JP2938788B2 - 液体漂白剤組成物の製造方法 - Google Patents
液体漂白剤組成物の製造方法Info
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製造方法に関する。さらに詳しくは、配合時に粘度の上
昇を抑制すると共に、漂白活性化剤の溶解を促進させ、
さらに得られた液体漂白剤組成物の貯蔵安定性を改善さ
せた液体漂白剤組成物の製造方法に関する。
分けられるが、塩素系漂白剤は使用できる繊維に制限が
あり、色、柄物には使用できず、また特有の臭いを有し
ていることから、これらの欠点のない酸素系漂白剤が最
近著しく普及している。この酸素系漂白剤のうち、過炭
酸ナトリウム、過ほう酸ナトリウムが粉末漂白剤として
使用されており、また過酸化水素は液体酸素系漂白剤と
して使用されている。しかしながら、液体酸素系漂白剤
は塩素系漂白剤に比べ漂白力が低く、その改善が求めら
れている。
漂白活性化剤や有機ペルオキシ酸を配合した液体漂白剤
組成物の研究がなされている。例えば、特開昭62−2
30897号公報には有機過酸を生成する漂白活性化剤
の粒子を過酸化水素を含む酸性水溶液中に分散させてな
る液体漂白剤組成物が開示されている。また、特開平7
−70593号公報には実質上水不溶性の有機ペルオキ
シ酸を有する流動性水性液体洗浄剤組成物が開示されて
いる。さらに本発明者らは、特開平6−207196号
公報、特開平7−82591号公報に特定の界面活性剤
と漂白活性化剤を組み合わせた液体漂白剤組成物につい
て開示している。即ち、特開平6−207196号公報
では両性界面活性剤とアニオン型漂白活性化剤の組み合
わせを開示しており、特開平7−82591号公報では
カチオン性界面活性剤とアニオン型漂白活性化剤の組み
合わせ及びアニオン性界面活性剤とカチオン型漂白活性
化剤の組み合わせを開示しているが、これらの液体漂白
剤組成物の製造において粘度が上昇したり、漂白活性化
剤が溶解し難く、工程時間が著しく長くなるなどの問題
があった。また、これら液体漂白剤組成物を低温で貯蔵
した場合、時間が経過すると共に沈殿が形成し、使い勝
手が悪くなったり商品における外観を著しく損なう等の
問題が生じた。従って、本発明の課題は、上記の欠点を
改善した液体漂白剤組成物の製造方法を提供することに
ある。
た結果、特定の方法で漂白活性化剤を漂白剤組成物中に
配合することにより上記課題が解決し得ることを見出
し、本発明を完成するに到った。すなわち、本発明は、
下記(a) 成分を 0.5〜10重量%、(b) 成分を 0.5〜30重
量%、(c) 成分を 0.1〜20重量%及び(d) 成分を 0.1〜
10重量%含有する液体漂白剤組成物の製造方法におい
て、(d) 成分と、(d) 成分を溶解させるに必要十分な量
以上の(b) 成分を水に溶解させpH3〜7に調整した溶
液をあらかじめ調製した後に、(a) 成分及び(c) 成分、
もしくは(a) 成分、(c) 成分及び(b) 成分の残量を混合
することを特徴とする液体漂白剤組成物の製造方法を提
供するものである。 (a) 成分:過酸化水素 (b) 成分:非イオン性界面活性剤 (c) 成分:両性界面活性剤あるいはカチオン性界面活性
剤から選ばれた少なくとも1種 (d) 成分:一般式(1) で表される漂白活性化剤
19のアルキル基あるいはアルケニル基を示し、Zは-SO3M
又は-COOM を示す。 Mは有機又は無機の陽イオンであ
る。〕
説明する。 〔(a) 成分〕本発明の(a) 成分としては、過酸化水素が
用いられる。
は非イオン性界面活性剤であり、特に一般式(2)で表さ
れる非イオン性界面活性剤が好ましく用いられる。
は8〜18、更に好ましくは10〜18のアルキル基又はアル
ケニル基を示すか、又は直鎖又は分岐鎖の総炭素数1〜
18、好ましくは6〜18のアルキル基が置換していてもよ
いアリール基を示す。 Xは -O-基又は -COO-基、好まし
くは -O-基を示す。 Aは直鎖又は分岐鎖の炭素数2〜3
のアルキレン基を示し、m個のA は同一でも異なってい
ても良い。Yは H又は炭素数1〜3のアルキル基を示
す。mはアルキレンオキサイドの平均付加モル数を示す
3〜50、好ましくは3〜20、更に好ましくは4〜15の数
である。〕 一般式(2) において、 A基はエチレン基又はプロピレン
基(好ましくは分岐型プロピレン基)を示すが、これら
はブロック型に重合していてもよく、ランダム型に重合
していてもよい。
は、さらにデービス氏の方法で求めたHLBが5〜12、
好ましくは5〜11、より好ましくは 5.5〜10である非イ
オン性界面活性剤を使用することが好ましい。 (b)成分
のHLBが5より低い場合は、十分な漂白性能が得られ
ず、12より高い場合は、組成物の粘度が上昇したり、配
合成分が分離するなどの不都合が生じる傾向となる。従
って、上記一般式(2) におけるR2, X, A, Y 及びmをデ
ービス氏の方法によるHLBが5〜12となるように選択
することが好ましい。なお、デービス氏の方法によるH
LBは「界面活性剤−物性・応用・化学生態学」, 第7
版, 第24頁, 北原文雄, 玉井康勝, 早野茂夫, 原一郎
編, 講談社サイエンティフィク発行(1990年発行)にお
いて定義される。
示す非イオン界面活性剤を挙げることができる。
は、両性界面活性剤あるいはカチオン性界面活性剤から
選ばれた少なくとも1種である。両性界面活性剤として
は、一般式(3) で表されるスルホベタイン又はカルボベ
タインが好ましく用いられる。
鎖又は分岐鎖の炭素数6〜20、好ましくは8〜18のアル
キル基又はアルケニル基を示し、残りが炭素数1〜5、
好ましくは1〜3のアルキル基あるいはヒドロキシアル
キル基を示す。また、R6はヒドロキシル基で置換されて
いてもよい炭素数1〜6、好ましくは1〜3のアルキレ
ン基を示し、 T- は-COO- 又は-SO3 - 、好ましくは-SO3
- を示す。〕 より好ましい両性界面活性剤の具体例としては以下の化
合物が挙げられる。
(4) で表される第4級アンモニウム塩が好ましく用いら
れる。
つが直鎖又は分岐鎖の炭素数6〜20、好ましくは8〜18
のアルキル基又はアルケニル基を示し、残りが炭素数1
〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基を示
す。また、L- は有機又は無機の陰イオン基を示す。〕 これら第4級アンモニウム塩の具体例としては、以下の
化合物が挙げられる。
数、g及びdは同一又は異なって6〜20、好ましくは8
〜18の数を示し、R11 は炭素数1〜3のアルキル基又は
ヒドロキシアルキル基を示し、Q-はCl-,Br-等のハロゲ
ンイオン、CH3SO4 -, CH3CH2SO4 -等のアルキルサルフェ
ートイオン、又はC11H23COO-, CH3COO- 等の脂肪酸イオ
ンを示す。〕 これらの中でもジオクチルジメチルアンモニウム塩、ジ
デシルジメチルアンモニウム塩、ジドデシルジメチルア
ンモニウム塩、ドデシルトリメチルアンモニウム塩、テ
トラデシルトリメチルアンモニウム塩、ヘキサデシルト
リメチルアンモニウム塩が特に好ましい。
オン性界面活性剤の中では、カチオン性界面活性剤が好
ましい。
は、前記一般式(1) で表される漂白活性化剤である。一
般式(1) において、 Zは-SO3M 又は-COOM を示すが、M
で示される有機又は無機の陽イオンとしては、Na, K 等
のアルカリ金属、アンモニウム、炭素数3〜15、好まし
くは7〜15のアルキルアンモニウム、モノエタノールア
ンモニウム、ジエタノールアンモニウム、トリエタノー
ルアンモニウム等が挙げられ、アルカリ金属が特に好ま
しい。本発明で用いられる漂白活性化剤の具体例として
は以下の化合物が挙げられる。
組成物は、(a) 成分を 0.5〜10重量%、好ましくは1〜
10重量%、より好ましくは1〜6重量%、(b) 成分を
0.5〜30重量%、好ましくは1〜20重量%、より好まし
くは1〜10重量%、(c) 成分を 0.1〜20重量%、好まし
くは 0.5〜10重量%、より好ましくは 1.0〜10重量%、
(d) 成分を 0.1〜10重量%、好ましくは 0.1〜5重量
%、より好ましくは 0.1〜3重量%配合することができ
る。
性能が得られず、10重量%を超えると過酸化水素の保存
安定性が著しく低下する。 (b) 成分が 0.5重量%未満では十分な漂白性能が得られ
ず、また30重量%を超えると粘度が上昇し、取り扱いに
くくなるという問題が生じる。 (c) 成分が 0.1重量%未満では十分な漂白性能が得られ
ず、20重量%を超えると粘度が上昇し、取り扱いにくく
なる。 (d) 成分が 0.1重量%未満では十分な漂白性能が得られ
ず、10重量%を超えると組成物に溶解し難く、外観を著
しく損なう。
(e) 成分として金属封鎖剤を配合することもできる。金
属封鎖剤としては以下の化合物が挙げられる。 (1) フィチン酸等のリン酸系化合物又はこれらのアルカ
リ金属塩もしくはアルカノールアミン塩 (2) エタン−1,1 −ジホスホン酸、エタン−1,1,2 −ト
リホスホン酸、エタン−1−ヒドロキシ−1,1 −ジホス
ホン酸およびその誘導体、エタンヒドロキシ−1,1,2 −
トリホスホン酸、エタン−1,2 −ジカルボキシ−1,2 −
ジホスホン酸、メタンヒドロキシホスホン酸等のホスホ
ン酸又はこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカノール
アミン塩 (3) 2−ホスホノブタン−1,2 −ジカルボン酸、1−ホ
スホノブタン−2,3,4 −トリカルボン酸、α−メチルホ
スホノコハク酸等のホスホノカルボン酸又はこれらのア
ルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩 (4) アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン等のアミ
ノ酸又はこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカノール
アミン塩 (5) ニトリロ三酢酸、イミノ二酢酸、エチレンジアミン
四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、グリコールエー
テルジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、
トリエチレンテトラミン六酢酸、ジエンコル酸等のアミ
ノポリ酢酸又はこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカ
ノールアミン塩 (6) ジグリコール酸、オキシジコハク酸、カルボキシメ
チルオキシコハク酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、シュウ
酸、リンゴ酸、オキシジコハク酸、グルコン酸、カルボ
キシメチルコハク酸、カルボキシメチル酒石酸などの有
機酸又はこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカノール
アミン塩 (7) ゼオライトAに代表されるアルミノケイ酸のアルカ
リ金属塩又はアルカノールアミン塩 (8) アミノポリ(メチレンホスホン酸)もしくはそのア
ルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩、又はポリ
エチレンポリアミンポリ(メチレンホスホン酸)もしく
はそのアルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩 これらの中で上記(2) 、(5) 、(6) 及び(7) からなる群
より選ばれる少なくとも1種が好ましく、上記(2) から
なる群より選ばれる少なくとも1種がさらに好ましい。
の液体漂白剤組成物に対し、0.005〜5重量%が好まし
く、0.01〜1重量%が更に好ましい。(e) 成分が 0.005
重量%未満では過酸化水素の安定性が低下し、5重量%
を超えると不経済である。
液体漂白剤組成物の製造方法においては、(d) 成分と、
(d) 成分を溶解させるに必要十分な量以上の(b) 成分を
あらかじめ水に溶解させpH3〜7、好ましくは4〜6
に調整した溶液(以下プレ混合溶液という)に、(a) 成
分及び(c) 成分、もしくは(a) 成分、(c) 成分及び(b)
成分の残量、更にその他の成分を混合する。pH調整は
硫酸、リン酸のような無機酸や、トルエンスルホン酸、
ベンゼンスルホン酸のような有機酸を用いたり、必要に
応じ水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのような苛性ア
ルカリを用いて行う。プレ混合溶液のpHが3未満又は
7を越える場合、プレ混合溶液中の漂白活性化剤の安定
性が低下するという問題が生じる。
量比率は、〔(b) 成分〕/〔(d) 成分〕=1/5〜50/
1が好ましく、1/5〜10/1が更に好ましい。また、
これらの重量比率はプレ混合溶液の20℃における粘度が
1〜500cp 、好ましくは1〜200cp になるように選択さ
れることが望ましい。〔(b) 成分〕/〔(d) 成分〕の重
量比率が1/5未満ではプレ混合溶液中の漂白活性化剤
の安定性が低下し、また、50/1を越える場合、プレ混
合溶液の粘度が増加し、取り扱いにくくなるという問題
が生じる。プレ混合溶液を製造する場合、加熱して漂白
活性化剤の溶解を促進させても良い。温度としては、室
温〜80℃、好ましくは室温〜60℃である。プレ混合溶液
中の水の量は20〜95重量%が好ましく、50〜95重量%が
更に好ましい。
もしくは(a) 成分、(c)成分及び(b)成分の残量、更にそ
の他の成分との混合方法は特に限定されないが、(a) 成
分、(b) 成分の残り、(c) 成分、必要により(e) 成分等
を水に混合した溶液にプレ混合溶液を添加しても、(b)
成分の残り、(c) 成分、必要により(e) 成分等を水に混
合し、プレ混合溶液を加え、均一に攪拌した後、最後に
(a) 成分を加えても良い。これらの中でも(a) 成分を最
後に添加する方法が好ましい。
て得られた液体漂白剤組成物を、硫酸、リン酸のような
無機酸や、トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸の
ような有機酸を用いて、また必要に応じて水酸化ナトリ
ウムや水酸化カリウムのような苛性アルカリを用いて、
pH1〜6、好ましくは1〜5に調整することが好まし
い。
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。
〜(b-3) 、(c) 成分として下記(c-1) 〜(c-3) 、(d) 成
分として下記(d-1) 〜(d-2) 、(e) 成分として下記(e-
1) を用い、下記方法で表3に示す組成の本発明の液体
漂白剤組成物及び表4に示す組成の比較の液体漂白剤組
成物を調製した。 (b) 成分 C12H25O(C2H4O)10-H HLB 6.50 (b-1) C10H21O(C2H4O)6-CH3 HLB 5.06 (b-2) C11H23COO(C2H4O)15-H HLB 9.13 (b-3)
2に示す各成分を添加し、長さ5cmのスターラーピース
によるマグネティックスターラーで攪拌しながら、表2
に示す温度に加温した。加熱は温水で行った。尚、pH
は、1/10Nの硫酸で調整した。透明液体になるまでの時
間(溶解時間)、溶液状態、下記方法により測定した粘
度及び保存安定性の評価結果を表2に示す。 ・粘度 東京計器(株)製B型粘度計(形式BM)を用い、透明
になるまで溶解したプレ混合溶液を20℃にし、粘度を測
定した。 ・保存安定性 50℃/1週間ガラス製50ml容器で保存し、(d) 成分の残
存率を高速液体クロマトグラフィーで測定した。
記混合方法T又はSにより各成分を20℃で混合して、表
3に示す組成の本発明の液体漂白剤組成物を調製した。
尚、pHは、1/10Nの硫酸で調整した。 混合方法T:過酸化水素、(b) 成分の残り、(c) 成分、
(e) 成分及びイオン交換水を予め溶解しておき、プレ混
合溶液を添加した。 混合方法S:(b) 成分の残りがある場合にはその残り、
(c) 成分、(e) 成分及びイオン交換水を予め溶解してお
き、プレ混合溶液を添加し、最後に過酸化水素を添加し
た。
4に示す各成分を60℃で一度に混合し、表4に示す組成
の比較の液体漂白剤組成物を調製した。尚、pHは、1/10
Nの硫酸で調整した。 <液体漂白剤組成物の評価方法>上記で得られた本発明
及び比較の液体漂白剤組成物について、下記方法によ
り、粘度、溶解時間、保存安定性、漂白性能を評価し
た。結果を表3及び表4に示す。
攪拌0分とし、所定の時間が経過した時点で東京計器
(株)製B型粘度計(形式BM)を用いて粘度を測定し
た。 ・溶解時間:透明液体になるまでの時間 ・保存安定性 液体漂白剤組成物を50mlガラス製容器に入れ、0℃で3
ケ月保存した時の組成物の状態を観察した。 ・漂白性能 下記のように調製した紅茶汚染布5枚にそれぞれ表3及
び表4に示す液体漂白剤組成物の配合初期のものあるい
は配合3ケ月後のものを 0.5mlずつ塗布した。10分間放
置後水道水ですすぎ、乾燥させて次式によって漂白率を
算出した。 (紅茶汚染布の漂白率)
DPで 460nmフィルターを使用して測定した。 (紅茶汚染布の調製法)日東紅茶(黄色パッケージ)80
gを3リットルのイオン交換水にて約15分間煮沸後、糊
抜きしたさらし木綿でこし、この液に木綿金布#2003を
浸し、約15分間煮沸した。そのまま火よりおろし、約2
時間程度放置後自然乾燥させ、洗液に色がつかなくなる
まで水洗し、脱水、プレス後、10cm×10cmの試験片と
し、実験に供した。
は、初期粘度が上がるため、製造上問題がある。また、
(d) 成分の溶解時間が長くなってしまい、製造上問題が
ある。更に保存安定性の面でも低温保存中に白濁し、問
題がある。
粘度の上昇がなく、漂白活性化剤の溶解を促進させ、さ
らに得られた液体漂白剤組成物の低温における貯蔵安定
性を改善させた高漂白性能を有する液体漂白剤組成物を
得ることができる。
Claims (6)
- 【請求項1】 下記(a) 成分を 0.5〜10重量%、(b) 成
分を 0.5〜30重量%、(c) 成分を 0.1〜20重量%及び
(d) 成分を 0.1〜10重量%含有する液体漂白剤組成物の
製造方法において、(d) 成分と、(d) 成分を溶解させる
に必要十分な量以上の(b) 成分をあらかじめ水に溶解さ
せpH3〜7に調整した溶液に、(a) 成分及び(c) 成
分、もしくは(a) 成分、(c) 成分及び(b) 成分の残量を
混合することを特徴とする液体漂白剤組成物の製造方
法。 (a) 成分:過酸化水素 (b) 成分:非イオン性界面活性剤 (c) 成分:両性界面活性剤あるいはカチオン性界面活性
剤から選ばれた少なくとも1種 (d) 成分:一般式(1) で表される漂白活性化剤 【化1】 〔式中、R1は直鎖又は分岐鎖の炭素数5〜19のアルキル
基あるいはアルケニル基を示し、Zは-SO3M又は-COOM を
示す。 Mは有機又は無機の陽イオンである。〕 - 【請求項2】 (e) 成分として、金属封鎖剤を 0.005〜
5重量%含有する請求項1記載の液体漂白剤組成物の製
造方法。 - 【請求項3】 (b) 成分と(d) 成分をあらかじめ水に溶
解する際の(b) 成分と(d) 成分の重量比率が、〔(b) 成
分〕/〔(d) 成分〕=1/5〜50/1であることを特徴
とする請求項1又は2記載の液体漂白剤組成物の製造方
法。 - 【請求項4】 (b) 成分と(d) 成分をあらかじめ水に溶
解した溶液の20℃における粘度が1〜500cp であること
を特徴とする請求項3記載の液体漂白剤組成物の製造方
法。 - 【請求項5】 (b) 成分が一般式(2) で表される非イオ
ン性界面活性剤である請求項1〜4のいずれか一項に記
載の液体漂白剤組成物の製造方法。 R2-X-(AO)m-Y (2) 〔式中、R2は直鎖又は分岐鎖の炭素数6〜22のアルキル
基又はアルケニル基を示すか、又は直鎖又は分岐鎖の総
炭素数1〜18のアルキル基が置換していてもよいアリー
ル基を示す。 Xは -O-基又は -COO-基を示す。 Aは直鎖
又は分岐鎖の炭素数2〜3のアルキレン基を示し、m個
のA は同一でも異なっていてもよい。 YはH又は炭素数
1〜3のアルキル基を示す。mはアルキレンオキサイド
の平均付加モル数を示す3〜50の数である。〕 - 【請求項6】 (b) 成分の非イオン性界面活性剤のデー
ビス氏の方法で求めたHLBが5〜12である請求項5記
載の液体漂白剤組成物の製造方法。
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JP19847395A Expired - Lifetime JP2938788B2 (ja) | 1995-08-03 | 1995-08-03 | 液体漂白剤組成物の製造方法 |
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- 1995-08-03 JP JP19847395A patent/JP2938788B2/ja not_active Expired - Lifetime
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