JP2946102B2 - パターン形成方法 - Google Patents

パターン形成方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、基板上に設けた比較的厚い薄膜を、エッチ
ング法及びリフトオフ法を併用して形成するパターン形
成方法に関する。
[従来の技術] 従来、基板上に設けた2μm程度以上の比較的厚い薄
膜をパターニングする方法として、第3図(a)(b)
に示すようなホトリソエッチング法が行われてきた。
これは、基板1上に薄膜12を堆積し、その上にホトリ
ソグラフィによりホトレジスト13を形成する(第3図
(a)参照)。次に、薄膜12をウエットエッチングによ
りパターニングする(第3図(b)参照)という方法で
ある。
かかる方法においては、薄膜が比較的厚い(約2μm
以上)と、この薄膜の厚みと同程度の寸法で薄膜がサイ
ドエッチされて、パターン寸法が小さくなってしまう。
そこで、イオンミーリングやリアクティブイオンエッ
チングの様なドライエッチ法を用いれば薄膜のサイドエ
ッチは防止できる。しかし、イオンミーリングでは基板
1と薄膜12の選択エッチが不可能であり、基板1にエッ
チングダメージが生じる。また、リアクティブイオンエ
ッチングでは基板1と薄膜12の選択エッチは可能である
が、基本的にエッチングレートが小さく厚い薄膜を加工
するには長時間を要してしまう。
次に、サイドエッチが発生せず、レジストパターンに
ほぼ等しい薄膜パターンを形成することのできるリフト
オフ法を第4図に示す。図中14はホトレジストのパター
ンであり、基板1の上に形成されており、その上に比較
的厚い薄膜15が堆積されている。
ここで、ホトレジスト14の厚みが薄膜15よりも厚けれ
ば、一般的にはホトレジスト14を容易に溶解剥離するこ
とができ、薄膜15をパターニングすることができる。し
かし、第4図に示す様に、ホトレジスト14が薄膜15より
も薄いと薄膜15はホトレジスト14の段差部を覆ってしま
い、溶解剥離するための剥離液等がホトレジスト14に触
れることができず、リフトオフ法によるパターニングが
できない。
また、リフトオフのし易さは、薄膜材料によっても変
わってくるが、一般的に電極配線として良く用いられる
Alは、Cu等の材料に比べ非常にリフトオフし難い特性を
持っている。
また、ホストレジストの厚みは、一般に0.3μmから
2μm程度が一般的であり、更に膜厚を厚くするとレジ
スト塗布の膜厚分布が大きくなり、レジストの不均一現
象や露光における光のまわり込み等によってパターン寸
法制度が低下する。
[発明が解決しようとする課題] 以上述べてきた従来例にて、2μm以上の比較的厚い
薄膜をパターニングする場合、 エッチング法においては、 .ウエットエッチングでは、薄膜のサイドエッチが大
きくパターン寸法精度が低下する。
.イオンミーリングやリアクティブオンエッチングで
は、下地基板との選択エッチができなかったり、加工に
長時間を要する。
また、リフトオフ法においては、 .パターニングする薄膜の厚みよりもリフトオフレジ
ストの厚みが厚いことが必要であり、レジストの膜厚精
度やパターン寸法精度の低下からレジスト厚みにも限界
があり、厚い薄膜のリフトオフ法によるパターニングが
できない。
といったような欠点を有していた。
すなわち、本発明の目的とするところは、上述のよう
な問題点を解消できるパターン形成方法を提供すること
にある。
[課題を解決するための手段及び作用] 本発明の特徴とするところは、基板上に第1のレジス
トパターンを形成した後、薄膜を堆積し、該薄膜上に第
1のレジストパターンに対しネガ・ポジが反転した第2
のレジストパターンを設け、該薄膜を厚み方向にエッチ
ングし第1のレジストパターンと第2のレジストパター
ンの境界でサイドエッチングを生じさせ、第1のレジス
トパターンの端部を露出させた後、第1のレジストパタ
ーン及び該第1のレジストパターン上の該薄膜を取り除
くパターン形成方法としている点にある すなわち、本発明によれば、厚い薄膜をエッチング法
とリフトオフ法を形成することにより、膜厚の厚いリフ
トオフレジストが無くとも、寸法精度良くパターニング
できるようにしたものである。
以下、本発明のパターン形成方法を第1図(a)〜
(e)に基づいて説明する。
.先ず、洗浄された平滑基板1上に、リフトオフ用ホ
トレジスト2をホトリソグラフィーによって形成する
(第1図(a))。
.かかるリフトオフ用ホトレジスト2の上に、パター
ニング形成すべき薄膜3を堆積する。この時、薄膜3の
厚みがリフトオフ用ホトレジスト2より厚い場合に特に
効果がある(第1図(b))。
.次に、リフトオフ用ホトレジスト2の上に、かかる
リフトオフ用ホトレジスト2のパターンに対しネガ・ポ
ジが反転したエッチング用ホトレジスト4を形成する
(第1図(c))。
.次に、薄膜3を厚み方向に対してのエッチングを施
し、リフトオフ用ホトレジスト2とエッチング用ホトレ
ジスト4のパターン境界でサイドエッチングを生じさ
せ、リフトオフ用ホトレジスト2の端部を露出させる
(第1図(d))。
.最後に、リフトオフ用ホトレジスト2を溶解剥離す
ると同時に前述工程で残されたリフトオフ用ホトレジ
スト2の上の薄膜3を除去し、また、エッチング用ホト
レジスト4をも同時に溶解剥離することによって、薄膜
3がパターン形成される(第1図(e))。
以上の方法によれば、薄膜3の膜厚が、リフトオフ用
のホトレジスト2より厚くても充分パターン形成が可能
である。従って、リフトオフ用ホトレジスト2の厚みを
厚くする必要はなく膜厚精度,パターン寸法精度の良い
レジスト厚み条件で形成することができる。
また、最終的に薄膜3をリフトオフ法によって加工す
るため、基板1と薄膜3の界面における薄膜3のパター
ンは、小さくなることなく(サイドエッチ等による幅狭
化がなく)、リフオトフ用ホトレジスト2の寸法にほぼ
等しく高精度でパターン形成することができる。
また、リフトオフ用ホトレジスト2とエッチング用ホ
トレジスト4のホトリソグラフィーは、同一ホトマスク
を用いて、ネガレジスト,ポジレジストを使い分けるこ
とによって、精度良く容易に形成することができる。
なお、工程中で用いたエッチング法とリフトオフ法は
各々一般的に使用されている技術であり、特別な装置を
要するものでなく容易に加工できる方法である。また、
大面積基板の加工の実現化も容易である。
以下、実施例により、本発明を具体的に詳述する。
[実施例] 本発明の具体的な実施例を第2図(a)〜(i)に基
づいて説明する。
第2図(i)は、本発明によって形成された多層電極
配線の断面を示す図である。本図において、5はガラス
材から成る表面が平滑な基板であり、6は基板5の上に
形成された0.1μm厚のCrから成る電極である。8は本
発明の方法によって形成された2μm厚のAl/0.01μm
厚のCrから成る配線であり、かかる配線断面は、エッチ
ング法の加工時に発生したサイドエッチにより2段階の
側面形状を有している。10は1.8μm厚のSiO2から成る
絶縁層であり、11は1.5μm厚のAl/0.01μm厚のCrから
成る上層配線である。
ここで、配線8と上層配線11は、絶縁層10を介して交
差しているが、絶縁層10と上層配線11の膜厚が配線8よ
りも薄いにも拘わらず、各段差部は前述各膜厚で充分に
ステップカバーされ、断線・ショートのない多層電極配
線を形成することができている。これは、配線8の側面
形状が、本発明のパターン形成法によって2段階になっ
ているためである。すなわち、配線8を積層膜が覆う
際、配線8の膜厚の約半分を段々に乗り越えれば良いこ
とで充分なステップカバーが得られるものである。
以下、第3図(a)〜(i)に従って順に本実施例の
形成方法について説明する。
.先ず洗浄化した基板5の上に真空蒸着法によって0.
