JP2934324B2 - 画像形成投影装置 - Google Patents

画像形成投影装置

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JP2934324B2
JP2934324B2 JP2417357A JP41735790A JP2934324B2 JP 2934324 B2 JP2934324 B2 JP 2934324B2 JP 2417357 A JP2417357 A JP 2417357A JP 41735790 A JP41735790 A JP 41735790A JP 2934324 B2 JP2934324 B2 JP 2934324B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿画像を読取り記録
シート上に書込んで画像を形成する画像形成装置と、こ
れによりOHPフィルム上に形成された画像をスクリー
ン上に投影するOHP装置とを備えた画像形成投影装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】講演会や会議等で図面や表、写真等を用
いて説明するためOHP(オーバーヘッドプロジェク
タ)が広く使用されている。OHPフィルムは通常複写
機により、原稿を未記録の透明フィルムに複写して作成
されるが、予め準備したOHPフィルムだけでなく、発
表者や参加者が持込んだ文献等をその場で未記録OHP
フィルム上に複写し、同じ装置でスクリーン上に投影す
ることができれば便利である。又、OHPにより投影さ
れた画像を聴講者や会議の参加メンバーが所望する場
合、その場で複写して渡すことが出来れば、後日コピー
をとって郵送するよりはるかに都合がよい。
【0003】前者の要請に応えるものとして、シート状
OHPフィルムに原稿から画像を形成して、その場でス
クリーン上に投入することのできる装置が既に商品化さ
れている。又、後者の要請に応ずるものとしては、実開
昭61−173970号公報に、スクリーンに投影する
ため原稿台上に載置されたOHPフィルム上の画像を、
OHPフィルムを移動させながら、固定された露光々学
系で感光体ドラムを露光し、静電複写を行なうようにし
たOHP兼用複写装置が開示されている。
【0004】しかしながら、上述の2つの装置は、投影
される1画面毎に1枚になったシート状のOHPフィル
ムを用いるものであって、講演会や会議等でOHPを使
用する場合発表者の他にOHPフィルムをOHPのステ
ージ上に載置したり降したり、又、前者の場合原稿を載
置したりするのに別の人が必要になる。
【0005】又、学校の講議等にOHPを使用する場合
は、多くの級がある場合同じ内容の講議を同じOHPフ
ィルムを使って行なうことがあり、又、百年一日の如く
毎年同じ講議を繰返す人もある。このような場合は一連
のOHPフィルムが連続した一本のロールフィルム状に
形成され、ホルダの一対の巻芯の一方から他方へ送って
巻取るようにすれば、発表者又は講議者だけでスイッチ
操作又はリモートコントローラにより簡単にOHPフィ
ルムを送ることができる。このようなOHPは既に知ら
れており、さらに、OHPフィルムの投影時の位置から
巻取りローラへの搬送経路にイメージセンサを設け、移
動するOHPフィルム上の画像を読取り、その信号によ
りマーサルヘッドを駆動して熱転写コピーを取ることが
できるようになった複写機能付きのOHPが特開平1−
173020号公報に開示されている。
【0006】しかし、この装置には、任意の原稿をその
場で投影することができるように未記録のOHPフィル
ム上に記録することができる機構は備えられていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来使用され
あるいは提案されているOHPの上述の実情にかんが
み、未記録のOHPフィルム上に任意の現像画像を書込
むことができ、またOHPフィルム上に記録された画像
を別の用紙にコピーすることもでき、それらの画像形成
装置とフィルム上の画像をスクリーン上に投影するOH
P装置とがコンパクトに組み合わされた画像形成投影装
置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、原稿画像を読取り入力する画像読取部及
び該画像読取部で読取られ入力されたデータを出力し書
込みヘッドにより記録材上に原稿画像を書込む画像書込
部とを有する画像形成装置と、該画像形成装置によりO
