JP2943777B2 - 冷凍機のシール構造 - Google Patents

冷凍機のシール構造

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JP2943777B2
JP2943777B2 JP19676997A JP19676997A JP2943777B2 JP 2943777 B2 JP2943777 B2 JP 2943777B2 JP 19676997 A JP19676997 A JP 19676997A JP 19676997 A JP19676997 A JP 19676997A JP 2943777 B2 JP2943777 B2 JP 2943777B2
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宏年 鳥居
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Daikin Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クライオポンプ等
の膨張式冷凍機に使用される冷凍機のシール構造および
それを用いた膨張式冷凍機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、たとえばクライオポンプの冷
凍機としては、図3に示すような膨張式冷凍機がある。
この膨張式冷凍機は、縦置型で、バルブモータ34が内
側に取り付けられた駆動部31と、上記駆動部31の一
端に一端が接続された大径部32と、上記大径部32の
他端に一端が接続され、他端が底部38で閉鎖された小
径部33とを備えている。上記大径部32と小径部33
でシリンダ30を構成している。この膨張式冷凍機の圧
縮機37は、上記駆動部31の低圧側に開閉弁35を介
して接続される一方、開閉弁36を介して高圧側に接続
されている。上記開閉弁35,36を交互に開閉するこ
とにより、大径部42と小径部43とを有するディスプ
レーサ40をピストン41によりシリンダ30内を往復
運動させると、ディスプレーサ40の蓄冷室51,52
内のヘリウムガスの温度を低下させ、発生した冷熱をデ
ィスプレーサ40の蓄冷室51,52内の図示しない蓄
冷材に蓄積する。こうして、上記膨張冷凍機では、シリ
ンダ30の先端側を4K以下の極低温に冷却する冷凍能
力を得ている。
【0003】しかしながら、上記縦置型の膨張式冷凍機
は、大型機の場合、鉛直方向にかさ張って据え付け工事
および補修や保守点検が大掛かりになるという問題があ
った。このため、膨張式冷凍機を横置きにしている。
【0004】図4は、横置型膨張式冷凍機のシール構造
を示す断面図である。図4において、シリンダ61に嵌
合されたディスプレーサ62の外周に、シール溝63が
環状に形成されている。このシール溝63には、コイル
スプリング64と断面矩形のシールリング65が嵌め込
まれている。シール溝63の深さdは、シールリング6
5の高さhよりも大きくなっている。そして、上記コイ
ルスプリング64はシールリング65を半径方向外側に
シリンダ61に向けて押し付けて、ディスプレーサ62
とシリンダ61の間を密封している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
横置型膨張式冷凍機では、ディスプレーサ62の重量は
密封に必要なコイルスプリング64の力よりも大きい。
このため、ディスプレーサ62の重量がコイルスプリン
グ64の力に打ち勝つ。そして、シール溝63の深さd
がシールリング65の高さhよりも大きいため、図4に
示すように、シールリング65の下側の部分は、シール
溝63の中に完全に押し込まれる。図5はシールリング
65の下側の部分の拡大図である。このように、シール
リング65がシール溝63の中に完全に押し込まれる
と、シリンダ61とディスプレーサ62とが直接接触す
る。冷凍機の作動時には、ディスプレーサ62は、シリ
ンダ61とディスプレーサ62とが直接接触した状態
で、往復運動する。このため、シリンダ61とディスプ
レーサ62とが擦り合って、熱を発生して、冷凍能力を
低下させ、かつ、それらが摩耗するという問題がある。
【0006】この問題を解決するために、上記ディスプ
レーサ62の重量に打ち勝つことができる弾性力の大き
なコイルスプリングを使用すると、シリンダ61を押す
シールリング65の力が過大になって、シールリング6
5とシリンダ61の間の摩擦が大きくなる。このため、
シールリング65とシリンダ61の発熱が大きくなっ
て、冷凍機の冷凍能力が低下し、また、シールリング6
5の耐久性が低下するという問題が生じる。
【0007】そこで、本発明の目的は、冷凍機を配置す
る方向の如何に拘わらず、シリンダとディスプレーサが
直接接触することがなく、また、シリンダとシールリン
グの間の摩擦による発熱が小さくて、かつ、漏れのない
冷凍機のシール構造および冷凍能力の優れた膨張式冷凍
機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の冷凍機のシール構造は、シリンダ
に嵌合されたディスプレーサの外周に環状に形成された
シール溝と、このシール溝に嵌合されたシールリング
と、このシールリングをシリンダに向けて付勢するスプ
リングとを備えている冷凍機のシール構造において、上
記シールリングの断面が凹形状をなし、上記シールリン
グの高さを上記シール溝の深さより大きく設定し、か
つ、上記スプリングがコイルスプリングであって、上記
シールリングの凹部の底と上記シール溝の底とに接触し
ていて、上記シールリングに上記スプリングの設定荷重
以上の押圧力が作用したとき、このシールリングを上記
シール溝の底部に接触させる構成にしたことを特徴とし
ている。
【0009】請求項1に記載の冷凍機のシール構造によ
れば、シールリングの高さがシール溝の深さより大きく
設定されている。このため、上記シールリングにコイル
スプリングの設定荷重以上の押圧力が作用しても、シー
ルリングがシール溝に完全に押し込まれることが無く、
したがってシールリングがシール溝に押し込まれること
によって起こるディスプレーサとシリンダとの直接的な
接触は起こらず、シリンダとディスプレーサの摩擦によ
る発熱はなくなって、ディスプレーサがシリンダに焼き
付くのが防止される。
【0010】さらに、シールリングの高さがシール溝の
深さより高いのに加えて、シールリングの断面が凹形状
をなし、コイルスプリングが上記シールリングの凹部の
底とシール溝の底とに接触している。したがって、上記
シールリングにスプリングの設定荷重以上の押圧力が作
用したときも、コイルスプリングはシールリング凹部に
押し込まれ、凹部の両側部がディスプレーサを支持す
る。そのためコイルスプリングはそれ以上圧縮されるこ
とがなく、コイルスプリングが押し潰されることがなく
て、スプリングの耐久性が向上する。
【0011】また、シールリングの高さがシール溝の深
さより高くてシールリングがシール溝に完全に没入する
ことがなくシールリングがディスプレーサを支持するか
ら、スプリングの力でディスプレーサを支持するように
大きくする必要がなく、したがってシールリングは滑ら
かにスライドすることができる。そのため、シールリン
グとシリンダの間の摩擦を小さくし、シールの発熱を小
さくできて、冷凍機の能力を向上できる。また、シール
リングの耐久性が向上する。
【0012】さらに、スプリングが上記シールリングの
凹部の底とシール溝の底との間にあって、シールリング
をシリンダに向けて付勢する。上記スプリングは、密閉
に必要な所定の力でシールリングに向けて押し付けるの
で、漏れを防止できる。
【0013】また、上記断面凹形状のシールリングの両
側部でシールリングがシール溝の底に支持されるので、
シールリングが傾くことはない。したがって、良好なシ
ール性が得られる。
【0014】請求項2に記載の膨張式冷凍機は、請求項
1の冷凍機のシール構造を有するディスプレーサを備え
たことを特徴としている。
【0015】請求項2に記載の膨張式冷凍機によれば、
膨張式冷凍機を横置にした場合のように設定荷重以上の
押圧力がシールリングに作用しても、シールリングの高
