JP2943668B2 - ボビン供給システム - Google Patents
ボビン供給システムInfo
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- JP2943668B2 JP2943668B2 JP7257590A JP25759095A JP2943668B2 JP 2943668 B2 JP2943668 B2 JP 2943668B2 JP 7257590 A JP7257590 A JP 7257590A JP 25759095 A JP25759095 A JP 25759095A JP 2943668 B2 JP2943668 B2 JP 2943668B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H67/00—Replacing or removing cores, receptacles, or completed packages at paying-out, winding, or depositing stations
- B65H67/06—Supplying cores, receptacles, or packages to, or transporting from, winding or depositing stations
- B65H67/069—Removing or fixing bobbins or cores from or on the vertical peg of trays, pallets or the pegs of a belt
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2701/00—Handled material; Storage means
- B65H2701/30—Handled filamentary material
- B65H2701/31—Textiles threads or artificial strands of filaments
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボビンを供給する
自動ワインダの各巻取ユニットへボビンを供給するボビ
ン供給システムに関するものである。
自動ワインダの各巻取ユニットへボビンを供給するボビ
ン供給システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のボビン供給システムは、図4に示
すボビン供給装置を備え、例えば、リング精紡機により
製造された糸が巻き取られている複数の実ボビンBfを
前記ボビン供給装置の平ベルトフィーダ45に投入し、
前記平ベルトフィーダ45の出口から連続的に送出され
る実ボビンBfをボビン個別化のための振動式パーツフ
ィーダー46に供給し、次いで、このパーツフィーダー
46及び平ベルト46aにより実ボビンBfを1個ずつ
分離して天尻判別部17に設けた天尻判別フィーラによ
り天尻判別を行い、その結果に基づいて前記実ボビンB
fをボトム側Bbからボビンシュート18内に投下し
て、トレイ2上に供給し、前記トレイ2に実ボビンBf
を挿立した状態で図示省略した自動ワインダの各巻取ユ
ニットに搬送していた。
すボビン供給装置を備え、例えば、リング精紡機により
製造された糸が巻き取られている複数の実ボビンBfを
前記ボビン供給装置の平ベルトフィーダ45に投入し、
前記平ベルトフィーダ45の出口から連続的に送出され
る実ボビンBfをボビン個別化のための振動式パーツフ
ィーダー46に供給し、次いで、このパーツフィーダー
46及び平ベルト46aにより実ボビンBfを1個ずつ
分離して天尻判別部17に設けた天尻判別フィーラによ
り天尻判別を行い、その結果に基づいて前記実ボビンB
fをボトム側Bbからボビンシュート18内に投下し
て、トレイ2上に供給し、前記トレイ2に実ボビンBf
を挿立した状態で図示省略した自動ワインダの各巻取ユ
ニットに搬送していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のボビン供給シス
テムでは、前記ボビン供給装置が大きく、機構も複雑に
なるため、どうしてもボビン供給システム全体が大型に
なり、単価も高くなる。そのため、自動ワインダの各巻
取ユニット毎に複数のボビンが挿入できる回転式のマガ
ジンを設け、作業者が人手により実ボビンを口出し処理
した状態で前記マガジン内に順次挿入していくというシ
ステムもある。しかし、マガジンが各巻取ユニット毎に
設けられているため、作業者の移動距離が多く、又、口
出し作業にも時間がかかり、作業者への負荷も大きく、
生産生を高めようとすると、1人の担当機台を減らすた
め多くの作業者が必要になるという問題点があった。
テムでは、前記ボビン供給装置が大きく、機構も複雑に
なるため、どうしてもボビン供給システム全体が大型に
なり、単価も高くなる。そのため、自動ワインダの各巻
取ユニット毎に複数のボビンが挿入できる回転式のマガ
ジンを設け、作業者が人手により実ボビンを口出し処理
した状態で前記マガジン内に順次挿入していくというシ
ステムもある。しかし、マガジンが各巻取ユニット毎に
設けられているため、作業者の移動距離が多く、又、口
出し作業にも時間がかかり、作業者への負荷も大きく、
生産生を高めようとすると、1人の担当機台を減らすた
め多くの作業者が必要になるという問題点があった。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑み、作業者の負
担を軽減するとともに、作業者を有効活用して、小型で
低価格なボビン供給システムを提供することを課題とし
ている。
担を軽減するとともに、作業者を有効活用して、小型で
低価格なボビン供給システムを提供することを課題とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載のボビン供給システムでは、トレイ
にボビンを供給するボビン供給装置と、このボビン供給
装置から自動ワインダの各巻取ユニットへ前記トレイを
搬送するトレイ供給ライン、及び前記各巻取ユニットか
ら前記ボビン供給装置へ前記トレイを搬送するトレイ帰
還ラインとを備えたボビン供給システムにおいて、前記
トレイ供給ラインの途中に、トレイ上の前記ボビンの糸
端を位置決めする口出し装置を設け、前記ボビン供給装
置の実ボビン供給位置に空トレイを停止させるボビンス
トッパと、このボビンストッパによるトレイ停止を検出
するセンサを設けるとともに、前記ボビン供給装置が、
回転軸と同心円上に配設した複数のボビン挿入孔に実ボ
ビンを一つずつストックする回転式マガジンと、このマ
ガジンにストックした実ボビンをトレイ上に案内して挿
立させるボビンシュートとを備え、前記センサがトレイ
停止を検出したときに前記ボビン挿入孔を一つ送るよう
に回動させて一つの実ボビンを供給するように構成した
ものである。
に、請求項1に記載のボビン供給システムでは、トレイ
にボビンを供給するボビン供給装置と、このボビン供給
装置から自動ワインダの各巻取ユニットへ前記トレイを
搬送するトレイ供給ライン、及び前記各巻取ユニットか
ら前記ボビン供給装置へ前記トレイを搬送するトレイ帰
還ラインとを備えたボビン供給システムにおいて、前記
トレイ供給ラインの途中に、トレイ上の前記ボビンの糸
端を位置決めする口出し装置を設け、前記ボビン供給装
置の実ボビン供給位置に空トレイを停止させるボビンス
トッパと、このボビンストッパによるトレイ停止を検出
するセンサを設けるとともに、前記ボビン供給装置が、
回転軸と同心円上に配設した複数のボビン挿入孔に実ボ
ビンを一つずつストックする回転式マガジンと、このマ
ガジンにストックした実ボビンをトレイ上に案内して挿
立させるボビンシュートとを備え、前記センサがトレイ
停止を検出したときに前記ボビン挿入孔を一つ送るよう
に回動させて一つの実ボビンを供給するように構成した
ものである。
【0006】
【0007】請求項2に記載のボビン供給システムは、
前記トレイ帰還ラインの途中に、前記トレイ上に挿立し
た状態で搬送されるボビンを抜き取るボビン抜き取り装
置を配設し、前記自動ワインダと前記ボビン抜き取り装
置との間の前記トレイ帰還ラインに、前記口出し装置で
処理の失敗した不良ボビンを搬送する不良ボビン搬送ラ
インを接続し、搬送されてくる実ボビンも空ボビンも全
て前記ボビン抜き取り装置で抜き取るようにしたもので
ある。
前記トレイ帰還ラインの途中に、前記トレイ上に挿立し
た状態で搬送されるボビンを抜き取るボビン抜き取り装
置を配設し、前記自動ワインダと前記ボビン抜き取り装
置との間の前記トレイ帰還ラインに、前記口出し装置で
処理の失敗した不良ボビンを搬送する不良ボビン搬送ラ
インを接続し、搬送されてくる実ボビンも空ボビンも全
て前記ボビン抜き取り装置で抜き取るようにしたもので
ある。
【0008】
【実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図を用いて
説明すると、1はボビン供給装置で構成は後で説明す
る。2はトレイで、前記トレイ2はボビンを挿立した状
態で搬送ラインにより移送される。3はボビン抜き取り
装置で、トレイ帰還ライン7に搬送されてきたボビンを
全て前記トレイ2より抜き取るように構成されている。
又、4は口出し装置で、自動ワインダ5で自動糸継ぎが
できるようにボビンの糸端をボビンの所定の位置に位置
決めする。11は分岐装置で口出し処理の失敗した不良
ボビンB1を不良ボビン搬送ライン10に、口出し処理
の成功した実ボビンBfをトレイ供給ライン14に振り
分ける。12は制御装置で全ての自動ワインダの各巻取
ユヒット及びボビン供給システムを制御する。又、トレ
イ2の搬送にはベルトコンベアを用いた搬送ラインが用
いられ、自動ワインダの各巻取ユニット5からボビン供
給装置1までの搬送ラインをトレイ帰還ライン6,7,
8、ボビン供給装置1でトレイ2にボビンを供給して自
動ワインダの各巻取ユニット5までの搬送ラインをトレ
イ供給ライン9,14、不良ボビンB1の搬送ラインを
不良ボビン搬送ライン10としている。
説明すると、1はボビン供給装置で構成は後で説明す
る。2はトレイで、前記トレイ2はボビンを挿立した状
態で搬送ラインにより移送される。3はボビン抜き取り
装置で、トレイ帰還ライン7に搬送されてきたボビンを
全て前記トレイ2より抜き取るように構成されている。
又、4は口出し装置で、自動ワインダ5で自動糸継ぎが
できるようにボビンの糸端をボビンの所定の位置に位置
決めする。11は分岐装置で口出し処理の失敗した不良
ボビンB1を不良ボビン搬送ライン10に、口出し処理
の成功した実ボビンBfをトレイ供給ライン14に振り
分ける。12は制御装置で全ての自動ワインダの各巻取
ユヒット及びボビン供給システムを制御する。又、トレ
イ2の搬送にはベルトコンベアを用いた搬送ラインが用
いられ、自動ワインダの各巻取ユニット5からボビン供
給装置1までの搬送ラインをトレイ帰還ライン6,7,
8、ボビン供給装置1でトレイ2にボビンを供給して自
動ワインダの各巻取ユニット5までの搬送ラインをトレ
イ供給ライン9,14、不良ボビンB1の搬送ラインを
不良ボビン搬送ライン10としている。
【0009】自動ワインダの各巻取ユニット5へ供給さ
れ、各巻取ユニットから帰還されるボビンの流れを説明
すると、各巻取ユニット間をコンベアによりトレイ2上
に挿立した状態で実ボビンBfの搬入、実ボビンBfか
ら巻取パッケージへの糸の巻返し及び空ボビンBe(残
糸付きボビンも含む)の排出を行う複数の自動ワインダ
の各巻取ユニット5より帰還された空ボビンBeは、ト
レイ2上に挿立した状態でトレイ帰還ライン6を搬送さ
れる。続いてボビン抜き取り装置3が配設されていつト
レイ帰還ライン7に入り、前記ボビン抜き取り装置3の
引き抜きベルトの摩擦力により空ボビンBeがトレイ2
から抜き取られてボビン貯留箱19に排出されてトレイ
2のみとなりトレイ帰還ライン8へと搬送される。前記
トレイ帰還ライン8には、ボビン供給装置1が設けられ
ていて、トレイ2がストッパ13により一時停止すると
ともに、ボビンシュート17より実ボビンBfがボトム
側Bbから供給され、トレイ2に実ボビンBfが挿立し
た状態でトレイ供給ライン9へと送られていく。前記ト
レイ供給ライン9には、ホビンの底部に巻かれたボトム
バンチを切断するボトムバンチ切断装置101と、ボビ
ンの糸層外周に巻かれたバックワインド糸を切断するバ
ックワインド糸切断装置102と、口出し装置4とがボ
ビン供給装置1側から順に設けられており、口出し処理
の成功したものは、分岐装置11を経てトレイ供給ライ
ン14へ送られる。
れ、各巻取ユニットから帰還されるボビンの流れを説明
すると、各巻取ユニット間をコンベアによりトレイ2上
に挿立した状態で実ボビンBfの搬入、実ボビンBfか
ら巻取パッケージへの糸の巻返し及び空ボビンBe(残
糸付きボビンも含む)の排出を行う複数の自動ワインダ
の各巻取ユニット5より帰還された空ボビンBeは、ト
レイ2上に挿立した状態でトレイ帰還ライン6を搬送さ
れる。続いてボビン抜き取り装置3が配設されていつト
レイ帰還ライン7に入り、前記ボビン抜き取り装置3の
引き抜きベルトの摩擦力により空ボビンBeがトレイ2
から抜き取られてボビン貯留箱19に排出されてトレイ
2のみとなりトレイ帰還ライン8へと搬送される。前記
トレイ帰還ライン8には、ボビン供給装置1が設けられ
ていて、トレイ2がストッパ13により一時停止すると
ともに、ボビンシュート17より実ボビンBfがボトム
側Bbから供給され、トレイ2に実ボビンBfが挿立し
た状態でトレイ供給ライン9へと送られていく。前記ト
レイ供給ライン9には、ホビンの底部に巻かれたボトム
バンチを切断するボトムバンチ切断装置101と、ボビ
ンの糸層外周に巻かれたバックワインド糸を切断するバ
ックワインド糸切断装置102と、口出し装置4とがボ
ビン供給装置1側から順に設けられており、口出し処理
の成功したものは、分岐装置11を経てトレイ供給ライ
ン14へ送られる。
【0010】又、口出し処理を失敗した実ボビンBf
は、不良ボビンBlとして、口出し装置4の口出し処理
失敗の信号を受けた制御装置12により分岐装置11を
切り換えて不良ボビン搬送ライン10に送られる。前記
不良ボビン搬送ライン10は、トレイ帰還ライン7に接
続されていて、不良ボビンB1は、必ずボビン抜き取り
装置3によりトレイ2より抜き取られ、不良ボビンB1
と空ボビンBeとが混在した状態でボビン貯留箱19に
入る。前記貯留箱19に入ったボビンは、後に作業者が
前記不良ボビンBlと空ボビンBeを仕分けして、不良
ボビンBlに対して口出し処理がし易いように手直しを
行った後、マガジン20に供給される。
は、不良ボビンBlとして、口出し装置4の口出し処理
失敗の信号を受けた制御装置12により分岐装置11を
切り換えて不良ボビン搬送ライン10に送られる。前記
不良ボビン搬送ライン10は、トレイ帰還ライン7に接
続されていて、不良ボビンB1は、必ずボビン抜き取り
装置3によりトレイ2より抜き取られ、不良ボビンB1
と空ボビンBeとが混在した状態でボビン貯留箱19に
入る。前記貯留箱19に入ったボビンは、後に作業者が
前記不良ボビンBlと空ボビンBeを仕分けして、不良
ボビンBlに対して口出し処理がし易いように手直しを
行った後、マガジン20に供給される。
【0011】そしてトレイ2の上に口出し処理の終了し
た実ボビンBfが挿立した状態でトレイ供給ライン14
より自動ワインダの各巻取ユニット5に搬送される。
た実ボビンBfが挿立した状態でトレイ供給ライン14
より自動ワインダの各巻取ユニット5に搬送される。
【0012】ボビン供給装置1について詳しく説明する
と、ボビン供給装置1は、マガジン20とボビンシュー
ト18とを備えている。マガジン20の駆動部の一部で
ある平歯車29は、ラチェットになっていて、歯数は、
実ボビンBfを挿入するためのボビン挿入孔37の数と
同数であり、平歯車30は、歯車29の回転を止めるた
めに設けられ、歯数は、平歯車29と同数で、平歯車2
9と平歯車30の歯が上下で重なるように図示されない
ボルトで固定されており、平歯車29及び平歯車30が
同時に回転するようになっている。
と、ボビン供給装置1は、マガジン20とボビンシュー
ト18とを備えている。マガジン20の駆動部の一部で
ある平歯車29は、ラチェットになっていて、歯数は、
実ボビンBfを挿入するためのボビン挿入孔37の数と
同数であり、平歯車30は、歯車29の回転を止めるた
めに設けられ、歯数は、平歯車29と同数で、平歯車2
9と平歯車30の歯が上下で重なるように図示されない
ボルトで固定されており、平歯車29及び平歯車30が
同時に回転するようになっている。
【0013】腕25は、シリンダ21のロッド23の支
点34と固定点である回転軸33により軸支されてい
て、更にラチェット平歯車29に対応する爪27を支点
31により軸支しており、腕26は、シリンダ22のロ
ッド24の支点35と固定点である支点32により軸支
されていて、更に支点32は、平歯車30のストッパと
しての爪28を軸支している。
点34と固定点である回転軸33により軸支されてい
て、更にラチェット平歯車29に対応する爪27を支点
31により軸支しており、腕26は、シリンダ22のロ
ッド24の支点35と固定点である支点32により軸支
されていて、更に支点32は、平歯車30のストッパと
しての爪28を軸支している。
【0014】マガジン20は、実ボビンBfの巻き径よ
り大きい円柱のボビン挿入孔37を平歯車29の歯数だ
け平歯車29の回転軸33の同心円上に配設している円
柱型のボビン挿入部材42と、ボビンシュート18の真
上だけを実ボビンBfの落下に支障が無い程度に充分大
きく切り欠いたボビン送り出し口38を持つボビン受部
材43とその駆動部とからなる。上記ボビン挿入部材4
2とボビン受部材43とはボビンをボビン挿入孔37に
一つずつ挿入して個別化しストックするためのストッカ
ーを構成している。又、駆動部は、上述した平歯車2
9,30を備えている。
り大きい円柱のボビン挿入孔37を平歯車29の歯数だ
け平歯車29の回転軸33の同心円上に配設している円
柱型のボビン挿入部材42と、ボビンシュート18の真
上だけを実ボビンBfの落下に支障が無い程度に充分大
きく切り欠いたボビン送り出し口38を持つボビン受部
材43とその駆動部とからなる。上記ボビン挿入部材4
2とボビン受部材43とはボビンをボビン挿入孔37に
一つずつ挿入して個別化しストックするためのストッカ
ーを構成している。又、駆動部は、上述した平歯車2
9,30を備えている。
【0015】さて、ボビン抜き取り装置3によりボビン
を抜き取られたトレイ2は、トレイ帰還ライン8により
搬送されてボビンストッパ13により、ボビンシュート
17から確実に実ボビンBfを空のトレイに挿立できる
所定の位置に停止する。
を抜き取られたトレイ2は、トレイ帰還ライン8により
搬送されてボビンストッパ13により、ボビンシュート
17から確実に実ボビンBfを空のトレイに挿立できる
所定の位置に停止する。
【0016】次に、制御装置12の信号により、シリン
ダ22のロッド24をc方向に押し出すと連動して支点
35により軸支されている腕26がc方向26bに移動
し、連動して爪28が、平歯車29の全歯たけ以上移動
可能で平歯車29,30が回転可能になるようにe方向
28bに移動する。
ダ22のロッド24をc方向に押し出すと連動して支点
35により軸支されている腕26がc方向26bに移動
し、連動して爪28が、平歯車29の全歯たけ以上移動
可能で平歯車29,30が回転可能になるようにe方向
