JP4718213B2 - 織機の経糸張力制御方法及び装置 - Google Patents

織機の経糸張力制御方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4718213B2
JP4718213B2 JP2005081169A JP2005081169A JP4718213B2 JP 4718213 B2 JP4718213 B2 JP 4718213B2 JP 2005081169 A JP2005081169 A JP 2005081169A JP 2005081169 A JP2005081169 A JP 2005081169A JP 4718213 B2 JP4718213 B2 JP 4718213B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
warp tension
value
warp
loom
detected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005081169A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006057227A (ja
Inventor
啓一 名木
松本  聡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsudakoma Corp
Original Assignee
Tsudakoma Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsudakoma Industrial Co Ltd filed Critical Tsudakoma Industrial Co Ltd
Priority to JP2005081169A priority Critical patent/JP4718213B2/ja
Priority to CN200510077197XA priority patent/CN1724734B/zh
Publication of JP2006057227A publication Critical patent/JP2006057227A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4718213B2 publication Critical patent/JP4718213B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Looms (AREA)

Description

本発明は、織機の経糸張力制御方法及び装置に関する。
経糸送出装置は、織機の運転開始直後から運転停止までの運転期間中の経糸の張力を一定の範囲に保つように、経糸の送出量を制御する。しかし、織機の運転停止から次の運転開始までの運転停止期間の経糸の張力は、運転停止状態が経過するにつれて、低下する。そこで、起動開始前に起動準備期間を設け、起動準備期間中に、低下した経糸の張力を復帰させる方法として、特許文献1に記載された発明が知られている。
具体的には、特許文献1の経糸送出装置は、織機の運転中に主軸の回転角度と経糸の張力値とを検出し、その検出した主軸の回転角度と経糸の張力値とを記憶部に記憶する。そして、緯糸の緯入れ不具合などにより織機の運転が中止された場合、織機制御装置は、緯糸の緯入れ不具合などが取り除かれた後に、主軸を所定の回転角度になるように回転させる。次いで、経糸送出装置は、停止した織機が再び製織運転する前に、製織運転を開始する主軸回転角度に対応する織機運転中の実際の経糸の張力値を記憶部から読み出し、その読み出された張力値に基づいて送出モータの駆動を制御し、経糸送出装置の送出ビームに巻かれている経糸を送り出し又は巻き取って張力復帰動作をする。
しかし、図7に示すように、織機の製織運転中、換言すると運動状態の経糸の張力値と、スロー運転中、換言すると寸動状態又は停止時の経糸の張力値とは、異なる。なお、図7は、定常運転中及びスロー運転時における、経糸張力値の変化を別途測定したものである。
具体的に説明すると、定常運転中では、開口装置の綜絖は、経糸を高速で上下方向に移動させているから、経糸に与える負担が大きく、検出される経糸の張力値は、スロー運転中の経糸の張力値より大きい。しかし、スロー運転時、換言すると寸動状態又は停止時の綜絖の上下方向への運動が緩やかであるから、綜絖が経糸に与える負担が小さい。このため、主軸の回転角度が同一のときの製織運転中の経糸張力値は、スロー運転中、換言すると停止中の経糸張力値より大きい。
そのため、織機の停止状態において、定常運転時の経糸の張力値に基づいて上記の張力復帰動作を行うと、正確な張力復帰が行われないことになる。そして、正確な張力復帰動作が行われないと、起動直後の張力が安定しないため、織段が発生しやすい。
特公平8−16299号公報
本発明の目的は、織機の起動直後に発生する織段を防止することにある。
