JP2944034B2 - ケーソン函内掘削装置及び掘削方法 - Google Patents
ケーソン函内掘削装置及び掘削方法Info
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- JP2944034B2 JP2944034B2 JP743097A JP743097A JP2944034B2 JP 2944034 B2 JP2944034 B2 JP 2944034B2 JP 743097 A JP743097 A JP 743097A JP 743097 A JP743097 A JP 743097A JP 2944034 B2 JP2944034 B2 JP 2944034B2
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- caisson
- cutting
- turning
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- cutting boom
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーソン函内を掘
削する掘削装置及び掘削方法に関する。
削する掘削装置及び掘削方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】ケーソン函内は、地盤崩壊防止や止水の
ために圧気下に置かれ、圧気下での掘削等の作業は、作
業員に対する負荷が大きい。
ために圧気下に置かれ、圧気下での掘削等の作業は、作
業員に対する負荷が大きい。
【０００３】そこで、ケーソン函内での掘削等の作業の
自動化が提案され、実施されている。
自動化が提案され、実施されている。
【０００４】しかし、ケーソン函は、通常、矩形形状の
ものであり、従来の自動掘削装置による場合は、矩形形
状のケーソンの隅部の掘削は難しく、隅部の掘削は、人
手に頼らねばならなかった。
ものであり、従来の自動掘削装置による場合は、矩形形
状のケーソンの隅部の掘削は難しく、隅部の掘削は、人
手に頼らねばならなかった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本願発明
は、矩形形状のケーソンの隅部まで人手によらず自動掘
削することができ、掘削ズリを自動的にケーソン外に運
搬することのできるケーソン函内掘削装置及び掘削方法
を提供することを目的としてなされたものである。
は、矩形形状のケーソンの隅部まで人手によらず自動掘
削することができ、掘削ズリを自動的にケーソン外に運
搬することのできるケーソン函内掘削装置及び掘削方法
を提供することを目的としてなされたものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、矩形形
状のケーソンを自動掘削して掘削ズリを自動的にケーソ
ン外に運搬するケーソン函内掘削装置において、マテア
リルロックセンタ（Ａ）を中心として所定半径で円形の
旋回ガイドレール（１）を設置し、そのマテリアルロッ
クセンタ（Ａ）の周りに設けられたセンタ旋回台（２）
と旋回ガイドレール（１）との間に伸びて旋回ガイドレ
ール（１）で支持されて旋回する旋回フレーム（３）を
設け、その旋回フレーム（３）の先端部に設けた旋回サ
ドルフレーム（４）には旋回フレーム（３）を旋回する
旋回駆動装置（５）が設けられ、その旋回フレーム
（３）から伸びるカッティングブーム（６）は基端部に
カッティングブーム旋回駆動装置（８）で旋回されるカ
ッティングブーム旋回装置（３）を備え、そのカッティ
ングブーム旋回装置（７）とカッティングブーム（６）
との間にはカッティングブーム（６）を起伏するブーム
起伏シリンダ（９）が介装され、そのカッティングブー
ム（６）の先端部にはカッタ駆動装置（１１）により駆
動されるカッティングドラム（１０）が設けられ、さら
にカッティングブーム（６）の先端部にはカッティング
ブーム（６）に沿って設けた第１コンベア（１３）にズ
リを積み込むスクレーパ（１２）が設けられ、かつ前記
旋回フレーム（３）に沿ってコンベアベルト装置（１
５）で支持された第２コンベア（１４）が設けられてお
り、旋回フレーム（３）を旋回する旋回駆動装置
（５）、カッティングブーム（６）を旋回するカッティ
ングブーム旋回駆動装置（８）、カッティングドラム
（１０）を駆動するカッタ駆動装置（１１）、カッティ
ングブーム（６）を起伏する起伏シリンダ（９）の各駆
動装置は地上中央制御システムにより自動的にコントロ
ールされるようになっている。
状のケーソンを自動掘削して掘削ズリを自動的にケーソ
ン外に運搬するケーソン函内掘削装置において、マテア
リルロックセンタ（Ａ）を中心として所定半径で円形の
旋回ガイドレール（１）を設置し、そのマテリアルロッ
クセンタ（Ａ）の周りに設けられたセンタ旋回台（２）
と旋回ガイドレール（１）との間に伸びて旋回ガイドレ
ール（１）で支持されて旋回する旋回フレーム（３）を
設け、その旋回フレーム（３）の先端部に設けた旋回サ
ドルフレーム（４）には旋回フレーム（３）を旋回する
旋回駆動装置（５）が設けられ、その旋回フレーム
（３）から伸びるカッティングブーム（６）は基端部に
カッティングブーム旋回駆動装置（８）で旋回されるカ
ッティングブーム旋回装置（３）を備え、そのカッティ
ングブーム旋回装置（７）とカッティングブーム（６）
との間にはカッティングブーム（６）を起伏するブーム
起伏シリンダ（９）が介装され、そのカッティングブー
ム（６）の先端部にはカッタ駆動装置（１１）により駆
動されるカッティングドラム（１０）が設けられ、さら
にカッティングブーム（６）の先端部にはカッティング
ブーム（６）に沿って設けた第１コンベア（１３）にズ
リを積み込むスクレーパ（１２）が設けられ、かつ前記
旋回フレーム（３）に沿ってコンベアベルト装置（１
５）で支持された第２コンベア（１４）が設けられてお
り、旋回フレーム（３）を旋回する旋回駆動装置
（５）、カッティングブーム（６）を旋回するカッティ
ングブーム旋回駆動装置（８）、カッティングドラム
（１０）を駆動するカッタ駆動装置（１１）、カッティ
ングブーム（６）を起伏する起伏シリンダ（９）の各駆
動装置は地上中央制御システムにより自動的にコントロ
ールされるようになっている。
【０００７】また本発明によれば、矩形形状のケーソン
を自動掘削して掘削ズリを自動的にケーソン外に運搬す
るケーソン函内掘削方法において、矩形形状のケーソン
（Ｋ）下の掘削平面（Ｅ）を複数のエリアに分割し、各
々のエリアにそれぞれカッティングブーム（６）を有す
る掘削装置（Ｔ−１、Ｔ−２、Ｔ−３）を設置し、両サ
イドの掘削装置（Ｔ−１、Ｔ−３）はカッティングブー
ム（６）が最伸長時にケーソンのコーナ部にカッティン
グブーム（６）の先端に設けたカッティングドラム（１
０）が到達できる位置を旋回中心として設定され、中心
に位置する掘削装置（Ｔ−２）はケーソン隔壁の中心に
旋回中心が設定され、掘削装置を旋回させながらカッテ
ィングブーム（６）を旋回させてケーソンの矩形形状に
合せて矩形掘削を行い、地盤の硬度が大きい場合にカッ
ティングブーム（６）の旋回を停止し、起伏シリンダ
（９）でスラスト荷重を与えてカッタドラム（１０）を
上下に揺動させて縦方向にカッタドラム（１０）の幅分
の幅で切削溝を掘削し、次いで隣接個所を同様に切削
し、掘削ズリを掘削装置の中心に設けてズリ釜場まで搬
送し、そこからマテリアルロックを介してケーソン
（Ｋ）外に運搬するようになっている。
を自動掘削して掘削ズリを自動的にケーソン外に運搬す
るケーソン函内掘削方法において、矩形形状のケーソン
（Ｋ）下の掘削平面（Ｅ）を複数のエリアに分割し、各
々のエリアにそれぞれカッティングブーム（６）を有す
る掘削装置（Ｔ−１、Ｔ−２、Ｔ−３）を設置し、両サ
イドの掘削装置（Ｔ−１、Ｔ−３）はカッティングブー
ム（６）が最伸長時にケーソンのコーナ部にカッティン
グブーム（６）の先端に設けたカッティングドラム（１
０）が到達できる位置を旋回中心として設定され、中心
に位置する掘削装置（Ｔ−２）はケーソン隔壁の中心に
旋回中心が設定され、掘削装置を旋回させながらカッテ
ィングブーム（６）を旋回させてケーソンの矩形形状に
合せて矩形掘削を行い、地盤の硬度が大きい場合にカッ
ティングブーム（６）の旋回を停止し、起伏シリンダ
（９）でスラスト荷重を与えてカッタドラム（１０）を
上下に揺動させて縦方向にカッタドラム（１０）の幅分
の幅で切削溝を掘削し、次いで隣接個所を同様に切削
し、掘削ズリを掘削装置の中心に設けてズリ釜場まで搬
送し、そこからマテリアルロックを介してケーソン
（Ｋ）外に運搬するようになっている。
【０００８】さらに本発明によれば、矩形形状のケーソ
ンを自動掘削して掘削ズリを自動的にケーソン外に運搬
するケーソン函内掘削方法において、矩形形状のケーソ
ン（Ｋ）下の掘削平面（Ｅ）を複数のエリアに分割し、
各々のエリアにそれぞれカッティングブーム（６）を有
する掘削装置（Ｔ−１、Ｔ−２、Ｔ−３）を設置し、両
サイドの掘削装置（Ｔ−１、Ｔ３）はカッティングブー
ム（６）が最伸長時にケーソンのコーナ部にカッティン
グブーム（６）の先端に設けたカッティングドラム（１
０）が到達できる位置を旋回中心として設定され、中心
に位置する掘削装置（Ｔ−２）はケーソン隔壁の中心に
旋回中心が設定され、掘削装置を旋回させながらカッテ
ィングブーム（６）を旋回させてケーソンの矩形形状に
合せて矩形掘削を行い、地盤が軟弱層の場合にカッティ
ングブーム（６）を所定深さまで切り下げ、カッティン
ドラム（１０）の深さを維持しながらカッティングブー
ム（６）に起伏シリンダ（９）でスラスト荷重を与えて
掘削し、掘削ズリを掘削装置の中心に設けてズリ釜場ま
で搬送し、そこからマテリアルロックを介してケーソン
（Ｋ）外に運搬されるようになっている。
ンを自動掘削して掘削ズリを自動的にケーソン外に運搬
するケーソン函内掘削方法において、矩形形状のケーソ
ン（Ｋ）下の掘削平面（Ｅ）を複数のエリアに分割し、
各々のエリアにそれぞれカッティングブーム（６）を有
する掘削装置（Ｔ−１、Ｔ−２、Ｔ−３）を設置し、両
サイドの掘削装置（Ｔ−１、Ｔ３）はカッティングブー
ム（６）が最伸長時にケーソンのコーナ部にカッティン
グブーム（６）の先端に設けたカッティングドラム（１
０）が到達できる位置を旋回中心として設定され、中心
に位置する掘削装置（Ｔ−２）はケーソン隔壁の中心に
旋回中心が設定され、掘削装置を旋回させながらカッテ
ィングブーム（６）を旋回させてケーソンの矩形形状に
合せて矩形掘削を行い、地盤が軟弱層の場合にカッティ
ングブーム（６）を所定深さまで切り下げ、カッティン
ドラム（１０）の深さを維持しながらカッティングブー
ム（６）に起伏シリンダ（９）でスラスト荷重を与えて
掘削し、掘削ズリを掘削装置の中心に設けてズリ釜場ま
で搬送し、そこからマテリアルロックを介してケーソン
（Ｋ）外に運搬されるようになっている。
【０００９】複数に分割された掘削平面の各々のエリア
にブームカッタ式掘削機よりなる掘削装置をセットし、
マテリアルロックセンタを中心として所定半径で設けら
れた円形ガイドレールで支持して旋回フレームを旋回さ
せると共に、旋回フレームの先端部から伸びるカッティ
ングブームを旋回させ、該カッティングブームの先端部
に設置したカッティングドラムでケーソン函内を連続掘
削し、その際、ケーソンの矩形形状に合わせてカッティ
ングブームを旋回させることにより矩形掘削し、掘削後
の発生ズリをスクレーパにより押し土してカッティング
ドラム後方の第１コンベアに積み込み、該第１コンベア
から第２コンベアに移載して掘削機旋回中心のズリ釜場
まで搬送し、排土バケットに積み込み、該バケットを作
業室上のマテリアルロックまで揚土した後、排土する。
にブームカッタ式掘削機よりなる掘削装置をセットし、
マテリアルロックセンタを中心として所定半径で設けら
れた円形ガイドレールで支持して旋回フレームを旋回さ
せると共に、旋回フレームの先端部から伸びるカッティ
ングブームを旋回させ、該カッティングブームの先端部
に設置したカッティングドラムでケーソン函内を連続掘
削し、その際、ケーソンの矩形形状に合わせてカッティ
ングブームを旋回させることにより矩形掘削し、掘削後
の発生ズリをスクレーパにより押し土してカッティング
ドラム後方の第１コンベアに積み込み、該第１コンベア
から第２コンベアに移載して掘削機旋回中心のズリ釜場
まで搬送し、排土バケットに積み込み、該バケットを作
業室上のマテリアルロックまで揚土した後、排土する。
【００１０】また、地盤の硬度が大きい場合、カッティ
ングブームの旋回を停止し、起伏シリンダの推力をスラ
スト荷重としてカッティングドラムを上下に揺動させ、
縦方向にドラム幅分の幅で切削溝を掘削し、次いでカッ
ティングブームをドラム幅分旋回し隣接箇所を切削す
る。
ングブームの旋回を停止し、起伏シリンダの推力をスラ
スト荷重としてカッティングドラムを上下に揺動させ、
縦方向にドラム幅分の幅で切削溝を掘削し、次いでカッ
ティングブームをドラム幅分旋回し隣接箇所を切削す
る。
【００１１】そして、旋回フレームを旋回する旋回駆動
装置、カッティングブームを旋回するカッティングブー
ム旋回駆動装置、カッティングドラムを駆動するカッタ
駆動装置、カッティングブームを起伏する起伏シリンダ
等の各駆動装置を、地上中央制御システムにより自動的
にコントロールする。
装置、カッティングブームを旋回するカッティングブー
ム旋回駆動装置、カッティングドラムを駆動するカッタ
駆動装置、カッティングブームを起伏する起伏シリンダ
等の各駆動装置を、地上中央制御システムにより自動的
にコントロールする。
【００１２】
【発明の実施の形態】図１ないし図３に本発明に係るケ
ーソン函内掘削装置を示し、マテリアルロックセンタＡ
を中心として所定半径の円形の旋回ガイドレール１を設
置し、マテリアルロックセンタＡの周りに設けられたセ
ンタ旋回台２と旋回ガイドレール１間に伸びる旋回フレ
ーム３を設ける。該旋回フレーム３の先端部には旋回サ
ドルフレーム４が設けられており、該旋回サドルフレー
ム４に設けたモータ及びガイドレール上を転動するロー
ラよりなる旋回駆動装置５により、旋回フレーム３は、
センタ旋回台２を中心に旋回ガイドレール１により支持
されて旋回される。
ーソン函内掘削装置を示し、マテリアルロックセンタＡ
を中心として所定半径の円形の旋回ガイドレール１を設
置し、マテリアルロックセンタＡの周りに設けられたセ
ンタ旋回台２と旋回ガイドレール１間に伸びる旋回フレ
ーム３を設ける。該旋回フレーム３の先端部には旋回サ
ドルフレーム４が設けられており、該旋回サドルフレー
ム４に設けたモータ及びガイドレール上を転動するロー
ラよりなる旋回駆動装置５により、旋回フレーム３は、
センタ旋回台２を中心に旋回ガイドレール１により支持
されて旋回される。
【００１３】前記旋回フレーム３の先端部から伸びるカ
ッティングブーム６を設け、該カッティングブーム６
は、基端部に外歯歯車を有するカッティングブーム旋回
装置７を備え、外歯歯車にカッティングブーム旋回駆動
装置８のピニオンが噛み合い旋回される。また、カッテ
ィングブーム旋回装置７とカッティングブーム６の中間
部との間にブーム起伏シリンダ９を介装し、カッティン
グブーム６を起伏する。前記カッティングブーム６の先
端部にカッティングドラム１０が設けらており、該カッ
ティングドラム１０はカッタ駆動装置１１により駆動さ
れる。また、カッティングブーム６の先端部には、掘削
後の発生ズリを押し土して後記の第１コンベアに積み込
むスクレーパ１２が設けられている。
ッティングブーム６を設け、該カッティングブーム６
は、基端部に外歯歯車を有するカッティングブーム旋回
装置７を備え、外歯歯車にカッティングブーム旋回駆動
装置８のピニオンが噛み合い旋回される。また、カッテ
ィングブーム旋回装置７とカッティングブーム６の中間
部との間にブーム起伏シリンダ９を介装し、カッティン
グブーム６を起伏する。前記カッティングブーム６の先
端部にカッティングドラム１０が設けらており、該カッ
ティングドラム１０はカッタ駆動装置１１により駆動さ
れる。また、カッティングブーム６の先端部には、掘削
後の発生ズリを押し土して後記の第１コンベアに積み込
むスクレーパ１２が設けられている。
【００１４】前記カッティングブーム６に沿って第１コ
ンベア１３を設け、またコンベアチルト装置１５に支持
して前記旋回フレーム３に沿って第２コンベア１４が設
けられている。
ンベア１３を設け、またコンベアチルト装置１５に支持
して前記旋回フレーム３に沿って第２コンベア１４が設
けられている。
【００１５】図４及び図５に前記のケーソン函内掘削装
置により、ケーソン函内を掘削する態様を示し、この図
４及び図５と先の図１ないし図３を参照にして、ケーソ
ン函内掘削及び掘削ズリの排出について述べる。
置により、ケーソン函内を掘削する態様を示し、この図
４及び図５と先の図１ないし図３を参照にして、ケーソ
ン函内掘削及び掘削ズリの排出について述べる。
【００１６】矩形形状のケーソンＫ下の掘削平面Ｅを３
エリアに分割し、各々のエリアにブームカッタ式掘削機
よりなる掘削装置Ｔー１、Ｔ−２、Ｔ−３をセットす
る。
エリアに分割し、各々のエリアにブームカッタ式掘削機
よりなる掘削装置Ｔー１、Ｔ−２、Ｔ−３をセットす
る。
【００１７】両サイドの掘削装置Ｔー１、Ｔ−３は、ケ
ーソンコーナー部の掘削を可能とするため、ブーム最伸
長時に、コーナーにカッタ先端が到達するように掘削装
置の旋回中心を設定する。また、中心に位置する掘削装
置は、ケーソン隔壁の中心位置に掘削装置の旋回中心を
設定する。
ーソンコーナー部の掘削を可能とするため、ブーム最伸
長時に、コーナーにカッタ先端が到達するように掘削装
置の旋回中心を設定する。また、中心に位置する掘削装
置は、ケーソン隔壁の中心位置に掘削装置の旋回中心を
設定する。
【００１８】旋回駆動装置５により、円形ガイドレール
１で支持して旋回フレーム３を旋回させると共に、カッ
ティングブーム旋回駆動装置８により、カッティングブ
ーム６を旋回させ、カッタ駆動装置１１によりカッティ
ングドラム１０を駆動しケーソン函内を連続掘削する。
その際、ケーソンの矩形形状に合わせてカッティングブ
ーム６を旋回させることにより矩形掘削する。地盤の硬
度が大きい場合、カッティングブーム６の旋回を停止
し、起伏シリンダ９の推力をスラスト荷重としてカッテ
ィングドラム１０を上下に揺動させ、縦方向にドラム幅
分の幅で切削溝を掘削し、次いでカッティングブーム６
をドラム幅分旋回し隣接箇所を切削する。
１で支持して旋回フレーム３を旋回させると共に、カッ
ティングブーム旋回駆動装置８により、カッティングブ
ーム６を旋回させ、カッタ駆動装置１１によりカッティ
ングドラム１０を駆動しケーソン函内を連続掘削する。
その際、ケーソンの矩形形状に合わせてカッティングブ
ーム６を旋回させることにより矩形掘削する。地盤の硬
度が大きい場合、カッティングブーム６の旋回を停止
し、起伏シリンダ９の推力をスラスト荷重としてカッテ
ィングドラム１０を上下に揺動させ、縦方向にドラム幅
分の幅で切削溝を掘削し、次いでカッティングブーム６
をドラム幅分旋回し隣接箇所を切削する。
【００１９】軟弱層の場合は、カッティングブーム６を
所定深さまで切り下げ、カッティングドラム１０の深さ
を維持しながらカッティングブーム６に、起伏シリンダ
９によるスラスト荷重を与えながら掘削する。
所定深さまで切り下げ、カッティングドラム１０の深さ
を維持しながらカッティングブーム６に、起伏シリンダ
９によるスラスト荷重を与えながら掘削する。
【００２０】掘削後の発生ズリをスクレーパ１２により
押し土してカッティングドラム１０後方の第１コンベア
１３に積み込み、次いで第１コンベア１０から第２コン
ベア１４に移載して掘削機旋回中心のズリ釜場まで搬送
する。
押し土してカッティングドラム１０後方の第１コンベア
１３に積み込み、次いで第１コンベア１０から第２コン
ベア１４に移載して掘削機旋回中心のズリ釜場まで搬送
する。
【００２１】ズリ釜場まで搬送されたズリＺを、図示し
ないハンマグラブバケット或いはオーガバケットにより
排土バケットに積み込み、該バケットを作業室上のマテ
リアルロックまで揚土した後、排土し、放出されたズリ
は、圧気下のマテリアルロック内から大圧気下のロック
外へ排土され、ケーソンＫ外へ運搬される。
ないハンマグラブバケット或いはオーガバケットにより
排土バケットに積み込み、該バケットを作業室上のマテ
リアルロックまで揚土した後、排土し、放出されたズリ
は、圧気下のマテリアルロック内から大圧気下のロック
外へ排土され、ケーソンＫ外へ運搬される。
【００２２】なお、図１において、第２コンベア１４を
センタ旋回台２側へ回動させ、第２コンベア１４から直
接ズリを排土バケットに積み込むことも可能である。
センタ旋回台２側へ回動させ、第２コンベア１４から直
接ズリを排土バケットに積み込むことも可能である。
【００２３】掘削時の掘削装置の運転操作は、地盤の強
度及び沈下掘削方法から設定される、掘削パターンのメ
ニュウの中から最適なパターンを選定し、係数をキイ入
力した後な自動掘削とする。函内作業は原則としてなく
し、函内作業の監視は、地上コントロール室内のＩＴＶ
モニタの監視及び作業室スラブ天井部に説置する監視カ
プセルから直接監視する。
度及び沈下掘削方法から設定される、掘削パターンのメ
ニュウの中から最適なパターンを選定し、係数をキイ入
力した後な自動掘削とする。函内作業は原則としてなく
し、函内作業の監視は、地上コントロール室内のＩＴＶ
モニタの監視及び作業室スラブ天井部に説置する監視カ
プセルから直接監視する。
【００２４】装置の作業室内への搬入及びケーソン掘削
終了後の作業室外への搬出は、レール部分はケーソン掘
削前（底版スラブ構築時）に予めセットし、掘削終了後
は撤去せず埋め殺す。
終了後の作業室外への搬出は、レール部分はケーソン掘
削前（底版スラブ構築時）に予めセットし、掘削終了後
は撤去せず埋め殺す。
【００２５】その他の機械装置については、ケーソン中
央部にマテリアルロックを設け、装置を所定の寸法に分
割し、作業室内に投入後、組み立てる。また、装置の撤
去時は、同様に所定寸法に分割した後、マテリアルロッ
クより、作業室外へ搬出する。
央部にマテリアルロックを設け、装置を所定の寸法に分
割し、作業室内に投入後、組み立てる。また、装置の撤
去時は、同様に所定寸法に分割した後、マテリアルロッ
クより、作業室外へ搬出する。
【図１】本発明に係る掘削装置の側面図。
【図２】本発明に係る掘削装置の平面図。
【図３】カッテェングドラム部分の正面部。
【図４】本発明に係る掘削装置によりケーソン函内を掘
削する態様を示す平面図。
削する態様を示す平面図。
【図５】本発明に係る掘削装置によりケーソン函内を掘
削する態様を示す側面図。
削する態様を示す側面図。
Ａ・・・マテリアルロックセンタ １・・・旋回ガイドレール ２・・・旋回台 ３・・・旋回フレーム ４・・・旋回サドルフレーム ５・・・旋回駆動装置 ６・・・カッティングブーム ７・・・カッティングブーム旋回装置 ８・・・カッティングブーム旋回駆動装置 ９・・・ブーム起伏シリンダ １０・・・カッティングドラム １１・・・カッタ駆動装置 １２・・・スクレーパ １３・・・第１コンベア １４・・・第２コンベア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平６−128970（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−201215（ＪＰ，Ａ) 特公 平４−73494（ＪＰ，Ｂ２) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) E02D 23/08
Claims (3)
- 【請求項１】 矩形形状のケーソンを自動掘削して掘削
ズリを自動的にケーソン外に運搬するケーソン函内掘削
装置において、マテアリルロックセンタ（Ａ）を中心と
して所定半径で円形の旋回ガイドレール（１）を設置
し、そのマテリアルロックセンタ（Ａ）の周りに設けら
れたセンタ旋回台（２）と旋回ガイドレール（１）との
間に伸びて旋回ガイドレール（１）で支持されて旋回す
る旋回フレーム（３）を設け、その旋回フレーム（３）
の先端部に設けた旋回サドルフレーム（４）には旋回フ
レーム（３）を旋回する旋回駆動装置（５）が設けら
れ、その旋回フレーム（３）から伸びるカッティングブ
ーム（６）は基端部にカッティングブーム旋回駆動装置
（８）で旋回されるカッティングブーム旋回装置（３）
を備え、そのカッティングブーム旋回装置（７）とカッ
ティングブーム（６）との間にはカッティングブーム
（６）を起伏するブーム起伏シリンダ（９）が介装さ
れ、そのカッティングブーム（６）の先端部にはカッタ
駆動装置（１１）により駆動されるカッティングドラム
（１０）が設けられ、さらにカッティングブーム（６）
の先端部にはカッティングブーム（６）に沿って設けた
第１コンベア（１３）にズリを積み込むスクレーパ（１
２）が設けられ、かつ前記旋回フレーム（３）に沿って
コンベアベルト装置（１５）で支持された第２コンベア
（１４）が設けられており、旋回フレーム（３）を旋回
する旋回駆動装置（５）、カッティングブーム（６）を
旋回するカッティングブーム旋回駆動装置（８）、カッ
ティングドラム（１０）を駆動するカッタ駆動装置（１
１）、カッティングブーム（６）を起伏する起伏シリン
ダ（９）の各駆動装置は地上中央制御システムにより自
動的にコントロールされるものであることを特徴とする
ケーソン函内掘削装置。 - 【請求項２】 矩形形状のケーソンを自動掘削して掘削
ズリを自動的にケーソン外に運搬するケーソン函内掘削
方法において、矩形形状のケーソン（Ｋ）下の掘削平面
（Ｅ）を複数のエリアに分割し、各々のエリアにそれぞ
れカッティングブーム（６）を有する掘削装置（Ｔ−
１、Ｔ−２、Ｔ−３）を設置し、両サイドの掘削装置
（Ｔ−１、Ｔ−３）はカッティングブーム（６）が最伸
長時にケーソンのコーナ部にカッティングブーム（６）
の先端に設けたカッティングドラム（１０）が到達でき
る位置を旋回中心として設定され、中心に位置する掘削
装置（Ｔ−２）はケーソン隔壁の中心に旋回中心が設定
され、掘削装置を旋回させながらカッティングブーム
（６）を旋回させてケーソンの矩形形状に合せて矩形掘
削を行い、地盤の硬度が大きい場合にカッティングブー
ム（６）の旋回を停止し、起伏シリンダ（９）でスラス
ト荷重を与えてカッタドラム（１０）を上下に揺動させ
て縦方向にカッタドラム（１０）の幅分の幅で切削溝を
掘削し、次いで隣接個所を同様に切削し、掘削ズリを掘
削装置の中心に設けてズリ釜場まで搬送し、そこからマ
テリアルロックを介してケーソン（Ｋ）外に運搬するこ
とを特徴とするケーソン函内掘削方法。 - 【請求項３】 矩形形状のケーソンを自動掘削して掘削
ズリを自動的にケーソン外に運搬するケーソン函内掘削
方法において、矩形形状のケーソン（Ｋ）下の掘削平面
（Ｅ）を複数のエリアに分割し、各々のエリアにそれぞ
れカッティングブーム（６）を有する掘削装置（Ｔ−
１、Ｔ−２、Ｔ−３）を設置し、両サイドの掘削装置
（Ｔ−１、Ｔ３）はカッティングブーム（６）が最伸長
時にケーソンのコーナ部にカッティングブーム（６）の
先端に設けたカッティングドラム（１０）が到達できる
位置を旋回中心として設定され、中心に位置する掘削装
置（Ｔ−２）はケーソン隔壁の中心に旋回中心が設定さ
れ、掘削装置を旋回させながらカッティングブーム
（６）を旋回させてケーソンの矩形形状に合せて矩形掘
削を行い、地盤が軟弱層の場合にカッティングブーム
（６）を所定深さまで切り下げ、カッティンドラム（１
０）の深さを維持しながらカッティングブーム（６）に
起伏シリンダ（９）でスラスト荷重を与えて掘削し、掘
削ズリを掘削装置の中心に設けてズリ釜場まで搬送し、
そこからマテリアルロックを介してケーソン（Ｋ）外に
運搬することを特徴とするケーソン函内掘削方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP743097A JP2944034B2 (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | ケーソン函内掘削装置及び掘削方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP743097A JP2944034B2 (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | ケーソン函内掘削装置及び掘削方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10204891A JPH10204891A (ja) | 1998-08-04 |
| JP2944034B2 true JP2944034B2 (ja) | 1999-08-30 |
Family
ID=11665659
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP743097A Expired - Fee Related JP2944034B2 (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | ケーソン函内掘削装置及び掘削方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2944034B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4776815B2 (ja) * | 2001-06-21 | 2011-09-21 | 鹿島建設株式会社 | 掘削装置 |
-
1997
- 1997-01-20 JP JP743097A patent/JP2944034B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10204891A (ja) | 1998-08-04 |
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