JP2932960B2 - 曲げ機械における自動型幅変更装置 - Google Patents

曲げ機械における自動型幅変更装置

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JP2932960B2
JP2932960B2 JP33868094A JP33868094A JP2932960B2 JP 2932960 B2 JP2932960 B2 JP 2932960B2 JP 33868094 A JP33868094 A JP 33868094A JP 33868094 A JP33868094 A JP 33868094A JP 2932960 B2 JP2932960 B2 JP 2932960B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼板等の金属板や合成
樹脂板等の板材の縁部等を折り曲げるための曲げ機械に
おける、板材を挟持するための型部材の自動型幅変更装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、機台に固設された下型と上下動可
能な上型とにより挟持された板材を、ロッカーアームの
先端に取着された曲げ型により折り曲げるようにした曲
げ機械において、上型を中央型、分割型、端部型等から
なる多数の型で構成し、板材の寸法変更に応じて、適当
数の分割型を選択することにより、上型の型幅を変更す
るようにした自動型幅変更装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した曲げ機械にお
ける自動型幅変更装置においては、端部型に複数の薄肉
分割型を配設するとともに、端部型と薄肉分割型を作動
位置と非作動位置との間で回動自在としたものが知られ
ているが、非作動位置にある薄肉分割型の保持が十分で
ないために、非作動位置にある薄肉分割型が不用意に回
動する等の問題がある。
【0004】また、非作動位置にある適当数の薄肉分割
型を、作動位置に回動させる際に、不必要な薄肉分割型
が、作動位置に回動してしまう等の問題がある。
【0005】本発明の目的は、上述した従来の曲げ機械
における自動型幅変更装置が有する課題を解決するとと
もに、型幅変更作業の作業性、確実性の向上した曲げ機
械における自動型幅変更装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、曲げ機械における型幅変更装置にお
いて、上方の非作動状態と下方の作動状態とに回動自在
な端部型及び薄肉分割型が配設された、ガイドレールに
沿って左右方向に移動可能な移動手段に、前記端部型と
ともに下方の作動状態に回動させる薄肉分割型の枚数を
選択する、左右方向に移動可能で、且つ、回動可能な選
択キーと、該選択キーにより選択されなかった薄肉分割
型のスリットに嵌合し、前記選択キーにより選択されな
かった薄肉分割型を上方の非作動状態に支持する、左右
方向に移動可能で全部の薄肉分割型の厚さに相当する幅
を有する1つのストッパーとが配設されているものであ
り、また、薄肉分割型を下方に回動させる選択キーと、
薄肉分割型を上方で支持するストッパーとは、一体的に
動作して、前記選択キーによって下方に回動する薄肉分
割型は、前記ストッパーから必ず外れるようになされて
いるものである。
【0007】
【実施例】先ず最初に、本発明の曲げ機械の上型等の概
略正面図である図1及び本発明の曲げ機械の概略側面図
である図2を用いて、本発明の曲げ機械の全体構成につ
いて説明する。
【0008】曲げ機械は、機台Fに固設された下型1及
垂直シリンダー2、2’のピストンロッド3、3’に取
着されたラム4に配設された上型5を有しており、垂直
シリンダー2、2’を作動することにより上型5を下降
させて、上型5と下型1とにより板材wを挟持すること
ができるように構成されている。
【0009】6、6’は、軸7を中心に、図示されてい
ないシリンダー等により上下方向に揺動可能なロッカー
アーム8の先端部に取着された曲げ型であり、ロッカー
アーム8を、適宜、上下方向に揺動させて曲げ型8を上
下動させることにより、上型5と下型1とにより挟持さ
れた板材wを、折り曲げることができるように構成され
ている。
【0010】上下動可能な上型5は、ラム4に取着され
た中央型5c、中央型5cに内蔵された後述する収納型
5p、ラム4に配設されたレール9に沿って水平移動可
能な厚肉分割型5d、曲げ機械の長手方向(図1におい
て左右方向)に移動可能な左右一対の後述する移動手段
Hに回動可能に配設された端部型5e及び同じく移動手
段Hに回動可能に配設された薄肉分割型5tとから構成
されている。なお、図2において、10、10’は、板
材wを把持する公知のキャリッジ等に配設されたクラン
プ部材である。
【0011】ラム4には、ラム4の長手方向に沿って、
適当な端部軸受け11、11’及び中央部軸受け12、
12’より支持された送りネジ13が配設されており、
送りネジ13には、中央部を挟んで、互いに逆ネジが刻
設されている。そして、中央部を挟んで左右の送りネジ
13には、それぞれ、移動手段Hのフレームh1に取着
されたボールナット14が螺合されている。従って、ラ
ム4に配設された正逆回転可能なモーター15を駆動さ
せて、正逆回転可能なモーター15の出力軸に取着され
たプーリー16、ベルト17及び送りネジ13の端部に
取着されたプーリー18を介して送りネジ13を、適
宜、回転させることにより、中央部を挟んで左右対象に
送りネジ13にボールナット14を介して配設された一
対の移動手段Hを、互いに、接近或いは離反する方向に
移動させることができるように構成されている。
【0012】次に、中央型5c及び中央型5cに内蔵さ
れた収納型5pの斜視図である図3、図4、中央型5c
等の平面図である図5及び中央型5cと中央型5cに内
蔵された収納型5p等の正面図である図6〜図9を用い
て、中央型5c及び中央型5cに内蔵された収納型5p
について説明する。
【0013】中央型5cの両側面c1、c1’の下部に
は、所定の深さを有する凹部c2、c2’が設けられて
おり、凹部c2、c2’には、中央型5cに内蔵された
水平シリンダーc3、c3’のピストンロッドc4、c
4’の先端に取着された、中央型5cの刃先5c’と略
同じ刃先形状をした収納型5pが収納されている。
【0014】中央型5cの両側面c1、c1’の下部に
設けられた凹部c2、c2’に収納されている収納型5
pの作動位置及び非作動位置への動作手段は、同じであ
るので、以下においては、図3、図4及び図6〜図9に
おける左側に位置する収納型5p及びその動作等につい
て説明する。
【0015】図3及び図6に示されているように、収納
型5pは、その刃先5p’が、垂直に向いた状態で凹部
c2に収納されており、この状態が、収納型5pの非作
動位置である。後述する水平シリンダーc3等により、
水平シリンダーc3のピストンロッドc4を中心に、収
納型5pの刃先5p’が水平状態に回動し、図4に示さ
れているように、収納型5pの刃先5p’が、中央型5
cの刃先5c’に並設した状態が、収納型5pの作動位
置である。
【0016】水平シリンダーc3の端部とピストンc5
との間には圧縮スプリングc6が内蔵されており、圧縮
スプリングc6は、ピストンロッドc4に取着された収
納型5pが、中央型5cの側面c1から突設するように
付勢している。ピストンロッドc4は、周囲にはピスト
ンロッドc4の軸線に平行な多数のキー溝が刻設された
スプライン軸として構成されており、スプライン軸とし
て構成されたピストンロッドc4には、内周に、これに
はまり合う溝が刻設されたピニオンc7が挿着されてい
る。
【0017】c8は、ピニオンc7と噛み合うラックで
あり、ラックc8は、中央型5c内に内蔵された垂直シ
リンダーc9のピストンロッドc10に取着されてい
る。ピニオンc7は、中央型5cに設けられた縦長の空
間部c11内に配設されており、図6において、左右方
向に移動しないように構成されている。c12は、上述
した中央型5cの側面c1に設けられた凹部c2の垂直
面から突設された停止ピンであり、図4に示されている
ように、収納型5pが作動位置にあるときに、収納型5
pの刃先5p’に対して垂直な基部5p”の背部に当接
するような位置に配置されている。5d’は、収納型5
pを使用しない場合に、中央型5cに当接する厚肉分割
型5dが、停止ピンc12の邪魔にならずに、中央型5
cと当接できるように、停止ピンc12を挿入するため
に凹部である。なお、c9’及びc9”は、垂直シリン
ダーc9の上下の空気室に圧縮空気を供給するための空
気孔である。
【0018】c13は、中央型5cの上部に内蔵された
水平シリンダーであり、水平シリンダーc13には、ピ
ストンc14から左右方向に延びるようにピストンロッ
ドc15が収納されている。c16は、水平シリンダー
c13の開口部側に配設されたボスであり、ボスc16
のフランジc16’の側面は、中央型5cの側面c1と
面一になるように構成されている。c17は、ボスc1
6とピストンc14との間に配設された圧縮スプリング
であり、ピストンロッドc15が、常時は、中央型5c
の側面c1から突出しないように、ピストンロッドc1
5を、図6において、右方向に付勢している。c13’
は、圧縮スプリングc17が配設された側と反対側の水
平シリンダーc13の空気室に圧縮空気を供給するため
の空気孔である。
【0019】次に、図3に示されているような非作動位
置にある収納型5pを、図4に示されているような作動
位置に回動させる動作順序を、主として、図6〜図9を
用いて説明する。
【0020】収納型5pの刃先5p’が垂直に向いた状
態で、中央型5cの側面c1に設けられた凹部c2に収
納されている図3及び図6に示されている非作動位置に
ある収納型5pを、図4に示されているような作動位置
に回動させる場合には、先ず最初に、図7に示されてい
