JP2946895B2 - 織機の運転方法 - Google Patents

織機の運転方法

Info

Publication number
JP2946895B2
JP2946895B2 JP33365691A JP33365691A JP2946895B2 JP 2946895 B2 JP2946895 B2 JP 2946895B2 JP 33365691 A JP33365691 A JP 33365691A JP 33365691 A JP33365691 A JP 33365691A JP 2946895 B2 JP2946895 B2 JP 2946895B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electromagnetic switch
electromagnetic
contact
switch
machine motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP33365691A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05163642A (ja
Inventor
壮一 津田
明生 荒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK filed Critical Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
Priority to JP33365691A priority Critical patent/JP2946895B2/ja
Priority to CN 92111343 priority patent/CN1038862C/zh
Publication of JPH05163642A publication Critical patent/JPH05163642A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2946895B2 publication Critical patent/JP2946895B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Looms (AREA)
  • Motor And Converter Starters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の電磁開閉器を用い
た起動回路の結線構成切換により機台モータの駆動パタ
ーン変更を行う織機の運転方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、機台モータの駆動パターンを複数
個備えた織機の運転方法が知られている。例えば、特公
昭60−50899号公報では、織機の起動時のみに機
台モータの一次巻線間に定格電圧を越える過電圧を印加
して起動トルクを増大させ、起動後織機が定常回転に達
するころに一次巻線間に印加する電圧値を定格電圧にす
る方法が提案されている。機台モータには3個の電磁開
閉器が接続されており、各電磁開閉器のON−OFF組
合せにより起動時にはΔ(デルタ)結線構成に、定常運
転時にはY(スター)結線構成に切り換えられる。
【0003】また、図3のタイミングチャートに示すよ
うに、電磁開閉器を6個用いた接点ON−OFFの組合
せ変更により、Δ運転及びY運転の他にも正逆転インチ
ングをすることができる。逆転インチングは織物に傷が
発生したときに織物を所定量だけ戻す場合に、正転イン
チングは筬を所定位置に合わせる場合等に用いられる。
特に、正逆転インチングをする場合には電磁開閉器の接
点ON−OFFが高頻度に行われ、そのため接点が早く
消耗する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】複数の電磁開閉器の接
点ON−OFFする際、ONでは一番最後にONされる
電磁開閉器の接点、OFFでは一番最初にOFFされる
電磁開閉器の接点が消耗する。
【0005】ところが、各電磁開閉器の接点ON−OF
Fタイミングはほぼ同時であるため、個々の電磁開閉器
の接点消耗の度合いを論ずることは困難である。そのた
め、接点消耗により装置が故障した際に修理すべき電磁
開閉器を容易に特定できないという問題がある。上記の
事態を回避するためには全ての電磁開閉器の接点容量を
大きくしておけば良いが、この方法ではコスト高騰が避
けられない。
【0006】本発明は上記の事情に鑑みて成されたもの
であり、その目的は、機台モータ駆動時において電磁開
閉器の接点ON−OFFが高頻度に行われるような使用
用途であっても、接点消耗に対処し得る織機の運転方法
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では、複数の電磁開閉器の接点開閉により
機台モータに対する駆動回路の結線構成を切り換え、そ
の結線構成切換により前記機台モータの駆動パターンを
変更する織機の運転方法において、結線構成の切換に関
与する複数の電磁開閉器のうち特定の電磁開閉器に実質
的な切換機能を担わせている。
【0008】
【作用】複数の電磁開閉器のうちの特定の電磁開閉器の
ON時またはOFF時は、実際の電力供給開始時または
電力供給停止時となる。従って、接点のON−OFFに
よって消耗を生じるのは特定の電磁開閉器に限られ、他
の電磁開閉器の接点が消耗することはない。このように
接点消耗を特定の電磁開閉器に集中させることにより、
接点が消耗した場合に修理すべき電磁開閉器を容易に特
定することが可能になる。
