JP2936453B2 - コップ等のコースタ - Google Patents

コップ等のコースタ

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JP2936453B2 JP31919794A JP31919794A JP2936453B2 JP 2936453 B2 JP2936453 B2 JP 2936453B2 JP 31919794 A JP31919794 A JP 31919794A JP 31919794 A JP31919794 A JP 31919794A JP 2936453 B2 JP2936453 B2 JP 2936453B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コップやビン等の下
部に装着して使用されるコースタに関する。
【0002】
【従来の技術】立食パーティ等においては、冷たい飲物
を入れたコップの表面に結露した水滴で手や衣服等を濡
らさないようにするため、多くの場合、飲み物を入れた
コップはその下部に紙ナプキンを巻いてから客に供せら
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにコ
ップに巻かれた紙ナプキンは薄い紙で作られており、し
かも、平面的な紙を単にコップに巻き付けただけである
ため、コップの表面に結露した水を全体に吸収してしま
う。このためコップを持つ手やテーブルクロスが水で濡
れ、さらには紙ナプキンが形崩れして吸水の役に立たな
くなったり、コップが非常に持ちづらくなるなど、不快
な思いをすることが多い。従来、ビンの下部に装着する
ことで結露した水滴を吸収できるようにした有底の筒状
コースタとして、実開平2−9177号公報の第11図
および第12図に示されるものが提案されている。
【0004】しかし、このコースタは、平滑な外紙と波
板状の芯紙とを重ね合せた段ボール紙を、波板状の芯紙
が内側になるように丸めて筒状胴部を構成したものであ
るため、筒状胴部が径方向でほとんど拡縮しない。この
ため1つのコースタで1サイズのビンにしか使用でき
ず、汎用性に乏しいという欠点があり、また、ビンとコ
ースタとのサイズが少しも違うと、コースタがビンから
簡単に脱落してしまう。また、クッション効果や断熱効
果を持たせるためコースタ自体を厚紙である段ボール紙
で構成してあるため、ビンが持ちづらくまた外観性にも
劣るという難点がある。一方、一般に広く用いられてい
る平板状のコースタは、コップの底部に付着した水によ
ってコップ底部に貼り付き易く、テーブルからコップを
持ち上げた際にコップとともに持ち上がってしまうこと
があり、使い勝手に難がある。
【0005】したがって、本発明の目的は、飲み物を入
れたコップ等の下部に装着することでコップ等の表面に
結露した水を適切に吸収できること、コップ等への装着
後も形崩れしにくく、比較的長い時間適切な使用が可能
であること、1つのサイズで種々のサイズや形状のコッ
プやビン等に適用できること、コップやビンから簡単に
脱落しないこと、コップやビン等が持ち易く、しかも外
観性にも優れていること、等の要求を総て満足できるコ
ースタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の構成は以下の通りである。 (1) コップ等の下部を嵌挿すべき筒状胴部を有する有底
の紙製コースタであって、前記筒状胴部が周方向で細か
い波板状に成形されることで径方向拡縮自在に構成
れ、且つ底部が波板状に成形されることで拡縮自在に構
成されたコップ等のコースタ。 (2) 上記(1)のコースタにおいて、筒状胴部を底部方向
に縮径するようなテーパ状に構成したコップ等のコース
タ。 (3) 上記(1)、(2)のコースタにおいて、筒状胴部の上端
に鍔状またはラッパ状の張出し部を設けたコップ等のコ
ースタ。
【0007】 (4) 上記(1)、(2)のコースタにおいて、筒状胴部の上端
に周方向で適当な間隔をおいて多数のスリットを形成
し、該上端部を短冊状またはフリル状に構成したコップ
等のコースタ。(5) 上記(1)、(2)、(3)、(4)の コースタにおいて、波板
状の筒状胴部の凸条部が、筒状胴部の軸線方向に対して
斜めに形成されているコップ等のコースタ。
【0008】
【作用】本発明のコースタは、コップやビン等の下部に
装着して使用される。(以下、コップに装着した場合を
