JP2948960B2 - 通信交換設備の特殊な呼びの接続方法 - Google Patents

通信交換設備の特殊な呼びの接続方法

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JP2948960B2
JP2948960B2 JP3290451A JP29045191A JP2948960B2 JP 2948960 B2 JP2948960 B2 JP 2948960B2 JP 3290451 A JP3290451 A JP 3290451A JP 29045191 A JP29045191 A JP 29045191A JP 2948960 B2 JP2948960 B2 JP 2948960B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、取扱者、すなわち交換
手、の補助を受ける種類の電話通信の通話の処理を自動
化するための方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】過去数十年の間に、かつては取扱者によ
って取り扱われていた有料電話通信通話呼数(トラフィ
ック)の内の膨大な部分が自動化された。本来、「取扱
者の補助サービスを受ける種類の通話」(以下、取扱者
補助コール)のトラフィックだった電話通信通話の自動
化の最初の段階は、顧客が自分でダイヤルする種類の長
距離電話サービスを提供することであった。それから、
顧客が初めにダイヤルする種類の取扱者補助コールサー
ビスが導入された。そこでは取扱者は、番号が既に顧客
によってダイヤルされた後の部分のコールを処理するの
である。電話料金の自動記録もやはりそのころ導入され
た。
【0003】今日では、完全又は一部自動化された取扱
者補助コールの種類としては、硬貨投入コール、電話カ
ードコール、ホテル宿泊客発信コールの料金の自動引
用、及びコレクトコール(料金受信人払い通話)と指名
通話との部分的自動化が含まれる。しかし、取扱者補助
コールの自動化について集中的に努力がなされているに
もかかわらず、電話会社が取扱者賃金やこれに伴う管理
コストとして費やす金額は、米国を例にとれば年間一千
億円を超えている。
【0004】取扱者補助コールは、取扱者補助交換シス
テム、又は交換機、に付随する「取扱者の配置された位
置端末」(取扱者位置)から処理される。これらの交換
システムの動作は、概して総体プログラムと呼ばれる複
合プログラムによって制御される。このプログラムは、
十分注意してテストし、システムが衝突を起こしたり機
能しなくなったりする原因となる欠陥がないようにする
必要がある。
【0005】取扱者補助交換システムは、データメッセ
ージによって取扱者と通信を行う。このデータメッセー
ジは、取扱者位置におけるディスプレイを操作するため
と、「通話発信者又は呼び出す側の顧客」(以下、呼
者)からの指令に応答して取扱者が入力した情報を取扱
者補助交換システムに伝送するためと、に用いられる。
総体プログラムは、取扱者補助交換システムから受信し
た劣質のデータが1つのコール以外に影響を与えること
のないように十分注意して設計されている。尚、呼者に
対応して、「通話受信者又は呼び出される側の顧客」を
以下、被呼者という。
【0006】このような取扱者補助交換システムにおけ
る問題は、総体プログラムの変更が困難なために、新し
いサービスの導入及び取扱者機能の自動化が困難なこと
である。
【0007】完全自動化されていない取扱者補助コール
の最大要素は、コレクトコール及び第3番号コールであ
る。これらも、MECH (More Efficient Call Handl
ingFor Operator Assistance Calls) と称する処理方
式を用いて部分的に自動化されている。この方法は、バ
ウアー(T.M.Bauer) 他、の米国特許第4,899,37
5号に述べられている。同特許に開示されている方式で
は、第1の取扱者がコールの種類を判断してから同取扱
者とコールとの接続を切り、その間にコールが立ち上げ
られ(セットアップされ)、被呼者には、「注意喚起信
号」(アラート)が送られる、すなわちアラートされ
る。次に、第2の取扱者が、例えばコレクトコールの応
答後など、必要なときにのみコールに付いて補助する。
【0008】ドデリン(A.N.Daudelin)の米国特許第
4,486,833号においては、取扱者補助交換システ
ムの一部を構成する音声認識ユニットが、コール種類の
判断とコールの自動設定への協力動作に用いられてい
る。被呼者がコレクトコールに応答すると、被呼者がコ
ールを受けるかどうかを音声認識ユニットが判断する。
【0009】コメラ(Comella) 他、の米国特許第4,
054,756号に述べられている別の方法によれば、
2周波数(デュアルトーンマルチフリーケンシー)(D
TMF)端末を有する顧客が、コールの種類を示す最初
の数桁の数字をボタン入力した後、例えば通話料を第3
の番号負担とするコール(第3番号コール)の場合な
ら、その第3番号の識別子を含む、必要な全ての数値情
報を入力する。コレクトコール又は第3番号コールの場
合、呼者は、コレクトコール被呼者又は第3番号の顧客
に識別してもらうために自分の名前を入力する。これに
基づき、そのコールを進めてよければ、コレクトコール
被呼者又は第3番号の顧客から受諾信号を入力する。
【0010】又、最近、ノーザン通信会社から発表され
た方法では、呼者はコールの種類の表示子を含む番号を
ダイヤルし、コレクトコールの場合は、名前を言うよう
に言われたときに、自分の名前を言う。コレクトコール
の場合には被呼者に、又第3番号コールの場合は第3番
号当事者にコールがつながった後、相手側がそのコール
の料金負担を受諾するかどうかを「イエス」又は「ノ
ー」の音声で言うのを、音声認識ユニットを用いて検出
する。これらのコールの取扱用に、分離形伝送装置を経
て音声処理ユニットが接続されている。もし被呼者がD
TMF端末を有する場合、被呼者又は第3番号当事者
は、受諾を音声で言う代わりにボタン入力することもで
きる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記からみると、まだ
取扱者の補助を必要としているコレクトコールや第3番
号コールのような残存する取扱者補助コールの多くを簡
単に自動化する方法装置が必要とされている。
【0012】更に、自発音声メッセージコールに関して
も必要事項が存在する。このようなコールに対する方法
装置が、米国特許第4,932,042号に記載されてい
る。同特許に開示されている方法装置は、話し中又は応
答のない被呼者へのコールを、呼者が改めて掛け直す必
要なく音声メッセージコールに変換し、前に識別されて
いた呼者番号及び被呼者番号を音声メッセージコール用
に保存するというものである。この場合、サービスを利
用するには、呼者がDTMF電話機を有する必要があ
り、又、コールに告知信号とDTMF受信機とを接続す
る必要がある。
【0013】従来技術の別の問題は、周波数ダイヤル方
式電話番号の自動ダイヤル操作に関する。この問題は、
頻繁にダイヤルする番号をプリセットしておける、顧客
端末装置を用いるか、短縮番号に応答して予め指定され
た宛先番号にコールをつなぐことのできる仕組みを中央
局に設けることによって、解決される。しかし、いずれ
の場合も、仕組みは、顧客が自分の住居、事務所、又は
自動車電話で、通話希望電話番号についてプログラムさ
れている電話からダイヤルするときのみ作動するように
なっている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記の
問題を解決し、従来技術を改善することができる。本発
明においては、取扱者補助交換システムに付随する取扱
者位置(取扱者モード、取扱者装置)のいくつかの代わ
りに、取扱者の配置されない自動化位置を設置してい
る。この自動化位置(自動化モード、自動化装置)は音
声指令のような指令を認識するための手段、接続されて
いる電話顧客に告知を行うための手段を有し、オプショ
ンとして、DTMF桁数字の検出、音声の記録、及び電
話機スイッチフックの合図(すなわち、電話機スイッチ
フックを瞬時押し下げる動作)(フラッシュ)の検出の
ための手段を有する。
【0015】本発明の一実施例において、取扱者位置と
取扱者補助交換システムとの間では、両者間に存在する
データ通信がいずれの方向にも同じとなるように両者間
のインタフェースが維持される。取扱者補助交換システ
ムは、取扱者位置におけるディスプレイ生成用と自動化
位置におけるディスプレイ生成用とに同じメッセージを
用いて、これらの位置との間で通信を行う。同様に、自
動化位置は、取扱者補助交換システムの動作制御に、取
扱者位置によって用いられるのと同じメッセージを用い
て、取扱者補助交換システムとの間で通信を行う。
【0016】もし、呼びの種類が自動化位置を制御する
プログラムにおいては予想されないか、又は、自動化位
置が発呼者の音声を認識できないか、のいずれかの理由
で、自動化位置が特定の呼びを処理できない場合、自動
化位置は、呼びを取扱者位置に切り換えるよう要請する
データメッセージを取扱者補助交換システムに送信す
る。取扱者補助交換システムは、取扱者位置からどのよ
うな組み合せの制御信号が来ても、それに対して、自動
化位置の不適切な動作の結果として他の呼びに及ぶ損害
量が極度に制限されるような、安全な仕方で反応するよ
うに既に設計されているので、有利である。
【0017】コレクトコールを処理する場合、自動化位
置は、最初に呼者に、コールの種類選択の要請を告知
し、要請への応答として顧客から音声の「コレクト」又
は対応するDTMF信号として出された指令を認識す
る。このデータは、取扱者補助交換システムに報告さ
れ、そこで、被呼者がコレクトコールを受諾できる種類
の被呼者であることをデータベースで点検確認する。例
えば硬貨投入形電話機や刑務所内の電話端末は、コレク
トコールを受諾することを許されていない。又、国によ
ってはコレクトコールを受諾しない国もある。
【0018】データベースによる点検でコレクトコール
が受諾可能なことが示されると、自動化位置は、顧客が
自分の名前を言うようにとの要請を告知し、応答を記録
する。次いで、コールは被呼者につながれる。
【0019】被呼者がアラート信号(例えばベル)に対
して送受器を取り上げオフフックの状態にして応答する
と、自動化位置から被呼者に「あなたにコレクトコール
が掛かっています。発信人は」との告知が伝送され、こ
の後に、記録された呼者(発信人)の名前が続く。告知
は更に、「もし料金負担を受諾するなら、「はい」(設
定によっては同等の音声、例えば「イエス」)と言って
下さい。」と続く。
【0020】もし被呼者が「はい」と言ってこの音声信
号が音声認識ユニットによって認識されると、確認告知
が出され、呼びはコレクト呼びとして接続され、取扱者
補助交換システムは自動化位置から、請求手続きがコレ
クト呼び請求として行われる旨の通知を受ける。被呼者
が料金負担を受諾しない場合は、「いいえ」と言うか、
送受器を置いてオンフックの状態にすればよい。
【0021】第3番号コールを処理する場合、自動化位
置は、最初に、コールの種類選択を要請する。音声の
「第3番号」又は対応するDTMF信号を検出すると、
自動化位置は、第3番号を、DTMF端末で番号入力す
るか、番号を音声で言うかして知らせるように顧客(呼
者)に要請する。自動化位置は又、呼者が名前を言うよ
うに要請し、応答を記録する。その後、自動化位置は、
料金請求番号及びコールの種類を取扱者補助交換システ
ムに報告する。
【0022】取扱者補助交換システムは、データベース
を点検して、呼びが接続される前にどの様な種類の検証
が必要かを判断する。第3番号当事者が料金負担の意思
があるかどうか検証するためには第3番号当事者に問い
合わせる必要があると、取扱者補助交換システムが判断
したと仮定すると、これにより、取扱者補助交換システ
ムは、第3番号の顧客端末への接続をセットアップす
る。
【0023】第3番号の顧客端末が回答後、自動化位置
が、この顧客端末に、このコールの識別内容を、このコ
ールの料金を負担してほしい旨の要請として、告知す
る。その後に、記録された呼者の名前と、「料金を負担
して頂けますか?もしそうなら、「はい」(設定によっ
ては同等の音声、例えば「イエス」)と言って下さ
い。」との要請が続く。応答は自動化位置によって検出
され、もし検出結果が肯定的応答なら、自動化位置から
取扱者補助交換システムに、コールをセットアップする
ようにとの信号を送る。第3番号当事者が料金負担を受
諾しない場合は、「いいえ」と言うか、送受器を置いて
オンフックの状態にすればよい。
【0024】自動化位置は、取扱者位置が行うのとほぼ
同じ方法で遠隔のデータベースにアクセスできる。すな
わち、自動化位置は、通常の取扱者位置で取扱者がする
のと同じ種類のメッセージを送り、回答メッセージにつ
いて同じ種類のデータ翻訳を行う。
【0025】もし顧客が生の取扱者のサービスを受けた
いと思うときには、自動化位置は、音声による「取扱
者」、「交換手」等を意味する予め定められた用語、又
は「DTMF 0」の信号を検出し、この入力検出に応
答して、生の取扱者が配置されている取扱者位置にコー
ルを接続するようにとの信号を、取扱者補助交換システ
ムに送ることができるようになっている。この再接続機
能は、主任取扱者のサービスを求めて或る取扱者位置か
ら別の取扱者位置へコールを転送する機能を利用する。
このような機能は、エ−ティ−アンドティ−社(AT&T)
(米国)の「取扱者サービス位置システム」(OSP
S)に含まれている。
【0026】本発明の別の実施例において、取扱者補助
交換システムは、総合サービスディジタル網(ISD
N)端末とインタフェースできるように考慮された交換
システムである。自動化位置は、音声信号用に1つの6
4キロビットBチャンネルを、そして制御及び信号送信
用信号、並びにデータベースアクセス用に16キロビッ
トDチャンネルを用いて、ISDNのベーシックレート
・インタフェースの2つのBチャンネル及び1つのDチ
ャンネルとインタフェースを行う。
【0027】一旦自動化位置が設置されれば、位置の数
と複合度を増加して自動化位置グループとするのは比較
