JP2944487B2 - 樹脂製オイルリザーバータンク - Google Patents

樹脂製オイルリザーバータンク

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JP2944487B2
JP2944487B2 JP7286248A JP28624895A JP2944487B2 JP 2944487 B2 JP2944487 B2 JP 2944487B2 JP 7286248 A JP7286248 A JP 7286248A JP 28624895 A JP28624895 A JP 28624895A JP 2944487 B2 JP2944487 B2 JP 2944487B2
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元則 谷口
隆宏 小島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のパワーステ
アリング用オイルリザーバータンクに関する。詳しくは
型式の異なる複数の車種に対して汎用性の有るオイルリ
ザーバータンクに関する。
【0002】現在、自動車のパワーステアリングには、
その動力として制御性,応答性にすぐれる油圧式が用い
られている。一般に油圧式パワーステアリング装置は図
5の油圧回路図及び図6の装着図に示すように、コント
ロールバルブ2とパワーシリンダ3と付属機器から構成
されている。付属機器としてはオイルポンプ5、流量調
節バルブ6、圧力調整バルブ7、オイルリザーバタンク
8等がある。
【0003】また、油圧式のパワーステアリング装置に
は、リンケージ形、インテグラル形、セミインテグラル
形等の種々の形式があるが、何れもパワーシリンダーを
駆動するためのオイルを蓄えておくオイルリザーバータ
ンクが必要である。本発明はこのオイルリザーバータン
クに関するものである。
【0004】
【従来の技術】図7及び図8は従来の油圧式パワーステ
アリング装置用の樹脂製オイルリザーバータンクを示す
図であり、図7は分解斜視図、図8は断面図である。こ
れは、タンクの上部を構成するカバー10と、流入する
オイルの勢いを削ぐための整流板11aを有するバッフ
ラー11と、オイルの中のごみを取り除くためのストレ
ーナー12と、タンクの下部を構成するリザーバー13
とよりなる。そして該リザーバー13にはリターンパイ
プ(オイル流入用パイプ)14が設けられると共に取付
け用ブラケット15とオイル還流用のブッシュ16とが
インサートされている。
【0005】このオイルリザーバータンクの組立ては、
図8(a)(b)の如くリザーバー13の段付部17の
内側にストレーナー12とバッフラー11を載せ、その
周辺を超音波溶接法で溶着し、次いでリザーバー13の
上部のフランジ部13aにカバー10のフランジ部10
aを重ね合わせてバイブレーション溶着法により溶着し
ている。そして、車両に搭載するときは、P/Sポンプ
17にブッシュ16を挿入するとともに、ブラケット1
5を該P/Sポンプ17にねじ止めしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のオイルリザ
ーバータンクでは、他の車両への搭載を考えた場合、リ
ターンパイプ14の方向を変えなければならない場合が
多い。この場合リターンバイプ14は取付け用ブラケッ
ト15に対し位置が固定されているため、リターンバイ
プ14の方向をかえる要求を満たすためには、リザーバ
ー13の金型を作りかえなければならないという問題が
ある。
【0007】本発明は上記従来の問題点に鑑み、金型を
変更せずにリターンバイプ14の方向を容易に変更する
ことができるオイルリザーバータンクを実現しようとす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の樹脂製オイルリ
ザーバータンクにおいては、底付円筒状で周壁内側の中
間に段付部29を有するリザーバー13と、前記段付部
29に固定されるバッフラー11及びストレーナー12
と、前記リザーバー13の上部開口を蓋するカバー10
とよりなる樹脂製のオイルリザーバータンクにおいて、
前記カバー10にリターンパイプ14を設けると共に
該リターンパイプ14の出口に該リターンパイプ14
ら流入する油の方向を変えて勢いを削ぎカバー内部に流
入させる整流板22を該カバー10と一体に設けたこと
を特徴とする。
【0009】また、それに加えて、前記バッフラー11
を除去したことを特徴とす。また、前記リターンパイ
プ14をカバー10とは別体とし、且つエルボウ形に形
成し、カバー10に溶着してなることを特徴とする。
【0010】このような構成を採ることにより、組立て
に際してカバー10をリザーバー13に対して回転さ
せ、オイル流入用バイプ14を所要の方向に向けた状態
で組み立てることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明の第1の実
施の形態の樹脂製のオイルリザーバータンクを示す図
で、図1は分解斜視図、図2(a)は半断面図、図2
(b)は図2(a)のb−b線における断面図である。
本実施の形態は、図1に示すようにタンクの上部を構成
するカバー10と、バッフラー11と、オイルの中のご
みを取り除くためのストレーナー12と、タンクの下部
を構成し且つ取付け用ブラケット15を有するリザーバ
ー13とよりなる。
【0012】そして、カバー10は図2の如く、上部を
孔あき板で塞がれた円筒状をなし、下部に凹凸条20を
有するフランジ部21が設けられている。また、円筒部
の側面にはリターンパイプ(オイル流入用バイプ)14
と、整流板22が設けられている。なお、該整流板22
はリターンパイプ14から流入するオイルの勢いを削ぐ
ようにオイルを左右に2分してカバー10内に流入でき
るように断面T字形(図2b参照)に形成されている。
なお整流板22の高さはカバーの略半分であり、その上
部の壁は段差部23を形成してその上方の壁は本来の壁
より凹ませている。
【0013】バッフラー11は、リング状をなし、複数
個所(図は4箇所)にオイルストレーナーをかしめ固定
する突起24が形成されている。なお本バッフラー11
は、図7に示した従来例の如き整流板は有していない。
また、ストレーナー12は金網で形成され、周辺の複数
