JPH03236549A - 逆スターリングサイクル冷凍機の膨脹器 - Google Patents

逆スターリングサイクル冷凍機の膨脹器

Info

Publication number
JPH03236549A
JPH03236549A JP3073790A JP3073790A JPH03236549A JP H03236549 A JPH03236549 A JP H03236549A JP 3073790 A JP3073790 A JP 3073790A JP 3073790 A JP3073790 A JP 3073790A JP H03236549 A JPH03236549 A JP H03236549A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
displacer
cylinder
expansion
thick wall
expansion cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3073790A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2591220B2 (ja
Inventor
Futoshi Fujinami
藤並 太
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2030737A priority Critical patent/JP2591220B2/ja
Publication of JPH03236549A publication Critical patent/JPH03236549A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2591220B2 publication Critical patent/JP2591220B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は一般に極低温の発生に用いられる逆スターリン
グサイクル冷凍機における作動媒体の膨脹器の構造に関
する。
〔従来の技術〕
極低温の発生に用いられる逆スターリングサイクル冷凍
機には圧縮機と膨脹器が構造的に分かれている分離型冷
凍機と圧縮機と膨脹器が構造的に一体となった一体型冷
凍機とがある。
第5図は従来の分離型冷凍機の構造の一例を示し、圧縮
機20と膨脹器21とが冷却器15を介して連通管10
により連通して接続されている。4は圧縮機20の圧縮
シリンダ、3は圧縮シリンダ内を往復動自在な圧縮ピス
トン、2は膨脹器21の膨脹シリンダ、1は膨脹シリン
ダ内を往復動自在なディスプレーサである。膨脹シリン
ダ2の一端部は被冷却体5を冷却する低温部6によって
気密に密閉され膨脹空間14が形成されている。ディス
プレーサ】の内部には、例えば、ステンレス鋼製の金網
で作られた蓄冷器7が設けられており、また、ディスプ
レーサ1の一端は膨脹シリンダ2内の空間に、他端は膨
脹シリンダ保持体8内の空間にそれぞれ開口している。
このディスプレーサ1は膨脹シリンダ保持体8内の空間
の底部にばね9によって連接されている。膨脹シリンダ
2と圧縮シリンダ4とは冷却部15を備える連通管10
と膨脹シリンダ保持体8内の空間を介して連通され、こ
れらの中に作動媒体、例えば、ヘリウムあるいはアルゴ
ンが封入されている。冷却器15は第5図のように連通
管10の表面に冷却フィンを取り付けてもよいし、熱損
失の量によっては単に連通管10の表面の冷却効果のみ
でよい場合もある。圧縮ピストン3は図示しない回転機
によりコネクティングロッド11を介して往復動操作さ
れる。これによって生じた作動媒体の流れが、蓄冷器7
を通過するときその流体抵抗によって生した力によって
、ディスプレーサlは駆動され往復動する。蓄冷器7を
含むディスプレーサ1の買置、蓄冷器7の流体抵抗およ
びばね9によって振動系が構成されており、圧縮ピスト
ン3の駆動周期を適当に選定することにより、ディスプ
レーサlと圧縮ピストン3とは相互に異なった位相で往
復動する。圧縮ピストン3とディスプレーサ1とが相互
に異なった位相で同期的に動くとき作動媒体は交互に圧
縮と膨脹を繰り返し、これによって膨脹シリンダの低温