例に説明する。)コースタを構成する筒状胴部は、波板
状に成形加工されることで径方向拡縮自在に構成され、
且つ底部も波板状に成形加工されることで拡縮自在に構
成されているため、コップ下部に装着する際にコップの
径に応じて径方向で拡張(拡径)し、内面がコップの周
面に適切にフィットする。また、筒状胴部を構成する波
板の弾性力によってコップ周面に密着するため、コップ
から脱落するおそれもない。したがって、径の異なるコ
ップへの装着を適切に行わしめることができる。
【0009】コップに装着されたコースタはコップ表面
に結露した水を吸収するが、波板状の筒状胴部の内面は
コップの表面に部分的に接触しているため、この接触し
た部分から水が吸収される。図11はコップに装着され
た筒状胴部の水平断面を部分的に示しており、Aはコッ
プ、Bは筒状胴部である。波板状に成形されている筒状
胴部Bは、その内面の凸条部b1(外面側の凹部に相当
する部分)のみがコップAと接触し、この接触部分(図
中、斜線で示す部分)からコップ表面に結露した水を吸
収する。したがって、コップ表面に結露する水の量が過
度に多くない場合、或いは結露する水の量が多い場合で
あっても結露が始ってから一定時間の間は、結露した水
の多くが上記凸条部b1の部分に吸収され、手が触る側
の筒状胴部外面側の凸条部b2は、水の吸収量が比較的
少ない。したがって、コップAを筒状胴部Bを介して手
で持った場合でも、手が水で濡れるような不快感を味う
ことは少ない。また、結露した水が筒状胴部Bの全体に
吸収されたような場合でも、手が触るのは外面側の凸条
部b2だけであるため、コップに巻かれた紙ナプキンが
水を吸収した場合に較べ、手がそれほど水で濡れなくて
も済む。
【0010】また、筒状胴部Bが波板で構成されている
ため、紙製でありながら適当な強度を有しており、した
がって、コップAに装着して水を吸収しても形崩れしに
くく、比較的長い時間適切な使用が可能である。請求項
3及び請求項4に記載のコースタによれば、筒状胴部に
覆われていないコップ上部で結露した水滴がコップ表面
を流下してきた際に、筒状胴部上端の張出し部或いは短
冊状またはフリル状の上端部分がこの水滴を受け止めて
吸収し、このため水滴が筒状胴部の外面側に回り込まな
い。
【0011】
【実施例】図1ないし図4は本発明のコースタの一実施
例を示すもので、図1はコースタ上方からの斜視図、図
2はコースタ下方からの斜視図、図3は縦断面図であ
る。コースタは全体が紙製であり、周方向で細かい波板
状に成形加工された筒状胴部1と、同じく波板状に構成
された底部2とから構成されている。この実施例では、
筒状胴部1は底部方向に若干縮径するようなテーパ状に
構成されている。
【0012】図4は筒状胴部1の水平断面の一部を示し
ており、筒状胴部1は波板で構成されているため、その
内面側と外面側には筒状胴部縦方向に沿った多数の凸条
部b1、b2が形成されている。筒状胴部1を構成する波
板は、筒状胴部1の径方向での拡張幅に応じて波の高さ
hとピッチpが決められる。また、筒状胴部1の高さH
は任意であるが、通常はコップの下部側1/3〜1/2
を覆うことができる程度の高さとする。
【0013】図5及び図6は図1に示すコースタXをコ
ップAに装着した状態を示しており、図5は比較的径の
大きいコップに、また図6はこれよりも径の小さいコッ
プに装着した場合を示している。コースタXは、図3に
示すように装着前の外径がD0であるのに対し、図5で
は外径がD1に、また図6では外径がD2にそれぞれ拡張
し、これによって筒状胴部1はコップ周面に適切にフィ
ットした状態にある。本発明のコースタは、筒状胴部1
だけでなく底部2についても波板状に構成して拡縮でき
るようにすることで、上記のような径の異なるコップへ
の装着を適切に行うことができる。
【0014】図7ないし図9は本発明のコースタの他の
実施例を示すもので、筒状胴部1の上端に鍔状の張出し
部10を設けたものであり、この張出し部10によって
コースタに覆れていないコップ上部からたれてきた水滴
を受け止めて吸収し、水滴が筒状胴部1の外面側に回り
込まないようにしている。また、この張出し部10も波
板状に構成され、筒状胴部1の本体と同じように拡縮可
能としている。この張り出し部10は、拡縮を容易にす
るためラッパ状に構成することもできる。
【0015】図10は本発明のコースタの他の実施例を
示すもので、図7に示すような張出し部10を設ける代
りに、筒状胴部1の上端に周方向で適当な間隔をおいて
