JP2940996B2 - 車両用減衰装置の伸縮量検出装置 - Google Patents

車両用減衰装置の伸縮量検出装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、減衰器の伸縮量や伸縮速度を検出して減衰
力を制御するようにした車両用減衰装置に用いられる伸
縮量検出装置に関するものである。
(発明の背景) 自動車や自動二輪車などの車両では、走行条件によっ
て減衰力を変更できるのが望ましい。そこで出願人は、
減衰器とコイルばねとを一体化したクッションユニット
の伸縮量あるいは伸縮速度を検出し、減衰器のピストン
に設けた油路の開閉をリニヤソレノイドによって制御す
るものを提案した(例えば特開平1−1233号参照)。こ
こに用いた減衰器は、シリンダ内に2つの主油室を画成
するピストンと、このピストン内に設けられピストン内
に第1、第2副油室を画成する切換弁と、これら第1、
第2副油室間に介在するオリフィスとを備え、第1副油
室に高圧側主油室の油圧を導く一方、第2副油室内圧が
リニヤソレノイドにより設定される圧力を越えることに
より前記切換弁を移動させて両主油室間の油路を開き減
衰力を制御するようにしたものである。この減衰器によ
れば、リニヤソレノイドの励磁電流を変えることにより
減衰器の伸長あるいは収縮途中における減衰特性を自由
に設定できるものである。
このような減衰器を用いる場合には、減衰器の伸縮量
あるいは伸縮速度を検出する必要があるが、このセンサ
をクッションユニットの中に内蔵させる場合には構造が
複雑で調整もしにくいという問題が生じる。また自動二
輪車の場合には、後輪を保持するリヤアームの角度から
減衰器の伸縮量を求めることが考えられるが、この場合
にはこのリヤアームとセンサとを連動させる必要が生じ
る。しかしリヤアームは、整備時などに緩衝機から切離
して下方へ脱落させることがあり、この時にセンサに許
容範囲以上の回動が伝えられてセンサを破損することが
生じ得る。
(発明の目的) 本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、
構造が簡単で調整がし易くなり、また整備時などにリヤ
アームなどの揺動アームの回動端を下方へ脱落させた場
合にもセンサに過大な力が加わらず、センサを保護する
ことができる車両用減衰装置の伸縮量検出装置を提供す
ることを目的とする。
(発明の構成) 本発明によればこの目的は、揺動アームにより保持さ
れた車輪の上下動を検出し、この上下動に応じて伸縮す
る減衰機の減衰力を制御するようにした車両用減衰装置
において、前記揺動アームと車体フレームとのいずれか
一方にカムを、他方に角度センサをそれぞれ取付け、前
記角度センサのカムフォロワを前記カムに弾接させる一
方、このカムフォロワは揺動アーム回動端の下方への脱
落に伴い前記カムから離脱するようにしたことを特徴と
する車両用減衰装置の伸縮量検出装置により達成され
る。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例である自動二輪車の側面
図、第2図はその後輪懸架装置を示す側面図、第3図は
そのIII矢視図である。
第1図において、符号10は車体フレームであり、操向
軸筒(ステアリングヘッドパイプ)12から斜め下方への
びるダウンチューブ14とタンクレール16とは車体中央付
近の下部で集合し、この集合部にピボットブラケット18
が固着されている。20は揺動アームとしてのリヤアーム
であり、その前端は車体フレーム10のピボットブラケッ
ト18にピボット軸Aによって軸支され、その後端には後
端22が取付けられている。24はダウンチューブ14とタン
クレール16との間に搭載されたエンジンであり、このエ
ンジン24の出力スプロケットの回路はチェーンによって
後輪22に伝えられる。
車体フレーム10の後部には後輪22の上方に延出する左
右一対のシートレール26が固定され、このシートレール
26は前記ダウンチューブ14と一体のバックステー28によ
り補強されている。
30はクッションユニットであり、筒型減衰器とコイル
ばねとを組合わせて一体化したものであり、その減衰器
は特願平1−1233号に開示された構造を有するものであ
る。このクッションユニット30の上端は前記シートレー
ル26に掛け渡されたクロスメンバーにピン32によって軸
支され、その下端はリヤアーム20のクロスメバー34にピ
ン36で軸支されている。
38は角度センサであり、右側のタンクレール16に固定
されている。この角度センサ38は、ピボット軸Aと平行
な回転軸回りに回転可能なカムフォロワ38aを持ち、こ
のカムフォロワ38aの回動量が内蔵する摺動型可変抵抗
器などのポテンショメータなどにより電気的に検出され
る。一方、ピボットAに保持される前記リヤアーム20前
端の軸受筒20aには、側面視略卵形のカム40が上方へ立
上がるように固定されている。前記カムフォロワ38aの
回動端はこのカム40の前縁に前方から弾接する。すなわ
ちカムフォロワ38aにはその回動端をカム40に押圧する
方向の復帰習性が付与されている。
第2図で42は制御装置であり、CPU42a、ROM42b等を有
するものである。ROM42bにはクッションユニット30の伸
縮量あるいは伸縮速度に対する最適な減衰力が記憶され
ている。CPU42aは角度センサ38の出力に基づき駆動回路
44に信号を送り、クッションユニット30に最適な減衰力
を発生させるリニヤソレノイドの励磁電流を出力させ
る。
なお第1図において46は左右一対の足置台、48は車体
の右側に位置するブレーキペダル、50はこのペダル48に
連動して油圧ブレーキの油圧を発生するマスターシリン
ダである。また52は運転シート、54は燃料タンクであ
る。
この実施例によれば後輪22の上下動によりリヤアーム
20が揺動し、これと同時にクッションユニット30が伸縮
する。またリヤアーム20の揺動と共にカム40が回動し、
このカム40に弾接するカムフォロワ38aに伝えられる。
このカムフォロワ38aの回動量が角度センサ38により検
出される。
一方クッションユニット30はリニヤソレノイドの励磁
電流によって減衰力をほぼ瞬時に制御可能である。制御
装置42には角度センサ38の出力が入力される。制御装置
42は、この角度センサ38の出力を用いてクッションユニ
ット30の伸縮量および伸縮速度を検出し、その走行時に
おける最適な減衰力をROM42bに予め記憶したマップ(あ
るいは演算式)を用いて求め、この最適な減衰力を発生
させるためのリニヤソレノイドの励磁電流を求める。駆
動回路44は制御装置42から出力されたこの励磁電流を示
す信号に基づいてリニヤソレノイドにこの励磁電流を供
給し、所定の減衰力を発生させるものである。なお制御
装置42は角度センサ30の出力と共に、車両の走行速度、
減衰器のオイル温度等のデータも同時に用いて最適減衰
力を決めるものであってもよい。
車両の整備のためにリヤアーム20をクッションユニッ
ト30から解放すれば、リヤアーム30の後端は下方へ脱落
する。この時にはカム40が第2図で反時計方向に大きく
回動し、カムフォロワ38aから離脱する。このため角度
センサ38には過大な力が加わらず、角度センサ38は保護
される。
第4図は第2実施例の後輪懸架装置を示す側面図であ
る。この実施例は角度センサ38Aのカムフォロワ38Aaを
カム40Aの後縁に後方から弾接させたものである。
この実施例によれば、リヤアーム20の後端を下方へ脱
落させたときに、カムフォロワ38Aaはカム40Aの先端を
乗り越えて前方へ復帰する。従って角度センサ38Aに過
大な力が加わらない。
第5図は第3実施例の側面図、第6図はそのVI矢視図
である。この実施例はリヤアーム30に上方へ突出する板
状のカム40Bを持ち、このカム40Bの頂面に角度センサ38
Bのカムフォロワ38Baが上から弾接している。従ってリ
ヤアーム30が下方へ脱落すれば、このカム40Bの頂面は
カムフォロワ38Baから下方へ離脱し、角度センサ38Bに
過大な力が加わらない。
この発明に用いる角度センサは摺動型可変抵抗器を用
いるものに限られない。例えば差動変圧器のようにイン
ダクタンスの変化からカムフォロワの回動量を検出する
もの、静電容量の変化を用いるもの、あるいは多数並べ
たスリットや磁石の変位を光電素子や磁気センサー(ホ
ール素子など)を用いて検出するものであってもよい。
また本発明は自動二輪車だけでなく、揺動アームで車
輪を保持するダブルウィッシュボーン型、ストラット
型、セミトレーリング型、スウィングアーム型等の種々
の懸架方式の自動車にも適用可能である。
(発明の効果) 本発明は以上のように、揺動アームと車体フレームと
の一方にカムを他方に角度センサを取付け、角度センサ
のカムフォロワをカムに弾接させてリヤアームの回動角
度、すなわち減衰器の伸縮量を検出するものであるから
構造が簡単で調整がし易くなる。またカムフォロワは揺
動アームの回動端の下方への脱落に伴いカムから離脱す
るようにしたので、リヤアームを下方へ脱落させて整備
する時に過大な力が角度センサに加わることがなく、角
度センサを保護することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を適用した自動二輪車の側面
図、第2図はその後輪懸架装置を示す側面図、第3図は
そのIII矢視図、第4図は第2実施例の側面図、第5図
は第3実施例の側面図、第6図はそのVI矢視図である。 10……車体フレーム、 20……揺動アームとしてのリヤアーム、 30……クッションユニット、 38、38A、38B……角度センサ、 38a、38Aa、38Ba……カムフォロワ、 40、40A、40B……カム、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−109710(JP,A) 特開 昭57−155107(JP,A) 実開 平2−35003(JP,U) 実開 昭57−159509(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62K 25/00 - 25/32 B62J 39/00 B60G 17/00 - 17/08 F16F 9/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】揺動アームにより保持された車輪の上下動
    を検出し、この上下動に応じて伸縮する減衰器の減衰力
    を制御するようにした車両用減衰装置において、 前記揺動アームと車体フレームとのいずれか一方にカム
    を、他方に角度センサをそれぞれ取付け、前記角度セン
    サのカムフォロワを前記カムに弾接させる一方、このカ
    ムフォロワは揺動アーム回動端の下方への脱落に伴い前
    記カムから離脱するようにしたことを特徴とする車両用
    減衰装置の伸縮量検出装置。
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