JPH0719638A - 蓄冷式冷凍機のシール装置 - Google Patents

蓄冷式冷凍機のシール装置

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JPH0719638A
JPH0719638A JP19182893A JP19182893A JPH0719638A JP H0719638 A JPH0719638 A JP H0719638A JP 19182893 A JP19182893 A JP 19182893A JP 19182893 A JP19182893 A JP 19182893A JP H0719638 A JPH0719638 A JP H0719638A
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seal
displacer
cylinder
endless
ring
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Toshimi Sato
敏美 佐藤
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 とくに蓄冷式の冷凍機において、シリンダ
ー23の内壁面とディスプレーサー25との間のシール
機能を向上させることにより、極低温におけるシール機
能の信頼性を向上させることが可能な蓄冷式冷凍機のシ
ール装置21を提供すること。 【構成】 シール部材を有端型から無端型に変更する
とともにこれをシリンダー23側に取り付けることに着
目したもので、シリンダー23の内壁面とディスプレー
サー25との間を無潤滑でシールする蓄冷式冷凍機のシ
ール装置であり、シリンダー23に形成したシール取付
け溝38に設けた無端型シール41と、無端型シール4
1をディスプレーサー25のディスプレーサーシール面
25Aおよびシール取付け溝38のシリンダーシール面
38Aに押し付けるバネリング44と、を有することを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蓄冷式冷凍機のシール装
置にかかるもので、とくに無端型シールを用いることに
よりシール機能の信頼性を向上可能な蓄冷式冷凍機のシ
ール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ギフォード・マクマホン冷凍機
(GM冷凍機)などの蓄冷式の冷凍機においては、二段
以上多段に冷却ステージを有するものがあるが、この二
段目以下の冷却ステージの冷凍性能は、その二段目以下
のディスプレーサーの低温下におけるシール機能の良否
により大きく左右される。
【0003】また、ヘリウムガスなどの冷媒の汚染ある
いは潤滑油の凍結を回避するために、当該冷凍機などに
おけるシール構造は、これを無潤滑で行うことが必要で
ある。
【0004】従来からこうしたシール機能を向上させる
ために各種の機構が工夫されているが、そのいずれもが
いわゆる有端型のシール材を用いたものであった。以
下、概説する。
【0005】図3は、GM冷凍機など従来の蓄冷式冷凍
機1のシリンダー2およびディスプレーサー3部分の要
部側面図であって、シリンダー2内をディスプレーサー
3が上下往復動するようになっている。ディスプレーサ
ー3内には蓄冷材3Aを収容してある。
【0006】シリンダー2とディスプレーサー3との間
にシール装置4を設ける。このシール装置4は、ディス
プレーサー3の外周面に形成した環状溝によるディスプ
レーサー溝5内に、有端型シールによるシールリング6
(図4)および有端型張り出しリングによるテンション
リング7(図5)を設けることにより、これを構成す
る。
【0007】なお図4および図5に斜視図で示すよう
に、シールリング6およびテンションリング7はとも
に、その円周の一部(端部6Aおよび端部7A)が切れ
た、いわゆる有端型のシール部材である。
【0008】このテンションリング7により、シールリ
ング6をシリンダー2の内壁面に押し付けることによっ
てシール機能を得る。
【0009】また同時に、ディスプレーサー3が上下動
