JP2947064B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2947064B2
JP2947064B2 JP6103989A JP10398994A JP2947064B2 JP 2947064 B2 JP2947064 B2 JP 2947064B2 JP 6103989 A JP6103989 A JP 6103989A JP 10398994 A JP10398994 A JP 10398994A JP 2947064 B2 JP2947064 B2 JP 2947064B2
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啓三 池田
誠人 河村
芳孝 住田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば、車載用の
電子制御燃料噴射装置、ABS(アンチロックブレーキ
システムブレーキ)ユニット等の各種電子機器に使用さ
れるコネクタ、特に、静電気によるノイズ等を有効に除
去することのできるコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等に搭載される電子ユニッ
ト、特に、外部配線を通って静電気が蓄積される可能性
のある電子ユニットでは、かかる静電気に対する電子部
品の保護としてさまざまな方策が考えられている。その
一つとして、ノイズ保護部品の削減と製品の小型化等を
目的に基板上にエアギャップを設けることが行われてい
るので、以下に説明する。
【0003】図7に示すように、プリント基板A上にコ
ネクタ50を搭載する場合、プリント基板A上に取り付
けたコネクタハウジング51から伸びる信号系端子52
とグランド端子53とをプリント基板Aに形成されたス
ルーホールaに通し、プリント基板Aの裏面に印刷され
た信号系パターンbやグランドパターンcのランド部に
それぞれ信号系端子52やグランド端子53を半田付け
することで電気的に接続するのが一般的である。
【0004】ところで、このように接続されるコネクタ
において前記信号系端子52に蓄積される静電気を除去
する方法としては、図8に示すように、前記グランドパ
ターンcと信号系パターンbとを近接させて設け、各パ
ターンb、cのランド部b’、c’のみならず、前記信
号系パターンbが近接しているグランドパターンcの一
部分についても半田レジスト(図において斜線で示す部
分)を除去することで、静電気放電用ギャップとしての
エアギャップlを構成することが行われている。これに
より、信号系端子52に印加された静電気は前記エアギ
ャップl間で放電され、低インピーダンスであるグラン
ドパターンcに電気的エネルギーを逃がすことができる
ので、このコネクタに接続される電子部品への静電気エ
ネルギーの影響を小さくすることができるようになって
いる。
【0005】また、実開昭62−198685号公報に
は、図9に示すように、接続端子63と共通アース端子
板64とを、双方の間にエアギャップ65が形成される
ように端子板61と蓋62とによって挟み込んで収容し
た陰極管用ソケット60が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
にプリント基板Aにコネクタ50を搭載したものにあっ
ては、基板上のパターンを利用してエアギャップを形成
するようにしたため、基板上に信号系パターンやグラン
ドパターンを形成する際、レイアウトにある程度の制約
を受けることになるといった問題が生じる。
【0007】また、前記陰極管用ソケット60では、予
め所定のエアギャップがソケット内に固定的に形成され
ているので、必要な箇所だけにエアギャップを設けた
り、後でエアギャップを増設したりすることが困難にな
るといった問題が生じる。
【0008】そこで、この発明の課題は、プリント基板
上にエアギャップを設ける必要がなく、しかもエアギャ
ップの変更及び増設が比較的容易に行える静電気除去効
果のあるコネクタを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、絶縁性材料によって形成されたコネク
タハウジング内に、グランドプレーンを連設したグラン
ド端子と信号系端子とを装着したコネクタにおいて、前
記信号系端子とグランドプレーンとを、前記コネクタハ
ウジングに対して着脱自在な絶縁性材料によって形成さ
れた仕切部材を介して近接させ、その仕切部材に前記信
号系端子からグランドプレーンに通じる放電孔を設けた
のである。
【0010】前記仕切部材は、前記コネクタハウジング
に挿脱自在のグランド調整片によって形成することがで
きる。
【0011】また、絶縁性材料によって形成されたコネ
クタハウジングと、このコネクタハウジングに着脱自在
に取り付けられる絶縁性材料によって形成された端子ホ
ルダと、この端子ホルダに装着されるグランドプレーン
を備えたグランド端子及び信号系端子とから成り、前記
端子ホルダは、前記信号系端子の装着孔と前記グランド
プレーンを収容固定する前記グランド端子の装着用スリ
ットとを備え、前記装着孔と前記装着用スリットとは相
互に近接して設けられ、放電孔によって相互に連通され
ているコネクタであってもよい。
【0012】
【作用】以上のように構成されたコネクタは、いずれも
グランド端子のグランドプレーンと信号系端子とが仕切
部材或いは端子ホルダに形成された放電孔において、信
号系端子に蓄積される静電気がグランドプレーンに放電
される。また、エアギャップの位置を変更したり、増設
したりする場合は、放電孔の位置を変えたり、増設した
前記仕切部材や端子ホルダに交換することによって行
う。
【0013】
【実施例】以下、実施例について図面を参照して説明す
る。図1及び図4に示すように、このコネクタ1は、絶
縁性樹脂によって形成された筒状のコネクタハウジング
10と、このコネクタハウジング10に着脱自在に取り
付けられる絶縁性樹脂によって形成された端子ホルダ2
0と、この端子ホルダ20に装着される信号系端子30
及びグランドプレーン41が連接されたグランド端子4
0とから構成されており、前記コネクタハウジング10
を直接プリント基板Aに取り付け、前記信号系端子30
及びグランド端子40をプリント基板Aのパターンのラ
ンド部に半田付けすることにより電気的に接続するよう
になっている。
【0014】前記コネクタハウジング10は、正面に前
記端子ホルダ20の一部を受け入れる開口11が形成さ
れており、両側部には端子ホルダ20を着脱するための
溝12及び係止部13が形成されている。
【0015】前記端子ホルダ20は、前記コネクタハウ
ジング10の開口11に嵌挿される突出部21と、この
突出部21の両側にそれぞれ設けられたロック爪22と
を備えており、前記ロック爪22を前記溝12に沿わせ
て前記突出部21を開口11に挿入すると、前記ロック
爪22が前記係止部13に係合して端子ホルダ20がコ
ネクタハウジング10に固定されようになっている。な
お、この端子ホルダ20は、前記ロック爪22を外側に
押し広げてコネクタハウジング10から引き抜くことに
より、コネクタハウジング10から簡単に外すことがで
きる。
【0016】この端子ホルダ20には、図3及び図4に
示すように、前記信号系端子30を等間隔に装着する複
数の装着孔23が並列的に形成されており、装着状態で
は、屈曲した信号系端子30の一端がコネクタハウジン
グ10内に突出してコネクタ端子を形成すると共に、他
端側が端子ホルダ20の前面において下方側に伸びてプ
リント基板Aのスルーホールaを貫通するようになって
いる。
【0017】また、この端子ホルダ20には、図3に示
すように、前記各装着孔23直下の近接位置に前記グラ
ンド端子40に連接されたグランドプレーン41を挿入
固定する装着用スリット24が形成されており、装着状
態では、グランドプレーン41の前方で下向に屈曲した
グランド端子40が前記信号系端子30間の間隔を保っ
て信号系端子30の側方に並んでいる。
【0018】前記グランドプレーン41には、その前方
側が下向きに切り起こされた複数のランス部41aが信
号系端子30に対応して設けられており、前記装着用ス
リット24には、このランス部41aに係合してグラン
ドプレーン41の抜止め機能を果たす係止突起24aが
形成されている。
【0019】また、この端子ホルダ20には、図4に示
すように、前記各装着孔23と装着スリット24とを連
通する放電孔25が設けられており、この放電孔25に
よって装着された信号系端子30とグランドプレーン4
1との間にエアギャップが形成されるようになってい
る。従って、外部配線を通って信号系端子30に静電気
が蓄積されても、このエアギャップ部分で低インピーダ
ンスのグランドプレーン41に放電され、このコネクタ
1に接続される電子部品への静電気エネルギーの影響を
小さくすることができる。
【0020】また、特定の信号系端子30についてのみ
エアギャップを確保したい場合は、前記端子ホルダ20
に代えて、必要な信号系端子30の装着孔23のみに対
して放電孔25を設けた別の端子ホルダを取り付ければ
よく、非常に汎用性が高い。この点、エアギャップを増
設する場合も同様である。
【0021】図5及び図6は他の実施例を示している。