るように、空気孔c13’から水平シリンダーc13に
圧縮空気を供給し、ピストンロッドc15を、図7にお
いて、圧縮スプリングc17の弾性力に抗して左方向に
移動させて、ピストンロッドc15の先端で、中央型5
cの側面c1に当接している厚肉分割型5dを中央型5
cから、停止ピンc12を越えるまで離反させる。な
お、厚肉分割型5dは、厚肉分割型5dに配設されたガ
イドローラーd1を、ラム4に配設されたレール9に載
置することにより、レール9に沿って水平方向に移動す
ることができるように構成されている。
【0021】上述したピストンロッドc15の先端で
の、中央型5cの側面c1に当接している厚肉分割型5
dの中央型5cからの離反により、水平シリンダーc3
の端部とピストンc5との間に内蔵された圧縮スプリン
グc6により、ピストンロッドc4に取着された収納型
5pが、中央型5cの側面c1から突出する。なお、圧
縮スプリングc6により、ピストンロッドc4が水平方
向に移動しても、上述したように、ピストンロッドc4
にスプライン結合されているピニオンc7は移動しな
い。
【0022】次いで、図8に示されているように、垂直
シリンダーc9を作動させて、ピストンロッドc10に
取着されたラックc8を下動させて、ラックc8と噛み
合っているピニオンc7を回転させてピストンロッドc
4を回転させる。ピストンロッドc4は、ピストンロッ
ドc4の先端に取着されている収納型5pの刃先5p’
が、中央型5cの刃先5c’に並設した状態になるまで
回転される。
【0023】次いで、水平シリンダーc13への圧縮空
気の供給を停止して、ボスc16とピストンc14との
間に配設された圧縮スプリングc17により、ピストン
ロッドc15を、図8において、右方向に移動させて、
ピストンロッドc15を、中央型5cの側面c1から引
っ込ませる。次いで、後述する移動手段Hにより、厚肉
分割型5dを、図8において、右方向にレール9に沿っ
て移動させる。
【0024】移動手段Hによる厚肉分割型5dの右方向
への移動により、図8に示されているように、停止ピン
c12を越えて中央型5cの側面c1から離反している
ピストンロッドc4の先端に取着されている収納型5p
を、その側面が、図4及び図9に示されているように、
中央型5cの下部側面c1”に接触するまで移動させ
る。収納型5pの側面が、中央型5cの下部側面c1”
に接触した時点で、図4に示されているように、中央型
5cの側面c1に設けられた凹部c2の垂直面から突設
した停止ピンc12は、収納型5pの刃先5p’に対し
て垂直な基部5p”の背部に当接するので、収納型5p
の、図4における時計方向の回動が阻止される。従っ
て、上型5と下型1とにより挟持された板材wを、曲げ
型6、6’により折り曲げる際に、収納型5pが回動す
るようなことがなく、確実に、板材wを挟持することが
できる。
【0025】中央型5cは、中央型5cの上部フランジ
部c5”に穿設された透孔c18にボルト等を挿通する
ことによりラム4に取着されているが、中央型5cの前
面壁c19には、公知のキャリッジ等に配設されたクラ
ンプ部材10、10’が、進入可能な凹部c20が設け
られている。このように、中央型5cの前面壁c19
に、クランプ部材10、10’が進入可能な凹部c20
が設けられているので、クランプ部材10、10が、図
5に示されているように、上型5を構成する中央型5c
と干渉することなく、十分な板材wの送り込みができる
ので、曲げ機械の前後方向に広くない短冊状の板材wの
折り曲げが可能となる。
【0026】次に、図1、移動手段H等の斜視図である
図10、図11、移動手段Hの垂直断面図である図1
2、図13及び移動手段H等の側面図である図14を用
いて、移動手段Hについて説明する。なお、上述したよ
うに、中央部を挟んで左右対象に送りネジ13にボール
ナット14を介して配設されている一対の移動手段H
は、共に、同一構造を有しているので、図1において、
右側に位置する移動手段Hについて説明する。
【0027】移動手段Hは、送りネジ13に螺合するボ
ールナット14を有し、送りネジ13を回転させること
により、ラム4に固設されたガイドレール19に沿っ
て、図1において左右方向に移動するように構成されて
おり、移動手段Hのフレームh1には、軸受けh2、h
2’を介して外筒h3が配設されている。h4は、外筒
h3に挿通された、外筒h3内に位置する外周にネジ溝
が刻設された水平な回転軸であり、回転軸h4は、フレ
ームh1に配設された正逆回転可能なモーターh5によ
り回転駆動される。h6は、外筒h3の正逆回転可能な
モーターh5側に固設されたピニオンであり、回転軸h
4は、ピニオンh6内に配設された軸受けh7及び外筒
h3のピニオンh6と反対側の端部に固設されたフラン
ジ体h7内に配設された軸受けh8により支持されてい
る。
【0028】h9は、外周にネジ溝が刻設された回転軸
h4が挿着された内筒であり、内筒h9の内周には、回
転軸h4の外周に刻設されたネジ溝と螺合するネジが刻