を行っている状態において、とくに図6に拡大して示す
ように、ディスプレーサー3がたとえば上方に移動して
いる場合には、シールリング6が摩擦によりディスプレ
ーサー溝5の下側面5Aに押し付けられ、ディスプレー
サー3が下方に移送している場合には、シールリング6
はディスプレーサー溝5の上側面5Bに押し付けられる
ことにより、側面のシール性を保持していた。
【0010】ただし、ディスプレーサー3の上下動がな
い状態では、ディスプレーサー溝5の上側面および下側
面におけるシール性は低下する。
【0011】すなわち、シールリング6をシリンダー2
の内壁面に押し付ける状態でシール機能を発揮させよう
とするため、シールリング6およびテンションリング7
がディスプレーサー溝5の内部を上下動することにな
り、シールリング6およびテンションリング7とディス
プレーサー溝5の内壁面との間の空隙部から同じく洩れ
が発生することが避けられないという問題がある。
【0012】さらに、こうしたシール装置4において
は、既述のように、シールリング6およびテンションリ
ング7が有端型であるため、この端部6Aおよび7Aの
部分から冷媒が洩れる可能性があるという問題がある。
【0013】なお図7は、特開平4−320766号に
よるシール装置のシール性向上を図るための改良構造の
シール装置8を示す要部拡大断面図であり、シールリン
グ6に相当するアウターシールリング9および10と、
インナーシールリング11とを、テンションリング7に
代わるコイルバネリング12によってシリンダー2の内
壁面に押し付けるようにするとともに、多層化を図って
シール機能の向上を図っている。なお、ディスプレーサ
ー溝5内の上下側面とのシールは、図3のシール装置4
と同様である。
【0014】このシール装置8においても、アウターシ
ールリング9、アウターシールリング10、およびイン
ナーシールリング11が有端型のシール材を用いたもの
であるため、シール装置4の場合と同様に、シール端部
からの冷媒洩れは避けられない。
【0015】また、アウターシールリング9およびアウ
ターシールリング10と、ディスプレーサー溝5の上側
面5Aおよび下側面5Bとの間からの冷媒洩れなど、シ
ール機能もディスプレーサー3の上下動にしたがって変
動する不安定さを有している。
【0016】なお図8は、実開平3−37367号によ
るシール装置13の要部拡大断面図であって、このシー
ル装置13では一体形の(無端型)のシール部材(シー
ルリング)を用いている。すなわち、蓄冷材を収容した
ディスプレーサー3の外周に小径部14と大径部15と
を形成し、この段部に無端型のシールリング16を配置
するとともに、シールリング16の上部にシール固定ス
リーブ17を設けている。
【0017】なお、シールリング16は、耐摩耗材16
Aおよび弾性体16Bからこれを構成してある。
【0018】このシール装置13においては、無端型の
シールリング16を採用しているため、図3のシール装
置4および図7のシール装置8のような既述の問題は回
避可能であるが、ディスプレーサー3の外周に小径部1
4および大径部15を形成するために、その機械的強
度、および蓄冷材を収容するための容積を犠牲にせざる
を得ないとともに、冷媒の流れにもその均一性を期待す
ることは困難であるという問題がある。
【0019】こうした機械的強度および冷媒の流れの均
一性の問題について、図9に一例を上げて概説する。図
9はディスプレーサー3部分の要部拡大断面図であっ
て、ディスプレーサー3の外周にディスプレーサー溝5
を形成した結果、その機械的強度を補強するために、デ
ィスプレーサー3の上部を厚肉部3Bとするとともに、
ディスプレーサー溝5から下部を薄肉部3Cとしたもの
である。
【0020】しかしながら、この厚肉部3Bと薄肉部3
Cとの間に段部18が形成される結果、ディスプレーサ
ー3内において冷媒が均一に流れるとは限らない。
【0021】また、厚肉部3Bを薄肉部3Cと同じく薄
肉に形成すれば、ディスプレーサー3のディスプレーサ
ー溝5部分における機械的強度が損なわれるとともに、
冷媒の均一な流れは余計阻害されてしまう。
【0022】反対に、薄肉部3Cを厚肉部3Bと同じ厚