個所(図は4箇所)に結合用の孔25が穿設されてい
る。
【0014】また、リザーバー13は底付き円筒状をな
し、高さのほぼ中間にリング状の凹凸条28が形成され
た段付部29が形成され、上端にはリング状の凹凸条3
0が形成されたフランジ部31が形成されている。ま
た、底部には取付け用のブラケット15及びオイル還流
用のブッシュ32がインサートされて設けられている。
【0015】このように構成された各部材は図2に示す
ように、ストレーナー12の孔25にバッフラー11の
突起24を挿入してかしめ固定し、このバフラー11及
びストレーナー12をリザーバー13の段付部29の上
に載置したのちその周辺を超音波溶接法で溶着し、次い
でリザーバー13のフランジ部31の上にカバー10の
フランジ部21を重ね合わせてバイブレーション溶着法
により接合して組立てられる。
【0016】このように組立てられる本実施の形態は、
組立時にカバー10を回転させてリターンパイプ14の
位置をリザーバー取付け用ブラケット15に対して所要
の角度に調整してからフランジ21,31同士を溶着す
ることができる。これにより汎用性が得られる。
【0017】なお、従来構造ではリザーバー13のリタ
ーンパイプ14の位置を変更する場合、リザーバー13
を作りかえ、更にバッフラー11の整流板の位置もリタ
ーンパイプ14にあわせる必要があり、バッフラー11
のリザーバー13への取付け角度も変更しなければなら
ない。本実施の形態ではカバー10にリターンパイプ1
4及び整流板22が一体形成されているためリザーバー
13への組付け角度をかえるだけで良い。
【0018】図3は本発明の第2の実施の形態を示す図
で、(a)は分解斜視図、(b)及び(c)はストレー
ナーの固定方法を説明する図である。本実施の形態は、
従来、バッフラー11は整流板の形成とストレーナー1
2の固定の役割があったが、本発明ではストレーナー1
2の固定のみでよいので、前実施の形態のバッフラー1
1を削除し、ストレーナー12を単独でリザーバー13
に溶着固定したものである。
【0019】なお、ストレーナー12の固定は(b)図
のように、リザーバー13の段付き部に設けた突起33
をストレーナー12に設けた孔34を挿入してさらに、
(c)図の如くリザーバー13の段付き部に設けた凸条
35にストレーナー12を溶着する。
【0020】このように構成された本第2の実施の形態
は図7,8に示した従来例に比して部品点数が1点減る
ためと、組立てが簡単になり、従来に比してコストダウ
ンとなる。
【0021】図4は本発明の第3の実施の形態を示す斜
視図である。本実施の形態はカバー10に設けたリター
ンパイプ14をエルボウ形とし、且つカバー本体とは別
部品として形成し、溶着によりカバー本体に結合するよ
うにしたものであり、その他の構成は第1又は第2の実
施の形態と同様である。
【0022】このように構成された本実施の形態はカバ
ー10のリザーバー13への組付け角度の変更とリター
ンパイプ14の取付け角度の変更とにより、リターンパ
イプ14の水平方向及び垂直方向の位置調整ができ、よ
り多くの搭載条件に対応可能である。
【0023】
【発明の効果】本発明に依れば、従来リザーバーに設け
られていたリターンパイブをカバーに移し変えたことに
より、組み立て時のカバーの組付け方向を所要の方向に
向けることができ、汎用性のあるオイルリザーバータン
クが得られる。また整流板をカバーに移しかえたことに
よりバッフラーを削除することができ、部品点数及び組
立工数の削減によりコストダウンに寄与することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す分解斜視図で
ある。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す図で、(a)
は半断面図、(b)は一部断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す分解斜視図で
ある。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示す組立断面図で
ある。
【図5】従来の油圧式パワーステアリング装置の油圧回
路図である。
【図6】従来の油圧式パワーステアリング装置の1例の
装着図である。
【図7】従来のパワーステアリング用樹脂製オイルリザ
ーバータンクを示す図分解斜視図である。
【図8】従来のパワーステアリング用樹脂製オイルリザ
ーバータンクを示す半断面図である。
【符号の説明】
10…カバー 11…バッフラー 12…ストレーナー 13…リザーバー 14…リターンパイプ 15…取付け用ブラケット 20,28,30…凹凸条 21,31…フランジ部 22…整流板 23…段差部 24,33…突起 25,34…孔 29…リザーバーの段付部 32…ブッシュ 35…凸条
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 5/07

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底付円筒状で周壁内側の中間に段付部
    (29)を有するリザーバー(13)と、前記段付部
    (29)に固定されるバッフラー(11)及びストレー
    ナー(12)と、前記リザーバー(13)の上部開口を
    蓋するカバー(10)とよりなる樹脂製のオイルリザー
    バータンクにおいて、 前記カバー(10)にリターンパイプ(14)を設ける
    と共に、該リターンパイプ(14)の出口に該リターン
    パイプ(14)から流入する油の方向を変えて勢いを削
    ぎカバー内部に流入させる整流板(22)を該カバー
    (10)と一体に設けたことを特徴とする樹脂製オイル
    リザーバータンク。
  2. 【請求項2】 前記バッフラー(11)を除去したこと
    を特徴とする請求項1の樹脂製オイルリザーバータン
    ク。
  3. 【請求項3】 前記リターンパイプ(14)をカバー
    (10)とは別体とし、且つエルボウ形に形成し、カバ
    ー(10)に溶着してなることを特徴とする請求項1又
    は2の樹脂製オイルリザーバータンク。
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