的簡単なことである。その理由は、取扱者位置から不適
切な制御信号を受けることから来る有害な結果に対して
交換システムを保護することが、取扱者補助交換システ
ムの基本部分に既に組み込まれているからである。この
ような追加事項の受け入れに対して、交換システムの総
体プログラムを修正する必要はない。ソフトウエアのエ
ラーが交換システムの故障原因となり得るので、総体プ
ログラムの修正に当たっては、十分な注意を必要とす
る。
【0028】自動化位置の動作のモニターは簡単であ
る。まず、取扱者位置から他の取扱者位置をモニターす
るシステム、たとえば、エ−ティ−アンドティ−社(AT
&T)(米国)の「5ESS」形交換システムの特徴機能
である上記「OSPS」のようなシステムにおける取扱
者のモニターについては、同社の資料「エ−ティ−アン
ドティ−5D5−520−105(取扱者サービス位置
システム、有料及び補助ビデオディスプレイ端末説明及
び操作)」に述べられている。このシステムでは、どの
取扱者位置からどの取扱者位置をモニターすることも可
能である。
【0029】モニターを行う取扱者位置からの、自動化
位置のモニターは、同様な方法で行われる。モニターの
際、モニターを行う位置では、モニターされる位置向け
の全てのメッセージと、モニターされる位置が生成する
全てのメッセージとを受信する。その結果として、新し
いサービスの導入を1つの自動化位置でテストして、そ
の自動化位置の動作を、モニターを行う位置に配置され
た生の取扱者がモニターする、といったことが可能とな
る。
【0030】代わりに、取扱者がヘッドセットを音声信
号経路に接続させて自動化位置の画面上に示される視覚
ディスプレイを見ることによって自動化位置をモニター
することも可能である。この方法は、新しいサービス機
能について簡単且つ安全な点検ができるという利点があ
る。
【0031】上記「OSPS」システムの別の機能によ
れば、取扱者位置をチームに分けて、これらのチーム間
にトラフィックを流すように柔軟な配置を可能にしてい
る。この機能は、「内部流れ」として知られ、例えば
「エ−ティ−アンドティ−社(AT&T)「5ESS」形交
換システム機能ハンドブック」に述べられている。
【0032】新機能が導入される場合、まず別のチーム
を構成する小数の自動化位置に導入され、この小チーム
の動作が入念にモニターされる。トラフィックが過剰に
なる場合は、内部流れ機能を用いて取扱者位置で処理さ
れる。満足の行く性能が確立された後、新機能のソフト
ウエアは他の自動化位置に負荷することが可能となる。
その後、これら他の自動化位置は、新機能をテストした
当初のチームに追加される。
【0033】本発明の別の実施例によれば、音声処理ユ
ニット及びデータ処理装置が取扱者補助交換システムの
4つのポートに対して作動するように配置されており、
これによって、1つのユニットを4つの自動化位置にわ
たって効果的に共用できる。1つの音声処理ユニットに
対して使用できるポートの数は、ユニットの容量と信頼
性要求度に基づくトラフィック接続基準上の決定事項で
ある。この配置は、音声処理ユニット及びデータ処理装
置を共用でき、自動化位置のポート当りのコストを下げ
ることができる。
【0034】自発音声メッセージサービスの問題は、呼
者を自動化位置に接続すること、及び、被呼番号が話し
中、又は被呼番号が応答しない場合の検出と、もし必要
なら呼者に自発音声メッセージサービスの要請を出させ
るための告知と、自発音声メッセージサービスを要請す
る音声指令の検出とに自動化位置を用いることによって
解決される。このような配置は、ロータリーダイヤル電
話機端末、又は押しボタンパルス電話機端末からの呼者
に自発音声メッセージサービスを提供できるという利点
がある。
【0035】呼者が住居又は事務所から離れた場所にい
る場合、又は適切な番号についてプログラムされていな
い自動車電話を用いる場合に、頻繁に電話する宛先番号
を簡単にダイヤルする方法装置を提供する問題は、呼者
を自動化位置手段に接続して、呼者からの音声指令を認
識させるようにすることによって解決される。これらの
音声指令は、各呼者別に個々に記録されており、指令は
その呼者について前に記録された指令とだけ比較される
ようになっている。呼者からの音声指令に応答して、予
め指定された番号に接続されるので有利である。
【0036】呼者の音声指令目録へのアクセスに用いら
れる番号を自動車電話ユニットに予めプログラムしてお
けば、適切な音声認識システムへのアクセスが簡単にな
る。このようにしておくと、頻繁に顧客の変わる多忙な
弁護士のような呼者が、現顧客の電話番号を記録してお
き、住居から離れた場所にいるときに顧客の電話番号を
覚えていなくても顧客にアクセスできるので有利であ
る。
【0037】
【実施例】以下、本発明をその実施例について、図面を
参照して説明する。図1は、本発明に基づくシステムの
全体ブロック図である。図1中で新規の部分は、太線で
囲ったブロックで示す、自動化位置グループ50で、図
14に更にその詳細を示す。符号1のブロックは、取扱
者が補助サービスを行う通信交換システム(取扱者補助
交換システム)1で、本発明の実施に必要な要素から構
成され、内蔵プログラムに制御されて作動する。
【0038】取扱者補助交換システム1は、上記「OS
PS」の特徴機能を提供するように案配されたエ−ティ
−アンドティ−社製の「5ESS」形交換システムのよ
うな交換システムである。「5ESS」形交換システム
については、例えば、エ−ティ−アンドティ−技術ジャ
−ナル(AT&T TechnicalJournal)第64巻、第6号、
第2部、1305ー1564ペ−ジ)に述べられてお
り、「OSPS」の特徴機能については、例えば、国際
交換シンポジウム(International Switching Symposiu
m)(1984年5月) で発表されたセッション22
C、第3論文に説明されている。
【0039】取扱者補助交換システム1にはその機能を
果たすために、種々の機器ブロックが含まれている。制
御装置10は、分散制御システムで、一群のデータ・コ
ール処理プログラムに制御されて作動し、取扱者補助交
換システム内の種々のブロックを制御する。本発明を実
施するためには、図2から図13までの流れ図に述べら
れているプログラムによって取扱者サービス制御プログ
ラムを増強する必要がある。制御装置10は、取扱者補
助交換システム1の動作を制御するのに用いられる。符
号12のブロックは、音声・データ交換ネットワーク1
2で、音声・データ交換ネットワーク12に接続された
入力の間で音声とデータとの両方、又は一方を切り換え
る能力を有する。
【0040】本実施例において、音声・データ交換ネッ
トワーク12は、音声/データ出力を総合サービスディ
ジタル網(ISDN)フォーマットに統合している。取
扱者補助交換システムは、2つのBチャンネル(64k
ビット/sec(kb/s))及び1つのDチャンネル
(16kb/s)と通信を行うためのベーシックレート
・インタフェースによるISDN接続を経て取扱者位置
と通信を行う。これらのBチャンネルは、本実施例にお
いては音声信号に用いられる。
【0041】取扱者補助交換システム1には、人間の取
扱者が配置された通常の取扱者位置24と、自動化位置
グループ50(詳細を図14に示す)とが接続されてい
る。自動化位置グループ50は、4つのコールを同時に
扱い、又、音声処理用の装置を有する。音声処理装置
は、音声又は2周波数(デュアルトーンマルチフリーケ
ンシー)(DTMF)信号のいずれかである入力信号を
受信し、この信号を解析して、種々のDTMF信号間の
相互区別、及び予め定められた音声応答リストの個々の
要素間の相互区別を行う能力を有する。
【0042】音声処理装置は又、トーン及び音声メッセ
ージを生成し、このメッセージにより、音声で言うかボ
タン入力するかのいずれかの方法で情報をシステムに入
力するように顧客に促す。入力された情報は、後に音声
処理装置による認識に用いられる。音声処理装置は更
に、後で被呼者端末に対して再生するために、顧客(呼
者)からの短い応答、一般には名前、を記録する。これ
らの記録は保存され、後に不正の検出にも用いられる。
例えば、不正傾向の高い端末を検出するための証拠とし
て蓄積される。
【0043】自動化位置グループ内において、音声処理
装置は、音声処理の結果を表す出力データメッセージを
生成する。この出力データメッセージは、取扱者補助交
換システム1への位置メッセージの生成を制御するため
に、自動化位置グループ内のプログラムへの入力として
用いられる。これに応答して、取扱者補助交換システム
1は、音声・データ交換ネットワーク12内の接続実行
を制御し、自動化位置グループ50用にディスプレイデ
ータを生成する。音声処理機能を実行するために用いる
ことのできる装置の例としては、エーティーアンドティ
ー社製の音声情報システム(商品名コンバーサント)が
ある。
【0044】本発明に基づいて取扱者補助交換システム
1が取扱者補助コールをセットアップするために、2種
類のデータベースシステムが用いられる。ローカルデー
タベースシステム16は、音声・データ交換ネットワー
ク12を経て、取扱者補助交換システム1の制御装置1
0によって直接にアクセス可能である。遠隔データベー
スシステム20は、音声・データ交換ネットワーク12
と相互接続データネットワーク18とを経て、取扱者補
助交換システム1の制御装置10にアクセス可能であ
る。
【0045】遠隔データベースシステムは、一般に、多
数の取扱者補助交換システムによって共用されるデータ
の記憶に用いられる。例えば、遠隔データベースシステ
ムに、或る地域の顧客に関連するデータを記憶させる。
相互接続データネットワーク18経由でアクセスされる
遠隔データベースシステムを、被呼者端末の属する地域
に関連する遠隔データベースシステムとして選ぶ。相互
接続データネットワーク18は、周知のネットワークな
らどれでもよく、具体的には、国際標準通信信号システ
ムCCS7のような、普通のチャンネル信号システムで
よい。
【0046】実行業務(トランザクション)記録装置2
2は、次に処理されるコールについてのデータを記録す
るのに用いられる。このデータは、一般には料金請求用
データで、このデータは、次いでデータリンクを経て送
られ、顧客宛請求書作成のため請求処理装置で処理され
る。トランザクション記録装置は又、追加分を適切に処
理しトラフィックを動的に制御するためにトラフィック
データを記録するのにも用いられる。
【0047】取扱者補助交換システム1に接続された取
扱者位置24は、取扱者補助コールを制御するために取
扱者が使用する端末からなる。取扱者位置24の端末に
表示されるデータは制御装置10によって生成される。
取扱者位置24は、取扱者アクセス設備26によって音
声・データ交換ネットワーク12に接続される。取扱者
アクセス設備26には、取扱者位置を音声・データ交換
ネットワーク12から離れた位置におくことができるよ
うに、搬送波設備を含めてもよい。
【0048】逆に、取扱者位置が音声・データ交換ネッ
トワーク12に対して物理的にごく近くにある場合に
は、取扱者アクセス設備26は、単なる音声・データア
クセス設備でよい。図1には取扱者位置を1つだけ示し
てあるが、取扱者補助サービスを提供する一般的な取扱
者補助交換システムにおいては、多数のこのような取扱
者位置にアクセスできるように配置されている。
【0049】或る種類の取扱者機能については、専門チ
ームに配分するのが望ましい場合がしばしばある。一例
としては、スペイン語が母国語で、英語で話すのが困難
な顧客には、スペイン語を話す取扱者にアクセスできる
と便利である。別の例では、会議コールのセットアップ
に必要な特殊設備へのアクセスができる取扱者の場合が
挙げられる。
【0050】更に別の例は、顧客に対する料金請求記録
についてのアクセスを有する取扱者で、この取扱者は、
顧客からの料金請求情報についての問い合わせに応じる
ことができ、又、顧客のコールが間違った番号につなが
った場合に、そのクレジット処理についての顧客要請に
も応じられる。これらの専門取扱者チームにアクセスす
るには、顧客の音声指令を用い、DTMF端末のある顧
客の場合にはキー入力の指令コードを用いる。
【0051】ある場合(図1に図示しない)には、専門
チームが別の取扱者補助交換システムに配置されてい
て、その場合には、目的に合った取扱者チームの取扱者
に接続するために、アクセスを求める顧客をその取扱者
補助交換システムにつなぐのに相互接続ネットワークが
用いられる。
【0052】取扱者補助交換システム1には更に、相互
接続ネットワーク30及び32が接続される。これらの
相互接続ネットワークは、1つ以上の交換設備を有し、
顧客端末と取扱者補助交換システム1との間で音声及び
データの相互接続を行うのに用いられる。又、顧客ライ
ン44を含む複数の顧客ラインが同じく取扱者補助交換
システム1に接続されている。ここに用いる用語「端
末」には、単なる顧客電話機端末、磁気ストライプカー
ド読み取り器のような手の込んだ装置付きの顧客電話機
端末、又は、顧客音声/データ端末を含む。
【0053】呼者端末40は、相互接続ネットワーク3
0を経て取扱者補助交換システム1に接続されている。
この例の場合、具体的には、呼者端末40は顧客ライン
によって、相互接続ネットワーク30として用いられる
「1AESS形交換システム」を経てトランク31に接
続され、トランク31は更に、取扱者補助交換システム
1に接続されている。
【0054】説明を簡単明瞭にするために、図1におい
ては、別に分けた相互接続ネットワーク32が単独に、
取扱者補助交換システム1と被呼者端末46との間に挿
入されるようにしているが、実際には、相互接続ネット
ワーク30及び32は、より大きな搬送波共同ネットワ
ークの一部を構成する。下に説明する例示コールにおい
ては、相互接続ネットワーク32は、相互接続ネットワ
ーク30のものとは異なる交換システムを有している。
【0055】被呼者端末46は、相互接続ネットワーク
32に接続されていて、このネットワーク32を経て取
扱者補助交換システム1からアクセスできる。もし呼者
端末が、取扱者補助交換システム1に直接接続されてい
ない場合には、呼者端末の電話番号が、例えば自動番号