部6に低温を発生する。これら一連の冷却作用について
は論文「フリーディスプレーサ冷凍」 (低温工学の発
展、14S、1968年、361〜369頁)中に見出
すことができる。
ディスプレーサ1の往復運動を安定して行わせるために
は、ディスプレーサ1と膨脹シリンダ2との間の摩擦抵
抗を極力小さくすることが必要で、ディスプレーサ1の
両端部近傍には、第4図falに示すように、例えば、
弗素系樹脂のような摩擦係数の小さい材料で作られたシ
ール兼ガイドが装備される。12は低温側に装備された
シール兼ガイドであり、13は高温側に装備されたシー
ル兼ガイドである。これらシール兼ガイド12.13は
ディスプレーサ1の外壁と膨脹シリンダ2の内壁間をシ
ールして、この空隙を通じて低温部6近傍の低温の作動
媒体が温度の高い膨脹シリンダ保持体8側へ漏れ出たり
、あるいはその逆の経路で温度の高い部分の作動媒体が
低温部6近傍に浸入して低温部6の温度を上昇させたり
して冷凍機の冷却能力が低下することを防ぐとともに、
軽く膨脹シリンダの内壁に触れてディスプレーサの動き
をガイドする。しかし、この摩擦抵抗が大きいと、これ
による発熱が冷凍機の冷却能力を低下させるので、シー
ル兼ガイド12および13は、前記のように摩擦係数の
小さい材料で作るとともに、膨脹シリンダ2の内壁との
間にたかだか数ミクロン乃至数十ミクロンの微小間隙の
シール兼ガイドとし、摩擦抵抗の低下と作動媒体の漏れ
の防止の双方の作用を行わせるようにしている。14は
この微小間隙である。
ディスプレーサ1や膨脹シリンダ2の管壁は、これらを
通して温度の高い膨脹シリンダ保持体8側から低温部6
に熱伝導により熱が侵入して冷却能力を低下させるのを
抑制するため、高い熱抵抗を有するように薄肉に作られ
ている。
第6図は、更に、従来の一体型冷凍機の構造の一例を示
し、圧縮機120と冷却器115と膨脂器121とが一
体に構成されており、圧縮8!120と膨脂器121が
冷却器115を介して流路112により連通して結合さ
れている。冷却器115は第6図のように流路112に
沿って冷却フィンを取り付けてもよいし、熱損失の量に
よっては単に構成体表面の冷却のみでよい場合もある。
116は圧縮機120の圧縮シリンダ、103は膨脂器
121の膨脹シリンダで、圧縮シリンダ116内ではピ
ストン111が、膨脹シリンダ103内ではディスプレ
ーサ105が相互に異なった位相で往復動するよう操作
される。ディスプレーサlO5は、内部に蓄冷器104
を有し、低温側にガイド102と、常温側にシール10
6.107およびガイド10Bが設けられる。ディスプ
レーサ105はコネクティングロ・ノド113を介して
、クランク軸109に連結され、ピストン111はコネ
クティングロフド110を介してクランク軸に連結され
る。
クランク軸109は図示しない電動機により駆動され、
ディスプレーサ105とピストン111 とは相互に異
なった位相で往復動する。ガイド102.108は摩擦
抵抗の小さい、例えば、弗素系樹脂で作られ、膨脹シリ
ンダ103の内壁との間の間隙は、ガイドとシリンダ内
壁間にかしりが生しない程度に大きく取る。シール10
6.107は常温側にあり、この摩擦抵抗による発熱は
低温側のように直接冷却能力に影響しないので、シール
効果のよい接触形が用いられ、例えば、弾性のあるU字
形断面ゴムのシールリングに軽い緊迫力を与えるための
ばねを組合わせたシールが用いられる。冷却作用につい
ては前述の離形の場合と同様である。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述の逆スターリングサイクル冷凍機の膨脂器について
は次の問題点がある。
先ず、分離型冷凍機の膨脂器については、冷却能力の低
下を抑制するために膨脹シリンダ2およびディスプレー
サ1の管壁は薄肉に作られるが、薄肉の加工は一般に加
工時被加工体が変形し、高精度が得られない問題がある
。ディスプレーサに装備されたシール兼ガイドと膨脹シ
リンダの間隙は数ミクロン乃至数十ミクロンの微小間隙
であり、僅かの加工精度不良あるいは製造後の僅かの変
形によっても第4図(b)に示すように膨脹シリンダ2
の内壁とディスプレーサlに装備されたシール12゜1
3が強く接触する。このように強く接触するとこれらの
間に生じた摩擦抵抗によってディスプレーサ1の往復動
