JP2945270B2 - 硬貨処理機 - Google Patents

硬貨処理機

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JP2945270B2
JP2945270B2 JP7768094A JP7768094A JP2945270B2 JP 2945270 B2 JP2945270 B2 JP 2945270B2 JP 7768094 A JP7768094 A JP 7768094A JP 7768094 A JP7768094 A JP 7768094A JP 2945270 B2 JP2945270 B2 JP 2945270B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硬貨を選別して計数乃
至包装を行う硬貨処理機に関し、詳しくは選別計数する
硬貨の材質を検出して異種硬貨の混入を判別する機能を
有する硬貨処理機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】選別計数する硬貨の材質を検出して異種
硬貨の混入を判別する装置としては、例えば、実開昭5
7−137065号公報に示されるものがある。この装
置においては、硬貨の材質を検出コイル手段により検出
するとともに、設定金種に応じた比較レベル領域を有す
る信号と比較することにより、検出された硬貨が設定金
種の硬貨に一致するか否かを判別している。また、特開
昭59−111587号公報に示される判別装置におい
ては、検出回路の計時変化等にも対応できるように、基
準値(比較レベル領域)の自動調整を行なった上で判別
を行なうようにしている。さらには、実開昭63−10
7083号公報に示される判別装置においては、基準値
(比較レベル領域)の金種間の差が少なくなってきたこ
とによる誤判別を防止するため、検出された磁気データ
群の偏り状態を判別している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た装置では、いずれにおいても、検出された材質データ
のピーク値のデータのみにより判別するようにしていた
ため、確実性に欠けるおそれがあり、より判別精度の高
い装置の開発が望まれていた。本発明は、上記事情に鑑
みてなされたもので、より高精度で硬貨判別を行なうこ
とができる硬貨処理機を提供することを目的とするもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の硬貨処理機は、硬貨の材質
に応じた材質検知レベル信号を出力する検出手段と、該
検出手段より硬貨搬送方向における下流側に設けられ
た、硬貨を検出する硬貨検知センサと、該硬貨検知セン
サにより硬貨が検出された際の前記検出手段からの材質
検知レベル信号と予め定められた確認レベルデータとを
比較する比較手段とを有し、前記検出手段から出力され
た硬貨の材質に応じた材質検知レベル信号を予め定めら
れた基準値レベルデータと比較することにより異種硬貨
の混入の有無を判別し、加えて、前記硬貨検知センサに
より硬貨が検出された際の前記検出手段からの材質検知
レベル信号と予め定められた確認レベルデータとを前記
比較手段により比較することを特徴としている。
【0005】本発明の請求項2記載の硬貨処理機は、請
求項1記載のものに加えて、硬貨の金種を設定する金種
設定手段と、金種に応じた前記基準値レベルデータと確
認レベルデータとを記憶する記憶手段とを有し、前記比
較手段は、前記金種設定手段により設定された金種に応
じた基準値レベルデータと確認レベルデータとを前記記
憶手段から読み出し、判別を行うことを特徴としてい
る。
【0006】本発明の請求項3記載の硬貨処理機は、請
求項2記載のものに加えて、硬貨をその外周部を案内し
て通過させる硬貨通路を形成するとともに、その通路幅
を、前記金種設定手段により設定された金種に応じた幅
に設定する通路幅調整手段を有することを特徴としてい
る。
【0007】本発明の請求項4記載の硬貨処理機は、請
求項1乃至3のいずれか1項記載のものに加えて、前記
比較手段により異種硬貨の混入が確認された際に硬貨の
搬送を停止させるストッパ手段を有しており、前記硬貨
検知センサは、硬貨を検知して前記ストッパ手段の作動
タイミングをとるタイミングセンサを兼ねていることを
特徴としている。
【0008】
【作用】本発明の請求項1記載の硬貨処理機によれば、
検出手段から出力された硬貨の材質に応じた材質検知レ
ベル信号を予め定められた基準値レベルデータと比較す
ることにより異種硬貨の硬貨の混入の有無を判別し、加
えて、検出手段より硬貨搬送方向における下流側に設け
られた硬貨検知センサより硬貨が検出された際の検出手
段からの材質検知レベル信号と予め定められた確認レベ
ルデータとを比較手段により比較することになるため、
