する。また、サブタンク17を一個のプラグ25で密閉す
るのでサブタンク17からの油漏れの機会も最小限に留ど
めることができる。
(考案の効果) 以上のように、本考案はサブタンクをシリンダに形成
した有底の孔部をプラグで密閉して構成し、このサブタ
ンクに体積補償体を収装し、サブタンクとシリンダ内部
とを連通する通路の途中にチェック弁を設け、このチェ
ック弁と並列に微小断面の通路を設けたので、サブタン
クの加工や組み立てが容易になり、油漏れの機会も減少
する。
このため、好ましい温度補償機能を備えたステアリン
グダンパを低コストで提供することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の実施例を示すステアリングダンパの要
部縦断面図、第2図は従来例を示すステアリングダンパ
の縦断面図である。 1……シリンダ、2……ピストン、3,4……ピストンロ
ッド、17……サブタンク、19……体積補償体、20……チ
ェック弁、22……微小断面通路、25……プラグ、26……
バルブシート、27……通路、A,B……油室。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】作動油を充填したシリンダにピストンを摺
    動自由に収装し、このピストンの両側に結合したピスト
    ンロッドをシリンダの両端からそれぞれ摺動自由に突出
    させ、ピストンの摺動に伴ってシリンダ内部を流通する
    作動油の通路に減衰力発生機構を介装し、シリンダ外部
    に作動油のサブタンクを付設し、このサブタンクの内部
    に伸縮性のある体積補償体を収装するとともに、このサ
    ブタンクとシリンダ内部とを連通する通路の途中にチェ
    ック弁を設け、このチェック弁と並列に微小断面の通路
    を設けたステアリングダンパにおいて、前記サブタンク
    をシリンダに形成した有底の孔部をプラグで密閉して構
    成したことを特徴とするステアリングダンパ。
JP1989047986U 1989-04-24 1989-04-24 ステアリングダンパ Expired - Lifetime JP2528975Y2 (ja)

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JPH02139192U JPH02139192U (ja) 1990-11-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5922354Y2 (ja) * 1979-08-31 1984-07-04 日本発条株式会社 油圧式防振器
JPS60151438A (ja) * 1984-01-13 1985-08-09 Kayaba Ind Co Ltd ステアリングダンパ
JPS6293440U (ja) * 1985-12-02 1987-06-15

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