JP2942103B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2942103B2
JP2942103B2 JP5168887A JP16888793A JP2942103B2 JP 2942103 B2 JP2942103 B2 JP 2942103B2 JP 5168887 A JP5168887 A JP 5168887A JP 16888793 A JP16888793 A JP 16888793A JP 2942103 B2 JP2942103 B2 JP 2942103B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
rotating body
image forming
recording material
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5168887A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0725503A (ja
Inventor
浩行 高原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP5168887A priority Critical patent/JP2942103B2/ja
Publication of JPH0725503A publication Critical patent/JPH0725503A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2942103B2 publication Critical patent/JP2942103B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機,ファクシミリ,
プリンター等の画像形成装置に関し、特に画像形成後、
像担持体上に残留する現像剤を回収して再利用する画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機,ファクシミリ,プリンター等の
画像形成装置において、画像を形成する際に被記録材か
ら異物が発生することにより、形成される画像に対して
多くの悪影響を及ぼす。発生する異物の内容としては、
特に被記録材が紙の場合、紙粉,紙の製造過程で塗布さ
れる添料,または紙に対して付着したゴミ等である。特
に紙粉は、紙が画像形成装置内を搬送される際に画像形
成装置内で受ける力学的刺激により発生するだけでな
く、紙の製造工程において例えば裁断等の工程が介在す
ることにより製造時に紙に付着しているものもある。こ
れら異物が画像を形成する際に及ぼす悪影響としては、
以下に述べる場合がある。
【0003】(1)発生した異物が被記録材を搬送する
ローラーに付着することにより搬送ローラー表面の摩擦
係数を低下させ、搬送性能を低下させる。
【0004】(2)前述の異物が画像形成装置の構成要
素であり、特に像担持体の周囲に配置される帯電器の電
極、または光センサーの受発光部等に付着することによ
りこれらの性能を著しく低下させる。
【0005】(3)画像形成後の残留トナーを回収して
再び現像装置内に戻して再利用する際に、残留トナーに
前述の異物が混入していると画像にカブリ等が発生し画
像品位を低下させる。
【0006】従って、従来から種々の異物回収機能を持
った画像形成装置が提案されてきている。図4は従来よ
り提案されている画像形成装置の紙粉等の異物除去部の
概略断面図であり以下、図4を参照して説明する。図4
において異物除去部は画像形成装置の被記録材の搬送路
に設けられる。被記録材51は画像形成装置内に固定的に
設けられたガイド板52,53、54,55間を搬送され、この
ガイド板52,53とガイド板54,55間に設けられたローラ
対56a,56bによって被記録材51を挟んで搬送する。ま
たローラ56aの表面には弾性材料よりなるスクレーパー
57が当接しており、このスクレーパー57は画像形成装置
内に設けられた異物回収容器58に固定されている。
【0007】被記録材51がガイド板52,53及びガイド板
54,55間を図の矢印方向へ搬送され、ローラ対56a,56
bが図中矢印方向へ回転し、被記録材51が該ローラ対56
a,56bの間を通過する際に被記録材51上の異物、例え
ば紙粉等がローラ56aに付着する。上記ローラ56aに吸
着した紙粉等はスクレーパー57により、ローラ56a上よ
り物理的に掻き取られ異物回収容器58内に回収される。
この後、被記録材51は画像形成を行う感光ドラム59に搬
送され、不図示の現像部から感光ドラム59上に付与され
ているトナー像を転写される。上記被記録材51に転写さ
れないで感光ドラム59上に残留したトナーはクリーニン
グブレード60により感光ドラム59上より掻き落とされト