さがシール溝の深さより大きく設定されているため、シ
ールリングがシール溝の中に完全に没入することがな
い。したがって、シリンダの内周面とディスプレーサと
が直接摺動することがなく、シリンダ内周面とディスプ
レーサとの摺動による摩擦熱が発生することはなくて、
シリンダがディスプレーサに焼き付くことがない。
【0016】さらに、シールリングの高さがシール溝の
深さより大きく設定されているのに加えて、シールリン
グの断面が凹形状をなし、コイルスプリングが上記シー
ルリングの凹部の底とシール溝の底とに接触している。
したがって、上記シールリングにスプリングの設定荷重
以上の押圧力が作用したときも、コイルスプリングはシ
ールリング凹部に押し込まれ、凹部の両側部がディスプ
レーサを支持する。そのためコイルスプリングはそれ以
上圧縮されることがなく、コイルスプリングが押し潰さ
れることがなくて、スプリングの耐久性が向上する。
【0017】さらに、シールリングはそれのみでディス
プレーサを常にシリンダに支持し、しかも、スプリング
の力を密封に必要なだけの小さい力とできるので、シー
ルリングとシリンダとの間の摩擦熱を小さくして、スム
ーズにシールリングを動かすことができる。したがっ
て、摩擦熱が小さくなって、冷凍機の冷凍能力を高くで
きる。また、シールリングの耐久性が向上する。さら
に、上記断面凹形状のシールリングが両側部でシール溝
の底に支持されるので、シールリングが傾くことはな
く、良好なシール性が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
により詳細に説明する。
【0019】図1は、横置型の膨張式冷凍機の一実施の
形態の断面図である。この膨張式冷凍機は、シール構造
を除いたその他の構成および作用は、図3の従来例と全
く同じなので、それらの説明は省略する。
【0020】この実施の形態は、図1に示すように、横
置きのシリンダ1に嵌合するディスプレーサ2の外周
に、シール溝3を環状に形成し、上記シール溝3の中に
環状のコイルスプリング4とシールリング5を嵌め込ん
でいる。このシールリング5は、図2に示すように、断
面が凹の形状をして、シールリング5の高さHがシール
溝3の深さDよりも大きい。上記コイルスプリング4
は、シールリング5の凹部6とシール溝3の底部との間
にあって、シールリング5を密封に必要な所定の力で半
径方向外側にシリンダ1の内周面8に向けて押し付けて
いる。
【0021】上記シリンダ1の下部側では、ディスプレ
ーサ2の重量がコイルスプリング4に掛かって、シール
リング5をシール溝3に完全に没入させようとする。し
かし、図2に示すように、上記シールリング5の高さH
がディスプレーサ2の溝の深さDよりも大きいので、断
面凹形状のシールリング5はシール溝3に完全に没入す
ることはなく、断面凹形状のシールリング5の両端部5
a,5aはシール溝3の底に当接する。すなわち、シー
ルリング5がディスプレーサ2を支持する。また、コイ
ルスプリング4はシールリング5の凹部6に押し込ま
れ、ディスプレーサ2はシールリング5の両側部5a,
5aによって支持されるため、コイルスプリング4が押
し潰されることがない。このように、シールリング5の
両端部5a,5aでシールリング5がシール溝3の底に
支持されるから、シールリング5が傾くことはない。し
たがって、良好なシール性が得られる。
【0022】一方、シリンダ1の上部側では、図1に示
すように、ディスプレーサ2の重量はシールリング5に
掛からず、コイルスプリング4の力によって、シールリ
ング5がシリンダ1の内周面8に押し付けられる。こう
して、シールリング5はディスプレーサ2とシリンダ1
の間を密封する。
【0023】このように、シールリング5の断面が凹形
状をなし、シールリング5の高さHがシール溝の深さD
より大きいから、シールリング5がシール溝3に完全に
押し込まれることは無い。したがって、シールリング5
がシール溝3に完全に押し込まれることによって起こる
シリンダ1とディスプレーサ2との直接的な接触は起こ
らない。このため、シリンダ1とディスプレーサ2の摩
擦による発熱はなくなる。