識別装置によって識別され、呼者端末に接続された相互
接続ネットワークから取扱者補助交換システム1に伝送
される。
【0056】ここで用いる用語「取扱者補助コール」
は、その内のいくつかは既に自動化されているようなも
のも意味するものとする。例えば、いわゆる自動化電話
カードサービス(ACCS)によって、DTMF端末を
有する顧客が取扱者の補助を要請する必要なしに電話カ
ードコールを行うことができるようになっている。後に
述べるように、他の種類の取扱者補助コールで、本発明
によりもはや取扱者サービスが不要となるものもある。
したがって、用語「取扱者補助コール」は、番号の初め
の桁で「ゼロ」(0)をダイヤルするコールのように、
過去に取扱者のサービスを通常必要としていた種類のコ
ールのコールとを意味するものとする。
【0057】本発明の基本原理を説明するために、呼者
端末42から被呼者端末46への簡単なコレクトコール
を例として取り上げる。尚、前にも述べたように、ここ
において、「呼者」はコール(通話)についての、発信
側端末にいる「発信者又は呼び出す側の顧客」、「被呼
者」は、受信側端末にいる「受信者又は呼び出される側
の顧客」を意味する。
【0058】本例では、被呼者端末46の被呼者は、コ
レクトコールの受諾に、事前に同意しているが、入来コ
ールがコレクトコールであることの通知を望んでいる。
まず、呼者端末42の呼者が、「ゼロ」(0)をダイヤ
ルし(又はボタンで入力し)、その後に被呼者端末の電
話番号を続ける。ダイヤルされたこの番号は、顧客ライ
ン44を経て音声・データ交換ネットワーク12に受信
され、制御アクセス線11を経て制御装置10に送られ
る。
【0059】制御装置10は、このダイヤルされた(ダ
イヤル式端末の場合)又はボタン入力された(DTMF
端末の場合)番号を解析し、呼者端末42が何らかの種
類の取扱者補助コールを発信したことを認識する。これ
が、電話カード、第3番号、指名、コレクト、スペイン
語、会議、料金請求、又はその他の種類の取扱者補助コ
ールのどれであるかを判断するためには、呼者端末42
の呼者を自動化位置グループ50のどれか1つのポート
に接続する必要がある。
【0060】コールの接続が行われた後、自動化位置グ
ループは、応答を促す「トーン」を呼者端末42に返
す。コールのトーンに応答して、もし呼者端末42の呼
者がDTMF通信端末を有している場合には、呼者は、
コレクトコールに該当するコールの種類を意味する2桁
の指令コードをボタン入力する。もし呼者端末42の呼
者がDTMF通信端末を有していないか、又は音声入力
を選ぶ場合には、呼者は、コールの種類を示す指定され
た語句、例えば、コレクト、電話カード、指名、第3番
号、オペレータ(取扱者、又は交換手)、エスパニョー
ル(スペイン語で「スペイン語」を意味し、スペイン語
を話す取扱者を求める語句)、会議、又は請求、の内の
1つ、本例の場合は、「コレクト」と、音声で言う。
【0061】もし呼者が指令コードの入力又は音声入力
を行うことができなかった場合には、呼者は、例えば、
[「コレクト、電話カード、指名、第3番号、エスパニ
ョール、会議、請求、又はオペレータ」と、今、言って
下さい]というような告知によって応答を促される。ボ
タン入力された指令コード、又は音声入力された指令
は、自動化位置グループ50によって解析され、コレク
トコールがセットアップされるべきものと判断される。
【0062】求められる応答を呼者が行うようにと呼者
を促すためには、トーン又は告知が用いられる。少し時
間が経つと、トーンが応答を促す信号であることが呼者
に判るようになるので、トーンだけを用いればよい。呼
者を安心させるために、コールのセットアップ中に、
「呼者から被呼者宛にコレクトコールをセットアップ中
である」旨の告知が、自動化位置グループ50の音声処
理装置1405(図14)から呼者に流される。
【0063】そして、相互接続ネットワーク32を経て
被呼者端末46へのコール接続がセットアップされる。
どのような種類のコレクトコールを被呼者が受諾するか
についての、被呼者の特性が、被呼者端末46のデータ
を包含する遠隔データベースシステムのような地域デー
タベースシステムに記憶されている。呼者及び被呼者の
その他の種類のデータは、便利さに合わせてローカル又
は遠隔データベースシステムに記憶されている。
【0064】被呼者への接続が行われる前に、遠隔デー
タベースシステム20において調査が行われる。本例の
場合、調査結果として、「被呼者は全てのコレクトコー
ルを受諾するが、入来するコールがコレクトコールであ
ることを通知してほしいと望んでいる」ことが判ってい
る。
【0065】被呼者端末46が応答すると、応答信号
は、音声・データ交換ネットワーク12に伝送され、更
に、制御アクセス線11を経て制御装置10に送られ
る。制御装置10がこの応答信号を受信すると、被呼者
にこのコールがコレクトコールであることを告知するた
めに、音声・データ交換ネットワーク12内において、
自動化位置グループ50から相互接続ネットワーク32
を経て被呼者端末46への接続がセットアップされる。
【0066】被呼者46は全てのコレクトコールを受諾
することに事前同意しているので、呼者端末42と被呼
者端末46との間のコールは、上記の告知が被呼者によ
って受信された後に、音声・データ交換ネットワーク1
2を経てセットアップされる。以上述べたように、本例
のコールは、取扱者のサービスを必要とせずに接続され
た。
【0067】被呼者は、「全てのコレクトコールを受諾
する」、「コレクトコールの都度、受諾するかどうか決
めるが、決定に追加データは不要」、「呼者の名前を知
らされた上でその都度決める」、又は「コレクトコール
はまったく受諾しない」、のどれかを指定できる。代わ
りに、そのコールを受諾するかどうか決めるために被呼
者が利用できる、コールについてのデータとして、コレ
クトコールを知らせる際の被呼者への告知に、「市外局
番」、「地域区分名称」、又は「呼者の全桁電話番
号」、を含めるように指定でき、又、「呼者の名前を呼
者が自動化位置グループに対して入力した音声記録」を
告知に含めるようにもできる。
【0068】コールの実施例においては、自動化クレジ
ットカードコール、すなわち電話カードコール、につい
ての検出は、他の種類の自動化取扱者補助コールの検出
と並行して行われる。これは、顧客が最初のトーンに応
答してカード番号をボタン入力すると、まずカードコー
ルについての検出が行われる現在の方式(いわゆる自動
化電話カードサービス(ACCS)方式)と対照的であ
る。
【0069】この現在の方式の欠点は、電話カードコー
ルを自動化位置に回す必要があるので、DTMF検出器
に接続する代わりに、より高価な資源である自動化位置
を使うことになることである。
【0070】一方、本発明による方法の利点は、現在方
式のように、自動化位置に接続して検出動作を行う前
に、ACCSトーン後の所定時間経過を待つ必要がない
ことで、これによって、電話カードコール以外のコール
の顧客により早いサービスを提供できる。本発明による
方法の別の利点は、電話カードコールの取り扱い方法を
変更する場合に、取扱者補助交換システムの制御プログ
ラムを変更する必要なしに、取扱者補助交換システムの
設備所有者が自動化位置の内部処理でコールの取り扱い
方法を変更できることである。
【0071】図2から図13までの図は、自動化位置グ
ループ50の制御と取扱者補助交換システム1の制御装
置10の制御を受けて取扱者補助コールを取り扱うプロ
セスの流れ図である。プロセスは、図2の処理ブロック
200において、まず顧客(呼者)が、「0」と被呼者
端末番号をダイヤルすることから始まる(「0」だけで
後の番号のないコールは、緊急コールかもしれないので
取扱者位置に回される)。次いで顧客は、取扱者補助交
換システム1の制御装置10に制御されて自動化位置の
1つに接続される。
【0072】次に、処理ブロック202において、自動
化位置が呼者にトーンを返す。自動化位置の次の処理
は、分岐決定ブロック204における、呼者からの入力
による。もし呼者が口頭で話す(音声入力する)場合
は、処理ブロック214に移る。これについては更に下
で説明する。もし呼者がDTMF信号をボタン入力する
場合は、条件付き判断ブロック206に移る。
【0073】条件付き判断ブロック206は、呼者が入
力したトーンデータ表される番号が、取扱者補助コール
の種類識別用のコードのどれかに、又は電話番号、ある
いは電話カード番号ののフォーマットのいずれかに該当
するか、それともどれにも該当しないか、を判断する。
もしトーンが電話カード番号のフォーマットに該当する
場合には、処理ブロック211に移り、番号は、取扱者
補助交換システム1に送られる。
【0074】次の処理ブロック212において、このコ
ールについて標準の電話カード処理が行われる。この標
準処理によって、処理ブロック220において、呼者の
電話カード番号の有効性が点検され、もし番号が有効の
場合は、コール検出処理は完了となる。取扱者補助コー
ルの種類を識別するために、種類別に指令コードが割り
当てられる。
【0075】取扱者補助コールの種類の例を挙げると、
取扱者(オペレータ)「O」、コレクト「C」、電話カ
ード「K」、指名「P」、第3番号への請求「T」、ス
ペイン語「S」、複数通話者による会議「M」、及び請
求クレジット扱い「B」である。これらのコール種類の
コードは、例えば桁番号「11」から「18」までとす
る。桁番号「19」は、10個の追加取扱者補助コール
サービス用に留保しておく。この場合の識別コードは1
9Xとなる。
【0076】「1」はこれらのコード用の優先的な第1
桁番号である。その理由は、電話カード番号や電話番号
で第1桁が「1」で始まるものがないからである。その
結果、「1」を第1桁に用いることによって、上記指令
コード2桁だけで取扱者補助コールということが判り、
残りの桁の入力が終るまでの時間を待つ必要がなくな
る。したがって、本発明のこの実施例においては、クレ
ジットカードコールのACCS処理との干渉なしに処理
を行うことができる。
【0077】流れ図に関しては、一旦これらのコードの
どれが該当するかということが認識されると、そのコー
ル種類を取り扱うサブルーチンが開始される。
【0078】これらのサブルーチンは、種類が取扱者
(オペレータ)の場合は「O」(サブルーチン40
0)、コレクトコールの場合は「C」(サブルーチン7
00)、電話カードコールの場合は「K」(サブルーチ
ン600)、指名通話の場合は「P」(サブルーチン5
00)、第3番号への請求コールの場合は「T」(サブ
ルーチン900)、スペイン語を話す取扱者の場合は
「S」(サブルーチン1000)、複数通話者による会
議取扱者の場合は「M」(サブルーチン1100)、そ
して顧客クレジット及びサービス部門の取扱者の場合は
「B」(サブルーチン1200)である。
【0079】処理ブロック211、212、220、及
び224を含む自動化電話カードサービス(ACC
S)、すなわち電話カードコールサービス、のプログラ
ムは、音声・データ交換ネットワーク12の制御で行わ
れる。まず、処理ブロック211において、入力された
電話カード番号が自動化位置から取扱者補助交換システ
ム1の制御装置10に送られる。
【0080】処理ブロック212において、取扱者補助
交換システム1の制御装置10が、標準のACCS点検
を行う。この点検には、桁番号の正確さの点検、カード
番号の有効性確認のための遠隔データベースへの問い合
わせ、及びこの呼者番号からこの被呼者番号へのコール
の電話カード請求扱いが認められているかどうかの点検
が含まれる。
【0081】条件付き判断ブロック220において、も
し電話カードが有効であることが判ると、コールは、処
理ブロック224において、制御装置10のプログラム
の一部をなすACCSコール処理用プログラムによって
処理される。これに続き、次のブロックで自発音声メッ
セージサービスについての点検が行われる。これについ
ては、図15に関して後に説明する。条件付き判断ブロ
ック220において、もし電話カードが有効でないと判
断されると、応答を再度促す告知処理が、自動化位置内
において行われる。これについては、次の処理ブロック
302(図3)に関連して下に説明する。
【0082】条件付き判断ブロック206において、も
しコードが認識されないか、又は、分岐決定ブロック2
04において、予め定めた時間内に呼者からの応答トー
ン伝送がなく処理ブロック205において時間切れとな
った場合、処理ブロック208において、自動化位置グ
ループ50の音声処理装置1405が、[「コレクト、
電話カード、指名、第3番号、エスパニョール、会議、
請求、又はオペレータ」と、今、言って下さい]という
ような告知を呼者に返して応答を促し、呼者からの応答
を待つ。
【0083】この告知に対して呼者からのトーンが検出
されると、条件付き判断ブロック206に類似の条件付
き判断ブロック210において処理が行われる。すなわ
ち、条件付き判断ブロック210においては、呼者によ
って入力されたトーンが表すコードを点検する。もしこ
れらのトーンが電話カード番号に該当するなら、プロセ
スは、標準の自動化電話カードサービス(ACCS)処
理を行うために処理プログラム211及び212に移
る。
【0084】もし取扱者補助コールの種類のどれか1つ
が認識されるた場合は、プロセスは、該当するサブルー
チンに移る。もし認識できないコードが入力されていた
場合は、プロセスは、サブルーチン「R」(サブルーチ
ン300(図3))に移り、応答を再度促す告知を呼者
に送る。
【0085】もし分岐決定ブロック206又は204に
おいて、呼者が音声入力を行ったことが認識されると、
分岐決定ブロック214において、コールの音声入力を
解析し、取扱者補助コールの種類のどれに該当するか、
又は音声信号が取扱者補助コールの種類を適正に分類す
るには不十分か、を検出する。
【0086】もし取扱者補助コールのどの種類が要請さ
れているかが認識された場合は、プロセスは、サブルー
チン「O」、「C」、「K」、「P」、「T」、
「S」、「M」、又は「B」の内の該当するサブルーチ
ンに移る。もし取扱者補助コールの種類に該当する指令
が認識されない場合は、プロセスは、サブルーチン
「R」(サブルーチン300(図3))に移り、応答を