28bに移動する。
【0017】次に、制御装置12の信号により、シリン
ダ21のロッド23をa方向に押し出すと回転軸33を
支点にして支点31により軸支されている腕25がg方
向25bに移動し、シリンダ21の力で爪27が平歯車
29を反時計方向であるg方向に回動させ27bの位置
まで移動し、ボビン挿入部材42を歯1つ分つまり、ボ
ビン挿入孔37を一つ送る分だけ反時計方向gに回動さ
せる。
ダ21のロッド23をa方向に押し出すと回転軸33を
支点にして支点31により軸支されている腕25がg方
向25bに移動し、シリンダ21の力で爪27が平歯車
29を反時計方向であるg方向に回動させ27bの位置
まで移動し、ボビン挿入部材42を歯1つ分つまり、ボ
ビン挿入孔37を一つ送る分だけ反時計方向gに回動さ
せる。
【0018】次に、制御装置12の信号により、シリン
ダ22のロッド24をd方向に戻すと支点35により軸
支されている腕26が位置26aに移動し、爪28がf
方向に移動して平歯車30を制動可能な位置28aに移
動する。
ダ22のロッド24をd方向に戻すと支点35により軸
支されている腕26が位置26aに移動し、爪28がf
方向に移動して平歯車30を制動可能な位置28aに移
動する。
【0019】更に、制御装置12の信号により、シリン
ダ21のロッド23をb方向に戻すと腕25がg方向の
位置28aに移動し、爪27が平歯車29の歯の表面3
6に沿ってh方向に移動して位置27aで止まる。
ダ21のロッド23をb方向に戻すと腕25がg方向の
位置28aに移動し、爪27が平歯車29の歯の表面3
6に沿ってh方向に移動して位置27aで止まる。
【0020】ボビン挿入部材42がボビン挿入孔37を
1つ分だけ回動すると、新しい実ボビンBfは、ボビン
送り出し口38から重力で落下してボビンシュート18
を経てトレイ2の上に挿立される。
1つ分だけ回動すると、新しい実ボビンBfは、ボビン
送り出し口38から重力で落下してボビンシュート18
を経てトレイ2の上に挿立される。
【0021】実ボビンBfが挿立されるとボビン検知セ
ンサ16が制御装置12に信号を送り、制御装置12よ
り信号が送られボビンシュート18が待機状態でもある
開いた状態18aになり、更にストッパ13にも信号が
送られストッパ13が外れて実ボビンBfがトレイ2に
挿立した状態でトレイ帰還ライン8を進むことになる。
ンサ16が制御装置12に信号を送り、制御装置12よ
り信号が送られボビンシュート18が待機状態でもある
開いた状態18aになり、更にストッパ13にも信号が
送られストッパ13が外れて実ボビンBfがトレイ2に
挿立した状態でトレイ帰還ライン8を進むことになる。
【0022】以上の動作を繰り返して空のトレイ2に実
ボビンBfを供給していくが、前記マガジン20に実ボ
ビンBfを挿入するのは、作業者が実ボビンBfの天尻
を判断して、実ボビンBfのボトム側Bbを下にしてボ
ビン挿入孔37に一つずつ挿入していく。又、本発明の
第一の実施の形態のマガジン20の実ボビン挿入可能本
数は24本であるが、規模に応じて変更されるものとす
る。
ボビンBfを供給していくが、前記マガジン20に実ボ
ビンBfを挿入するのは、作業者が実ボビンBfの天尻
を判断して、実ボビンBfのボトム側Bbを下にしてボ
ビン挿入孔37に一つずつ挿入していく。又、本発明の
第一の実施の形態のマガジン20の実ボビン挿入可能本
数は24本であるが、規模に応じて変更されるものとす
る。
【0023】本発明の第一の実施の形態に用いられてい
る回転軸マガジン20は、大きく重いため、回転させる
と慣性モーメントが大きく、所定の位置で停止させるの
が困難なため停止用のシリンダ22と、平歯車30を設
けているが、平歯車29の1種類にして弾性体により平
歯車へ押しつける過剰回転防止の爪を複数設けても良
い。又、回転軸33にモータを取り付けて、シリンダ2
1の押圧力でなく、モータの駆動力によりボビン挿入部