【0009】また、特定の電磁開閉器の接点容量を大き
くしておけば接点の消耗を遅らせることができ、特に正
逆転インチングといった駆動パターンを繰り返し行う場
合など、接点ON−OFFが高頻度でなされる場合にも
接点消耗による故障を防止することができる。更に、電
源供給及び停止の実質的切換直接関与しない他の電磁開
閉器の接点容量を小さくできるため、コスト的に有利で
ある。
【0010】
【実施例】以下に、本発明を具体化した一実施例を図1
及び図2に基づき詳細に説明する。
【0011】図1は織機全体の側面概略図を示し、1は
機台モータであり、機台モータ1は機台回転角度検出用
のロータリーエンコーダ13の検出信号に基づき制御コ
ンピュータCの作動制御を受ける。2はワープビームで
あり、ワープビーム2から送り出される経糸Tはバック
ローラ3及びテンションローラ4を経由して綜絖5及び
筬6に通される。織前W1 から製織された織布Wはエキ
スパンションバー7、サーフェスローラ8、プレスロー
ラ9を経由してクロスローラ11に巻き取られる。
【0012】綜絖5の開閉口運動、筬6の筬打ち運動、
サーフェスローラ8の回転をもたらす機台モータ1は3
つの一次巻線CL1 ,CL2 ,CL3 を備えており、各
一次巻線CL1 ,CL2 ,CL3 への電力供給は電磁開
閉器MC1 ,MC2 ,MC3 ,MC4 ,MC5 ,MC6
の開閉状態によってメイン電源VM またはインバータ電
源VI から行われる。
【0013】メイン電源VM は電磁開閉器MC1 ,MC
4 ,MC5 のみON状態、または電磁開閉器MC1 ,M
4 ,MC6 のみON状態のときに機台モータ1を回転
させる。電磁開閉器MC1 ,MC4 ,MC6 のみON状
態では一次巻線CL1 ,CL 2 ,CL3 がY結線構成と
なり、機台モータ1には定格電圧が印加される。電磁開
閉器MC1 ,MC4 ,MC5 のみON状態では一次巻線
CL1 ,CL2 ,CL 3 がΔ結線構成となり、機台モー
タ1には定格電圧を越える過電圧が印加される。
【0014】インバータ電源VI は電磁開閉器MC2
MC4 ,MC6 のみON状態、または電磁開閉器M
2 ,MC3 ,MC6 のみON状態のときに機台モータ
1をインチングさせる。電磁開閉器MC2 ,MC4 ,M
6 のみON状態では機台モータ1が正転インチング
し、電磁開閉器MC2 ,MC3 ,MC6 のみON状態で
は機台モータ1が逆転インチングする。
【0015】即ち、機台モータ1を駆動するための回路
は電磁開閉器MC1〜MC6 のON−OFF切換状態に
よって4つの駆動パターンをもたらす結線構成に切換変
更される。
【0016】制御コンピュータCには運転スイッチ
1 、停止スイッチS2 、正転インチング用スイッチS
3 及び逆転インチング用スイッチS4 がそれぞれ接続さ
れており、制御コンピュータCは各スイッチS1 〜S4
からの入力信号に基づいて各電磁開閉器MC1 〜MC6
のON−OFFを指令する。
【0017】図2のタイミングチャートに示すように運
転スイッチS1 をONにすると、制御コンピュータCが
ON信号に応答して電磁開閉器MC1 及びMC4 の接点
ONを指令し、次いで、入力装置14によって予め入力
された設定時間t1 の経過後に電磁開閉器MC5 の接点
ONを指令する。電磁開閉器MC1 ,MC4 ,MC5
ONにより機台モータ1の一次巻線CL1 ,CL2 ,C
3 はΔ結線構成となる。この結線構成により一次巻線
CL1 ,CL2 ,CL3 間には定格電圧を越える過電圧
が印加され、その結果、機台モータ1は定常運転時より
も大きなトルクにて起動を開始する。
【0018】機台が略1回転して所定の機台回転角度に
達すると、制御コンピュータCがロータリーエンコーダ
13の出力信号に応答して電磁開閉器MC5の接点OF
Fを指令する。次いで、制御コンピュータCは入力装置
14によって予め入力された設定時間t2 経過後に電磁
開閉器MC6 の接点ONを指令する。このON−OFF
切換によりΔ結線構成からY結線構成に切り換えられ、
機台モータ1が定常運転に移行する。
【0019】定常運転時に停止スイッチS2 をONする
と、制御コンピュータCがON信号に応答して電磁開閉
器MC6 の接点OFFを指令し、次いで、入力装置14
によって予め入力された設定時間t3 経過後に電磁開閉
器MC1 ,MC4 の接点OFFを指令する。設定時間t
3 は機台モータ1の定常回転数のデータに基づいて設定
され、機台モータ1は所定の機台回転角度位置、即ち筬
6が筬打ち直前の位置にあるときに停止する。また、緯
入れ不良や経糸切れが発生した場合には、同様に制御コ
ンピュータCは機台モータ1の作動停止を指令する共
に、各スイッチS 1 ,S3 ,S4 からの入力信号に備え
て待機する。
【0020】正転インチング用スイッチS3 をONする
と、制御コンピュータCがON信号に応答して電磁開閉
器MC2 及びMC4 に接点ONを指令し、次いで、設定
時間t1 の経過後に電磁開閉器MC6 の接点ONを指令
する。電磁開閉器MC6 のONによって機台モータ1の
一次巻線CL1 ,CL2 ,CL3 にはインバータ電源V
I からの電力が供給される。このとき一次巻線CL1
CL2 ,CL3 間には定格電圧より小さな電圧が印加さ
れ、その結果、機台モータ1は定常運転時よりも遅い回
転速度で正回転する。正転インチング用スイッチS3
OFFすると、制御コンピュータCは電磁開閉器MC6
の接点OFFを指令し、次いで、設定時間t1 の経過後
に電磁開閉器MC2 及びMC4 の接点OFFを指令す
る。この正転インチングは、例えば筬6を所定位置に合
わせる場合等に用いられる。
【0021】逆転インチング用スイッチS4 をONする
