JP2938904B2 - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2938904B2
JP2938904B2 JP1286900A JP28690089A JP2938904B2 JP 2938904 B2 JP2938904 B2 JP 2938904B2 JP 1286900 A JP1286900 A JP 1286900A JP 28690089 A JP28690089 A JP 28690089A JP 2938904 B2 JP2938904 B2 JP 2938904B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、潜像担持体表面に沿って上下位置関係をも
って配設された複数の現像スリーブと、各現像スリーブ
内に固定配置された磁石体と、現像容器内の二成分系現
像剤を汲み上げて最下位の現像スリーブに対して該現像
剤を供給できる位置に配置された現像剤汲み上げ回転体
と、最上位の現像スリーブに対して所定のドクターギャ
ップをあけて当該最上位の現像スリーブに対向配置され
たドクター部とを具備し、前記各現像スリーブが、これ
と潜像担持体とが対向する現像領域において、潜像担持
体の移動方向と同方向に移動する向きに回転駆動され、
前記磁石体の磁力により、前記現像剤を現像スリーブ表
面に担持し、該スリーブの回転によって現像剤を搬送
し、最上位の現像スリーブの表面に担持されて搬送され
る現像剤の量を前記ドクター部によって規制し、その規
制後の現像剤を、最上位の現像スリーブと潜像担持体と
の間の現像領域から最下方の現像スリーブと潜像担持体
との間の現像領域へと順次搬送し、その各現像領域にお
いて、ここを搬送される現像剤のトナーによって潜像担
持体に形成された静電潜像を可視像化する現像装置に関
する。
〔従来の技術〕
潜像担持体に静電潜像を形成し、これを可視像化する
画像形成装置、例えば電子複写機、ファクシミリ或いは
プリンタ等において、トナーとキャリアを有する粉体状
の二成分系現像剤を用いる上記形式の現像装置を採用す
ることは従来より公知である。
第4図はその一従来例を示す断面図である。この現像
装置1は潜像担持体の一例であるドラム状の感光体2に
近接配置され、この現像容器3内には磁性キャリアと磁
性又は非磁性のトナーを有する粉体状の二成分系現像剤
4が収容されている。この現像剤中のトナー濃度が低下
すると、トナー補給ローラ207が回転してトナー容器5
内のトナー6が現像容器3内の現像剤4中に補給され、
撹拌ローラ7,107によって撹拌される。
現像容器3には、複数の、図の例では2本の現像スリ
ーブ8,8aと、現像剤汲み上げ回転体の一例であるパドル
ホイール9が支持されている。複数の現像スリーブ8,8a
は、それぞれ非磁性材質の円筒体より成り、感光体表面
に沿って上下位置関係をもって配設されていて、一方の
現像スリーブ8が上位に、他方の現像スリーブ8aが下位
にそれぞれ配備されている。両現像スリーブ8,8aは、図
示していない駆動装置によって共に図における時計方向
に回転駆動される。
各現像スリーブ8,8aの内部には、それぞれ複数の磁石
より成る磁石体10,10aが固定配置され、その各磁石の、
現像スリーブ8,8aを向いた側の各磁極は、図にS,Nを付
して示したように交互に異極性となっている。
パドルホイール9は、例えばアルミニウムから構成さ
れ、円筒状の基部から放射状に突出した多数の羽根11を
有し、図における時計方向に回転駆動される。これによ
り現像容器3内の現像剤4は撹拌されつつ羽根11によっ
て汲み上げられる。このように汲み上げられた現像剤は
下位の現像スリーブ8aへ放出され、該スリーブ8aの表面
に供給される。このように、現像剤汲み上げ回転体を構
成するパドルホイール9は、現像容器3内の二成分系現
像剤4を汲み上げて、最下位の現像スリーブ8aに対して
現像剤4を供給できる位置に配置されている。
また、最上位の現像スリーブ8に対して所定のドクタ
ーギャップG2をあけて、その最上位の現像スリーブ8に
対向配置されたドクター部14が設けられている。
感光体2は、矢印Aを付して示したように図における
反時計方向に回転駆動され、このときその表面に静電潜
像が形成される。この潜像は現像装置1との隣接部にお
いて、上方から下方へ移動する。
前述のように下位の現像スリーブ8aに供給された現像
剤は、各スリーブ8,8aに内設され、互いに対向した2つ
の磁石12,12aの磁力によって上位の現像スリーブ8に引
かれて該スリーブ8に受け渡される。受け渡された現像
剤は上位の現像スリーブ8の周面に磁石体10の磁力で担
持され、該スリーブ8の回転に伴って時計方向に搬送さ
れ、現像容器3内に設けられたセパレータ13と現像スリ
ーブ8aとの間のセパレータギャップG1を通過した後、ド
クター部14のところで余分な現像剤が掻き取られる。こ
のようにして現像に適した量の現像剤がドクター部14と
現像スリーブ8との間のドクターギャップG2を通過し、
かかる現像剤はさらに磁石体10の磁力と現像スリーブ8
の回転によって磁気ブラシを形成しながら時計方向に運
ばれ、先ず上位の現像スリーブ8と感光体2とが対向す
る第1現像領域D1を通る。次いでこの現像剤は、各現像
スリーブ8,8aにそれぞれ内設されて互いに対向する2つ
の磁石15,15aの磁力の作用で、下位の現像スリーブ8aへ
受け渡され、該スリーブ8aと感光体2とが対向した第2
現像領域D2を通り、引き続き下位の現像スリーブ8aから
離れ、現像容器3の底部へ流れ、パドルホイール9によ
って撹拌される。
両現像スリーブ8,8aは、上述の現像領域D1,D2におい
て、感光体2の移動方向と同方向に移動する向きに回転
しており、上述した現像剤の移動方向を破線矢印で示し
てある。現像剤はこの移動中にパドルホイール9やギャ
ップG1,G2を通るときの撹拌作用やストレスを受け、そ
のトナー粒子とキャリア粒子が互いに摩擦し合い、両者
が互いに異極性に摩擦帯電し、キャリア粒子にトナー粒
子が静電的に付着する。
現像スリーブ8,8a上の現像剤が上記の如く各現像領域
G1,G2を通るとき、剤中のトナーがこれと逆極性の感光
体2上の静電潜像に静電的に移行し、該潜像を可視像化
する。
上述のように、第4図に示した現像装置1において
は、各現像スリーブ8,8aが、これと感光体2とが対向す
る現像領域D1,D2において、感光体2の移動方向と同方
向に移動する向きに回転駆動され、磁石体10,10aの磁力
により、現像剤が現像スリーブ表面に担持され、該スリ
ーブの回転によって現像剤が搬送され、最上位の現像ス
リーブ8の表面に担持されて搬送される現像剤の量が、
ドクター部14によって規制され、その規制後の現像剤
が、最上位の現像スリーブ8と感光体2との間の現像領
域D1から最下方の現像スリーブ8aと感光体2との間の現
像領域D2へと順次搬送され、その各現像領域D1,D2にお
いて、ここを搬送される現像剤のトナーによって感光体
2に形成された静電潜像が可視像化される。
一方、ドクター部14によって掻き取られた現像剤の一
部は、そのままセパレータ13上を流れてパドルホイール
9へ落下し(矢印B)、他の一部は回転するスクリュー
部材16へ流れ、ここで図における垂直な方向に搬送され
て撹拌され、セパレータ13を介してパドルホイール9へ
流下する(矢印C)。このような撹拌作用によっても、
現像剤中のトナー粒子とキャリア粒子が摩擦帯電され
る。
ところで上に例示した現像装置の他に、1本の現像ス
リーブ、すなわち第4図に示した下位の現像スリーブだ
けを用いる現像装置も広く採用されているが、この現像
装置の場合には、感光体の線速をvpとし、現像スリーブ
の線速をvsとしたとき、その比vs/vpを例えば3程度或
いはそれ以上に設定し、感光体の線速よりも現像スリー
ブの線速を大幅に大きくする必要がある。このようにし
ないと現像領域へ搬送される現像剤量が少なくなり、可
視像の画像濃度が低下し、所定濃度の可視像を得られな
くなるからである(例えば特開昭58−207064号公報参
照)。
ところが感光体に対する現像スリーブの線速比をこの
ように高めると、現像領域における感光体と現像スリー
ブの移動方向が同方向となるように現像スリーブの回転
方向を設定した場合、感光体上に形成された可視像の縦
細線像と横細線像を一定の幅に形成することが困難とな
る。縦細線像とは、感光体の回転方向に延びるライン状
の可視像であり、横細線像とは感光体の軸線方向に延び
るライン状の可視像である。現像スリーブの線速比を上
述のように高めると、その他、例えば第5図に示したよ
うにクロス状の可視像を感光体2上に形成した場合、感
光体2の移動方向Aにおける後端側のクロス部17,17
に、画像の欠けた部分ができ、画質が低下する。この現
象は一般にベタクロス白抜けと称されている。
これに対し、第4図に例示したように、複数の現像ス
リーブ8,8aを用いると、1本の現像スリーブを用いたと
きよりも、現像スリーブ8,8aの線速vsと感光体2の線速
vpの比vs/vpを、例えば1.5程度に下げても、可視像の画
像濃度低下を防止できる。このように線速比vs/vpを下
げ、現像スリーブ8,8aの線速を低下させることによっ
て、現像スリーブ8,8aの回転方向を、現像領域D1,D2に
て感光体2の移動方向と同一方向となるように設定した
場合も、形成された可視像の縦細線像と横細線像の幅を
より一定に形成でき、かつベタクロス白抜け現象の発生
も抑制できる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上述のように現像スリーブを複数本用いる
と、次に示す如き新たな問題が発生する。
上位の現像スリーブ8と下位の現像スリーブ8aは、こ
れらを完全に接触させることはできず、これらの間には
例えば1mm程度のギャップG3が形成されている。このた
め、パドルホイール9によって下位の現像スリーブ8aに
供給された現像剤中の少量の剤が、下位の現像スリーブ
8aの回転に伴って、ギャップG3を通って直接感光体2の
側に搬送されてしまう。
このため、上位の現像スリーブ8へ受け渡される現像
剤量が減少し、ドクター部14のところで掻き落されてセ
パレータ13へ流れる現像剤量(これを還流量と称するこ
とにする)が減少し、ドクターギャップG2を通過する現
像剤量が不安定となり、現像された可視像の画質が低下
する恐れがある。
また、ギャップG3を通った現像剤は、第1現像領域D1
を通ることなく、直接第2現像領域D2に運ばれるので、
第1現像領域D1を通る現像剤量が第2現像領域D2を通る
現像剤量よりも少なくなり、これが可視像の画質に微妙
な影響を与え、狙った濃度の可視像が得られなくなる。
さらに、ギャップG3を通る現像剤量が多いときは、こ
こを通った現像剤が第2現像領域D2或いはこれよりもや
や上流側の部分Xに溜る。そしてその滞留量が増大する
と、これが感光体2や現像スリーブ8,8aに大きな負荷を
与えるようになり、これが所定の速さで回転できなくな
ったり、場合によっては現像スリーブ8,8aや感光体2を
停止させて画像形成の遂行が不可能となってしまうこと
も考えられる。
またギャップG3を通る現像剤は、パドルホイール9に
よって撹拌されてはいるが、セパレータギャップG1やド
クターギャップG2を通っていない剤であるため、これに
対して与えられるストレスが不充分で、トナーとキャリ
アが充分に帯電していない。このため、両現像スリーブ
8,8a間のギャップG3を通った現像剤中のトナー粒子は容
易にキャリア粒子から離れて浮遊し、これが感光体2上
の静電潜像以外の地肌部に付着し、所謂地汚れを生ぜし
める結果となる。さらに浮遊したトナーが現像容器3の
外部に飛散し、現像装置1の周辺がトナーで汚される恐
れも免れない。
上下の現像スリーブ8,8a内に、互いに対向する磁石1
2,12aをそれぞれ設け、下位の現像スリーブ8a上に供給
された現像剤を全て上位の現像剤8aへ移行させるように
設計されてはいるが、これだけギャップG3への現像剤の
進入を完全に阻止することはできない。
またギャップG3への現像剤の進入を抑制できるよう
に、各磁石を配置することは、現像装置全体の設計自由
度を狭める結果となる。
上述の不具合を防止できる現像装置としては、例えば
パドルホイールより成る現像剤汲み上げ回転体の上方で
あって、最上位の現像スリーブの近傍に、磁石体を内設
した現像剤供給スリーブを設け、現像剤をパドルホイー
ルによって、一旦、回転駆動された現像剤供給スリーブ
上に供給し、しかる後、このスリーブから最上位の現像
スリーブに現像剤を供給する構成が提案されている。こ
の構成によれば、現像剤がパドルホイールによって直に
最下位の現像スリーブに供給されることはないため、上
下の現像スリーブ間のギャップに現像剤が進入する恐れ
はない。ところがこの構成によると、磁石を内設した現
像剤供給スリーブを追加する必要があるため、現像装置
が大型化し、かつそのコストが上昇する不具合を免れな
い。
本発明の目的は、上記従来の欠点を簡単な構成によっ
て除去した冒頭に記載した形式の現像装置を提供するこ
とである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するため、冒頭に記載した
形式の現像装置において、前記現像剤汲み上げ回転体に
より汲み上げられた現像剤を、最上位の現像スリーブの
回転方向に関し、当該最上位の現像スリーブと、その隣
りの現像スリーブとの最接近部よりも下流側であって、
前記ドクター部よりも上流側の最上位の現像スリーブ部
分にのみ導く現像剤案内部材を設けたことを特徴とする
現像装置を提案する。
〔作用〕
現像剤汲み上げ回転体によって最下位の現像スリーブ
へ向けて供給される現像剤は、案内部材によって受け止
められるので、この最下位現像スリーブに供給されず、
最上位の現像スリーブにのみ供給される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に説明す
る。
第1図は本発明に係る現像装置の一例を示す断面図で
あり、ここに示した現像装置の基本的な構成は第4図に
示した従来例と変りはない。従来の構成は第4図を参照
して先に詳しく説明したので、ここでは、第4図に示し
た現像装置における各要素と同一の部分について、第4
図と同じ符号を付し、その説明を省略することにする。
従来と異なるところは、現像剤汲み上げ回転体の一構
成例であるパドルホイール9によって汲み上げられた二
成分系現像剤4を、最上位の現像スリーブ8にのみ供給
する現像剤案内部材20が設けられ、しかも下位の現像ス
リーブ8aに従来内設されていた磁石12aが設けられてい
ない点である。
図に一例として示した現像剤案内部材20は、パドルホ
イール9の図における斜め右上領域から上位の現像スリ
ーブ8の斜め左下領域において傾斜して位置する非磁性
材質の板状体により構成され、現像剤案内部材20の上端
部は上位現像スリーブ8の周面に近接し、かつその下端
部はパドルホイール9に近接していて、下位の現像スリ
ーブ8aに対向してその全長に亘って延び、現像容器3の
前後の側板に不動に固定支持されている。
このような現像剤案内部材20を設けることにより、パ
ドルホイール9によって下位の現像スリーブ8aに向けて
放出された現像剤4は、案内部材20によって受け止めら
れ、引き続き上位の現像スリーブ8の内部の磁石12の磁
力によって吸引され、上位の現像スリーブ8に担持され
る。その後の現像剤は、従来の現像装置と全く同様に、
現像スリーブ8に担持されつつ破線矢印方向に搬送さ
れ、両ギャップG1,G2を通過した後、第1現像領域D1を
通り、次いで第2現像領域D2を通過し、これらの現像領
域D1,D2を通るとき、感光体2上の静電潜像を可視像化
し、最終的に下位の現像スリーブ8aから離される。
上述のように、現像剤案内部材20は、現像剤汲み上げ
回転体の一例であるパドルホイール9により汲み上げら
れた現像剤4を、最上位の現像スリーブ8の回転方向に
関し、その最上位の現像スリーブ8と、その隣りの現像
スリーブ8aとの最接近部よりも下流側であって、ドクタ
ー部14よりも上流側の最上位の現像スリーブ部分にのみ
導くのである。
上述した構成によれば、パドルホイール9により汲み
上げられた現像剤は直接最上位の現像スリーブ8に供給
されるので、上下の現像スリーブ8,8aの間のギャップG3
に現像剤が送り込まれる余地はない。このため、このギ
ャップG3を現像剤が通過することに基因する従来の各種
欠点は全て除去される。すなわちドクターギャップG2を
通る現像剤量が安定し、可視像の画質を高めることがで
き、また両現像領域D1,D2を通る現像剤量を一定にで
き、狙い通りの画質の可視像を得ることができる。さら
に領域Xに多量の現像剤が溜って感光体2や現像スリー
ブ8,8aの所定の回転に影響を与えたり、浮遊トナーによ
る地汚れや、トナー飛散を防止できる。
しかも内部に磁石を設けた現像剤供給スリーブのよう
な大型で高価な手段を用いずに、低コストな現像剤案内
部材20を付加するだけで現像剤を最上位の現像スリーブ
8に供給できる。また、従来必要であった下位の現像ス
リーブ8a内の磁石12aがなくとも、現像剤を案内部材20
によって上位の現像スリーブ8に案内できるため、一層
のコストの低減を図ることが可能である。このように簡
単な構成で、複数の現像スリーブを用いた利点を支障な
く確保できるのである。
なお、パドルホイール9によって現像剤案内部材20に
効果的に多量の現像剤を供給できるように、パドルホイ
ール9の羽根先端部分を、第4図の場合と同じく、その
回転方向へ向けて傾斜させることが望ましい。また現像
剤案内部材20の水平線に対する角度θは40゜乃至50゜程
度とし、これが現像剤を受け止め易くすることが有利で
ある。
次に本発明者が行った実験に用いた現像装置の各要素
の具体的寸法等を列挙しておく。
第2図に示すように、パドルホイール9の円筒状基部
の外径P1を20mm、その羽根11の曲折部のところの直径P2
を30mm、羽根先端の直径P3を40mm、羽根先端部の傾斜角
θ1を30゜とした。上下の現像スリーブ8,8aの外径P4を
20mm、両スリーブ8,8aの間のギャップG3を1mm、両スリ
ーブ8、8aの回転数を650rpm、セパレータギャップG1を
1.5mm、ドクターギャップG2を0.55mmに設定した。また
上位の現像スリーブ8とパドルホイール9の両中心の水
平方向の距離Q1を32mm、垂直方向の距離Q2を28mmとし
た。さらに現像剤案内部材20の傾斜角θを40゜に設定し
た。また現像スリーブ8,8aと感光体2の線速比vs/vp
1.5とした。
上述の条件で、パドルホイール9の回転数を変化さ
せ、ドクター部14で掻き取られてセパレータ13へ流れる
現像剤量(還流量)とパドルホイール9の回転数との関
係を調べたところ、第3図に示す結果が得られた。第3
図中の曲線W1は、第1図及び第2図に示した現像剤案内
部材20を設けたときの結果であり、曲線W2はこれを設け
ないときの結果である。これから判るように現像剤案内
部材20を設けると還流量が増大する。これは、両現像ス
リーブ8,8aの間のギャップG3を通る現像剤がなくなるこ
とを示すものであり、案内部材20がないときは、ギャッ
プG3を通る現像剤の分だけ還流量が減少している。
以上、現像スリーブを2本設けた実施例を示したが、
潜像担持体に沿って現像スリーブを3本以上設けた現像
装置にも本発明を適用できることは当然であり、この場
合も、最下位の現像スリーブへ現像剤を供給できる位置
に配置された現像剤汲み上げ回転体により汲み上げられ
た現像剤を、現像剤案内部材によって、最上位の現像ス
リーブへ案内するように構成すればよい。
また本発明は、ベルト状の潜像担持体を用いた画像形
成装置の現像装置にも支障なく適用できるものである。
〔発明の効果〕
以上の如く、本発明によれば、現像剤汲み上げ回転体
により汲み上げられた現像剤を最上位の現像スリーブに
のみ導く現像剤案内部材を設けたので、上下の現像スリ
ーブ間のギャップに現像剤が進入する不具合を、低コス
トで小サイズの現像剤案内部材によって阻止することが
でき、複数の現像スリーブを設けたことによる利点を最
大限生かすことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の現像装置を示す断面図、第2図
はその各要素の寸法等を例示するための説明図、第3図
はパドルホイールと還流量との関係の一例を示すグラ
フ、第4図は従来の現像装置の一例を示す断面図、第5
図はベタクロス白抜け現像を説明する図である。 1……現像装置、3……現像容器 4……現像剤、8,8a……現像スリーブ 10,10a……磁石体、14……ドクター部 20……現像剤案内部材、D1,D2……現像領域 G2……ドクターギャップ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潜像担持体表面に沿って上下位置関係をも
    って配設された複数の現像スリーブと、各現像スリーブ
    内に固定配置された磁石体と、現像容器内の二成分系現
    像剤を汲み上げて最下位の現像スリーブに対して該現像
    剤を供給できる位置に配置された現像剤汲み上げ回転体
    と、最上位の現像スリーブに対して所定のドクターギャ
    ップをあけて当該最上位の現像スリーブに対向配置され
    たドクター部とを具備し、前記各現像スリーブが、これ
    と潜像担持体とが対向する現像領域において、潜像担持
    体の移動方向と同方向に移動する向きに回転駆動され、
    前記磁石体の磁力により、前記現像剤を現像スリーブ表
    面の担持し、該スリーブの回転によって現像剤を搬送
    し、最上位の現像スリーブの表面に担持されて搬送され
    る現像剤の量を前記ドクター部によって規制し、その規
    制後の現像剤を、最上位の現像スリーブと潜像担持体と
    の間の現像領域から最下方の現像スリーブと潜像担持体
    との間の現像領域へと順次搬送し、その各現像領域にお
    いて、ここを搬送される現像剤のトナーによって潜像担
    持体に形成された静電潜像を可視像化する現像装置にお
    いて、 前記現像剤汲み上げ回転体により汲み上げられた現像剤
    を、最上位の現像スリーブの回転方向に関し、当該最上
    位の現像スリーブと、その隣りの現像スリーブとの最接
    近部よりも下流側であって、前記ドクター部よりも上流
    側の最上位の現像スリーブ部分にのみ導く現像剤案内部
    材を設けたことを特徴とする現像装置。
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