JP2937497B2 - 湿度センサ - Google Patents

湿度センサ

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JP2937497B2
JP2937497B2 JP459391A JP459391A JP2937497B2 JP 2937497 B2 JP2937497 B2 JP 2937497B2 JP 459391 A JP459391 A JP 459391A JP 459391 A JP459391 A JP 459391A JP 2937497 B2 JP2937497 B2 JP 2937497B2
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猛彦 齋木
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気中の水蒸気の割合
を電気抵抗の変化に基づいて検出する湿度センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4、図5に示すように、アルミナ基板
100上に、櫛形電極200、300を焼き付け、その
上に多孔質構造の感湿材400を印刷して焼き付けた湿
度センサBが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術は以下の様な欠点がある。感湿材400とアル
ミナ基板100との固着強度に劣り、振動等の外力が湿
度センサBに加わると感湿材400が簡単に剥離する。
空気中の汚れが感湿材400に堆積し易く、時間経過に
対する感湿材400の劣化度合いが大きい。本発明の目
的は、機械的強度および耐久性に優れる湿度センサの提
供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為、
本発明は、電気絶縁性基板と、電極部、該電極部から延
出する接続部からなり、前記電気絶縁性基板の主端面に
固着される下部電極と、裏面を前記下部電極の電極部に
密着して前記電極部を覆う、多孔質構造を呈する感湿材
と、電極裏面が前記感湿材と密着し、前記下部電極と非
接触状態を保つように前記感湿材を包囲して前記電気絶
縁性基板に固着される多孔質の上部電極とを具備した構
成を採用した。
【0005】
【作用】上部電極が感湿材を包囲して電気絶縁性基板に
固着されるので、感湿材は強固に保持され、機械的な外
力が加わっても剥離したり、位置ずれを起こしたりしな
い。このため、湿度センサは機械的強度に優れる。
【0006】
【発明の効果】多孔質の上部電極は、多孔質構造を呈す
る感湿材を包囲しているので空気中の汚れが感湿材に付
着し難く、感湿材の劣化が抑制される。このため、湿度
センサは耐久性に優れる。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図3に基づいて説
明する。
【0008】図に示すように、湿度センサAは、電気絶
縁性基板1の端面10に、下部電極2、感湿材3、上部
電極4を順に積層してなる。
【0009】電気絶縁性基板1は、厚さ0.6mm、短
辺5mm、長辺15mmの板であり、アルミナを主体と
するセラミック焼結体で形成されている。
【0010】下部電極2(厚さ20μm)は、電極部2
1(短辺2mm、長辺7.5mm)と、この電極部21
から延出する接続部22(幅0.3mm)とからなり、
接続部22の末端は、白金製のリード線取付部11上に
位置して取付部11と電気接続が図られている。この下
部電極2は、金(Au)ペーストを厚膜印刷して焼き付
ける(900℃、15分間)ことにより形成されてい
る。
【0011】感湿材3は、素子裏面が下部電極2の電極
部21に密着して電極部21を覆う、厚さ20μm〜8
0μm、短辺2.6mm、長辺8mmの、微粒子の多孔
質構造を呈するナシコン系のセラミックである。この感
湿材3は、下部電極2を焼き付けた電気絶縁性基板1上
にペーストを厚膜印刷し、850℃で焼き付けて形成さ
れる。
【0012】上部電極4(厚さ20μm)は、電極部4
1(短辺3.5mm、長辺9mm)と、この電極部41
から延出する接続部42(幅0.3mm)とからなり、
接続部42の末端は、白金製のリード線取付部12上に
位置して取付部12と電気接続が図られている。さら
に、上部電極4は、接続部22が跨ぐ部位に切欠43を
設け、極僅か感湿材3を露出させることにより下部電極
2とのショート防止を図りつつ、感湿材3との密着を保
って感湿材3を略被包する様に形成されている。この上
部電極4は、酸化ルテニウム(RuO2 )ペーストを厚
膜印刷して焼き付ける(850℃、15分間)ことによ
り多孔質構造(空気中の水蒸気を外部と感湿材3との間
を流通させる様にするため)を呈するように形成されて
いる。
【0013】つぎに、従来の湿度センサBと本実施例の
湿度センサAとを用いて行った耐環境試験および感湿材
の密着強度試験について説明する。
【0014】(耐環境試験結果)多数の湿度センサA、
Bを入れた、容積20リットルの容器内で20本の煙草
を蒸らすことを5回繰り返し、50%RHの相対湿度
(室温)での試験の前と後でのドリフト量(同一セン
サ)を測定したところ、従来の湿度センサBでは平均し
て−10%RH以上のドリフトが見られたが、湿度セン
サAのドリフトは平均して−4%RH以下あった。これ
は、湿度センサAでは多孔質構造を呈した上部電極4が
フィルターの作用を果たして感湿材3を煙草の汚れから
保護するが、湿度センサBでは煙草の汚れが直接感湿材
400に堆積するためであると考えられる。
【0015】(感湿材の密着強度試験)容積100cc
のビーカー内に、水と複数個の湿度センサA、Bとを入
れ、30分間、超音波洗浄を行ったところ、従来の湿度
センサBでは約半数に感湿材400の剥離が見られた
が、湿度センサAは全数、感湿材3の剥離が見られなか
った。これは、湿度センサAでは上部電極4が電気絶縁
性基板1に強固に固着して感湿材3の拘持を図っている
が、湿度センサBでは感湿材400が拘持されていない
ためであると考えられる。
【0016】本発明は、上記実施例以外に、つぎの実施
態様を含む。
【0017】a.空気中の水蒸気が感湿材に吸脱着する
ことにより下部電極、上部電極間のインピーダンスが変
化するものであれば良く、ジルコニア、マグネタイト、
ニッケル- フェライト、マグネシウムスピネル、ルチ
ル、酸化第二鉄、炭酸カリウム、酸化亜鉛、酸化バナジ
ウム等を用いても良い。
【0018】b.上部電極、下部電極の電気絶縁性基板
への固着は、金属または酸化物電極の焼き付け以外に、
真空蒸着、陰極スパッタリング等でも良い。
【0019】c.電気絶縁性基板は、ガラス、他のセラ
ミック材料で形成されていても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る湿度センサの分解図で
ある。
【図2】その湿度センサの側面図である。
【図3】その湿度センサの上面図である。
【図4】従来の湿度センサの分解図である。
【図5】従来の湿度センサの側面図である。
【符号の説明】 A 湿度センサ 1 電気絶縁性基板 2 下部電極 3 感湿材 4 上部電極 10 端面 21 電極部 22 接続部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−196559(JP,A) 特開 平1−109251(JP,A) 特開 平1−313752(JP,A) 特開 昭63−58249(JP,A) 特開 平4−184160(JP,A) 実開 昭50−14893(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 27/00 - 27/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気絶縁性基板と、電極部、該電極部か
    ら延出する接続部からなり、前記電気絶縁性基板の主端
    面に固着される下部電極と、裏面を前記下部電極の電極
    部に密着して前記電極部を覆う、多孔質構造を呈する感
    湿材と、電極裏面が前記感湿材と密着し、前記下部電極
    と非接触状態を保つように前記感湿材を包囲して前記電
    気絶縁性基板に固着される多孔質の上部電極とを具備し
    てなる湿度センサ。
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