JP2932070B1 - 遊技機の基板ケ−ス - Google Patents

遊技機の基板ケ−ス

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JP2932070B1
JP2932070B1 JP21193098A JP21193098A JP2932070B1 JP 2932070 B1 JP2932070 B1 JP 2932070B1 JP 21193098 A JP21193098 A JP 21193098A JP 21193098 A JP21193098 A JP 21193098A JP 2932070 B1 JP2932070 B1 JP 2932070B1
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circuit board
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Naito Shokai KK
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Abstract

【要約】 【課題】 従来遊技盤裏面に設けられていたメイン回路
基板に不正な改造が加えられないようにと、ワンウェイ
ねじを使用していたが、余りにもそれに頼り過ぎていた
点と、それを覆う蓋の係止強度が構造的に弱い点に問題
点があった。 【解決手段】 パチンコ遊技機の遊技内容を制御する目
的で取付けられるメイン回路基板2を不正に改造されな
いために、遊技機の基板ケ−スの封止部において、ねじ
締め付け機構と防犯カバ−機構15とに分離して設けて
その強度を高め、かつ予備ねじを収納する防犯カバ−の
覆い部は、ねじ締め付け機構の領域から隔離されて、該
ねじ締め付け部を切断しないことには防犯カバ−の係止
片部13が解除できない構成にしたことを特徴とする遊
技機の基板ケ−ス。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】パチンコ遊技機の遊技内容を
制御する目的で、遊技盤裏面にメイン回路基板が取付け
られている。メイン回路基板の主な役割は、遊技中に於
ける大当たり確率の制御や景品球払出数の確定、更に絵
柄表示、音響、各種情報、機能などの遊技機に関した頭
脳の役割を果たしている。
【0002】昨今、社会問題になっている不正遊技に関
した改造は、主にメイン回路基板が対象である。改造
は、後に痕跡を残さない方法で基板ケ−スが開封され、
遊技内容を制御するROMの交換が不正に行なわれてい
る。防犯手段として外部から、メイン回路基板に不正な
改造が加えられないようにするため、容易に開封できな
いような構造にしてある。即ち2つに分割された基板ケ
−スをメイン回路基板収納後にねじ止めするが、このね
じはワンウェイねじと呼ばれる一度締めた後は逆回りし
にくいねじを用いており、且つケ−ス側のねじが締めら
れる部分を陥没させておいて、ねじ締め後にその陥没部
に蓋を嵌入しねじの頭を覆うことで更にねじをゆるめさ
せないようにしている。この蓋は陥没部に挿入されると
係止される構造となっていて容易に外せないようになっ
ている。しかし、このワンウェイねじ機構と覆う部材の
機構を両立させるには構造的に弱いという欠点も伴い、
覆う部材の係止強度は、筒状内径の寸法に制約があり満
足する弾性は得られない構造的な問題点があった。その
ため二重の防犯対策手段を用いたメイン回路基板であっ
ても、強引に開封されてしまい、不正は後を絶たないと
いう現状に課題があった。
【0003】
【従来の技術】つまり、詳しく述べれば従来では、パチ
ンコ遊技機の遊技内容を制御するために、遊技盤裏面に
メイン回路基板が設けられており、このメイン回路基板
は保護及び固定のため基板ケ−スに収納されている。そ
してこの基板ケ−スは、メイン回路基板に不正な改造が
加えられないようにするため、容易に開封できないよう
な構造になっている。即ち、メイン回路基板の封止部に
おいて、筒状のねじ挿通口を備えた基板カバ−側ケ−ス
と、ねじ取付け孔を備えた基板ベ−ス側ケ−スとに分け
られる。メイン回路基板は基板取付台に固定して基板カ
バ−側ケ−スと基板取付台を整合。基板カバ−側ケ−ス
の筒状のねじ挿通口から基板取付台のねじ取付孔筒に、
一度締め付けたら逆回りしにくいワンウェイねじを、開
封防止手段として使用する構成が一般的に用いられてい
る。
【0004】また、二重の防犯対策として、基板カバ−
側ケ−ス筒状のねじ挿通口に締め付けられた、ワンウェ
イねじの頭を覆う部材がある。その覆う部材は、筒状の
ねじ挿通口の内径よりやや小さく、弾性係止片を備え
る。この弾性係止片の突出部は、筒状ねじ挿通口凹部の