再度促す告知処理を行う。
【0087】もし分岐決定ブロック204において、呼
者の応答を解析中に、呼者からの「電話機スイッチフッ
ク瞬時押し下げ動作による合図」(フラッシュ)が認識
された場合、プロセスは、サブルーチン「O」(サブル
ーチン400(図4))に移り、呼者を取扱者に接続す
る。すなわち、顧客が取扱者に接続してもらうために
は、フラッシュすればよい。
【0088】同様に、もし分岐決定ブロック208にお
いて、呼者の応答を再度促す告知後に、呼者がフラッシ
ュした場合、プロセスは、サブルーチン「O」(サブル
ーチン400(図4))に移る。もし応答を再度促す告
知後に呼者が何もせず、処理ブロック216において時
間切れが検出されると、プロセスは、サブルーチン
「O」(サブルーチン400(図4))に移り、呼者は
取扱者に接続される。
【0089】図3は、呼者の応答が、認識できない音
声、又はコードの割り当てられていないDTMF信号の
場合の処理、すなわちサブルーチン300による処理に
ついての流れ図である。サブルーチン「R」(300)
は、分岐決定ブロック302において、応答を再度促す
告知を呼者に返して応答を聞くステップから始まる。
【0090】もしトーンが認識されるた場合は、条件付
き判断ブロック304において、条件付き判断ブロック
206及び210と同様な処理が行われる。すなわち、
条件付き判断ブロック304においては、応答番号が点
検され、それが電話カード番号である場合は、処理ブロ
ック306におけるカード点検、及び条件付き判断ブロ
ック308における有効性検証後、処理ブロック312
において、標準の自動化電話カードサービス(ACC
S)処理が行われる。
【0091】又、もしブロック304において、取扱者
補助コールの種類に該当するコードが認識された場合
は、プロセスは、サブルーチン「O」、「C」、
「K」、「P」、「T」、「S」、「M」、又は「B」
の内の該当するサブルーチンに移る。もし応答の電話カ
ード番号が有効でない場合は、処理ブロック302の処
理を再度実行する。処理ブロック312の実行の際に自
発音声メッセージサービスについての点検も行われる。
これについては、図15を参照して後に説明する。
【0092】最後に、もし呼者に応答を再度促す告知の
後に、正式登録コードに該当しない番号が入力された場
合は、呼者はサブルーチン「O」(サブルーチン400
(図4))に回され、取扱者に接続される。同様に、も
し呼者が応答中に「フラッシュ」が認識された場合も、
呼者はサブルーチン「O」に回され、取扱者に接続され
る。
【0093】もしブロック302において音声入力が認
識された場合、その音声は分岐決定ブロック314にお
いて解析される。分岐決定ブロック314における処理
は、この場合にもし呼者への応答を再度促す告知後に音
声データがまだ認識できないなら呼者は取扱者に接続さ
れることを除いては、分岐決定ブロック214における
処理と同じである。代わりに、取扱者補助交換システム
の所有者の選択で、再度認識不可能の場合にこのコール
を終結させてもよい。もし呼者が、音声で何も言わず、
トーン信号も入力せず、「フラッシュ」もしない場合
は、処理ブロック316において、「時間切れ」である
ことが検出され、呼者は取扱者に接続される。
【0094】分岐決定ブロック302の応答を再度促す
告知のルーチンは、多くの場合、自動音声認識の特性が
不完全なことが理由で行われる。トーンはほぼ100%
の精度で検出可能であるが、呼者の音声指令について
は、いつも必ずし正しく判断できるとは限らない。分岐
決定ブロック302において応答を再度促す告知を出す
ことにより、新たな音声サンプルに基づいて呼者の指令
を識別する第2の機会が得られることになる。
【0095】尚、人間の特性テストから、応答を再度促
す告知の表現は、呼者が入力したと思われる音声指令語
があれば、それを引用するのもよい。例えば、告知の表
現を、「コレクトコールを要請しましたか?」とする。
又、「指令を認識できません」としてもよい。
【0096】図4は、呼者が取扱者に接続されるべきで
あるとされた場合の処理、すなわちサブルーチン400
による処理についての流れ図である。サブルーチン
「O」(400)は、最初に分岐決定ブロック402に
おいて、呼者の電話番号、被呼者の電話番号、及びその
他、コールの状態に関連するデータを収集し、取扱者が
完全に状況を知らされて呼者とのやり取りの準備ができ
るようにする。呼者被呼者両方のデータ、特に被呼者の
データについては、図1の符号20のような遠隔データ
ベースシステムから得る。
【0097】このデータには、呼者又は被呼者について
の制約条件を含む。例えば、呼者はコレクトコールしか
できない、被呼者はコレクトコールを受けない又は被呼
者端末は硬貨投入電話機のためコレクトコールを受けら
れない等の制約である。次に処理ブロック404におい
て、呼者は、処理ブロック402において収集された、
この種のコールに関連するデータのサブセットで初期化
された取扱者位置にいる取扱者に接続される。この後、
取扱者がコールを標準の仕方で処理する。
【0098】図5は、指名通話を制御するのに用いられ
るプログラムの、サブルーチン「P」(500)の流れ
図を示す。第1ステップとして条件付き判断ブロック5
02において、呼者及び被呼者についてのデータを収集
し、呼者又は被呼者が指名通話をかけたり受けたりする
際の制約があるか、を判断する。例えば、多くの刑務所
では、受刑者にコレクトコールの発信だけを許可してい
る。指名通話を処理する取扱者は、この制約を知ってい
る必要がある。
【0099】もし指名通話が許可されている場合は、処
理ブロック504において、コールがセットアップ中で
あることを呼者に表示する告知が、呼者に返される。こ
の告知に並行して、取扱者補助交換システム1から被呼
者への接続がセットアップされる。
【0100】次に条件付き判断ブロック506におい
て、被呼者が応答するかどうかが判断される。予め定め
られた時間内に被呼者が応答しない場合は、自発音声メ
ッセージサービスについての点検が行われる。この点検
については、図15を参照して後に述べる。もし呼者が
予め定められた時間内に接続を切った場合は、コールも
切られる。
【0101】もし被呼者が応答した場合は、被呼者は、
処理ブロック510において、指名通話用に収集された
このコールに関連するデータによって初期化された自動
化位置に、音声・データ交換ネットワーク12を経て接
続される。それから取扱者は、呼者又は被呼者と話す
が、呼者と被呼者との間は、取扱者に制御されて相互通
話できない。呼者及び被呼者との話の間に取扱者が得た
入力情報に基づいて、取扱者は、コール手続きを完結さ
せるか、又はコールを切るかする。
【0102】指名通話又はコレクトコールの接続に際し
ては、料金請求関連事項が検証されるまで呼者と被呼者
とが接続されず、又、第3番号料金負担コールの場合に
は、呼者と第3番号の顧客とが接続されないようにする
のが望ましい。このようにすることにより、呼者と被呼
者又は第3番号の顧客との間の、認められない通話及び
料金徴収のできない通話、更には、より複雑な不正通話
計画を防ぐことができる。
【0103】ここに述べた方法で指名通話をセットアッ
プする際には、被呼者が一旦送受器を取ったら取扱者が
すぐにコールに付くことが重要である。取扱者補助コー
ルは、コールの到着時刻に基づいて順にコールを取り扱
うために、通常、取扱者補助要請待ち行列において処理
するが、ここに述べた指名通話については、被呼者が応
答してから取扱者がコールに付くまでの時間がきわめて
短くなるように特別優先待ち行列において処理する。
【0104】すなわち、被呼者が応答するや否や、コー
ルは特別優先待ち行列に入れられ、「指名通話が掛かっ
ています。そのままお待ち下さい。」という告知が被呼
者に接続される。取扱者は、準備ができ次第呼者に接続
され、求められている被呼者の身元を確認する。それか
ら、取扱者は、被呼者への接続を要請し、こうして呼者
及び被呼者のそれぞれと話のできる状態になるが、呼者
と被呼者とは相互通話はできない。取扱者は、コールを
手続き完了とすべきかどうかを確認し、コールは、取扱
者の入力する要請に基づき、手続き完了とされるか、又
は接続を切る処理が行われる。。
【0105】尚、上記「従来の技術」の項で、コレクト
コール等の部分的自動化処理方式である「MECH処理
方式」について述べたが、本発明の自動化位置では、音
声認識装置の品質と自動化位置のコストとに応じて、上
記「MECH処理方式」における、第1及び第2の取扱
者のいずれか又は両方の機能を、取扱者補助交換システ
ムのプログラムを変更することなく、行うことができ
る。取扱者位置の、限定された範囲の動作の組み合せ、
を効果的に真似するようにした自動化位置が有する柔軟
性によって、これが可能となった。
【0106】もし条件付き判断ブロック502におい
て、呼者が指名通話申し込みに際して制約を侵している
ことが検出された場合は、処理ブロック520におい
て、その旨の告知が呼者に返される。もし呼者が送受器
を置いて切った場合には、それでコールは単に切られ
る。
【0107】もし呼者が、予め定められた時間内に送受
器を置かない(切らない)場合は、処理ブロック522
に示すように、電話会社のオプションで、呼者がコール
を自動的に切られるようにするか、又は、呼者とこのコ
ールについて通信を行うのに必要な、関連するデータを
含む表示で初期化された取扱者位置の取扱者に呼者が接
続されるようにするかのいずれかを選ぶ。
【0108】図6は、或る種の電話カードコールを制御
するためのサブルーチン「K」(600)の流れ図を示
す。図6のサブルーチン「K」による処理は、電話カー
ドコールの呼者がDTMF端末からコールしてはいない
が電話カードコールを希望する場合、又は、呼者が、何
かの理由で、電話カード番号をボタン入力の代わりに口
頭で言いたい場合、に行われる。サブルーチン「K」の
代替として、サブルーチン「K’」(1300)(図1
3)があり、これについては後に述べる。
【0109】サブルーチン「K」の最初の処理として、
コール条件付き判断ブロック602において、コールに
制約があるかどうかを点検するために、呼者及び被呼者
に関するデータを収集し、電話カードコールが許される
かどうかを判断する。
【0110】もし電話カードコールが許される場合は、
処理ブロック604において、制御装置10が、取扱者
からボタン入力された電話カード番号を受ける準備、す
なわち電話カード番号を表すものとして取扱者によって
ボタン入力された数値データを翻訳する準備を行う。そ
して、コールの特性及び呼者と被呼者とに関連するその
他のデータを表す表示で初期化された取扱者位置に付い
ている取扱者と呼者との間の接続が、セットアップされ
る。
【0111】もし電話カードコールが許されないと判断
された場合は、処理ブロック606において、その旨の
告知が呼者に返される。もし呼者が送受器を置いて切っ
た場合には、それでコールは切られる。それ以外の場合
は、予め定められた時間の経過後、処理ブロック608
に示すように、呼者がコールを自動的に切られるか、又
は、何が起きたかを取扱者から呼者に説明できるよう
に、関連するデータで初期化された取扱者位置にいる取
扱者に、呼者が接続される。
【0112】電話カードコールを扱うには、「電話カー
ド」と同様に「クレジットカード」を正式指令語として
認識できることが望ましい。その理由は、電話カードの
ことを言う際に、用語として「クレジットカード」を使
う顧客がまだ大勢いるからである。
【0113】図7は、コレクトコールを処理するための
プログラムであるサブルーチン「C」(700)の流れ
図を示す。最初に条件付き判断ブロック702におい
て、制約について点検するために、呼者及び被呼者につ
いてのデータが収集される。このサブルーチンでは、例
について述べるように、制約が被呼者によって決まる傾
向がある。初期記録は実行業務(トランザクション)記
録装置22(図2)を用いて行われる。
【0114】もしコレクトコールが認められる場合は、
処理ブロック704において、呼者に告知が返される。
この告知は、呼者に、自分の名前を言うように要請する
もので、応答として呼者から言われた名前は、同じく処
理ブロック704において、考えられる次の段階での被
呼者への伝送用に、記録される。(もしブロック704
及び706の処理をここで行う必要性が絶対的なもので
はないなら、代わりに、アクセス料金の発生を避けるた
めに、これらブロック704及び706の処理を処理ブ
ロック802(図8)の直前まで遅らせることもでき
る。同様に、ブロック907及び909(図9)の処理
をブロック927の前に移すことも可能である。)
【0115】次に、処理ブロック706において、コー
ルはセットアップされ、呼者の名前についての応答の受
信を確認する告知が呼者に返される。条件付き判断ブロ
ック708において、予め定められた時間経過前に被呼
者が応答するかどうかを点検する。時間経過前に被呼者
から応答があった場合、プロセスは、ブロック710に
移る。
【0116】条件付き判断ブロック710においては、
被呼者がそのオプションからどれを選ぶかが点検され
る。もし被呼者が全てのコレクトコールを受け入れる
(料金負担を受諾する)場合は、処理ブロック712に
おいて、コレクトコールが被呼者に対してセットアップ
中である旨の告知が被呼者にオプションとして接続さ
れ、処理ブロック714において、コール手続きが完了
される。
【0117】もし被呼者が、コールの都度、そのコレク
トコールを受けるかどうか決定したいが、呼者の名前は
必要としない場合は、処理ブロック720において、例
えば「コレクトコールが掛かっています。料金負担を受
諾されますか。「はい」又は「いいえ」で応答して下さ
い」という告知が被呼者に接続される。告知作成に用い
られた音声処理装置が、分岐決定ブロック722におい
て、今度は被呼者からの応答を聞くように準備される。
もし被呼者が、口頭又は所定コード(例えば1桁数字
「9」)のDTMFボタン入力で「はい」と応答して、
それが自動化位置によって認識されると、処理ブロック
724において、コール手続きが完了される。
【0118】もし被呼者が、口頭又は所定コード(例え
ば1桁数字「6」)のDTMFボタン入力で「いいえ」
