JPH0639717U - 断熱性紙カップ - Google Patents

断熱性紙カップ

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JPH0639717U
JPH0639717U JP7599692U JP7599692U JPH0639717U JP H0639717 U JPH0639717 U JP H0639717U JP 7599692 U JP7599692 U JP 7599692U JP 7599692 U JP7599692 U JP 7599692U JP H0639717 U JPH0639717 U JP H0639717U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コルゲート加工紙よりも比較的に安価で、しか
も外観上の見栄えの良い断熱性紙カップを提供するもの
である。 【構成】紙カップ側壁部2外周に、同一深度の点状のエ
ンボス模様を施した紙性の断熱性シート5を巻付けたこ
とを特徴とする断熱性紙カップ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、断熱性の紙カップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の断熱性の紙カップは、波形状の中芯シートの片側又は両側に、ライナー シートを貼り合わせた紙製のコルゲート加工紙、あるいは発泡スチロールなど樹 脂製の発泡シートを断熱性シートとして、紙カップの外周に巻き付けたものがあ る。
【0003】 断熱性シートとして紙製のコルゲート加工紙を巻付けた紙カップは、プラスチ ックシートを全く使用しないカップとして廃棄処理や回収再利用が容易である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記コルゲート加工紙を紙カップの断熱性シートとして使用す る場合は、比較的に用紙にコストが掛かり、また、コルゲート加工のための特別 な設備が必要である。
【0005】 また、平面的に平行線状模様(ストライプ)を備えた側断面が波形状のコルゲ ート加工紙を、円錐台形を有する一般的な紙カップ本体の側壁部に巻付けた場合 に、その巻付けたコルゲート加工紙両端部の継ぎ目の平行線状模様(ストライプ )が互いに平行に継がれず、ある角度をもって交差するような不連続な模様とな るので、外観上の見栄えがよくない。
【0006】 本考案は、コルゲート加工紙よりも比較的に安価で、しかも外観上の見栄えの 良い断熱性紙カップを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本考案は、紙カップ側壁部2外周に、同一深度の点状のエンボス模様を施した 紙製の断熱性シート5を巻付けたことを特徴とする断熱性紙カップである。
【0008】
【実施例】
本考案の断熱性紙カップの一実施例を図1のカップ部分側断面図に従って詳細 に説明する。 図1の断熱性紙カップは、紙カップ1の側壁部2外周に、断熱性シート5を巻 付けたものであり、該断熱性シート5は、紙製シート4の表面に、全面規則的、 若しくは部分規則的、又は所望パターン状に規則的若しくは不規則的に、複数の 点状の凸部3を設けたものである。
【0009】 断熱性シート5として使用される紙製シート4は、厚味が0.1mm〜0.2 mm、若しくはそれ以上の板紙が適当であり、坪量で310g〜315g/m2 程度の板紙が適当である。
【0010】 凸部3の平面的な形状は、丸点状、四角点状、六角点状など適宜形状が採用で き、その高さ(低い部分との高低差)は、1mm〜2mm程度が適当てあり、そ の凸部3の直径は、2mm〜5mm程度が適当であり、また凸部3の密度は、そ の間隔が、紙カップ本体1の側壁部2外周に巻付けた断熱性シート5を、5本の 手指で掴んだ時の各指の接触面が、凸部3以外の断熱性シート5の表面に接触し ない程度の間隔であることが適当であり、例えば3個/cm2 〜10個/cm2 程度が適当である。
【0011】 上記本考案の一実施例においては、図1の部分断面図に示すように、断熱性シ ート5の上端部5aは、紙カップ本体1のフランジ1aより下側に巻付けられ、 下端部5bは、紙カップ本体1の下端部1bと同一面乃至、それより上側、若し くは下側に巻付けられる。
【0012】 断熱性シート5の凸部3は、紙製シート4をエンボスすることによって形成す るもので、その凸部3の内側と、紙カップ本体1の側壁部2外周との間には、空 間部3aが形成されて断熱作用をもたらす。なお、前記紙製シート4としては、 その表面に適宜印刷絵柄、彩色を施したものを使用することが可能である。
【0013】 次に、本考案の他の実施例を、図2の概略M−M平面断面図に従って以下に詳 細に説明する。 紙カップ1の側壁部2外周に巻付ける断熱性シート5として、紙製シート4の 表面に、全面規則的、若しくは部分規則的、又は所望パターン状に規則的若しく は不規則的に、複数の凹部6を設けたものである。
【0014】 断熱性シート5として使用される紙製シート4の厚味は、前述の一実施例と同 様に、0.1mm〜0.2mm、若しくはそれ以上の板紙が適当であり、坪量で 310g〜315g/m2 程度の板紙が適当である。
【0015】 凹部6の深度(高い部分との高低差)は、1mm〜2mm程度が適当てあり、 その凹部6の直径は、2mm〜5mm程度が適当であり、また凹部6の密度は、 その凹部3の間隔が、紙カップ本体1の側壁部2外周に巻付けた断熱性シート5 を、5本の手指で掴んだ時の各指の接触面が、凹部6以外の断熱性シート5の表 面に接触しない程度の間隔であることが適当であり、例えば3個/cm2 〜10 個/cm2 程度である。
【0016】 また、紙カップ本体1の側壁部2外周に巻付けられる断熱性シート5に形成さ れた点状の凹部6は、紙製シート4をエンボスすることによって形成するもので 、その凹部6相当部の断熱性シート5内面は、紙カップ本体1の側壁部2外周に 接触して、凹部6相当部以外の断熱性シート5内面は、側壁部2外周との間に空 間部6aが形成されて断熱作用をもたらす。なお、前記紙製シート4としては、 その表面に適宜印刷絵柄、彩色を施したものを使用することが可能である。
【0017】 次に、本考案断熱性紙カップのその他の実施例を、図3の概略M−M平面断面 図に従って以下に説明する。 紙カップ1の側壁部2外周に、紙製シート4の表面に、全面規則的、若しくは 部分規則的、又は所望パターン状に規則的若しくは不規則的に、複数の凸部3及 び凹部6とを設けたもので、該凸部3と凹部6とをそれぞれ交互に配列したエン ボス模様を設けたものである。
【0018】 凸部3の高さ(低い部分との高低差)は、1mm〜2mm程度、その直径は、 2mm〜5mm程度が適当であり、一方、凹部6の深度は1mm〜2mm程度、 その直径は、2mm〜5mm程度が適当であり、凸部3の頂部から凹部6の底部 までの高低差は、2mm〜4mm程度である。
【0019】 また、本考案のその他の実施例における他の例を以下に説明すれば、点状の凸 部3若しくは凹部6を形成した紙製シート4の片面若しくは両面に、平坦なアー ト紙、若しくはコート紙などの表層シート(例えば、0.05mm〜0.2mm )などを接着剤にて貼着した断熱性シートを使用して、紙カップ本体1側壁部2 外周に巻付けるものである。
【0020】 図4は、上記その他の実施例における他の例を説明する概略M−M平面断面図 であり、凸部3を形成した紙製シート4の片面(例えば凸部3側)に、表層シー ト7を接着剤にて貼着して断熱性シート5としたものを、紙カップ本体1側壁部 2外周に巻付けたものである。なお前記表層シート7の表面には適宜印刷絵柄、 彩色を施すことは可能である。
【0021】 本考案では、紙カップ側壁部2外周と断熱性シート5とは、その重ね合わせ内 面の適宜個所を接着材にて貼着して固定してもよいし、あるいは、予め巻回して 筒状体とした断熱性シート5の筒状体上側より、紙カップ本体1を嵌合するよう にしてもよい。
【0022】 図5(a)〜(b)は、本考案において使用される断熱性シート5の展開ブラ ンクを説明する平面図であり、図5(a)は、互いに中心を同じくする同心円状 の曲率大の円弧a、曲率小の円弧b、該両円弧a,bの中心を通る径線に沿った 左右両端部c,dとにより扇形状に形成された断熱性シート5の展開ブランクで ある。
【0023】 断熱性シート5に形成される点状のエンボス模様は、それぞれの点が、格子模 様、市松模様、あるいは円弧a,bと同じ中心の同心円弧状模様、円弧a,bと 同じ中心を通るような放射状模様、あるいはそれらの組合せ模様などである。
【0024】 また、図5(b)は、断熱性シート5の扇形状の展開ブランクの左右いずれか 一端部に、例えば他端部dの端縁と平行な端部eを形成したものであり、断熱性 シート5を紙カップ本体1の側壁部2外周に巻付ける巻付け装置の機上での該断 熱性シート5の円滑な搬送供給を助長するためのものであり、円錐台形の紙カッ プ本体1側壁部2に巻付けられる断熱性シート5の端部dは、端部e側の重ね合 わせラインfに揃えて継ぎ合わされる。
【0025】
【作用】
本考案の断熱性紙カップは、紙カップ本体1の側壁部2外周に、点状の凸部3 若しくは凹部6、又は点状の凸部3及び凹部3を設けた紙製の断熱性シート5を 巻付けたので、断熱性シート5の凸部3相当部の内面、あるいは断熱性シート5 の凹部6相当部以外の内面には、側壁部2との間にそれぞれ断熱性の空間部3a 、6aが形成され、したがって紙カップ本体1内に熱湯など高温の内容物を注入 した場合でも、直接その熱がカップ外側に伝わり難く、カップ表面を手指によっ て容易に掴むことが可能である。
【0026】 また、本考案断熱性紙カップにおける断熱性シート5表面の凸部3若しくは凹 部6は点状のエンボス模様であるので、円錐台形の紙カップ側壁部2に断熱性シ ート5を巻付けた場合のシート両端部の継ぎ目における点状模様が、互いに自然 な連続性のある模様として見えるように巻付けることが可能であり、コルゲート 加工紙を用いた場合に比較して外観上の見栄えが良い。
【0027】
【考案の効果】
本考案の断熱性紙カップは、点状のエンボス模様が形成された比較的に安価な 断熱性シートを用いており、従来のコルゲート加工紙よりも、比較的に安価であ り、しかも円錐台形を有する一般的な紙カップ本体の側壁部に巻付けた場合の継 ぎ目におけるエンボス模様に連続性のある模様が得られ易く、外観上の見栄えが 良く、また、紙製であるため廃棄処理や回収及び再利用し易いなどの実用的価値 がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の断熱性紙カップの一実施例における部
分側断面図である。
【図2】本考案の断熱性紙カップの他の実施例における
概略M−M平面断面図である。
【図3】本考案の断熱性紙カップのその他の実施例にお
ける概略M−M平面断面図である。
【図4】本考案の断熱性紙カップのその他の実施例にお
ける概略M−M平面断面図である。
【図5】(a)本考案の断熱性紙カップに使用される断
熱性シートの展開ブランクの一例を説明する平面図であ
る。(b)本考案の断熱性紙カップに使用される断熱性
シートの展開ブランクの他の例を説明する平面図であ
る。
【符号の説明】
1…紙カップ本体 1a…フランジ部 1b…紙カップ
本体下端部 2…側壁部 3…凸部 3a…空間部 4…紙製シート 5…断熱性
シート 5a…断熱性シート上端部 6…凹部 6a…空間部
7…表層シート a…大円弧 b…小円弧 c…端部 d…端部 e…端
部 f…重ね合わせライン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙カップ側壁部2外周に、同一深度の点状
    のエンボス模様を施した紙製の断熱性シート5を巻付け
    たことを特徴とする断熱性紙カップ。
JP1992075996U 1992-11-02 1992-11-02 断熱性紙カップ Expired - Fee Related JP2583258Y2 (ja)

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Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000118521A (ja) * 1998-10-19 2000-04-25 Dainippon Printing Co Ltd 断熱性容器
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