ナー回収容器61内に回収される。この時に、ローラ56a
によって吸着されず被記録材51上に残留した紙粉等の異
物は感光ドラム59に吸着され、感光ドラム59上に残留し
たトナーと共にクリーニングブレート60により掻き落と
されトナー回収容器61内に回収される。
【0008】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来の画像形成装置において、異物回収容器58が密閉
した構造を採っていないために、ローラ56aに吸着され
た異物はスクレーパー57によりローラ56a上より掻き取
られる際にスクレーパー57に当たって飛散し、異物回収
容器58内に回収されずに再び被記録材51やガイド板52,
53に落下するものが多く発生し、確実な異物除去回収が
できない。特に被記録材51の搬送速度が早い高速画像形
成装置に於いてこの現像は顕著に現れる。異物の除去回
収性能が低下することにより、発生した異物が転写材を
搬送する他部のローラに付着して搬送性能を低下させた
り、また前述の異物が感光ドラム59の周囲に配置される
帯電器の電極や光センサーの受発光部等に付着してこれ
らの性能を著しく低下させたり、更には画像形成後の残
留トナーを回収して再利用する際にトナーに前述の異物
が多く混入しているために画像品位を低下させるおそれ
があった。
【0009】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決し、被記録材の搬送に伴う異物を確実に回収し、高画
像品位を維持できる画像形成装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記従来技術の課題を解
決し、以下に述べる実施例に適用される本発明の代表的
な手段は、像担持体と、前記像担持体の周辺に配置され
た像の形成に寄与する複数のプロセス手段を装備する作
像手段と、被記録材を搬送するための搬送手段と、前記
像担持体に形成された像を被記録材に記録するための画
像記録手段と、を有し、前記画像記録手段より被記録材
搬送方向上流側で被記録材に当接して回転する第1回転
体を設け、前記第1回転体に対向するように形成した開
口部を有する異物回収容器を前記第1回転体の母線方向
と略平行に近接して設け、この開口部の両端にスクレー
パー部材及びスクイシート部材をこれらの先端が前記第
1回転体に当接するように設けたことを特徴とする。
【0011】
【作用】上記手段によれば、画像記録手段より被記録材
搬送方向上流側で被記録材に当接して回転する第1回転
体を設け、前記第1回転体に対向するように形成した開
口部を有する異物回収容器を前記第1回転体の母線方向
と略平行に近接して設け、この開口部の両端にスクレー
パー部材及びスクイシート部材を前記第1回転体に当接
するように設けたことにより、前記異物回収容器を密閉
構造とすることができ、被記録材の搬送に伴って発生す
る異物を確実に異物回収容器内に回収することができ
る。
【0012】また、前記第1回転体の表面付近に導電層
を形成し、該導電層に電圧印加手段より電圧を印加する
場合には、異物を静電吸着力で確実に第1回転体に吸着
させることができる。
【0013】また、前記第1回転体は前記像担持体より
被記録材搬送方向上流側の最も近傍に配置する場合に
は、該第1回転体によって異物除去後の被記録材に更に
紙粉等を発生させる様な力学的刺激等が加わることが少
なくなり、また異物除去後の被記録材に新たなるゴミ等
が付着することが少なくなる。
【0014】また、前記第1回転体に押圧する第2回転
体を、前記第1回転体の母線方向と略平行になるように
設け、前記第1回転体と前記第2回転体とで前記被記録
材を挟んで搬送する場合には、被記録材を第1回転体に
確実に当接させることができ、異物を確実に第1回転体
に吸着させることができる。
【0015】更に、前記第1回転体、第2回転体、前記
スクレーパー部材、前記スクイシート部材の軸方向の幅
を夫々前記被記録材の通過幅以上とすることにより、被
記録材全面にわたって、確実な異物除去ができる。
【0016】
【実施例】
〔第1実施例〕
【0017】次に図面を参照して本発明にかかる画像形
成装置の一実施例について説明する。本実施例では画像
形成装置として複写機を用いて説明する。図1は複写機
全体の概略構成を示す断面図、図2は異物回収容器の周
辺の構造を示す断面図である。
【0018】先ず図1を用いて本実施例の複写機の概略
構成と動作について説明する。本複写機は原稿台1に置
かれた原稿を走査露光し、この画像を給送部20より搬送
されるシート状の転写材24にトナー像を形成し排出台19
に排出するものである。走査光学系の構成について説明
すると、原稿台1に置かれた原稿に対しこれを走査しな
がら照明する光源2及び第1移動ミラー3が一体的に第
1移動ミラー台4に固定されている。同様に第2移動ミ
ラー5及び第3移動ミラー6が一体的に第2移動ミラー
台7に固定されている。上記第1移動ミラー台4及び第
2移動ミラー台7は走査時に不図示の駆動手段によりそ
れぞれX2a,X3aの位置よりX2b,X3bの位置
まで互いに同期して駆動される。上記第3移動ミラー6
からの光線を受ける位置に結像レンズ8が設けられ、更
に結像レンズ8からの光束を第4反射ミラー9が反射し
原稿画像を感光ドラム10上に結像させる。前記第1移動
ミラー台4と第2移動ミラー台7は、原稿面と感光ドラ
ム10上の受光面との光学的な共役関係を保つ様に駆動さ
れ原稿面の画像を走査露光する。
【0019】上記感光ドラム10の周囲には、ドラム面に
トナー像を形成するための一連のプロセス手段が配設さ
れている。このプロセス手段としては、前記感光ドラム
10の表面電位を一様にする一次帯電器11と、前記走査光
学系による露光によってドラム面に形成された潜像にト
ナーを供給して現像する現像器12と、画像転写後の前記
感光ドラム10上に残留するトナーを除去するクリーニン
グ器13を装備している。
【0020】上記感光ドラム10は第1移動ミラー台4及
び第2移動ミラー台7の走査動作と同期して図中矢印方
向へ回転する。そして、一次帯電器11によって感光ドラ
ム10の表面電位を均一に上げた後、原稿面からの光束を
第4反射ミラー9から照射されて感光ドラム10上に静電
潜像が形成される。この静電潜像は現像器12により現像
されトナー像として顕画像化される。
【0021】一方、給送部14から給送ローラ14aによっ
て転写材24は1枚ずつ給送され、レジストローラー対15
によってドラム面に形成されたトナー像と同期取りを行
って搬送される。転写材24は感光ドラム10と圧接する際
に転写帯電器16によってトナー像が転写され、更に感光
ドラム10から転写材24を分離させる分離帯電器17によっ
てドラム面より分離されて、搬送装置18により定着器19
へ搬送される。定着器19は不図示のヒーターにより高温
に保たれている定着ローラ19aと、これに圧接する加圧
ローラ19bから構成されており、トナー像を加熱,加圧
することで転写材24に定着させる。画像定着後の転写材
24は、排出ローラ対20によって搬送され、装置外に設け
られた排出台21上に排出される。
【0022】上記転写帯電器16によりトナー像を感光ド
ラム10から転写材24へ転写する際に、完全に転写されず
感光ドラム10上に残った残留トナーは、感光ドラム10の
回転に従いクリーニング器13に設けられたクリーニング
ブレード13aにより感光ドラム10上から掻き落とされク
リーニング器13内に回収される。回収された残留トナー
はクリーニング器13から外部に残留トナーを搬送する搬
送スクリュー13bにより搬送され、さらに残留トナー搬
送路22を介して前記現像器12にトナーを補給する補給容
器23に戻される。この補給容器23に残留トナー搬送路22
から戻された残留トナーは、該補給容器23に直接補給さ
れる新しいトナーと混合され再び現像に使用される。
【0023】次に異物回収部の構成について図2を参照
して説明する。本実施例では、異物回収部はレジストロ
ーラ対15に組み込まれている。図2においてレジストロ
ーラ対15は2つの異なるレジスト上ローラ15a,レジス
ト下ローラ15bにより構成されており、これらは互いに
当接しており図示しない駆動手段によって図2に示す矢
印方向へ互いに同じ周速で回転駆動される。上記レジス
トローラ対15のうち、転写材24のトナー像を転写される
転写面側に当接するレジスト上ローラ15aの表面には導
電層が設けられている。このレジスト上ローラ15aは、
例えば鉄等の金属よりなるローラ軸に非導電性の樹脂よ
りなるローラ筒を固定し、さらにローラ筒の表面にメッ
キ等により金属等の導電層を形成したものである。また
レジスト下ローラ15bは鉄等の金属よりなるローラ軸に
非導電性のゴムを固定しローラ面を形成している。レジ
スト上ローラ15aとレジスト下ローラ15bは、両者の間
を搬送される転写材24の通紙幅よりも軸方向に長い寸法
で構成されている。
【0024】また上記レジスト上ローラ15aの近傍に
は、この母線方向とほぼ平行に紙粉等の異物回収容器25
が設けられており、この異物回収容器25は転写材24の通
紙幅よりも長い範囲で複写機本体に固定されている。上
記異物回収容器25にはレジスト上ローラ15aに対向する
面に開口部25aが形成されている。この開口部25aはレ
ジスト上ローラ15aの長手方向に沿って開口しており、
その長手方向の開口幅は転写材24の通紙幅より長い。ま
た上記異物回収容器25の開口部25aの一方の端部25bに
は弾性的な樹脂材料からなるスクレーパー26が転写材24
の通紙幅よりも長い範囲で固定されており、その先端は
レジスト上ローラ15aに当接している。また上記異物回
収容器25の開口部25aの他端部25cには弾性的な樹脂材
料からなるスクイシート27が転写材24の通紙幅よりも長
い範囲で固定されており、その先端はレジスト上ローラ
15aに当接している。また更に異物回収容器25の長手方
向両端には不図示の蓋部密閉部材が設けられている。
【0025】従って、上記異物回収容器25とスクレーパ
ー26とスクイシート27とレジスト上ローラ15aとで密閉
された異物回収空間Qを形成している。よって、上記異
物回収容器25を密閉した構造にできるため、異物を確実
に回収できる。レジスト上ローラ15aは転写材24の前記
トナー像を転写される転写面側に当接するため、転写材
24の感光ドラム10に当接する側の異物を除去するので、
感光ドラム10に吸着され残留トナーと共にクリーニング
器13に回収される異物は極めて少なくなる。
【0026】また上記レジストローラ対15前後には転写
材24をガイドする上下一対のガイド板28,29、30,31が
夫々設けられている。また、上記異物回収容器25には不
図示の導電性金属よりなる給電バネが固定されており、
その先端はレジスト上ローラ15aの表面の導電層に弾性
的に当接している。給電バネは電圧印加部32に電気的に
接続されている。この電圧印加部32は+400Vで給電
バネに電圧を印加している。
【0027】次に、異物回収動作について説明する。複
写動作が開始されると、給送部14から1枚ずつ給送され
た転写材24はガイド板28,29の間を搬送され、レジスト
ローラ対15間へ到達し不図示の駆動手段により駆動され
るレジストローラー対15のニップへ突入する。レジスト
上ローラ15aの表面の導電層は電圧印加部32により給電
バネを介して+400Vの電位になっている。従って、
転写材24上に付着している紙粉等の異物はレジスト上ロ
ーラ15aとの間に働く物理的吸着力に加えて異物の内帯
電しているもの、或いは分極状態にあるものは、導電層
との間に働く静電力によりレジスト上ローラ15aに吸着
される。吸着された異物はレジスト上ローラ15aの回転
に従ってスクイシート27の位置まで搬送され、スクイシ
ート27は弱い力でレジスト上ローラ15aに当接している
のでスクイシート27が当接している位置をレジスト上ロ
ーラ15a上に吸着されたまま通過して異物回収空間Q内
に入る。その後レジスト上ローラ15aの回転に従って異
物はスクレーパー26の当接位置まで搬送され、スクレー
パー26によりレジスト上ローラ15a上から掻き落とさ
れ、異物回収容器25内に回収される。上記スクレーパー
26に掻き落とされる際に該スクレーパー26先端に当たっ
て飛散する異物が発生するが、異物回収容器25とスクレ
ーパー26、スクイシート27、及びレジスト上ローラ15a
により異物回収空間Qは密閉されているために異物は外
部に飛散する事無く確実に異物回収容器25に収納され、
再び転写材24やガイド板28,29、30,31上に落下するこ
とはない。
【0028】上記構成によれば、トナー像転写前に転写
材24上の異物を効果的に除去できるため、転写材24から
感光ドラム10を介して転写残りトナーに混入する異物は
極めて少なくなるため、転写残りトナーを再び画像形成
に使用した場合でも画像にカブリ等が発生せず、高画質
の画像形成装置を提供できる。
【0029】〔第2実施例〕
【0030】次に前記画像形成装置の他例について図3
を参照して説明する。本実施例は第1実施例と同様に複
写機に対して実施しており、複写機全体の概略構成は第
1実施例と同様であるので、同一部材には同一番号を付
して説明を援用する。
【0031】本実施例では、異物回収容器はレジストロ
ーラ対15に組み込まれている。図3においてレジストロ
ーラ対15は2つの異なるレジスト上ローラ15a,レジス
ト下ローラ15bより構成されており、これらは互いに当
接しており図示しない駆動手段によって図2に示す矢印
方向へ互いに同じ周速で回転駆動される。上記レジスト
ローラ対15のレジスト上ローラ15aとレジスト下ローラ
15bの両者の表面には、夫々導電層が設けられている。
上記レジスト上ローラ15a及びレジストローラ15bは例
えば鉄等の金属よりなるローラ軸に非導電性の樹脂より
なるローラ筒を固定し、さらにローラ筒の表面にメッキ
等により金属等の導電層を形成したものである。上記レ
ジスト上ローラ15aとレジスト下ローラ15bは、両者の
間を搬送される転写材24の通紙幅よりも長い寸法で構成
されている。
【0032】上記レジスト上ローラ15aの近傍には、こ
れと平行で転写材24の通紙幅よりも長い範囲で複写機本
体に固定されている異物回収容器25が設けられている。
この異物回収容器25はレジスト上ローラ15aに対向する
面に開口部25aが形成されている。この開口部25aはレ
ジスト上ローラ15aaの長手方向に沿って開口してお
り、その長手方向の開口幅は転写材24の通紙幅より長
い。また上記異物回収容器25の開口部25aの一方の端部
25bには弾性的な樹脂材料からなるスクレーパー26が転
写材24の通紙幅よりも長い範囲で固定されており、その
先端はレジスト上ローラ15aに当接している。また、上
記異物回収容器25の開口部25aの他端部25cには弾性的
な樹脂材料からなるスクイシート27が転写材24の通紙幅
よりも長い範囲で固定されており、その先端はレジスト
上ローラー15aに当接している。更に、上記異物回収容
器25の長手方向両端には不図示の蓋部が設けられてい
る。従って、異物回収容器25、スクレーパー26、スクイ
シート27、及びレジスト上ローラ15aとで密閉された異
物回収空間Q1を形成している。
【0033】また、前記レジスト下ローラ15b近傍に
も、ほぼこれと平行に転写材24の通紙幅よりも長い範囲
で複写機本体に固定されている異物回収容器33が設けら
れている。異物回収容器33はレジスト下ローラ15bに対
向する面に開口部33aが形成されている。この開口部33
aはレジスト下ローラ15bの長手方向に沿って開口して
おり、その長手方向の開口幅は転写材24の通紙幅より長
い。また上記異物回収容器33の開口部33aの一方の端部
33bには弾性的な樹脂材料からなるスクレーパー34が転
写材24の通紙幅よりも長い範囲で固定されており、その
先端はレジスト下ローラ15bに当接している。また、異
物回収容器33の開口部33aの他端部33cには弾性的な樹
脂材料からなるスクイシート35が転写材24の通紙幅より
も長い範囲で固定されており、その先端はレジスト下ロ
ーラ15bに当接している。更に、上記異物回収容器33の
長手方向両端には不図示の蓋部が設けられている。従っ
て、異物回収容器33、スクレーパー34、スクイシート3
5、及びレジスト下ローラ15bとで密閉された異物回収
空間Q2を形成している。
【0034】上記レジスト下ローラ15bの前後には転写
材24をガイドするガイド板28,29、30,31が夫々設けら
れている。また、前記異物回収容器25及び33には不図示
の導電性金属よりなる給電バネがそれぞれ固定されてお
り、その先端はレジスト上ローラ15a及びレジスト下ロ
ーラ15bの導電層にそれぞれ弾性的に当接している。ま
た、上記異物回収容器25及び33には不図示の導電性金属
よりなる給電バネが夫々固定されており、その先端はレ
ジスト上ローラ15aの表面の導電層に弾性的に夫々当接
している。上記給電バネは夫々電圧印加部32に電気的に
夫々接続されており、この電圧印加部32は+400Vで
給電バネに電圧を印加している。
【0035】次に、異物回収動作について説明する。複
写動作が開始されると、給送部14から1枚ずつ給送され
た転写材24はガイド板28,29間を搬送され、不図示の駆
動手段により駆動されるレジストローラ対15へ到達し、
レジストローラー対15のニップへ突入する。レジスト上
ローラ15a及びレジスト下ローラ15bの表面の導電層は
電圧印加部32により給電バネを介して+400Vの電位
になっている。
【0036】従って、転写材24上に付着している紙粉等
の異物はレジスト上ローラ15a及び/またはレジスト下
ローラ15bとの間に働く物理的吸着力に加えて異物の内
帯電しているもの、或いは分極状態にあるものは、導電
層との間に働く静電力によりレジスト上ローラ15a、ま
たはレジスト下ローラ15bに夫々吸着される。吸着され
た異物はレジストローラー対15の回転に従ってそれぞれ
スクイシート27及び35の位置まで搬送され、スクイシー
ト27,35が当接している位置より各レジストローラ15
a,15bに吸着されたまま異物回収空間Q1,Q2内に
入る。その後レジストローラ対15の回転に従って紙粉等
の異物はそれぞれスクレーパー26及び34の位置まで搬送
され、スクレーパー26及び34によりそれぞれレジスト上
ローラ15a及びレジスト下ローラ15b上から掻き落とさ
れ、異物回収容器25及び33内に回収される。
【0037】上記スクレーパー26及び34に掻き落とされ
る際に、該スクレーパー26及び34先端に当たり飛散する
異物が発生するが、異物回収容器25、スクレーパー26、
スクイシート27及びレジスト上ローラ15aにより異物回
収空間Q1は密閉され、また、同様に異物回収容器33、
スクレーパー34、スクイシート35及びレジスト下ローラ
15bにより異物回収空間Q2は密閉されている為に、異
物は外部に飛散する事無く確実に異物回収容器に回収さ
れ、再び転写材24やガイド板28,29、30,31上に落下す
ることはない。
【0038】上記構成によれば、転写材24の両面の異物
を効果的に除去できるため、転写材24から感光ドラム10
を介して、転写残りトナーに混入する異物は第1実施例
よりもさらに少なくなり、転写残りトナーを再び画像形
成に使用した場合でも画像にカブリ等が発生せず、高画
質の画像形成装置を提供できる。また転写材24の転写帯
電器16及び分離帯電器17側の面の異物も除去するので両
帯電器に異物が混入し両帯電器の性能を低下させること
も少なくなる。
【0039】
【発明の効果】本発明は、前述したように、被記録材に
付着した異物を回収する異物回収容器を密閉した構造に
することにより、異物を確実に回収できる。また、クリ
ーニング手段に回収される残留トナー内に異物が混入す
る事が少なくなるために、回収されたトナーを再び画像
形成に利用した場合でも画像にカブリ等が発生しない高
画質の画像形成装置を提供できる。また、異物が像担持
体の周囲に配置される帯電器の電極、または光センサー
の受発光部等に付着することが少なくなりこれらの性能
が低下するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る複写機全体の概略構成を示す
断面図である。
【図2】異物回収容器の周辺の構造を示す断面図であ
る。
【図3】第2実施例に係る異物回収容器の周辺の構造を
示す断面図である。
【図4】従来の画像形成装置の主要部の断面図である。
【符号の説明】
1…原稿台 2…光源 3…第1移動ミラー 4…第1移動ミラー台 5…第2移動ミラー 6…第3移動ミラー 7…第2移動ミラー台 8…結像レンズ 9…第4反射ミラー 10…感光ドラム 11…一次帯電器 12…現像器 13…クリーニング器 13a…クリーニングブレード 13b…搬送スクリュー 14…給送部 14a…給送ローラ 15…レジストローラ対 16…転写帯電器 17…分離帯電器 18…搬送装置 19…定着器 19a…定着ローラ 19b…加圧ローラ 20…排出ローラ対 21…排出台 22…残留トナー搬送路 23…補給容器 24…転写材 25,33…異物回収容器 25a,33a…開口部 26,34…スクレーパー 27,35…スクイシート 28,29,30,31…ガイド板 32…電圧印加部

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、 前記像担持体の周辺に配置された像の形成に寄与する複
    数のプロセス手段を装備する作像手段と、 被記録材を搬送するための搬送手段と、 前記像担持体に形成された像を被記録材に記録するため
    の画像記録手段と、を有し、 前記画像記録手段より被記録材搬送方向上流側で被記録
    材に当接して回転する第1回転体を設け、前記第1回転
    体に対向するように形成した開口部を有する異物回収容
    器を前記第1回転体の母線方向と略平行に近接して設
    け、この開口部の両端にスクレーパー部材及びスクイシ
    ート部材をこれらの先端が前記第1回転体に当接するよ
    うに設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 複数のプロセス手段は、前記像担持体を
    一様に帯電させるための帯電手段と、前記像担持体を露
    光して潜像を形成する潜像形成手段と、前記潜像に現像
    剤を供給して現像する現像手段と、画像転写後の前記像
    担像体上に残留する現像剤を除去するクリーニング手段
    と、を装備していることを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第1回転体は前記被記録材に像を記
    録される記録面側に当接することを特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記第1回転体は少なくともその表面付
    近に導電層を有し、該導電層は電圧印加手段により電圧
    を印加されることを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】 前記第1回転体は前記搬送手段のうち像
    担持体より被記録材搬送方向上流側の最も近傍に位置す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記第1回転体に押圧する第2回転体
    を、前記第1回転体の母線方向と略平行になるように設
    け、前記第1回転体と前記第2回転体とで前記被記録材
    を挟んで搬送することを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置。
  7. 【請求項7】 前記第1回転体と第2回転体はレジスト
    ローラー対であることを特徴とする請求項6記載の画像
    形成装置。
  8. 【請求項8】 前記第1回転体と第2回転体の軸方向の
    幅は、前記被記録材の通過幅以上とすることを特徴とす
    る請求項6記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記スクレーパー部材、スクイシート部
    材、及び容器の軸方向の幅は夫々前記被記録材の通過幅
    以上とすることを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】 前記像担持体上から前記クリーニング
    手段により回収された現像剤を前記現像手段に戻して画
    像形成のために再利用することを特徴とする請求項2記
    載の画像形成装置。
JP5168887A 1993-07-08 1993-07-08 画像形成装置 Expired - Fee Related JP2942103B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5168887A JP2942103B2 (ja) 1993-07-08 1993-07-08 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5168887A JP2942103B2 (ja) 1993-07-08 1993-07-08 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0725503A JPH0725503A (ja) 1995-01-27
JP2942103B2 true JP2942103B2 (ja) 1999-08-30

Family

ID=15876413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5168887A Expired - Fee Related JP2942103B2 (ja) 1993-07-08 1993-07-08 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2942103B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4115876B2 (ja) * 2003-04-23 2008-07-09 株式会社リコー 紙粉除去装置
JP2011121748A (ja) * 2009-12-11 2011-06-23 Fuji Xerox Co Ltd 媒体搬送装置及び画像形成装置
JP5569414B2 (ja) 2011-01-28 2014-08-13 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP5849066B2 (ja) 2013-05-27 2016-01-27 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0725503A (ja) 1995-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5749030A (en) Cleaning device for electrophotographic processor
US4533235A (en) Cleaning device for use in an image forming apparatus
US7209700B2 (en) Cleaning unit
US8862018B2 (en) Cleaning unit and image forming apparatus using the same
US4899198A (en) Dual purpose cleaning apparatus
JP2942103B2 (ja) 画像形成装置
JPH01195487A (ja) 回転羽根型清掃装置を備えた複写機
JPH02281268A (ja) 画像形成処理ユニット
JPH11208918A (ja) 画像形成装置及び給紙装置
JPH1074028A (ja) 画像形成装置のクリーニング装置
JPH0635384A (ja) クリーニング装置
US5079592A (en) Cleaning system for electrophotographic apparatus
JPH07117889A (ja) 画像形成装置
JPH11258919A (ja) 画像形成装置
JP4276875B2 (ja) クリーニング装置
JPH06148983A (ja) 画像形成装置、及び画像形成装置の排紙ガイド
JP3843690B2 (ja) 画像形成装置
JP2003084639A (ja) ベルト駆動装置、および画像形成装置
JP2001051566A (ja) クリーニング装置、画像形成装置及びその製造方法
JP3110596B2 (ja) 分離装置及び画像形成装置
JP3592576B2 (ja) クリーニング装置及び画像形成装置
JPH0873072A (ja) 異物回収装置および画像形成装置並びに搬送装置
JPS63142364A (ja) 電子写真プリンタ
JP2001042664A (ja) 画像形成装置
JPH11174923A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees