JP2932882B2 - プレキャストコンクリート版及びその製造方法 - Google Patents

プレキャストコンクリート版及びその製造方法

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光生 小柳
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淳 中根
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内部に塩分、ガス、
水の浸透を遮断するための樹脂・繊維複合層を設けたプ
レキャストコンクリート版及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プレキャストコンクリート版は、コンク
リートを打設するための躯体保護用捨て型枠や外装部材
として用いられる。
【0003】コンクリートは大気中の二酸化炭素などの
影響によって、表面から損食を受ける。また、コンクリ
ート中のセメントは主として石灰石とSiO2 ,Al2
3,Fe2 3 との石灰塩と、少量のアルカリ化合物
よりなるため、工場廃水、海水により浸食を受け、さら
には酸類の影響により中性化が起こりコンクリートその
ものが変質する。
【0004】また、このコンクリートの損食、浸食及び
中性化の進行により間接的に、或いはコンクリート内部
に存在する毛細管空隙を浸透してきた水等により直接的
に内部の鉄筋が腐食される。
【0005】この防止のため、例えば、ステンレスまた
は炭素の短繊維、合成高分子の短繊維、CF短繊維など
を補強材としてコンクリートに混ぜ込む方法や、コンク
リート中の毛細管空隙を樹脂によって満たしたポリマー
含浸プレキャストコンクリート版が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ステン
レス若しくは炭素繊維等は高価であるため建築コストの
増加を招く。また、この手段は、毛細管空隙を浸透する
水等による直接的な内部鉄筋の腐食を回避することはで
きても、コンクリート部分の変質自体は防ぐことができ
ない。
【0007】また、ポリマー含浸プレキャストコンクリ
ート版では、コンクリート中へのモノマーの減圧含浸と
含浸後にはオートクレーブでモノマーを熱重合させる必
要があるため、その製作には多大な手間と特殊な設備を
必要とする。また、この手段はコンクリート内部の毛細
管空隙をポリマーで埋めるにすぎないため、やはりコン
クリート部分の変質は防ぐことはできず十分な解決策と
はいえない。
【0008】本発明は上記の問題に鑑みて成されたもの
であり、遮塩性、ガス遮断性、遮水性に優れた樹脂、繊
維複合層をコンクリートの打設と同時にプレキャストコ
ンクリート版の片面に形成することによって、塩分、ガ
ス、水の浸透そのものを完全に遮断でき、かつ後打ちコ
ンクリートとの付着強度の向上が図れるプレキャストコ
ンクリート版及びその製造方法を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明にかかるプレキャストコンクリート版にあっ
ては、少なくとも二層以上の多層構造を成し、一方の層
をコンクリートで形成し、他方の層を樹脂・骨材複合層
とし、該樹脂・骨材複合層の表面には該骨材により形成
される凹凸を有するものである。
【0010】また、この発明に係る製造方法にあって
は、プレキャストコンクリート版を形成するための型枠
内に、コンクリートを打設し下層部を形成させ、次いで
該下層部表面に樹脂と、砂利、砕石若しくはセラミック
片等の骨材とを敷込んで表面に凹凸のある樹脂・骨材
層を形成させるものである。
【0011】
【0012】
【作用】プレキャストコンクリート版を形成するための
型枠内に、コンクリートを打設し下層部を形成させ、次
いで該下層部表面に樹脂及び骨材を敷込んで、骨材が表
面に突出して凹凸を形成するように埋め込んで樹脂・骨
材複合層を形成する。そして、この樹脂・骨材複合層を
有したプレキャストコンクリート版は、骨材による凹凸
が後打ちされるコンクリートの打設面に突出することに
より、後打ちコンクリートとの付着強度が向上する。
【0013】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を用いて詳
細に説明する。
【0014】プレキャストコンクリート版1は、図
(A)に示すように、両面がモルタルで形成されたモル
タル層2と、その背面に位置する樹脂・骨材複合層3と
から概略構成されており、外層材やRC構造物の躯体保
護用捨て型枠として用いられる。この場合、環境側すな
わち、大気、海水若しくは地下水等のコンクリートに影
響を及ぼすものに面する側にモルタル層2を対向させ、
樹脂・骨材複合層3は、後打ちされるコンクリートとの
打設面に対向させて配設される。
【0015】モルタル層2は通常のモルタルを打設して
形成されるものである。このとき、モルタル内にビニロ
ン短繊維や炭素の短繊維を混ぜ込んで、ある程度の強度
を維持させることが好ましい。
【0016】樹脂・骨材複合層3は、図1(A),
(B)に示すように先ず樹脂と繊維との複合層に形成さ
れる。即ち、壁面に平行な平面内に敷き込まれたポリプ
ロピレン、ポリエステル、アクリル等の有機合成繊維若
しくはステンレス、炭素繊維等によって形成された不繊
布又は繊布からなる繊維層31と、そしてモルタル層2
と繊維層31の隙間を満たすようにしてなる樹脂層32
とから構成される。この、樹脂層32はエポキシ樹脂だ
けでなく、タルク等のフィラー材若しくは硅砂をまぜた
ものとしてもよい。この樹脂・繊維複合層が介在するこ
とにより、プレキャストコンクリート版が建込まれる
際、後打ちされるコンクリートとの付着強度が高められ
