JP2960954B2 - 超音波治療装置 - Google Patents
超音波治療装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、超音波振動を利用して生体組織を切開また
は乳化したり、結石を破砕したりする超音波治療装置に
関する。
は乳化したり、結石を破砕したりする超音波治療装置に
関する。
[従来の技術] この種の超音波治療装置として従来知られているもの
は、超音波振動子を備えた超音波振動発生部に、超音波
振動伝達用のプローブを連結して構成されている。そし
て、超音波振動伝達用のプローブは中空パイプで形成さ
れ、その内孔を送水液の吸引路として利用している。ま
た、プローブの周囲は、処置用の先端部を除いてシース
により被覆され、プローブとシースの間の空間を送水路
として利用している。
は、超音波振動子を備えた超音波振動発生部に、超音波
振動伝達用のプローブを連結して構成されている。そし
て、超音波振動伝達用のプローブは中空パイプで形成さ
れ、その内孔を送水液の吸引路として利用している。ま
た、プローブの周囲は、処置用の先端部を除いてシース
により被覆され、プローブとシースの間の空間を送水路
として利用している。
このような超音波治療装置では治療時において、送水
路を通じて体腔内に送水することにより、発熱したプロ
ーブを冷却し、また、体腔内に一度流出した後の送水液
を、超音波振動により切除乳化した組織または破砕した
結石の破片とともに、吸引路を通じて外部へ吸引排出す
るようになっている。
路を通じて体腔内に送水することにより、発熱したプロ
ーブを冷却し、また、体腔内に一度流出した後の送水液
を、超音波振動により切除乳化した組織または破砕した
結石の破片とともに、吸引路を通じて外部へ吸引排出す
るようになっている。
しかし、超音波治療装置の超音波振動発生部を高出力
で駆動し、その超音波振動をプローブに伝達すると、プ
ローブは通常以上に発熱するため、多量の送水が必要と
なるが、その場合、体腔内に多量の送水液が溜りすぎた
り、水しぶきが生じて観察視野が悪化したりするので治
療の妨げとなる。
で駆動し、その超音波振動をプローブに伝達すると、プ
ローブは通常以上に発熱するため、多量の送水が必要と
なるが、その場合、体腔内に多量の送水液が溜りすぎた
り、水しぶきが生じて観察視野が悪化したりするので治
療の妨げとなる。
そこで、プローブの冷却及び送水液の回収の効率を挙
げるために、特願平1−289652号及び米国特許第493694
号に記載される方法などが提案されている。すなわち、
特願平1−289652号においては、プローブを覆うシース
を2重に構成し、プローブと内側シース部の隙間、およ
び内側シース部と外側シース部との隙間の一方の送水
路、他方の隙間を第2の吸引路とし、内側シース部の先
端部分に外側シース部の先端より手前で、送水路と第2
の吸引路とを連通する連通路が形成されている。また、
米国特許第4493694号においては、プローブの先端近傍
にプローブ内部の吸引路と連通する小穴を設け、送水液
の回収を行うようにしている。
げるために、特願平1−289652号及び米国特許第493694
号に記載される方法などが提案されている。すなわち、
特願平1−289652号においては、プローブを覆うシース
を2重に構成し、プローブと内側シース部の隙間、およ
び内側シース部と外側シース部との隙間の一方の送水
路、他方の隙間を第2の吸引路とし、内側シース部の先
端部分に外側シース部の先端より手前で、送水路と第2
の吸引路とを連通する連通路が形成されている。また、
米国特許第4493694号においては、プローブの先端近傍
にプローブ内部の吸引路と連通する小穴を設け、送水液
の回収を行うようにしている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の超音波治療装置では、送水
液が術部に届く前に回収されてしまうため、先端への送
水量が不足する虞れがある。そして、このような場合、
連続して体腔内の深部を治療したり、高周波電気メスを
