JPH0646486Y2 - ストレーナ - Google Patents

ストレーナ

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JPH0646486Y2
JPH0646486Y2 JP1988160177U JP16017788U JPH0646486Y2 JP H0646486 Y2 JPH0646486 Y2 JP H0646486Y2 JP 1988160177 U JP1988160177 U JP 1988160177U JP 16017788 U JP16017788 U JP 16017788U JP H0646486 Y2 JPH0646486 Y2 JP H0646486Y2
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JP
Japan
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JP1988160177U
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博道 中山
康二 渡辺
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Nifco Inc
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Nifco Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車の変速機等に用いられるストレーナに関
する。
〔従来の技術〕
自動車の変速機では、オイルパン内のオイルをストレー
ナを通してオイルポンプで吸い上げ、ストレーナによっ
てオイル内の不純物を除去できるようになっている。
第6図には、この種のストレーナの従来構造が示されて
いる(特公昭59-38005号)。このストレーナでは、ボデ
ー内方にオイル内の不純物を除去するためのろ過材が設
置され、この設置のためにボデーが金属製のロアボデー
10と金属製のアツパボデー12とで構成されている。この
ロアボデー10、アツパボデー12はカシメにより互いに結
合されている。
ところが、このような結合構造では、ロアボデー10とア
ツパボデー12との間に隙間が生ずることは避けられず、
この隙間からオイルが不純物とともに混入しないように
ロアボデー10とアツパボデー12との間をシールする必要
がある。このため、ロアボデー10とアツパボデー12との
結合工程とは別工程でロアボデーとアツパボデー12との
間をシールー剤接着剤などでシールしなければならず、
組付作業性が悪いという問題があった。
また、この種の従来のストレーナにあっては、ろ過材が
ロアボデーとアツパボデーとの間にフラツトな状態で配
置され、所定のろ過面積を得るためにロアボデー及びア
ツパボデーが大型になっていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は上記事実を考慮し、組付の簡単なストレーナを
得ること、またボデーの小型なストレーナを得ることが
目的である。
〔課題を解決するための手段〕
請求項(1)に係るストレーナは、上壁の外周縁に側壁
が立設され箱型とされたアッパボデーと底壁の外周縁に
側壁が立設された箱型とされたロアボデーとにおいて、
それぞれ側壁の頂面を重ね合わせアッパボデーとロアボ
デーが構成する内部空間にろ過材を配置したストレーナ
であって、前記アッパボデーの上壁から側壁へ、さらに
前記ロアボデーの側壁から底壁に渡る幅のホルダカバー
を、アッパボデーとロアボデーの重ね合わせ部分の全周
に渡って成形したことを特徴としている。
請求項(2)に記載のストレーナは、前記アッパボデー
の側壁の頂面及び前記ロアボデーの側壁の頂面のどちら
か一方に山形溝を形成し、他方へこの山形溝と嵌合する
山形突起を形成し、前記山形溝と前記山形突起との間に
山形に連続して屈曲されたろ過材の周縁部を挟持させた
ことを特徴としている。
〔作用〕
請求項(1)のストレーナでは、アッパボデーとロアボ
デーとの重ね合わせ部分の全周に渡ってホルダカバーが
成形される。これによって、アッパボデーとロアボデー
の結合とシールが同時に行われ、組付作業性がよくな
る。また、ホルダカバーの幅をアッパボデーの上壁から
側壁へ、さらにロアボデーの側壁から底壁に渡る大きさ
とすることで、結合力が大きくなり、ストレーナが自動
車の振動等によって変形しても、ホルダカバーが剥離し
くくくなっている。
また、請求項(2)のストレーナでは、アッパボデーと
ロアボデーが形成する内部空間へ配設されるろ過材が、
山形に連続して屈曲されているので、フラットなろ過材
と比較してろ過面積が広くなる。このため、ろ過機能が
向上し、また、ストレーナの小型化を図ることもできい
る。
なお、ろ化材は、組付け当初より山形に加工しておく必
要はなく、フラットなろ過材の周縁部を山形溝と山形突
起との間におき、ロアボデーとアッパボデーとを重ね合
わせて挟持することで、ろ過材を必然的に山形に屈曲さ
せることもできる。
〔実施例〕
第1図から第4図には、本考案が適用されたオイルスト
レーナ20が示されている。
オイルストレーナ20は自動車の変速機用として用いら
れ、第4図に示される如くオイルパン22の油部に配置さ
れるようになっている。オイルストレーナ20にはチユー
ブ23を介してオイルポンプ24が接続され、オイルポンプ
24によってオイルパン22内から吸い上げられるオイルを
ろ過するようになっている。
このオイルストレーナ20は第3図に示される如くボデー
がロアボデー26とアツパボデー28とに二分割され、ロア
ボデー26とアツパボデー28との間にろ過材であるメツシ
ユ30が配置されてメツシユ30によってオイルポンプ24で
吸い上げられるオイル内の不純物を除去できるようにな
っている。
ロアボデー26は合成樹脂製で、底壁26Aの周囲全域に亘
って側壁26Bを有する箱状に形成されている。このロア
ボデー26には、底壁26Aの略中央部にオイル流入孔32が
形成され、このオイル流入孔32からオイルが流入される
ようになっている。また、ロアボデー26には底壁26Aの
周縁部4箇所に円筒状のボス34が一体に突出形成され、
このボス34はロアボデー26とアツパボデー28との仮組用
として用いられるようになっている。
アツパボデー28は合成樹脂製で、上壁28Aの周囲全域に
亘って側壁28Bを有する箱状に形成されている。このア
ツパボデー28の外周には上面に円筒状の筒部36が一体に
形成され、この筒部36にチユーブ23が接続されて筒部36
の中空部からオイルが流出されるようになっている。こ
のアツパボデー28の内周には、周縁部4箇所にロアボデ
ー26のボス34に嵌合する突起38が形成されており、突起
38をボス34に嵌合すればロアボデー26とアツパボデー28
とを仮組みできるようになっている。
メツシユ30は周縁部が全域に亘ってロアボデー26とアツ
パボデー28との間に接続されている。このメツシユ30に
は周縁部4箇所にアツパボデー28の突起38が貫通する貫
通孔40が形成され、貫通孔40に突起38が貫通されてロア
ボデー26、アツパボデー28とともに仮組みできるように
なっている。
このメツシユ30はステンレススチール等の金属製で、あ
らかじめ波形に屈曲した状態で成形され、その成形状態
のままロアボデー26とアツパボデー28との間に挟持され
ている。詳しく説明すると、ロアボデー26の側壁26Bに
三角形状の山形溝26Cが周方向に連続して多数形成され
ているとともにアツパボデー28の側壁28Bに山形溝26Cと
嵌合する三角形状の山形突起28Cが周方向に連続して多
数形成され、これらの山形溝26Cと山形突起28Cとの間に
メツシユ30の周縁部が挟持されてメツシユ30が波形状の
成形状態のままロアボデー26とアツパボデー28との間に
挟持されている。
一方、ポデーの外側には第1図に示される如く環状に合
成樹脂製のホルダカバー42が取り付けられている。
ホルダカバー42は第2図に示される如く断面略コ字型で
ロアボデー26とアツパボデー28との間を全周に亘って被
覆してシールするとともにロアボデー26とアツパボデー
28とを挟持して両者を結合している。このホルダカバー
42はロアボデー26とアツパボデー28とを仮組した状態で
成形され、成形と同時に組み付けられるようになってい
る。
次にオイルストレーナ20の組付手段について説明する。
アツパボデー28の突起38をメツシユ30の貫通孔40を通し
てロアボデー26のボス34に嵌合してロアボデー26、アツ
パボデー28、メツシユ30を仮組みし、その後ホルダカバ
ー42を成形すれば、ホルダカバー42が成形と同時に組み
付けられ、ホルダカバー42に挟持されてロアボデー26と
アツパボデー28とが結合されるとともにホルダカバー42
に被覆されてロアボデー26とアツパボデー28との間がシ
ールされる。これによって、オイルストレーナ20が第1
図に示される如く組み付けられる。
このように本実施例では、ホルダカバー42を設けること
によってロアボデー26とアツパボデー28との結合と、ロ
アボデー26とアツパボデー28との間のシールを同時に行
うことができ組付が簡単である。また、ホルダカバー42
は成形と同時に組み付けられるので、特別な組付作業が
不要で、これによっても組付が簡単となる。なお、ホル
ダカバー42はアツパボデー26とロアボデー28との間を全
周に亘って被覆するとともにアツパボデー26とロアボデ
ー28とを挟持する構成であればよく、例えばオイル出入
口を除くボデー外周略全域に亘って設定するようにして
もよい。
組付後は第4図に示される如くオイルパン22の油部に配
置されるとともにチユーブ23を介してオイルポンプ24と
接続され、オイルポンプ24によってオイルパン22内から
吸い上げられるオイルのろ過用として用いられ、ここ
で、ロアボデー26、アツパボデー28は合成樹脂製で、形
状の自由度が高いので、設置スペースがオイルパン22の
形状により複雑に制約されてもこれに対処することがで
きる。なお、ロアボデー26、アツパボデー28は金属製と
するようにしてもよい。
使用時には、オイル流入孔32を通じてオイルパン22内か
らオイルが流入されるとともに筒部36の中空部を通じて
オイルが流出され、この間にメツシユ30によってオイル
内の不純物を除去する。ここで、メツシユ30は波形に形
成されてそのままの状態でロアボデー26とアツパボデー
28との間に配置されているので、メツシユをフラツトな
状態で配置する場合に比べてろ過面積を広くことができ
る。これにより、メツシユをフラツトな状態で配置する
場合に比べてロアボデー26、アツパボデー28を小型にで
きる。
なお、メツシユ30は合成樹脂で第5図に示される如く平
板状に形成し、仮組み時に山形溝26Cと山形突起28Cとの
間に周縁部を挟持させて波形に屈曲させるようにしても
よい。この場合、メツシユ30は合成樹脂製であるため、
容易に塑性変形される。また、メツシユ30はロアボデー
26とアツパボデー28との間に配置される構成であればよ
く、ロアボデー26又はアツパボデー28の一方に保持する
ようにしてもよい。
また、山形溝26C、山形突起28Cは両者間にメツシユ30を
挟持してロアボデー26とアツパボデー28との間に屈曲状
態で配置できる構成であればよく、形状、数量等を変更
することは勿論可能である。
〔考案の効果〕
本考案は上記構成としたので、アッパボデーとロアボデ
ーの結合とシールを同時に行なうことができ、組付けが
簡単になる。また、ホルダカバーがアッパボデーの上壁
からロアボデーの底壁まで至る構成となっているので、
結合力が大きく容易に剥離しない。さらに、ろ過材を山
形に屈曲させて配置することで、ろ過面積が大きくなり
ろ過能力が向上し、奏鳴の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図は本考案は適用されたオイルストレー
ナを示し、第1図は全体斜視図、第2図は第1図のII-I
I線に沿う断面図、第3図は一部分解斜視図、第4図は
使用時の配置を示す側面図、第5図は他の実施例を示す
メツシユの斜視図、第6図は従来のストレーナの構造を
示す斜視図である。 20……オイルストレーナ、 26……ロアボデー、 26C……山形溝、 28……アツパボデー、 28C……山形突起、 30……メツシユ、 42……ホルダカバー。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 7305−4D B01D 35/02 M

