JP5064186B2 - 射出成形機 - Google Patents
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Description
トグルリンク式の型締め機構においては、サーボモータによって回転駆動されるボールネジにより、クロスヘッドが型開閉方向に進退するようになっている。クロスヘッドは、金型が取り付けられる可動型盤(プラタン)と固定物との間に設けられたリンクに連結されており、クロスヘッドの変位がリンクによって増幅されて可動型盤に伝達される。固定物と固定型盤とはタイバーによって連結されており、可動型盤の変位と固定型盤からの反力とによって型締め力を発揮する。このように、クロスヘッドの変位をリンクによって増幅することで、小さな駆動力・変位で可動型盤を効率よく駆動できるようになっている。
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、トグルリンク式の型締め機構における上下方向の力のアンバランスを解消し、各部への悪影響を低減して装置の耐久性の向上、製品品質や成形性の低下を防ぐことのできる射出成形機を提供することを目的とする。
この保持部材は、クロスヘッドがガイドロッドの他端側に位置したときに、クロスヘッドの上下方向の中心が、可動型盤の中心と同じ高さとなるよう、ガイドロッドの他端の高さを設定するものである。これにより、可動型盤を固定型盤側に変位させて型締め力を発揮したときには、クロスヘッドの上下方向の中心が、可動型盤の中心と同じ高さとなるので、各部の重量、各部材の寸法公差、摺動部に存在するクリアランスによって生じるガタ等に起因して、可動型盤からクロスヘッドに上下方向にアンバランスな力が作用するのを防ぐことができる。
図1は、本実施の形態における射出成形機の概略構成を説明するための図である。
図1に示すように、射出成形機を構成する可動型盤10は、金型取付面10a側を固定型盤11に対向させて配置されている。可動型盤10は、図示しない摺動部材に沿って固定型盤11に接近離間する方向に移動可能に設けられている。可動型盤10の背面10b側には、可動型盤10を固定型盤11に接近離間する方向に駆動するための駆動機構(駆動部)20が設けられている。
トグルサポート21と図示しない固定型盤との間には、タイバー25が設けられ、可動型盤10はこのタイバー25によって移動方向がガイドされる。
図3に示すように、クロスヘッド23の上下それぞれのリンク支持部23aには、リンク部材(リンク機構)28の一端がピン接続されている。トグルサポート21と可動型盤10の間には、リンク部材(リンク機構)29A、29Bが設けられている。リンク部材29Aの一端はトグルサポート21にピン接続され、他端はリンク部材29Bの一端にピン接続されている。さらに、リンク部材29Bの他端は可動型盤10に連結されている。そして、リンク部材29A、29Bの連結部分には、前記のリンク部材28の他端がピン接続されている。
クロスヘッド23は、型締め時には、前記したように各部の重量、各部材の寸法公差、摺動部に存在するクリアランスによって生じるガタ等に起因して、上下方向にアンバランスな力が作用する。これに抗するため、クロスヘッド23がガイドロッド22に沿って可動型盤10側の前進端に位置して型締め力が作用したときに、クロスヘッド23の中心が可動型盤10の中心と同じ高さとなるよう、クロスヘッド23を所定寸法だけ上方に位置させる構成となっている。このため、ガイドロッド22を、トグルサポート21に固定された一端22a側より、ロッドサポート26に固定された他端22b側が高くなるように設ける。
これにより、射出成形機の駆動機構20を設置した後に、ガイドロッド22の他端22bが、一端22a側より高くなるように調整部材32の位置を調整することができる。このとき、調整ボルトのねじ込み量を変えるのみでガイドロッド22の他端22bの上下方向位置を容易に調整できる。
このように段部50を設ける構成を採用することで、部品点数を増やすことなくガイドロッド22の他端22bの上下方向の位置調整を行うことができる。
これにより、ガイドロッド22を傾斜させて他端22b側を一端22a側より高くすることができる。このようなシム55は、図4〜図6等に示したような構成と組み合わせて用いるのが好ましい。
また、シム55を形成する材料を銅等の柔らかい材料とすることで、ガイドロッド22の他端22b側の位置が上方に変更された場合にシム55がガイドロッド22の一端22aとプレート54とに挟み込まれて変形し、ガイドロッド22に作用する曲げ応力を抑制することができる。
ボルト75を回転させることで、リング71とともにガイドロッド22の他端22bが上下方向に変位し、ガイドロッド22の他端22bを一端22a側よりも高くすることができる。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
Claims (4)
- 一対の金型の一方が装着される固定型盤と、
一対の前記金型の他方が装着され、前記固定型盤に対して接近・離間する可動型盤と、
前記可動型盤を前記固定型盤に対して接近・離間させる駆動部と、を備えた射出成形機であって、
前記駆動部は、
固定状態で設けられたトグルサポートと、
前記トグルサポートと前記可動型盤との間に設けられたロッドサポートと、
前記トグルサポートと前記ロッドサポートとに両端が支持されたガイドロッドと、
前記ガイドロッドに沿って移動可能に設けられたクロスヘッドと、
前記クロスヘッドを前記ガイドロッドに沿って移動させる駆動源と、
前記トグルサポート、前記可動型盤、および前記クロスヘッドに連結され、前記クロスヘッドを前記ガイドロッドに沿って移動させることで、前記トグルサポートと前記可動型盤とを接近・離間させるリンク機構と、
前記ガイドロッドを、前記トグルサポートに支持された一端側よりも前記ロッドサポートに支持された他端側を高くして保持する保持部材と、
を備えることを特徴とする射出成形機。 - 前記保持部材は、前記クロスヘッドが前記ガイドロッドの他端側に位置して前記固定型盤と前記可動型盤とにより型締め力を発揮したときに、前記クロスヘッドの上下方向の中心が、前記可動型盤の中心と同じ高さとなるよう、前記ガイドロッドの他端を支持することを特徴とする請求項1に記載の射出成形機。
- 前記ロッドサポートに前記ガイドロッドの他端を保持するためのロッド孔が形成され、
前記ガイドロッドの他端は、前記保持部材により前記ロッド孔に対して偏心させて取り付けられることで前記トグルサポートに支持された一端側よりも高く設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の射出成形機。 - 前記保持部材は、前記ガイドロッドの他端の高さを調整可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の射出成形機。
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