JPH0755780B2 - トラクション式エレベータ装置 - Google Patents

トラクション式エレベータ装置

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JPH0755780B2
JPH0755780B2 JP1314444A JP31444489A JPH0755780B2 JP H0755780 B2 JPH0755780 B2 JP H0755780B2 JP 1314444 A JP1314444 A JP 1314444A JP 31444489 A JP31444489 A JP 31444489A JP H0755780 B2 JPH0755780 B2 JP H0755780B2
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JP
Japan
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rope
weight
car
type elevator
traction type
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JP1314444A
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English (en)
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JPH03177288A (ja
Inventor
武信 本田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B7/00Other common features of elevators
    • B66B7/06Arrangements of ropes or cables
    • B66B7/068Cable weight compensating devices

Landscapes

  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、トラクション式エレベータ装置、すなわ
ち、駆動綱車にロープを巻き掛け駆動するものであっ
て、特に、高速、高揚程のトラクション式エレベータ装
置に関するものである。
[従来の技術] 第3図に示すものは、例えば、特公昭58-30876号公報、
特開昭62-235179号公報に示されている従来のトラクシ
ョン式エレベータ装置の一例の概略構成を示すものであ
る。
図において、符号(1)は乗かごであり、(2)は一端
において乗かご(1)を吊り下げていると共に、その途
中において巻上装置の駆動綱車(3)に巻き掛けられて
駆動される巻上げロープ、(4)は乗かご(1)の下端
に一端が取り付けられているつり合いロープで、つり合
いロープ(4)の他端と、巻上げロープの他端とはそれ
ぞれつり合い重り(5)の上下部に取り付けられてい
る。また、つり合い重り(5)は、その上下動に際し
て、図示されていないガイドレールに案内されて上下動
するように構成されている。
従来装置は、上記のように構成されているが、次にその
作動について説明する。
乗かごの昇降に際しては、指令により巻上装置が作動し
て駆動綱車(3)が所望方向に回転すると、駆動綱車
(3)と巻上げロープ(2)との間の摩擦抵抗により、
巻上げロープ(2)は駆動綱車(3)に引き取られ、又
は、繰り出されて、乗かご(1)を昇降させる。そのつ
り合い重り(5)は、巻上ロープ(2)の移動に応じ
て、図示されていないガイドレールに沿い上下に移動す
る。
[発明が解決しようとする課題] 従来のトラクション式エレベータ装置は、上記のように
構成されているので、これが高速高揚程のものにあって
は、巻上装置を含む駆動装置に掛る荷重は非常に大きな
ものとなると共に、高速のために、乗かご(1)とつり
合い重り(5)とのすれ違い時に生ずる風圧も大きくな
り、騒音や乗かご(1)に衝撃的な振動を生じさせると
いう問題点があった。従って、このような従来装置に
は、高速高揚程であっても駆動装置に掛る負荷を抑制す
ると共に乗かごとつり合い重りとのすれ違い時にも風圧
を生じさせないトラクション式エレベータ装置を得たい
という課題を有していた。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされ
たもので、駆動装置に掛る負荷を抑制し、かつ、上記風
圧も生じないトラクション式エレベータ装置を得ること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係るトラクション式エレベータ装置は、乗か
ごの上下にロープの両端が取り付けられていると共にそ
の途中が駆動綱車に巻き掛けられており、かつ、上記ロ
ープの重量によりつり合い重り相当の重量を構成してい
るものである。
[作用] この発明のトラクション式エレベータ装置は、そのロー
プの重量によりつり合い重り相当の重量を構成している
ので、釣り合い重りを設けなくとも、十分につり合いが
とれ、運転に何らの支障もなく、従って、駆動装置に掛
る負荷も抑制することができると共に、つり合い重りを
備えていないので、乗かごとつり合い重りとのすれ違い
もなく、従って、風圧も生ずることはないトラクション
式エレベータ装置が得られる。
[実施例] 以下、この発明をその一実施例を示す図面に基づいて説
明する。
第1図及び第2図において、符号(1)(3)は従来装
置において同一符号で示したものと同一又は同等のもの
である。
また、符号(11)は、一端が乗かご(1)の上部に取り
付けられていると共に、途中において駆動装置の駆動綱
車に巻き掛けられているロープ例えば巻上げロープ、
(12)は一端が乗かご(1)の下端に取り付けられてい
るロープ例えばつり合いロープであり、巻上げロープ
(11)及びつり合いロープ(12)のそれぞれの他端は締
結具(13)に取り付けられている。
締結具(13)の一例の詳細を示すと、第2図のとおりで
あって、巻上げロープ(11)の端部は締結具(13)に取
り付け固定され、また、つり合いロープ(12)もその端
部が締結具(13)に取り付けられ、これによって、巻上
げロープ(11)とつり合いロープ(12)とは、実質的に
一本に接続されて一本のロープとなっていることにな
る。
なお、(14)は締結具(13)すなわち巻上げロープ(1
1)とつり合いロープ(12)とが上下に動く場合の案内
となる、ロープ製のガイドロープである。
また、巻き上げロープ(11)及びつり合いロープ(12)
からなるロープの重量は、つり合い重り相当の重量とな
るように構成されている。
次に、ロープの重量をつり合い重りの重量に相当させる
ことの理由について述べる。
トラクション式エレベータは、駆動綱車に巻き掛けられ
ているロープと駆動綱車との間の摩擦力を利用して、駆
動源の駆動力をロープの伝達するものであるため、次式
のように設定される。
ただし、 μ′:ロープと駆動綱車との間の摩擦係数 θ :ロープの駆動綱車への巻付角 L :積載荷重 W1 :かご自重 W2 :つり合い重り重量 ω1,ω2:かご側及びつり合い重り側の巻上げロープ重
量 C1,C2:かご側及びつり合い重り側のつり合いロープ重
量 α/g :加速度 上式から判るように、W1,W2,ω1,ω2,C1,C2の値が
大きくなれば、積載荷重Lの影響が小さくなり、従っ
て、摩擦係数μ′,巻付角θも小さくてすむ。また、極
端な場合、ロープ重量ω1,ω2,C1,C2を大きくとれ
ば、つり合い重りを不要にでき、これにより巻上装置の
負担荷重を軽減し得るだけでなく、乗かごとつり合い重
りとのすれ違いにより生ずる風圧による騒音及び衝撃的
な振動発生も防止し得る。また、つり合い重りを除去す
れば、それの上下動を案内するガイドレールも不要にし
得る。
しかるに、従来のエレベータ装置にあっては、かご自重
W1に比べてロープ重量ω1,ω2,C1,C2が極めて小さい
ために、必要なトラクションは、ω1,ω2,C1,C2を無
視して、 の比だけで、ほとんど決まっていた。
これに対して、この発明装置にあっては、つり合い重り
を削除して、 としようとするものである。ただし、式を簡単にするた
めに、乗かごが最上階にあるものとした。従って、C1
つり合いロープのほぼ全重量、ω2は巻上げロープのほ
ぼ全重量となる。
そのときの有効な揚程を求めてみる。
従来装置では、一般にW1=L,W2=0.5L+W1,C1=ω2
して設計されており、従って、上記式(3)の左辺は、 となる。
また、右辺は となり、従って、式(3)に上記を入れると、 となり、すなわち、 ω2=C1=6.1L となる。すなわち、積載荷重Lの6倍以上の重量を有す
るつり合いロープ及び巻上げロープを用いることによ
り、つり合い重りを用いないトラクション式エレベータ
装置を構成し得ることが判る。
その一例を示すと、積載荷重3,000Kgの場合、直径20mm
以上のロープ10本で乗かごを吊した場合には、揚程1,30
0m以上で、このトラクション式エレベータ装置は有効と
なることを示している。すなわち、この発明装置は、産
業上の利用分野にも述べたとおり、600m程度以上の高揚
程の場合、例えば地下に深い穴を設けたり、山の頂上に
向かって穴を設けたりした場合等に特に有効である。
なお、乗かごの自重の軽量化、ロープ巻付角度の増加、
及び、ロープと駆動綱車との間の摩擦係数の増加等を図
れば、更に低い揚程であっても有効となることは言うま
でもない。
また、上記実施例では従来のロープの本数を増やす場合
について示したが、これに限らず、ロープの径を大きく
することによって、ロープの重量をつり合い重り相当の
重量としてもよい。
[発明の効果] 以上のように、この発明装置によれば、乗かごの上下に
両端が取り付けられているロープの途中が駆動綱車に巻
き掛けられていると共に、ロープの重量によりつり合い
重り相当の重量を構成しているため、即ち反かご側のロ
ープの重量に対する、かご側のロープの重量,かごの重
量及び積載容量の合計の重量比を、つり合い重りを使っ
た従来装置と同様にするべくロープ全体の重量を決定し
たので、つり合い重りを必要とせず、従って、高速化さ
れても、乗かごとつり合い重りのすれ違いもなく、それ
による風圧の発生、ひいては、それによる騒音や衝撃的
な振動の発生もなく、静粛であり、しかも、つり合い重
りのガイドレールも不要であるために工事期間も短縮し
得ると共に、昇降路のスペースも小さくすることがで
き、かつ、つり合い重りの廃止によるモータトルクの増
大に基づく駆動装置の若干の大形化の欠点は上記効果に
比べてわずかであって、従って、高速高揚程下での負荷
も十分に抑制されているトラクション式エレベータ装置
が得られる効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の概念的昇降路縦断面図、
第2図は第1図の締結部(13)近辺の概略構成図、第3
図は従来のトラクション式エレベータ装置の一例の概念
的昇降路縦断面図である。 (1)…乗かご、(3)…駆動綱車、(11)…ロープ
(巻上げロープ)、(12)…ロープ(つり合いロー
プ)。 なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乗かごの上下に両端が取り付けられている
    ロープの途中が駆動綱車に巻き掛けられているトラクシ
    ョン式エレベータ装置において、ロープの重量によりつ
    り合い重り相当の重量を構成したことを特徴とするトラ
    クション式エレベータ装置。
JP1314444A 1989-12-05 1989-12-05 トラクション式エレベータ装置 Expired - Lifetime JPH0755780B2 (ja)

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JP1314444A JPH0755780B2 (ja) 1989-12-05 1989-12-05 トラクション式エレベータ装置
US07/621,980 US5117945A (en) 1989-12-05 1990-12-04 Counterweight apparatus for a traction-type elevator

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JPH03177288A JPH03177288A (ja) 1991-08-01
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