このコネクタ2は、コネクタハウジング10’に直接信
号系端子30’とグランドプレーン41’が連設された
グランド端子40’とを装着したものである。前記コネ
クタハウジング10’内では、装着された信号系端子3
0’とグランドプレーン41’とが近接しており、両者
の間にはコネクタハウジング10’の側面に形成された
スリット11’より挿入される絶縁製材料によって形成
された仕切部材としてのグランド調整板20’によって
区画されている。このグランド調整板20’には、前記
実施例の端子ホルダ20と同様に、各信号系端子30’
に対応してそれぞれの信号系端子30’からグランドプ
レーン41’に通じる放電孔25’が形成されており、
この放電孔25’によって信号系端子30’とグランド
プレーン41’との間にエアギャップが形成されるよう
になっている。
【0022】従って、このコネクタ2も前記コネクタ1
と同様に前記仕切部材20’を交換するだけで容易にエ
アギャップの変更、増設を行うことができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、この発明のコネクタは、
信号系端子とグランドプレーンとの間に、放電孔を備え
た着脱自在の仕切部材を設けることによってエアギャッ
プを形成するようにしたので、プリント基板上にエアギ
ャップを設ける必要がなく、しかも、仕切部材を交換す
ることによりエアギャップの変更、増設が簡単に行え
る。
【0024】また、端子ホルダを備えたコネクタも同様
に、その端子ホルダ内にエアギャップが形成され、端子
ホルダを交換することによりエアギャップの変更、増設
が簡単に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるコネクタの一実施例を示す斜
視図である。
【図2】同上のコネクタを示す分解斜視図である。
【図3】同上のコネクタを示す正面図である。
【図4】同上のコネクタを示す断面図である。
【図5】他の実施例を示す分解斜視図である。
【図6】同上の部分詳細図である。
【図7】従来例を示す斜視図である。
【図8】同上の底面図である。
【図9】他の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1、2 コネクタ 10、10’ コネクタハウジング 20 端子ホルダ 20’ グランド調整板 21 突出部 22 ロック爪 23 装着孔 24 装着用スリット 25、25’ 放電孔 30、30’ 信号系端子 40、40’ グランド端子 41、41’ グランドプレーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−198685(JP,U) 実開 昭58−64090(JP,U) 実開 平1−103300(JP,U) 実開 昭61−172480(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 13/56 - 13/72

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性材料によって形成されたコネクタ
    ハウジング内に、グランドプレーンを連設したグランド
    端子と信号系端子とを装着したコネクタにおいて、 前記信号系端子とグランドプレーンとを、前記コネクタ
    ハウジングに対して着脱自在な絶縁性材料によって形成
    された仕切部材を介して近接させ、その仕切部材に前記
    信号系端子からグランドプレーンに通じる放電孔を設け
    たことを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記仕切部材を、前記コネクタハウジン
    グに挿脱自在のグランド調整片によって形成した請求項
    1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 絶縁性材料によって形成されたコネクタ
    ハウジングと、このコネクタハウジングに着脱自在に取
    り付けられる絶縁性材料によって形成された端子ホルダ
    と、この端子ホルダに装着されるグランドプレーンを備
    えたグランド端子及び信号系端子とから成り、 前記端子ホルダは、前記信号系端子の装着孔と前記グラ
    ンドプレーンを収容固定する前記グランド端子の装着用
    スリットとを備え、 前記装着孔と前記装着用スリットとは相互に近接して設
    けられ、放電孔によって相互に連通されているコネク
    タ。
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