スリットを形成し、このスリットを形成した上端部分1
1を短冊状若しくはフリル状に構成したものであり、こ
の上端部分11も図7の張出し部10と同じ作用を
る。 なお、筒状胴部1の凸条部b1、b2は、筒状胴部1
の軸線に対して斜めに形成させるようにすることもでき
る。
【0016】
【発明の効果】以上述べた本発明によれば、以下のよう
な効果が得られる。 飲み物を入れたコップ等の下部
に装着することで、コップ等の表面に結露した水を適切
に吸収することができる。 筒状胴部の内面側の凸条
部のみがコップと接触し、この接触部分からコップ表面
に結露した水を吸収するため、コップ表面に結露する水
の量が過度に多くない場合、或いは結露する水の量が多
い場合であっても結露が始ってから一定時間の間は、手
が触る側の筒状胴部外面側の凸条部の水の吸収量が比較
的少なく、このためコップを筒状胴部を介して手で持っ
た場合でも、手が水で濡れるような不快感を味うことが
少ない。また、結露した水が筒状胴部の全体に吸収され
たような場合でも、手が触るのは外面側の凸条部だけで
あるため、従来のようにコップに巻かれた紙ナプキンが
水を吸収した場合に較べ、手がそれほど水で濡れなくて
も済むという利点がある。
【0017】 筒形状をしているためコップやビン等
への装着が容易であり、しかも、筒状胴部が波板で構成
されているため、紙製でありながら適度な強度を有して
おり、このためコップ等に装着して水を吸収しても形崩
れしにくく、比較的長い時間適切な使用が可能である。
筒状胴部が径方向で拡縮自在であり且つ底部も拡縮
自在であるため、1つのサイズで種々のサイズや形状の
コップやビン等に使用でき、汎用性が高い。 筒状胴
部を構成する波板の弾性力によってコップ等の周面に密
着するため、コップ等から脱落するおそれがほとんどな
い。
【0018】 筒状胴部を厚紙で構成する必要がない
ため、装着した際にコップやビン等が持ち易く、しかも
外観性にも優れている。 請求項3及び請求項4に記
載のコースタでは、筒状胴部に覆われていないコップ上
部で結露した水滴がコップ表面を流下してきた際に、筒
状胴部の上端部分がこの水滴を受け止めて吸収し、水滴
を筒状胴部の外面側に回り込ませないため、コップを持
つ手が水滴で濡れることをより適切に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコースタの一実施例を示す上方からの
斜視図
【図2】図1のコースタの下方からの斜視図
【図3】図1のコースタの縦断面図
【図4】図1のコースタの筒状胴部の水平断面を部分的
に示す説明図
【図5】図1のコースタをコップに装着した状態で示す
斜視図
【図6】図1のコースタをコップに装着した状態で示す
斜視図
【図7】本発明のコースタの他の実施例を示す斜視図
【図8】図7のコースタの縦断面図
【図9】図7のコースタをコップに装着した状態で示す
斜視図
【図10】本発明のコースタの他の実施例を示す斜視図
【図11】 本発明のコースタとコップ外面との接触状態
を示す説明図
【符号の説明】
1…筒状胴部、2…底部、10…張出し部、11…上端
部分、A…コップ、B…筒状胴部、X…コースタ、
1,b2…凸条部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コップ等の下部を嵌挿すべき筒状胴部を
    有する有底の紙製コースタであって、前記筒状胴部が周
    方向で細かい波板状に成形されることで径方向拡縮自在
    に構成され、且つ底部が波板状に成形されることで拡縮
    自在に構成されたコップ等のコースタ。
  2. 【請求項2】 筒状胴部を底部方向に縮径するようなテ
    ーパ状に構成した請求項1に記載のコップ等のコース
    タ。
  3. 【請求項3】 筒状胴部の上端に鍔状またはラッパ状の
    張出し部を設けた請求項1または2に記載のコップ等の
    コースタ。
  4. 【請求項4】 筒状胴部の上端に周方向で適当な間隔を
    おいて多数のスリットを形成し、該上端部を短冊状また
    はフリル状に構成した請求項1または2に記載のコップ
    等のコースタ。
  5. 【請求項5】 波板状の筒状胴部の凸条部が、筒状胴部
    の軸線方向に対して斜めに形成されている請求項1、
    2、3または4に記載のコップ等のコースタ。
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