と応答するか又は送受器を置き、それが自動化位置によ
って認識されると、処理ブロック726において、その
旨の告知が呼者に返され、コールは、接続が切られる。
【0119】もし自動化位置が被呼者の応答を認識でき
ない場合、認識はするがそれが「はい」でも「いいえ」
でもない場合、又は、予め定められた時間内に被呼者か
ら応答がなく処理ブロック727において時間切れが検
出された場合に、呼者及び被呼者は、コールの状態及び
関連するデータを表す表示で初期化された取扱者位置に
接続されるが、その際、呼者又は被呼者のいずれでも一
方だけが取扱者と話ができるが呼者と被呼者との間では
話ができないように制御される。
【0120】その後、取扱者は、処理ブロック728に
おいて、コール接続を切るか、又は、適切な料金賦課方
法をとってコール手続きを完了するか、いずれかの適切
な処理を行う。条件付き判断ブロック710において、
もし被呼者が、コレクトコールの受諾のその都度の検討
を希望し且つそのために呼者の名前を必要とする場合
は、プロセスは、図8のサブルーチン「N」(800)
に移る。
【0121】条件付き判断ブロック708において、も
し被呼者が、予め定められた時間内に応答しない場合、
図15により後に述べるサブルーチンにおいて、自発音
声メッセージサービスについての点検が行われる。
【0122】条件付き判断ブロック702において、も
しコレクトコールがこの被呼者に許されない場合、例え
ば、被呼者端末が硬貨投入公衆電話の場合は、処理ブロ
ック740において、その旨の告知が呼者に返される。
そしてもし呼者が、予め定められた時間内にコールを切
らない場合、呼者は、処理ブロック742において、自
動的に接続を切られるか、又は、コールの状態と関連す
るデータとを表す表示を有する取扱者位置に付いている
取扱者に接続される。
【0123】この方式を利用して、一種の自動コレクト
コールである、現在の「エンタープライズ」サービス、
に類似のサービスを、取扱者を必要とせずに実現するこ
とも可能である。被呼者に対するデータベースには、こ
の発信地及び発信事務所からのコレクトコールなら被呼
者が受け入れる意思があるというコレクトコール発信地
及び発信事務所のコードを含めるようにする。そうすれ
ば、これらの地域及び事務所コードのいずれかからのコ
レクトコールは、自動的に受諾される。
【0124】サブルーチン「C」(700)の第1ステ
ップとして、初期の実行業務内容(トランザクション)
を記録する理由の一部は、制約又は、被呼者の不受諾決
定のためにコール手続き完了ができなかったコレクトコ
ールに対するアテンプト・チャージを考慮したことであ
る。
【0125】図8は、被呼者が、呼者の名前を含む、コ
レクトコールの事前告知を要請している場合のコレクト
コールを制御するために用いられるサブルーチン「N」
(800)の流れ図である。コールのサブルーチンの場
合、コレクトコールの告知が、処理ブロック802に示
すように、前に図7の処理ブロック704において記録
された呼者の名前を含めた告知として行われる。それか
ら、自動化位置は、分岐決定ブロック804において、
被呼者の応答を聞くように準備される。
【0126】もし被呼者の応答が「はい」又はそれに該
当するボタン入力(例えば「9」)として認識された場
合は、処理ブロック806において、コールは手続き完
了とされる。もし被呼者の応答が「いいえ」又はそれに
該当するボタン入力(例えば「6」)として認識された
場合は、処理ブロック808において、その旨の告知が
呼者に返され、コールは接続が切られる。
【0127】最後に、もし被呼者の応答が認識できない
場合、応答として割り当てられていない語句(すなわ
ち、「はい」でも「いいえ」でもない語句)を表す場
合、又は、応答が、予め定められた時間内に検出され
ず、処理ブロック809において「時間切れ」と判断さ
れる場合は、呼者及び被呼者は両者共、処理ブロック8
10において、図7の条件付き判断ブロック702にお
いて収集されたコールの状態及び関連するデータを表す
表示で初期化された取扱者位置に接続される。
【0128】それから、取扱者が、コールを手続き完了
させるか両者の接続を切るかの決定を行う。図7の処理
ブロック728の場合と同様に、呼者及び被呼者は両方
共、取扱者位置に接続されているが、相互には話ができ
ないようになっている。
【0129】図9は、第3番号の顧客、すなわち第三者
に通話料金を請求するコールを制御するサブルーチン
「T」(900)の流れ図である。分岐決定ブロック9
02において、呼者の応答を促す告知が自動化位置から
返され、自動化位置が応答を待つ。もし応答が、「取扱
者」(オペレータ)の場合は、サブルーチン「O」に移
る。又、もし呼者が「フラッシュ」した場合、サブルー
チン「O」に移る。更に、もし予め定められた時間内に
呼者の応答がなく、処理ブロック903において、時間
切れが検出された場合も、サブルーチン「O」に移る。
【0130】最後に、もしトーンが検出された場合は、
これらのトーンは累積されて、条件付き判断ブロック9
04において、有効な第3番号を表すかどうかが点検さ
れる。もし表していない場合は、呼者は処理ブロック9
05において、第3番号を入力するよう再度促される。
もしこれに対して呼者が「フラッシュ」するか、取扱者
を呼ぶ入力をするか、応答がなく時間切れになるかした
場合は、サブルーチン「O」に移る。
【0131】もし呼者が番号を入力した場合は、その番
号が有効な第3番号かどうかが、条件付き判断ブロック
913において点検される。もし有効な番号でない場合
は、処理ブロック915において、その旨の告知が、自
動化位置から呼者に流された後、処理ブロック917に
おいて、コールの接続が切られる。条件付き判断ブロッ
ク913または904において、もし有効な第3番号が
認識された場合、呼者は、処理ブロック907におい
て、自分の名前を言うように促され、応答された名前は
記録される。
【0132】呼者がボタン入力した第3番号は、処理ブ
ロック909において、データメッセージとして制御装
置10(図1)に送られる。制御装置10は、条件付き
判断ブロック911において、この第3番号への料金賦
課要請の検証が必要かどうかを判断する。もし検証が不
要の場合、処理ブロック919において、コールは、取
扱者補助交換システム1の制御の下に、被呼者番号への
接続をセットアップされ、自動化位置はコールから切り
離される。
【0133】もし検証が必要な場合、処理ブロック92
1において、第3番号への接続がセットアップされる。
次の、条件付き判断ブロック923において、第3番号
が応答するかどうかが点検される。もし応答がない場合
は、処理ブロック925において、コールは接続が切ら
れるか、又は、電話会社のオプションにより、取扱者位
置にセットアップされる。
【0134】もし第3番号が応答した場合は、処理ブロ
ック927において、コールの種類が告知され、第3番
号の顧客が、料金負担受諾を口頭又はボタン入力するよ
う促される。そして処理ブロック929において、自動
化位置が第3番号の顧客からの応答を待ち、応答のない
場合は、前に述べた処理ブロック925の処理と同じ処
理が行われる。
【0135】もし第3番号の顧客が「はい」又はそれを
意味するDTMFボタン入力(例えば「9」)で応答し
た場合は、処理ブロック933において、第3番号の顧
客は切り離され、コールが被呼者番号にセットアップさ
れる。又、自発音声メッセージサービスについての点検
が行われる。これについては、図15に関連して後に述
べる。もし第3番号の顧客が「いいえ」又はそれを意味
するDTMFボタン入力(例えば「6」)で応答した場
合は、前に述べた処理ブロック925の処理と同じ処理
が行われる。
【0136】もし第3番号の顧客が応答しない場合、処
理ブロック931において、応答が自動化位置から再度
促される。もし再度の促しに対して、第3番号の顧客が
「はい」又はそれを意味するDTMFボタン入力(例え
ば「9」)で応答した場合は、前に述べた処理ブロック
933の処理と同じ処理が行われる。もし再度の促しに
対して、第3番号の顧客が「いいえ」又はそれを意味す
るDTMFボタン入力(例えば「6」)で応答した場
合、又は応答しない場合は、前に述べた処理ブロック9
25の処理と同じ処理が行われる。
【0137】図10、図11、及び図12の流れ図に示
すのは、専門取扱者チームの補助を要するコールを扱う
サブルーチンである。ここでは、3種類の専門取扱者チ
ームについて説明する。その第1は、スペイン語を話す
取扱者のチームで、取扱者との通信に際してスペイン語
を使いたい顧客からの取扱者補助コールを扱う。第2
は、会議コールをセットアップするチームである。そし
て第3は、顧客からの料金請求についての問い合わせ
や、料金払い戻し請求を扱う顧客クレジット及びサービ
ス部門に付随するチームである。
【0138】別の外国語を話すチームのような、上記以
外の専門チームも、特殊な種類のコール用に設置可能で
ある。更には、指名通話専門チームのような、特定の種
類の取扱者補助コールを専門とする取扱者チームを置く
ことも望ましい。DTMF端末を有する顧客がアクセス
コードを入力することによって、又は、音声指令を用い
ることによって、適切なチームにコールを回すことがで
きる。取扱者を最も効率よく利用するには、チームの内
の1つが一時的に過負荷状態の場合にチーム間にトラフ
ィック流動が可能なようにすることも望まれる。
【0139】図10は、スペイン語を話す取扱者に対す
る要請が口頭又はボタン入力で行われた場合に対応する
サブルーチン「S」(1000)の流れ図である。この
場合、まず処理ブロック1002において、このコール
を扱う取扱者用に最初の表示のをセットアップを準備す
るために、呼者に対するデータと被呼者番号についての
データとが収集される。更に、このコールに対するこれ
からの料金請求について準備するために、初期トランザ
クションが記録される。
【0140】次に、条件付き判断ブロック1004にお
いて、スペイン語を話す取扱者(すなわち、スペイン語
を話す専門取扱者チームの一員)が、予め定められた時
間内に得られるかどうかが点検される。もし得られる場
合は、呼者は、この、スペイン語を話す専門取扱者チー
ムの取扱者であって且つ、取扱者補助交換システム1の
制御によって生成された関連データの表示で初期化され
ている取扱者位置にいる取扱者に接続される。その後、
コールは、図4に関して先に述べた、一般取扱者へのコ
ールの場合とほぼ同じ方法で処理される。
【0141】もし、スペイン語を話す取扱者への要請に
ついての待ちの長さによって表示される予め定められた
時間内に、スペイン語を話す取扱者が得られない場合に
は、コールは、関連データの適切な表示で初期化される
取扱者位置、にいる一般取扱者に接続される。この一般
取扱者は、他の一般的な取扱者補助コールと同じ方法で
このコールを扱う。
【0142】図11は、呼者が会議コール取扱者に対す
るアクセスコードをダイヤルするか、口頭で、指定され
た語句(例えば「会議」)を入力したときに作動するサ
ブルーチン「M」(1100)の流れ図である。図11
は、会議取扱者が、複数の通話者が参加する会議コール
のセットアップ用に、他の取扱者チームのメンバーには
アクセスできないような専門設備へのアクセスを有する
点を除いては、図10に非常に類似している。
【0143】まず処理ブロック1102において、呼者
に関するデータが収集され、もし会議コールの参加被呼
者の内の少なくとも1人の電話番号を呼者が既にダイヤ
ルしてあればそれらダイヤルされた参加被呼者への接続
が行われる。そして次の料金請求処理のために、初期ト
ランザクションが記録される。次に、条件付き判断ブロ
ック1104において、会議コール取扱者が、予め定め
られた時間内に得られるかどうかが点検される。この点
検は、会議コール取扱者への要請についての待ちの長さ
に基づいて行われる。
【0144】もし会議コール取扱者が、予め定められた
時間内に得られる場合は、取扱者が得られ次第、処理ブ
ロック1106において、呼者は会議取扱者に接続され
る。この取扱者の取扱者位置は、取扱者補助交換システ
ム1の制御によって収集された関連データの表示で初期
化される。又、予め定められた時間内に、会議コール取
扱者が得られない場合には、呼者は、処理ブロック11
08において、関連データの適切な表示で初期化される
取扱者位置に付いている一般取扱者に接続される。
【0145】図12は、顧客クレジット及びサービス部
門のコール取扱者に対する要請が、DTMF端末でのボ
タン入力によって、又は音声指令語の口頭入力によっ
て、顧客からなされたときに作動する、サブルーチン
「B」(1200)の流れ図である。処理ブロック12
02において、この部門のコール取扱者の作業時間を削
減するために、クレジットを受けたい勘定番号(アカウ
ント・ナンバー)を示すよう要請する告知が顧客に返さ
れる。
【0146】この番号は、一般には顧客の電話番号であ
るが、顧客の問い合わせが第3番号コールに対する請求
書に関するものである場合は、その第3番号でもよく、
又、電話カード番号でもよい。
【0147】処理ブロック200(図2)において自動
化位置に接続された顧客(呼者)は、上記の告知への応
答処理として、もしDTMF端末があれば番号をボタン
入力するか、応答を口頭で言うか、又は「フラッシュ」
するかし、あるいは、何もしない。プロセスは、分岐決
定ブロック1204において、これらの応答処理のどれ
を呼者がとったかを判断する。
【0148】もし呼者が番号をボタン入力した場合は、
条件付き判断ブロック1206において、この番号が有
効なアカウント・ナンバーかどうかを点検する。入力さ
れた番号がもし有効なアカウント・ナンバーである場合
は、処理ブロック1208において、適切な勘定(アカ
ウント)が取り扱われていることを呼者が検証できるよ
うに、このアカウント・ナンバーを表明した告知が呼者
に返される。
【0149】そして、顧客クレジット及びサービス部門
のデータベースから、アカウントデータが収集される。
もしこのデータが符号20(図1)のような遠隔データ
ベースにある場合には、相互接続ネットワーク18を経
てアクセスされる。収集されたデータから、呼者につい
ての制約が判断され、このコールの初期トランザクショ
ンが記録される。
