JP3174105B2 - 超音波手術用ハンドピ−ス - Google Patents

超音波手術用ハンドピ−ス

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JP3174105B2
JP3174105B2 JP25947791A JP25947791A JP3174105B2 JP 3174105 B2 JP3174105 B2 JP 3174105B2 JP 25947791 A JP25947791 A JP 25947791A JP 25947791 A JP25947791 A JP 25947791A JP 3174105 B2 JP3174105 B2 JP 3174105B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波振動によって生
体内の患部組織を切除する等の処置を行う超音波手術用
ハンドピ−スに関する。
【0002】
【従来の技術】超音波振動によって生体内の患部組織を
処置する超音波手術用ハンドピ−スは、特開昭61−2
59655号公報、或いは米国特許第4516398号
等によって知られている。
【0003】従来の超音波手術用ハンドピースでは、超
音波振動子を有する超音波振動発生部に超音波振動伝達
用プローブが連結され、この振動伝達用プローブは、通
常中空パイプから形成され、その内部に吸引孔が設けら
れている。また、プローブは、その処置用先端を残して
他の部分がシースにより覆われ、プローブとシースの間
の空間に送水路が設けられている。そして、治療時に送
水路を通じて体腔内に送水することにより、発熱したプ
ローぶを冷却するように構成されている。体腔内に流出
した送水液は、超音波振動により切除・乳化された組
織、または破砕された結石の破片とともに吸引孔を通じ
て外部へ吸引排出されるようになっている。最近、上記
体腔内への送水によって体腔内に多量の送水液が溜りす
ぎたり、水しぶきで観察視野が悪化するのを防止するた
めに送水液を回収する方法が提案されている。例えば、
送水液回収用の副吸引路を設ける方法が特願平1−28
9652号によって提案され、米国特許第451639
8号及び第4493694号には、吸引路の詰まりを防
止する共に送水液を回収する孔が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特願平1−28965
2号に示すように、主吸引路を分岐して送水液回収用の
副吸引路を形成する場合には、主吸引路の断面積に対し
て副吸引路の断面積が大きいと主吸引路の吸引圧が小さ
くなり、組織を十分吸引することができなくなる。この
ため、副吸引路の少なくとも一部に小孔を設け吸引圧を
絞ることが必要となる。しかし、手術中に組織片などが
副吸引路に侵入した場合、その小孔に詰まる可能性が高
く、しかも小孔に詰まった異物を容易に取り除くことが
できないという問題がある。
【0005】本発明は上記課題に着目してなされたもの
で、その目的は送水液回収路の詰まり防止、或いは詰ま
った組織片などを容易に除去でき、安全な治療を行うこ
とができる超音波手術用ハンドピ−スを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の超音波手術用ハ
ンドピースは、超音波振動子と、この超音波振動子に連
結された振動伝達部材と、超音波振動によって切除した
組織を回収する吸引路と、この吸引路の外側に設けら
れ、上記振動伝達部材の先端部付近に送水液を導く送水
路と、上記送水路の外側に設けられ、上記送水液を回収
する送水液回収路と、この送水液回収路中の、上記吸引
路の外周に設けられ、回収された送水液をろ過するろ過
手段とを具備することを特徴としている。
【0007】
【作用】本発明の超音波手術用ハンドピ−スでは、送水
液を回収するための送水液回収路中にろ過手段を設けた
ことにより、送水液回収路中に組織片などが混入した場
合でもろ過手段で止まり、吸引圧を絞る小孔に詰まるこ
とがない。また、ろ過手段が組織片で一杯になり吸引圧
が下がった時には、ろ過手段を交換するかまたは詰まっ
た異物を取り除けばよい。
【0008】
【実施例】以下図面を参照しながら本発明の実施例につ
いて説明する。
【0009】図1及び図2は本発明の第1の実施例を示
している。
【0010】図1に示すように、本発明に係わる超音波
手術用ハンドピ−スは、ランジュバン型の超音波振動子
2を有し、この超音波振動子2は、圧電素子と電極とを
交互に積層して構成され、先端に超音波振動の振幅を増
幅するためのホ−ン4が連結されている。ホ−ン4の後
端部外周にはフランジ4aが突設され、このフランジ4
aは、超音波振動子2を覆う振動子カバ−5に対して固
定されている。超音波振動子2の電極には、図示しない
超音波電源ユニットが接続されている。
【0011】ホーン4の先端には、金属製の中空パイプ
からなる振動伝達部材(プローブ)6が固着されてい
る。超音波振動子2及びホーン4には貫通孔が形成さ
れ、この貫通孔と連通する振動伝達部材6の中空孔とに
より吸引路7が形成されている。振動子カバー5には送
水口金8が装着される共に、マニホールド12が水密
的に連結され、その内部には送水液を通すための環状通
路13と送水液回収路14が設けられている。また、マ
ニホールド12の送水液回収路14には小孔16が設け
られ、ここで吸引圧を規制している。小孔16には継手
を介して副吸引チューブ28が接続され、副吸引チュー
ブ28は図示しない主吸引路に合流している。さらに、
マニホールド12には、シース18が着脱自在に接続さ
れ、シース18の後部には、図1(b)に示すように円
周上に多数の溝20aが設けられ、マニホールド12の
内周と嵌合されてフィルター(ろ過手段)20を形成し
ている。
【0012】シ−ス18は、内シ−ス22と外シ−ス2
4より構成され、振動伝達部材6と内シ−ス22との間
に送水路26が形成され、内シ−ス22と外シ−ス24
との間に送水液回収路14が形成されている。
【0013】次に第1実施例の作用について説明する。
【0014】振動伝達部材6を冷却するための送水液が
送水口金8より注入されると、振動伝達部材6に沿って
送水路26内を流れる。そして、送水液はシ−ス18の
先端部で送水液回収路14の吸引圧により、その大部分
が吸引され、送水液回収路14を通り、フィルタ−20
を介して小孔16を通り副吸引チュ−ブ28へ排出され
る。送水液をシ−ス先端から吸引する時、組織片や血腫
などが一緒に吸引されることがある。しかし、これらが
一緒に吸引された時、フィルタ−20でろ過されるため
に小孔6には組織片などは流入しない。
【0015】図2(a)に示すように、フィルタ−20
でろ過された吸引物の量が多くなると、フィルタ−20
の溝20aを全べて覆ってしまい、副吸引圧が減少する
ために送水液が回収不能になることがある。
【0016】その際、図2(b)に示すように、シ−ス
18をマニホ−ルド12より取り外すことで吸引物30
を取り出すことができる。そして、再びシ−ス18を装
着すれば良好な副吸引圧を得ることができる。
【0017】従って、この実施例では、副吸引圧を規制
する小孔16に詰まりが発生することはなくなり、また
フィルタ−20が吸引物で一杯になったとしても簡単に
除去できるので、安全で迅速な手術を行うことができ
る。
【0018】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。
【0019】図3は本発明の第2の実施例を示してい
る。この第2実施例では、振動伝達部材6とシ−ス18
との間に送水路26が形成され、振動伝達部材6には、
内部の吸引路7と連通した小孔40が設けられている。
また、シ−ス18の先端には、Oリング44により振動
伝達部材6に水密的に装着されたフィルタ−42が設け
られている。
【0020】この実施例では、振動伝達部材6を冷却す
るための送水を行う時、シ−ス18と振動伝達部材6と
の隙間を流れる送水液は小孔40より吸引され、吸引路
7を通って排出される。また、処置部を洗浄する時は吸
引圧を弱めるか、送水量を多くすることにより、フィル
タ−42に設けられた多数の孔43より先端に水が放出
される。そして、吸引時にフィルタ−42の孔43に詰
まった組織片は、図3(c)に示すように指等で取り去
ることができる。
【0021】この第2実施例は、第1実施例と同様に送
水液回収路(小孔43)の詰まりを防止することができ
る。また、フィルタ−42は組織片の詰まりが目視でき
る位置にあり、吸引物を指で除去できるため、わずらわ
しい操作は不要となる。さらに、高速送水などの機能に
より先端に付着した組織片を吹き飛ばすこともできる。
【0022】本発明は上記実施例に限定されることな
く、上記フィルタ−の形状や材質などは、様々なものが
使用できる。例えば、フィルタ−を布のような素材で形
成してもよい。
【0023】また、第1実施例の送水路と送水液回収路
とを逆にして、外シ−スと内シ−スの隙間を送水路、内
シ−スとプロ−ブとの隙間を送水液回収路とし、その送
水液回収路の途中にフィルタ−を設けても良い。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の超音波手
術用ハンドピ−スでは、送水液回収路中にフィルタ−等
のろ過手段を設けているので、組織片などによる詰まり
を防止でき、安全な手術を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1実施例に係わる超音波手
術用ハンドピ−スの要部断面図、(b)は(a)のA−
A線に沿った横断面図である。
【図2】第1実施例に係わる超音波手術用ハンドピ−ス
に設けられたフィルタ−の取扱いを示す断面図である。
【図3】(a)は本発明の第2実施例に係わる超音波手
術用ハンドピ−スの要部断面図、(b)は同正面図、
(c)は同取扱い図である。
【符号の説明】
2…超音波振動子、6…振動伝達部材、7…吸引路、1
4…送水液回収路、20,42…フィルタ−(ろ過手
段)、26…送水路(送水手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 17/22 A61B 18/00 - 18/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波振動子と、 この超音波振動子に連結された振動伝達部材と、 超音波振動によって切除した組織を回収する吸引路と、 この吸引路の外側に設けられ、上記振動伝達部材の先端
    部付近に送水液を導く送水路と、 上記送水路の外側に設けられ、上記送水液を回収する送
    水液回収路と、 この送水液回収路中の、上記吸引路の外周に設けられ、
    回収された送水液をろ過するろ過手段と、 を具備することを特徴とする超音波手術用ハンドピー
    ス。
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