る。次に、図2(A),(B)に示すように、上記樹脂
と繊維との複合層の表面に、樹脂が硬化しないうちに、
さらに砂利、砕石若しくはセラミック片等の骨材4が樹
脂に埋め込まれるようにして敷き込まれて、表面が凹凸
を有した樹脂・骨材複合層3として形成される。
【0017】以上の構成を有するプレキャストコンクリ
ート版1の製造方法をより詳しく説明する。
【0018】図1(B)に示すように、まず、環境側に
面する側のモルタル層2を形成する。型枠5内の深さ2
分の1程度までモルタルを打設する。この打設したモル
タルの深さが環境側モルタル層2の壁厚となる。その
後、吹き付け若しくは金ごてを用いるなどしてエポキシ
樹脂等をモルタル層2の表面に塗布して環境側の樹脂層
32を形成する。次いで、樹脂が硬化する前に有機合成
繊維若しくはステンレス、炭素繊維などで形成された不
繊布又は繊布の繊維層31を敷き込み、さらに、敷き込
まれた不繊布或いは織布等の繊維層31の表面にエポキ
シ樹脂を吹き付け等で塗布し樹脂・繊維複合層を形成す
る。このとき、脱泡ローラを用いて、樹脂を繊維中へ含
浸させるとともに、繊維層下面のケバ立ち部をモルタル
層へ圧着してモルタル一体化させ、併せて繊維層上面
のケバ立ち処理を施すことが好ましい。そして次に、図
2(B)に示すように、樹脂が硬化する前に樹脂と繊維
との複合層の表面に砂利、砕石若しくはセラミック片等
の骨材4を更に敷き込んで埋め込み凹凸のある樹脂・骨
材の複合層3に形成する。
【0019】その後、蒸気養生などを実施しある程度モ
ルタルが強度を発現した後脱型する。この脱型の時期は
通常通り翌日には行うことができる。
【0020】
【0021】
【0022】
【発明の効果】塩分、ガス、水の浸透そのものを完全に
遮断し、コンクリート部分をも完全に寸断するため、内
部の鉄筋の腐食を防ぎ、コンクリート部分の変質の進行
も表面部分に止めることができる。
【0023】さらには、プレキャストコンクリート工場
での製造時に既存設備が利用でき、現場製造時には型枠
と締固め用具があれば良く特別な設備を要せず経済的に
実施できる。
【0024】また、樹脂・骨材複合層を設け、骨材を後
打ちされるコンクリートの打設面へ突出させて凹凸を形
成するので、後打ちコンクリートとの付着強度を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明かかるプレキャストコンクリート版
及びその製造方法を示すもので、樹脂と繊維との複合層
形成までの過程の説明図である
【図2】この発明かかるプレキャストコンクリート版
及びその製造方法の骨材複合層形成工程の説明図である
【符号の説明】
1 プレキャストコンクリート版 2 モルタル層 3 樹脂・骨材複合層 4 骨材 5 型枠
フロントページの続き (72)発明者 小柳 光生 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株 式会社大林組技術研究所内 (72)発明者 川地 武 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株 式会社大林組技術研究所内 (72)発明者 芳賀 孝成 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株 式会社大林組技術研究所内 (72)発明者 中根 淳 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株 式会社大林組技術研究所内 (72)発明者 栗原 正美 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株 式会社大林組技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭49−71725(JP,A) 特開 昭63−39331(JP,A) 実開 昭49−42719(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 1/00 - 35/00 E04B 1/16 E04C 2/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレキャストコンクリート版であって、
    少なくとも二層以上の多層構造を成し、一方の層をコン
    クリートで形成し、他方の層を樹脂・骨材複合層とし、
    該樹脂・骨材複合層の表面には該骨材により形成される
    凹凸を有することを特徴とするプレキャストコンクリー
    ト版。
  2. 【請求項2】 プレキャストコンクリート版を形成する
    ための型枠内に、コンクリートを打設し下層部を形成さ
    せ、次いで該下層部表面に樹脂及び骨材を敷込んで該骨
    材で表面に凹凸のある樹脂・骨材複合層を形成させるこ
    とを特徴とするプレキャスト版の製造方法。
JP3087893A 1993-02-19 1993-02-19 プレキャストコンクリート版及びその製造方法 Expired - Fee Related JP2932882B2 (ja)

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JP5745910B2 (ja) * 2011-03-31 2015-07-08 株式会社エーアンドエーマテリアル 塗装板及びその製造方法
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CN110216790B (zh) * 2019-05-05 2021-04-16 江苏建筑职业技术学院 一种钢骨加强部件及生产工艺

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