設されている。また、内筒h9には、ボルトh10によ
り、外筒h3に設けられたスリットh3’に嵌合された
選択キーh11が固設されている。従って、正逆回転可
能なモーターh5を、適宜、駆動して回転軸h4を回転
させることにより、回転軸h4に刻設されたネジ溝と螺
合するネジが刻設された選択キーh11付き内筒h9
を、図12において、左右方向に移動させることができ
る。なお、選択キーh11の長さは、全部の薄肉分割型
5tの厚さに相当する長さに形成されている。本実施例
においては、1台の移動手段Hには、9枚の薄肉分割型
5tが配設されているので、選択キーh11の長さは、
9枚分の薄肉分割型5tの厚さに相当する長さに形成さ
れている。
【0029】h12は、移動手段Hのフレームh1に配
設された垂直シリンダーであり、垂直シリンダーh12
のピストンロッドh13には、外筒h3の正逆回転可能
なモーターh5側に固設されたピニオンh6と噛み合う
ラックh14が取着されている。従って、垂直シリンダ
ーh12を駆動して、ピストンロッドh13に取着され
ているラックh14を、上下動させることにより、ピニ
オンh6を回動させて、ピニオンh6が固設されている
外筒h3を、適宜、回転することができるように構成さ
れている。
【0030】h15は、上述した回転軸h4の上方にお
いて、移動手段Hのフレームh1に、軸受けh16、h
17を介して配設された、回転軸h4と平行な回転軸で
あり、回転軸h15にはネジ溝が刻設されており、ま
た、回転軸h15には、回転軸h15のネジ溝と噛み合
うネジ孔が穿設されたブロックh18が嵌合されてい
る。ブロックh18には、フレームh1に配設されたレ
ールh19と嵌合する凹部h18’が設けられている。
そして、ブロックh18の一方の側壁には、薄肉分割型
5tの肩部に設けられたスリット5t’が嵌合可能なス
トッパーh20が取着されており、ストッパーh20
は、全部の薄肉分割型5tの厚さに相当する幅を有して
いる。
【0031】h21は、上述した正逆回転可能なモータ
ーh5により回転される回転軸h4に取着されたプーリ
ーであり、また、h22は、上述した回転軸h15に取
着されたプーリーであり、プーリーh21とプーリーh
22には、ベルトh23が張設されている。従って、正
逆回転可能なモーターh5を、適宜、駆動することによ
り、プーリーh21、ベルトh23、プーリーh22を
介して回転軸h15を回転させて、ストッパーh20が
取着されたブロックh18を、図12において、左右方
向に移動させることができるように構成されている。ま
た、回転軸h4と回転軸h15には、同じ向きのネジ溝
が刻設されているので、回転軸h4の回転により移動す
る選択キーh11が取着された内筒h9と、回転軸h1
5の回転により移動するストッパーh20が取着された
ブロックh18とは、互いに、同じ方向に移動するよう
に構成されている。
【0032】端部型5eは、上述した外筒h3に取着さ
れており、そして、本実施例において9枚からなる薄肉
分割型5tの基部に穿設された透孔t1には、外筒h3
が挿着されており、また、薄肉分割型5tには、内筒h
9に固設された選択キーh11が挿入されるキー溝が設
けられている。なお、5e’は、端部型5eに設けられ
た軸e1を中心に回動自在な開き型である。
【0033】図10及び図12は、正逆回転可能なモー
ターh5により回転軸h4を回転させて、回転軸h4に
刻設されたネジ溝と螺合するネジが刻設された選択キー
h11付き内筒h9を、左端に移動させて、全ての薄肉
分割型5tのキー溝に、内筒h9に固設された選択キー
h11を挿入した後、垂直シリンダーh12を作動させ
て、ピストンロッドh13に取着されているラックh1
4を上昇させて、ピニオンh6を回動させ、ピニオンh
6が固設されている外筒h3を、適宜、回転することに
より、端部型5e及び全ての薄肉分割型5tが上方に回
動している状態が示されている。この状態においては、
正逆回転可能なモーターh5の駆動により、プーリーh
21、ベルトh23、プーリーh22を介して、回転軸
h4の外周に刻設されたネジ溝と同じ向きのネジ溝が刻
設されている回転軸h15により、薄肉分割型5tの肩
部に設けられたスリット5t’に嵌合可能なストッパー
h20が取着されたブロックh18も、左端に移動され
ており、従って、全ての薄肉分割型5tの肩部に設けら
れたスリット5t’からは、ストッパーh20が抜かれ
た状態になっている。以下においては、上方に回動した
状態にある端部型5e及び薄肉分割型5tを、非作動状
態にある端部型5e及び薄肉分割型5tともいう。
【0034】次いで、必要な枚数の薄肉分割型5tを選
択して、図11及び図13に示されているように、非作
動状態にある選択された薄肉分割型5t及び端部型5e
を下方に回動させる順序について説明する。
【0035】端部型5e及び全ての薄肉分割型5tが、
図10及び図12に示されているように、上方に回動し
た非作動状態において、正逆回転可能なモーターh5に
