JPH04106605U - フイルタエレメント - Google Patents

フイルタエレメント

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JPH04106605U
JPH04106605U JP700691U JP700691U JPH04106605U JP H04106605 U JPH04106605 U JP H04106605U JP 700691 U JP700691 U JP 700691U JP 700691 U JP700691 U JP 700691U JP H04106605 U JPH04106605 U JP H04106605U
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filter medium
filter element
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medium
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Application number
JP700691U
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English (en)
Inventor
広己 太田
忠幸 小野田
Original Assignee
東洋▲ろ▼機製造株式会社
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルタエレメントのジグザグに折り畳まれ
た濾材と、これを取り囲む固定部材とを、接着剤を使用
しないで接合できるようにする。 【構成】 濾紙をジグザグに折り畳んで濾材2を作り、
この濾材2の周囲に射出成形樹脂を射出して濾材2を囲
む。射出成形樹脂は筒状の固定部材3となり、濾材2の
周縁部は該固定部材3の樹脂中に埋没する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、燃料,オイル,ガス等の濾過に使用されるフィルタエレメントに関 する。
【0002】
【従来の技術】
フィルタエレメントは、ケース中に装填され、エンジン等の所定箇所に装着さ れて、燃料やエンジンオイル等の濾過に供される。 フィルタエレメントとしては、従来、実開昭61−200122号公報に掲載 されるようなものがある。
【0003】 これは、濾材を連続してジグザグに折り畳んで作ったエレメント本体と、濾材 の波形の端面開口を塞ぐ多数の山形状閉鎖突起を有するリング状支持板とを有し 、両者を一体的に形成してなるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のフィルタエレメントは、エレメント本体のジグザグ 部とリング状支持板の多数の山形状閉鎖突起との間を接着剤で接着するようなっ ているので、この接着剤が接着部外に流れ出して濾材の表面に広く付着し、それ だけ濾過面積を狭めてしまうという欠点がある。
【0005】 また、エレメント本体の各溝が深いので、接着剤を塗布し難く、組立が繁雑に なるという欠点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案は、ジグザグに折り畳まれた濾材と、該濾 材の周囲を固定する固定部材とを有したフィルタエレメントにおいて、前記固定 部材は射出成形樹脂により形成され、前記濾材の周縁部は前記射出成形樹脂中に 埋没した構成を採用している。
【0007】
【作用】
固定部材は、溶融状態の射出成形樹脂により形成され、その溶融時に濾材に接 着するので、固定部材と濾材との一体化に別途接着剤を用いる必要がない。従っ て、従来の接着剤が濾材の表面に不必要に付着することがない。また、固定部材 の成形と同時に濾材と一体化されるので、組立工程が簡素化される。
【0008】
【実施例】
以下、本考案に係るフィルタエレメントの実施例を説明する。 図1ないし図5で示されるように、このフィルタエレメント1は、ジグザグに 折り畳まれた濾材2と、該濾材2の周囲を囲む固定部材とを有している。 濾材2は、両側に向うに連れて徐々に幅が狭くなるシートを、その長手方向に 直角にジグザグに折り畳み、図6のように少しずつ隙間を開けるようにして組み 立てられている。
【0009】 この組み立てられた状態にて濾材2の輪郭は円柱形となっている。また、濾材 2の上下には多数の溝2a,2bが形成されている。 濾材2としては、例えば、厚さ0.65mm、坪量180g/m2 、透気度4.8 secのリンターを主原料とする濾紙を用いることができる。 固定部材3は、射出成形樹脂により略円筒形に形成され、上記組み立てられた 濾材2の回りを取り囲んでいる。前記濾材2の図6中1点鎖線で示される周縁部 2cはこの射出成形樹脂中に埋没している。また、両端部2dは射出成形樹脂に 付着している。射出成形樹脂は、例えば、6ナイロンを用いることができる。
【0010】 このように固定部材3中に固定された濾材2は固定部材3の中心軸に沿って上 下にジグザグに介在することとなっている。 また、固定部材3は、上部にフランジ3aを有し、下部に欠如部3bを有して いる。フランジ3aは、後述のようにケース中へ取付けの際に用いられる。欠如 部3bは、濾材2をできるだけ露出させ、濾過面積を広げるために設けられてい る。
【0011】 前記濾材2は、前記固定部材3の射出成形と同時に前記固定部材3と一体化さ れ、フィルタエレメント1とされる。 ここで、該フィルタエレメント1の製法について説明する。 まず、濾材2を図6のような状態で射出成形用の金型中に装填する。この金型 は、図示しないが、濾材2の濾過面に溶融樹脂が付着しないように濾材2の溝2 a,2b内に入り込んで濾材2を図6のごとく把持する2つ割りの櫛歯状型部分 を有している。また、この2つ割りの櫛歯状型部分の間に挟持された濾材2の前 記周縁部2cの入り込むキャビティを該を櫛歯状型部分の回りに形成する型部分 を有している。前記欠如部3bに対応する型部分も有している。
【0012】 次に、濾材2を挟持するように型締めし、溶融樹脂を金型中に射出する。これ により、溶融樹脂は固定部材3に対応するキャビティ中に充満し、固定部材3を 形成すると共に濾材2の周縁部2cに付着する。これにより、濾材2は、固定部 材3と一体化されることとなる。 この後、型開きし、成形されたフィルタエレメント1を得る。
【0013】 上記フィルタエレメント1は、例えば、図7のようにケース4中に収納されて 燃料フィルタとされ、ガソリン等の燃料の濾過に用いられる。 ケース4は、ボデー5とキャップ6とに別れている。ボデー5は、フィルタエ レメント1を収容する空室を有し、そのフランジ3aを支える段部7を上部に有 している。フランジ3aの上部には接着剤8が流し込まれ、これによりフィルタ エレメント1はボデー5内に固定されている。キャップ6は、ボデー5に対し巻 締め部9によって取り付けられ、ボデー5内を密封している。
【0014】 キャップ6の中央部には燃料の流入パイプ10が取り付けられ、ボデー5の下 部には燃料の流出パイプ11が取り付けられている。 次に、上記フィルタエレメント1の作用を燃料フィルタの作用と共に説明する 。 燃料は流入パイプ10からケース4中に流入し、フィルタエレメント1のジグ ザグに折れまがった濾材2の上向きの溝2a内に入り込む。そして、ダスト等の 異物を除去されつつ濾材2を通過し、下向きの溝2b内に入る。浄化された燃料 はボデー5の底に至り、そこから流出パイプ11を通して燃料フィルタの外に取 り出され、気化器に送られる。
【0015】 なお、フィルタエレメント1の濾材2は、図8ないし図11で夫々示されるよ うに構成することもできる。 図8のフィルタエレメント12における濾材13は、その上側と下側の両端の 溝13a,13bが他の溝よりもやや幅広に形成され、図9のフィルタエレメン ト14における濾材15は、その上側の両端の溝15aがやや幅広に形成され、 図10のフィルタエレメント16における濾材17は、その上側中央の溝17a と下側中央の2つの溝17bが両側においてやや幅広に形成され、図11のフィ ルタエレメント18における濾材19は、その上側の中央3つの溝19aと下側 の中央2つの溝19bが他よりもやや幅広に形成されている。
【0016】 また、フィルタエレメント1,12,14,16の固定部材は、図12ないし 図15で夫々示されるような構成とすることもできる。 図12のフィルタエレメント20における固定部材21のフランジ21aは上 端に設けられ、図13のフィルタエレメント22における固定部材23のフラン ジ23aは中央に設けられ、図14のフィルタエレメント24における固定部材 25のフランジ25aは下端に設けられ、図15のフィルタエレメント26の固 定部材27においてはフランジに代えて段部27aが設けられている。フィルタ エレメント20,22,24,26の収納される前記ケース4の段部7は、上記 フランジ21a,23a,25a又は段差27aの位置に応じて設けられる。
【0017】 前記フィルタエレメントは、燃料の濾過に用いるものとして説明したが、オイ ル、空気等の他の流体にも使用することができる。
【0018】
【考案の効果】
本考案は、以上のように、固定部材が溶融状態の射出成形樹脂により形成され 、その溶融時に濾材に接着するので、固定部材と濾材との一体化に別途接着剤を 用いる必要がない。従って、接着剤のはみ出しがなく、濾材の濾過面積を広くす ることができる。
【0019】 また、固定部材の成形と同時に該固定部材を濾材と一体化することができるの で、フィルタエレメントの組立工程を簡素化し、コストダウンを図ることができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るフィルタエレメントを示す、第2
図中I−I線断面図である。
【図2】本考案に係るフィルタエレメントの平面図であ
る。
【図3】本考案に係るフィルタエレメントの立面図であ
る。
【図4】本考案に係るフィルタエレメントの斜視図であ
る。
【図5】本考案に係るフィルタエレメントの他の方向か
ら見た斜視図である。
【図6】本考案に係るフィルタエレメントに使用される
濾材の斜視図である。
【図7】本考案に係るフィルタエレメントを使用した燃
料フィルタの垂直断面図である。
【図8】本考案に係るフィルタエレメントの他の実施例
の垂直断面図である。
【図9】本考案に係るフィルタエレメントの他の実施例
の垂直断面図である。
【図10】本考案に係るフィルタエレメントの他の実施
例の垂直断面図である。
【図11】本考案に係るフィルタエレメントの他の実施
例の垂直断面図である。
【図12】本考案に係るフィルタエレメントの他の実施
例の立面図である。
【図13】本考案に係るフィルタエレメントの他の実施
例の立面図である。
【図14】本考案に係るフィルタエレメントの他の実施
例の立面図である。
【図15】本考案に係るフィルタエレメントの他の実施
例の立面図である。
【符号の説明】
1 フィルタエレメント 2 濾材 2a 上向きの溝 2b 下向きの溝 2c 周縁部 2d 両端部 3 固定部材 3a フランジ 4 ケース 7 段部 8 接着剤 12 フィルタエレメント 13 濾材 14 フィルタエレメント 15 濾材 16 フィルタエレメント 17 濾材 18 フィルタエレメント 19 濾材 20 フィルタエレメント 21 固定部材 21a フランジ 22 フィルタエレメント 23 固定部材 23a フランジ 24 フィルタエレメント 25 固定部材 25a フランジ 26 フィルタエレメント 27 固定部材 27a 段部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジグザグに折り畳まれた濾材と、該濾材
    の周囲を固定する固定部材とを有したフィルタエレメン
    トにおいて、前記固定部材は射出成形樹脂により形成さ
    れ、前記濾材の周縁部は前記射出成形樹脂中に埋没して
    いることを特徴とするフィルタエレメント。
JP700691U 1991-02-19 1991-02-19 フイルタエレメント Pending JPH04106605U (ja)

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GB9203456A GB2252922B (en) 1991-02-19 1992-02-18 Filter element
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US07/837,322 US5273560A (en) 1991-02-19 1992-02-18 Filter element and method for producing the same

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