HPフィルム上に形成された画像をスクリーン上に投影
するOHP装置とを備えた画像形成投影装置にして、上
記OHP装置は、複数頁の画像が搬送方向に配列される
こととなるロールフィルムとして形成されたOHPフィ
ルムの投影画像1頁分を載置するステージと、その両側
にあってOHPフィルムを巻出し巻取る1対の駆動軸と
を有し、上記OHPフィルムは上記1対の駆動軸の夫々
に嵌合した1対のフィルム巻芯を有するホルダーの一方
の巻芯から他方へ上記ステージ上を経て移動可能にロー
ル状に巻いて装着されるようになった画像形成投影装置
において、上記画像読取部は上記ホルダーの一方の巻芯
に巻かれたOHPフィルムロールから上記ステージに至
る搬送経路を通過するOHPフィルム面を読取ることの
できる位置に配置されていて、一方、上記画像書込部は
上記ステージから上記ホルダの他方の巻芯に巻かれたO
HPフィルムロールに至る搬送経路を通過するOHPフ
ィルム面に書込むことのできる位置に配置されているこ
とを特徴とする。
【0009】
【作用】上記の如く構成されているので、画像形成装置
の画像読取部と画像書込部のそれぞれがOHPフィルム
の搬送路に配置され、画像形成投影装置としてコンパク
ト化され、更にはOHPフィルムへの画像書込みと別の
転写紙への画像書込みを同じ書込み部材で行うことがで
き、またOHPフィルムへの書込みのための原稿画像の
読取りとOHPフィルム上の画像情報の別の転写紙への
書込みのためのフィルム画像の読取りとを同じ読取部材
で行うことができ、部材の節約を図ることができる。
【0010】又、未記録のロール状OHPフィルムを一
方の巻芯に装填し、一定速度で他方の巻芯へ巻取りなが
ら、画像読取り部に原稿を通紙して原稿画像を読取り、
その信号によりOHPフィルム搬送経路に設けられた画
像書込部でOHPフィルムに画像を書込み、一連の頁数
の画像が形成されたOHPフィルムを作製し、これを逆
方向に送ることにより、ステージ上に静置させてスクリ
ーンに記録したばかりの画像を投影することができる。
【0011】上記の画像読取部のOHPフィルム搬送路
に、OHPフィルムの画像面に原稿裏面を接した状態を
搬送可能とする手段を設けることにより、OHPフィル
ム搬送しながら、別のシート原稿を画像読取り部に挿入
してOHPフィルムと一緒に送り原稿上の画像を読取
り、その信号により画像書込部でOHPフィルムに書込
みを行なうことができる。
【0012】上記の画像書込部の書込位置に上記OHP
フィルム搬送経路とは独立に該OHPフィルム搬送路の
書込側に転写紙を搬送しうる経路を設けることにより、
記録済OHPフィルム上の画像を読取り、その信号によ
って画像書込み部をOHPフィルムとは独立に搬送され
る記録紙にOHPフィルム上の画像を書込んで複写する
ことができる。
【0013】この構成に加えて、さらに、画像読取り部
にOHPフィルムが存在していても、別の原稿を独立的
に画像読取り部を通過させることが可能となる手段を設
けることにより、OHPフィルム画像と別関係の原稿画
像を読取り、書込み部で転写紙に書き込んでコピーをと
ることができる。
【0014】又、巻出し側となる巻芯に巻かれたロール
状OHPフィルムの残頁数検知手段を設けるとともに、
装置の表示部に上記検知手段で検知されたOHPフィル
ムの残頁数を表示する表示手段を設けたならば、投影す
べきOHPフィルム上の画像があと何枚残っているかが
判り、説明や講演の残り時間とを考え合せて話しの速度
を適当に加減することができて好都合である。又、未記
録のOHPフィルムに原稿画像を記録して行く場合は、
記録可能なOHPフィルムが何枚分残っているかが判れ
ば原稿を適当に取捨選択して1本のロールに纏めるのに
好都合である。OHPフィルムの残頁数検知手段として
は、巻出し側巻芯に巻かれたOHPフィルムロールの外
径を検知する手段と、該手段により検知された外径より
OHPフィルムの残り長さを計算し、これと画像1頁当
りのOHPフィルム所要長さとより残頁数に換算する演
算手段とより構成することができる。
【0015】さらに、連続した1本のOHPフィルムに
記録しようとする複数頁の画像が、上記ホルダの巻出し
側となる巻芯に巻かれて残っている未記録のOHPフィ
ルムに記録可能か否かを検知する手段と、該検知手段に
よる検知結果を表示する表示手段とを設けておけば、記
録の途中でOHPフィルムが終ってしまい、最初から記
録をやり直すと云った時間と資材の無駄を回避すること
ができる。上記の記録の可否検知手段は、巻芯に巻かれ
た未記録OHPフィルムロールの外径を検知する手段
と、該手段により検知された外径よりOHPフィルムの
残り長さを計算し、上記の連続したOHPフィルムに記
録しようとする画像の頁数に相当するOHPフィルムの
所要長さと比較する手段とより構成することができる。
【0016】
【実施例】以下に、本発明の実施例を、図面に基づいて
詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の画像形成投影装置1の外
観を示す斜視図で、投影時、ロール状OHPフィルムの
投影すべき頁を載置するステージ14を保護する蓋11
を開いた状態を示す。この蓋11を閉じれば、図2に示
す如く、アタッシュケース型となり運搬、保管に便利な
形態となる。図3は、蓋を開いた状態でのこの装置の断
面図である。
【0018】図1及び図3に示す如く、蓋11を開いた
場合露出する装置本体の頂面には投影時ロール状OHP
フィルムの投影すべき頁を載置するステージとなるフレ
ネルレンズの下面全面にミラーの反射面を接して設けて
成るミラーフレネルレンズ14が設けられている。その
直上には、照明ランプ36、レンズ12及びミラー13
を担持する投影ユニット2が、蓋11の一隅に取付けら
れており、蓋11は投影ユニット2のスタンドをも兼ね
ている。図3に示す如く、照明ランプ36から発する光
によりステージ14上に載置されたOHPフィルムは照
明され、その反射光はミラーフレネルレンズによりレン
ズ12に集光され、ミラー13により変更されてスクリ
ーン37上に投影され結像する。投影ユニット2は蓋1
1を閉じた場合、図2に示す如く蓋11より出張らない
ように収納される。
【0019】ステージ14となるミラーフレネルレンズ
の下位にはOHPフィルムロールのホルダ収容部15が
設けられ、ステージ14を挟んで1対の駆動軸が設けら
れ、夫々にホルダの巻芯が嵌合するようになっている左
側の巻芯33’には未転写のOHPロール33が巻回さ
れ、右側の巻芯34’には転写済OHPフィルムロール
34が巻取られる。ロール33に巻かれた未転写フィル
ムは搬送ローラ対35,35’に挟持されてロール33
より引出され、ステージ14の上面を通ってロール34
に巻取られる。
【0020】搬送ローラ対35,35’とステージ14
との間には画像読取部31が設けられ、搬送ローラ対3
5,35’からステージ14上に搬送されるOHPフィ
ルムの概ね上面を読取ることができるようになってい
る。OHP装置ハウジングの図1、図3において左側で
搬送ローラ対35,35’に紙先端を挿入可能な位置に
は原稿入口16が設けられ、ここから原稿面を上に向け
て挿入された原稿は、OHPフィルムと重ね合されて搬
送ローラ対35,35’により原稿読取部31による読
取り面を搬送され、ステージ14の上面への導入部cで
自由になり、矢印a’の方向に排出される。原稿読取部
31は、原稿又はOHPフィルム上の画像を照明するラ
ンプ31a、ランプに照明された画像の反射光を反射光
を結像させる光学系(この例では集束性光伝送体アレイ
が使用されている)31b、CCD31cより構成され
ている。
【0021】OHPフィルムホルダ収容部15の右側に
は、画像書込部32が設けられている。画像書込部32
は巻取り側のOHPフィルムロール34へ巻込まれるO
HPフィルムの経路の巻込ミ部直前の位置でOHPフィ
ルムに書込むことができるようにサーマルヘッド32’
が設けられ、サーマルヘッドの両側にリールを有する転
写リボンカセット18が着脱可能となっている。画像書
込部32による書込み位置でOHPフィルムの経路に接
して、装置上面に設けられた転写紙挿入口17から装置
下面に設けられた転写紙排出口19に至り、途中で画像
書込部32のサーマルヘッド32’による書込位置でこ
の部分のOHPフィルムの表面に接して転写紙を図3の
bからb’の方向に搬送することができる独立の転写紙
搬送経路20が設けられている。上記の転写紙挿入口1
7には、給紙カセットトレイ等が着脱可能となってい
る。
【0022】ステージ14となるミラーフレネルレンズ
はその上のOHPフィルム搬送経路から隔離可能となっ
ており、両側ロールの間のOHPフィルムをミラーフレ
ネルレンズの上側と擦過しないように通してセットし、
又、取外すことが可能となっている。
【0023】以下にこの画像形成投影装置の作用を説明
する。
【0024】(1)ロールOHPフィルムの作成 図4に示すように、未使用OHPフィルムを巻いたロー
ル33を巻出し側巻芯33’に装着し、原稿読取り部3
1、ステージ14上、画像書込み部32の書込み位置を
経て、フィルム先端が巻芯34’に取付けられる。原稿
は最終頁の後端から、原稿挿入口16より矢印aの方向
に挿入される。原稿の先端が搬送ローラ対35,35’
の上流側に設けられたセンサ50により検知されると、
図に示されていないステッピングモータにより、ロール
フィルムと原稿とが同時に同速で搬送が開始され、画像
読取部31側に面している原稿画像が画像読取り部1の
照明ランプ31aにより照明され、読取り光学系31b
によりCCD31cに結像し読取られる。読取られた画
像データは図示しない制御板を介して画像書込部32に
送られ、サーマルヘッド32’を駆動し転写リボン18
を介してOHPフィルムに書込まれ、ロール34に巻取
られる。
【0025】センサ50が原稿の後端を検知し、センサ
50から原稿読取り位置〓の距離分を送った時、書込み
部を通過するOHPフィルムの端部に、例えば「pag
e1」と云う信号に応じた文字を印字する。文字の他、
バーコードラインやビットによる組合せなどを採用する
ことも可能であり、あらかじめ制御板により決めておけ
ばよい。図5はビットによる表示の2つの例を示し、矢
印で示すロールフィルムの送り方向に直角方向に複数ビ
ットを配置し、(a)の如く、右端の1個のみ黒色に書
込まれる場合は1、(b)の如く右から2個が黒色の場
合は2と云った具合に決めておけばよい。
【0026】このようにして、原稿の読取りOHPロー
ルフィルムに書込みをつづけて最終原稿(原稿としては
1ページ目)が終った時、図示しない操作部のエンドボ
タンを押すことにより、OHPフィルムの端部に「終
了」と云う信号を印字する。図6に終了マークの一例を
示す。頁数を表わすビットの組合せによるページマーク
Mpと平行して全ビットの範囲にわたる長いマークMe
を黒色で印字する。そして、ステージ14の長さの約2
倍の長さのロールフィルムがロール34に巻取られる。
【0027】これで完了ならば、図3のC部の位置で、
図示しないカッタによりロールフィルムを截断し、ロー
ル34に巻取り画像形成済OHPフィルムロールの作成
が完了する。
【0028】(2)ロールフィルム上の画像投影方法 画像書込み後C部でカットされていない場合、前述の如
く原稿の最終頁からコピーし、ロール34に巻取られて
いる場合は、操作部又はリモートコントローラの巻戻し
ボタンを押すとステッピングモータは逆回転し、フィル
ムはステージ14上を通り、画像読取り部31による読
取り位置を通ってロール33に巻戻される。このとき、
図7に示す如く、フィルムは矢印の方向に移動し画像読
取り部31の読取り位置を先づエンドマークMeが通過
し、続いてページマークMpが通過する。これらのマー
クは読取部31で検知され、その検知信号によりステッ
ピングモータが停止する。この時、ステージ14上には
OHPフィルムの第1頁の画像形成範囲が正確に載置さ
れている。そこで、照明ランプ36のスイッチを入れる
と、フレネルレンズ上のOHPフィルムの画像は照明ラ
ンプ36により照明されその反射光はミラーフレネルレ
ンズ14によりレンズ12に集光され、画像はレンズ1
2によりスクリーン37上に結像して投影される。
【0029】次の頁を投影する場合は、操作部又はリモ
ートコントローラの頁送りボタンを押すことによりステ
ッピングモータが回り、次の頁のページマークを画像読
取り部31が読取るとその信号によりフィルム送りが停
止し、ステージ上にOHPフィルムの次の頁の部分が載
置される。
【0030】又、任意の頁を投影したい場合は、頁番号
ボタンを押すことにより、複数頁分をスキップし、又は
逆戻りしてそのページの番号のページマークを画像読取
部31が読取ることによりステッピングモータが停止
し、OHPフィルムの送りは停止し、所望の頁のフィル
ムがステージ14上に載置される。
【0031】OHPフィルム上の画像に対するコピーを
作成する場合は、未使用の転写紙を転写紙挿入口17か
ら矢印b(図3)の方向に挿入し、挿入口17の直後の
位置にあるレジストローラに先端を当てて待機する。そ
して操作部又はリモートコントローラのコピーボタンを
押すと、OHPフィルムはロール34より送り出され、
所要のページが画像読取り部で読取られて記憶され、次
のページのページマークが来て停止する。次いで転写紙
がレジストローラにより送られ、その先端が搬送路に設
けられたセンサ52により検知されると、サーマルヘッ
ド32’及び転写リボンカートリッジ18が駆動され、
転写紙先端が書込位置にくるタイミングで記憶された画
像がサーマルヘッドに入力され転写紙に熱転写される。
熱転写された転写紙は排出口19より機外に排出され
る。
【0032】最終ページを投影する場合でもセット時に
ステージ14の長さ程度ロール34に巻込んであるた
め、OHPフィルムがロール34から外れることはな
い。
【0033】(3)カットロールOHPフィルムの投影
方法 未使用のOHPフィルムロール33を巻芯から外す。ロ
ール33の保持部に巻芯33’を取付け、ロール部34
にカットロールOHPフィルムを取付けた場合、エンド
マークよりステージ14の2倍程度の余白部があるの
で、フィルムの取付け方を逆にしロール部33に取付け
た巻芯に巻取るようにすれば、先述の(2)のロールフ
ィルム上の画像投影方法と同じになる。
【0034】又、ロール部33にカットロールOHPフ
ィルムを取付け、ロール部34に巻芯を取付けた場合
は、(1)と同様にセットする。ここで、ステージ14
の長さ分巻取られるが、余白部がステージ14の長さの
2倍程あるので、フィルムの画像面はまだステージの範
囲には表われない。ここで、図示しない操作部あるいは
リモートコントローラにより送りボタンを押すと、ステ
ッピングモータが回転し、ロールフィルムは送られる。
【0035】この場合は、図8に示す如く、原稿読取り
部31の左側より、エンドマークMe次いでページマー
クMpが来る。原稿読取部がページマークを検知し画像
域分の長さを送った時モータは停止する。画像域送り
時、原稿読取り部31は読取りを行なっており、そのデ
ータは制御部のRAM上に保持される。
【0036】コピーをする場合は、転写紙の先端を転写
紙挿入口17より挿入してセットし、操作部又はリモー
トコントローラのコピーボタンを押す。OHPフィルム
は動かず、転写紙のみが搬送され画像書込み部32のサ
ーマルヘッドにより制御部のRAMに記憶されたデータ
が転写紙に熱転写され、排紙口19から排紙される。
【0037】最終ページの投影の場合においても、セッ
ト時にミラーフレネルレンズ14の長さ分の長さのフィ
ルムを巻込んであるため、フィルムの端がロールから外
れることはない。(2)と(3)の動作の違いは、ペー
ジ送り時に原稿読取り部31に対して(2)の場合は右
側からエンドマーク次いでページマークがくるのに対し
て、(3)の場合はこれらのマークが原稿読取り部31
の左側からエンドマーク次いでページマークがくる点が
最大の違いである。
【0038】以上の如く、フィルム上に書込まれた画像
はどちら側の保持部にセットしても、問題なく投影及び
コピーをすることができる。
【0039】又、画像読取り部31にOHPフィルムが
存在していても、これと独立的に原稿を通すことができ
るようにすれば、OHPフィルムとは無関係な原稿を読
取り、画像書込み部32で転写紙に書き込んで、任意の
原稿をデイジタル複写することができる。
【0040】次に、巻出し側の巻芯に巻かれたOHPフ
ィルムロールの残量検知手段について説明する。巻出し
側OHPフィルムロール保持部には図9に示す如く、支
点104を中心に揺動自在でその両側に延びるレバー1
00が設けられており、スプリング101によりOHP
フィルムロールの外周面に一端の側縁が圧接するように
付勢されている。他端には摺動抵抗102の摺動子10
2aが係合している。
【0041】未記録のOHPフィルム、又は記録済のO
HPフィルムの巻かれたロール33を、所定の位置にセ
ットする時、レバー100がロール33のフィルムの外
周面に圧接するようにセットする。
【0042】投影又は画像書込みのためにフィルムをロ
ール33から巻出して行くと、ロール外径は漸次減少し
て行き、これに伴って、レバー100は支点104の回
りに図の例の場合反時計方向に回動し、摺動抵抗102
のスライダを移動させる。符号103は、レバー100
が不必要な範囲に回動するのを制限するストッパであ
る。
【0043】摺動抵抗は図10に示すように入力と出力
の関係がリニアになる。そこで、抵抗値は図11に示す
A/Dコンバータ105により容易にデジタル化されC
PU106ヘデータ入力される。
【0044】最初にロールに巻かれた未記録OHPフィ
ルム又は記録済OHPフィルムの長さ及びロール外径は
既知であるから、ロール外径の変化を上記摺動抵抗の抵
抗値の変化として検出することにより、図11の回路に
より残量長さをデジタル値として求めることができる。
残量長さはCPU106により画像枚数に換算され、操
作パネル上に残枚数として表示される。この残量数の表
示により、あと何枚画像を記録できるか、あるいは投影
すべき画像が何枚あるかが判るので、原稿を取捨選択し
たり、発表の説明のピッチを加減したり省略したりする
指針とすることができる。
【0045】又、ある枚数より成る一連の原稿を、続い
た1本のOHPフィルムに記録しようとするに当って、
未記録OHPフィルムのロールに残っているフィルムの
長さに収めることができるか否かが操作パネル上に表示
されれば、記録の途中でフィルム切れに気付いて、一か
らやり直すと云った無駄を省くことができる。
【0046】この所要記録枚数がホルダに巻かれた未記
録OHPフィルムに収めることが出来るか否かを判定す
る手段としては、上述のOHPフィルム残量検知と同様
図9に示す装置を用いて、現在ロールに巻かれて残って
いるOHPフィルムの長さをCPUにより演算し、操作
者が操作パネル上に設けた記録枚数入力手段に入力され
た枚数よりこれに必要な長さを計算し、上記のフィルム
の残り長さと、必要なフィルムの長さを比較し、残り長
さの方が必要な長さよりも長い場合は記録可、逆の場合
は記録不可と判別し、これを操作パネル等に表示するよ
うにすればよい。その表示の方法の一つとして、可の場
合はコピースイッチを青色に表示し、不可の場合は赤色
に表示し、かつ押下を禁止するようにすれば判り易く、
誤操作を防止するのに役立つ。
【0047】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、画像形
成装置の画像読取部と画像書込部のそれぞれがOHPフ
ィルムの搬送路に配置されることになり、画像形成投影
装置としてコンパクト化される。更にはOHPフィルム
への画像書込みと別の転写紙への画像書込みを同じ書込
み部材で行うことができ、OHPフィルムへの書込みの
ための原稿画像の読取りとOHPフィルム上の画像情報
の別の転写紙への書込みのためのフィルム画像の読取り
とを同じ読取部材で行うことができ、部材の節約を図る
こともできる。
【0048】請求項2に記載の発明によれば、OHPフ
ィルムを搬送しながら、別のシート原稿を画像読取部に
挿入してOHPフィルムと一緒に送って原稿画像を読み
取り、その信号に基づいて画像書込部でOHPフィルム
に書込みを行なうことができる。
【0049】請求項3に記載の発明によれば、発表中の
投影された画像を見ながら、聴講者又は会議参加者から
要求されたコピーを必要枚数だけ手元のリモートコント
ローラによって取り、直ちにコピーを渡すことができ
る。
【0050】請求項4に記載の発明によれば、OHPフ
ィルムが画像読取り部及び書き込み部に存在していて
も、別の原稿を読取り部に通過させることによってOH
Pを使用しなくてもデジタル複写機として使用すること
ができる。
【0051】請求項5に記載の発明によれば、巻出し側
のロールに巻かれた未記録又は記録済みのOHPフィル
ムの残枚数が操作部に表示されるので、原稿の取捨選
択、発表の時間配分を行なうのに都合がよい。
【0052】請求項6に記載の発明によれば、未記録O
HPフィルムの残り枚数に所要枚数の原稿コピーが可能
か否かが直ちに判明するので、フィルムが足りなくなっ
て、一からやり直すような不都合はなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成投影装置の外観を示す斜視図
である。
【図2】その装置の折畳み携帯状態を示す正面図であ
る。
【図3】その装置の概略全体構成を示す断面図である。
【図4】未記録OHPフィルムの画像書込み時の作用を
説明する説明図である。
【図5】OHPフィルムに印字するページ数表示の例を
示す説明図である。
【図6】OHPフィルムに印字する最終ページ数表示及
び終了マークの表示の1例を示す説明図である。
【図7】記録後未カットのOHPフィルムの投影時読取
り部へのエンドマーク及びページマークの接近態様を示
す説明図である。
【図8】記録後カット済のOHPフィルムの投影時読取
り部へのエンドマーク及びページマークの接近態様を示
す説明図である。
【図9】OHPフィルムロールのフィルム残量検知装置
の1例の構成を示す正面図である。
【図10】摺動抵抗の入力と出力との関係を示す曲線図
である。
【図11】摺動抵抗の抵抗値よりOHPフィルム残量を
求めるための回路構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 画像形成投影装置 12 レンズ 13 ミラー 14 ステージ 15 OHPフィルムロール収容部 16 原稿入口 17 転写紙入口 18 転写リボン 19 転写紙排出口 31 画像読取部 32 画像書込部 33 OHPフィルムロール保持部 34 記録済OHPフィルムロール保持部 36 照明ランプ 100 レバー 102 摺動抵抗 106 CPU

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿画像を読取り入力する画像読取部及び
    該画像読取部で読取られ入力されたデータを出力し書込
    みヘッドにより記録材上に原稿画像を書込む画像書込部
    とを有する画像形成装置と、該画像形成装置によりOH
    Pフィルム上に形成された画像をスクリーン上に投影す
    るOHP装置とを備えた画像形成投影装置にして、 上記OHP装置は、複数頁の画像が搬送方向に配列され
    ることとなるロールフィルムとして形成されたOHPフ
    ィルムの投影画像1頁分を載置するステージと、その両
    側にあってOHPフィルムを巻出し巻取る1対の駆動軸
    とを有し、 上記OHPフィルムは上記1対の駆動軸の夫々に嵌合し
    た1対のフィルム巻芯を有するホルダーの一方の巻芯か
    ら他方へ上記ステージ上を経て移動可能にロール状に巻
    いて装着されるようになった画像形成投影装置におい
    て、 上記画像読取部は上記ホルダーの一方の巻芯に巻かれた
    OHPフィルムロールから上記ステージに至る搬送経路
    を通過するOHPフィルム面を読取ることのできる位置
    に配置されていて、一方、上記画像書込部は上記ステー
    ジから上記ホルダーの他方の巻芯に巻かれたOHPフィ
    ルムロールに至る搬送経路を通過するOHPフィルム面
    に書込むことのできる位置に配置されていることを特徴
    とする画像形成投影装置。
  2. 【請求項2】画像読取部側のOHPフィルム搬送路に
    は、OHPフィルムの画像面に裏面側を接した状態で別
    の原稿を搬送可能とする手段が設けられていることを特
    徴とする請求項1に記載の画像形成投影装置。
  3. 【請求項3】上記画像書込部の書込位置を介するよう
    に、上記OHPフィルム搬送経路とは独立に該OHPフ
    ィルム搬送路の書込側に別の転写紙を搬送しうる経路が
    設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像
    形成投影装置。
  4. 【請求項4】上記の画像読取部にOHPフィルムが存在
    していても、別の原稿を独立的に該画像読取部を通過さ
    せることが可能な手段を有することを特徴とする請求項
    3に記載の画像形成投影装置。
  5. 【請求項5】上記ホルダーの巻出し側となる巻芯に巻か
    れたロール状OHPフィルムの残頁数検知手段が設けら
    れるとともに、装置の表示部に上記検知手段で検知され
    たOHPフィルムの残頁数を表示する表示手段が設けら
    れており、 上記OHPフィルム残頁数検知手段はホルダーに巻かれ
    たOHPフィルムロールの外径を検知する手段と、該手
    段により検知された外径よりOHPフィルムの残り長さ
    を計算し、この算出値と画像1頁当りのOHPフィルム
    所要長さとから残頁数に換算する演算手段とを有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像形成投影装置。
  6. 【請求項6】連続した1本のOHPフィルムに記録しよ
    うとする複数頁の画像が、上記ホルダーの巻出し側とな
    る巻芯に巻かれて残っている未記録のOHPフィルムに
    記録可能か否かを検知する手段と、該検知手段による検
    知結果を表示する表示手段とを有し、上記の記録の可否
    検知手段は、巻芯に巻かれた未記録OHPフィルムロー
    ルの外径を検知する手段と、該手段により検知された外
    径よりOHPフィルムの残り長さを計算し、上記の連続
    したOHPフィルムに記録しようとする画像の頁数に相
    当するOHPフィルムの所要長さと比較する手段とを有
    することを特徴とする請求項1に記載の画像形成投影装
    置。
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