二カ所のデータを予め定められたデータと比較すること
になる。
【0009】本発明の請求項2記載の硬貨処理機によれ
ば、金種設定手段により設定された金種に応じた基準値
レベルデータと確認レベルデータとを記憶手段から読み
出し、判別を行うことになるため、複数の金種に対応し
た判別を一つの装置で行うことができ、しかも金種が変
わる毎に基準値を入力しなおす必要がなくなる。
【0010】本発明の請求項3記載の硬貨処理機によれ
ば、通路幅調整手段が、硬貨通路を、金種設定手段によ
り設定された金種に応じた通路幅となるよう設定するこ
とになるため、通路は、金種変更時に金種設定手段によ
る設定に応じて自動的に金種に応じた通路幅になる。
【0011】本発明の請求項4記載の硬貨処理機によれ
ば、ストッパ手段が、比較手段により異種硬貨の混入が
確認された際に硬貨の搬送を停止させることになるた
め、異種硬貨の混入時には自動的に硬貨の搬送が停止さ
れる。しかも、硬貨検知センサは、硬貨を検知してスト
ッパ手段の作動タイミングをとるタイミングセンサを兼
ねているため、センサの数を減らすことができる。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例による硬貨処理機を図面を
参照して以下に説明する。図1中符号10は、硬貨処理
機内に配置され、上流側から送り出された硬貨Cを一列
に並べた状態で下流側(図1における右方)へ水平移動
させる硬貨通路を示している。
【0013】硬貨通路10は、互いに平行に設けられた
一対のレール11,12と、これらレール11,12の
対向面の鉛直下方側から、相互に近接するように所定量
突出する段部13,13により構成されており、硬貨C
を、その周縁部を段部13,13の上面で支持した状態
でその外周部をレール11,12の対向面で案内しつ
つ、上方に設けられた搬送ベルト14で搬送するように
なっている。
【0014】ここで、レール11,12は、平行状態を
維持しつつ相互に近接あるいは離間する如く移動可能と
なっており、これにより、硬貨Cの金種に応じて対向面
間隔すなわち通路幅が調整されるようになっている。具
体的には、レール11は図示せぬバネにより付勢されて
そのカムフォロア15を通路幅調整カム16に当接させ
ており、通路幅調整カム16が回転するとその凹凸状の
カム面にしたがってカムフォロア15が位置を変化させ
レール11がレール12に対して平行状態を維持しつつ
移動して間隔を変化させる。なお、通路幅調整カム16
は、図示せぬモータ等の駆動源によりカム面を切り換え
るよう所定角度ずつ間欠回転されるようになっている。
ここで、上記レール11,12、図示せぬバネ、カムフ
ォロア15、通路幅調整カム16および図示せぬ駆動源
により通路幅調整手段17が構成されている。
【0015】また、レール11,12の硬貨通路10よ
り下流側部分は、平面状の通路面20aが段部13,1
3の上面と同一平面上に配置された硬貨通路20となっ
ており、この硬貨通路20には、搬送ベルト14で搬送
される硬貨Cの移動方向に直交する方向に相互に距離を
おいて配置された一対の発光素子21,21とこれら発
光素子21,21間に配置された検知センサ22とを具
備する汚損検知センサ群23が設けられている。この汚
損検知センサ群23は、発光素子21,21で、硬貨C
の下面に光を照射し、その反射光を検知センサ22で受
光して、受光量レベル信号を、比較手段である制御手段
30に出力するものであり、該制御手段30では、受光
量レベル信号の例えば最大値を基準値と比較して硬貨C
の汚損状態を検出するようになっている。
【0016】これら汚損検知センサ群23の下流側に
は、硬貨通路20の通路幅中央所定位置に、検出手段で
ある磁気センサ28が設けられている。この磁気センサ
28は、硬貨通路20の通路面20aを移動する硬貨C
の材質に応じて変化する磁気データを検出して、材質検
知レベル信号Vを制御手段30に出力するようになって
いる。
【0017】さらに、これら磁気センサ28の下流側に
は、光の反射により硬貨Cの有無を検知して硬貨検知信
号を制御手段30へ出力する光学センサ(硬貨検知セン
サ)27が、同一硬貨を磁気センサ28と同時に検出す
る位置に設けられている。この光学センサ27は、硬貨
通路20を上流側から下流側に搬送される硬貨Cを、計
数結果または判別結果に応じて、停止させるタイミング
を図るためのタイミングセンサであり、この光学センサ
27からの検出信号の出力時点から、搬送ベルト14に
よる硬貨Cの搬送速度と、光学センサ27と該光学セン
サ27より下流側に設けられたストッパ手段24との距
離等とにより割り出した時間経過後のタイミングで、制
御手段30は、ストッパ手段24を駆動制御するように
なっている。
【0018】このストッパ手段24は、一部が切り欠か
れた形状の段部25を有していて、該段部25を通路面
20a側に位置させることにより硬貨Cの通過を許容