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上壁の外周縁に側壁が立設され箱型とされ
    たアッパボデーと底壁の外周縁に側壁が立設され箱型と
    されたロアボデーとにおいて、それぞれ側壁の頂面を重
    ね合わせアッパボデーとロアボデーが構成する内部空間
    にろ過材を配置したストレーナであって、 前記アッパボデーの上壁から側壁へ、さらに前記ロアボ
    デーの側壁から底壁に渡る幅のホルダカバーを、アッパ
    ボデーとロアボデーの重ね合わせ部分の全周に渡って成
    形したことを特徴とするストレーナ。
  2. 【請求項2】前記アッパボデーの側壁の頂面及び前記ロ
    アボデーの側壁の頂面のどちらか一方に山形溝を形成
    し、他方へこの山形溝と嵌合する山形突起を形成し、前
    記山形溝と前記山形突起との間に山形に連続して屈曲さ
    れたろ過材の周縁部を挟持させたことを特徴とする前記
    請求項1に記載のストレーナ。
JP1988160177U 1988-12-09 1988-12-09 ストレーナ Expired - Lifetime JPH0646486Y2 (ja)

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JPH0281609U JPH0281609U (ja) 1990-06-25
JPH0646486Y2 true JPH0646486Y2 (ja) 1994-11-30

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