より回転軸h4を回転させて、回転軸h4に刻設された
ネジ溝と螺合するネジが刻設された選択キーh11付き
内筒h9を、図12において、右方向に移動させて、選
択キーh11の左端h11’が、非作動状態に残す薄肉
分割型5tの右側面に位置するようにする。即ち、選択
キーh11の左端h11’は、下方に回動される薄肉分
割型5tの左側面t2に位置することになる。図11及
び図13に示されている実施例においては、6枚の薄肉
分割型5tが非作動状態に残され、3枚の薄肉分割型5
tが下方に回動される例が示されているので、右から3
枚目の薄肉分割型5tの左側面t2に、選択キーh11
の左端h11’が位置することになる。
【0036】一方、選択キーh11付き内筒h9の回転
軸h4による右方向への移動により、上述したように、
ストッパーh20が取着されたブロックh18も、右方
向に移動し、従って、全ての薄肉分割型5tの肩部に設
けられたスリット5t’から抜かれた状態にあるストッ
パーh20を、非作動状態に残す薄肉分割型5tの肩部
に設けられたスリット5t’に嵌合させる。上述したよ
うに、図11及び図13に示されている実施例において
は、6枚の薄肉分割型5tが非作動状態に残され、3枚
の薄肉分割型5tが下方に回動される例が示されている
ので、従って、左から6枚目までの薄肉分割型5tのス
リット5t’にストッパーh20が嵌合される。
【0037】このような状態において、垂直シリンダー
h12を作動させて、ピストンロッドh13に取着され
ているラックh14を下降させて、ピニオンh6を回動
させ、ピニオンh6が固設されている外筒h3を回転さ
せることにより、端部型5e及び選択キーh11により
選択され、且つ、選択キーh11がキー溝に挿入されて
いる薄肉分割型5tを、図11及び図13に示されてい
るように下方に回動させることができる。一方、非作動
状態に残された薄肉分割型5tのスリット5t’には、
ブロックh18に取着されたストッパーh20が嵌合さ
れているので、非作動状態に残された薄肉分割型5t
が、確実に、その位置に保持され、不用意に、下方に回
動するようなことが防止できる。
【0038】次に、上型5を構成する厚肉分割型5d
を、中央型5cから或いは他の厚肉分割型5dから引き
離す際に、厚肉分割型5d等に付着している油等のため
に、厚肉分割型5dの引き離しが困難である従来の型幅
変更装置の問題を解決する離反手段Sについて説明する
が、その前に、図1、図10及び離反手段Sと厚肉分割
型5dの部分拡大正面図である図15、図16を用い
て、厚肉分割型5dについて説明する。
【0039】図10に示されているように、厚肉分割型
5dの上部には、それぞれ、2個のガイドローラーd1
を有する一対の支持部d2が、厚肉分割型5dの前後に
所定の間隔を置いて設けられており、このような厚肉分
割型5dに配設されたガイドローラーd1を、ラム4に
配設されたレール9に載置することにより、厚肉分割型
5dは、レール9に沿って水平方向に移動することがで
きるように構成されている。また、支持部d2の両側面
には切欠部d3が形成されており、厚肉分割型5d同士
の接触により、図10等に示されているように、隣接す
る厚肉分割型5dとの間に、略U字状の凹部d4が形成
される。なお、図6に示されていように、中央型5cの
両側面にも、上記のような切欠部d3に対応する切欠部
c21を設け、中央型5cと接触する厚肉分割型5dと
により、略U字状の凹部c22を形成することが好まし
い。
【0040】次に、主に、図10及び図15を用いて、
離反手段Sについて説明する。
【0041】離反手段Sは、移動手段Hのフレームh1
に配設された垂直シリンダーs1を有しており、垂直シ
リンダーs1のピストンロッドs2の先端部には、移動
ブロックs3が取着されている。そして、移動ブロック
s3には、先端部が楔形に形成された板状の離反ピンs
4が、移動ブロックs3に穿設されたネジ孔s5に螺合
された止めネジs6により取着されている。
【0042】上述した隣接する厚肉分割型5dとの間に
形成された凹部d4に挿入される部分の離反ピンs4の
厚さg1は、隣接する厚肉分割型5dとの間に形成され
た凹部d4に挿入された離反ピンs4により、厚肉分割
型5dが離反可能なように、厚肉分割型5d間に形成さ
れた凹部d4の幅g2より、若干、大きく形成されてい
る。
【0043】s7は、フレームh1に穿設された孔h
1’に挿着された、上下にフレームh1を挟持するよう
なフランジs7’を有する案内筒であり、案内筒s7の
外周面とフレームh1に穿設された孔h1’の内周面と
の間には間隙が形成されている。s8は、離反ピンs4
と、離反ピンs4が挿入された案内筒s7の内周とに間
に嵌着されたブッシュであり、オイルレス材等の低摩擦
材で形成されている。
【0044】垂直シリンダーs1を作動させて、ピスト
ンロッドs2を上下動させることにより、ピストンロッ
ドs2の先端部に取着された移動ブロックs3に取着さ
れている離反ピンs4を上下動することができるように
構成されている。また、離反ピンs4は、ブッシュs8
を介して、フレームh1に穿設された孔h1’に挿着さ
れた案内筒s7により案内されるので、離反ピンs4の
振れを防止することができる。
【0045】また、離反ピンs4の先端が、上述した隣
接する厚肉分割型5dとの間に形成された略U字状の凹
部d4に挿入され、一方の厚肉分割型5dを引き離す際
に、離反ピンs4に横方向の力が加わっても、案内筒s
7の外周面とフレームh1に穿設された孔h1’の内周
面との間に形成された間隙によって、離反ピンs4が案
内され支持されている案内筒s7が水平方向に移動でき
るので、従って、離反ピンs4に加わる横方向の外力が
吸収されて、離反ピンs4が折曲する等の損傷が防止で
きる。
【0046】次に、互いに接触して並設されている厚肉
分割型5dを、離反手段Sにより引き離し、次いで、引
き離された厚肉分割型5dを、移動させる順序について
説明する。
【0047】先ず最初に、図10及び図12に示されて
いるように、端部型5e及び薄肉分割型5tを上方に回
動させて非作動状態とするとともに、正逆回転可能なモ
ーター15を駆動して、該モーター15の出力軸に取着
されたプーリー16、ベルト17及び送りネジ13の端
部に取着されたプーリー18を介して送りネジ13を回
転させることにより、図16(a)に示されているよう
に、隣接する厚肉分割型5dとの間に形成された凹部d
4の上方に、離反ピンs4が位置するまで移動手段Hを
移動させる。
【0048】次いで、正逆回転可能なモーター15の駆
動を止めて移動手段Hを停止させた後に、垂直シリンダ
ーs1を作動させて、ピストンロッドs2を下動させる
ことにより、ピストンロッドs2の先端部に取着された
移動ブロックs3に取着されている離反ピンs4を下動
させて、隣接する厚肉分割型5dとの間に形成された凹
部d4に離反ピンs4を挿入する。
【0049】隣接する厚肉分割型5dとの間に形成され
た凹部d4に離反ピンs4を挿入すると、上述したよう
に、離反ピンs4の厚さg1は、厚肉分割型5d間に形
成された凹部d4の幅g2より、若干、大きく形成され
ているので、凹部d4に挿入された離反ピンs4によ
り、図16(b)に示されているように、厚肉分割型5
d同士が離反することになる。
【0050】次いで、厚肉分割型5dに離反ピンs4が
係合した状態で、正逆回転可能なモーター15を駆動し
てプーリー16、ベルト17及び送りネジ13の端部に
取着されたプーリー18を介して送りネジ13を回転さ
せることにより移動手段Hを移動させて、離反ピンs4
に係合している厚肉分割型5dを所定の位置まで移動さ
せる。
【0051】次に、上型5及び移動手段H等の概略正面
図である図17を用いて、所定の型幅を有する上型5か
ら、所定数の厚肉分割型5dを外して、上型5の型幅を
狭くする順序について説明する。
【0052】先ず最初に、図17(a)に示されている
ような所定の型幅を有する上型5を構成する端部型5e
及び薄肉分割型5tを、上述したように、図17(a)
に示されている作動状態から上方に回動させる。
【0053】次いで、図17(b)に示されているよう
に、所定の離反させる厚肉分割型5dと該厚肉分割型5
dに隣接する中央型5c寄りの厚肉分割型5dとの間に
形成された凹部d4の上方に、離反ピンs4が位置する
まで移動手段Hを中央型5c方向に移動させる。
【0054】次いで、離反させる厚肉分割型5dと該厚
肉分割型5dに隣接する中央型5c寄りの厚肉分割型5
dとの間に形成された凹部d4に、離反ピンs4を挿入
して、離反させる厚肉分割型5dを、該厚肉分割型5d
に隣接する中央型5c寄りの厚肉分割型5dから引き離
すとともに、移動手段Hを、中央型5cから離れる方
向、即ち、図17において右方向に移動させて、図17
(c)に示されているように、引き離された厚肉分割型
5dと該厚肉分割型5dより右側に位置する厚肉分割型
5dを休止位置まで移動させる。
【0055】離反ピンs4を上方に退避させた後、図1
7(d)に示されているように、再度、端部型5e及び
薄肉分割型5tが配設されている移動手段Hを中央型5
c方向に移動させる。
【0056】次いで、必要に応じて、上述したように、
薄肉分割型5tの選択を行った後、選択された薄肉分割
型5tとともに、端部型5eを、図17(e)に示され
ているように、下方の作動状態の位置まで回動させる。
【0057】上述したようにして、所定の型幅を有する
上型5から、所定数の厚肉分割型5dを外して、上型5
の型幅を狭くすることができる。なお、中央型5cから
左側にある上型5についても、中央型5cから左側に配
設された移動手段Hにより、同様の型幅変更作業が行わ
れる。
【0058】次に、上型5及び移動手段H等の概略正面
図である図18を用いて、所定の型幅を有する上型5
に、所定数の厚肉分割型5dを付加して、上型5の型幅
を広くする順序について説明する。
【0059】先ず最初に、図18(a)のような所定の
型幅を有する上型5を構成する端部型5e及び薄肉分割
型5tを上方に回動させる。
【0060】次いで、移動手段Hを、中央型5cから離
れる方向、即ち、図18において、右方向に移動させ
て、図18(b)に示されているように、休止位置にあ
る必要とするまでの厚肉分割型5dと該厚肉分割型5d
の右側に位置する厚肉分割型5dとの間に形成された凹
部d4の上方に、離反ピンs4が位置するように移動手
段Hを停止させる。
【0061】次いで、離反ピンs4を下降させて、離反
ピンs4を、必要とするまでの厚肉分割型5dと該厚肉
分割型5dの右側に位置する厚肉分割型5dとの間に形
成された凹部d4に挿入して、互いに厚肉分割型5dを
分離するとともに、移動手段Hを、中央型5c方向に移
動させて、図18(c)に示されているように、上型5
の型幅を構成していた厚肉分割型5dに当接させる。
【0062】次いで、離反ピンs4を上昇させた後に、
必要に応じて、薄肉分割型5tの選択を行った後、選択
された薄肉分割型5tとともに、端部型5eを、図18
(d)に示されているように、下方の作動状態の位置ま
で回動させる。
【0063】その後、移動手段Hを中央型5c方向に移
動させて、図18(e)に示されているように、上型5
を構成する中央型5c、厚肉分割型5d、薄肉分割型5
tの間に隙間がないようにする。
【0064】上述したようにして、所定の型幅を有する
上型5に、所定数の厚肉分割型5dを追加して、上型5
の型幅を広くすることができる。なお、中央型5cから
左側にある上型5についても、中央型5cから左側に配
設された移動手段Hにより、同様の型幅変更作業が行わ
れる。
【0065】以下に、一例として、以下のような型幅と
枚数を有する中央型5c、収納型5p、厚肉分割型5
d、薄肉分割型5t及び端部型5eを用いて、上型5の
型幅の、より細かい調整について説明する。
【0066】中央型5cの枚数は1枚で、その型幅は1
95mmであり、中央型5cの両側に収納された収納型
5pの型幅は、それぞれ、7.5mmであり、厚肉分割
型5dの枚数は、片側15枚であり、従って、合計で3
0枚であり、その型幅は50mmであり、薄肉分割型5
tの枚数は、片側9枚であり、従って、合計で18枚で
あり、その型幅は5mmであり、端部型5eは、片側1
枚ずつであり、従って、合計で2枚であり、その型幅は
120mmである。
【0067】従って、中央型5c、収納型5p、厚肉分
割型5d、薄肉分割型5t及び端部型5eの全部により
構成される上型5の最大型幅は、2040mmであり、
その内訳は以下の通りである。 中央型5c:195mm×1枚=195mm 収納型5p:7.5mm×2枚=15mm 厚肉分割型5d:50mm×30枚=1500mm 薄肉分割型5t:5mm×18枚 =90mm 端部型5e:120mm×2枚=240mm
【0068】また、上型5が、1枚の中央型5c及び2
枚の端部型5eのみにより構成される場合が、上型5の
最小型幅であるので、上型5の最小型幅は、435mm
となり、その内訳は以下の通りである。 中央型5c:195mm×1枚=195mm 端部型5e:120mm×2枚=240mm
【0069】2番目に狭い上型5の型幅は、上型5が、
1枚の中央型5c、2枚の薄肉分割型5t及び2枚の端
部型5eで構成される場合であり、その型幅は、445
mmとなり、内訳は以下の通りである。 中央型5c:195mm×1枚=195mm 薄肉分割型5t:5mm×2枚 =10mm 端部型5e:120mm×2枚=240mm
【0070】3番目に狭い上型5の型幅は、上型5が、
1枚の中央型5c、2枚の収納型5p及び2枚の端部型
5eで構成される場合であり、その型幅は、450mm
となり、内訳は以下の通りである。上述した2番目に狭
い上型5の型幅に比べて、5mmだけ広くなっている。 中央型5c:195mm×1枚=195mm 収納型5p:7.5mm×2枚=15mm 端部型5e:120mm×2枚=240mm
【0071】4番目に狭い上型5の型幅は、上型5が、
1枚の中央型5c、4枚の薄肉分割型5t及び2枚の端
部型5eで構成される場合であり、その型幅は、455
mmとなり、内訳は以下の通りである。上述した3番目
に狭い上型5の型幅に比べて、5mmだけ広くなってい
る。 中央型5c:195mm×1枚=195mm 薄肉分割型5t:5mm×4枚 =20mm 端部型5e:120mm×2枚=240mm
【0072】5番目に狭い上型5の型幅は、上型5が、
1枚の中央型5c、2枚の収納型5p、2枚の薄肉分割
型5t及び2枚の端部型5eで構成される場合であり、
その型幅は、460mmとなり、内訳は以下の通りであ
る。上述した4番目に狭い上型5の型幅に比べて、5m
mだけ広くなっている。 中央型5c:195mm×1枚=195mm 収納型5p:7.5mm×2枚=15mm 薄肉分割型5t:5mm×2枚 =10mm 端部型5e:120mm×2枚=240mm
【0073】上型5の型幅を100mm単位で広くする