併用する際には術部が高温になり、正常な周囲組織が熱
によって変性する虞れがある。
液が術部に届く前に回収されてしまうため、先端への送
水量が不足する虞れがある。そして、このような場合、
連続して体腔内の深部を治療したり、高周波電気メスを
併用する際には術部が高温になり、正常な周囲組織が熱
によって変性する虞れがある。
本発明は上記課題に着目してなされたもので、その目
的とするところは、プローブの温度上昇を抑制し、かつ
術部周辺組織の熱変性を防止し、良好な治療を行うこと
ができる超音波治療装置を提供することにある。
的とするところは、プローブの温度上昇を抑制し、かつ
術部周辺組織の熱変性を防止し、良好な治療を行うこと
ができる超音波治療装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段及び作用] 上記課題は以下の手段によって解決される。すなわ
ち、その手段としての超音波治療装置は、超音波振動子
に連結される振動伝達用プローブを中空な部材で形成
し、このプローブの中空孔を吸引路として形成するとと
もに、上記振動伝達用プローブをシースで覆い、このプ
ローブとシースとの間の隙間を送水路として形成した超
音波治療装置であって、上記送水路を流れる流体が上記
シースの先端から流出する前に吸引して回収するための
回収手段と、上記流体の回収量を調節するための調節手
段とを設けたことを特徴としている。
ち、その手段としての超音波治療装置は、超音波振動子
に連結される振動伝達用プローブを中空な部材で形成
し、このプローブの中空孔を吸引路として形成するとと
もに、上記振動伝達用プローブをシースで覆い、このプ
ローブとシースとの間の隙間を送水路として形成した超
音波治療装置であって、上記送水路を流れる流体が上記
シースの先端から流出する前に吸引して回収するための
回収手段と、上記流体の回収量を調節するための調節手
段とを設けたことを特徴としている。
従って、プローブの先端部からの送水液が多すぎる場
合には、上記調節手段によって吸引路を開くことによ
り、送水路の一部が回収される。また、プローブの先端
部で送水液が不足した場合には、上記調節手段によって
吸引路を閉じることにより、送水液は全て先端に供給さ
れる。
合には、上記調節手段によって吸引路を開くことによ
り、送水路の一部が回収される。また、プローブの先端
部で送水液が不足した場合には、上記調節手段によって
吸引路を閉じることにより、送水液は全て先端に供給さ
れる。
[実施例] 以下、図面を参照しながら本発明の実施例について説
明する。
明する。
第1図は超音波治療装置の第1実施例を示している。
この超音波治療装置は、ハンドピース1を備え、このハ
ンドピース1の把持部2にはカバー3が設けられ、この
カバー3の内部には超音波振動発生部としての超音波振
動子4が収納されている。超音波振動子4は、厚電素子
(例えばPZT)5と電極6を積層して構成されている。
超音波振動子4の前端には、超音波振動子4で発生した
超音波振動の振動を増幅するホーン部7が接続されてい
る。超音波振動子4の後端には金属ブロック8が接続さ
れている。そして、超音波振動子4は、ホーン部7と金
属ブロック8との間で図示しないボルトとナットによっ
て挟み付けられて締結され、一体的に結合されている。
また、超音波振動子4の電極6には電源コード9が接続
されている。
この超音波治療装置は、ハンドピース1を備え、このハ
ンドピース1の把持部2にはカバー3が設けられ、この
カバー3の内部には超音波振動発生部としての超音波振
動子4が収納されている。超音波振動子4は、厚電素子
(例えばPZT)5と電極6を積層して構成されている。
超音波振動子4の前端には、超音波振動子4で発生した
超音波振動の振動を増幅するホーン部7が接続されてい
る。超音波振動子4の後端には金属ブロック8が接続さ
れている。そして、超音波振動子4は、ホーン部7と金
属ブロック8との間で図示しないボルトとナットによっ
て挟み付けられて締結され、一体的に結合されている。
また、超音波振動子4の電極6には電源コード9が接続