【0150】この初期トランザクションの記録は、トラ
フィックデータの生成にも利用でき、又、他の追加情報
と併せて、妥当なアカウントに適切なクレジットを付与
するために利用できる。このような初期記録は、請求に
関する要請を過剰に生成する顧客を識別するのにも有用
である。初期記録に含まれる一部データは又、存在する
かもしれない不正源を識別するための解析にも役立つ。
【0151】この時点において、呼者を顧客クレジット
及びサービス部門向けコール取扱者(クレジット取扱
者)に接続する準備は完了し、条件付き判断ブロック1
210において、予め定められた時間内にクレジット取
扱者が得られるかどうかが点検される。
【0152】もしクレジット取扱者がそのように得られ
る場合は、処理ブロック1212において、呼者とクレ
ジット取扱者との接続が行われる。尚、クレジット取扱
者の取扱者位置は、収集された関連データの表示によっ
て初期化されている。もしクレジット取扱者が、予め定
められた時間内に得られない場合は、呼者は、処理ブロ
ック1214において、関連データの適切な表示で初期
化される取扱者位置に付いている一般取扱者に接続され
る。
【0153】告知に対する呼者の応答を点検する分岐決
定ブロック1204に戻って、もし呼者の応答が口頭メ
ッセージの場合は、分岐決定ブロック1220におい
て、この口頭メッセージが解析される。その結果、メッ
セージが有効なアカウント・ナンバーを表す一連番号か
らなる場合は、処理ブロック1208に移り、前に述べ
たように、アカウント・ナンバーを表明した告知の呼者
への返し、アカウントデータの収集、制約の判断、及び
初期トランザクションの記録が行われる。
【0154】もし呼者のメッセージが、「取扱者」(オ
ペレータ)を表す予め定められた音声指令語からなる場
合は、処理ブロック1222において、呼者端末のアカ
ウントデータが収集され、呼者の制約が判断され、初期
トランザクションが記録される。この時点において、ク
レジット取扱者が得られるかどうかを前に述べたように
点検する、条件付き判断ブロック1210に移ることに
よって、呼者とクレジット取扱者との接続をセットアッ
プする準備が完了する。
【0155】もし呼者の音声が、アカウント・ナンバー
を表すものとは認識されない場合には、呼者が「取扱
者」(オペレータ)を表す予め定められた音声指令語を
言った場合と同じく、プロセスは処理ブロック1222
に移る。又、条件付き判断ブロック1206において、
もし呼者が音声又はボタン入力したアカウント・ナンバ
ーが有効でない場合も同様に、プロセスは処理ブロック
1222に移る。
【0156】最後に、処理ブロック1202による告知
に対し、呼者の応答が「フラッシュ」であることが分岐
決定ブロック1204における点検によって判るか、又
は、予め定められた時間内に呼者が応答せず時間切れに
なったことが分岐決定ブロック1204における点検と
処理ブロック1224における検出によって判った場合
も、プロセスは同様に、処理ブロック1222に移る。
【0157】尚、このサブルーチンにおいては、呼者か
らクレジット取扱者に直接口頭で伝送されるデータの量
を最小にするために、音声処理設備が徹底的に用いられ
ていることを注記したい。その結果、クレジット取扱者
の作業時間は、大幅に削減された。
【0158】図13は、電話カード番号をボタン入力し
なかった呼者からの電話カードコールを扱うサブルーチ
ンの流れ図である。図13のサブルーチン「K’」(1
300)は、図6のサブルーチン「K」(600)の代
替方法で、口頭で言われた電話カード番号を認識するも
のである。
【0159】サブルーチン「K’」(1300)の第1
ステップである条件付き判断ブロック1302は、サブ
ルーチン「K」(600)の第1ステップである条件付
き判断ブロック602と同じである。更に、もし電話カ
ードコールが許されないと判断された場合の後続処理
は、処理ブロック1306及び1308で表されるが、
これらはサブルーチン「K」(600)の処理ブロック
606および608とそれぞれ同じである。
【0160】もし電話カードコールが許されると判断さ
れた場合は、処理ブロック1310において、応答を促
す告知が呼者に返され、分岐決定ブロック1312にお
いて、呼者からの応答が解析される。もし呼者がトーン
を入力した場合は、条件付き判断ブロック1314にお
いて、これらのトーンが電話カード番号(ACCS番
号)を表すかどうかが点検される。もし表さない場合
は、呼者は取扱者に接続される。
【0161】もし表す場合は、処理ブロック1316に
おける標準の電話カード番号点検処理後、条件付き判断
ブロック1317における電話カード番号有効性の検証
で有効と判断された後、処理ブロック1319におい
て、標準の自動化電話カードサービス(ACCS)処理
が行われる。又、自発音声メッセージサービスについて
の点検が行われる。これについては、図15に関連して
後に説明する。
【0162】もし条件付き判断ブロック1317におけ
る電話カード番号有効性の検証で、番号が有効でないと
判断された場合は、プロセスは処理ブロック1310に
戻る。又、分岐決定ブロック1312において、告知へ
の呼者の応答が「フラッシュ」であるか、又は、予め定
められた時間内に応答がなく、処理ブロック1313に
おいて時間切れが検出された場合には、プロセスはサブ
ルーチン「O」に移り、呼者は取扱者に接続される。
【0163】分岐決定ブロック1312において、もし
呼者が告知に対して口頭で応答した(話した)場合は、
この応答は分岐決定ブロック1320において解析され
る。もし応答の音声が「フラッシュ」で断続された場
合、呼者の応答が電話カード番号以外のものだった場
合、又は予め定められた時間内に呼者が応答しなかった
場合は、サブルーチン「O」に移り、呼者は取扱者に接
続される。
【0164】分岐決定ブロック1320において、呼者
が電話カード番号を口頭で言った場合には、処理ブロッ
ク1322において、この電話カード番号は、この電話
カード番号の検証を呼者に要請する告知メッセージと共
に、呼者に返される。これに対する呼者の応答は、分岐
決定ブロック1324において解析される。もし応答
が、「はい」として認識された場合は、プロセスは処理
ブロック1316に移り、以下、標準の電話カード番号
点検処理、電話カード番号有効性の検証、標準の自動化
電話カードサービス(ACCS)処理が行われる。
【0165】もし応答が、「いいえ」として認識された
場合、それ以外の言葉が認識された場合、又は予め定め
られた時間内に応答がなく、処理ブロック1326にお
いて時間切れが検出された場合は、サブルーチン「O」
に移り、呼者は取扱者に接続される。もし経験上電話カ
ード番号を呼者に返す必要がないことが判っていれば、
電話会社のオプションでこのステップは行わなくてもよ
い。電話カード番号が全て検証されること、及び、認識
エラーで別の有効番号が認識されることはありそうにな
いことから、このステップが行われない可能性は大き
い。
【0166】尚、上に述べたプロセスの流れの全てにお
いて、もし呼者がDTMF端末を持っていてゼロ「0」
をボタン入力した場合、呼者が「フラッシュ」した場
合、あるいは、応答を再び促す適切なトーン又は告知の
後に、自動音声認識システムが適切な表現を認識できな
かった場合のいずれの場合も呼者は取扱者に接続される
ことを注記したい。
【0167】以上の説明は、呼者が電話カード番号や第
3番号のような、より長い桁数をボタン入力する場合に
ついて行ったが、呼者、特に回転ダイヤル式電話機端末
からコールする呼者に番号を口頭で言わせ、自動化位置
を用いてこの口頭で表明された番号を認識することも可
能である。一連の口頭表明番号を認識した後のプロセス
の流れは、一連のDTMF信号を認識した後の流れとほ
ぼ同じである。長い桁数字認識用の音声認識技術が改良
された場合に、これら改良技術を利用して、本発明の範
囲内でその実施態様について変更改良ができることは明
かである。
【0168】図14は、自動化位置グループ50(図
1)のブロック図である。自動化位置グループ50は、
取扱者アクセス設備49としてグループにまとめられた
4本のISDN(総合サービスディジタル網)ディジタ
ル加入者ラインを経て取扱者補助交換システム1の音声
・データ交換ネットワーク12内の、対応するISDN
「Tインタフェース」ラインカード1417に接続され
ている。これらのISDNディジタル加入者ラインは各
々、ISDNパーソナルコンピュータ・インタフェース
ボード(IPIB)1401に接続されている。
【0169】この「IPIB」1401は、出力とし
て、音声・データ交換ネットワーク12と自動化位置グ
ループの制御装置との間のデータメッセージ伝送用のD
ーチャンネル出力1421と、自動化位置チップ/リン
グ(T/R)インタフェースモジュール1403と通信
するための音声チャンネル(Bチャンネル)出力142
3との2つの出力を有する。
【0170】チップ/リング(T/R)インタフェース
モジュール1403は、時分割多重母線1415へのイ
ンタフェース機能と、4つの「IPIB」1401のB
チャンネルとインタフェースする4つの個別音声インタ
フェース回路1402へのインタフェース機能とを行う
ための共用回路1404を有する。
【0171】T/Rインタフェースモジュール1403
は又、「IPIB」1401のアナログ音声チャンネル
出力をディジタル信号に再変換し、ライン等価平衡結線
網を構成し(取扱者位置等価平衡結線網を構成するIP
IBとは対照的である)、DTMFの検出用にDTMF
受信機の同等品となる。Bチャンネルは、ラインカード
1417に接続された呼者又は被呼者からの音声信号及
びDTMFトーン信号を流す。
【0172】T/Rインタフェースモジュール1403
は、音声処理装置1405との通信用に、時分割多重母
線1415に音声信号を流す。音声処理装置1405
は、音声信号を処理し、母線1413を介してパーソナ
ルコンピュータ(PC)1407と通信する。この母線
1413には、PCの最新技術を用いた一般製品を当て
る。
【0173】音声処理装置1405は又、告知と応答を
促すメッセージとを供給し、音声入力を受信して入力語
句の認識処理を行う。更に、音声処理装置1405は、
例えばコレクトコールの場合の、口頭で告げられた名前
の記録にも用いられ、又、処理に当たって音声認識の文
法規則を適用する。母線1413は、32ビットPC用
の母線で、これに接続されたブロック間の通信のために
用いる。母線1413の制御には、企業内情報通信網
(ローカルエリアネットワーク)(LAN)インタフェ
ース1419を用いる。
【0174】音声処理装置1405は、音声入力を識別
し、このデータをPC1407に送る。PC1407
は、ソフトウエアデータインタフェースプロセスを用い
て更に文法点検を行う。メモリ1409は、PC拡張メ
モリとしてのランダムアクセスメモリ(RAM)で、P
C1407に十分なRAMメモリ領域を供給する。ディ
スク1411は、PC用の標準ディスクで、システムソ
フトウエア、ドライバ、プログラム、局データ、並び
に、ディジタル化した告知文及び応答を促す語句を記憶
するのに用いられる。
【0175】PC1407は、ラインカード1417の
1つにDチャンネル1421の1つを介してデータメッ
セージを通信し、同じDチャンネルを介して取扱者補助
交換システム1からメッセージを受信する。コール取扱
中、特定のコールは特定のDチャンネルとラインカード
とに付随する。このDチャンネルを介して交換されるメ
ッセージは、人が付いている取扱者位置と通信するのに
用いられるメッセージ、この取扱者位置の表示を制御す
るのに用いられるメッセージ、及び取扱者がボタン入力
した情報を表すデータを取扱者補助交換システムに送る
のに用いられるメッセージと全く同じメッセージであ
る。
【0176】図1及び図14の配置は、自発音声メッセ
ージサービス(SVMS)の提供申し出をする場合にも
利用できる。その場合は、本来のコール手続完了処理
に、図15及び図16の流れ図に示す処理プロセスを追
加する。この追加は、被呼者端末が話中か応答しないた
めにコール手続きが完了にならない場合に、自発音声メ
ッセージサービスの提供申し出をしようとするものであ
る。
【0177】まず図15の条件付き判断ブロック150
2において、取扱者補助交換システム1が自発音声メッ
セージサービスの提供申し出をするかどうかを点検す
る。実際には、この点検は不要である。理由は、もし取
扱者補助交換システムが自発音声メッセージサービスの
提供申し出をしないのであれば、図15及び図16の詳
細内容が実現されないだけだからである。
【0178】しかし、処理の流れを示すために説明する
と、もし取扱者補助交換システムが自発音声メッセージ
サービスの提供申し出をしない場合は、処理ブロック1
504において、自動化位置がコールから解除され、処
理ブロック1506において、通常の方法でコールがセ
ットアップされる。
【0179】もし取扱者補助交換システムが自発音声メ
ッセージサービスの提供申し出をする場合は、処理ブロ
ック1508において、コールはセットアップされる
が、自動位置への接続は維持される。セットアップ中の
コールは、分離決定ブロック1510において、自動化
位置からモニターされる。もしコールの接続が切れてい
ることが検出された場合は、処理ブロック1512にお
いて、コールが切られる。もし被呼者の応答が検出され
た場合は、コールは、処理ブロック1514において通
常に手続き完了される。
【0180】もし被呼者が話中であることを示す信号が
検出されるか、又は予め定められた時間の間被呼者の応
答がないことが検出された場合は、処理ブロック151
6において、自発音声メッセージサービスコールのセッ
トアップについての申し出が自動化位置から呼者に告知
される。告知中にもし被呼者の応答が検出された場合
は、コールは、処理ブロック1514において通常に手
続き完了される。
【0181】もし呼者の口頭での応答「いいえ」が検出
された場合は、呼者が被呼者端末からの応答を尚待つこ
とができるように、処理ブロック1517において、呼
者からの口頭の「いいえ」を無視し、呼者が待つのをや
めて接続を切ったことが検出されるかどうかをモニター
する。モニターし検出された場合は、処理ブロック15