し、この状態から所定角度水平回転して段部25を通路
面20aからレール12側に退避させることにより、通
路面20aに一部を突出させて硬貨Cの通過を規制する
ようになっている。ここで、該ストッパ手段24よりさ
らに下流側には、硬貨Cを包装処理等する図示せぬ処理
部が設けられている。
【0019】なお、制御手段30には、図2に示すよう
に、上記した汚損検知センサ群23、磁気センサ28、
ストッパ手段24、光学センサ27、および通路幅調整
手段17が接続されていて、さらに、硬貨処理機の作動
のために必要情報および硬貨判別の基準データ等が記憶
された記憶手段であるROM31と、材質検知レベル信
号V等を記憶するRAM32と、硬貨通路10,20の
上方に設けられた搬送ベルト14等を駆動する搬送駆動
系33と、選別して計数乃至包装を行う対象硬貨の金種
を外部入力で設定するスイッチ式等の金種設定手段34
が接続されている。
【0020】ここで、制御手段30による硬貨処理機全
体の制御内容について概略説明する。まず、金種設定手
段34が操作され該金種設定手段34から指定金種に応
じた信号が出力されると、制御手段30は、指定前金種
と指定金種との相違角度に対応した駆動信号を通路幅調
整手段17に出力する。これにより、通路幅調整手段1
7は、通路幅調整カム16を指定金種の角度位置に回動
させ、これによりレール11がレール12に対して移動
して硬貨通路10,20の通路幅が指定金種の硬貨外径
となる。
【0021】そして、制御手段30は搬送駆動系33を
駆動させる。すると、基本的には指定金種の硬貨Cのみ
が、硬貨通路10,20を上流側から下流側に移動し、
例えば磁気センサ28から出力される材質検知レベル信
号Vにより計数され、そして、ストッパ手段24より下
流側まで搬送されて包装処理位置まで搬送され包装処理
が行われることになる。
【0022】そして、本実施例においては、光学センサ
27を、磁気センサ28により材質判別が不確定の際に
再確認する場合のタイミングを得るセンサとして兼用し
ている。以下、制御手段30による材質判別の制御内容
を図3に示すフローチャートを参照してステップ毎に説
明する。
【0023】〔ステップS1〕磁気センサ28からの材
質検知レベル信号Vから、硬貨Cの有無を判定し、硬貨
有りの場合、ステップS2に進み、そうでない場合この
ステップS1を繰り返す。ここで、材質検知レベル信号
Vによる硬貨Cの有無の判定は、例えば、金種毎に予め
設定されROM31に記憶されている有判定データを読
み出して材質検知レベル信号Vのレベル値と比較し、有
判定データを材質検知レベル信号Vのレベル値が越えた
場合に硬貨有りと判定し、そうでない場合に硬貨無しと
判定する。ここで、有判定データは、磁気センサ28か
ら出力されるノイズ等の影響を排除し確実に磁気センサ
28の位置に硬貨Cが有ると判定するために設定される
ものである。
【0024】〔ステップS2〕検知された硬貨Cについ
て、磁気センサ28からの材質検知レベル信号Vのレベ
ル値を検出し、RAM32に記憶させる。そして、ステ
ップS3に進む。 〔ステップS3〕金種設定手段34により設定された指
定金種の基準値レベルデータをROM31から読み込
み、該基準値レベルデータと、図4に示す材質検知レベ
ル信号Vのレベル値のピーク値である最大値VP(図1
に示す略硬貨C1の位置で得られる)とを比較する。こ
こで、基準値レベルデータは、ある領域をもっており、
この基準値レベルデータの領域内に材質検知レベル信号
Vの最大値VPが入っている場合には、材質異常と判定
することなくステップS4に進み、そうでない場合に
は、ステップS7に進んで材質異常と判定する。
【0025】〔ステップS4〕金種設定手段34により
設定された指定金種の不確定レベルデータをROM31
から読み込み、該不確定レベルデータと、材質検知レベ
ル信号Vのレベル値の最大値VPとを比較する。ここ
で、不確定レベルデータは、例えば、基準値レベルデー
タの領域の両外端側の所定範囲となっており、この不確
定レベルデータの領域内に材質検知レベル信号Vの最大
値VPが入っている場合すなわち基準値レベルデータの
領域には入っているものの領域外に近いレベルにある場
合には、確認を行なう必要があるためステップS5に進
み、そうでない場合には、ステップS6に進んで材質が
正常であると判定する。
【0026】〔ステップS5〕金種設定手段34により
設定された指定金種の確認レベルデータをROM31か
ら読み込み、該確認レベルデータと、図4に示すよう
に、光学センサ27でこの硬貨が検知され硬貨検知信号
が出力されたタイミングTS(図1に示す略硬貨C2の位
置)における材質検知レベル信号Vのレベル値Vtとを
比較する。ここで、確認レベルデータは、ある領域をも
っており、この確認レベルデータの領域内に材質検知レ
ベル信号のレベル値Vtが入っている場合には、ステッ
プS6に進んで材質が正常であると判定し、そうでない
場合には、ステップS7に進んで材質異常と判定する。
【0027】〔ステップS6〕磁気センサ28による検
出硬貨の材質が正常すなわち指定金種と同じものである
と判定する。 〔ステップS7〕磁気センサ28による検出硬貨の材質
が異常すなわち指定金種と違う異種硬貨であると判定す
る。 〔ステップS8〕材質異常硬貨を光学センサ27で検知
した時点から所定時間経過後のタイミングでストッパ手
段24を回動させて該材質異常硬貨に当接させ、その該
ストッパ手段24より下流側への移動を規制するととも
に、搬送駆動系34を停止させる。
【0028】なお、制御手段30は、上記材質検知の他
に、汚損検知センサ群23の検知センサ22で受光され
た受光量をROM31から読み出される金種毎に設定さ
れた基準値と比較し検知された硬貨Cの異常の有無を判
定しており、また例えば磁気センサ28から出力される
材質検知レベル信号Vにより通過硬貨Cの計数および孔
有無判別を行なっている。そして、制御手段30は、硬
貨Cの異常が検知された場合(汚損硬貨であった場合お
よび硬貨の孔有無が設定された金種と異なる場合)また
は設定枚数の硬貨Cが計数された場合には、異常硬貨ま
たは計数以後の硬貨を光学センサ27で検知した時点か
ら所定時間経過後のタイミングでストッパ手段24を回
動させて、該硬貨Cの該ストッパ手段24より下流側へ
の移動を規制するとともに、搬送駆動系33を停止させ
るようになっている。
【0029】以上に述べた本実施例の硬貨処理機によれ
ば、磁気センサ28から出力された硬貨Cの材質に応じ
た材質検知レベル信号の最大値VPを、予め定められた
基準値レベルデータと比較することにより材質の正常・
異常を判別し、材質異常硬貨でないことの判別が不確定
の場合すなわち該材質検知レベル信号Vの最大値VP
基準値レベルデータの領域には入っているものの領域外
に近いレベルにある場合には、後流側の光学センサ27
により検出された位置において再度磁気センサ28で検
出される材質検知レベル信号Vのレベル値Vtを、予め
定められた確認レベルデータと比較して、該材質検知レ
ベル信号Vのレベル値Vtが確認レベルデータの領域内
に入っている場合には、材質が正常であると判定する。
【0030】このように、材質検知レベル信号Vの最大
値VPによる材質の正常・異常が不確定の場合は、その
他二カ所目のデータを予め定められたデータと比較して
判定することになるため、より高精度で硬貨判別を行な
うことができる。
【0031】なお、本実施例においては、材質検知レベ
ル信号Vのピーク値VPが基準データの領域内に入って
いるものの領域外に近い場合に、材質の正常・異常が不
確定として二カ所目のデータを予め定められたデータと
比較して判定することになるが、これに限定されること
なく、例えば、常に、二カ所のデータをそれぞれ予め定
められたデータと比較することも勿論可能である。
【0032】加えて、制御手段30は、金種設定手段3
4により設定された金種に応じた基準値レベルデータと
確認レベルデータとをROM31から読み出し、判別を
行うことになるため、複数の金種に対応した判別を一つ
の装置で行うことができ、しかも金種が変わる毎に基準
値を入力しなおす必要がなくなる。したがって、金種変
更に即座に対応することができる。
【0033】さらに、制御手段30は、通路幅調整手段
17により、硬貨通路10,20を、金種設定手段34
で設定された金種に応じた通路幅となるよう設定するこ
とになるため、硬貨通路10,20は、金種変更時に金
種設定手段34による設定に応じて自動的に金種に応じ
た通路幅になる。したがって、金種変更にさらに即座に
対応することができる。
【0034】また、ストッパ手段24が、制御手段30
により異材種硬貨の混入が確認された際に硬貨Cの搬送
を停止させることになるため、異材種硬貨の混入時には
自動的に硬貨Cの搬送が停止される。したがって、異材
種硬貨がさらに下流側に搬送されてしまうことがないた
め、該硬貨を即座に取り除くことができる。しかも、光
学センサ27は、汚損検知時あるいは設定枚数計数時に
ストッパ手段24の作動タイミングをとるタイミングセ
ンサを兼ねているため、センサの数を減らすことができ
る。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の硬貨処理機によれば、検出手段から出力された硬
貨の材質に応じた材質検知レベル信号を予め定められた
基準値レベルデータと比較することにより異種硬貨の硬
貨の混入の有無を判別し、加えて、検出手段より硬貨搬
送方向における下流側に設けられた硬貨検知センサより
硬貨が検出された際の検出手段からの材質検知レベル信
号と予め定められた確認レベルデータとを比較手段によ
り比較することになるため、二カ所のデータを予め定め