1μm厚のCr膜を成膜し、ホトリソエッチングによって
パターニングし電極6を形成する(第2図(a))。
.次に、RD2000N(日立化成社製)ネガレジストを約1
500r.p.mで回転塗布し、ベーク乾燥後PLA520(キャノン
社製)にてホトマスクパターンを露光し、現像、ベーク
乾燥してネガレジスト7を厚み約1.5μmでパターン形
成した(第3図(b))。
.次に、かかる基板上に、真空蒸着法により0.01μm
厚のCr膜を下引き層として2μm厚のAl膜を成膜し配線
8用とした(第3図(c))。
.更にこの上に、AZ1350(ヘキスト社製)ポジレジス
トを回転塗布し、ベーク乾燥後PLA500(キャノン社製)
にて前記同一ホトマスクパターンを露光し、現像、ベー
ク乾燥してポジレジスト9をパターン形成した(第3図
(d))。
.その後、前述第の工程(第3図(c))で成膜し
たAl膜を、H3PO4:HNO3:CH3COOH:H2O=16:1:2:1なるエッ
チング液を用いて約40℃の過熱状態にて約3分間撹拌エ
ッチングを行い、ほぼ厚み1μmを取り除いた。尚、こ
の際図示するようにポジレジスト9によるサイドエッチ
ングを生じた(第3図(e))。
.次に、有機溶剤のアセトンに浸漬し、超音波洗浄を
行って、ポジレジスト9及びネガレジスト7を溶解剥離
し、最終的にAl/Crから成る配線8を、側面が2段階で
ある断面形状でパターニングした(第3図(f))。
.以上の工程で形成された電極6及び配線8の上に、
スパッタ法によってSiO2を約1.8μm成膜し絶縁層10と
した(第3図(g))。
.更に、真空蒸着法によって0.01μm厚のCr膜を下引
き層とした1.5μmのAl膜から成る上層配線11を成膜し
た(第3図(h))。
.前工程にて成膜した上層配線11を、ホトリソエッチ
ングによってパターニングし、電極6,膜厚の比較的厚い
配線8,配線8よりも膜厚の薄い絶縁層10及び上層配線11
から成る多層電極配線を形成した(第3図(i))。
以上述べた工程において、形成された配線8の電極6
と面する寸法幅は、ネガレジスト7で形成した寸法幅と
ほぼ同一であった。また、本実施例では電極6はCr材で
あり、その上に形成されている配線8はAl/Cr材である
ため、配線8のウエットエッチングによる電極6のCrは
ダメージを受けなかった。
同様に下層の電極6をAlとし、その上の配線8をAl材
のみとした場合でも、配線8のウエットエッチングによ
り電極6のAlのダメージは無かった。これは、リフトオ
フ用のネガレジスト7が、電極6をエッチング液から保
護しているためである。
[発明の効果] 以上説明したように本発明のパターン形成方法によれ
ば、エッチング法とリフトオフ法を併用してパターンを
形成することによって、従来の問題点を解決すると同時
に、以下の効果を有する。
.リフトオフ用として膜厚の厚いレジストを形成しな
くても、厚い薄膜が寸法精度良くパターン形成すること
ができる。
.エッチング法とリフトオフ法という一般的な技術を
用いているため、特別な装置を必要とせず、また大面積
基板の加工を実現化が容易である。
.下地基板にあらかじめ形成されている電極パターン
等は、リフトオフレジストにより覆われ、保護されてい
るために、パターン形成時のエッチングによるダメージ
が発生しない。
.更には、パターン形成された薄膜の断面形状の側面
が2段階となっているために、パターン形成された薄膜
の膜厚よりも薄い絶縁層及び上層配線を用いても、ステ
ップカバーの良好な多層電極配線を形成することができ
る。
という効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(e)は、本発明のパターン形成方法を
示す断面図である。 第2図(a)〜(i)は、本発明の実施例を示す多層電
極配線の製造工程断面図である。 第3図及び第4図は従来例の形成方法を示す断面図であ
る。 1,5……基板 2,4,13,14……ホトレジスト 3,12,15……薄膜 6……電極 7……ネガレジスト 8……配線 9……ポジレジスト 10……絶縁層 11……上層配線
フロントページの続き (72)発明者 坂野 嘉和 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 野村 一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 小野 治人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−67048(JP,A) 特開 昭58−93270(JP,A) 特開 昭59−114839(JP,A) 特開 平2−49426(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/302

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に第1のレジストパターンを形成し
    た後、薄膜を堆積し、該薄膜上に第1のレジストパター
    ンに対しネガ・ポジが反転した第2のレジストパターン
    を設け、該薄膜を厚み方向にエッチングし第1のレジス
    トパターンと第2のレジストパターンの境界でサイドエ
    ッチングを生じさせ、第1のレジストパターンの端部を
    露出させた後、第1のレジストパターン及び該第1のレ
    ジストパターン上の該薄膜を取り除くことを特徴とする
    パターン形成方法。
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