が不安定になるとともに、この摩擦により生じる熱は冷
凍機の低温側で生しるため、直接冷凍出力に影響し、そ
の冷却能力を著しく低下させる。
次に、一体型冷凍機の膨脂器については、前述したよう
に、ディスプレーサはコネクティングロッドを介して駆
動されるが、この場合ロンドの傾き角 (第6図のΦ)
に応して横力が発生する。この横力はガイド102.1
08で受けるが、ガイド102は低温側にあり、ここで
生した摩擦抵抗による発熱は直接冷却能力を低下させる
。また、この横力は膨脹シリンダおよびディスプレーサ
に曲げ応力を発生するので、これらの断面形状はこの応
力に耐える面積が必要で、このため熱伝導による損失が
増加し、同様、冷却能力を低下させる。
本発明の課題は前述の問題点を解決して、膨脹シリンダ
の内壁とディスプレーサに装備されたシール兼ガイドあ
るいはガイドの強い接触によって生しる動作の不安定な
らびに摩擦熱を防止した冷却能力の大きい膨脂器の構造
を提供することにある。
(!lli!を解決するための手段〕 前述の課題を解決するために、本発明においては、被冷
却体を冷却する低温部により一端部が気密に密閉され胴
内に作動媒体の膨脹空間を形成する膨脂シリンダと、こ
のシリンダに対し前記膨脹空間を挟んで配置されシリン
ダ内を軸方向に往復自在なディスプレーサと、このディ
スプレーサに設けられ作動媒体のシールおよびディスプ
レーサの運動のガイドを行うシール兼ガイドとからなり
、前記膨脂シリンダの他端部は作動媒体の圧縮機に連通
して結合され、ディスプレーサはこの作動媒体の圧力に
より往復動操作される逆スターリングサイクル冷凍機の
膨脹器において、前記膨脂シリンダおよびディスプレー
サは軸方向に薄肉部と厚肉部とを有し薄肉部からなる膨
脂シリンダの一端部は被冷却体を冷却する低温部により
気密に密閉されその胴内に作動媒体の膨脹空間を形成し
、シール兼ガイドはディスプレーサの厚肉部に設けられ
対向する膨脂シリンダの厚肉部内壁で摺動するようにす
る。あるいは、被冷却体を冷却する低温部により一端部
が気密に密閉され胴内に作動媒体の膨脹空間を形成する
膨脂シリンダと、このシリンダに対し前記膨脹空間を挟
んで配置されシリンダ内を軸方向に往復自在なディスプ
レーサと、このディスプレーサ3に設けられた作動媒体
のシールおよびディスプレーサの運動のガイドとからな
り、前記膨脂シリンダの他端部は作動媒体の圧縮機に連
通して結合され、ディスプレーサはこれに結合されたコ
ネクティングロフドを介して圧縮機の回転機により往復
動操作される逆スターリングサイクル冷凍機の膨脹器に
おいて、前記膨脂シリンダおよびディスプレーサは軸方
向に薄肉部と厚肉部とを有し薄肉部からなる膨脂シリン
ダの一端部は被冷却体を冷却する低温部により気密に密
閉されその胴内に作動媒体の膨脹空間を形成し、シール
およびガイドはディスプレーサの厚肉部に設けられ対向
する膨脂シリンダの厚肉部内壁で摺動するようにする。
更にまた、前述の各逆スターリングサイクル冷凍機の膨
脹器において、軸方向に薄肉部と厚肉部とを有する膨脂
シリンダはそれぞれ別個に作られた薄肉部と厚肉部とが
気密に接合されてなるようにする。
〔作用〕
本発明においては、先ず分離型について、膨脂シリンダ
およびディスプレーサはそれぞれ軸方向に薄肉部と厚肉
部とを有するようにしシール兼ガイドはディスプレーサ
の厚内部に設は膨脂シリンダの厚肉部の内壁で摺動する
ようにした。これら厚肉部は加工時変形を受けにくく高
精度で製造できる。また製造後も変形を生じることもな
いので、この間隙を数ミクロン乃至数十ミクロンの微小
間隙としても、シール兼ガイドと膨脂シリンダの内壁間
で強い接触を生しることはなくなる0次に一体型におい
ては、同様、膨脂シリンダおよびディスプレーサはそれ
ぞれ軸方向に薄肉部と厚肉部とを有するようにし、シー
ルおよびガイドはディスプレーサの厚内部に設は膨脂シ
リンダの厚肉部の内壁で摺動するようにした。コネクテ
ィングロフドの傾き角に応じて発生する横力は、この厚
肉部のガイドで受けるので、低温側の薄肉部に曲げ応力
がかからなくなる。これにより、これら薄肉部の断面積
が減少でき熱伝導による損失を低下できる。また、これ
ら分離型および一体型において、膨脂シリンダを加工の
容易なように薄肉部と厚肉部とに分は別個に製作し、こ
れを気密接合することで一体化することで精度の高い加
工が容易となった。これによってシール兼ガイドあるい
はガイドが膨脂シリンダの内壁との間で強く接触するこ
とが避けられる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例による逆スターリングサイク
ル冷凍機の膨脹器の要部の断面部である。
この図は分離型における例で、膨脂シリンダ201は熱
抵抗の大きい薄肉部201Aと機械強度の大きい厚肉部
201Bとからなっている。この薄肉部201Aからな
る膨脂シリンダの一端部は被冷却体を冷却する低温部2
02により気密に密閉され、その胴内に作動媒体の膨脹
空間223が形成されている。210はディスプレーサ
で熱抵抗の大きい薄肉部210Aと機械強度の大きい厚
肉部210Bとが、溶接などの方法で気密に接合されて
いる。薄肉部210Aは、この構造では、曲げ応力がか
からないので熱抵抗率の大きい合成樹脂を用いることも
でき、この場合は薄肉でなく厚肉であっても差支えない
、この薄肉部210Aの内部に蓄冷器212が収容され
る。シール兼ガイド214.215はディスプレーサ2
10の厚肉部の両端部にそれぞれ設けられ、膨脹シリン
ダ201の厚肉部201Bの内壁との間で摺動する。こ
のシール兼ガイドは摩擦抵抗の小さい、例えば、四弗化
エチレン樹脂に充填剤を配合した弗素系樹脂からなり、
膨脹シリンダの内壁との間隙は数ミクロン乃至数十ミク
ロンの微小間隙となっている。ディスプレーサ210は
ばね220によって膨脹シリンダ201の厚肉部からな
る他端部に設けられた密閉蓋222に連結される。密閉
蓋222に取り付けられた連通管226により図示され
ない作動媒体の圧縮機に連通して結合される。その他の
構造および冷却作用については、第5図に示す従来の逆
スターリングサイクル冷凍機の膨脹器と同様であるが、
第5図に比して、低温側にシール兼ガイドがなく、低温
側における摩擦抵抗による発熱が除かれるので冷却能力
は一層高められる。
第2図は本発明の異なる実施例による逆スターリングサ
イクル冷凍機の膨脹器の要部の断面図で、この例では一
体型の場合を示している。膨脹シリンダ201は熱抵抗
の大きい薄肉部201Aと機械強度の大きい厚肉部20
1Bとからなっている。この薄肉部からなる膨脹シリン
ダの一端部は被冷却体を冷却する低温部202により気
密に密閉され、その胴内に作業媒体の膨脹空間223が
形成されている。
210はディスプレーサで、熱抵抗の大きい圧縮機21
0Aと機械強度の大きい厚肉部210Bとが、溶接など
の方法で気密に接合されている。薄肉部210Aは、こ
の構造では、曲げ応力がかからないので、熱抵抗率の大
きい合成樹脂も用いることができ、この場合は薄肉でな
く厚肉であっても差支えない、この薄肉部210Aの内
部に蓄冷器212が収容される。
シール251 252とガイド253.254とがそれ
ぞれ一対として厚肉部の両端部にそれぞれ設けられ、膨
脹シリンダ201の厚肉部201Bの内壁との間で摺動
する。このガイドは摩擦抵抗の小さい、例えば、四弗化
エチレン樹脂に充填剤を配合した弗素系樹脂からなり、
膨脹シリンダの内壁との間の間隙は、ガイドとシリンダ
内壁間にかじりが生しない程度に大きく取る。シールは
シール効果のよし)接触形が用いられ、例えば、弾性の
あるU字形断面ゴムのシールリングに軽い緊迫力を与え
るための4fねを組合わせたシールが用いられる。ディ
スプレーサ210はこれに結合されたコネクティングロ
ッド255を介して図示されていない作業媒体の圧縮機
の回転機により駆動される。シール251と252との
間より連通孔256を介して圧縮機に連通して結合され
る。その他の構造および冷却作用につし)ては、第6図
に示す従来の逆スターリングサイクル冷凍機の膨脹器と
同様であるが、第6図に比して低温側のガイドがなく、
低温側における摩擦抵抗による発熱が除かれるので冷却
能力は一層高められる。
第3図は本発明の更に異なる実施例を示し、この例では
軸方向に薄肉部201Aと厚肉部201Bとを有する膨
脹シリンダ201は別個に作られた薄肉部と厚肉部とが
接合部306で気密に接合されて一体構造となっている
。薄肉部と厚肉部とをそれぞれの肉厚に応して別個に製
作すると加工が容易となるとともに、高精度を必要とす