られたデータと比較することになる。したがって、より
高精度で硬貨判別を行なうことができる。
【0036】本発明の請求項2記載の硬貨処理機によれ
ば、金種設定手段により設定された金種に応じた基準値
レベルデータと確認レベルデータとを記憶手段から読み
出し、判別を行うことになるため、複数の金種に対応し
た判別を一つの装置で行うことができ、しかも金種が変
わる毎に基準値を入力しなおす必要がなくなる。したが
って、金種変更に即座に対応することができる。
【0037】本発明の請求項3記載の硬貨処理機によれ
ば、通路幅調整手段が、硬貨通路を、金種設定手段によ
り設定された金種に応じた通路幅となるよう設定するこ
とになるため、通路は、金種変更時に金種設定手段によ
る設定に応じて自動的に金種に応じた通路幅になる。し
たがって、金種変更に即座に対応することができる。
【0038】本発明の請求項4記載の硬貨処理機によれ
ば、ストッパ手段が、比較手段により異種硬貨の混入が
確認された際に硬貨の搬送を停止させることになるた
め、異種硬貨の混入時には自動的に硬貨の搬送が停止さ
れる。したがって、材質異常の硬貨がさらに下流側に搬
送されてしまうことがないため、材質異常の硬貨を即座
に取り除くことができる。しかも、硬貨検知センサは、
硬貨を検知して前記ストッパ手段の作動タイミングをと
るタイミングセンサを兼ねているため、センサの数を減
らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による硬貨処理機の異種硬貨
判別カ所の付近を示す部分平面図である。
【図2】本発明の一実施例による硬貨処理機の制御系の
要部を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例による硬貨処理機の制御手段
による材質検知の制御内容を示すフローチャートであ
る。
【図4】本発明の一実施例による硬貨処理機の磁気セン
サの信号等を示す線図であって、(a)は磁気センサか
ら出力される材質検知レベル信号、(b)は光学センサ
による硬貨検知信号をそれぞれ示すものである。
【符号の説明】
10,20 硬貨通路 17 通路幅調整手段 24 ストッパ手段 27 光学センサ(硬貨検知センサ) 28 磁気センサ(検出手段) 30 制御手段 31 ROM(記憶手段) 34 金種設定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−180091(JP,A) 特公 昭47−18287(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G07D 5/08 103

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬貨の材質に応じた材質検知レベル信号
    を出力する検出手段と、 検出手段より硬貨搬送方向に
    おける下流側に設けられた、硬貨を検出する硬貨検知セ
    ンサと、 該硬貨検知センサにより硬貨が検出された際の前記検出
    手段からの材質検知レベル信号と予め定められた確認レ
    ベルデータとを比較する比較手段とを有し、 前記検出手段から出力された硬貨の材質に応じた材質検
    知レベル信号を予め定められた基準値レベルデータと比
    較することにより異種硬貨の混入の有無を判別し、加え
    て、前記硬貨検知センサにより硬貨が検出された際の前
    記検出手段からの材質検知レベル信号と予め定められた
    確認レベルデータとを前記比較手段により比較すること
    を特徴とする硬貨処理機。
  2. 【請求項2】 硬貨の金種を設定する金種設定手段と、 金種に応じた前記基準値レベルデータと確認レベルデー
    タとを記憶する記憶手段とを有し、 前記比較手段は、前記金種設定手段により設定された金
    種に応じた基準値レベルデータと確認レベルデータとを
    前記記憶手段から読み出し、判別を行うことを特徴とす
    る請求項1記載の硬貨処理機。
  3. 【請求項3】 硬貨をその外周部を案内して通過させる
    硬貨通路を形成するとともに、その通路幅を、前記金種
    設定手段により設定された金種に応じた幅に設定する通
    路幅調整手段を有することを特徴とする請求項2記載の
    硬貨処理機。
  4. 【請求項4】 前記比較手段により異種硬貨の混入が確
    認された際に硬貨の搬送を停止させるストッパ手段を有
    しており、前記硬貨検知センサは、硬貨を検知して前記
    ストッパ手段の作動タイミングをとるタイミングセンサ
    を兼ねていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    か1項記載の硬貨処理機。
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