JP2003137261A - 断熱紙製容器 - Google Patents
断熱紙製容器Info
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Abstract
手指で摘まんで座屈することがなく、断熱機能を上手く
果たせ、安全に、しかも心地よく掴むことができるよう
にする。 【解決手段】 上部開口縁に外向きカール部5が備わっ
た有底の紙カップ本体1と、上方開放で有底のパルプモ
ールドの外カップ2とからなり、外カップ2はその上方
開口縁に外向きのフランジ7が備わっているとともに、
この外カップ2の上方開口の内径が紙カップ本体1の外
向きカール部5直下の胴部3の外径とほぼ同じ寸法に設
定され、かつ、外カップ2の胴部8が紙カップ本体1の
胴部3よりも裾が広がったテーパーを有するように構成
されている。
Description
関する。
的に、カップ本体の外周に紙製の外筒を巻き付けて、両
者の間になにがしかの空間を形成するように工夫され、
この空間によって断熱性を図るようにしていた。
する紙カップ本体に、下方の開口に内向きカールを備え
た外筒を、この外筒の上方開口内面が紙カップ本体の外
向きカール部直下の側壁外周に接触するとともに、下方
開口縁の内向きカール部が紙カップ本体の下方の側壁外
周に接触するようにして嵌合させ、もって、紙カップ本
体と外筒のそれぞれの側壁間に空間が形成されるように
したものである(実開平4−45212号公報参照)。
また、今一つは、紙カップ本体の側壁部の外周に、同一
深度の点状のエンボス模様を施した紙製の断熱シートを
巻き付けるようにしたものである(実開平6−3971
7号公報参照)。
使用される素材が紙であり、しかも紙カップ本体に外筒
を嵌合させたり、紙製断熱シートを巻き付けたりすると
いった簡単な構造であるから、容易でしかも安価に製造
できる上に、廃棄処理や回収及び再利用し易いなどの利
点を備え、今日多用されるようになってきている。
の従来の手段は、外筒にしても断熱シートにしても、紙
カップ本体の側壁の外周に装填される構成が採用されて
いる。つまり、上下両端が開放された筒状体が採用され
ている。その結果、紙カップ本体の熱により紙が柔軟に
なることと併せて液体を入れるなどの使用の態様では、
重量を支えるための挟圧により、この外筒が挫屈してし
まって外筒が紙カップ本体に接触し、本来の断熱機能を
うまく果たせなくなってしまう問題点があった。
来と同様に紙素材を採用することを基本的なコンセプト
とし、更に強度のある外筒の構造を模索した。その結
果、上下開放の外筒よりは有底のカップが強度上はるか
に有利であるとの知見に則り、さらなる検討と開発に取
り組み、望ましい強度を備える断熱紙製容器の開発に成
功したので、ここに提案する。
れるなどの使用の態様でも、手指で摘まんで挫屈するこ
とがなく、断熱機能を上手く果たせ、安全に、しかも心
地よく掴むことができるようにすることを課題とする。
決するために、この発明の請求項1記載の断熱紙製容器
は、紙カップ本体が、上方開放で有底のパルプモールド
で形成された外カップに嵌め込まれるように構成された
ものである。
カップは、パルプモールドで形成されている上に、有底
であるから、外カップそのものの自己保形性が格段に高
まり、容易に挫屈することがなくなった。
する。この発明の請求項1記載の断熱紙製容器は、紙製
のカップ本体に、パルプモールドによって成形された外
カップを嵌め合わせる簡単な構造であるから、容易でし
かも安価に製造できる上に、廃棄処理や回収及び再利用
し易いなどの利点を備え、併せて断熱効果のある素材を
採用したことによって、より安全に把持できるようにな
った。さらに、パルプモールドによって成形された外カ
ップの強度は、従来品に比べて格段に向上するので、紙
カップ本体に重量が負荷された場合でも、容易にはこの
外カップは挫屈せず、自己の本来のカップ形状を保ち続
け、安全性に大きく貢献し、併せて所期の望ましい断熱
効果が遺憾なく発揮される。
求項2に記載されるように、少なくとも外カップの胴部
と紙カップ本体の胴部との間に空隙が形成されているの
が望ましい。紙カップ本体と外カップとの間に形成され
た空隙は、断熱層としての機能を果たし、紙カップ本体
内に熱湯など高温の内容物を注入した場合でも、直接そ
の熱が外カップに伝わり難く、カップ表面を手指で容易
に掴むことが可能になるからである。
るように、外カップの胴部が紙カップ本体の胴部よりも
裾が広がったテーパーを有することで両カップの胴部の
間に形成される空間である構成を採用できる。外カップ
の胴部が紙カップ本体の胴部よりも裾が広がったテーパ
ーを有することで両カップの胴部の間に空間が成形され
る構成は、外カップの製造が簡便であるため、廉価に提
供できるからである。
ように、外カップの内面に突出形成された凸部が紙カッ
プ本体の胴部の外面に接当してこの凸部間に形成された
空間である構成を採用できる。外カップの内面に凸部が
形成された構成が採用されると、この外カップの強度が
著しく向上し、容易にはこの外カップは挫屈せず、自己
の本来のカップ形状を保ち続け、安全性により一層大き
く貢献し、加えて、紙カップ本体も凸部によって、その
胴部全域を無数の点状あるいは線状で支持されることに
なるので、紙カップ本体も自己の本来のカップ形状を保
ち続け、安全性に大きく貢献する。併せて所期の望まし
い断熱効果が遺憾なく発揮される。
求項5に記載されるように、紙カップ本体は、その胴部
下端が底板よりも下方に延出されていて、所謂糸尻を備
えているのが望ましい。言うまでもなく、紙カップ本体
の底部分自体の強度アップを図れ、容易にはこの紙カッ
プ本体の底部分は挫屈せず、自己の本来のカップ形状を
保ち続け、より一層安全性に大きく貢献でき、併せて紙
カップ本体の底板下方には空間が形成されることにな
り、殊に底部分の所期の望ましい断熱効果が遺憾なく発
揮されるからである。
求項6に記載されるように、紙カップ本体の背丈と外カ
ップの背丈がほぼ同じ寸法に設定されているのが望まし
い。紙カップ本体は外カップの底に支えられて、両カッ
プの嵌合姿勢がより一層安定し、殊に液体等の重量物を
注入した場合には、カップをしっかりと摘まむことがで
きるからである。
求項7に記載されるように、外カップの背丈は紙カップ
本体の背丈よりも長い寸法に設定されるのが望ましい。
紙カップ本体の底と外カップの底との間にも断熱空間が
形成されることになり、断熱効果の一層の向上が図ら
れ、特に高温の熱湯や冷たい飲物などを注入した場合の
手指による挟圧がより一層安全、かつ、心地よく行なえ
るからである。
求項8に記載されるように、外カップの上方開口内面
が、紙カップ本体のカール部下の胴部外周面に接触しな
がらこのカール部内方にまで差込まれているのが望まし
い。カップの製造が、基本的には、単に両カップを差込
み嵌合させるという単純な作業で行なえる上に、外カッ
プの形状が単純であるから、製造が容易であり、併せて
廉価に提供できるからである。また、カップの口部に
は、紙カップ本体のカール部のみが存在する構造である
から、すっきりとして見栄えもよく、内容物を飲食する
にも違和感がなく、口への当たりが大変好ましい。
求項9に記載されるように、紙カップ本体は、その胴部
に、周方向に沿って断続又は連続した凸条が備わってい
るのが望ましい。紙カップ本体に設けられた周方向に沿
って断続又は連続した凸条が外カップの側壁内面に当接
することによって、外カップの挟圧による挫屈をより一
層的確に防止するように働く上に、両カップの嵌め合わ
せ姿勢を、所期のとおり適正に保つように働くからであ
る。併せて、この凸条が接着剤の溜まり部となって両カ
ップの接着作業がより簡便に行なえるとともに、接着強
度を高めるからである。
発明に係る断熱紙製容器の第1の実施の形態を図面の記
載に基づいて説明する。図1に示されるように、断熱紙
製容器は、有底の紙カップ本体1と有底の外カップ2と
で構成される
物が採用されていて、外形が円錐台形で、内面もしくは
外面に、例えばポリエチレンなどの合成樹脂がコーティ
ングされた紙などのように、紙に対してシーラント材を
ラミネートした材料が採用される。そして、胴部(側
壁)3の下方に同じ紙からなる底板4を巻き締めると共
に、上方開口縁に外向きカール部5が備わっている。
ルプモールドルで成形されてなり、底6を一体に備え、
上方開口縁に水平な外向きフランジ7が一体に備わって
いる。また、底6の中央6Aは内方に凹没していて、周
囲にいわゆる糸尻6aが形成されているこの外カップ2
は、湿式、乾式を問わずパルプ質100%のパルプモー
ルドが採用されていて、型によって底6、水平な外向き
フランジ7、そして胴部(側壁)8が一体成形されるも
のである。
部8は共にテーパーを有していて、鉛直線に対して、前
者の傾き度合が後者の傾き度合よりもやや大きくなるよ
うに形成されている。具体的には、紙カップ本体1の胴
部3の鉛直線に対する傾斜角度は約6.5〜8度程度に
設定されている。これに対して外カップ2の胴部8の鉛
直線に対する傾斜角度は約5〜6.5度程度である。た
だし、ここで重要な点は、この図1に示される実施の形
態では、両カップの胴部の傾き度合が同じである組み合
わせは採用されない。つまり、外カップ2の胴部8の傾
き度合よりカップ本体1の胴部3の傾き度合が必ず大き
い組み合わせが必須の要件である。
1に外カップ2を被せた時に、以下のように嵌合姿勢が
得られるように設定されている。紙カップ本体1に外カ
ップ2を被せると、先ず、紙カップ本体1の外向きカー
ル部5が外カップ2の外向きフランジ7の上面が接当
し、併せて紙カップ本体1の胴部3の底縁9が外カップ
2の底6の内面に接当するように、両カップの背丈はほ
ぼ同じ寸法に設定されている。また、この時、外カップ
2の上方開口縁の内面に、紙カップ本体1の上方開口縁
のカール部5の直下の胴部3外面が接当するように両カ
ップの内径、外径各寸法が設定されている。つまり、外
カップ2の上方開口の内径が紙カップ本体1の外向きカ
ール部5直下の胴部3の外径とほぼ同じ寸法に設定され
ている。
ップ2の外向きフランジ7の接当部分や外カップ2の上
方開口縁の内面と紙カップ本体1の上方開口縁のカール
部5の下の胴部3外面の接当部分を、必要に応じて、デ
ンプン系や酢酸ビニル系の接着剤などで固定することも
できる。
おいては、テーパーの異なる紙カップ本体1の胴部3と
外カップ2の胴部8の間に隙間10が形成される。その
結果この隙間10が断熱作用を発揮することとなり、紙
カップ本体1内に熱湯などを注入しても、その熱が紙カ
ップ本体1の胴部3から外カップ2の胴部8に伝わりに
くく、外カップ2が熱くなるのを上手く防止できる。
形されている上に有底であるので、従来のシートなどを
紙カップ本体の胴部に巻き付けるものなどと違って、そ
の強度を大幅にアップできる。したがって、断熱紙製容
器に熱湯などの重量物を注入しても挟圧により、この外
カップ2の胴部8が挫屈してしまうおそれがなくなり、
安全性の格段の向上に大きく貢献する。なお、図示され
るように、この外カップ2は底6に糸尻6aを備えてい
るので、強度は一層強化され、したがって、上記の効果
をより効果的に発揮できる。
る断熱紙製容器の第2の実施の形態を、図2の記載にし
たがって詳述する。この実施の形態では、紙カップ本体
1の胴部3の全周にわたって、外方に向って突出する凸
条の一例である、ピーター線11が形成されたものであ
る。形成される位置は適宜に選択されるが、突出寸法
は、基本的に、紙カップ本体1が外カップ2に嵌め込ま
れた時に、ピーター線11の外側頂部11aが外カップ
2の胴部8の内面に当接する程度に設定されるのが望ま
しい。
て、紙カップ本体1と外カップ2との嵌め合わせ姿勢が
所期通り一層的確となり、併せて外カップ2の胴部8の
挫屈がより的確に防止されるものである。また、このピ
ーター線11が接着剤12の溜まり部となって両カップ
の接着作業をより簡便に行なえるとともに、接着強度が
高まる。
えばデンプン系や酢酸ビニル系等が好適である。また、
ピーター線11は不連続、つまり断続的であっても、所
期の目的は達成できる。
る断熱紙製容器の第3の実施の形態を、図3の記載にし
たがって詳述する。この実施の形態では、外カップ2の
背丈が紙カップ本体1の背丈よりもやや長く設定されて
いて、両カップ1,2を嵌め合わせた時に、外カップ2
の底6と紙カップ本体1の底板4との間に、紙カップ本
体1と外カップ2の互いの胴部3,8の間に形成された
隙間10と一連に連なる隙間13が形成されるように構
成されたものである。