本発明に係る織機経糸張力制御方法は、運転期間中に経糸の張力値を検出し、検出した張力値を予め設定された定常運転目標経糸張力値に近づけるように、経糸の送出速度を制御する経糸張力制御装置を備えた織機における経糸張力制御方法であって、織機の停止期間中に変化する経糸の張力を織機の起動開始までに復帰させるべき経糸の張力値として予め設定された復帰目標経糸張力値に近づけるべく、織機の運転指令の発生から織機の起動開始までの起動準備期間中に検出した経糸張力の検出値と設定された復帰目標経糸張力値とに基づいて送出モータ及び巻取モータの少なくとも一方の動作を制御する経糸張力制御方法を前提とし、前記起動開始直後の所定期間に検出された経糸の張力値に基づき、前記復帰目標経糸張力値を修正する、ことを特徴とする。
また、本発明に係る経糸張力制御装置は、検出された経糸張力の検出値と設定器に予め設定された定常運転目標経糸張力値とに基づいて織機の運転期間中に前記検出値を前記定常運転目標経糸張力値に近づけるように経糸の送出速度を制御する経糸張力制御装置であって、織機の停止期間中に変化した経糸の張力を起動開始までに復帰させるべき経糸の張力値として前記設定器に予め設定された復帰目標経糸張力値に近づけるべく、織機の運転指令の発生から起動開始までの起動準備期間中に検出した経糸張力の検出値と前記復帰目標経糸張力値とに基づいて送出モータ及び巻取モータの少なくとも一方の動作を制御する経糸張力制御装置を前提とし、前記起動開始の直後における所定期間において複数回に亘って検出された経糸張力の検出値又は前記所定期間において検出された複数の経糸張力の平均値を記憶する記憶器と、表示器とを含み、該表示器は、a)前記所定期間における経糸張力の前記平均値と定常運転目標経糸張力値とを同時表示、b)前記所定期間における経糸張力の検出値と定常運転時に検出された経糸張力の検出値とを同時表示、c)前記所定期間における経糸張力の前記平均値と定常運転目標経糸張力値との大小関係の表示のいずれかの表示を行う、ことを特徴とする。
また、本発明に係る別の経糸張力制御装置は、検出された経糸張力の検出値と設定器に予め設定された定常運転目標経糸張力値とに基づいて織機の運転期間中に前記検出値を前記定常運転目標経糸張力値に近づけるように経糸の送出速度を制御する経糸張力制御装置であって、織機の停止期間中に変化した経糸の張力を起動開始までに復帰させるべき経糸の張力値として前記設定器に予め設定された復帰目標経糸張力値に近づけるべく、織機の運転指令の発生から起動開始までの起動準備期間中に検出した経糸張力の検出値と前記復帰目標経糸張力値とに基づいて送出モータ及び巻取モータの少なくとも一方の動作を制御する経糸張力制御装置を前提とし、前記起動開始の直後における所定期間において検出された経糸張力の検出値と前記定常運転目標経糸張力値とに基づいて新たな前記復帰目標経糸張力値を算出する演算器を含み、前記記憶器は、前記新たな復帰目標経糸張力値が算出されたことに伴って前記復帰目標張力値として当該新たな復帰目標経糸張力値を記憶する、ことを特徴とする。
本発明によれば、織機の経糸張力制御方法及び装置は、起動開始直後の所定期間における経糸の張力値に基づいて、復帰目標経糸張力値を修正することを含む。このため、次の製織の運転期間の前の起動準備期間において、修正された復帰目標経糸張力値に近づけるように、送出モータ及び巻取モータの少なくともいずれか一方の動作、より詳しくは経糸ビームの経糸の送出方向(または巻取方向)への動作及び服巻ロールの織布の巻取方向(または巻き戻し方向)への動作の少なくとも一方を制御するから、経糸張力変化(経糸張力低下)及び経糸張力変化に伴う送出速度の変化による織機の起動直後すなわち所定運転の開始直後に発生する織段を抑制でき、起動後も直ちに安定した運転を行うことができる。その結果、織機の起動直後であっても織段は殆ど発生しない。
ここで、所定期間とは、1ピック(織機の主軸が1回転する範囲)を最小単位とした期間であり、例えば複数ピックで構成される製織パターンである1サイクルを1期間として定めてもよい。
起動直後の所定期間における経糸張力の検出値と、定常運転目標経糸張力値との比較を行うことによって、前回の起動準備期間における張力復帰動作に用いた復帰目標経糸張力値が最適値であったかどうかを判断することができる。これにより、次回の張力復帰動作に用いる前記復帰目標経糸張力値を手動または自動で修正することができる。
よって、次の製織時に、この復帰目標経糸張力値に基づいて張力復帰動作を行うことにより、経糸張力の変化(経糸張力低下)及び経糸張力の変化に伴う送出速度の変化による起動直後に発生する織段を抑制でき、起動後も直ちに安定した運転を行うことができる。
経糸張力制御方法は、さらに、前記起動直後の所定期間における前記経糸張力値の平均値を求め、その求められた平均値と前記定常運転目標経糸張力値とを同時に表示するようにしてもよい。そのようにすれば、平均値は、織機の起動直後の実際の経糸張力値の目安になるので、作業者は平均値と定常運転目標経糸張力値との差を把握できる。これにより、平均値と定常運転目標経糸張力値との差に基づいて次の織機の復帰目標経糸張力値を決めることができるから、作業者は復帰目標経糸張力値の調整を容易に短時間で行うことができる。
また、経糸張力制御方法は、さらに、前記平均値と前記定常運転目標経糸張力値とを比較し、前記平均値と前記定常運転目標経糸張力値との大小関係を表示するようにしてもよい。平均値と定常運転目標経糸張力値との大小関係を表示することによって、織機の起動直後の実際の経糸張力と定常運転目標経糸張力値との大小関係を作業者に直感的に把握させることができる。したがって、効率的に復帰目標経糸張力の調整を行うことができる。