【0024】また、シールリング5がシール溝3に完全
に没入することがなくシールリング5がディスプレーサ
2の重量を支持するから、コイルスプリング4の力を大
きくする必要がない。すなわち、コイルスプリング4の
力は密封に要する力のみでよい。そのため、コイルスプ
リング4の力でディスプレーサ2の重量を支持する場合
と比較して、シールリング5を押すコイルスプリング4
の力は小さくできる。したがって、シリンダ1とシール
リング5との間の摩擦が小さくなり、シリンダ1とシー
ルリング5の間で生じる摩擦熱を小さくできる。この小
さな摩擦熱によって冷凍機の能力を向上することができ
る。また、摩擦が小さいことから、シールリング5の耐
久性も向上する。
【0025】また、コイルスプリング4が上記シールリ
ング5の凹部6とシール溝3の底との間にあって、シー
ルリング5をシリンダ1に向けて付勢している。上記コ
イルスプリング4は、密閉に必要な所定の力でシールリ
ング5に向けて押し付けるので、漏れを防止できる。
【0026】また、シールリング5は、断面が凹形状を
していて、凹形状の両側部5a,5aがシール溝3の底
に当接してディスプレーサ2を支持する。このように、
上記シールリング5の両側部5a,5aでシールリング
5がシール溝3の底に支持されるから、シールリング5
が傾くことはない。したがって、良好なシール性が得ら
れて、シールリング5は滑らかにスライドすることがで
きる。
【0027】このように、シリンダ1の下部側では、シ
ールリング5がシリンダ溝3の底部に当接してディスプ
レーサ2の重量を支えるので、コイルスプリング4がデ
ィスプレーサ2の重量を支持する場合のように、コイル
スプリング4は大きな力を必要とせず、密封に必要な力
だけでよい。その結果、シリンダ1とコイルスプリング
4との間の摩擦力は最小限とすることができ、シールリ
ング4の発熱を小さくできて、冷凍機の冷凍能力を向上
できる。
【0028】なお、本実施の形態では、スプリングとし
てコイルスプリングを使用したが、板状のスプリングで
あっもよいし、テープコイルを使用してもよい。
【0029】また、上記実施の形態では、各ディスプレ
ーサに1本のシールリングを使用しているが、各ディス
プレーサに2本以上のシールリングを使用して、シール
リング1本当たりに掛かるディスプレーサの重量を軽減
してもよい。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の冷凍機のシール構造によれば、シールリング
の高さがシール溝の深さより大きく設定されているの
で、上記シールリングにコイルスプリングの設定荷重以
上の押圧力が作用しても、シールリングがシール溝に完
全に押し込まれることが無く、したがって、シールリン
グがシール溝に押し込まれることによって起こるディス
プレーサとシリンダとの直接的な接触は起こらず、シリ
ンダとディスプレーサの摩擦による発熱がなくなって、
ディスプレーサがシリンダに焼き付くのを防止できる。
【0031】さらに、シールリングの高さがシール溝の
深さより高いのに加えて、シールリングの断面が凹形状
をなし、コイルスプリングが上記シールリングの凹部の
底とシール溝の底とに接触している。このため、上記シ
ールリングにスプリングの設定荷重以上の押圧力が作用
したときも、コイルスプリングはシールリング凹部に没
入し、凹部の両側部がディスプレーサを支持する。した
がって、コイルスプリングは凹部の深さ以上に圧縮され
ることがなく、コイルスプリングが押し潰されることが
なくて、スプリングの耐久性を向上できる。
【0032】また、シールリングの高さがシール溝の深
さより高くてシールリングがシール溝に完全に没入する
ことがなくシールリングがディスプレーサを支持するか
ら、スプリングの力でディスプレーサを支持するように
大きくする必要がなく、したがって、シールリングは滑
らかにスライドすることができる。そのため、シールリ
ングとシリンダの間の摩擦を小さくし、シールの発熱を
小さくできて、冷凍機の能力を向上できる。また、シー
ルリングの耐久性を向上できる。
【0033】さらに、スプリングが上記シールリングの
凹部の底とシール溝の底との間にあって、シールリング
をシリンダに向けて付勢する。上記スプリングは、密閉
に必要な所定の力でシールリングに向けて押し付けるの
で、漏れを防止できる。
【0034】また、上記断面凹形状のシールリングの両
側部でシールリングがシール溝の底に支持されるので、
シールリングが傾くことはない。したがって、良好なシ
ール性を得ることができる。
【0035】請求項2に記載の膨張式冷凍機は、請求項
1の冷凍機のシール構造を有するディスプレーサを備
え、膨張式冷凍機を横置にして設定荷重以上の押圧力が
シールリングに作用しても、シールリングの高さがシー
ル溝の深さより大きく設定されているため、シールリン
グがシール溝の中に完全に没入することがない。したが
って、シリンダの内周面とディスプレーサとが直接摺動
することがなく、シリンダ内周面とディスプレーサとの
摺動による摩擦熱が発生することはなくて、シリンダが
ディスプレーサに焼き付くのを防止できる。
【0036】さらに、シールリングの高さがシール溝の
深さより大きく設定されているのに加えて、シールリン
グの断面が凹形状をなし、コイルスプリングが上記シー
ルリングの凹部の底とシール溝の底とに接触している。
したがって、上記シールリングにスプリングの設定荷重
以上の押圧力が作用したときも、コイルスプリングはシ
ールリング凹部に没入し、凹部の両側部がディスプレー
サを支持する。このため、コイルスプリングはそれ以上
圧縮されることがなく、コイルスプリングが押し潰され
ることがなくて、スプリングの耐久性を向上できる。
【0037】さらに、シールリングの高さがシール溝の
深さより高いために、シールリングはそれのみでディス
プレーサをシリンダに支持し、しかも、スプリングの力
を密封に必要なだけの小さい力とできるので、シールリ
ングとシリンダとの間の摩擦熱を小さくして、スムーズ
にシールリングを動かすことができる。したがって、摩
擦熱が小さくなって、冷凍機の冷凍能力を高くできる。
また、シールリングの耐久性を向できる。さらに、上記
断面凹形状のシールリングが両側部でシール溝の底に支
持されるので、シールリングが傾くことはなく、良好な
シール性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の冷凍機のシール構造の一実施の形態
の断面図である。
【図2】 図1のシール構造の部分の拡大図である。
【図3】 従来の縦置型膨張式冷凍機の概略断面図であ
る。
【図4】 従来の冷凍機のシール構造の断面図である。
【図5】 図4のシール構造の部分の拡大図である。
【符号の説明】
1…シリンダ、 2…ディスプレーサ、 3…シール
溝、4…コイルスプリング、 5…シールリング、 6
…凹部、 H…高さ、D…深さ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ(1)に嵌合されたディスプレー
    サ(2)の外周に環状に形成されたシール溝(3)と、この
    シール溝(3)に嵌合されたシールリング(5)と、このシ
    ールリング(5)をシリンダ(1)に向けて付勢するスプリ
    ング(4)とを備えている冷凍機のシール構造において、 上記シールリング(5)の断面が凹形状をなし、上記シー
    ルリング(5)の高さ(H)を上記シール溝(3)の深さ(D)
    より大きく設定し、かつ、上記スプリング(4)がコイル
    スプリングであって、上記シールリング(5)の凹部(6)
    の底と上記シール溝(3)の底とに接触していて、上記シ
    ールリング(5)に上記スプリング(4)の設定荷重以上の
    押圧力が作用したとき、このシールリング(5)を上記シ
    ール溝(3)の底部に接触させる構成にしたことを特徴と
    する冷凍機のシール構造。
  2. 【請求項2】 請求項1の冷凍機のシール構造を有す
    るディスプレーサ(2)を備えたことを特徴とする膨張式
    冷凍機。
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