12のようにコールが切られる。
【0182】しかしもし呼者が自発音声メッセージサー
ビスの提供申し出に「いいえ」と応答した後に尚被呼者
の応答を待ち続け、指定の待ち時間が過ぎた場合、呼者
に、処理ブロック1516により自発音声メッセージサ
ービス提供の最終申し出がなされる。そして呼者の「い
いえ」の応答が検出された場合は、処理ブロック151
2に準じてコールが切られる。
【0183】もしブロック1516において、口頭の
「はい」応答、「はい」を表す指定のボタン入力(例え
ば「9」)、又は「SVMS」を表す指定のボタン入力
が検出された場合は、処理ブロック1518において、
被呼者への準方向接続は解除される。もし呼者が、応答
なし時間切れの時間前に「SVMS」を表す指定のボタ
ン入力を行った場合も、同じ処理が行われる。
【0184】処理ブロック1518の後に、図16の条
件付き判断ブロック1520に移り、このコールがコレ
クトコールかどうかの点検が行われる。理由は、自発音
声メッセージを受ける被呼者はコレクトコールを拒否す
る機会がないので、自発音声メッセージコールにコレク
トコールの適用を許すのは電話会社の経営方針に反する
ことになると考えられるからである。
【0185】被呼者がコレクト扱いの自発音声メッセー
ジコールを受けるかどうかを点検することは、将来にお
いてはもちろん可能と考えられる。その場合、その点検
の肯定的結果(すなわち、コレクト扱いを受諾する)
は、この流れ図においては、ブロック1520のコレク
トコールかどうかの点検で「いいえ」の場合として扱わ
れることとなろう。
【0186】いずれにせよ、もしブロック1520の点
検結果が肯定的の場合は、条件付き判断ブロック152
2において、呼者に対して、電話カードコールのオプシ
ョンの提供申し出を行う告知がなされる。もし切断が検
出され又は口頭の「はい」や「はい」を表すボタン入力
がないことが検出されて、この申し出が拒否と判断され
た場合は、コールは切断される。
【0187】もし申し出が受諾された場合は、呼者の電
話カード番号を得た上で、自発音声メッセージサービス
付きの電話カードコールとして手続き完了とされる。更
に、図17を参照して別に説明する特別コール送達オプ
ションの準備のため、特別コールの種類の詳細が自発音
声メッセージコールの記録に入力される。
【0188】もしこのコールがコレクトコールではない
場合は、条件付き判断ブロック1526において、この
コールが電話カードコールだったかどうかが点検され
る。もしそうだった場合、ブロック1524の処理が、
電話カード番号を得る処理を除いて行われ、コールは自
発音声メッセージサービス付きの電話カードコールとし
て手続き完了とされる。
【0189】もしブロック1526の点検の結果が電話
カードコールではなかった場合、条件付き判断ブロック
1528において、この自発音声メッセージサービス付
きコールに対する料金請求を代替方法によることとする
旨の申し出が行われる。もし申し出が、口頭の「はい」
又はこれに該当するDTMFボタン入力(例えば
「9」)によって受諾された場合は、処理ブロック15
31に移る。
【0190】そうでない場合は、処理ブロック1530
に移り、自発音声メッセージサービスコールは現在の請
求形式を用いて手続き完了とされる。この処理には、も
し必要なら特別コールの種類の詳細の記録処理を含む。
【0191】処理ブロック1531の処理は、呼者がこ
のコールの料金をどの様に支払いたいかの問い合わせで
ある。もし呼者が「呼者端末支払い」を表す口頭の応答
又はDTMFボタン入力(例えば「1」)を行った場合
は、条件付き判断ブロック1532に移る。もし呼者が
「電話カード支払い」を表す口頭の応答又はDTMFボ
タン入力(例えば「2」)を行った場合は、前に述べた
処理ブロック1524に移る。
【0192】もし呼者が「第3番号末支払い」を表す口
頭の応答又はDTMFボタン入力(例えば「3」)を行
った場合は、条件付き判断ブロック1539に移る。い
ずれでもなければ、処理ブロック1512(図15)に
準じて、コールは切断される。条件付き判断ブロック1
539は、第3番号の問い合わせ、及び第3番号の顧客
が受諾するかどうかの点検で、前に述べたブロック92
3(図9)等と大体において同じ方法で処理される。
【0193】もし料金負担が第3番号の顧客によって受
諾された場合は、この自発音声メッセージサービスコー
ルは、処理ブロック1540において、第3番号顧客請
求コールとして手続き完了とされる。そうでなく、もし
料金負担が拒否された場合は、コールは、処理ブロック
1512に準じて、単に切断される。
【0194】上記のように、処理ブロック1531の問
い合わせへの応答において、呼者が「呼者端末支払い」
を表す口頭の応答又はDTMFボタン入力を行った場
合、次の条件付き判断ブロック1532において、コー
ルが硬貨投入式電話機端末からかどうかが点検される。
もしそうでない場合は、条件付き判断ブロック1533
に移り、コールが個々の客室に請求できるホテルからか
どうかが点検される。
【0195】もしホテルからではない場合は、処理ブロ
ック1536において、この自発音声メッセージサービ
スコールは手続き完了とされ、請求書到着払いコールと
して請求処理される。ブロック1533において、もし
コールがホテルからの場合、処理ブロック1534にお
いて、呼者にホテルの部屋番号を要請する告知がなされ
る。
【0196】もし部屋番号を得るのに成功した場合は、
処理ブロック1535において、この自発音声メッセー
ジサービスコールは手続き完了とされ、ホテル客室発信
コールとして請求処理される。もし呼者がホテルの部屋
番号を応答しない場合は、コールは、処理ブロック15
12に準じて、単に切断される。
【0197】もしブロック1532における点検で、コ
ールが硬貨投入式電話機端末からと判断された場合は、
処理ブロック1537において、自発音声メッセージサ
ービスの料金が決定され、所要料金の投入が要請され
る。もし呼者が所要料金の投入を行わない場合は、コー
ルは、処理ブロック1512に準じて、単に切断され
る。そうでなく、所要料金の投入が行われた場合は、処
理ブロック1538において、自発音声メッセージサー
ビスのコイン(硬貨)コールとして、手続き完了とされ
る。
【0198】本明細書記載の方法を用いて接続できるコ
ールは、音声コール、データコール、及びファクシミリ
コールである。
【0199】自動化位置システムを用いて提供できる他
のサービスには、次のようなものがある。顧客に1−7
00、1−800、又は1−900のブロック内の特定
の個別番号を割り当てる。これらの番号は、顧客の肉声
によって予め記録された語句を内蔵する交換システムに
回される。これらの語句は、例えば「ママ」、「ブロー
カー」、「事務所」、「住居」、「秘書」、ニックネー
ム(「ボブ」、「ベティ」等)である。
【0200】顧客が自分の個人番号をダイヤルすると、
この交換システムに接続され、そこで、顧客の特定番号
に基づいて、予め記録された語句を選ぶ。それから、顧
客がこれらの予め記録された語句の1つを口頭で言う
と、自動化位置システムがこの語句を、予め記録された
語句とマッチさせて、顧客が望むコール宛先を判断す
る。一旦宛先が決まるとシステムが宛先の電話番号を探
してコールをその番号に接続する。
【0201】次に、もし相手が話し中か、応答がないか
の場合は、自発音声メッセージサービスを依頼できる。
これらの処理を、図15の処理ブロック1550、15
52、及び1554に関連して述べる。処理ブロック1
550は、顧客がこの個人番号をダイヤルしたときに、
その顧客の語句を記憶内蔵する自動化位置を有するシス
テムに、そしてその自動化位置に接続される。
【0202】処理ブロック1522において、顧客は宛
先を識別する語句を口頭で言い、処理ブロック1524
において、自動化取扱者がその語句に関連する番号を識
別する。その後、コールは処理ブロック1508等にお
いてセットアップされ、自発音声メッセージサービスの
要請があるかどうかモニターされる。
【0203】図17は、自発音声メッセージシステムサ
ービスを行う際の、自発音声メッセージシステムの自動
化位置からのコール送達を説明する流れ図である。前に
記録されたメッセージを被呼者に送達するためには、ま
ず処理ブロック1602において、被呼者への接続がセ
ットアップされる。このような試みは、技術的に周知の
スケジューリング・アルゴリズムに基づいてなされるも
ので、スケジューリング・アルゴリズムについては、例
えば「音声メッセージの送達の参考書」に述べられてい
る。
【0204】もし応答がなくて時間切れになった場合
は、処理ブロック1604において、コールは接続を切
断され、次の試みが、処理ブロック1606においてな
される。この試みは、このコールの、前の送達履歴に今
回応答がなかったことによる修正を加えた履歴に基づい
て行われるものである。もし話し中の信号が検出された
場合は、処理ブロック1608において、コールは接続
を切断され、話し中の信号にであったことによって修正
されたスケジュールに基づいて、後に再度試みられる。
【0205】もし応答が検出された場合は、条件付き判
断ブロック1620において、これが特殊サービスコー
ルかどうかが点検される。もしそうでない場合は、音声
メッセージは、処理ブロック1622において、送達さ
れる。もし特殊サービスコールである場合は、処理ブロ
ック1624において、被呼者は身分証明を求められ
る。
【0206】処理ブロック1626において、もし被呼
者が適切な証明、すなわち個人ID番号を口頭で言う
か、ボタン入力した場合は、条件付き判断ブロック16
28において、このIDが正しいものかどうかが点検さ
れる。もし正しい場合は、処理ブロック1622におい
て、音声メッセージは送達される。
【0207】もし正しくない場合は、処理ブロック16
30において、カウンタ度数が増され、条件付き判断ブ
ロック1632において、ID番号が3回を超えてボタ
ン入力されたかどうかが点検される。もしそうなら、コ
ールは切断され、音声メッセージにアクセスを測ってい
るものがいる旨の記録が記入される。もしそうでなけれ
ば、被呼者は、正しいID番号を入力する再度の機会を
与えられる。
【0208】この種のサービスは、被呼者に「700」
桁の番号と、「700」桁の番号用のデータベース内の
記録とを与えることと、顧客の個人ID番号を記憶させ
ることによって利用可能となる。もし呼者が音声メッセ
ージを残したいがコールの完了は望まない場合は、呼者
は、音声メッセージサービスを要請するにはダイヤルし
た直後に単に指定番号(例えば、*867)を押しさえ
すればよい。このような仕組みにより、私的なメッセー
ジが適切な受取人だけに送達される、という利点があ
る。
【0209】この仕組みは又、1+コール(すなわち、
取扱者の補助を受ける種類ではないコール)のセットア
ップにも用いることができる。図15の処理ブロック1
540において、もしこのようなコールが取扱者補助交
換システム1内で受信された場合、この呼者が自発音声
メッセージサービス(SVMS)の加入者かどうかの点
検が行われる。
【0210】この点検は、米国特許第4,932,042
号に述べられているように、取扱者補助交換システム1
の翻訳データベースを検索することによって行われる。
或る場合には、電話会社がこのサービスを全ての顧客に
提供することもできる。顧客が加入者かどうかの識別
は、顧客に接続された端局から回された自動番号識別子
により識別される。もしこの取扱者補助交換システムが
顧客の端局なら、取扱者補助交換システム内の位置が判
れば簡単に識別できる。
【0211】もし顧客がSVMSの加入者でない場合
は、処理ブロック1544において、コールは通常の仕
方でセットアップされる。しかし、もし加入者の場合
は、処理ブロック1546において、コールをモニター
するために自動化位置に接続がセットアップされる。そ
の後は、処理ブロック1508等に関して述べたような
処理が行われる。
【0212】自動化位置グループ50に適切なプログラ
ムをそのパーソナルコンピュータ(PC)1407内に
備えることにより、音声メッセージサービスが自動化位
置から得られ、更に自発音声メッセージサービス(SV
MS)ようの追加プログラムも、PC1407から得る
ことができる。ディスク1411は、音声メッセージの
記憶に用いられる。
【0213】そして、音声処理装置1405は、口頭表
明された番号、「はい」、「いいえ」等の音声の認識
用、顧客が入力するDTMF信号の検出用、及び話し中
の信号や応答信号等の検出用に用いられる。音声メッセ
ージサービスを制御するプログラムは、技術的に周知で
ある。自発音声メッセージサービスのプログラムは、上
に説明した通りである。又、別の交換システムからの非
取扱者コールについての自発音声メッセージサービスに
ついては、米国特許第4,932,042号に述べられて
いる。
【0214】代わりに、SVMSコールが完了とされた
時点において(図16の処理ブロック1524又は15
30)、コールを集中音声メッセージシステムへ切り換
えることによって、本発明に関連して、集中音声メッセ
ージサービスシステムを利用することができる。それに
は、これらの処理ブロックを、音声メッセージセンター
への接続を進め且つこのコールについての蓄積記録を音
声メッセージセンターに送る処理ブロックで置き換えさ
すればよい。音声メッセージセンターによって、自発音
声メッセージサービスを提供するために用いられる自動
化位置グループと同じ方法で特殊サービスの送達を含む
送達を行うことができる。第3のオプションは、取扱者
交換システムに付随する音声メッセージシステム52を
設けることである。
【0215】音声メッセージサービスを提供するために
大量のディスクスペースを有する専門の自動化位置グル
ープを多数設け、他の自動化位置グループは主に取扱者
機能に集中させる配置も望ましい。もしこのような仕組
みにすると、音声メッセージコールをセットアップする
ことが決定された時点に、そのコールは、これら専門自
動位置グループの1つに回される。コールの専門自動化
位置グループは図17の、メッセージ送達機能も行う。
【0216】図18は、ブロック1550等に関連して
説明したように次の段階で自動化位置によって認識処理
