JP2933558B2 - 舞台用吊物昇降装置 - Google Patents

舞台用吊物昇降装置

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JP2933558B2
JP2933558B2 JP3205997A JP3205997A JP2933558B2 JP 2933558 B2 JP2933558 B2 JP 2933558B2 JP 3205997 A JP3205997 A JP 3205997A JP 3205997 A JP3205997 A JP 3205997A JP 2933558 B2 JP2933558 B2 JP 2933558B2
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昇 内田
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SANSEI YUSOKI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、舞台において、
幕や張物等の吊物を引綱の操作により昇降させる手動式
吊物昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図4に示すような手動式舞台
用吊物昇降装置が使用されている。この図において、幕
や張物等の吊物1には、複数本の吊綱2の一端部が取り
付けられ、各吊綱2は、舞台Sの上方に位置する簀の子
Dに設けられた枝滑車3及び元滑車4に巻き掛けられて
いる。
【0003】舞台Sの袖部において上下方向に延びるガ
イドレールRには昇降枠5が昇降自在に設けられ、各吊
綱2の他端部は昇降枠5に連結されている。昇降枠5の
載置面には錘体6が積載され、昇降枠5及び錘体6によ
り吊物1に対するカウンタウエィト7が構成されてい
る。
【0004】昇降枠5の上下端部には、舞台S及び簀の
子Dに設けられた一対の滑車8、8間に掛け渡された引
綱9の両端部がそれぞれ連結され、舞台S上には引綱9
のロック装置10が設けられている。
【0005】この昇降装置では、引綱9を引くことによ
り、吊物1をカウンタウエィト7と相反する方向に昇降
させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記昇降装
置において、吊綱の重量や、各滑車と吊綱及び引綱との
摩擦抵抗、昇降枠の走行抵抗等を無視すると、引綱を引
き始める際に力を加えるだけで、その後力を加えること
なく吊物は昇降することとなる。
【0007】しかしながら、実際には吊綱の重量は無視
できないほど大きく、吊物の昇降に伴って吊物側とカウ
ンタウエィト側との間で移動する吊綱の荷重は20kg
以上となることもあり、この荷重に抗して引綱を操作し
なければならない。
【0008】また、吊綱の荷重移動により、引綱に作用
する荷重の方向が反転するため、引綱の操作には危険が
伴い、操作員には体力と熟練が要求される。
【0009】そこで、この発明は、操作性及び安全性に
優れた舞台用吊物昇降装置を提供することを課題とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明では、吊物を吊るす吊綱を滑車に巻き掛け
てカウンタウエィトに連結し、引綱の操作に伴い吊物を
カウンタウエィトと相反する方向に昇降させる舞台用吊
物昇降装置において、前記カウンタウエィト又は吊物の
いずれか一方にスプリングを連結し、このスプリングの
弾性力により、吊物の昇降に伴う吊物側及びカウンタウ
エィト側間での吊綱の荷重移動を吸収することとしたの
である。
【0011】この昇降装置では、吊物の位置にかかわら
ず、一定の僅かな力で引綱を操作でき、吊物の昇降中に
引綱への荷重方向が変化することもない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。なお、図4に示す従来の昇
降装置に対応する部分については、同一の符号を付して
説明を省略する。
【0013】図1は、この発明に係る昇降装置の第1実
施形態を示す。図示のように、舞台Sの袖部に形成され
たピットにはリール式スプリング12が設置されてい
る。スプリング12から引き出されたワイヤ13の先端
部は、カウンタウエィト7の昇降枠5に連結されてい
る。スプリング12のばね定数は、吊綱2の単位長さ当
たり重量に本数を乗じた値に対応して決定され、吊物1
側の総荷重とカウンタウエィト7側の総荷重とは常に釣
り合うようになっている。
【0014】上記昇降装置の作用の具体例を図2を使用
して説明する。ここで、吊物1の重量を100kg、吊
綱2の荷重移動の最大値を20kg、カウンタウエィト
7の重量を80kgとする。
【0015】いま、図2(a)に示すように、吊物1が
最上部まで吊り上げられているとき、スプリング12に
巻取力は発生せず、吊物1側及びカウンタウエィト7側
の総荷重は、それぞれ100kgで釣り合っている。
【0016】図2(b)に示すように、吊物1が中間位
置にあるとき、スプリング12の巻取力は20kgとな
り、吊物1側及びカウンタウエィト7側の総荷重は、そ
れぞれ110kgとなって釣り合う。
【0017】図2(c)に示すように、吊物1が最下部
まで下降すると、スプリング12の巻取力は40kgと
なり、吊物1側及びカウンタウエィト7側の総荷重は、
それぞれ120kgとなって釣り合う。
【0018】このように、スプリング12の巻取力は吊
物1の昇降に伴って変化し、吊綱2の荷重移動を吸収す
るため、吊物1の位置にかかわらず、一定の僅かな力で
引綱9を操作でき、吊物1の昇降中に引綱9への荷重方
向が変化することもない。
【0019】図3は、上記実施形態の変形例である第2
実施形態を示す。この昇降装置では、スプリング12は
簀の子D上に設けられ、ワイヤ13の先端部は吊物1に
連結されている。
【0020】具体的には、図3(a)に示すように、吊
物1が最上部まで吊り上げられているとき、スプリング
12に巻取力は発生せず、吊物1側及びカウンタウエィ
ト7側の総荷重は、それぞれ100kgで釣り合う。
【0021】図3(b)に示すように、吊物1が最下部
まで下降した状態では、スプリング12の巻取力が40
kgとなり、吊物1側及びカウンタウエィト7側の総荷
重は、それぞれ80kgとなって釣り合う。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る昇降装置
では、カウンタウエィト又は吊物のいずれか一方にスプ
リングを連結し、吊物の昇降に伴って変化するスプリン
グの弾性力により吊綱の荷重移動が吸収されるようにし
たので、吊物の位置にかかわらず、一定の僅かな力で引
綱を操作でき、吊物の昇降中に引綱への荷重方向が変化
することもない。このため、格別の体力や熟練を要する
ことなく、簡単かつ安全に吊物の昇降操作をすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る吊物昇降装置の第1実施形態を
示す図
【図2】同上の作用状態を示す概略図
【図3】この発明に係る吊物昇降装置の第2実施形態の
作用状態を示す概略図
【図4】従来の吊物昇降装置を示す図
【符号の説明】 1 吊物 2 吊綱 7 カウンタウエィト 9 引綱 12 スプリング

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊物を吊るす吊綱を滑車に巻き掛けてカ
    ウンタウエィトに連結し、引綱の操作に伴い吊物をカウ
    ンタウエィトと相反する方向に昇降させる舞台用吊物昇
    降装置において、 前記カウンタウエィト又は吊物のいずれか一方にスプリ
    ングを連結し、このスプリングの弾性力により、吊物の
    昇降に伴う吊物側及びカウンタウエィト側間での吊綱の
    荷重移動を吸収することを特徴とする舞台用吊物昇降装
    置。
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