されている。
上記ホーン部7の中心部と、超音波振動子4と金属ブ
ロック8との貫通するボルト(図示せず)には、前後に
貫通する吸引孔13が形成されている。そして、吸引孔13
の後端部は、Oリング14によってカバー3の後端壁に水
密的に保持された吸引口金15を介して第1の吸引チュー
ブ16に連通している。この第1の吸引チューブ16は、さ
らに吸引ポンプ30に接続されている。
ロック8との貫通するボルト(図示せず)には、前後に
貫通する吸引孔13が形成されている。そして、吸引孔13
の後端部は、Oリング14によってカバー3の後端壁に水
密的に保持された吸引口金15を介して第1の吸引チュー
ブ16に連通している。この第1の吸引チューブ16は、さ
らに吸引ポンプ30に接続されている。
なお、ホーン部7における外周の一部と金属ブロック
8の後部は、Oリング17により把持部2のカバー3の内
面に水密的に固定されている。従って、超音波振動子4
はOリング14,17によりカバー3の内部に水密的に収納
されている。
8の後部は、Oリング17により把持部2のカバー3の内
面に水密的に固定されている。従って、超音波振動子4
はOリング14,17によりカバー3の内部に水密的に収納
されている。
一方、上記ホーン部7の先端には、振動伝達部材とし
ての中空な金属パイプからなる振動伝達用プローブ20が
着脱自在に接続されている。そして、プローブ20の中空
孔は、吸引孔13に連通する第1の吸引路21を形成してい
る。さらに、プローブ20およびホーン部7の外周面は、
シース22によって覆われ、このシース22の手元側端部
は、カバー3の先端部に螺着されている。
ての中空な金属パイプからなる振動伝達用プローブ20が
着脱自在に接続されている。そして、プローブ20の中空
孔は、吸引孔13に連通する第1の吸引路21を形成してい
る。さらに、プローブ20およびホーン部7の外周面は、
シース22によって覆われ、このシース22の手元側端部
は、カバー3の先端部に螺着されている。
上記シース22は、内側シース部22aと、これを覆う外
側シース部22bとの二重管で構成され、内側シース部22a
の手元側部分には、ホーン部7の外周を覆うテーパ状部
23が一体的に形成されている。そして、このテーパ状部
23は、把持部2におけるカバー3の前端部に螺着され、
着脱自在に取り付けられている。また、テーパ状部23の
先端部の内面とホーン部7の先端部の外周面との間に
は、Oリング24が介挿され、その間が水密的にシールさ
れている。
側シース部22bとの二重管で構成され、内側シース部22a
の手元側部分には、ホーン部7の外周を覆うテーパ状部
23が一体的に形成されている。そして、このテーパ状部
23は、把持部2におけるカバー3の前端部に螺着され、
着脱自在に取り付けられている。また、テーパ状部23の
先端部の内面とホーン部7の先端部の外周面との間に
は、Oリング24が介挿され、その間が水密的にシールさ
れている。
上記シース22の外側シース部22bにおける手元側端部
は、内側シース部22aのテーパ状部23の外周に対して着
脱自在に螺着されている。従って、内側シース部22a
は、プローブ20に同心的に被嵌され、その間に第1の隙
間が形成されている。また、外側シース部22bも、プロ
ーブ20および内側シース部22aに対して同心的に被嵌さ
れ、内側シース部22aとの間に第2の隙間が形成されて
いる。そして、第1の隙間は送水路25として構成され、
第2の隙間は第2の吸引路として構成されている。
は、内側シース部22aのテーパ状部23の外周に対して着
脱自在に螺着されている。従って、内側シース部22a
は、プローブ20に同心的に被嵌され、その間に第1の隙
間が形成されている。また、外側シース部22bも、プロ
ーブ20および内側シース部22aに対して同心的に被嵌さ
れ、内側シース部22aとの間に第2の隙間が形成されて
いる。そして、第1の隙間は送水路25として構成され、
第2の隙間は第2の吸引路として構成されている。
上記シース22の手元側端部付近には、送水口金27と第
2の吸引口金28が設けられている。そして、送水口金27
は送水路25に連通し、第2の吸引口金28は第2の吸引路
26に連通している。また、送水口金27には送水チューブ
29が接続され、この送水チューブ29は図示しない送水源
に接続されている。一方、第2の吸引口金28には、回収
手段としての第2の吸引チューブ32が接続されている。
この第2の吸引チューブ32は、ハンドピース1上に設置
されたバルブ31を介して第1の吸引チューブ16に連通し
ている。そして、バルブ31は送水液の回収量を調節する
ための調節手段を構成している。
2の吸引口金28が設けられている。そして、送水口金27
は送水路25に連通し、第2の吸引口金28は第2の吸引路
26に連通している。また、送水口金27には送水チューブ
29が接続され、この送水チューブ29は図示しない送水源
に接続されている。一方、第2の吸引口金28には、回収
手段としての第2の吸引チューブ32が接続されている。
この第2の吸引チューブ32は、ハンドピース1上に設置
されたバルブ31を介して第1の吸引チューブ16に連通し
ている。そして、バルブ31は送水液の回収量を調節する
ための調節手段を構成している。
上記内側シース部22aの先端は、外側シース部22bの先
端より手前に位置し、内側シース部22aの方が外側シー
ス22bよりも短く形成されている。つまり、送水路25と
第2の吸引路26とは、内側シース部22aの先端を短くし
たことにより、外側シース部22bの先端部内で全周的に
形成される連通路27を通じて互いに連通している。
端より手前に位置し、内側シース部22aの方が外側シー
ス22bよりも短く形成されている。つまり、送水路25と
第2の吸引路26とは、内側シース部22aの先端を短くし
たことにより、外側シース部22bの先端部内で全周的に
形成される連通路27を通じて互いに連通している。
次に、上記のように構成された超音波治療装置の作用
について説明する。
について説明する。
まず、ハンドピース1の把持縫2を手で把持してシー
ス22で覆ったプローブ20を体腔内に導入する。そして、
吸引ポンプ30を差動させて第1の吸引チューブ16および
第2の吸引チューブ32、第1の吸引路21および第2の吸
引路26を介して送水液を吸引する。
ス22で覆ったプローブ20を体腔内に導入する。そして、
吸引ポンプ30を差動させて第1の吸引チューブ16および
第2の吸引チューブ32、第1の吸引路21および第2の吸
引路26を介して送水液を吸引する。
上記吸引動作と同時に図示しない送水ポンプを作動さ
せて、送水チューブ29から送水口金27を通じて送水路25
に送水路を送り込み、送水路25の先端側へ送水する。こ
のように送水された送水液の大部分は体腔内へ送り込ま
れるが、その一部は外側シース部22bの先端から流出す
ることなく、先端部の内側における連通路27を通じて直
接第2の吸引路26へ吸引される。
せて、送水チューブ29から送水口金27を通じて送水路25
に送水路を送り込み、送水路25の先端側へ送水する。こ
のように送水された送水液の大部分は体腔内へ送り込ま
れるが、その一部は外側シース部22bの先端から流出す
ることなく、先端部の内側における連通路27を通じて直
接第2の吸引路26へ吸引される。
また、体腔内に送水されて体腔内を洗浄した送水液
は、第1の吸引路21を通じて吸引される。そして、振動
伝達部材としてのプローブ20により処置したときに生じ
る組織や結石の破砕片も、その送水液とともにプローブ
20の第1の吸引路21を通じて吸引される。このように、
第1の吸引路21を通じて吸引された組織や送水液は、さ
らに吸引孔13を通じて第1の吸引チューブ16に送り出さ
れる。
は、第1の吸引路21を通じて吸引される。そして、振動
伝達部材としてのプローブ20により処置したときに生じ
る組織や結石の破砕片も、その送水液とともにプローブ
20の第1の吸引路21を通じて吸引される。このように、
第1の吸引路21を通じて吸引された組織や送水液は、さ
らに吸引孔13を通じて第1の吸引チューブ16に送り出さ
れる。
また、送水路25から体腔内へ送り込まれることなく、
直接第2の吸引路26に吸引された送水液は、第2の吸引
チューブ32を通じて第1の吸引チューブ16に合流し、吸
引ポンプ30側へ送り出される。その際、第2の吸引路26
にはバルブ31が設けられているので、バルブ31を開いた
場合には、送水チューブ29から送水路25に送水された送
水液は、先端付近で第2の吸引路26に回収されるもの
と、そのまま先端術部に送水されるものとに分かれる。
そして、回収された送水液は、第2の吸引チューブ32を
通り、第1の吸引チューブ16に合流する。
直接第2の吸引路26に吸引された送水液は、第2の吸引
チューブ32を通じて第1の吸引チューブ16に合流し、吸
引ポンプ30側へ送り出される。その際、第2の吸引路26
にはバルブ31が設けられているので、バルブ31を開いた
場合には、送水チューブ29から送水路25に送水された送
水液は、先端付近で第2の吸引路26に回収されるもの
と、そのまま先端術部に送水されるものとに分かれる。
そして、回収された送水液は、第2の吸引チューブ32を
通り、第1の吸引チューブ16に合流する。
また、バルブ31を閉じた場合には、送水チューブ29か
ら送水路25に供給された送水液は、全て先端に流出す
る。
ら送水路25に供給された送水液は、全て先端に流出す
る。
このように、第2の吸引チューブ32に調節手段として
のバルブ31を設けることにより、プローブ20の冷却効率
を落とすことなく、先端への送水量を調節することがで
きる。また、バルブ31がハンドピース1上に配設されて
いるため、術者が手軽に送水量の調節を行なうことがで
きる。
のバルブ31を設けることにより、プローブ20の冷却効率
を落とすことなく、先端への送水量を調節することがで
きる。また、バルブ31がハンドピース1上に配設されて
いるため、術者が手軽に送水量の調節を行なうことがで
きる。
なお、バルブ31の開閉操作をフットスイッチで行なう
ようにしても良い。
ようにしても良い。
第2図には、本発明の第2の実施例が示されている。
この第2実施例では、第1実施例と同様にプローブ20の
内部に設けられた第1の吸引路21は、ハンドピース1の
後端で第1の吸引チューブ16に連通し、吸引ポンプ30に
接続されている。また、プローブ20の外周には内側シー
ス部22aと外側シース部22bからなる二重管が構成され、
プローブ20と内側シース部22aの隙間には、送水路25が
形成され、送水チューブ29に連通している。
この第2実施例では、第1実施例と同様にプローブ20の
内部に設けられた第1の吸引路21は、ハンドピース1の
後端で第1の吸引チューブ16に連通し、吸引ポンプ30に
接続されている。また、プローブ20の外周には内側シー
ス部22aと外側シース部22bからなる二重管が構成され、
プローブ20と内側シース部22aの隙間には、送水路25が
形成され、送水チューブ29に連通している。
また、この第2の実施例では、内側シース部22aと外
側シース部22bの隙間に第2の吸引路26が形成され、こ
の第2の吸引路と連通した第2の吸引チューブ32は、流
路を開閉する開閉弁を内臓した弁開閉制御装置34を介し
て第1の吸引チューブ16に接続されている。さらに、外
側シース部22bの先端部には温度検知センサ35が設置さ
れ、この温度検知センサ35は、温度検知器33を介して弁
開閉制御装置34に接続されている。従って、温度検知セ
ンサ35と温度検知器33で得られた温度情報が弁開閉制御
装置34に伝達されるようになっている。
側シース部22bの隙間に第2の吸引路26が形成され、こ
の第2の吸引路と連通した第2の吸引チューブ32は、流
路を開閉する開閉弁を内臓した弁開閉制御装置34を介し
て第1の吸引チューブ16に接続されている。さらに、外
側シース部22bの先端部には温度検知センサ35が設置さ
れ、この温度検知センサ35は、温度検知器33を介して弁
開閉制御装置34に接続されている。従って、温度検知セ
ンサ35と温度検知器33で得られた温度情報が弁開閉制御
装置34に伝達されるようになっている。
こように構成された超音波治療装置では、正常な状
態、つまり、先端部の温度がある一定温度以下の状態で
は、開閉弁は全開しており、送水液はプローブ20の外周
上の送水路25を通り、第2の吸引路26から回収されるも
のと、先端へ送水されるものとに分流される。しかし、
術部の温度がある一定温度以上になると、温度検知セン
サ35と温度検知器33によりこの温度が検知され、弁開閉
制御装置34に信号を伝達して開閉弁を閉じる。開閉弁が
閉じた場合には、送水液は回収されずシース22の先端か
ら全て送水される。
態、つまり、先端部の温度がある一定温度以下の状態で
は、開閉弁は全開しており、送水液はプローブ20の外周
上の送水路25を通り、第2の吸引路26から回収されるも
のと、先端へ送水されるものとに分流される。しかし、
術部の温度がある一定温度以上になると、温度検知セン
サ35と温度検知器33によりこの温度が検知され、弁開閉
制御装置34に信号を伝達して開閉弁を閉じる。開閉弁が
閉じた場合には、送水液は回収されずシース22の先端か
ら全て送水される。
このように、術部の温度が一定温度を越えた時には、
送水量が増加するため、術部周辺の正常組織に熱変成な
どの影響を与えることがない。また、温度の上昇は自動
的に検知されるため、術者の手を煩わさずに安全な治療
を行うことができる。
送水量が増加するため、術部周辺の正常組織に熱変成な
どの影響を与えることがない。また、温度の上昇は自動
的に検知されるため、術者の手を煩わさずに安全な治療
を行うことができる。
第3図は、本発明の第3の実施例を示している。この
第3実施例では、第2の吸引路32に第2の吸引ポンプ40
が接続されている。また、外側シース22bの先端部には
温度検知センサ35が設置され、この温度検知センサ35は
オン・オフスイッチ41を介して温度検知器33に接続され
ている。そして、この温度検知器33は第2の吸引ポンプ
40に接続されている。
第3実施例では、第2の吸引路32に第2の吸引ポンプ40
が接続されている。また、外側シース22bの先端部には
温度検知センサ35が設置され、この温度検知センサ35は
オン・オフスイッチ41を介して温度検知器33に接続され
ている。そして、この温度検知器33は第2の吸引ポンプ
40に接続されている。
従って、オン・オフスイッチ41をオンにしている時に
は、シース22の先端に設けられたセンサ35により術部の
温度が検知され、温度検知器33により術部周辺組織が熱
変成しないように第2の吸引ポンプ40の吸引力が制御さ
れる。
は、シース22の先端に設けられたセンサ35により術部の
温度が検知され、温度検知器33により術部周辺組織が熱
変成しないように第2の吸引ポンプ40の吸引力が制御さ
れる。
なお、術部周辺組織が熱変成するのは、体腔内の深部
を切除したり、高周波電気メスを併用する場合が多いの
で、浅い部位を切除する場合や、術部周辺組織が熱変成
してもかまわない場合などは、オン・オフスイッチ41を
オフにしておけば良い。
を切除したり、高周波電気メスを併用する場合が多いの
で、浅い部位を切除する場合や、術部周辺組織が熱変成
してもかまわない場合などは、オン・オフスイッチ41を
オフにしておけば良い。
第4図から第6図は、第4の実施例を示している。こ
の第4実施例では、一重のシース38に覆われたプローブ
20の先端部に、プローブ20内部に設けられた吸引路15に
連通する小穴36が設けられ、シース38の内側には小穴36
に対応する突起37が設けられている。
の第4実施例では、一重のシース38に覆われたプローブ
20の先端部に、プローブ20内部に設けられた吸引路15に
連通する小穴36が設けられ、シース38の内側には小穴36
に対応する突起37が設けられている。
送水液は第6図左側に示すようにプローブ20とシース
38との隙間を進み、その一部は小穴36から吸引路15を通
って回収されるが、第4図および第5図に矢印で示すよ
うにシース38を回転させると、第6図右側に示すように
突起37が小穴36を塞ぐため、送水液は小穴36を通って回
収されなくなる。
38との隙間を進み、その一部は小穴36から吸引路15を通