場合には、2枚ずつ厚肉分割型5d(中央型5cを挟ん
で、両側で1枚ずつ厚肉分割型5dを増やすことにな
る。)を追加すればよい。また、上型5の型幅を10m
m単位で広くする場合には、2枚ずつ薄肉分割型5t
(中央型5cを挟んで、両側で1枚ずつ薄肉分割型5t
を増やすことになる。)を追加すればよい。
【0074】上述したように、18枚からなる型幅が5
mmの薄肉分割型5t及び中央型5cの両側部に収納さ
れた2枚からなる型幅が7.5mmの収納型5pを配設
したことにより、適宜、中央型5c、厚肉分割型5d、
端部型5eに加え、これら薄肉分割型5t、収納型5p
を使用することにより、5mm単位で上型5の型幅を変
更することができる。
【0075】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載する効果を奏する。
【0076】端部型と、薄肉分割型が回動自在に配設さ
れた移動手段に、薄肉分割型を下方に回動させる選択キ
ーと、薄肉分割型を上方で支持するストッパーを配設し
たので、必要とする薄肉分割型が、確実に、下方に回動
されるとともに、非作動状態に残された薄肉分割型が、
確実に、その位置に保持され、不用意に、下方に回動す
るようなことが防止できる。
【0077】薄肉分割型に形成されたスリットに沿っ
て、ストッパーを移動自在としたので、下方に回動され
る薄肉分割型と非作動状態に残された薄肉分割型とのよ
り確実な選択が可能となる。
【0078】薄肉分割型を下方に回動させる選択キー
と、薄肉分割型を上方で支持するストッパーとが、一体
的に動作するようにしたので、正確な薄肉分割型の選択
が可能になるとともに、自動型幅変更装置の簡素化が実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の曲げ機械の上型等の概略正面図
である。
【図2】図2は本発明の曲げ機械の概略側面図である。
【図3】図3は中央型及び中央型に内蔵された収納型の
斜視図である。
【図4】図4は図3と同様の中央型及び中央型に内蔵さ
れた収納型の斜視図である。
【図5】図5は中央型等の平面図である。
【図6】図6は中央型及び中央型に内蔵された収納型等
の正面図である。
【図7】図7は図6と同様の中央型及び中央型に内蔵さ
れた収納型等の正面図である。
【図8】図8は図6と同様の中央型及び中央型に内蔵さ
れた収納型等の正面図である。
【図9】図9は図6と同様の中央型及び中央型に内蔵さ
れた収納型等の正面図である。
【図10】図10は移動手段等の斜視図である。
【図11】図11は図10と同様の移動手段等の斜視図
である。
【図12】図12は移動手段等の垂直断面図である。
【図13】図13は図12と同様の移動手段等の垂直断
面図である。
【図14】図14は移動手段等の側面図である。
【図15】図15は離反手段と厚肉分割型の部分拡大正
面図である。
【図16】図16は図15と同様の離反手段と厚肉分割
型の部分拡大正面図である。
【図17】図17は上型及び移動手段等の概略正面図で
ある。
【図18】図18は図17と同様の上型及び移動手段等
の概略正面図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・下型 4・・・・・・・ラム 5・・・・・・・上型 5c・・・・・・中央型 5d・・・・・・厚肉分割型 5e・・・・・・端部型 5p・・・・・・収納型 5t・・・・・・薄肉分割型 6、6’・・・・曲げ型 8・・・・・・・ロッカーアーム H・・・・・・・移動手段 S・・・・・・・離反手段 w・・・・・・・板材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方の非作動状態と下方の作動状態とに回
    動自在な端部型及び薄肉分割型が配設された、ガイドレ
    ールに沿って左右方向に移動可能な移動手段に、前記端
    部型とともに下方の作動状態に回動させる薄肉分割型の
    枚数を選択する、左右方向に移動可能で、且つ、回動可
    能な選択キーと、該選択キーにより選択されなかった薄
    肉分割型のスリットに嵌合し、前記選択キーにより選択
    されなかった薄肉分割型を上方の非作動状態に支持す
    る、左右方向に移動可能で全部の薄肉分割型の厚さに相
    当する幅を有する1つのストッパーとが配設されている
    ことを特徴とする曲げ機械における自動型幅変更装置。
  2. 【請求項2】薄肉分割型を下方に回動させる選択キー
    と、薄肉分割型を上方で支持するストッパーとは、一体
    的に動作して、前記選択キーによって下方に回動する薄
    肉分割型は、前記ストッパーから必ず外れるようになさ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の曲げ機械に
    おける自動型幅変更装置。
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