る厚肉部は軸方向に短い加工長となり、加工が難しい薄
肉部は第1図および第2図の実施例では高精度の加工を
必要としなくなる。これらを気密結合することにより必
要個所が高精度の膨脹シリンダが得られる。この場合、
薄肉部と厚肉部との軸合わせの精度はその製造方法から
多少出しにくい点はあるが、これらの実施例ではシール
兼ガイド307.308は精度の高いディスプレーサの
厚肉部に取り付けられ、精度の高い膨脹シリンダの厚肉
部の内壁で摺動するようにしているので、軸合わせの精
度は作用に全く影響せず、シール兼ガイドと膨脹シリン
ダの内壁との間で強い接触を生じ冷却能力が低下するこ
とがなくなる。第3図は第1図の実施例に適用した場合
を示したが、第2図の実施例に対しても同様に適用する
ことができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、先ず分離型について、膨脹シリンダお
よびディスプレーサはそれぞれ軸方向に薄肉部と厚肉部
とを有するようにし、シール兼ガイドは加工精度が高い
ディスプレーサの厚肉部に設け、同様加工精度の高い膨
張シリンダの厚肉部の内壁で摺動するようにしたので、
シール兼ガイドが膨張シリンダの内壁に強く接触するこ
とがなくなり、冷却能力が低下することがなくなった。
更に、従来低温側に設けられていた一方のシール兼ガイ
ドがなくなり、低温側で発生する摩擦抵抗による発熱が
全くなくなり、冷却能力は一層向上した。
次に、一体型では、分離型と同様、膨張シリンダおよび
ディスプレーサはそれぞれ軸方向に薄肉部と厚内部とを
有するようにし、シールおよびガイドは加工精度が高い
ディスプレーサの厚肉部に設け、同様加工精度の高い膨
張シリンダの厚内部の内壁で摺動するようにした。コネ
クティングロフドの傾き角に応して発生する横力は、こ
の厚肉部のガイドで受けるので、膨張シリンダおよびデ
ィスプレーサには曲げ応力がかからずこの薄肉部の断面
積を減少できた。これによりその熱伝導により損失を低
下したので冷却能力は大きく向上した。更に、従来低温
側に設けられていた一方のガイドがなくなり、低温側で
発生する摩擦抵抗による発熱が全くなくなり、冷却能力
は一層向上した。
更に、これらの膨張シリンダを加工の容易なように薄肉
部と厚肉部とに分け、別個に製作し、これを気密接合す
ることで一体化することで必要個所の加工精度を上げた
。これによりシール兼ガイドあるいはガイドが膨張シリ
ンダとの間で強く接触することが避けられ、冷却能力の
低下がより少なくなった。また、これにより高精度を必
要とする厚肉部は加工が容易になるとともに軸方向に短
い加工長となり、加工が難しい薄肉部は高精度の加工を
必要としなくなったので、一体化のための接合工数が増
加したにかかわらず、全体としての製造コストは大幅に
低下した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による逆スターリングサイク
ル冷凍機の膨張具の要部の断面図、第2図および第3図
はそれぞれ本発明の異なる実施例による逆スターリング
サイクル冷凍機の膨張具の要部断面図、第4図は従来の
分離型逆スターリングサイクル冷凍機の膨張具の要部の
断面図で(a+は加工精度が良好な場合を示す図、(b
lは加工精度が不良な場合を示す図、第5図は従来の分
離型逆スターリングサイクル冷凍機の断面図、第6図は
従来の一体型逆スターリングサイクル冷凍機の断面図で
ある。 201 301 :膨張シリンダ、201A 、 30
1A  :薄肉部 (膨張シリンダの) 、201B、
 301B:厚肉部(膨張シリンダの)   202:
被冷却体を冷却する低温部、210:ディスプレーサ、
210A :薄肉部(ディスプレーサの)、210B:
厚肉部(ディスプレーサの) 、214.215.30
7.308:シール兼ガイド、223:作業媒体の膨張
空間、226二連通管、251゜252:シール、25
3.254:ボイド、255:コネク202 ’2i 
ン辛】11体1冷25】すみイ6!温キ1S11図 第 4 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)被冷却体を冷却する低温部により一端部が気密に密
    閉され胴内に作動媒体の膨脹空間を形成する膨脹シリン
    ダと、このシリンダに対し前記膨脹空間を挟んで配置さ