1からの熱が外カップ2の底6に伝達することも防止で
きるので、断熱効果の一層の向上が図られ、特に高温の
熱湯などを注入した場合の挟圧がより一層安全に行なえ
る。
いては、図2に示されるピーター線11の構成を組み合
わせることがより望ましい。上方開口縁とこのピーター
線11との二箇所で外カップ2に接当することになるの
で、紙カップ本体1の嵌め合わせ姿勢を格段に安定的に
保つことができる。
る断熱紙製容器の第4の実施の形態を、図4の記載にし
たがって詳述する。この実施の形態では、外カップ2の
上方開口が、図1〜3に示されるような外向きフランジ
7を備えることなく、上方開口2aがそのまま紙カップ
本体1のカール部5の内方に差込まれて形成されてい
る。つまり、外カップ2の上方開口2aの内面が、紙カ
ップ本体1のカール部5下の胴部5aの外周面並びにカ
ール部5の巻き込み端部5bの外面に接触しながら、こ
のカール部5の内方にまで差込まれている。必要に応じ
てこの外カップ2の上方開口2aの内外両面に上記接着
剤12を塗着しておき、カール部5下の胴部5aの外周
面並びにカール部5の巻き込み端部5bの外面に一体に
接着固定することもできる。
的には、単に両カップを差込み嵌合させるという単純な
作業で行なえる上に、外カップ2の形状が単純であるか
ら、製造が容易であり、併せて廉価に提供できる。ま
た、カップの口部には、紙カップ本体1のカール部5の
みが存在する構造であるから、すっきりとして見栄えも
よく、内容物を飲食するにも違和感がなく、口への当た
りが大変好ましい。
る断熱紙製容器の第5の実施の形態を、図5の記載にし
たがって詳述する。この実施の形態では、紙カップ本体
1の胴部3と外カップ2の胴部8との間に設ける隙間1
0を別の手段で得ようとするものである。
る。すなわち、この外カップ2の内面に所定の間隔を置
いて、カップ内方に向ってほぼ同一寸法で突出する多数
の凸部14が形成され、この凸部14の間に形成される
凹部15によって前記隙間10が形成されている。この
凸部14は、それぞれが独立したものであっても良く、
連続した隆条で形成されても良い(図例では独立した凸
部を示す)。また、凸部にしても隆条にしても、外カッ
プ2の内面に形成される形状は、例えば螺旋状であった
り、格子状であったり、菱形状であったり、上下方向あ
るいは周方向に所定の間隔をおいて互いに平行な線状、
その他種々の形態が採用される。要するに、紙カップ本
体1の胴部3と外カップ2の胴部8との間に隙間10が
形成されるものであれば如何なる形状も採用できる。
ルプモード成形時に、該外カップ2のカップ内側となる
部分の成形用金型(雄型)において、その金型表面に凹
部、溝などを設けておく、あるいは金型自身の材質とし
てメッシュの金網を用いるなどの方法によって、容易に
形成することができる。
製容器に注入される内容物は、熱湯に限らずジュースな
どの低温の飲料などを注入した場合でも、極めて有効で
ある。低温の飲料などは、紙カップの側壁に結露を生じ
たり、側壁が冷たくなったりするので、不快感を覚え
る。しかし、この発明に係る断熱紙製容器では、前述し
たように、所期の望ましい断熱効果が遺憾なく発揮され
るので、低温の飲料などを注入しても、同様の効果が発
揮されるからである。
所期の目的を逸脱しない範囲において、相互に組み合わ
せることを拒まない。例えば、図2に示されるピーター
線11の構成を、図4あるいは図5に示される第4ある
いは第5の実施の形態の紙カップ本体1に組み合わせた
り、更には、図5に示される凸部14の構成を、図1に
示される第1の実施の形態に示される外カップ2に適用
するなどである。
れた第1の実施の形態と同様の構成は、単に図中に同一
符号を付して詳細な説明は省略した。
例として、この発明の断熱紙製容器を具体的に説明す
る。なお、この発明は以下の記載によって限定的に解釈
されるものではない。まず、50重量%のパルプ水懸濁
液200kgに紙力剤(日本PMC製WS−570)、
耐油剤(住友化学製FX−845)、耐水剤(日本PM
C製AS−202)をそれぞれ0.5、0.5、5.0
重量%添加して混合した。
となる表面金網製のカップ形状(円錐台状)の型〔基部
(容器の開口部となる部分)直径87mm、先端(容器
の底部となる部分)直径66mm、高さ107mm)〕
に浸漬し、該雄型内部を減圧して、型表面の金網状の空
隙より吸引して、パルプ繊維を前記雄型の表面に吸着さ
せた。
(同一テーパー)で、底面直径(内径)が1mm大きい
アルミ製雌型と型合わせしてプレスし、脱水した。次い
で、雄型と雌型を分離し、雄型内の減圧を解除してパル
プモード成形のカップを取り出した。このパルプモード
成形のカップを150゜Cで乾燥し、乾燥後にカップ開
口部のバリを削り取って外カップ2とした。該外カップ
2はその内面に網目状の凹部15を有する。
ポリエチレンを内面にラミネートした坪量250g/m
2 の紙から製造された、外カップ2とほぼ同一形状の紙
カップ本体1としての紙製カップ(上部外径89mm、
底部外径66mm、高さ112mm、糸尻部高さ9m
m)をその外側にガゼインナトリウムを主成分とする接
着剤を全面に塗布して挿入し、二重カップとした。
口部(開口部は紙製の内容器のみで成形されいる)をカ
ップの外側に巻き込んでカールさせ、パルプモード製の
容器開口部がこのカール部5内に差し込まれる状態とし
て、この発明の前記第5の実施の形態に示される断熱紙
製容器とした。
に、容器容量の約80%程度の量の熱湯を注ぎ、次いで
この容器胴部を手で持ったが熱くなく、また、摘まんで
もカップ形状が容易に挫屈することがなく、保形性も良
好であった。
一部切欠き正面図である。
を示し、一部を取り出して拡大した要部の拡大図を含む
断面図である。
を示す一部切欠き正面図である。
を示す一部切欠き正面図である。
を示す一部切欠き正面図である。
板,5…カール部,6…底,7…外向きフランジ,8…
胴部,10…隙間,11…凸条(ピーター線),12…
接着剤,13…隙間,14…凸部,15…凹部。
Claims (9)
- 【請求項1】 紙カップ本体が、上方開放で有底のパル
プモールドで形成された外カップに嵌め込まれてなるこ
とを特徴とする断熱紙製容器。 - 【請求項2】 少なくとも外カップの胴部と紙カップ本
体の胴部との間に空隙が形成されている請求項1記載の
断熱紙製容器。 - 【請求項3】 空隙は、外カップの胴部が紙カップ本体
の胴部よりも裾が広がったテーパーを有することで両カ
ップの胴部の間に形成される空間である請求項2記載の
断熱紙製容器。 - 【請求項4】 空隙は、外カップの内面に突出形成され
た凸部が紙カップ本体の胴部の外面に接当してこの凸部
間に形成された空間である請求項2記載の断熱紙製容
器。 - 【請求項5】 紙カップ本体は、その胴部下端が底板よ
りも下方に延出されていて糸尻を備えている請求項2〜
4のいずれかに記載の断熱紙製容器。 - 【請求項6】 紙カップ本体の背丈と外カップの背丈が
ほぼ同じ寸法に設定されている請求項1〜5のいずれか
に記載の断熱紙製容器。 - 【請求項7】 外カップの背丈は紙カップ本体の背丈よ
りも長い寸法に設定されている請求項1〜5のいずれか
に記載の断熱紙製容器。 - 【請求項8】 外カップの上方開口内面が、紙カップ本
体のカール部下の胴部外周面に接触しながらこのカール
部内方にまで差込まれている請求項1〜7のいずれかに
記載の断熱紙製容器。 - 【請求項9】 紙カップ本体は、その胴部に、周方向に
沿って断続又は連続した凸条が備わっている請求項1〜
9に記載の断熱紙製容器。
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JP2001331999A JP2003137261A (ja) | 2001-10-30 | 2001-10-30 | 断熱紙製容器 |
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-
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- 2001-10-30 JP JP2001331999A patent/JP2003137261A/ja active Pending
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