JP2948839B2 - 超音波手術用ハンドピース - Google Patents

超音波手術用ハンドピース

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裕一 池田
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友尚 桜井
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忠夫 萩野
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は生体組織および結石を超音波振動によって
破砕後、吸引除去する際、その吸引圧を調節する吸引圧
調節部を備えた超音波手術用ハンドピースの改良に関す
る。
[従来の技術] 一般に、超音波手術用ハンドピースとして例えば特開
昭61−279239号公報に示されているようにハンドピース
本体内に超音波振動子およびこの超音波振動子からの超
音波振動増幅用のホーン部がそれぞれ配設され、このホ
ーン部に連結させた振動伝達部材の先端を生体組織や結
石等に当てた状態で、超音波振動子からの超音波振動を
ホーン部、振動伝達部材を順次介して除去したい生体組
織や結石等に与え、その振動エネルギにより切除または
破砕する構成のものが知られている。この場合、振動伝
達部材は管体によって形成され、ホーン部にはこの管体
の管内に連通させた吸引孔が形成されており、切除また
は破砕作業中に切除または破砕された組織片等を吸引す
ることにより、生体組織や結石等を切除または破砕する
手術作業を行ない易くするようにしている。
また、ハンドピース本体の外部には吸引孔からの吸引
圧力を調整する吸引圧調節孔を備えた吸引圧調節部が配
設されている。この吸引圧調節孔にはハンドピース本体
の外部に配設された吸引圧調節チューブの一旦部が連結
されている。この吸引圧調節チューブの他端部はハンド
ピース本体の末端部に外部側に突設されたハンドピース
本体内の吸引孔の吸引孔口金の分岐口に連結されてい
る。そして、ハンドピース本体内の吸引孔による吸引作
業中に、手指等によって吸引圧調節孔の開口面積を調節
して吸引孔からのリーク量を調節することにより、吸引
孔による吸引圧の微調節を行なうことができるようにな
っている。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来構成のものにあっては吸引圧調節チューブに
おける吸引孔口金の分岐口との連結端部はこの連結端部
の中心軸線が吸引孔の中心軸線に対し略直角の状態で吸
引孔口金の分岐口に連結されていたので、ハンドピース
本体内の吸引孔による吸引作業中に、吸引孔口金の分岐
口に吸引物が詰まりやすい問題があった。さらに、ハン
ドピース本体の末端部の吸引孔口金の分岐口と吸引圧調
節孔との間を結ぶ吸引圧調節チューブはハンドピース本
体の外部に屈曲状態で配設されることが多いので、洗浄
がしにくい問題があった。また、吸引圧調節チューブが
ハンドピース本体の外部側に露出状態で配設されている
ので、ハンドピース本体の操作時にこの吸引圧調節チュ
ーブが操作の邪魔になるおそれがあった。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、吸引
作業中に、吸引物が詰まりにくいうえ、洗浄作業が容易
で、操作性の優れた超音波手術用ハンドピースを提供す
ることを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] この発明はハンドピース本体内に吸引孔から分岐させ
た分岐口に連通され、吸引圧調節部の吸引圧調節孔まで
貫通させた吸引圧調節管を設け、この吸引圧調節管の中
心軸線を吸引孔の中心軸線に対し90゜よりも小さくなる
角度に吸引孔の吸引方向上流側に向けて傾斜させた状態
で配置したものである。
[作用] 吸引圧調節管の中心軸線を吸引孔の中心軸線に対し90
゜よりも小さくなる角度に吸引孔の吸引方向上流側に向
けて傾斜させた状態で配置することにより、吸引作業中
に、吸引孔の分岐口に吸引物が詰まりにくくするととも
に、吸引圧調節管を略直管状態で配設させることによ
り、洗浄作業を容易化し、さらにハンドピース本体内に
吸引圧調節管を配設させることにより、このハンドピー
ス本体の外部側に露出状態で配設される場合に比べて操
作性の向上を図るようにしたものである。
[実施例] 以下、この発明の第1の実施例を第1図および第2図
を参照して説明する。
第1図は超音波手術用ハンドピースの概略構成を示す
もので、1はハンドピース本体である。このハンドピー
ス本体1にはカバー2の内部に超音波プローブ3が配設
されている。この超音波プローブ3には例えばPZT等の
圧電素子4と電極5とを積層させた超音波振動子部6お
よびこの超音波振動子部6で発生させた超音波振動を増
幅するホーン部7がそれぞれ配設されており、さらにこ
のホーン部7の先端には管体によって形成された振動伝
達部材8が連結されている。
また、超音波プローブ3の超音波振動子部6およびホ
ーン部7には振動伝達部材8の管内8aに連通させた吸引
孔9がこの超音波プローブ3の中心軸に沿って前後に貫
通させた状態に形成されている。この場合、ホーン部7
には吸引孔9から分岐させた分岐口9aが形成されてい
る。なお、この吸引孔9の後端部はハンドピース本体1
の末端部から外部側に突設された連結管を介して外部側
の吸引装置に連結されている。
さらに、ハンドピース本体1のカバー2の外周面には
吸引圧調節部材10が配設されている。この吸引圧調節部
材10には吸引孔9からの吸引圧力を調整する吸引圧調節
孔11が形成されている。この吸引圧調節孔11の上面開口
部は前後方向に細長く延設させた長穴11aによって形成
されている。そして、この長穴11aは使用者の手指等に
よって必要量、任意に塞ぐことができるようになってい
る。
また、ハンドピース本体1内には吸引圧調節管12が配
設されている。この吸引圧調節管12の内端部は第2図に
示すようにホーン部7の分岐口9aに連結され、外端部は
吸引圧調節部材10に吸引圧調節孔11まで貫通させた状態
で連結されている。この場合、吸引圧調節管12の中心軸
線OTは吸引孔9の中心軸線OSに対し90゜よりも小さくな
る角度θに吸引孔9の吸引方向上流側に向けて傾斜させ
た状態で配置されている。
次に、上記構成の作用について説明する。
まず、ハンドピースの使用時にはハンドピース本体1
内の吸引孔9による吸引作業中に、手指等によって吸引
圧調節孔11の長穴11aの開口面積を調節して吸引孔9か
らのリーク量を調節することにより、吸引孔9による吸
引圧の微調節を行なう。この場合、吸引圧調節管12の中
心軸線OTを吸引孔9の中心軸線OSに対し90゜よりも小さ
くなる角度θに吸引孔9の吸引方向上流側に向けて傾斜
させた状態で配置したので、吸引作業中に、吸引孔9の
上流側からこの吸引孔9内を通して吸引される吸引物が
吸引孔9の分岐口9aから吸引圧調節管12内に進入するこ
とを防止することができる。そのため、吸引作業中に、
吸引孔9の上流側からこの吸引孔9内を通して吸引され
る吸引物が吸引孔9の分岐口9aで詰まりにくくすること
ができる。
さらに、ハンドピース本体1内に吸引圧調節管12を略
直管状態で配設させることができるので、ハンドピース
本体1の洗浄時には吸引孔9の後端部からこの吸引孔9
内に洗浄水を流入させるだけで円滑に吸引圧調節管12内
に洗浄水を流入させ、この吸引圧調節管12内を洗浄させ
ることができる。そのため、従来に比べて洗浄作業を容
易化することができる。
また、ハンドピース本体1内に吸引圧調節管12を配設
させたので、このハンドピース本体1の外部側に露出状
態で吸引圧調節管12を配設させた場合のようにハンドピ
ース本体1の操作時にこの吸引圧調節管12が操作の邪魔
になるおそれがなく、操作性の向上を図ることができる
とともに、ハンドピース本体1全体の小形化を図ること
ができる。
なお、この発明は上記実施例に限定されるものではな
い。例えば、第3図に示す第2の実施例のようにハンド
ピース本体1のカバー2に第1の実施例の吸引圧調節部
材10を一体的に埋め込んだ吸引圧調節部21を形成し、こ
の吸引圧調節部21に吸引孔9からの吸引圧力を調整する
吸引圧調節孔11およびこの吸引圧調節孔11の上面開口部
に前後方向に細長く延設させた長穴11aをそれぞれ形成
させる構成にしてもよい。この実施例でも第1の実施例
と同様の効果を得ることができることは勿論、この実施
例では特にハンドピース本体1のカバー2の外周面に余
分な凹凸が無くなるので、ハンドピース本体1の外観お
よび操作性の向上を図ることができる。
また、第4図に示す第3の実施例のように第1の実施
例の吸引圧調節管12の管路断面積をホーン部7側に比べ
てハンドピース本体1のカバー2側が徐々に大きくなる
ように形成してもよい。この場合には吸引作業中に、吸
引孔9の上流側からこの吸引孔9内を通して吸引される
吸引物が吸引孔9の分岐口9aから吸引圧調節管12内に進
入することを一層効果的に防止することができる。
さらに、その他この発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形実施できることは勿論である。
[発明の効果] この発明によればハンドピース本体内に吸引孔から分
岐させた分岐口に連通され、吸引圧調節部の吸引圧調節
孔まで貫通させた吸引圧調節管を設け、この吸引圧調節
管の中心軸線を吸引孔の中心軸線に対し90゜よりも小さ
くなる角度に吸引孔の吸引方向上流側に向けて傾斜させ
た状態で配置したので、吸引作業中に、吸引物が詰まり
にくいうえ、洗浄作業が容易で、かつ操作性の向上を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの発明の第1の実施例を示すも
ので、第1図は超音波手術用ハンドピースの概略構成を
示す縦断面図、第2図は吸引圧調節管の配設状態を示す
要部の縦断面図、第3図はこの発明の第2の実施例を示
すハンドピースの縦断面図、第4図はこの発明の第3の
実施例の吸引圧調節管の配設状態を示す要部の縦断面図
である。 1……ハンドピース本体、6……超音波振動子部、7…
…ホーン部、9……吸引孔、9a……分岐口、10……吸引
圧調節部材、11……吸引圧調節孔、12……吸引圧調節
管、21……吸引圧調節部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴田 敏彦 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 工藤 正宏 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 肘井 一也 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 池田 裕一 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 唐沢 均 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 加川 裕昭 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 桜井 友尚 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 窪田 哲丸 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 吉野 謙二 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 萩野 忠夫 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−268244(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61B 17/00 - 17/41

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドピース本体内に超音波振動子および
    この超音波振動子からの超音波振動増幅用のホーン部が
    それぞれ配設され、前記ホーン部に吸引孔が形成される
    とともに、前記ハンドピース本体の外部に前記吸引孔に
    連通され、リーク量を調節することにより、前記吸引孔
    からの吸引圧力を調整する吸引圧調節孔を備えた吸引圧
    調節部が配設された超音波手術用ハンドピースにおい
    て、前記ハンドピース本体内に前記吸引孔から分岐させ
    た分岐口に連通され、前記吸引圧調節部の吸引圧調節孔
    まで貫通させた吸引圧調節管を設け、この吸引圧調節管
    の中心軸線を前記吸引孔の中心軸線に対し90゜よりも小
    さくなる角度に前記吸引孔の吸引方向上流側に向けて傾
    斜させた状態で配置したことを特徴とする超音波手術用
    ハンドピース。
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