と、制御コンピュータCがON信号に応答して電磁開閉
器MC2 及びMC3 に接点ONを指令し、次いで設定時
間t 1 の経過後に電磁開閉器MC6 に接点ONを指令
し、電磁開閉器MC6 のONによって機台モータ1の一
次巻線CL1 ,CL2 ,CL3 にはインバータ電源VI
からの電力が供給される。このとき一次巻線CL1 ,C
2 ,CL3 間には正転インチング時とは逆方向に電圧
が印加され、その結果、機台モータ1は定常運転時より
も遅い回転速度で逆回転する。逆転インチング用スイッ
チS4 をOFFすると、制御コンピュータCは電磁開閉
器MC6 の接点OFFを指令し、次いで設定時間t1
経過後に電磁開閉器MC2 及びMC3 の接点OFFを指
令する。この逆転インチングは、例えば織布Wに傷が発
生したときに織布Wを引き戻して傷発生部位を修正する
場合に用いられる。
【0022】6つの電磁開閉器MC1 〜MC6 のうちの
特定の電磁開閉器MC5 ,MC6 のON時またはOFF
時が、実際の電力供給開始時または電力供給停止時とな
る。従って、接点のON−OFFによって消耗を生じる
のは電磁開閉器MC5 ,MC 6 に限られ、他の電磁開閉
器MC1 〜MC4 の接点が消耗することはない。このよ
うに接点消耗を特定の電磁開閉器MC5 ,MC6 に集中
させる。
【0023】この方法によれば、接点が消耗した際に修
理すべき電磁開閉器を容易に特定できる点において有利
である。更に、本発明では、従来とは異なり全ての電磁
開閉器の接点容量を大きくする必要はなく、電源供給及
び停止の実質的切換に直接関与しない他の電磁開閉器M
1 〜MC4 の接点容量を小さくでき、コスト的に有利
である。
【0024】また、特定の電磁開閉器MC5 ,MC6
接点容量を大きくしておけば接点の消耗を遅らせること
ができ、特に正転インチング及び逆転インチングを繰り
返し行う場合など、接点ON−OFFが高頻度でなされ
る場合にも接点消耗による故障を防止することができ
る。
【0025】本発明は上記の実施例のみに限定されるこ
とは勿論なく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において
その構成を変更することができる。例えば、電磁開閉器
の接点ON−OFFタイミングをずらす時間t1 〜t3
の設定をコンピュータ制御に代えてリレー回路で実現す
ることもできる。また、本実施例では電源供給及び電源
停止の実質的切換を担う電磁開閉器をMC5 ,MC6
組合せにしたが、MC 1 ,MC2 またはMC3 ,MC4
の組合せにしても勿論同様の制御が可能である。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の織機の運
転方法によれば、特定の電磁開閉器に実質的な切換機能
を担わせているので、機台モータ駆動時において電磁開
閉器の接点ON−OFFが高頻度に行われるような使用
用途であっても、消耗接点の特定、接点消耗の抑制とい
った対処を図り得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例の織機を示す側面
概略図である。
【図2】本発明における電磁開閉器のON−OFFタイ
ミングを示すタイミングチャートである。
【図3】従来装置における電磁開閉器のON−OFFタ
イミングを示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
MC1 ,MC2 ,MC3 ,MC4 ,MC5 ,MC6
磁開閉器、1 機台モータ、MC5 ,MC6 特定の電
磁開閉器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−17153(JP,A) 特開 平2−269842(JP,A) 特開 平5−148743(JP,A) 実開 昭58−61488(JP,U) 実開 昭59−54588(JP,U) 特公 昭60−50899(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D03D 51/00 - 51/16 H02P 1/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の電磁開閉器の接点開閉により機台モ
    ータに対する駆動回路の結線構成を切り換え、その結線
    構成切換により前記機台モータの駆動パターンを変更す
    る織機の運転方法において、結線構成の切換に関与する
    複数の電磁開閉器のうち特定の電磁開閉器に実質的な切
    換機能を担わせる織機の運転方法。
JP33365691A 1991-12-17 1991-12-17 織機の運転方法 Expired - Fee Related JP2946895B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33365691A JP2946895B2 (ja) 1991-12-17 1991-12-17 織機の運転方法
CN 92111343 CN1038862C (zh) 1991-12-17 1992-09-30 织机的运转装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33365691A JP2946895B2 (ja) 1991-12-17 1991-12-17 織機の運転方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05163642A JPH05163642A (ja) 1993-06-29
JP2946895B2 true JP2946895B2 (ja) 1999-09-06

Family

ID=18268501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33365691A Expired - Fee Related JP2946895B2 (ja) 1991-12-17 1991-12-17 織機の運転方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2946895B2 (ja)
CN (1) CN1038862C (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
CN1038862C (zh) 1998-06-24
CN1074962A (zh) 1993-08-04
JPH05163642A (ja) 1993-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4619294A (en) Method of and apparatus for controlling motor-driven let-off and take-up system for looms
JP4056879B2 (ja) 織機及び開口機械の操作方法
EP1285984B1 (en) Loom-operating method and loom-operating system
US5313988A (en) Method and device for driving a weaving machine during slow motion
JP2946895B2 (ja) 織機の運転方法
JPH0360941B2 (ja)
JP2003213546A (ja) 経糸移送装置の駆動方法及び装置
JPH0995840A (ja) 織機における運転速度制御方法及び運転速度制御装置並びに運転速度決定装置
JPH03193952A (ja) 織機における織り段防止装置
JP3173076B2 (ja) 織機における起動方法及び装置
JP3150425B2 (ja) 織機のバックアップ電源制御装置
JP3517435B2 (ja) パイル織機におけるパイル形成方法
JP3132071B2 (ja) 織機における織段発生防止装置
JP2916004B2 (ja) 織機の運転制御方法と、その装置
JPH05171543A (ja) 織機の起動方法
JP2596782B2 (ja) 織機の起動方法
JP2883616B2 (ja) 織機における織布巻き取りモータの作動方法
JP2877521B2 (ja) 織機の経糸張力制御方法と、その装置
JP3375458B2 (ja) 無杼織機における開口制御方法
JPH073582A (ja) 経糸張力制御装置
JP3576999B2 (ja) 織機における織段防止方法及び装置
JP2000303322A (ja) 織機における異常対処方法及び装置
JPS6017152A (ja) 織機の織段防止方法
JP2004190180A (ja) 織機の織り段防止方法及び装置
JPS6452846A (en) Tension control apparatus of pile loom

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080702

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110702

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees