JP2004190180A - 織機の織り段防止方法及び装置 - Google Patents

織機の織り段防止方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】織機起動時における空打ちされる期間を利用して織り段防止を確実に行うことにある。
【解決手段】織機の織り段防止方法は、織機起動時における空打ち動作態様を経糸の伸びに関するパラメータに応じて予め設定しておき、織機起動時には、パラメータの実際値を用いて、設定された動作態様を読み出し、読み出した動作態様に基づいて、緯入れを伴わない空打ち動作をさせ、次いで緯入れを伴う筬打ちをする通常運転に移行させることを含む。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、織機起動時には、緯入れを伴わない空打ち動作をさせ、次いで緯入れを伴う筬打ちをする通常運転に移行させることを含む、織機の織り段防止方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
織機の運転方法の1つとして、織機起動時に、主軸モータの一次巻線に高電圧を印加して起動トルクを増大させ、起動後所定時間が経過した時点において、その一次巻線間に印加する電圧を前記高電圧よりも低くする技術が開示されている(特許文献1参照)。
【0003】
織機の運転方法の他の1つとして、織機の起動時に原動モータを目標の回転速度との関連で逆方向に回転させた後に、その逆方向に回転した回転量と略同じ量だけ正転方向に空打ち状態で回転させて、原動モータが目標の回転速度に略到達した時点で、筬打ち運動、巻取運動及び送出運動を開始させる技術が開示されている(特許文献2参照)。
【0004】
織機の織り段防止方法の1つとして、織機起動に先立ち、送出ビーム又は巻取ロールをモータにより回転させて、織り前位置を変位させる技術が開示されている(特許文献3及び4参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開昭58−132145号公報
【特許文献2】
特開昭61−124651号公報
【特許文献3】
特開昭60−155757号公報
【特許文献4】
特開2001−172847号公報
【0006】
【解決しようとする課題】
特許文献1や2に記載の技術では、織機起動時におけるモータの起動トルクや空打ちの動作態様(主軸の逆転量)を、先の織機停止時における経糸の伸びに応じて設定することは、行われていなかった。
【0007】
特許文献3や4に記載の技術では、織り前位置の変位量を、先の織機停止時における経糸の伸びに応じて設定することは、行われていなかった。
【0008】
したがって、特許文献1から4に記載の技術では、織り段を確実に解消するとは限らない。
【0009】
本発明の目的は、織機起動時における空打ちされる期間を利用して織り段防止を確実に行うことにある。
【0010】
【解決手段、作用、効果】
本発明に係る織り段防止方法は、空打ち動作態様を経糸の伸びに関するパラメータに応じて予め設定しておき、織機起動時には、パラメータの実際値を用いて対応する設定された動作態様を読み出し、読み出した動作態様に基づいて緯入れを伴わない空打ち動作をさせ、次いで緯入れを伴う筬打ちをする通常運転に移行させることを含む。
【0011】
織機起動時に、経糸の伸びによる織り前位置の移動に対応して空打ちされるから、停止直前に緯入れされた不完全織り組部(いわゆる、笑い)が存在する箇所の緯糸密度を適切な状態にして緯入れが開始される。このため、織り段を解消することができる。
【0012】
ここで、「経糸開口が静止状態におかれているときの経糸開口量」とは、経糸開口が静止状態にあるときに、経糸開口運動が静止したまま、変化しない状態をいう。具体的には、織機の主軸が回転しない織工待機の状態や、経糸補修時のように修復のための特定の状態での静止状態を含む。
【0013】
本発明に係る織り段防止装置は、空打ち動作態様を経糸の伸びに関するパラメータに応じて予め設定しておく空打ち態様設定手段と、織機起動時には、パラメータの実際値を用いて前記空打ち態様設定手段にて設定された動作態様を読み出し、読み出した動作態様に基づいて緯入れを伴わない空打ち動作をさせ、次いで緯入れを伴う筬打ちをさせる空打ち指令手段とを含む。
【0014】
前記経糸の伸びに関するパラメータは、織機の停台時間、経糸張力値、及び、経糸開口が静止状態に置かれているときの経糸開口量の少なくとも1つを含むことができる。そのようにすれば、織機起動時の経糸の伸び量に対して、より正確な空打ち動作態様による空打ちが行われる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1から図4を参照するに、織機10において、経糸12は、これが巻かれている送出ビーム14から、バックロール16、複数の綜絖枠18及び筬20を経て織前22に繋がっている。製織された織布24は、織前22から、ガイドロール26を介して服巻ロール28に達し、服巻ロール28と一対のプレスロール30とにより布巻ビーム32に送り出されて布巻ビーム32に巻き取られる。
【0016】
送出ビーム14は、送出モータ34によりギアのような送出トルク調整機構36を介して回転されて複数の経糸12をシートの形で送出する。各綜絖枠18は、主軸モータ38により回転される主軸40の回転運動を受ける運動変換機構42により上下に往復移動されて、経糸12を上下に開口させる。
【0017】
筬20は、主軸40の回転運動を受ける運動変換機構44により揺動されて、経糸12の開口に緯入れされた緯糸46を織前22に打ち付ける。服巻ロール28は、主軸40の回転運動を受ける服巻トルク調整機構48により回転されて織布24を布巻ビーム32に送り出す。布巻ビーム32は、主軸40の回転運動を受ける布巻トルク調整機構50により回転される。
【0018】
本実施例で示す織機10において、複数の綜絖枠18、筬20、服巻ロール28及び布巻ビーム32は、主軸40の回転に従って運動や回転する。
【0019】
図2に示すように、主制御装置(空打ち制御部)52は、入力ポート54と、出力ポート56と、中央処理ユニット(CPU)58と、各種の情報を記憶する記憶器60とを備えている。
【0020】
設定器62には織機10のための各種の緯入れ条件や経糸張力設定値が、作業者による手動入力や、図示しないメモリーカードからの転送により設定されている。
【0021】
主制御装置52の入力ポート54は、織機を運転させる運転指令ボタン64からの運転指令、織機を寸動させる寸動指令ボタン66からの寸動指令、織機を逆転させる逆転指令ボタン68からの逆転指令及び織機を停止させる停止指令ボタン70からの停止指令等を、作業者が手動で入力するための複数のボタンすなわちスイッチに接続されている。
【0022】
主制御装置52は、ボタン64,66,68,70を押下したときの信号と、主軸40の回転角度を測定するエンコーダ72からの角度信号S0とを入力ポート54に受けると共に、設定器62に設定されている各種の情報を読み込む。
【0023】
主制御装置52は、受けた各種の信号、データ及び指令を基に、出力ポート56を介して、運転信号S1及び起動トルク指令S2を駆動回路76に、運転信号S1及び空打ち指令S3を緯入れ装置78及び緯糸フィーラ80に、運転信号S1及び起動準備信号S4を送出制御器82に、運転信号S1及び停止信号S5を停台時間計時器86に、起動準備信号S4及び停止信号S5を空打ち指令器92に、それぞれ供給する。
【0024】
主制御装置52による織り段防止は、織機10の他の制御と同様に、記憶器60に記憶されているソフトウエアプログラムにより行われる。
【0025】
駆動回路76は、運転信号S1や起動トルク指令S2を受けて、主軸モータ38に対し、例えば主軸モータ38の結線を変更する駆動(例えば、織機起動時に、主軸モータの一次巻線に高電圧を印加して起動トルクを増大させ、起動後所定時間が経過した時点において、その一次巻線間に印加する電圧をその高電圧よりも低くする技術、特許文献1参照)を行うことにより、起動トルクを変動することができる。なお、駆動回路76について他の方法として、インバータ装置を用いた制御も可能であり、トルクを切り換え可能なものであれば具体的な手段は問わない。
【0026】
緯入れ装置78及び緯糸フィーラ80は、それぞれ、主制御装置52から空打ち指令S3を受けると、緯入れ停止状態及び緯糸検知不動作状態となる。したがって、緯入れ装置78が空打ち指令S3を受けると、緯入れ装置78は緯入れを実行しない。また、緯糸フィーラ80が空打ち指令S3を受けると、緯糸フィーラ80は緯糸46が所定タイミング期間内に緯糸フィーラ80の組み付け位置まで到達しないという緯入れミスを示す緯入れミス信号(図示せず)を発生しない。
【0027】
停台時間計時器86は、停止信号S5を受けてから運転信号S1を受けるまでの間の時間を測定し、測定した時間を時間信号S6としてリアルタイムに出力する。したがって、時間信号S6から把握される時間は、停台時間を示す。
【0028】
経糸張力センサ88は、経糸12の張力をリアルタイムに測定し、経糸張力信号S7として出力する。
【0029】
開口量センサ90は、一方及び他方に分けられたそれぞれの綜絖枠18の変位量を測定し、経糸開口量信号を空打ち指令器92に供給する。具体的には、複数の綜絖枠18から選ばれた一つの綜絖枠18と一体的に運動する部材を変位量を位置センサで検出するか、図示しない開口装置(例えば、ドビー、ジャカード、電動開口装置)の開口パターン(開口曲線)を認識しその開口パターンから間接的に変位量を求める。
【0030】
また、開口量を検出する開口量センサ90を取り付ける綜絖枠18は、全部の綜絖枠18であってもよいし、特定の綜絖枠18であってもよい。
【0031】
空打ち指令器92は、織機10の停止信号S5を受けると、停台時間計時器86の時間信号S6をモニタする。
【0032】
空打ち指令器92は、起動準備信号S4を受けると、いずれもパラメータの実際値である、停台時間を示す時間信号S6、経糸張力センサ88にて測定されている張力値に対応する経糸張力信号S7及び開口量センサ90にて測定されている開口量(開口寸法)に対応する経糸開口量信号S8の少なくとも1つを用いて、空打ち態様設定器94から対応する動作態様を読み出す。
【0033】
空打ち指令器92は、読み出された動作態様に基づいて、緯入れを伴わない空打ち動作のための空打ち態様信号S9を主制御装置52に出力する。空打ち態様信号S9として、例えば、起動トルク指令、空打ちスタート角度、空打ちピック数をあげることができる。
【0034】
空打ち指令器92において、経糸張力は、経糸張力センサ88からの経糸張力信号S7に基づいた実張力値とする。より具体的には、実張力値は、織機10の停止信号S5を受けた直後又は運転信号S1を受けた直後の経糸12の張力値、停止信号S5を受けた直後から運転信号S1を受けるまでの期間の経糸張力信号S7の時系列的な変化を考慮して算出された値、停止信号S5を受けたときの経糸12の張力値と運転信号S1を受けたときの経糸12の張力値との差等とすることができる。
【0035】
また、織機停止中の経糸張力に影響を与える設定値、例えば織機運転中に経糸張力を目標張力に近づける制御を行う場合、その目標張力値(設定値)をパラメータの実際値として代用することも可能である。なお、本発明である空打ち態様設定手段は、空打ち態様設定器94に対応しており、また空打ち指令手段は、空打ち指令器92及び主制御装置52により構成されている。
【0036】
送出制御器96は、織機10の主制御装置52の制御を受けつつ、送出モータ34を回転させる。
【0037】
図3は、織機10の定常運転中に停台原因が発生したときのタイムチャートを示す。
【0038】
織機10が定常運転をしているときは、主制御装置52は、「ON」の運転信号S1を出力している。駆動回路76は、「ON」の運転信号S1を受けて、主軸モータ38に対して主軸40を所定の回転数(単位時間当たりの回転数)で回転させるように電流等を出力している。
【0039】
このとき、図3において、主軸40の回転数は、一定であることを示し、また、停止信号S5、起動準備信号S4及び空打ち指令S3が「OFF」であることを示している。
【0040】
織機10が定常運転をしているときに、停台原因発生、例えば、緯糸46が不完全に緯入れされて、緯糸フィーラ80が緯入れミスの信号を発生すると、主制御装置52は、緯入れミスの信号を受けて、「OFF」の運転信号S1を出力する。
【0041】
「OFF」の運転信号S1を受信した駆動回路76は、主軸モータ38の運転を停止させて、主軸40の回転数を0にする。このとき、主軸40は、回転が完全に停止するまで若干の惰走回転をした後に回転停止する。
【0042】
その後、主軸40が停止したのち、主制御装置52は、駆動回路76を介して、主軸40が停台原因発生の時の回転角度になるように、主軸40を逆回転(図3の自動逆転)させて、停止させる。
【0043】
主制御装置52は、自動逆転が終了したときに、停止信号S5を「OFF」から「ON」に切り換える。図示しない停台ランプは、「ON」の停止信号S5を受けて、作業者に織機10が停台状態になったことを知らせ、織機10は運転停止状態になる。
【0044】
作業者は、織機10の停台原因を取り除くための作業をする。このとき、停台時間計時器86は、織機10が停止している時間を停台時間として計測する。停台原因を取り除く作業は、例えば、公知の装置を用いて織機10に自動的に行わせることができる。このようにして、緯入れミスになったミス緯糸は、除去される。
【0045】
作業者は、織機10の定常運転が可能と判断した場合に、運転指令ボタン64を押下(「ON」)する。主制御装置52は、運転指令ボタン64が押下されたことを入力ポート54を介して受けると、出力ポート56を介して出力される起動準備信号S4を短時間(図3では、作業者が運転指令ボタン64を押下していた時間と略同時間)だけ「OFF」から「ON」にする。
【0046】
空打ち指令器92は、起動準備信号S4が主制御装置52から入力されると、停止信号S5から得られる停台時間や、経糸張力センサ88から得られる経糸張力や、開口量センサ90から得られる経糸開口量等のパラメータを基に、空打ち態様設定器94に予め設定されている空打ち態様を読み込む。
【0047】
空打ち態様としては、例えば、停台時間をパラメータとする場合には表1に示す態様とすることができ、経糸張力をパラメータとする場合には表2に示す態様とすることができ、経糸開口量をパラメータとすると表3に示す態様とすることができる。また、表1から表3のパラメータを2以上の任意に組み合わせた態様としてもよい。
【0048】
また、空打ち動作態様について、表1から表3に示したように、空打ちスタート時における主軸モータの起動トルク、空打ちスタートするスタート角度、空打ちピック数が考えられるが、上記いずれか1つ又は2つ、或いは、上記3つすべてをパラメータの実際値に対応して設定することもできる。
【0049】
【表1】
Figure 2004190180
【0050】
【表2】
Figure 2004190180
【0051】
【表3】
Figure 2004190180
【0052】
空打ち指令器92は、表1から表3の空打ち動作態様から上記したパラメータの実際値を基に選ばれた、主軸モータ38の起動トルク、空打ちのスタート角度又はピック数を空打ち態様信号S9として主制御装置52に出力する。
【0053】
主制御装置52は、空打ち態様信号S9を受けて、主軸40の回転角度がスタート位置(織機10の定常運転再開の角度)になるように、主軸モータ38を逆回転させる。このとき、主軸40が回転していることから、停止信号S5は「OFF」とされる。
【0054】
空打ちに先立って、織布24の織り前22の位置補正動作(キックバック)を織機10に行わせてもよい(例えば、特許文献3及び特許文献4参照)。この場合、キックバックによる織り前22の位置補正量を考慮して上記表1から表3の動作態様を設定すればよい。
【0055】
主制御装置52は、主軸40がスタート位置に逆転された後に、空打ち指令S3を「ON」にすると共に、上記パラメータに対応する主軸モータの起動トルク指令S2を出力する。空打ち指令S3の「ON」を受けている間、緯入れ装置78及び緯糸フィーラ80は、それぞれ、緯入れ及び緯糸検出を中止している。
【0056】
主制御装置52は、その後運転信号S1を「ON」にして、駆動回路76及び送出制御器96を運転状態にする。駆動回路76は、指令されたトルクを発生させるべく主軸モータに供給する電流等を制御し、送出制御器96は、運転中の経糸張力制御に基づき、送出モータ34を駆動する。
【0057】
主制御装置52は、エンコーダ72から得られる主軸40の回転回数が空打ち態様信号S9の空打ちピック数を超えるまで空打ち指令S3を「ON」に維持する。
【0058】
緯入れ装置78及び緯糸フィーラ80は、それぞれ、主制御装置52から空打ち指令を受けると、緯入れ停止状態及び検知不動作状態となる。したがって、空打ち指令を受けると、緯入れ装置78は緯入れを実行しないし、緯糸フィーラ80は、緯糸46が緯糸フィーラ80の組み付け位置まで到達しないという緯入れミスを示す緯入れミス信号を発生しない。
【0059】
主軸40の回転回数が所定のピック数に達すると、主制御装置52は、主軸モータ38のトルクを定常状態のトルクに切り換える所定の切換信号を発生させ、駆動回路76は、主軸モータ38のトルクを定常状態のトルクとなるように主軸モータ38に供給する電流等を制御する。
【0060】
主軸40の回転回数が空打ち態様信号S9に基づいた回数を超えた後、空打ち指令S3は「OFF」とされ、織機10は定常運転に移行する。
【0061】
織機定常運転に移行すると、緯入れ装置78及び緯糸フィーラは、それぞれ、緯入れを開始及び緯入れ検出を開始する。緯入れ開始時、織機10の主軸40は緯入れ及び筬打ちに適した回転数に達しているため、織り段の発生が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る織り段防止装置を備えた織機の模式図である。
【図2】図1に示す織り段防止装置の回路図である。
【図3】図1に示す織機の動作態様を説明するためのタイムテーブルである。
【符号の説明】
S0 角度信号
S1 運転信号
S2 起動トルク指令
S3 空打ち指令
S4 起動準備信号
S5 停止信号
S6 時間信号
S7 経糸張力信号
S8 経糸開口量信号
S9 空打ち態様信号
10 織機
12 経糸
14 送出ビーム
16 バックロール
18 綜絖枠
20 筬
22 織前
24 織布
26 ガイドロール
28 服巻ロール
30 プレスロール
32 布巻ビーム
34 送出モータ
36 送出トルク調整機構
38 主軸モータ
40 主軸
42 運動変換機構
44 運動変換機構
46 緯糸
48 服巻トルク調整機構
50 布巻トルク調整機構
52 制御装置
54 入力ポート
56 出力ポート
58 中央処理ユニット(CPU)
60 指令器
62 設定器
64 運転指令ボタン
66 寸動指令ボタン
68 逆転指令ボタン
70 停止指令ボタン
72 エンコーダ
74 出力ポート
76 駆動回路
78 緯入れ装置
80 緯糸フィーラ
82 送出制御器
86 停台時間計時器
88 経糸張力センサ
90 開口量センサ
92 指令器
94 態様設定器
96 送出制御器

Claims (8)

  1. 空打ち動作態様を経糸の伸びに関するパラメータに応じて予め設定しておき、織機起動時には、パラメータの実際値を用いて対応する動作態様を読み出し、読み出した動作態様に基づいて緯入れを伴わない空打ち動作をさせ、次いで緯入れを伴う筬打ちをする通常運転に移行させることを含む、織機の織り段防止方法。
  2. 前記経糸の伸びに関するパラメータは織機の停台時間を含む、請求項1に記載の織り段防止方法。
  3. 前記経糸の伸びに関するパラメータは経糸張力値を含む、請求項1又は2に記載の織り段防止方法。
  4. 前記経糸の伸びに関するパラメータは、経糸開口が静止状態におかれているときの経糸開口量を含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の織り段防止方法。
  5. 空打ち動作態様を経糸の伸びに関するパラメータに応じて予め設定しておく空打ち態様設定手段と、織機起動時には、パラメータの実際値を用いて前記空打ち態様設定手段に設定された動作態様を読み出し、読み出した動作態様に基づいて緯入れを伴わない空打ち動作をさせ、次いで緯入れを伴う筬打ちをさせる空打ち指令手段とを含む、織機の織り段防止装置。
  6. 前記経糸の伸びに関するパラメータは、織機の停台時間を含む、請求項5に記載の織り段防止装置。
  7. 前記経糸の伸びに関するパラメータは、経糸張力値を含む、請求項5又は6に記載の織り段防止装置。
  8. 前記経糸の伸びに関するパラメータは、経糸開口が静止状態におかれているときの経糸開口量を含む、請求項5から7のいずれか1項に記載の織り段防止装置。
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