JP3928138B1 - 竪型射出成形機の型締装置 - Google Patents

竪型射出成形機の型締装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構造で型開閉動作時の振動を効果的に抑制可能な竪型射出成形機の型締装置を提供する。
【解決手段】固定盤4と、上端側が固定盤4に回転可能に支持されたネジ軸10と、固定盤4の上方に設けられた可動盤と、固定盤4の下方に設けられたエンドプレート7と、上端が可動盤に、下端がエンドプレート7に固定されたタイバー5と、ネジ軸10に繋がりこのネジ軸10の回転によって上下動するクロスヘッド18を介してエンドプレート7を、ひいてはタイバー5を介して可動盤を固定盤4に対して上下動させるトグル機構と、上端が固定盤4に固定されて上下方向に延び、クロスヘッド18の上下動を案内する案内棒20とを備えた竪型射出成形機の型締装置1において、マシンボディ3に、上下方向に移動可能に且つ横方向の移動を規制した状態で案内棒20の下端20aを支持する固定部材30が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、竪型射出成形機の型締装置に関する。
従来、省スペースで且つ自動化を容易に行なえるなどの利点から一対の金型の開閉や型締を上下方向に行う竪型射出成形機が多用されている。一般に、この種の竪型射出成形機は、固定盤に対し可動盤を上下動させて金型の開閉、型締を行なう型締装置と、可動盤の上方に、フィード機構により可動盤に対して上下動可能に設けられ、例えば溶融樹脂などの成形材料を型締した一対の金型のキャビティー内に射出する射出装置とを備えて構成されている。
また、型締装置は、固定側金型を保持する固定盤がマシンボディの上端側に固定して設けられ、可動側金型を保持する可動盤が固定盤の上方に設けられており、上端側が固定盤に軸線回りに回転可能に支持されたネジ軸と、固定盤の下方に設けられたエンドプレートと、固定盤にガイド部を介して上下動可能に貫通して設けられ、上端が可動盤に、下端がエンドプレートに固定されたタイバーと、ネジ軸に繋がりこのネジ軸の回転によって上下動するクロスヘッドを介してエンドプレート、ひいてはタイバーを介して可動盤を、固定盤に対して上下動させるためのトグル機構とを備えて構成されている(例えば、特許文献1参照)。
さらに、上端を固定盤に固定して上下方向に延びる複数の案内棒が設けられ、これら案内棒で案内されながらクロスヘッドが上下動するように構成されている。また、これら案内棒は、エンドプレートを貫通し、エンドプレートの下方に配された下端が、ネジ軸の下端を軸受するセットプレートに固定されている。これにより、複数の案内棒は、セットプレートを介して下端側が一体に繋がって支持されている。そして、トグル機構が作動した際に、複数の案内棒でクロスヘッドを上下に案内し、且つタイバーを固定盤に取り付けたガイド部で案内することによって、タイバーを介して一体に繋がるエンドプレートと可動盤を固定盤に対して円滑に上下動させることができる。
特許第3586824号公報
しかしながら、上記の竪型射出成形機においては、大重量の射出装置が可動盤の上方(型締装置の上方)に設けられて重心位置が高いために、特に高速で可動盤を固定盤に対して上下動させた際に、すなわち型開閉動作時に、振動やこの振動に伴う騒音が発生する場合があった。
また、このような振動によって、型開閉の動作不良が生じ正確に一対の金型が型締できなくなって、金型のキャビティー内にインサート品を装填するインサートロボットの動作不良に伴う成形サイクルの停止や、インサート不良の発生、成形品の寸法精度の低下、一対の金型を係合させる金型ガイドピンの早期摩耗、ひいては金型の破損を招くという問題があった。さらに、タイバーを案内するガイド部や、案内棒で案内されるクロスヘッド、エンドプレートに設けられたガイド部のガイドブッシュが、振動に起因して早期に劣化してしまうという問題もあった。
一方で、このような振動を抑制するために、例えば固定盤のマシンボディへの取り付け強度を高めたり、固定盤に設けられたダイバーを案内するガイド部の上下方向の長さを大きくすることが考えられるが、このような対策では、固定盤の構造が複雑化し且つ固定盤の重量が増大するため、竪型射出成形機の高コスト化などの不都合が生じる。
本発明は、上記事情を鑑み、簡易な構造で型開閉動作時の振動を効果的に抑制可能な竪型射出成形機の型締装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明の竪型射出成形機の型締装置は、マシンボディに固定された固定盤と、上端側が前記固定盤に軸線回りに回転可能に支持されたネジ軸と、前記固定盤の上方に設けられた可動盤と、前記固定盤の下方に設けられたエンドプレートと、前記固定盤に上下動可能に貫通して設けられ、上端が前記可動盤に、下端が前記エンドプレートに固定されたタイバーと、前記ネジ軸に繋がり該ネジ軸の回転によって上下動するクロスヘッドを介して前記エンドプレートを前記固定盤に対して上下動させ、前記タイバーを介して前記可動盤を上下動させるためのトグル機構と、上端が前記固定盤に固定されて上下方向に延び、前記クロスヘッドの上下動を案内するための案内棒とを備えた竪型射出成形機の型締装置において、前記マシンボディに、上下方向に移動可能に且つ横方向の移動を規制した状態で前記案内棒の下端を支持する固定部材が設けられていることを特徴とする。
この発明においては、案内棒の下端が固定部材で支持されることにより、型開閉動作時に竪型射出成形機に生じる振動エネルギーを、案内棒を介して固定部材で受けることができる。これにより、振動及びこの振動に伴う騒音の発生を抑制することができる。また、このとき、上下動可能に、横方向の移動のみを規制した状態で案内棒を支持することによって、下端を固定部材で支持した場合においても、案内棒に大きな軸力が作用し変形が生じることを防止でき、好適に振動を抑制することが可能になる。
また、本発明の竪型射出成形機の型締装置において、前記固定部材は、前記案内棒の下端の横方向の位置を調整可能に固定する調整部材を備えることが望ましい。
この発明においては、一般にマシンボディが溶接構造であるため、その寸法精度に誤差が生じる場合が多々あり、このようなマシンボディに固定部材を固定して設けた場合においても、すなわち案内棒に対する固定部材の設置精度に誤差が生じた場合においても、調整部材によって、案内棒の下端の横方向の位置を調整してこの誤差を吸収しつつ確実に案内棒の下端を固定して支持することが可能になる。
さらに、本発明の竪型射出成形機の型締装置においては、前記固定部材が前記マシンボディの底部を形成する基台部に設けられていることがさらに望ましい。
この発明においては、マシンボディの基台部に固定部材を設けることによって、案内棒を介して伝達する振動エネルギーを案内棒の軸線方向直下で受けるようにこの案内棒の下端を支持することが可能になり、竪型射出成形機に生じる振動を効果的に抑制することができる。
本発明の竪型射出成形機の型締装置によれば、簡易な構造の固定部材で案内棒の下端を支持することによって、竪型射出成形機の高コスト化を招くことなく型開閉動作時の振動を効果的に抑制できる。これにより、静粛な運転を実現することができる。そして、正確な型開閉動作を行なうことが可能になるため、インサートロボットの動作不良に伴う成形サイクルの停止や、インサート不良の発生、成形品の寸法精度の低下、一対の金型を係合させる金型ガイドピンの早期摩耗、ひいては金型の破損などの不都合を解消することができ、さらに、タイバーやクロスヘッドを案内するガイド部のガイドブッシュが早期に劣化することをも防止することができる。
以下、図1から図4を参照し、本発明の一実施形態に係る竪型射出成形機の型締装置について説明する。本実施形態は、型開閉動作時の振動を効果的に抑制可能な竪型射出成形機の型締装置に関するものである。
本実施形態の竪型射出成形機Aは、図1に示すように、一対の金型(固定側金型K1と可動側金型K2)の開閉、型締を行なうための型締装置1と、型締した一対の金型K1、K2のキャビティー内に例えば溶融した樹脂などの成形材料を射出する射出装置2とを備えて構成されている。
型締装置1は、図1及び図2に示すように、マシンボディ3の上端に固定して設けられた固定盤4と、固定盤4とマシンボディ3を上下動可能に貫通して上下方向に延設された3本のタイバー5(図1では2本、図2では1本が図示)と、タイバー5の上端に固定され固定盤4の上方に配された可動盤6(図1に図示)と、タイバー5の下端に固定されて固定盤4の下方に配されたエンドプレート7と、固定盤4とエンドプレート7の間に設けられた上下に伸縮自在のトグル機構8(図1に図示)と、トグル機構8を伸縮させ、エンドプレート7及びタイバー5とともに可動盤6を固定盤4に対して上下動させる駆動装置9(図1に図示)とを備えて構成されている。
固定盤4は、略平盤状の固定側基盤であり、その上面が竪型射出成形機Aの上下方向(垂直方向)に延びる軸線O1に直交する水平面とされている。また、固定盤4には、図2に示すように、型締装置2の軸線(竪型射出成形機Aの軸線O1)と軸線を同軸上に配した状態で下方に延びるネジ軸(ボールネジ)10の上端10a側を軸線回りに回転可能に支持する軸受11が設けられている。また、固定盤4には、上面側に固定側金型K1を保持する図示せぬ複数のボルト締結孔やガイド部などからなる金型保持部が形成されている。
可動盤6は、図1に示すように、略平盤状に形成されており、固定盤4と平行するように設けられている。また、可動盤6には、固定盤4の上面と対向する下面側に可動側金型K2を保持する図示せぬ金型保持部が設けられている。さらに、可動盤6には、上面から下面に貫通し、一対の金型K1、K2を型締した状態で、射出装置2の加熱筒2aの先端側(射出ノズル)が挿通する図示せぬ射出ノズル挿通孔が形成されている。
3本のタイバー5は、竪型射出成形機Aの軸線O1に直交する平面視で互いの中心線を結ぶ直線からなる形状が正三角形または二等辺三角形を呈するように配置されている。また、図2に示すように、タイバー5は、マシンボディ3及び固定盤4を貫通して上下動可能に設けられており、固定盤4のタイバー5が貫通する部分には、上下動するタイバー5の上下移動を案内するための略円筒状のガイド部12が設けられている。また、このガイド部12のタイバー5が挿通する内孔面には、ガイドブッシュ12aが取り付けられている。そして、各タイバー5の下端は、図1及び図2に示すように、固定盤4よりも下方に固定盤4及び可動盤6と平行に設けられたエンドプレート7に固定されている。
トグル機構8は、一体に繋がる可動盤6とタイバー5とエンドプレート7とを上下動させて、固定盤4及び可動盤6に保持した一対の金型K1、K2を型締したり、型開きするための機構である。このトグル機構8は、図1に示すように、トグルリンク15とトグルピン16とトグルピース17とクロスヘッド18がそれぞれ回動自在に連結して形成されている。そして、ネジ軸(ボールネジ)10がその軸線回りに正逆回転すると、図2に示すように、ネジ軸10に螺合したボールナット19に繋がるクロスヘッド18が上下動する。また、トグルリンク15とトグルピース16とがそれぞれの連結部分で回動し上下方向に伸縮するように移動することによって、エンドプレート7が上下に移動する。これにより、エンドプレート7に一体に固定したタイバー5が上下に移動し、可動盤6が上下動する。
ネジ軸10を回転させるための駆動装置9は、図1に示すように、エンドプレート7を貫通するネジ軸10の下端に取り付けられた従動プーリ9aと、マシンボディ3の底部側(竪型射出成形機Aの下端側)に設けられた例えばサーボモータなどの電動機9bと、この電動機9bの回転軸に取り付けられた駆動プーリ9cと、従動プーリ9aと駆動プーリ9cに巻き回された無端状の伝動ベルト9dとを備えて構成されている。そして、電動機9bの駆動によって伝動ベルト9dが回動し、これに従って従動プーリ9aが回転するとともにネジ軸10がその軸線回りに回転する。これにより、ネジ軸10の回転に伴ってクロスヘッド18が上下動し、トグル機構8が上下方向に伸縮することで、タイバー5を介して一体に結合したエンドプレート7及び可動盤6が上下動する。
一方、上記のように上下動するクロスヘッド18及びエンドプレート7は、図2に示すように、上端が固定盤4に固定され、上下方向に(竪型射出成形機Aの軸線O1に軸線O2を平行させるように)延設した2本の案内棒20によってその上下動が案内される。すなわち、ネジ軸10を中心に対称配置された案内棒20が、クロスヘッド18及びエンドプレート7を貫通し、その下端がマシンボディ3の底部付近に配されるように延設されている。また、クロスヘッド18及びエンドプレート7の案内棒20が貫通する部分には、ガイド部21、22がそれぞれ設けられ、これらガイド部21、22は、その内面側にガイドブッシュ21a、22aを備えて形成されている。そして、このようなガイドブッシュ21aを備えたガイド部21及び案内棒20によって、ネジ軸10の回転に伴って上下動するクロスヘッド18及びエンドプレート7が上下方向に好適に案内される。ここで、各案内棒20は、それぞれ、下端側がエンドプレート7の下方に設けられてネジ軸10の下端を軸受するセットプレート23に固定されて、このセットプレート23を介して案内棒10の下端側同士が一体に連結されている。
また、本実施形態の型締装置1には、図2から図4に示すように、マシンボディ3の底部を形成する平盤状の基台部3aに、各案内棒20の下端20aを支持する固定部材30が設けられている。この固定部材30は、円筒状に形成され、基台部3aの上面に下端を繋げ、この上面から上方に突出するように設けられるとともに、各案内棒20の軸線O2方向直下に設けられている。また、固定部材30は、内孔径が案内棒20の直径よりも大きな寸法で形成されている。さらに、外周面(外面)から内周面(内面)に貫通する複数(本実施形態では3つ)のネジ孔30aが周方向に等間隔で形成されている。そして、この固定部材30の内孔に、案内棒20の下端20aが挿入され、ネジ孔30aに外周面側から調整ボルト(調整部材)30bを螺合させてその先端を案内棒20に当接させることによって、案内棒20の水平方向(横方向)の移動が規制される。これにより、上端が固定盤4の軸受11に支持された案内棒20は、その下端20aが上下動可能に且つ横移動を規制した状態で支持されている。
ついで、上記の構成からなる竪型射出成形機Aの型締装置1の作用及び効果について説明する。
ここで、上記のように、型締装置1の上方(可動盤6の上方)に射出装置2が設けられている竪型射出成形機では、大重量の射出装置2が上方に配置されることで、重心位置が高くなり、また、マシンボディ3に固定した固定盤4に対して上下に移動する可動盤6とエンドプレート7が大重量であるため、非常にアンバランスな状態となっており、一対の金型K1、K2の型開閉動作時に、特に型開閉動作を高速で行なうほどに大きく竪型射出成形機が振動するという問題があった。
これに対し、本実施形態の竪型射出成形機Aにおいては、案内棒20の下端20aが固定部材30によって、水平方向の移動を規制した状態で支持されている。このため、型開閉動作時に案内棒20に伝わった振動エネルギーが固定部材30で受け止められ、振動の発生を抑制することができる。また、本実施形態では、このような固定部材30が、案内棒20の軸線O2方向直下のマシンボディ3の基台部3aに設けられていることによって、案内棒20を介して伝達する振動エネルギーが確実に固定部材30で受け止められ、竪型射出成形機Aに生じる振動を効果的に抑制することができる。さらに、このとき、案内棒20が、上下動可能に固定部材30に支持されているため、固定部材30で下端20aを支持した場合においても、振動エネルギーによって案内棒20に大きな軸力が作用することがなく、案内棒20に変形などの不都合が生じることを防止しつつ振動を抑制することができる。これにより、振動に伴う騒音を抑制した状態で竪型射出成形機Aの運転が可能になる。
また、一般に、各部材を溶接して形成される溶接構造のマシンボディ3に、すなわち加工精度が期待できないマシンボディ3に、固定部材30を設けた場合には、その設置位置が案内棒20に対してずれる可能性がある。すなわち固定部材30の設置精度を確保することができないおそれがある。しかしながら、本実施形態のように、固定部材30の内孔径が案内棒20の径よりも大きく形成されていることによって、確実に案内棒20を固定部材30の内孔に挿入することができ、案内棒20と固定部材30の間に形成される隙間によって案内棒20に対する固定部材30の設置誤差を吸収することができる。
そして、このように設置誤差を吸収する隙間が形成されるように固定部材30を形成しても、固定部材30の周方向に等間隔で形成した複数のネジ孔30aにそれぞれ調整ネジ30bを螺合し、この調整ボルト30bの螺入量を適宜調整することで確実に案内棒20の下端20aの水平方向の位置決めを行うことができ、案内棒20の水平方向の移動を確実に規制した状態で支持することができる。
したがって、本実施形態の竪型射出成形機Aの型締装置1によれば、簡単な構造の固定部材30を設けることによって、効果的に型開閉動作に伴う竪型射出成形機Aの振動を抑制することができるため、竪型射出成形機Aの高コスト化を招くことなく、静粛な運転を実現することが可能になる。また、正確な型開閉動作を行なうことができるため、インサートロボットの動作不良に伴う成形サイクルの停止や、インサート不良の発生、成形品の寸法精度の低下、一対の金型K1、K2を係合させる金型ガイドピンの早期摩耗、ひいては金型K1、K2の破損などの不都合を解消することができ、さらに、固定盤4のタイバー5を案内するガイド部12や、クロスヘッド18、エンドプレート7のガイド部21、22のガイドブッシュ12a、21a、22aが振動に起因して早期に劣化するようなことをも防止することができる。
なお、本発明は、上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、本実施形態では、固定部材30が案内棒20の径よりも大きな内孔を備えて円筒状に形成され、ネジ孔30aに螺合した調整ネジ(調整部材)30bによって内孔に挿入した案内棒20の下端20aの横方向の位置を調整しつつ固定支持するものとしたが、固定部材30の設置精度を確保できる場合には、案内棒20が嵌合する大きさの内孔を備えて固定部材30が形成されてもよい。また、固定部材30の内孔に案内棒20を挿入した段階で、この固定部材30をマシンボディ3に固定するようにした場合には、本実施形態のように、固定部材30に、挿入した案内棒20の下端の横方向の位置を調整する構成を備える必要がなく、この場合においても固定部材30の内孔が案内棒20を嵌合させる大きさで形成されてもよい。そして、上記のような構成を採用した場合においても、本実施形態と同様、竪型射出成形機Aの振動を抑制することが可能である。
また、固定部材30が円筒状に形成されている必要はなく、案内棒20の下端20aを上下動可能に取り囲んで横方向の移動を規制した状態で支持できれば、例えば、多角形状としたり、不連続の複数の部材で構成してもよい。
本発明の一実施形態に係る竪型射出成形機を示す図である。 本発明の一実施形態に係る竪型射出成形機の型締装置を示す図である。 図2の竪型射出成形機の型締装置の底部側(固定部材)を拡大して示した図である。 図3のX−X線矢視図である。
符号の説明
1 型締装置
2 射出装置
2a 加熱筒
3 マシンボディ
3a 基台部
4 固定盤
5 タイバー
6 可動盤
7 エンドプレート
8 トグル機構
9 駆動装置
10 ネジ軸
11 軸受部
12 ガイド部
12a ガイドブッシュ
20 案内棒
20a 下端
21 ガイド部
21a ガイドブッシュ
22 ガイド部
22a ガイドブッシュ
23 セットプレート
30 固定部材
30a ネジ孔
30b 調整ネジ(調整部材)
A 竪型射出成形機
O1 軸線
O2 軸線

Claims (3)

  1. マシンボディに固定された固定盤と、上端側が前記固定盤に軸線回りに回転可能に支持されたネジ軸と、前記固定盤の上方に設けられた可動盤と、前記固定盤の下方に設けられたエンドプレートと、前記固定盤に上下動可能に貫通して設けられ、上端が前記可動盤に、下端が前記エンドプレートに固定されたタイバーと、前記ネジ軸に繋がり該ネジ軸の回転によって上下動するクロスヘッドを介して前記エンドプレートを前記固定盤に対して上下動させ、前記タイバーを介して前記可動盤を上下動させるためのトグル機構と、上端が前記固定盤に固定されて上下方向に延び、前記クロスヘッドの上下動を案内するための案内棒とを備えた竪型射出成形機の型締装置において、
    前記マシンボディに、上下方向に移動可能に且つ横方向の移動を規制した状態で前記案内棒の下端を支持する固定部材が設けられていることを特徴とする竪型射出成形機の型締装置。
  2. 請求項1記載の竪型射出成形機の型締装置において、
    前記固定部材は、前記案内棒の下端の横方向の位置を調整可能に固定する調整部材を備えることを特徴とする竪型射出成形機の型締装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の竪型射出成形機の型締装置において、
    前記固定部材が前記マシンボディの底部を形成する基台部に設けられていることを特徴とする竪型射出成形機の型締装置。
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