って回収されるが、第4図および第5図に矢印で示すよ
うにシース38を回転させると、第6図右側に示すように
突起37が小穴36を塞ぐため、送水液は小穴36を通って回
収されなくなる。
従って、術者がシースを回転させることにより、プロ
ーブの冷却効率を下げることなく先端送水量を変化させ
ることができるので、安全な治療を行うことができる。
ーブの冷却効率を下げることなく先端送水量を変化させ
ることができるので、安全な治療を行うことができる。
第7図は、本発明の第5の実施例を示している。この
第5実施例では、第1実施例と同様にプローブを覆うシ
ース22が二重シース構造に形成されているが、外側シー
ス部22bの内周上あるいは内側シース部22aの外周上にバ
ルーン39が設けられている。そして、このバルーン39を
膨らませることにより、第2の吸引路26が閉じるように
構成されている。
第5実施例では、第1実施例と同様にプローブを覆うシ
ース22が二重シース構造に形成されているが、外側シー
ス部22bの内周上あるいは内側シース部22aの外周上にバ
ルーン39が設けられている。そして、このバルーン39を
膨らませることにより、第2の吸引路26が閉じるように
構成されている。
従って、図示しないハンドスイッチまたはフットスイ
ッチ等でバルーンを膨張させれば、第2の吸引路26から
回収される送水液を全て先端に送水することができる。
ッチ等でバルーンを膨張させれば、第2の吸引路26から
回収される送水液を全て先端に送水することができる。
この実施例でもプローブの冷却効率を下げることなく
先端送水量を変化させることができるので、安全な治療
を行なうことができる。
先端送水量を変化させることができるので、安全な治療
を行なうことができる。
次に、第8図から第10図を参照しながら超音波振動子
における電極の変形例について説明する。
における電極の変形例について説明する。
第8図および第9図は第1の変形例を示している。こ
の第1変形例では、振動子4における電極6の電極本体
50と、コード接続部52との間に切欠54が形成されてい
る。従って、振動子4を組立てる際にコード接続部52を
容易に曲げることができるので、作業効率を向上させる
ことができる。
の第1変形例では、振動子4における電極6の電極本体
50と、コード接続部52との間に切欠54が形成されてい
る。従って、振動子4を組立てる際にコード接続部52を
容易に曲げることができるので、作業効率を向上させる
ことができる。
また、上記電極6はさらに電極本体50の外径が厚電素
子4の外径よりも小さく形成されている。従って、組立
後の振動子4の周囲にコード接続部52が大きくはみ出さ
なくなり、ハンドピース1のカバー3との接触がなくな
り、使用時の発熱やコード接続部52と電源コード9との
接続部の破損が防止される。よって、ハンドピース1を
より小型化することができる。さらに、電源コード9と
電極本体50との接触がなくなり、短絡の発生が防止され
る。
子4の外径よりも小さく形成されている。従って、組立
後の振動子4の周囲にコード接続部52が大きくはみ出さ
なくなり、ハンドピース1のカバー3との接触がなくな
り、使用時の発熱やコード接続部52と電源コード9との
接続部の破損が防止される。よって、ハンドピース1を
より小型化することができる。さらに、電源コード9と
電極本体50との接触がなくなり、短絡の発生が防止され
る。
第10図は、電極の第2の変形例を示している。この変
形例では電極6の折曲げ部に長孔56が設けられている。
このように電極6を構成しても、折曲げ部で容易にコー
ド接続部52を曲げることができるので、組立て作業の効
率を向上させることができる。
形例では電極6の折曲げ部に長孔56が設けられている。
このように電極6を構成しても、折曲げ部で容易にコー
ド接続部52を曲げることができるので、組立て作業の効
率を向上させることができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、プローブの冷却
効率を減少させることなく、送水液の回収量を任意に調
節できるため、治療部位を洗浄する場合などには、送水
液の回収量を減少させて先端に多量の送水液を送ること
ができる。これにより良好な治療を行なうことができ
る。
効率を減少させることなく、送水液の回収量を任意に調
節できるため、治療部位を洗浄する場合などには、送水
液の回収量を減少させて先端に多量の送水液を送ること
ができる。これにより良好な治療を行なうことができ
る。
第1図は本発明の第1実施例に係わる超音波治療装置の
一部破断した側面図、第2図は本発明の第2実施例に係
わる超音波治療装置の一部破断した側面図、第3図は本
発明の第3実施例に係わる超音波治療装置の一部破断し
た側面図、第4図は本発明の第4実施例に係わる超音波
治療装置の先端部を示す斜視図、第5図は同先端部の横
断面図、第6図は同先端部の縦断面図、第7図は本発明
の第5実施例に係わる超音波治療装置の先端部を示す縦
断面図、第8図は超音波治療装置の振動子における電極
の変形例を示す側面図、第9図は同電極の斜視図、第10
図は同電極の他の変形例を示す斜視図である。 4……超音波振動子、20……プローブ、21……第1の吸
引路、22……シース、25……送水路、31……バルブ(調
節手段)、32……第2の吸引チューブ(回収手段)。
一部破断した側面図、第2図は本発明の第2実施例に係
わる超音波治療装置の一部破断した側面図、第3図は本
発明の第3実施例に係わる超音波治療装置の一部破断し
た側面図、第4図は本発明の第4実施例に係わる超音波
治療装置の先端部を示す斜視図、第5図は同先端部の横
断面図、第6図は同先端部の縦断面図、第7図は本発明
の第5実施例に係わる超音波治療装置の先端部を示す縦
断面図、第8図は超音波治療装置の振動子における電極
の変形例を示す側面図、第9図は同電極の斜視図、第10
図は同電極の他の変形例を示す斜視図である。 4……超音波振動子、20……プローブ、21……第1の吸
引路、22……シース、25……送水路、31……バルブ(調
節手段)、32……第2の吸引チューブ(回収手段)。
Claims (1)
- 【請求項1】超音波振動子に連結される振動伝達用プロ
ーブを中空な部材で形成し、このプローブの中空孔を吸
引路として形成するとともに、上記振動伝達用プローブ
をシースで覆い、このプローブとシースとの間の隙間を
送水路として形成した超音波治療装置において、上記送
水路を流れる流体が上記シースの先端から流出する前に
吸引して回収するための回収手段と、上記流体の回収量
を調節するための調節手段とを設けたことを特徴とする
超音波治療装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2280205A JP2960954B2 (ja) | 1990-10-17 | 1990-10-17 | 超音波治療装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2280205A JP2960954B2 (ja) | 1990-10-17 | 1990-10-17 | 超音波治療装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04152942A JPH04152942A (ja) | 1992-05-26 |
JP2960954B2 true JP2960954B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=17621781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2280205A Expired - Fee Related JP2960954B2 (ja) | 1990-10-17 | 1990-10-17 | 超音波治療装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2960954B2 (ja) |
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