    れシリンダ内を軸方向に往復自在なディスプレーサと、
    このディスプレーサに設けられ作動媒体のシールおよび
    ディスプレーサの運動のガイドを行うシール兼ガイドと
    からなり、前記膨脹シリンダの他端部は作動媒体の圧縮
    機に連通して結合され、ディスプレーサはこの作動媒体
    の圧力により往復動操作される逆スターリングサイクル
    冷凍機の膨脹器において、 前記膨脹シリンダおよびディスプレーサは軸方向に薄肉
    部と厚肉部とを有し薄肉部からなる膨脹シリンダの一端
    部は被冷却体を冷却する低温部により気密に密閉されそ
    の胴内に作動媒体の膨脹空間を形成し、シール兼ガイド
    はディスプレーサの厚肉部に設けられ対向する膨脹シリ
    ンダの厚肉部内壁で摺動するようにしたことを特徴とす
    る逆スターリングサイクル冷凍機の膨脹器。 2)被冷却体を冷却する低温部により一端部が気密に密
    閉され胴内に作動媒体の膨脹空間を形成する膨脹シリン
    ダと、このシリンダに対し前記膨脹空間を挟んで配置さ
    れシリンダ内を軸方向に往復自在なディスプレーサと、
    このディスプレーサ3に設けられた作動媒体のシールお
    よびディスプレーサの運動のガイドとからなり、前記膨
    脹シリンダの他端部は作動媒体の圧縮機に連通して結合
    され、ディスプレーサはこれに結合されたコネクティン
    グロッドを介して圧縮機の回転機により往復動操作され
    る逆スターリングサイクル冷凍機の膨脹器において、 前記膨脹シリンダおよびディスプレーサは軸方向に薄肉
    部と厚肉部とを有し薄肉部からなる膨脹シリンダの一端
    部は被冷却体を冷却する低温部により気密に密閉されそ
    の胴内に作動媒体の膨脹空間を形成し、シールおよびガ
    イドはディスプレーサの厚肉部に設けられ対向する膨脹
    シリンダの厚肉部内壁で摺動するようにしたことを特徴
    とする逆スターリングサイクル冷凍機の膨脹器。 3)請求項1)あるいは2)記載の逆スターリングサイ
    クル冷凍機の膨脹器において、 軸方向に薄肉部と厚肉部とを有する膨脹シリンダはそれ
    ぞれ別個に作られた薄肉部と厚肉部とが気密に接合され
    てなることを特徴とする逆スターリングサイクル冷凍機
    の膨脹器。
JP2030737A 1990-02-09 1990-02-09 逆スターリングサイクル冷凍機の膨脹器 Expired - Fee Related JP2591220B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2030737A JP2591220B2 (ja) 1990-02-09 1990-02-09 逆スターリングサイクル冷凍機の膨脹器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2030737A JP2591220B2 (ja) 1990-02-09 1990-02-09 逆スターリングサイクル冷凍機の膨脹器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03236549A true JPH03236549A (ja) 1991-10-22
JP2591220B2 JP2591220B2 (ja) 1997-03-19

Family

ID=12311987

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2030737A Expired - Fee Related JP2591220B2 (ja) 1990-02-09 1990-02-09 逆スターリングサイクル冷凍機の膨脹器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2591220B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06159828A (ja) * 1992-11-20 1994-06-07 Mitsubishi Electric Corp 蓄冷型冷凍機
JP2007205608A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Sumitomo Heavy Ind Ltd 蓄冷器式冷凍機

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60167974U (ja) * 1984-04-13 1985-11-07 株式会社 富士電機総合研究所 冷凍機
JPS61291872A (ja) * 1985-06-18 1986-12-22 三菱電機株式会社 冷凍機
JPS6332268U (ja) * 1986-08-14 1988-03-02

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60167974U (ja) * 1984-04-13 1985-11-07 株式会社 富士電機総合研究所 冷凍機
JPS61291872A (ja) * 1985-06-18 1986-12-22 三菱電機株式会社 冷凍機
JPS6332268U (ja) * 1986-08-14 1988-03-02

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06159828A (ja) * 1992-11-20 1994-06-07 Mitsubishi Electric Corp 蓄冷型冷凍機
JP2007205608A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Sumitomo Heavy Ind Ltd 蓄冷器式冷凍機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2591220B2 (ja) 1997-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10001079B2 (en) Coolant penetrating cold-end pressure vessel
JP2933390B2 (ja) 一体型スターリングクリオクーラ用のシール構造体
US20120144821A1 (en) Free-Piston Stirling Machine For Extreme Temperatures
JP2553203B2 (ja) 極低温冷凍機
KR100412299B1 (ko) 가스 압축 팽창기
JP2002130853A (ja) スターリングエンジン
JPH03236549A (ja) 逆スターリングサイクル冷凍機の膨脹器
US4281517A (en) Single stage twin piston cryogenic refrigerator
US8490414B2 (en) Cryocooler with moving piston and moving cylinder
US4481777A (en) Cryogenic refrigerator
JPH1062025A (ja) ヴィルミエヒートポンプ
JP3574568B2 (ja) スターリングエンジン
KR20170126923A (ko) 변형 가능한 도관에 의한 유체 전달을 구비하는 스털링 쿨러
JP2910438B2 (ja) 蓄冷型冷凍機
JPH09159299A (ja) スターリングサイクル式多段冷凍機
JP2734634B2 (ja) 蓄冷器内蔵の往復動型冷凍機
JPH0771834A (ja) 極低温冷凍機
JPH0452615Y2 (ja)
JPH07844Y2 (ja) 冷凍機
JPH0544645A (ja) シール装置
JPH0643648Y2 (ja) 冷凍機
JPH0719638A (ja) 蓄冷式冷凍機のシール装置
JPH1163704A (ja) ピストン型圧縮機の差圧制御装置
JPH03129258A (ja) 極低温冷凍機
JPS625058A (ja) 流体の圧縮または膨張機

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071219

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091219

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees