JP3068496B2 - ケーソン函内掘削装置 - Google Patents

ケーソン函内掘削装置

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JP3068496B2
JP3068496B2 JP9115509A JP11550997A JP3068496B2 JP 3068496 B2 JP3068496 B2 JP 3068496B2 JP 9115509 A JP9115509 A JP 9115509A JP 11550997 A JP11550997 A JP 11550997A JP 3068496 B2 JP3068496 B2 JP 3068496B2
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frame
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caisson
conveyor
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井 信 行 松
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Kajima Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、矩形ケーソン函内
を掘削する掘削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ケーソン函内は、地盤崩壊防止や止水の
ために圧気下に置かれ、圧気下での掘削等の作業は、作
業員に対する負荷が大きい。
【0003】そこで、ケーソン函内での掘削等の作業の
自動化が提案され、実施されている。
【0004】しかし、ケーソン函は、通常、矩形形状の
ものであり、従来の自動掘削装置による場合は、矩形形
状のケーソンの隅部の掘削は難しく、隅部の掘削は、人
手に頼らねばならなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本願発明
は、矩形形状のケーソンの隅部まで人手によらず自動掘
削することができ、掘削ズリを自動的にケーソン外に運
搬することのできるケーソン函内掘削装置を提供するこ
とを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、矩形ケ
ーソン函内を掘削するための掘削装置において、ケーソ
ン函(K)の下面には巾方向に平行に複数のガイドレー
ル(1)が設けられ、それらのガイドレール(1)には
フレーム走行装置(2)により走行する長尺のフレーム
(3)が吊設され、そのフレーム(3)の両端側には走
行駆動装置(4)を介してベース(5)が走行自在に設
けられ、そのベース(5)の下面には旋回台(7)が旋
回駆動装置(6)により旋回自在に設けられ、その旋回
台(7)には起伏シリンダ(8)を介して先端にカッタ
ドラム(11)を有するブーム(9)が枢着され、その
ブーム(9)に沿って掘削ズリを搬送するブームコンベ
ア(12)が設けられ、そして前記フレーム(3)から
吊設されたコンベアフレーム(14)の両端側にはマテ
リアルロック(L)の下方の隙間(C)に向けて掘削ズ
リ搬送手段(15、16、17)が設けられている。
【0007】そして本発明によれば、矩形ケーソン函内
を掘削するための掘削方法において、矩形ケーソン函
(K)下面の巾方向に平行に設けられた複数のガイドレ
ール(1)と、これらガイドレール(1)に走行装置
(2)を介して走行自在に吊設されたフレーム(3)
と、該フレーム(3)にそれぞれ走行駆動装置(4)及
び旋回駆動装置(6)を介して走行及び旋回自在に設け
られた旋回台(7)と、これら旋回台(7)に起伏シリ
ンダ(8)を介して起伏自在に設けられたブーム(9)
と、該ブーム(9)の先端に設けられたカッタドラム
(11)と、該カッタドラム(11)で発生したズリを
マテリアルロック(L)下方の釜場へ搬送するズリ搬送
手段(15、16、17)とよりなる掘削装置を準備
し、矩形ケーソン函(K)内の掘削平面を複数のエリア
に分割し、前記マテリアルロック(L)は前記エリアの
各々に設けられ、カッタドラム(11)がケーソンの周
壁(W)に接近する位置まで旋回台(7)が移動してケ
ーソン函(K)内を連続掘削し、次いでブーム(9)を
ケーソンの周壁(W)からフレーム(3)の側方に移し
て逐次旋回台(7)をマテリアルロック(L)側に移動
して連続掘削作業を行い、そしてブーム(9)をフレー
ム(3)の反対側に移して同様な掘削を行い、掘削によ
り発生する掘削ズリをズリ搬送手段(15、16、1
7)により釜場に搬送投入し、排出バケットに積み込ん
でマテリアルロック(L)まで揚土したのちケーソン函
外に排出するようになっている。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。
【0012】図1において、矩形ケーソン函K下の掘削
平面Eは、複数(図示の例で2つ)のエリアに分割さ
れ、それぞれのエリアの中心には、マテリアルロックL
が設けられている。そのケーソン函Kの下面には、巾方
向に平行に複数(図示の例では4本)のガイドレール1
が設けられている。これらガイドレール1には、1本の
ガイドレール当りガイドローラを備えた一対のフレーム
走行装置2により長尺のフレーム3が走行自在に吊設さ
れている。
【0013】そのフレーム3の両端側には、それぞれ複
数のガイドローラを備えた走行駆動装置4を介してベー
ス5が走行自在に設けられている。このベースの下面中
央には、旋回駆動装置6(図2参照)を介し旋回台7が
旋回自在に設けられている。そして、旋回台7には、一
対の起伏シリンダ8を介してブーム9が枢着され、その
ブーム9の先端には、回転駆動装置10で駆動されるカ
ッタドラム11が設けられている。また、ブーム9に沿
ってブームコンベア12が設けられている。
【0014】他方、フレーム3から3本のステー13に
よりコンベアフレーム14が水平に吊設されている。そ
のフレーム14の両端側には、マテリアルロックLの下
方に隙間C(この隙間Cは図示しない釜場の上方に位置
している)を設け、隙間Cに向けて矢印のように搬送す
る第1コンベア15及び第2コンベア16が設けられて
いる。そして、ブームコンベア12、第1コンベア15
及び第2コンベア16により掘削ズリ搬送手段が構成さ
れている。すなわち、図示の通りコンベアフレーム14
の両端側にはマテリアルロックLの下方の隙間Cに向い
て掘削ズリ搬送手段15、16、17が設けられてい
る。また、フレーム走行装置2、走行駆動装置4、旋回
駆動装置6、起伏シリンダ8、回転駆動装置10、ブー
ムコンベア12及び第1、第2コンベア15、16は、
それぞれ地上に設けられた図示しない中央制御装置に接
続されている。
【0015】前記フレーム3の長さ、旋回台7の可動範
囲及びブーム9の旋回範囲は図2及び図3に示すよう
に、カッタドラム11がケーソン函Kの周壁Wに近接で
きるように採られている。
【0016】掘削に際し、旋回台7をカッタドラム10
が周壁Wに接近する位置まで移動し、旋回駆動装置6で
ブーム9を旋回させるとともに、起伏シリンダ8でカッ
タドラム11にスラストを与え、回転駆動装置10でド
ラム11を回転駆動してケーソン函K内を連続掘削す
る。このとき、掘削ズリは、ブームコンベア12から第
1コンベア15に移載され、釜場に投入される。
【0017】次いで、ブーム9をフレーム3の側方側に
移し、前と同じ要領で掘削を行い、逐次、旋回台7をマ
テリアルロックL側に移動する。そこで、旋回台7を第
2コンベア16の上方に移し、同様の掘削を行い、掘削
ズリは第2コンベア16で釜場に投入する。次いで、ブ
ーム9をフレーム3の反対の側方側に移し、同様の掘削
を行う。釜場に投入したズリは、随時、図示しないハン
マグラブバケット又はオーガバケットにより排土バケッ
トに積み込み、このバケットをマテリアルロックLまで
揚土したのち排土し、圧気下のマテリアルロックL内か
ら大気圧下のロックL外へ排土し、ケーソン函Kの外部
へ運搬する。
【0018】上記一連の掘削作業が終了したら、フレー
ム走行装置2によりフレーム3を所定距離だけ移動し、
前記と同様の掘削を連続して行う。これら一連の動作
は、地上の中央制御装置により自動的に行われる。
【0019】図2ないし図5には、本発明の別の実施の
形態が示されている。この形態の掘削装置は、ズリ搬送
手段以外は図1と実質的に同様に構成され、対応する部
分には同じ符号を付している。
【0020】そのズリ搬送手段は、全体を符号17で示
すアキュームコンベアで構成されている。このコンベア
17には、ブーム9に沿った上向コンベア18と、上向
コンベア18に連続して掘削ズリを一時貯留する水平な
貯留部19とから構成されている。この形態による掘削
態様は前記態様と同じであるが、掘削ズリは貯留部19
に一時貯留しておき、所要時に貯留部19を釜場の上方
に位置させて掘削ズリを釜場に投入する。この形態で
は、前記形態と比べて第1、第2コンベア15、16回
りがないだけ構造が簡単化される。
【0021】
【発明の効果】以上に説明した本発明に係る掘削装置及
び掘削方法によれば、ケーソン函内の掘削及び掘削後の
ズリのケーソン外への搬出を、函内作業員を要すること
なく自動的に行うことができる。その際、本発明に係る
掘削装置によれば、ケーソンの矩形形状に合わせてブー
ムを旋回させることにより矩形掘削することができ、ケ
ーソンコーナー部の掘削残しの不都合を起さない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す斜視図。
【図2】本発明の別の形態を示す斜視図。
【図3】図2の平面図。
【図4】図2のA矢視図
【図5】図2のB矢視図。
【符号の説明】
E・・・掘削平面 K・・・矩形ケーソン函 L・・・マテリアルロック W・・・周壁 1・・・ガイトレール 2・・・フレーム走行装置 3・・・フレーム 4・・・走行駆動装置 5・・・ベース 6・・・旋回駆動装置 7・・・旋回台 8・・・起伏シリンダ 9・・・ブーム 10・・・回転駆動装置 11・・・カッタドラム 12・・・ブームコンベア 13・・・ステー 14・・・コンベアフレーム 15・・・第1コンベア 16・・・第2コンベア 17・・・アキュームコンベア 18・・・上向コンベア 19・・・貯留部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形ケーソン函内を掘削するための掘削
    装置において、ケーソン函(K)の下面には巾方向に平
    行に複数のガイドレール(1)が設けられ、それらのガ
    イドレール(1)にはフレーム走行装置(2)により走
    行する長尺のフレーム(3)が吊設され、そのフレーム
    (3)の両端側には走行駆動装置(4)を介してベース
    (5)が走行自在に設けられ、そのベース(5)の下面
    には旋回台(7)が旋回駆動装置(6)により旋回自在
    に設けられ、その旋回台(7)には起伏シリンダ(8)
    を介して先端にカッタドラム(11)を有するブーム
    (9)が枢着され、そのブーム(9)に沿って掘削ズリ
    を搬送するブームコンベア(12)が設けられ、そして
    前記フレーム(3)から吊設されたコンベアフレーム
    (14)の両端側にはマテリアルロック(L)の下方の
    隙間(C)に向けて掘削ズリ搬送手段(15、16、1
    7)が設けられていることを特徴とするケーソン函内掘
    削装置。
JP9115509A 1997-05-06 1997-05-06 ケーソン函内掘削装置 Expired - Lifetime JP3068496B2 (ja)

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JPH10306452A JPH10306452A (ja) 1998-11-17
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