さらに、経糸張力制御方法は、前記大小関係を表示することに加え、あるいは前記大小関係を表示することに代えて、その大小関係に基づいて前記復帰目標経糸張力値を修正を行うようにしてもよい。そのようにすることにより、織機の運転を開始する毎に、最適な復帰目標経糸張力値が自動的に設定されるので、復帰目標経糸張力の調整等作業者の工数を減らすことができる。
[織機]
図1を参照するに、織機10において、経糸12は、これが巻かれている送出ビーム14から、バックローラ16、複数の綜絖枠18及び筬20を経て織前22に繋がっている。経糸12によって形成された開口に緯糸24が緯入れされ、その緯糸24が筬20によって織前22に筬打ちされることにより、織布26が形成される。織布26は、織前22から服巻ロール28に達する。服巻ロール28に達した織布26は、服巻ロール28と一対のプレスロール30とにより布巻ビーム32側に送り出され、布巻ビーム32に巻き取られる。
送出ビーム14は、送出モータ34により歯車のような減速機構で構成されるギア機構36を介して回転されて複数の経糸12をシートの形で送出する。経糸12に作用している張力の値は、バックローラ16に作用する荷重を検出する経糸張力センサ38により、例えば主軸回転角度1°毎に検出される。検出された経糸の張力の値は、経糸12に実際に作用している張力値Tとして経糸送出装置40に供給される。
各綜絖枠18は、主軸モータ42により回転される主軸44の回転運動を受ける運動変換機構により上下に往復移動されて、経糸12を上下に開口させる。筬20は、主軸44の回転運動を受ける運動変換機構により揺動されて、経糸12の開口に緯入れされた緯糸24を織前22に打ち付ける。服巻ロール28は、巻取モータ46の回転運動を受ける歯車のような減速機構で構成されるギア機構により回転される。回転された服巻ロール28は、一対のプレスロール30と共同して織布26を布巻ビーム32に送り出す。主軸44の回転角度は、エンコーダ48によって検出される。検出された主軸の回転角度は、主軸回転角度θとして、経糸送出装置40に供給される。
[経糸送出装置]
図2に織機10のブロック図を示す。経糸送出装置40は、起動開始直後の所定期間中の経糸12の張力値に基づく情報を演算する演算器50と、定常運転目標経糸張力値と復帰目標経糸張力値とを設定する設定器52と、前記情報を記憶する記憶器54と、前記情報を表示する表示器56とを含む。なお、後述する実施例では、経糸送出装置40が経糸張力制御装置として機能する。
経糸送出装置40は、織機10の停止期間中に変化した経糸の張力を、織機10の設定器52に設定された復帰目標経糸張力値に復帰させるように、経糸12の送出モータ34を制御する。経糸12の張力は、経糸張力センサ38によって検出され、検出された経糸の張力は、経糸張力検出値Tとして経糸張力制御部58に出力される。送出モータ34は、経糸張力制御部58からの駆動信号S2に基づいて送出モータ34の出力軸を回転させる。なお、運転ボタン60は、作業者が製織運転の開始時と終了時に押すスイッチである。作業者が運転ボタン60を押下する毎に、運転指令信号S1が織機制御装置62及び経糸送出装置40に出力される。
経糸張力制御部58は演算器50を有する。演算器50は、後述する起動開始直後の所定期間中の経糸12の張力値に基づく情報を演算する。また、記憶器54は、起動開始直後の所定期間中の経糸12の張力値に基づく情報を記憶する。そして、表示器56は、経糸12の張力に基づく情報を表示する。
設定器52は、定常運転目標経糸張力値と、起動開始までに復帰させるべき経糸の張力値である復帰目標経糸張力値とを設定することを含む。その定常運転目標経糸張力値と復帰目標経糸張力値とは、織機の運転の開始すなわち運転指令の発生までに予め設定される。また、復帰目標経糸張力値は、後述するように、織機の復帰動作開始後であっても、修正可能な値である。
以下、経糸送出装置40の動作を説明する。
経糸送出装置40は、織機10の運転期間中において、経糸12の張力値を検出し、経糸12の張力を予め設定された定常運転目標経糸張力値に近づけるように、経糸12の送出速度を制御する。また、経糸送出装置40は、織機10の停止後、運転指令の発生から織機10の起動開始までの起動準備期間中に、経糸12の張力を検出し、経糸12の張力を、起動開始までに復帰させるべき経糸の張力値として予め設定された復帰目標経糸張力値に近づけるように、経糸12が巻かれている送出ビーム14の経糸12の送出方向又は巻取方向への回転量を制御する。
織機10が稼働しているときに、作業者が運転ボタン60を押下すると、織機10は停止する。これにより、運転期間が終了し、停止期間が開始する。図3の例では、作業者が運転ボタン60を押下したので、主軸44の回転は回転角度θが約50°の位置で停止した。
織機10の停止期間中において、送出ビーム14から織前22までの経糸12には張力を付与された状態となっており、張力が付与された経糸12は伸びが生じる。そのため、経糸12の張力は、停止期間が長くなるにつれて低下する。
作業者が運転ボタン60を押下すると、運転指令信号S1が織機制御装置62及び経糸送出装置40に入力される。これにより、織機10は、停止期間から起動準備期間に移行する。
