JPH0144415Y2 - - Google Patents

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JPH0144415Y2
JPH0144415Y2 JP1982038657U JP3865782U JPH0144415Y2 JP H0144415 Y2 JPH0144415 Y2 JP H0144415Y2 JP 1982038657 U JP1982038657 U JP 1982038657U JP 3865782 U JP3865782 U JP 3865782U JP H0144415 Y2 JPH0144415 Y2 JP H0144415Y2
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JP
Japan
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container
bowl
thread
shaped
foamed resin
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JP1982038657U
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JPS58143308U (ja
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Priority to JP3865782U priority Critical patent/JPS58143308U/ja
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、発泡ポリスチロール、発泡ポリエチ
レンなどの発泡性樹脂シートの真空成形によつて
形成される発泡樹脂製丼状容器に関するが、詳し
くは即席麺、牛丼など容器の高さがその口径より
も小さく胴壁が開口部側に拡開している丼状容器
の糸尻部に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、提供されている各種合成樹脂製の容器
中、容器の高さが容器口径よりも大きなコツプ型
容器においては、特公昭39−8078号にみられるよ
うに容器の底部下面に周辺状の脚部ないし支持部
を設けたもの、または実公昭43−153号のように
容器胴部をそのまま底壁の下方に延長突出させて
糸尻状に形成したものが公知である。
これらのコツプ型容器は、容器の高さがその口
径よりも大きく容器全体が細長いため、飲料等の
収納量も少なく重量もないので容器の胴壁を握つ
て片手で持つことができるし、容器中に熱湯を注
入して容器全体が高温になつても、容器の口端と
糸尻状部分とに指を掛けて片手で安定的に持つこ
とが可能である。また、このコツプ型容器を順次
に差し込んでスタツクした場合でも、容器の底部
内面には上位の容器の糸尻状部分が嵌まり込むよ
うな凹み部がないから、後述する丼状容器のよう
な不都合は生じない。
他方、容器の高さが容器口径よりも小さく胴壁
が開口部方向に拡開している従来の発泡樹脂製丼
状容器においては、実開昭49−51571号に例示さ
れているように、底壁の外周縁近くの部分を下方
に湾曲膨出させて断面弧状の糸尻部を形成するの
が通常であるから、容器の内面には湾曲膨出した
部分に対応してある程度の幅を有する凹み部が環
状に形成されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
かかる従来公知の容器中、特に丼状容器の糸尻
部については、次のような多くの問題点を有して
いる。
(イ) 丼型容器は、コツプ型容器に比較して食品収
納量、重量共に大きい容器の胴壁を片手で握り
持つことは不可能であり、これを片手で持つに
は、親指を容器口端に掛け他の4本指を含む手
掌部分で容器の底壁下面を支持しなければなら
ない。したがつて、例えば即席麺を収納して容
器内に熱湯を注入すると、前記環状の凹み部に
も熱湯が充満して糸尻部を含む底壁全面が高温
化し、しかも重量も増すので熱感によつて片手
では安定して持てないという不都合がある。す
なわち、丼状容器をコツプ型容器のように容器
の口端と糸尻部に指を掛けて持つと、糸尻の部
分が垂直ではなく湾曲しているために指の掛か
りがうまくゆかず、容器の保持状態がきわめて
不安定な状態になるからである。
(ロ) また、食用時に糸尻部に掛けた指先に熱感を
与えることがあるので、この点を防止するため
に通常は樹脂シートの肉厚を厚く(約3mm)し
て容器を成形している。その結果、収納食品の
加熱軟化とは無関係な部分にも成形用樹脂原料
が多く費消されることになる。
(ハ) 丼状容器を順次差し込んで重ね合わせる、い
わゆる充填装置のスタツカーなどにスタツクす
る場合には、下位の容器の底壁内面の環状凹み
部に上位の容器の湾曲膨隆した糸尻部がきつく
嵌まり込むために、容易に離れず容器の供給が
ストツプするなどのトラブルの発生原因となり
やすい。
(ニ) 容器内の食品に添加した過量なタレ、煮汁な
どが底部内面の前記環状凹み部分に溜つて食品
と混じりあうため、食用時に不快感を生ずるこ
とが多い。
以上のような問題点を解決するために従来の丼
状容器の糸尻部を改良するところに、本考案が解
決しようとする課題がある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記の如き課題を解決するために開発
したものであつて、発泡性樹脂シートの真空成形
により成形した容器の高さが、容器口径よりも小
さく胴壁が開口部側に拡開した発泡樹脂製丼状容
器において、容器底壁の外周縁近くの部分を下方
に折り返し突設して下部が連接する二重壁からな
る糸尻部を形成し、該糸尻部を底面に対してほぼ
直角状に形成し、かつ糸尻部の二重壁間にごくわ
ずかな〓間を設けたことを特徴とする発泡樹脂製
丼状容器の提供にある。
〔作用〕
糸尻部に、わずかな〓間を設けた構成になつて
いるので、安定かつ強固な糸尻部を形成すること
ができるばかりか、糸尻部の溝部が大きくなくし
かも非密着状態となる糸尻部を設けることができ
る。
〔実施例〕
以下、図面に従つて本考案の実施例について説
明する。
第1図及び第2図は、本考案の発泡樹脂製丼状
容器の糸尻部を示したものであり、1はその丼状
容器である。丼状容器1は発泡製樹脂で成形され
ているので、その高さ(a)は容器の口径(b)よりも小
さく、胴壁3が開口部側に拡開した形状になつて
いる。丼状容器1の底壁2の外周縁部近くには、
該底壁2を下方に折り返し突設して糸尻部4が環
状に設けてあるが、この糸尻部4の内周側面4a
は底壁2面に対して直角で、上下方向に二重壁4
b,4cに形成されており、容器内面における折
り返し部分には、丼状容器1の素材である樹脂シ
ートの肉厚の2分の1以下の間隔(c)で〓間5が設
けられている。また、前記〓間5は、煮汁、タレ
などが滲み入る程度のものであればよいから、第
1図に示すように必ずしも判然と形成することを
要せず、第2図に示すように糸尻部4の二重壁4
b,4cが非密着の状態であれば、外見上は相接
したように形成されてもよい。
上記のごとく、本考案の丼状容器1の糸尻部4
は、樹脂シートを下方に折り返して上下方向に二
重壁に形成し、容器内面における折り返し部分の
〓間5は樹脂シートの厚みの2分の1以下の範囲
で設けるので、容器内に熱湯を注いだ場合に〓間
5に流入する熱湯量はきわめて少量になり、加熱
により糸尻部4が高温化することが防止されてい
る。更に、過分な煮汁、タレなどは前記〓間5に
流れ入るから、底壁2内面上に溜つて食品と混じ
り合うこともない。
このようにして、丼状容器1の糸尻部4の内周
側面4aは、底壁2面に対して直角に形成されて
いるから、丼状容器1の口端に親指を掛け、糸尻
部4に他の指を掛けると充分な引つ掛かりが得ら
れるもので、この場合、糸尻部4は前述したよう
に底壁2、胴壁3に比して、その温度上昇が抑制
されているため糸尻部4に掛けても指に熱感がな
く、また上下方向の二重壁4b,4cで強固に構
成されているので、指先の保持力によつて糸尻部
4が湾曲ないしは変形することもない。したがつ
て、熱湯の注入によつて高温化しかつ重さが増し
た場合でも、片手の指で安定的にかつ確実に持つ
ことができる。
第3図は、本考案から成る丼状容器を積み重ね
た状態を示したものであり、いわゆるスタツカー
などにスタツクする場合を図示したものである。
つまり、前記〓間5の〓間(c)は樹脂シートの肉
厚の2分の1以下の範囲に設定されているため、
この容器を多数重ね合わせてスタツクしても、第
3図に示すごとく上位の容器の糸尻部4が、下位
の容器の〓間5内に嵌まり込むことを完全に防止
できるように構成されている。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように構成されているので、次
のような効果を有する。
(イ) 熱湯の注入により容器が高温化しかつ重くな
つた場合にも、糸尻部によつて指先に熱感を生
ずることなく片手でもつて安定した状態で持つ
ことができる。
(ロ) 肉厚約1.5〜2.0mm程度の樹脂シートを用いて
も、糸尻部の内周側が加熱で軟化するとか、指
先に熱感を与えることがなく、使用樹脂原料を
大幅に節減することができる。
(ハ) この容器を順次に差し込んでスタツクした場
合に、上位に容器の糸尻部が下位の容器内面の
〓間に嵌まり込むことは完全に防止さ、容器相
互の離間がスムーズとなり容器供給時のトラブ
ル発生は全く生じない。
(ニ) 容器内の過量なタレ、煮汁などは糸尻部の〓
間部分に流れ込むので、容器の底部分に溜つ
て、食品と混じり合うことがないので、従来生
じていた食用時の不快感は解消される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の発泡樹脂製丼状容器の糸尻部
と容器全体を示した断面図、第2図は本考案の他
の糸尻部の要部を示した一部拡大断面図、第3図
は本考案から成る丼状容器のスタツク状態を示し
た要部の一部拡大断面図である。 1……丼状容器、2……底壁、3……胴壁、4
……糸尻部、4a……内周側面、5……〓間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 発泡性樹脂シートの真空成形により成形した容
    器の高さが容器口径よりも小さく胴壁が開口部側
    に拡開した発泡樹脂製丼状容器において、容器底
    壁の外周縁近くの部分を下方に折り返し突設して
    下部が連接する二重壁からなる糸尻部を形成し、
    該糸尻部を底面に対してほぼ直角状に形成し、か
    つ糸尻部の二重壁間にごくわずかな〓間を設けた
    ことを特徴とする発泡樹脂製丼状容器。
JP3865782U 1982-03-20 1982-03-20 合成樹脂発泡シ−ト成形容器 Granted JPS58143308U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3865782U JPS58143308U (ja) 1982-03-20 1982-03-20 合成樹脂発泡シ−ト成形容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3865782U JPS58143308U (ja) 1982-03-20 1982-03-20 合成樹脂発泡シ−ト成形容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58143308U JPS58143308U (ja) 1983-09-27
JPH0144415Y2 true JPH0144415Y2 (ja) 1989-12-22

Family

ID=30049982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3865782U Granted JPS58143308U (ja) 1982-03-20 1982-03-20 合成樹脂発泡シ−ト成形容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58143308U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50150241A (ja) * 1974-05-24 1975-12-02
JPS5328270U (ja) * 1976-08-17 1978-03-10

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50150241A (ja) * 1974-05-24 1975-12-02
JPS5328270U (ja) * 1976-08-17 1978-03-10

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58143308U (ja) 1983-09-27

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