材42を回転させるようにしても良い。
る回転軸マガジン20は、大きく重いため、回転させる
と慣性モーメントが大きく、所定の位置で停止させるの
が困難なため停止用のシリンダ22と、平歯車30を設
けているが、平歯車29の1種類にして弾性体により平
歯車へ押しつける過剰回転防止の爪を複数設けても良
い。又、回転軸33にモータを取り付けて、シリンダ2
1の押圧力でなく、モータの駆動力によりボビン挿入部
材42を回転させるようにしても良い。
【0024】
【0025】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0026】複数のボビン挿入孔に実ボビンを一つずつ
ストックするマガジンを設けたことにより、山積みのボ
ビンを自動的に一つずつ切り出すパーツフィーダ等の大
掛かりで複雑な装置が不要になり、装置全体が小型化で
き、しかも低価格なボビン供給システムを提供できる。
ストックするマガジンを設けたことにより、山積みのボ
ビンを自動的に一つずつ切り出すパーツフィーダ等の大
掛かりで複雑な装置が不要になり、装置全体が小型化で
き、しかも低価格なボビン供給システムを提供できる。
【0027】
【0028】又、トレイ上に挿立しているボビンは不良
ボビンや半玉等の場合でも全てボビン抜き取り装置によ
り抜き取られるので、複雑な制御が不要であり、システ
ム全体の制御が簡単になる。
ボビンや半玉等の場合でも全てボビン抜き取り装置によ
り抜き取られるので、複雑な制御が不要であり、システ
ム全体の制御が簡単になる。
【図1】本発明の第一の実施の形態であるボビン供給シ
ステムの正面図である。
ステムの正面図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態であるボビン供給シ
ステムの側面図である。
ステムの側面図である。
【図3】本発明のマガジン部の要部拡大図である。
【図4】自動ボビン供給装置の要部概略図である。
1 ボビン供給装置 2 トレイ 3 ボビン抜き取り装置 4 口出し装置 5 自動ワインダの巻取ユニット 6,7,8 トレイ帰還ライン 9,14 トレイ供給ライン 10 不良ボビン搬送ライン 20 マガジン 33 回転軸 37 ボビン挿入孔 Bf 実ボビン(ボビン) Be 空ボビン(ボビン) B1 不良ボビン(ボビン)
Claims (2)
- 【請求項1】 トレイにボビンを供給するボビン供給装
置と、このボビン供給装置から自動ワインダの各巻取ユ
ニットへ前記トレイを搬送するトレイ供給ライン、及び
前記各巻取ユニットから前記ボビン供給装置へ前記トレ
イを搬送するトレイ帰還ラインとを備えたボビン供給シ
ステムにおいて、前記トレイ供給ラインの途中に、トレイ上の前記ボビン
の糸端を位置決めする口出し装置を設け、前記ボビン供
給装置の実ボビン供給位置に空トレイを停止させるボビ
ンストッパと、このボビンストッパによるトレイ停止を
検出するセンサを設けるとともに、前記ボビン供給装置
が、回転軸と同心円上に配設した複数のボビン挿入孔に
実ボビンを一つずつストックする回転式マガジンと、こ
のマガジンにストックした実ボビンをトレイ上に案内し
て挿立させるボビンシュートとを備え、前記センサがト
レイ停止を検出したときに前記ボビン挿入孔を一つ送る
ように回動させて一つの実ボビンを供給するように構成
した ボビン供給システム。 - 【請求項2】 前記トレイ帰還ラインの途中に、前記ト
レイ上に挿立した状態で搬送されるボビンを抜き取るボ
ビン抜き取り装置を配設し、前記自動ワインダと前記ボ
ビン抜き取り装置との間の前記トレイ帰還ラインに、前
記口出し装置で処理の失敗した不良ボビンを搬送する不
良ボビン搬送ラインを接続し、搬送されてくるボビンを
全て前記ボビン抜き取り装置で抜き取るようにした請求
項1記載のボビン供給システム。
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