その起動準備期間において、経糸送出装置40は、低下した経糸12の張力を、起動開始に必要な状態、すなわち、設定された復帰目標経糸張力値にほぼ一致した状態とすべく、以下の張力復帰動作を行う。
まず、経糸送出装置40は、織機10の運転指令の発生から織機10の起動開始までの起動準備期間中において、経糸12の張力を経糸張力センサ38によって検出し、その経糸12の張力を設定器52に設定された復帰目標経糸張力値に近づけるように、送出モータ34を経糸12の送出方向または巻取方向に作動させ、経糸12の張力を調整する。また、同様に、巻取モータ46を織布26の巻取方向または巻き戻し方向に作動させることによって経糸12の張力を調整するようにしてもよい。
このように、送出モータ34または巻取モータ46のいずれか一方を作動させて経糸12の張力を調整するようにしてもよいし、送出モータ34と巻取モータ46を同時に作動させて経糸12の張力を調整するようにしてもよい。例えば、送出モータ34を逆転させると同時に巻取モータ46を正転させることによっても、経糸12の張力を変化させることができる。なお、この場合は、経糸張力制御部58から巻取モータ46へ駆動信号を直接出力する。
経糸送出装置40は、経糸12の張力が復帰目標経糸張力値になると、織機制御装置62に復帰動作が完了した復帰運転完了信号を出力する。これに伴い、織機制御装置62は、主軸44の回転角度θを、筬打ち開始角度(例えば180°)になるように回転させ、織機10の起動に備える。そして、織機制御装置62は、主軸モータ42、送出モータ34及び巻取モータ46を作動させ、緯入れ及び筬打ちをして運転を開始する。こうして、織機10は、起動準備期間から運転期間に移行する。
図3に示すように、織機10の起動が開始されると、経糸送出装置40は、起動開始直後の所定期間において、経糸12の張力をピック毎に経糸張力センサ38により検出し、その検出された経糸張力の検出値Tを記憶器54に順次記憶していくとともに、所定期間中に検出された経糸張力の検出値から演算器50によって算出された経糸張力の平均値を記憶器54に記憶する。
図示の例では、経糸張力制御部58は、所定期間の始期を起動開始から1ピック期間を経過したときとしている。すなわち、所定期間の始期は、起動開始から2ピック目としてある。詳しくは、送出モータ34の出力軸の回転速度の変動が大きくかつ回転速度が設定された回転速度に達していないとき、及び主軸44の回転速度が定常回転速度に達していないときに検出される経糸12の張力値は、正確な経糸の張力値ではない場合がある。このような場合には、起動直後の数ピック間の経糸張力検出値は経糸張力平均値の演算に用いないようにするのが望ましい。従って、この実施例では、1ピック目の経糸張力検出値は経糸張力平均値の演算に用いず、所定期間の始期を起動開始から2ピック目としてある。
また、所定期間の終期は、起動開始後の6ピック目としてある。従って、所定期間は、起動開始後の2ピック目から6ピック目の5ピック期間となっている。そして、経糸張力制御部58は、この5ピック期間における5つの経糸張力検出値の平均値を求め、記憶器54に記憶する。したがって、本実施例における所定期間は、1ピックを最小単位として定められた平均値を算出する対象の期間である。そして、記憶器54は、経糸張力平均値を少なくとも次の起動開始まで、詳細には次の起動時の所定期間の演算が終了するまで記憶する。
織機10の起動開始後、所定期間を経過すると、経糸張力制御部58は、経糸張力平均値及び定常運転目標経糸張力値を表示器56の画面に表示させる。表示器56の画面は、タッチパネルで構成されることが好ましい。このように経糸張力平均値及び定常運転目標経糸張力値を表示器56の画面に表示させることにより、作業者は定常運転目標経糸張力値と経糸張力平均値との差を表示器56の画面を目視により把握することができ、それに基づいて設定器52に設定されている復帰目標経糸張力値を容易に修正することができる。
具体的には、作業者は、定常運転目標経糸張力値より経糸張力平均値が小さいと判断したとき、表示器56の画面に表示されている所定のボタンを押下することにより、次の起動準備期間の復帰動作に適用する復帰目標経糸張力値を大きな値に修正することができる。また、定常運転目標経糸張力値より経糸張力平均値が大きいと判断したとき、作業者は、表示器56の画面に表示されている所定のボタンを押下することにより、次の起動準備期間の復帰動作に適用する復帰目標経糸張力値を小さな値に修正することができる。
そして、次の製織の定常運転期間の前の起動準備期間では、修正された復帰目標経糸張力値に近づけるように、経糸の送出量および巻取量の少なくともいずれか一方を制御するから、経糸張力変化(経糸張力低下)及び経糸張力変化に伴う送出速度の変化による織機の起動直後に発生する織段を抑制でき、起動後も直ちに安定した運転を行うことができる。その結果、織機の起動直後であっても織段は殆ど発生しない。
以上では、本発明による経糸張力制御装置としての経糸送出装置40の一例を説明下が、以下のように変形することができる。
経糸張力センサ38による経糸12の張力値を検出する所定期間の最小単位は、1ピック毎でなく、複数のピック毎であってもよい。複数のピックは、例えば、複数のピックで構成される製織パターン又は開口パターンを1サイクル(期間)として定めてもよい。
前記実施例では、演算器50は、所定期間において検出された経糸張力の検出値の全てに基づいて経糸張力平均値を算出したが、これに限らず、所定期間において検出された経糸張力検出値の一部に基づいて経糸張力平均値を算出してもよい。具体的には、所定期間において検出された複数の経糸張力の検出値から1つおき又は複数おきに検出値を選択し、その選択された複数の検出値に基づいて経糸張力平均値を算出してもよい。
表示器56は、その画面に所定期間における経糸張力平均値を表示することに代えて、又は経糸張力平均値と共に、所定期間で検出された経糸張力の各検出値を表示し、定常運転目標経糸張力値と比較できるようにしてもよい。
記憶器54は、経糸張力平均値が定常運転目標経糸張力値に達するまでの起動後からのピック数、又は経糸張力平均値が定常運転目標経糸張力値に安定する状態に達するまで、詳細には、例えば、経糸張力平均値が所定ピック連続で定常運転目標経糸張力値に達するまでのピック数を記憶するようにしてもよい。そして、この記憶されたピック数を表示器56に表示することにより、作業者は、記憶されたピック数に応じて次の起動準備期間に復帰動作を行わせるか否かの判断をすることができる。すなわち、このピック数が大きい場合は、経糸張力平均値が定常運転目標経糸張力値に達するまで時間が掛かっていることを意味し、起動前の経糸張力の落ち込みが大きいと推測される。
また、このピック数に応じて、作業者が手動で次の張力復帰動作の復帰目標経糸張力値を変更できるようにしてもよい。具体的には、上記ピック数が所定のピック数を上回ると、復帰目標経糸張力値を手動で所定割合増加させるようにすることができる。また、経糸張力制御部58、次の復帰動作を行う際に、このピック数に応じて自動的に復帰目標経糸張力値を変更してもよい。
また、経糸張力制御部58が、このピック数に応じて次の製織時に張力復帰動作を行うか否かを自動的に判断するようにしてもよい。この場合、経糸張力制御部58は、織機運転中に経糸張力平均値が定常運転目標経糸張力値にほぼ同一の状態に達したことを判断する。そして、記憶器54は、起動後からほぼ同一の状態に達したときのピック数を記憶する。経糸張力制御部58が復帰動作を行うか否かを自動的に判断する場合、例えば予め停台時間毎のしきい値を設定し、ピック数がしきい値より大きい場合は停台時間に応じた復帰動作を行うようにすることができる。
図4は、張力復帰動作における復帰目標経糸張力値の設定、及び所定期間における経糸張力平均値と定常運転目標経糸張力値との大小関係を表示する設定表示画面を示す。なお、経糸張力平均値と定常運転目標経糸張力値との大小関係の表示は、経糸張力平均値と定常運転目標経糸張力値との差が設定された許容範囲内であるか否かを判定し、その差が許容範囲外であれば表示される。
作業者は、その大小関係の表示に基づき、復帰目標経糸張力値を変更することができる。具体的には、作業者が増加ボタンB1及び減少ボタンB2を押下することにより、復帰目標経糸張力値は、定常運転目標経糸張力値の96%〜102%までの範囲の値に変更される。作業者が増加ボタンB1及び減少ボタンB2を1回押下すると、復帰目標経糸張力値は、1%刻みで変更される。このように、復帰目標経糸張力値を定常運転目標経糸張力値のパーセンテージを設定変更可能にすることで、復帰目標経糸張力値を微調整することができるとともに、定常運転目標経糸張力値の変更に伴って復帰目標経糸張力値も変更されるものとなる。また、作業者が表示器56のOFFボタンに変更すると、経糸送出装置40は、復帰動作を行わない。
復帰目標経糸張力値を設定後、運転指令信号S1が織機制御装置62及び経糸送出装置40に入力されると、張力復帰動作が行われ、経糸張力が復帰目標経糸張力値に達すると織機10の起動が開始される。
織機10は、起動後、最初の6ピックまで製織すると、経糸張力制御部58は、実施例1と同様に経糸張力の平均値を算出し、その経糸張力平均値と定常運転目標経糸張力値とを比較する。そして、その比較の結果、経糸張力平均値が定常運転目標経糸張力値より1kgを超える場合は判定箇所Aに右向きの三角印を表示し、作業者に今回の製織中の実際の経糸張力は定常運転目標経糸張力値より大きいことを知らせる。これを見た作業者は、次の製織時には経糸張力を低くするために、復帰目標経糸張力値を下げる。
また、定常運転目標経糸張力値が経糸張力平均値より1kgを超える場合は判定箇所Aに左向きの三角印を表示する。さらに経糸張力平均値の定常運転目標経糸張力値に対する差が1kg未満の場合は判定箇所Aに「○」印を表示する。判定箇所Aの表示が「○」の場合は最適の経糸張力になっていることを意味する。
経糸張力調整における定常運転目標経糸張力値、経糸張力平均値、判定表示の過程の一例を表1に示す。なおこの表1は図5のように定常運転目標経糸張力値におけるパーセンテージを直接数値入力する場合の例である。
Figure 0004718213
表1において、定常運転目標経糸張力値が200kg、1回目の運転開始時の復帰目標経糸張力値が200kg(定常運転目標経糸張力値の100%)とする。
まず、作業者が1回目の運転開始を行った結果、定常運転目標経糸張力値が200kgに対して経糸張力平均値が190kgであった場合、その差は−10kgである。したがって、経糸張力平均値は定常運転目標経糸張力値に満たないから、判定箇所Aには左向きの三角印が表示される。
作業者はこの左向きの三角印で表示される判定を見てさらに経糸張力が必要であることを把握し、経糸張力が大きくなるように、復帰目標経糸張力値を210kg(105%)に設定する。
次に、作業者が2回目の運転開始を行った結果、定常運転目標経糸張力値と経糸張力平均値との差は−5kgであった。その結果、判定箇所Aには左向きの三角印が表示される。作業者は、さらに経糸張力が大きくなるように復帰目標経糸張力値を220kg(110%)に設定する。
次に、作業者が3回目の運転開始を行った結果、定常運転目標経糸張力値と経糸張力平均値との差は+5kgであった。その結果、判定箇所Aには右向きの三角印が表示される。作業者は、今度は経糸張力が小さくなるように復帰目標経糸張力値を216kg(108%)に設定する。
そして、作業者が4回目の運転開始を行った結果、定常運転目標経糸張力値と経糸張力平均値との差は−1kgであった。その結果、判定箇所には「○」が表示される。これにより、最適な経糸張力となり経糸の張力の調整が完了する。
このようにして、経糸張力値と定常運転目標張力値との大小関係を表示することにより、作業者は、復帰目標経糸張力値を容易に修正することができる。
なお、図4に示す例では、パーセンテージをボタンB1,B2を押下することにより変更できるようにしていたが、図5に示すようにパーセンテージを直接数値入力してもよい。また、パーセンテージを入力する代わりに、復帰目標経糸張力値を直接数値入力してもよい。さらに、停止期間の長さ毎に又は起動における主軸の回転角度θ毎に、復帰目標経糸張力値を設定可能にしてもよい。
経糸送出装置40は、表1に示すように、前回の復帰動作における上記大小関係を次の復帰作動にフィードバックさせてもよい。また、次の復帰動作における最適な復帰目標経糸張力値を自動的に求め設定してもよい。この場合、演算器50が、定常運転目標経糸張力値と前回の復帰動作時の経糸張力平均値に基づいて、次の復帰動作における復帰目標経糸張力値を算出する。
また、経糸張力平均値と定常運転目標経糸張力値との差の大小に応じて復帰目標経糸張力値を変更させる値を変化させてもよい。例えば、経糸張力平均値と定常運転目標経糸張力値との差が小さい場合は復帰目標経糸張力値を変更する値を小さくしてもよい。
なお、この実施例では、記憶器54は、経糸張力平均値を少なくとも次の起動開始まで記憶する。詳細には、記憶器54は、経糸張力制御部58が復帰目標経糸張力値の算出が完了するまで記憶する。
上記の実施例では、定常運転目標経糸張力値の設定値及び起動直後の所定期間における経糸張力の平均値を用いたが、平均値ではなく所定の主軸の回転角度における経糸張力の検出値に基づいて復帰目標経糸張力値の修正を行ってもよい。その具体例を以下に説明する。
図6は、主軸の回転角度θに対する、同位相での定常運転時の経糸張力の検出値と、起動直後の所定期間における経糸張力の検出値とを重ね合わせたグラフである。図示の例では、起動直後の経糸直後の経糸張力値は定常運転目標経糸張力値より小さくなっている。また、通常は主軸が1°回転する毎に経糸張力が経糸張力センサ38により検出されが、図6の例では、主軸が30°回転する毎にプロットしてある。
記憶器54は、定常運転時の経糸張力の検出値を記憶している。定常運転時の経糸張力検出値とは、主軸44の回転角度に対する、運転期間において経糸張力が安定しているときの経糸張力の検出値の変動値である。
例えば、演算器50は、織機の起動後において、定常運転時における所定ピックの期間の主軸の回転角度が120°のときの経糸張力の検出値と、起動直後の所定期間における経糸張力の検出値とを比較する。なお、定常運転時の経糸張力検出値と所定期間における経糸張力の検出値とを表示器に表示させ、作業者が比較するものとしてもよい。この場合、平均値の算出及び上記比較がおこなわれないため、演算器50を省略することができる。
上記比較の結果、その差が所定の許容値(正側の許容値または負側の許容値)を超えた場合に、その差を解消するように次の張力復帰動作における復帰目標経糸張力値を所定の割合だけ増加又は減少させる。又は、実施例2のように、定常運転目標経糸張力値と起動直後の経糸張力値との大小関係を表示してもよい。
また、例えば、定常運転時における所定のピック間での所定の主軸の回転角度θにおける経糸張力値の検出値と、起動直後の所定期間における経糸張力の検出値との差の平均に応じて、その差の平均値を0とするように、次の復帰動作における復帰目標経糸張力値を求めてもよい。この場合、主軸の回転角度θは連続した期間でもよいし間欠した期間でもよい。
なお、経糸に基づく情報とは、織機の起動直後の所定期間における経糸張力の検出値、その検出値から求められる平均値、及び経糸張力の平均値と定常運転目標経糸張力値との大小関係を含む。
本発明に係る経糸送出装置の一実施例を示す模式図である。 図1に示す経糸送出装置のブロック線図である。 図1に示す経糸送出装置の動作を説明するための経糸張力値の変化を示した時系列グラフである。 本発明に係る別の経糸送出装置の表示部の一実施例を示す模式図である。 本発明に係るさらに別の経糸送出装置の表示部の一実施例を示す模式図である。 本発明に係るさらに別の経糸送出装置の動作を説明する時系列グラフである。 定常運転時、寸動時及び停止時における同位相の経糸張力値の変化を示した時系列グラフである。
S1 運転指令信号
S2 駆動信号
10 織機
12 経糸
14 送出ビーム
16 バックローラ
18 綜絖枠
20 筬
22 織前
24 緯糸
26 織布
28 服巻ロール
30 プレスロール
32 布巻ビーム
34 送出モータ
36 ギア機構
38 経糸張力センサ
40 経糸送出装置
42 主軸モータ
44 主軸
46 巻取モータ
48 エンコーダ
50 演算器
52 設定器
54 記憶器
56 表示器
58 経糸張力制御部
60 運転ボタン
62 織機制御装置

Claims (6)

  1. 運転期間中に経糸の張力値を検出し、検出した張力値を予め設定された定常運転目標経糸張力値に近づけるように、経糸の送出速度を制御する経糸張力制御装置を備えた織機における経糸張力制御方法であって、織機の停止期間中に変化する経糸の張力を織機の起動開始までに復帰させるべき経糸の張力値として予め設定された復帰目標経糸張力値に近づけるべく、織機の運転指令の発生から織機の起動開始までの起動準備期間中に検出した経糸張力の検出値と設定された復帰目標経糸張力値とに基づいて送出モータ及び巻取モータの少なくとも一方の動作を制御する経糸張力制御方法において、
    前記起動開始直後の所定期間に検出された経糸の張力値に基づき、前記復帰目標経糸張力値を修正する
    ことを特徴とする織機の経糸張力制御方法。
  2. 前記起動開始直後の所定期間における経糸の張力値の平均値を求め、その求められた平均値と前記定常運転目標経糸張力値とを表示器上に同時に表示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の織機の経糸張力制御方法。
  3. 前記起動開始直後の所定期間における経糸の張力値の平均値を求め、その求められた平均値とと前記定常運転目標経糸張力値とを比較し、前記平均値と前記定常運転目標経糸張力値との大小関係を表示する、
    ことを特徴とする請求項1又は3のいずれか1項に記載の織機の経糸張力制御方法。
  4. 前記起動開始直後の所定期間における経糸の張力値の平均値を求め、その求められた平均値とと前記定常運転目標経糸張力値とを比較し、前記平均値と前記定常運転目標経糸張力値との大小関係に基づいて前記復帰目標経糸張力値を修正を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の織機の経糸張力制御方法。
  5. 検出された経糸張力の検出値と設定器に予め設定された定常運転目標経糸張力値とに基づいて織機の運転期間中に前記検出値を前記定常運転目標経糸張力値に近づけるように経糸の送出速度を制御する経糸張力制御装置であって、織機の停止期間中に変化した経糸の張力を起動開始までに復帰させるべき経糸の張力値として前記設定器に予め設定された復帰目標経糸張力値に近づけるべく、織機の運転指令の発生から起動開始までの起動準備期間中に検出した経糸張力の検出値と前記復帰目標経糸張力値とに基づいて送出モータ及び巻取モータの少なくとも一方の動作を制御する経糸張力制御装置において、
    前記起動開始の直後における所定期間において複数回に亘って検出された経糸張力の検出値、又は前記所定期間において検出された複数の経糸張力の平均値を記憶する記憶器と、下記a〜cのいずれかの表示を行う表示器とを含む、
    ことを特徴とする織機の経糸張力制御装置。
    a.前記所定期間における経糸張力の前記平均値と定常運転目標経糸張力値とを同時表示、
    b.前記所定期間における経糸張力の検出値と定常運転時に検出された経糸張力の検出値とを同時表示、
    c.前記所定期間における経糸張力の前記平均値と定常運転目標経糸張力値との大小関係の表示。
  6. 検出された経糸張力の検出値と設定器に予め設定された定常運転目標経糸張力値とに基づいて織機の運転期間中に前記検出値を前記定常運転目標経糸張力値に近づけるように経糸の送出速度を制御する経糸張力制御装置であって、織機の停止期間中に変化した経糸の張力を起動開始までに復帰させるべき経糸の張力値として前記設定器に予め設定された復帰目標経糸張力値に近づけるべく、織機の運転指令の発生から起動開始までの起動準備期間中に検出した経糸張力の検出値と前記復帰目標経糸張力値とに基づいて送出モータ及び巻取モータの少なくとも一方の動作を制御する経糸張力制御装置において、
    前記起動開始の直後における所定期間において検出された経糸張力の検出値と前記定常運転目標経糸張力値とに基づいて新たな前記復帰目標経糸張力値を算出する演算器を含み、
    前記設定器は、前記新たな復帰目標経糸張力値が算出されたことに伴って前記復帰目標張力値として当該新たな復帰目標経糸張力値を設定する
    ことを特徴とする織機の経糸張力制御装置。
JP2005081169A 2004-07-22 2005-03-22 織機の経糸張力制御方法及び装置 Active JP4718213B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005081169A JP4718213B2 (ja) 2004-07-22 2005-03-22 織機の経糸張力制御方法及び装置
CN200510077197XA CN1724734B (zh) 2004-07-22 2005-06-14 织布机的经纱张力控制方法及装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004214513 2004-07-22
JP2004214513 2004-07-22
JP2005081169A JP4718213B2 (ja) 2004-07-22 2005-03-22 織機の経糸張力制御方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006057227A JP2006057227A (ja) 2006-03-02
JP4718213B2 true JP4718213B2 (ja) 2011-07-06

Family

ID=36104935

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005081169A Active JP4718213B2 (ja) 2004-07-22 2005-03-22 織機の経糸張力制御方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4718213B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59157355A (ja) * 1983-02-28 1984-09-06 株式会社豊田自動織機製作所 織機の運転開始方法
JPH0816299B2 (ja) * 1985-06-18 1996-02-21 津田駒工業株式会社 織機の電動送り出し制御方法およびその装置
JP2875266B2 (ja) * 1988-10-14 1999-03-31 津田駒工業株式会社 流体噴射式織機の調整表示方法
JP2916004B2 (ja) * 1991-01-08 1999-07-05 津田駒工業株式会社 織機の運転制御方法と、その装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006057227A (ja) 2006-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101180816B1 (ko) 직기의 날실 장력 제어 방법 및 장치
EP1637636B1 (en) Set point deciding apparatus
JP2003049347A (ja) 織機の運転方法および織機の運転装置
JP4718213B2 (ja) 織機の経糸張力制御方法及び装置
JP6513000B2 (ja) タイヤコード織布製織用織機における製織管理方法及び製織管理装置
JP4909652B2 (ja) 織機
EP3205758B1 (en) Method for preparing restart of loom
JP4651082B2 (ja) パイル経糸張力の調整方法
KR20060049756A (ko) 날실 장력 감시 방법
EP2551391A2 (en) Weaving method and weaving device in a loom
EP1464745A2 (en) Weft bar preventing apparatus
JP2004339656A (ja) 経糸制御方法及び装置
JP5137302B2 (ja) 織機の運転装置
JP4942011B2 (ja) 織機の緯糸密度むら防止方法
JP5096509B2 (ja) 織機における経糸張力の監視方法
JP5122067B2 (ja) 織機の緯糸密度むら防止方法
JPS63270842A (ja) 織機における織段発生防止方法
EP2551390A2 (en) Weaving method and weaving device in a loom
JP4974266B2 (ja) 織機の運転方法および織機の運転装置
JP2004190180A (ja) 織機の織り段防止方法及び装置
JPH09111596A (ja) 織段防止方法
JPH09195146A (ja) 織機の再起動方法
JP2003221762A (ja) 織機運転制御方法
JPH06264338A (ja) 織機の運転開始方法
JPH04131680U (ja) 織機の織段防止装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080109

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20091118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110329

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110331

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4718213

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408

Year of fee payment: 3