肉にすれば、冷媒の流れの均一性は確保することができ
る反面、ディスプレーサー3内における蓄冷材3Aの収
容容積が減少してしまうという問題がある。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
諸問題にかんがみなされたもので、とくに蓄冷式の冷凍
機において、シリンダーの内壁面とディスプレーサーと
の間のシール機能を向上させることにより、とくに極低
温におけるシール機能の信頼性を向上させることが可能
であるとともに、ディスプレーサーの蓄冷材収容用の容
積もこれを犠牲にすることがない蓄冷式冷凍機のシール
装置を提供することを課題とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、シー
ル部材を有端型から無端型に変更するとともにこれをシ
リンダー側に取り付けることに着目したもので、シリン
ダーと、このシリンダー内を往復動するディスプレーサ
ーと、このディスプレーサー内に収容した蓄冷材とを有
するとともに、上記シリンダーの内壁面と上記ディスプ
レーサーとの間を無潤滑でシールする蓄冷式冷凍機のシ
ール装置であって、上記シリンダーに形成したシール取
付け溝に設けた無端型シールと、この無端型シールを、
上記ディスプレーサーのディスプレーサーシール面およ
び上記シール取付け溝のシリンダーシール面に押し付け
るバネリングと、を有することを特徴とする蓄冷式冷凍
機のシール装置である。
【0025】なお、上記無端型シールを両側に押し開く
ことにより、この無端型シールを、上記ディスプレーサ
ーのディスプレーサーシール面および上記シール取付け
溝のシリンダーシール面に押し付けることができる。
【0026】また、上記無端型シールは、これを断面U
字状とすることができる。
【0027】また、上記無端型シールの断面U字状の凹
陥部に上記バネリングを取り付けることができる。
【0028】また、上記無端型シールに断面円弧状の膨
出部を形成することができる。
【0029】また、上記無端型シールの移動を規制する
シールストッパーリングを設けることができる。
【0030】また、上記シールストッパーリングの移動
を規制する止め輪を設けることができる。
【0031】上記シリンダーおよび上記ディスプレーサ
ーの面粗度は、これを3.2S以下としたことが望まし
い。
【0032】上記ディスプレーサーの外周面にこのディ
スプレーサーとは異なる材料による、たとえばステンレ
ス鋼製あるいはセラミックス製の円筒スリーブを設ける
ことができる。
【0033】
【作用】本発明による蓄冷式冷凍機のシール装置におい
ては、無端型のシール部材を採用するとともに、このシ
ール部材をバネリングによりディスプレーサーないしシ
リンダー側に付勢することによって、シリンダーの内壁
面とディスプレーサーとの間のシール性を向上させるこ
とができ、蓄冷式冷凍機全体として冷凍能力向上に寄与
することができる。
【0034】さらに、シール部材が無端型であるため、
シール部材自体から冷媒が洩れるおそれを回避すること
ができる。
【0035】また、こうしたシール部材の取付け部位と
して、シリンダー内壁面のシール取付け溝を形成したの
で、ディスプレーサー自体の容積および機械的強度を所
定の範囲に維持することができる。
【0036】
【実施例】つぎに本発明の一実施例によるたとえばGM
冷凍機などの蓄冷式冷凍機20のシール装置21を図1
および図2にもとづき説明する。図1は、蓄冷式冷凍機
20の要部断面図、図2は、シール装置21部分の拡大
断面図であって、蓄冷式冷凍機20は、第1段シリンダ
ー22と、前記シリンダー2に相当する第2段シリンダ
ー23とを有する。
【0037】第1段シリンダー22内には第1段ディス
プレーサー24を上下往復動可能に収容するとともに、
第2段シリンダー23内には前記ディスプレーサー3に
相当する第2段ディスプレーサー25を上下往復動可能
に収容する。
【0038】第1段ディスプレーサー24と第2段ディ
スプレーサー25とを接続ピンなどの接続手段26によ
り一体に接続し、往復動モーターなどの駆動機構27に
より一体往復動可能としてある。
【0039】第1段ディスプレーサー24内には第1の
