JP2944831B2 - 中空押出品及びその製造方法 - Google Patents

中空押出品及びその製造方法

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JP2944831B2
JP2944831B2 JP4225086A JP22508692A JP2944831B2 JP 2944831 B2 JP2944831 B2 JP 2944831B2 JP 4225086 A JP4225086 A JP 4225086A JP 22508692 A JP22508692 A JP 22508692A JP 2944831 B2 JP2944831 B2 JP 2944831B2
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幸彦 矢田
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Tokai Kogyo Co Ltd
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、押出により成形された
長尺状部材の内部に中空部を備えた中空押出品及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、長尺状部材からなる押出品が種
々の分野で採用されている。例えば、自動車の車体パネ
ルの窓開口部に取り付けられたウインドガラスの周縁部
には、長尺状のウインドモールディングが装着されてい
る。具体的には、ウインドガラスの周縁と車体パネルの
窓開口部の開口縁との間に、連続長尺状の隙間が形成さ
れており、この隙間内にウインドモールディングの脚部
が介挿されるとともに、前記隙間を車外側から覆うよう
に脚部の車外側端に装飾部が連設されている。またドア
外板のウエストラインあるいはサッシ部に相応する端縁
部分には、ドアモールディングあるいはウエザーストリ
ップが取り付けられ、さらにバンパー部の外壁面上に
は、バンパーモールディングが取り付けられている。
【0003】このような長尺状部材からなる各種押出品
において、軽量化あるいは資源節約等の目的から、長尺
状部材の内部に中空部を設けることが従来から提案され
ている。例えば、特開昭59−6114号公報、実開昭
62−163413号公報あるいは特開昭63−172
632号公報等の如くである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのように軽
量化等のために中空部を設けてなる従来の中空押出品で
は、押出品自体の剛性すなわち姿勢保持性が弱められる
こととなり、中空押出品を装着した場合の位置ずれ、あ
るいは変形を生じ易いという問題がある。例えばウイン
ドモールディングの場合には、車体パネルの窓開口部に
対するガラス幅方向での装着位置ずれや、コーナー湾曲
部において潰れ変形(引け)を生じ易い。モールディン
グに装着ずれや変形が生じると、中空部が外部に飛出し
てしまったり、モールディングの見掛け幅が異なって見
えたりする等の不具合を招来するとともに、中空部への
負荷が予想困難になる。
【0005】このような問題を解消するため、例えば特
開平3−169762号公報あるいは実公昭64−46
22号公報に記載されたウエザーストリップでは、中空
部の内部に補強用のスペーサを嵌挿することが行われて
いる。しかしながら弾性状をなす中空部の内部所定位置
に、スペーサを正確かつ効率的に嵌挿することには困難
を伴う。また特開昭62−143715号公報あるいは
実開昭57−139423号公報では、対象物の姿勢を
保持するためのスタビライザを設けることが提案されて
いるが、本来は不要なものであり、部品点数増大の原因
となっている。
【0006】そこで本発明は、スペーサやスタビライザ
等の他の部材を用いることなく、中空押出品の単独で良
好な装着状態を得ることができるようにした中空押出品
及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【発明を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明にかかる中空押出品は、押出により成形された長
尺状部材からなり、長手方向に延在する中空部と、この
中空部の側部に配置された固定部と、を有してなる中空
押出品において、上記中空部を画成する壁部は、長手方
向に直交する横断面の外表面形状長手方向に略同一の
外郭形状とする形状を有しているとともに、この中空部
における前記固定部に対面する側の壁部を長手方向に略
一定の肉厚とした一定肉厚部を全長にわたって配置し、
かつ当該中空部における前記固定部側の壁部を中空内部
側に膨出させてなる膨肉部を、長手方向の一部に配置し
てなる構成を有している。さらに、本願発明にかかる中
空押出品は、押出により成形された長尺状部材からな
り、長手方向に延在する中空部を有してなる中空押出品