が行われる語句を、加入者が予め記録できるようにした
方法についての流れ図である。加入者は、ブロック17
02において、特別な、リスト変更処理用番号、例えば
「800」桁の番号、をダイヤルする。これによって、
加入者の語句が記憶されている自動化位置グループから
サービスを受ける、この加入者も、他の加入者も、加入
者の語句の認識能力を得ることができる。
【0217】そして、この加入者は、ブロック1704
において、発信用のこの加入者専用の番号(「700」
桁、「800」桁、又は「900」桁の番号から顧客に
割り当てられる)を入力するよう求められる。ブロック
1706において、加入者は、適切な発信番号をDTM
Fを介して入力する。次に加入者は、ブロック1708
において、正規の加入者だけがリスト変更できるように
するために、個人ID番号を求められる。加入者は、ブ
ロック1710において、個人ID番号をDTMFを介
して入力する。
【0218】個人ID番号が正しいものと仮定して(正
しくない場合は、再度入力を求められ次の段階で接続を
切られる)、加入者は、ブロック1712において、リ
スト記載内容を追加、又は削除したいか、あるいは終了
するのかを質問される。加入者は、ブロック1714に
おいて、選んだ結果を口頭で言う。もし選択結果が「終
了」の場合は、ブロック1750において、コールは切
断される。
【0219】もし「追加」を選ぶと、加入者は、ブロッ
ク1716において、追加される当事者の電話番号をD
TMFで入力するよう求められる。次に加入者は、ブロ
ック1718、1720、1722において追加当事者
のIDを3回言うように求められる。その後、ブロック
1724において、この新規分が加入者のリストに追加
される。そしてブロック1712に戻る。
【0220】もし加入者が「削除」と言った場合は、ブ
ロック1730において、加入者は削除される当事者の
IDを言うように求められる。条件付き判断ブロック1
732において、このIDが認識されるかどうか点検さ
れる。もしIDが認識されれば、この当事者は削除さ
れ、ブロック1734において、その旨の告知がなさ
れ、カウンタのカウントがリセットされ、ブロック17
12に戻る。
【0221】もしIDが認識されない場合は、ブロック
1736において、カウントが増加され、条件付き判断
ブロック1738において、カウントがまだ3よりも少
ないかどうか点検される。もしそうならブロック173
0に戻る。もしそうでないなら、ブロック1712に戻
る。
【0222】以上の説明は、本発明の一実施例に関する
もので、この技術分野の当業者であれば、本発明の種々
の変形例を考え得るが、それらはいずれも本発明の技術
的範囲に包含される。
【0223】例えば、障害者用には、標準の、通常には
ダイヤル式のコールをセットアップできるように、初め
に識別用音声指令を口頭で言い、その後に電話番号を言
うようにしてもよい。更に、自動音声処理技術によって
認識できるものと、取扱者でしか認識できないものとの
間で、多くのトレード・オフ点が考えられる。応答を求
めるトーンと告知とは、ヒューマン・ファクター上の経
験に基づいて選ぶことができ、顧客が変化するのに合わ
せて変更可能である。
【0224】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、取
扱者補助交換システムにおいて、大幅に音声認識装置を
含む自動化位置を採用し、システムの総体プログラムを
変更することなく柔軟性を持って取扱者補助サービスの
レベルに合わせてシステムを運用することができる。
又、必要に応じて専門化したサービス分野については、
生の取扱者が付いてきめ細かいサービスが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく取扱者補助交換システム、及び
これに接続された取扱者位置及び自動化位置グループの
全体ブロック図である。
【図2】本発明に基づく取扱者補助コール処理方法を説
明する流れ図である。
【図3】本発明に基づく取扱者補助コール処理方法を説
明する流れ図である。
【図4】本発明に基づく取扱者補助コール処理方法を説
明する流れ図である。
【図5】本発明に基づく取扱者補助コール処理方法を説
明する流れ図である。
【図6】本発明に基づく取扱者補助コール処理方法を説
明する流れ図である。
【図7】本発明に基づく取扱者補助コール処理方法を説
明する流れ図である。
【図8】本発明に基づく取扱者補助コール処理方法を説
明する流れ図である。
【図9】本発明に基づく取扱者補助コール処理方法を説
明する流れ図である。
【図10】本発明に基づく取扱者補助コール処理方法を
説明する流れ図である。
【図11】本発明に基づく取扱者補助コール処理方法を
説明する流れ図である。
【図12】本発明に基づく取扱者補助コール処理方法を
説明する流れ図である。
【図13】本発明に基づく取扱者補助コール処理方法を
説明する流れ図である。
【図14】自動化位置グループのブロック図である。
【図15】本発明に基づく自発音声メッセージサービス
の提供方法、及び高頻度被呼番号の簡単なダイヤル方法
を説明する一連の流れ図の内の1つである。
【図16】本発明に基づく自発音声メッセージサービス
の提供方法、及び高頻度被呼番号の簡単なダイヤル方法
を説明する一連の流れ図の内の1つである。
【図17】本発明に基づく自発音声メッセージサービス
の提供方法、及び高頻度被呼番号の簡単なダイヤル方法
を説明する一連の流れ図の内の1つである。
【図18】本発明に基づく自発音声メッセージサービス
の提供方法、及び高頻度被呼番号の簡単なダイヤル方法
を説明する一連の流れ図の内の1つである。
【符号の説明】
1 取扱者補助交換システム 10 制御装置 11 制御アクセス線 12 音声・データ交換ネットワーク 16 ローカルデータベースシステム 18 相互接続データネットワーク 20 遠隔データベースシステム 22 実行業務(トランザクション)記録装置 24 取扱者位置 26、49 取扱者アクセス設備 30、32 相互接続ネットワーク 31 トランク 40、42 呼者端末 44 顧客ライン 46 被呼者端末 50 自動化位置グループ 1401 ISDNパーソナルコンピュータ・インタフ
ェースボード(IPIB) 1402 音声インタフェース回路 1403 チップ/リング(T/R)インタフェースモ
ジュール 1405 音声処理装置 1407 パーソナルコンピュータ(PC) 1409 メモリ 1413 母線 1415 時分割多重母線 1417 ISDN「Tインタフェース」ラインカード 1419 LANインタフェース 1421 Dーチャンネル出力 1423 音声チャンネル(Bチャンネル)出力
フロントページの続き (72)発明者 リチャード ウォーレン ヘメター アメリカ合衆国 60563 イリノイ ネ イパービル アパッチェ ドライブ 1542 (72)発明者 ダイアン エレーン ハー アメリカ合衆国 60555 イリノイ ウ ォーレンビル ハウソーン レーン 29 ダブリュー 439 (72)発明者 ウィリアム キーティング マコーミッ ク アメリカ合衆国 07930 ニュージャー ジー チェスター マウンティンビュー ドライブ アール ディ 3、ボック ス 43 (72)発明者 ロバート ペトレリー アメリカ合衆国 08816 ニュージャー ジー イースト ブランズウィック ス タルツ レーン 163 (72)発明者 リチャード ジョセフ ピエレー アメリカ合衆国 60540 イリノイ ネ イパービル ガートナー ロード 1081 (72)発明者 サミュエル マーティン サルヘンバー ガー アメリカ合衆国 60126 イリノイ エ ルムハースト ロンデール アベニュー 191 (72)発明者 チャンダー セクハー セーガル アメリカ合衆国 60540 イリノイ ネ イパービル リバー ロード 811 (72)発明者 マヘンドラ クマー ベルマ アメリカ合衆国 07746 ニュージャー ジー マールボロ アンドリュース ド ライブ 6 (56)参考文献 特開 昭63−20946(JP,A) 特開 昭62−272647(JP,A) 特開 昭56−90664(JP,A) 特開 平2−117255(JP,A) 特開 昭64−82753(JP,A) 特開 昭61−159855(JP,A)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発呼者(40)からのダイヤル信号によ
    り宛先が特定される呼びを処理する方法であって、 交換ネットワーク(12)を有し、取扱者位置(24)
    へと接続可能であるような電話交換システム(1)は、
    自動装置(50)と接続しており、 (A)前記呼びの種類を識別するために、音声認識装置
    を有する前記自動装置において、前記交換ネットワーク
    を経て受信した発呼者からの可聴音信号を解析するステ
    ップと、 (B)前記呼びの種類の識別に応答して、呼びの宛先
    (46)への接続を要求するために、前記自動装置から
    前記電話交換システムへと交換ネットワーク要求メッセ
    ージを送信するステップとを有し、 前記交換ネットワーク要求メッセージは、取扱者位置
    (24)から送信される対応する要求メッセージと同一
    形式であることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 (C)要求された前記接続を確立するス
    テップと、 (D)被呼端末からの応答信号を検出するために、要求
    された前記接続をモニターするステップとを更に有する
    ことを特徴とする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 (E)前記応答信号の検出に応答して、
    前記自動装置から宛先である被呼端末へと所定コマンド
    を被呼端末から出力させる要求を発声するステップと、 (F)被呼端末からの所定コマンドの検出に応答して、
    発呼端末と被呼端末の間の接続を要求するために、前記
    自動装置から前記交換ネットワークへと第2データメッ
    セージを送信するステップとを更に有することを特徴と
    する請求項2の方法。
  4. 【請求項4】 前記電話交換システムは、少なくとも1
    つの取扱者位置(24)へと接続していて、 (G)発呼端末からの更なるコマンドの検出に応答し
    て、発呼端末を取扱者位置(24)へと接続する要求を
    前記自動装置から前記交換ネットワークへと送信するス
    テップとを更に有することを特徴とする請求項3の方
    法。
  5. 【請求項5】 前記コマンドは、音声のコマンドである
    ことを特徴とする請求項3の方法。
  6. 【請求項6】 前記コマンドは、DTMF信号であるこ
    とを特徴とする請求項3の方法。
  7. 【請求項7】 (G)前記解析するステップ(A)の前
    に、前記自動装置から発呼端末における発呼者に対して
    コマンドを出すことを促すステップを更に有することを
    特徴とする請求項1の方法。
  8. 【請求項8】 音声メッセージサービスを提供すること
    ができ、 (H)所定の発声コマンドの検出に応答して、後に前記
    被呼者へ配信するために前記呼びをメッセージ録音手段
    へと接続するステップを更に有することを特徴とする請
    求項1の方法。
  9. 【請求項9】 (I)前記被呼者に対して報告されるビ
    ジー状態を検出するステップと、 (J)このビジー状態の検出に応答して、前記到来呼の
    発呼者が所定の発声コマンドを出すことを促すため、音
    声メッセージサービスを提供する提示を発呼者へと発声
    するステップとを更に有することを特徴とする請求項8
    の方法。
  10. 【請求項10】 前記呼びの宛先は、前記自動装置(5
    0)を特定する単なる中間の宛先であり、 (K)発呼者(40)を識別する番号の受信に応答し
    て、前記自動装置への接続を確立するステップと、 (L)前記自動装置にて、前記発声コマンドに対応する
    被呼者(46)の番号を識別するために、発呼者からの
    発声コマンドを認識するステップと、 (M)識別した前記番号により識別される電話機への別
    の呼びを確立するステップとを更に有することを特徴と
    する請求項1の方法。
  11. 【請求項11】 交換システム(1)に接続して用いる
    回路手段(50)であって、 前記交換システムは、呼び接続を確立するために該交換
    システムを制御する制御手段(10)を有し、 前記制御手段は、第1のハードウェア/ソフトウェアイ
    ンタフェースによって、接続を要求するデータメッセー
    ジを送信する取扱者位置手段(24)へと接続してい
    て、 当該回路手段は、前記交換システムの交換ネットワーク
    を通って発呼者(40)へ接続可能であって、取扱者の
    補助を通常必要とする特殊サービス呼びに対して取扱者
    位置のサービスに代わって発呼者との疑似取扱者自動化
    音声応答を提供し、 (A)各前記特殊サービス呼びの種類を自動的に識別す
    るために、促し信号に応答して発呼者により出され、当
    該回路手段にて受信されるような可聴音コマンドを解析
    する手段と、 (B)要求された接続の種類を判断するために、各呼び
    に対して前記特殊サービス呼びの種類を解析する手段と
    を有し、 当該回路手段は、第2のハードウェア/ソフトウェアイ
    ンタフェースによって前記制御手段へと接続していて、 前記第2のハードウェア/ソフトウェアインタフェース
    は、被呼端末への接続を要求するデータメッセージを送
    信する回路手段からの送信に関して、前記第1のハード
    ウェア/ソフトウェアインタフェースと同一に動作する
    ことを特徴とする回路手段。
  12. 【請求項12】 (C)前記各呼びに対して要求された
    接続の確立を制御するために、前記制御手段へデータメ
    ッセージを送信する手段を更に有することを特徴とする
    請求項11の回路手段。
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