蓄冷材28を、第2段ディスプレーサー25内には第2
の蓄冷材29をそれぞれ収容する。
【0040】第1段ディスプレーサー24に形成した第
1の連通路30、および第1段シリンダー22内の第1
段膨張室31、ならびに第2段ディスプレーサー25に
形成した第2の連通路32および第3の連通路33、さ
らに第2段シリンダー25内の第2段膨張室34を通っ
てヘリウムガスなどの冷媒が流れるようになっている。
【0041】すなわち、第2段シリンダー23の底部に
第1段冷却ステージ35を、および第2段ディスプレー
サー25の底部に第2段冷却ステージ36をそれぞれ形
成してある。
【0042】シール装置21は、第1段膨張室31と第
2の連通路32ないし第2段膨張室34との間のシール
を行うもので、第1段シリンダー22と第2段シリンダ
ー23との間の第2段シリンダー23の上端部付近のシ
ール装置取付け部37において、第2段ディスプレーサ
ー25の上部に対向して、シール取付け溝38、リング
取付け溝39および輪取付け溝40を段状にかつ環状に
形成する。
【0043】シール取付け溝38に環状の無端型シール
41を、リング取付け溝39に環状のシールストッパー
リング42を、輪取付け溝40に環状の止め輪43をそ
れぞれ取り付ける。
【0044】さらに、無端型シール41は、これを断面
U字状に形成して凹陥部41Aを形成し、この断面U字
状の凹陥部41A内にバネリング44を収容する。
【0045】バネリング44は、低温においても押付け
作用(張出し作用)の機能を有するもので、この張出し
力により、無端型シール41を図中両側(第2段ディス
プレーサー25の直径方向内方および外方)に押し開
き、その内外周面のシール部41Bを第2段ディスプレ
ーサー25のディスプレーサーシール面25Aと、シー
ル取付け溝38のシリンダーシール面38Aとに押し付
けて、気密性(シール性)を保持する。
【0046】また第2段ディスプレーサーの上下往復動
にともなって、無端型シール41の底部41Cは、シー
ル取付け溝38の水平面38Bに接離可能であるととも
に、頂部41Dは、シールストッパーリング42の底部
42Aに当接可能である。
【0047】なお、無端型シール41には、断面円弧状
の膨出部41E(シール取付け溝38から取り出した状
態を仮想線で示してある)を形成して当接力を増強可能
とすることができる。
【0048】こうした構成のシール装置21を有する蓄
冷式冷凍機20において、すでに知られた作動にもとづ
き、駆動機構27により第1段ディスプレーサー24お
よび第2段ディスプレーサー25を上下往復動させ、内
部に充填したヘリウムガスの膨張圧縮により、第1段冷
却ステージ35および第2段冷却ステージ36部分の温
度を低下させるとともに、その状態で各ステージ35、
36に加えられた熱を排除するものである。
【0049】一般に蓄冷式冷凍機20の排熱性能(冷凍
性能)は、第1段ディスプレーサー24および第2段デ
ィスプレーサー25のすき間部分におけるシール装置2
1のシール性能と密接な関係にあり、ヘリウムガスが本
来は第2の蓄冷材29の間を通り、熱交換して、第1段
冷却ステージ35および第2段冷却ステージ36に出入
りすべきものが、シール性能が悪いと、ヘリウムガスが
熱交換なしにシール装置21の部分を通過し、たとえば
加圧時に暖かいままで第1段膨張室31から第2段膨張
室34ないし第2段冷却ステージ36に入ることにな
り、冷凍性能の劣化を引き起こす。
【0050】しかしながら、当該シール装置21におい
ては、シリンダーシール面38Aと第2段ディスプレー
サー25のディスプレーサーシール面25Aとの間にあ
る無端型シール41が第2段ディスプレーサー25の上
下往復動あるいは停止にかかわらず、常にその両側(内
外)において無潤滑でのシール機能を担っている。
【0051】さらに無端型シール41は無端型であるた
め、従来の有端型シール部材のような端部からの洩れ
は、この無端型シール41自体の部分では発生しない。
【0052】また、第2段ディスプレーサー25の上下
動にともない無端型シール41が上下動しても、第2段
ディスプレーサー25が上昇するときには、無端型シー
ル41の頂部41Dがシールストッパーリング42の底
部42Aに当接し、第2段ディスプレーサー25が下降
するときには無端型シール41の底部41Cがシール取
付け溝38の水平面38Bに当接してシール機能を発揮
する。
【0053】したがって第1段ディスプレーサー24お
よび第2段ディスプレーサー25の上下動によってもシ
ール装置21のシール機能が変動することなく、安定し
て完璧なシール性能を得ることができる。
【0054】さらに、第2段シリンダー23の上端部付
近のシール装置取付け部37にシール取付け溝38を形
成したので、第2段ディスプレーサー25に取付け溝を
形成することなく、その機械的強度を所定範囲に維持可
能であるとともに、第2の蓄冷材29を収容するための
容積を犠牲にすることもない。
【0055】また、第2段ディスプレーサー25を従来
のようにそのディスプレーサー溝5(図3、図6)を形
成するための加工が不要であって、円筒状のままを活用
可能である。この第2段ディスプレーサー25のディス
プレーサーシール面25Aは、そのシール機能を向上す
るために面粗度をたとえば3.2S以下とできるだけ低
くすることが望ましい。
【0056】なおまた、第1段ディスプレーサー24お
よび第2段ディスプレーサー25として布入りフェノー
ル樹脂製のものが一般に用いられるが、当該面粗度向上
のため、第2段ディスプレーサー25がシール装置21
の無端型シール41に接触する部分に、たとえばステン
レス鋼製、あるいはセラミックス製の円筒スリーブ45
(図2中仮想線)を装着することとしてもよい。
【0057】なお本発明は、冷凍機のシール装置一般に
これを応用可能である。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、シール部
材を有端型に替えて無端型とするとともに、ディスプレ
ーサーにディスプレーサー溝を形成することなく、その
外周面とシリンダーとの間において無端型シールにより
シール装置を形成したので、シール性能を向上させ、G
M冷凍機など蓄冷式冷凍機の冷凍能力向上に寄与するこ
とができる。
【0059】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるシール装置21を装備
した蓄冷式冷凍機20の要部断面図である。
【図2】同、シール装置21部分の拡大断面図である。
【図3】従来のGM冷凍機など蓄冷式冷凍機1のシリン
ダー2およびディスプレーサー3部分の要部側面図であ
る。
【図4】同、有端型シールによるシールリング6の斜視
図である。
【図5】同、有端型張出しリングによるテンションリン
グ7の斜視図である。
【図6】同、シールリング6およびテンションリング7
部分の拡大断面図である。
【図7】従来の他のシール装置8の要部拡大断面図であ
る。
【図8】従来のさらに他のシール装置13の要部拡大断
面図である。
【図9】従来のシール装置における問題を概説するため
の、ディスプレーサー3部分の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 蓄冷式冷凍機(GM冷凍機) 2 シリンダー 3 ディスプレーサー 3A ディスプレーサー3内の蓄冷材 3B ディスプレーサー3の厚肉部 3C ディスプレーサー3の薄肉部 4 シール装置 5 ディスプレーサー溝 5A ディスプレーサー溝5の下側面 5B ディスプレーサー溝5の上側面 6 シールリング(有端型シール) 6A シールリング6の端部 7 テンションリング(有端型張出しリング) 7A テンションリング7の端部 8 シール装置 9 アウターシールリング 10 アウターシールリング 11 インナーシールリング 12 コイルバネリング 13 シール装置 14 小径部 15 大径部 16 一体形の(無端型の)シールリング 16A シールリング16の耐摩耗材 16B シールリング16の弾性体 17 シール固定スリーブ 18 ディスプレーサー3の厚肉部3Bと薄肉部3Cと
の間の段部 20 蓄冷式冷凍機(GM冷凍機) 21 シール装置 22 第1段シリンダー 23 第2段シリンダー 24 第1段ディスプレーサー 25 第2段ディスプレーサー 25A 第2段ディスプレーサー25のディスプレーサ
ーシール面 26 接続手段(接続ピン) 27 駆動機構(往復動モーター) 28 第1の蓄冷材 29 第2の蓄冷材 30 第1の連通路 31 第1段膨張室 32 第2の連通路 33 第3の連通路 34 第2段膨張室 35 第1段冷却ステージ 36 第2段冷却ステージ 37 シール装置取付け部 38 シール取付け溝 38A シール取付け溝38のシリンダーシール面 38B シール取付け溝38の水平面 39 リング取付け溝 40 輪取付け溝 41 環状の無端型シール 41A 無端型シール41の断面U字状の凹陥部 41B 無端型シール41の断面円弧状のシール部 41C 無端型シール41の底部 41D 無端型シール41の頂部 41E 無端型シール41の膨出部 42 環状のシールストッパーリング 42A シールストッパーリング42の底部 43 環状の止め輪 44 バネリング 45 ステンレス鋼製あるいはセラミックス製の円筒ス
リーブ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダーと、 このシリンダー内を往復動するディスプレーサーと、 このディスプレーサー内に収容した蓄冷材とを有すると
    ともに、 前記シリンダーの内壁面と前記ディスプレーサーとの間
    を無潤滑でシールする蓄冷式冷凍機のシール装置であっ
    て、 前記シリンダーに形成したシール取付け溝に設けた無端
    型シールと、 この無端型シールを、前記ディスプレーサーのディスプ
    レーサーシール面および前記シール取付け溝のシリンダ
    ーシール面に押し付けるバネリングと、 を有することを特徴とする蓄冷式冷凍機のシール装置。
  2. 【請求項2】 前記無端型シールを両側に押し開くこ
    とにより、この無端型シールを、前記ディスプレーサー
    のディスプレーサーシール面および前記シール取付け溝
    のシリンダーシール面に押し付けることを特徴とする請
    求項1記載の蓄冷式冷凍機のシール装置。
  3. 【請求項3】 前記無端型シールは、これを断面U字
    状としたことを特徴とする請求項1記載の蓄冷式冷凍機
    のシール装置。
  4. 【請求項4】 前記無端型シールの断面U字状の凹陥
    部に前記バネリングを取り付けたことを特徴とする請求
    項3記載の蓄冷式冷凍機のシール装置。
  5. 【請求項5】 前記無端型シールに断面円弧状の膨出
    部を形成したことを特徴とする請求項1記載の蓄冷式冷
    凍機のシール装置。
  6. 【請求項6】 前記無端型シールの移動を規制するシ
    ールストッパーリングを設けたことを特徴とする請求項
    1記載の蓄冷式冷凍機のシール装置。
  7. 【請求項7】 前記シールストッパーリングの移動を
    規制する止め輪を設けたことを特徴とする請求項6記載
    の蓄冷式冷凍機のシール装置。
  8. 【請求項8】 前記シリンダーおよび前記ディスプレ
    ーサーの面粗度は、これを3.2S以下としたことを特
    徴とする請求項1記載の蓄冷式冷凍機のシール装置。
  9. 【請求項9】 前記ディスプレーサーの外周面にこの
    ディスプレーサーとは異なる材料による円筒スリーブを
    設けたことを特徴とする請求項1記載の蓄冷式冷凍機の
    シール装置。
  10. 【請求項10】 前記円筒スリーブは、これをステン
    レス鋼製としたことを特徴とする請求項9記載の蓄冷式
    冷凍機のシール装置。
  11. 【請求項11】 前記円筒スリーブは、これをセラミ
    ックス製としたことを特徴とする請求項9記載の蓄冷式
    冷凍機のシール装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997031228A1 (fr) * 1996-02-21 1997-08-28 Daikin Industries, Ltd. Refrigerateur cryogenique

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