において、上記中空部を画成する壁部は、長手方向に直
交する横断面の外表面形状を長手方向に略同一の外郭形
状とする形状を有しているとともに、この中空部におけ
る壁部を中空内部側に膨出させてなる膨肉部を、長手方
向の一部に配置したものであって、上記膨出部は、前記
中空部を中実状とする形状を備えている。
【0008】また本発明にかかる中空押出品の製造方法
は、長手方向に延在する中空部を有してなる長尺状部材
を、押出成形装置のダイに設けられた押出成形口を通し
て押出成形するようにした中空押出品の製造方法におい
て、前記中空部を形成する壁部とその他の部位とを、上
記ダイの互いに離間した位置に形成された押出成形口を
通して別体に押出成形した後、これら中空部の壁部とそ
の他の部位とを一体に接合するものであって、上記中空
部の壁部を成形する押出成形口の開口形状を一定に維持
しつつ押出成形を行うことによって、中空部の横断面に
おける外表面形状を、全長にわたってほぼ同一の外郭形
状に成形するとともに、上記その他の部位を成形する押
出成形口に、前記中空部の中空内部側に向かって伸びる
膨肉成形口を拡張形成しておき、この膨肉成形口の一部
を、他のダイによって遮蔽しつつ押出成形することによ
り、上記中空部の内壁を中空内部側に膨出させて中実部
を形成してなり、上記膨肉成形口を遮蔽する他のダイ
を、所定のタイミングで往復移動させることによって、
当該他のダイによる遮蔽量を変化させ、長手方向複数部
位に上記膨肉部を配置形成するようにした構成を有して
いる。
【0009】
【作用】このような構成を有する各手段においては、中
空部の必要部位が、当該中空部と一体に設けられた膨肉
部によって補強され、必要な剛性すなわち姿勢保持性を
有するモールディングが、一連・一体に押出成形される
ようになっている。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1ないし図8に示された実施例は、バン
パーモールディングに本発明を適用したものである。バ
ンパーモールディング1は、ゴム、合成樹脂等を一体連
続的に押出成形してなるものであり、図1に示されてい
るように、自動車のバンパー2の前面部及び側面部に、
ほぼ直線状をなすようにしてそれぞれ装着される一般部
としてのフロントモールディング1A及びサイドモール
ディング1Cと、バンパー2のコーナー面部に対して曲
線状をなすように装着される湾曲部としてのコーナーモ
ールディング1Bとを有している。
【0011】このバンパーモールディング1は、車外側
に露出される中空部としての装飾部11と、この装飾部
11から突出してバンパー2側に嵌着固定される固定部
としての脚部12とを備えている。上記装飾部11は、
横断面略D字形状の中空体から構成されており、略弓型
状の中空内部空間13を有している。そしてこの中空内
部空間13を画成している4つの壁部のうち、バンパー
寄りの基部側部分には、薄板状の金属芯材箔14が埋設
されている。また上記装飾部11は、長手方向に直交す
る横断面の外表面形状が、全長にわたって略同一の外郭
形状を有しているとともに、上記中空内部空間13を形
成している壁部のバンパー寄りの基部側部分を、中空内
部空間13側に膨出させてなる膨肉部15が、コーナー
モールディング1Bの相当部位に配置されている。すな
わち上記膨肉部15は、中空内部空間13を形成してい
る壁部の内周側から外周側に向かって膨出されるように
形成されており、その膨出量つまり肉厚は、長手方向に
向かって徐々に増大されて中実状になされた後に、再び
減少している。このとき図6に示されているように膨肉
部15の肉厚増減途中の部位においては、肉厚が膨出さ
れている分だけ、中空内部空間13が狭小化されてい
る。
【0012】一方上記脚部12は、モールディングの長
手方向複数個所に設けられており、前記装飾部11から
二又状をなすように突出されている。そしてその突出先
端部分は、バンパー2側に係止される矢先形状になされ
ている。このような脚部12を成形するにあたっては、
まず図8のように、モールディングの全長にわたって横
断面略一定の形状で装飾部11と同時に押出成形され、
その後、脚部12の不要な部分が所定の切除工程によっ
て除去される。これにより図3に表わされているような
モールディングが成形され、脚部12の複数体が、モー
ルディングの長手方向に点在される形態になされる。
【0013】このように上記実施例におけるバンパーモ
ールディング1の装飾部11は、長手方向に直交する横
断面の外表面形状が、全長にわたって略同一の外郭形状
を有しているとともに、必要部位すなわちコーナーモー
ルディング1Bにおける装飾部11が、中空内部空間1
3の内部に設けられた膨肉部15によって補強され、必
要な剛性すなわち姿勢保持性が得られる。したがって装
着した場合における位置ずれや、コーナー湾曲に伴う潰
れ変形等が防止されるようになっている。
【0014】このようなバンパーモールディング1の押
出用金型装置を次に説明する。図10、図11及び図1
2に示されているように、押出用金型装置は、モールデ
ィングの押出方向(紙面垂直方向)に並設された第1の
ダイ21と、第2のダイ22とを有している。上記第1
のダイ21は固定状態に設置されており、上記装飾部1
1の外側に相当する3壁部を成形する略C型状の押出成
形口211と、装飾部11の基部側に相当する壁部及び
脚部12を成形するための押出成形口212とを有して
いる。これらの押出成形口211と押出成形口212と
は、互いに離間した位置に配置されており、装飾部11
と脚部12とが、上記各押出成形口211,212を通
して別体に押出成形されるようになっている。
【0015】さらに上記押出成形口212には、装飾部
11の基部側に相当する壁部から突出する膨肉部15に
相当する膨肉成形口213が拡張形成されている。そし
てこの膨肉成形口213は、前記第2のダイ22によっ
て遮蔽されるように構成されている。第2のダイ22
は、第1のダイ21の前面部に、一対のガイド221,
221によって上下方向に移動可能に支持されており、
当該第2のダイ22の図示下縁222によって、上記膨
肉成形口213が、先端側から遮蔽されるようになって
いる。さらにこの第2のダイ22には、駆動系223が
接続されており、この駆動系223からの駆動力によっ
て、図10に示された全開位置と、図11に示された全
閉位置との間で往復移動されるように構成されている。
【0016】また上記第2のダイ22のほぼ中央部分に
は、前記押出成形口211を常時露出させる矩形状の開
口部224が貫通形成されているとともに、膨肉成形口
213を遮蔽することによって排除された押出樹脂材を
還流させるための開口225が設けられている。
【0017】このような押出用金型装置の押出側前方部
分には、当該押出用金型装置を通して別体に押出成形さ
れる上記装飾部11と脚部12とを接合するための成形
ローラ対23,23が配置されている。すなわちこの成
形ローラ対23,23どうしの間部分に、別体で押出成
形された装飾部11と脚部12とが挟み込まれることに
よって、両部材11,12が一体部材に接合されるよう
に構成されている。
【0018】このような構成を有するダイによってバン
パーモールディング1のフロントモールディング1A及
びサイドモールディング1Cの押出成形を行うには、ま
ず上記第1のダイ21に設けられた膨肉成形口213を
遮蔽する第2のダイ22が、図11に示されているよう
に、膨肉成形口213を全閉状態とする位置セットされ
る。これにより第1のダイ21の押出成形口211か
ら、装飾部11の外側に相当する3壁部を成形する部材
が、略C型状をなす一定の横断面形状にて押出成形され
るとともに、第1のダイ21の押出成形口212から
は、装飾部11の基部側に相当する壁部及び脚部12が
押出成形される。このとき第2のダイ22は全閉状態に
位置セットされているため、膨肉部15が形成されるこ
とはない。このように別体で押出成形された装飾部11
と脚部12とは、成形ローラ対23,23に送り込まれ
て一体部材に接合され、膨肉部15を有しない横断面形
状のモール体5が成形される。
【0019】上記第2のダイ22は、コーナーモールデ
ィング1B相当の部分で、図11に示された全閉状態か
ら図10に示された全開状態に移動される。これによっ
て装飾部11の基部側に相当する壁部上に、膨肉部15
が上述したように形成される。第2のダイ22が、図1
1と図10との間の途中位置にある場合には、例えば図
13に示されているように、膨肉部15は、やや突出し
た状態に押出成形される。そして上記の場合と同様に、
押出用金型装置を通して別体に押出成形された装飾部1
1と脚部12とが、成形ローラ対23,23に送り込ま
れて一体部材として接合され、図14に示された横断面
形状のモールディングが成形される。このような押出成
形方法によれば、上述したバンパーモールディング1が
一連・一体に成形される。
【0020】次に自動車のフロントウインドモールディ
ングに本発明を適用した例では、まず図1に表わされて
いるように、ルーフパネル31の前端縁と、ピラーパネ
ル32の前端縁とによって形成された前部窓枠開口部の
内周縁部には、フロントウインドガラス33が室外側か
ら固着されている。このフロントウインドガラス33の
周縁と、車体パネル31,32の窓枠開口部の内周縁部
との間には、細長状の間隙が連続的に形成されており、
当該細長状の間隙を覆うようにして長尺状のウインドモ
ールディング35が装着されている。
【0021】上記ウインドモールディング35は、アッ
パーモール部35A、コーナーモール部35C及びサイ
ドモール部35Bを一体・一連に備えており、モールデ
ィングの長手方向に直交する横断面形状が、全長にわた
って一定となるように成形されている。そして上記各部
が、フロントウインドガラス33のアッパー縁からコー
ナー縁を通り両サイド縁にかけて装着されている。この
ような第2実施例における自動車用ウインドモールディ
ング35の形状及び取付構造が、図15ないし図17に
示されている。
【0022】まず車体パネル31,32の前縁部分は、
室内側に向かって窪む段差を有するように階段状に折り
曲げられており、室内側折曲部31a,32aを介して
フランジ部31b,32bが設けられている。このフラ
ンジ部31b,32bの車外側表面上には、前記フロン
トウインドガラス33がダムラバー36を介して一定の
高さに載置されており、当該フロントウインドガラス3
3の上端が、室内側折曲部31a,32aと一定の間隔
をあけて対向配置されている。これらフロントウインド
ガラス33と室内側折曲げ部31a,32aとフランジ
部31b,32bとで画成される空間内には、接着剤3
7が充填されており、この接着剤37によって上記各部
材33,36側と31a,32a,31b,32b側と
が固着されている。
【0023】また上記フロントウインドガラス33と室
内側折曲げ部31a,32aとの間部分には、モール体
を構成する脚部351が介挿されている。この脚部35
1の室内側端縁部(下端縁部)には、鍵型状の突出部材
からなるガラス係合片352が設けられており、このガ
ラス係合片352が、フロントウインドガラス33の端
縁部分に対して、室内側(下側)から嵌合されている。
【0024】さらに上記脚部351における車外側端
(上端側)には、リップ状の装飾部353が連設されて
いる。この装飾部353は、上記脚部351からフロン
ウインドガラス33の上面側に向かって延出されてお
り、フロントウインドガラス33の車外側表面上に当接
してシールを行い、上述した脚部351及びガラス係合
片352とともにフロントウインドガラス33側に嵌合
する固定部を構成している。
【0025】また上記脚部351の外周側壁面には、当
該脚部351の外周側壁面から突出する中空部354が
設けられている。この中空部354の突出端すなわち外
周側端は、車体パネル31,32の室内側折曲げ部31
a,32a面に弾接されており、フロントウインドガラ
ス3の端縁と、室内側折曲げ部31a,32aとの間の
隙間を閉塞している。
【0026】上記中空部354は、長手方向に直交する
横断面における外表面形状が、モールディングの全長に
わたってほぼ同一の外郭形状を有している。またこの中
空部354の長手方向複数個所には、当該中空部354
の内壁を中空内部側に膨出させてなる膨肉部355が設
けられている。この膨肉部355は、例えばコーナー部
相当部位に配置されている。上記膨肉部355は、中空
部354の中空内部空間において、脚部351の外周側
壁面から外周側(図示上側)に向かって膨出されるよう
に形成されており、その膨出量すなわち肉厚は、長手方
向に向かって徐々に増大されて最大になされた後に、再
び減少されている。そしてこの膨肉部355が設けられ
ている分、中空部354の中空内部空間356が狭小化
されている。
【0027】このような構成を有するフロントウインド
モールディング35においては、中空部354の必要部
位、より具体的にはコーナー部が、この中空部354の
内部に設けられた膨肉部355によって補強され、必要
な剛性すなわち姿勢保持性が得られる。したがってウイ
ンドモールディング35を車体パネル側に装着した場合
におけるガラス幅方向での装着位置ずれや、コーナー湾
曲部における潰れ変形が防止されるようになっている。
【0028】上記自動車用ウインドモールディング35
の押出用金型装置及びその押出成形方法は、前述した実
施例と同様であるので説明は省略する。
【0029】なお上記各実施例では、中空部とその他の
部位とを完全に分離して別体に押出成形しているが、こ
れら両者の一部を分離させ、その他の部位を連続した状
態にて押出成形することも可能である。
【0030】本発明は、上述したバンパーモールディン
グやウインドモールディングに限定されるものではな
く、ドアパネルに装着されるドアベルトモールディング
あるいはウエザーストリップ等に対しても同様に適用す
ることができる。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、モールディ
ングの全長にわたって同一の外郭形状を有する中空部の
内部に、当該中空部の内壁を膨出させてなる膨肉部を設
けたものであるから、スペーサやスタビライザ等の他の
部材を用いることなく、コーナー部等の必要部位が、中
空部の内部に設けられた膨肉部によって補強され、必要
な剛性すなわち姿勢保持性が得られ、中空成形品の単独
で良好な装着状態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用してなる自動車の前部を表わした
外観斜視説明図である。
【図2】本発明の第1実施例におけるバンパーモールデ
ィングの取付構造を表わしたコーナー部近傍の断面説明
図である。
【図3】図2に表されたバンパーモールディングの装着
直前の膨肉部形成部分を拡大して表した側面説明図であ
る。
【図4】図3、図8及び図12中のIV−IV線に沿う横断
面図である。
【図5】図3中の V−V 線に沿う横断面図である。
【図6】図3中のVI−VI線に沿う横断面図である。
【図7】図3中の VII−VII 線に沿う横断面図である。
【図8】図2に表されたバンパーモールディングの押出
成形直後の状態を表した側面説明図である。
【図9】図8及び図12中のIX−IX線に沿う横断面図で
ある。
【図10】図2ないし図9に表わされたバンパーモール
ディングの金型成形装置(ダイ)の一例を表わした正面
説明図ある。
【図11】図10に表わされた金型成形装置(ダイ)の
移動状態を表わした横断面図である。
【図12】図10及び図11に表された金型成形装置
(ダイ)によるモールディング押出成形状態を表した側
面図である。
【図13】図12中のXIII−XIII線に沿う横断面図であ
る。
【図14】図8及び図12中の XIV−XIV 線に沿う横断
面図である。
【図15】本発明の他の実施例におけるウインドモール
ディングの取付構造を表わしたコーナー部近傍の断面説
明図である。
【図16】図15中の XVI−XVI 線に沿う横断面図であ
る。
【図17】図15に表されたウインドモールディングの
装着前の膨肉部形成部分を拡大して表したであり、
(a)は側面説明図、(b)は(a)中のXVII−XVII線
に沿う横断面図である。
【符号の説明】
1,35 モールディング 11,354 中空部 15,355 膨肉部 21 第1のダイ 22 第2のダイ 211,212 押出成形口 213 膨肉成形口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−31784(JP,A) 特開 平4−173318(JP,A) 特開 平1−242225(JP,A) 特開 昭57−14026(JP,A) 特開 平2−258330(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 47/00 - 47/96

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出により成形された長尺状部材からな
    り、長手方向に延在する中空部と、この中空部の側部に
    配置された固定部と、を有してなる中空押出品におい
    て、 上記中空部を画成する壁部は、長手方向に直交する横断
    面の外表面形状長手方向に略同一の外郭形状とする形
    を有しているとともに、 この中空部における前記固定部に対面する側の壁部を長
    手方向に略一定の肉厚とした一定肉厚部を全長にわたっ
    て配置し、かつ当該中空部における前記固定部側の壁部
    を中空内部側に膨出させてなる膨肉部を、長手方向の一
    部に配置してなることを特徴とする中空押出品。
  2. 【請求項2】 押出により成形された長尺状部材からな
    り、長手方向に延在する中空部を有してなる中空押出品
    において、 上記中空部を画成する壁部は、長手方向に直交する横断
    面の外表面形状を長手方向に略同一の外郭形状とする形
    状を有しているとともに、 この中空部における壁部を中空内部側に膨出させてなる
    膨肉部を、長手方向の一部に配置したものであって、 上記 膨出部は、前記中空部を中実状とする形状を備えて
    ることを特徴とする中空押出品。
  3. 【請求項3】 長手方向に延在する中空部を有してなる
    長尺状部材を、押出成形装置のダイに設けられた押出成
    形口を通して押出成形するようにした中空押出品の製造
    方法において、 前記中空部を形成する壁部とその他の部位とを、少なく
    とも一部が離間した状態にて押出成形した後、これら中
    空部の壁部とその他の部位とを一体に接合するものであ
    って、 上記中空部の壁部を押出成形口の開口形状を一定に維持
    しつつ押出成形を行うことによって、中空部の横断面に
    おける外表面形状を、全長にわたってほぼ同一の外郭形
    状に成形するとともに、 前記中空部の中空内部側に向かって伸びる膨肉成形口の
    一部を、他のダイによって遮蔽しつつ押出成形すること
    により、上記中空部の内壁を中空内部側に膨出させて膨
    肉部を形成してなり、 上記膨肉成形口を遮蔽する他のダイを、所定のタイミン
    グで往復移動させることによって、当該他のダイによる
    遮蔽量を変化させ、上記膨出部を形成するようにしたこ
    とを特徴とする中空押品の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の中空押出品の製造方法に
    おいて、 膨肉部を膨出成形する際には、他のダイによる遮蔽量を
    最小とする事によって、前記中空部を中実状に成形する
    ようにしたことを特徴とする中空押品の製造方法。
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