適宜位置に入り込み固定される。それにより外部からド
ライバ−の進入はできないように施されている。そし
て、このワンウェイねじ機構と覆う部材の機構を両立さ
せるためには、構造的に弱いという欠点を伴い、覆う部
材の係止強度は、筒状凹部の内径の寸法に制約があり満
足する弾性は得られない構造に問題点があった。なお、
正規の手続きで基板ケ−スを開封するには、ねじ止め部
全体を切り落とすことで行なう。再封止のためにこの機
構を複数用意しておき残った部分を順次使う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述従来のメイン回路
基板の防犯機構では、ねじの頭を覆う蓋は構造上非常に
小さく、従って確実な係止機構をとりにくいため強引に
外されることがあり、不正に再封止した痕跡が分かりに
くい。また、ワンウェイねじといえども、容易にではな
いが、ゆるめられてしまうものである。また、正規の手
続きで開封する手段を、ねじ部の切り落とし方法として
いるために、ねじ部とケ−スの間は切り落としやすいよ
うに細い構造で支えることから、必然的にケ−ス自体の
封止強度が得にくいなどの弱点があるため、基板ケ−ス
が不正に開封されてしまったり、基板ケ−ス嵌合部に隙
間を発生させ、メイン回路基板を不正に改造する犯罪が
後を絶たないという現状に大きな課題を抱えていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような現状
に鑑みなされたものであって、その要旨とするところは
パチンコ遊技機の遊技内容を制御する目的で取付けられ
るメイン回路基板を不正に改造されないために、遊技機
の基板ケ−スの封止部において、ねじ締め付け機構と防
犯カバ−機構とに分離して設けてその強度を高め、かつ
予備ねじを収納する防犯カバ−の覆い部は、ねじ締め付
け機構の領域から隔離されて、該ねじ締め付け部を切断
しないことには防犯カバ−の係止片部が解除できない構
成にしたことを特徴とする遊技機の基板ケ−スに関す
る。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照しながら
述べる。1は静電気からメイン回路基板2を守る目的
で、メイン回路基板2と等しい大きさの板金による基板
取付台であって、この基板取付け台の一部分を切欠き、
樹脂製のねじ取付け部材を嵌合することに於いて、基板
取付台の領域からねじ取付孔部のみが突出する。これを
図1に基いて詳しく述べれば、基板取付台1の突出板部
3の中央部には窓4が設けられている。5はねじ取付孔
筒で、このねじ取付孔筒5は接続片6によって窓4中に
突出板部3に夫々連接して設けられている。7は係止用
突出板で突出板部両側に立設されている。なお、この取
付孔筒は、基板取付台の長手方向に対して一対で配置さ
れる。このねじ取付孔部材には、各々四ヶ所のねじ取付
孔筒を有して成り、その内の各々一ヶ所をねじ締めす
る。すなわち基板取付台の長手方向で二ヶ所でねじ締め
することとなる。そしてこのように構成した基板取付台
1にメイン回路基板2を重ね合わせ、メイン回路基板の
四隅をねじ締めして一体に固着して基板ベ−ス側ケ−ス
Aを形成する。
【0008】Bはメイン回路基板を覆う透明の樹脂製の
基板カバ−側ケ−スであって、この基板カバ−側ケ−ス
Bに基板ベ−ス側ケ−スAの突出板部3と相対する位置
に同じく突出板部8が突設され一体に形状されている。
9は突出板部8の中央部に設けられた窓で、この窓9に
ねじ取付孔筒5の径より大きい太さのねじ挿通筒10が
接続片11によって窓9中に突出板部8に夫々四ヶ所連
接して設けられている。12は突出板部8の両側に一体
に立設されている隔壁。また13は突出板部8の両端部
に夫々設けられた係止板部であって、この係止板部13
と隔壁12との間の突出板部8にベ−ス側ケ−スAの係
止用突起板7が貫通できるだけの開口窓14が設けられ
ている。15は防犯用カバ−で、この防犯カバ−15の
上部の内側下方に向かって雌ねじ部16が三ヶ所並列し
て一体に設けられている。17は該雌ねじ部16に螺入
されている予備ねじである。18は防犯カバ−15の上
部内面に三ヶ所の雌ねじ部16を挟んで両端に垂設して
なる弾性係止片である。
【0009】そこで、今基板取付台1にメイン回路基板
2を固着した基板ベ−ス側ケ−スAを基板カバ−側ケ−
スBに合致するには基板ベ−ス側ケ−スAの突出板部3
のねじ取付孔筒5を基板カバ−側ケ−スBの突出板部8
のねじ挿通筒10へ夫々挿入すると共に係止用突起板7
を開口窓14より貫通させる。このようにして基板ベ−
ス側ケ−スAを基板カバ−側ケ−スBに合致させたなら
ば、図3に示すように各々四ヶ所のねじ取付孔筒の内一
ヶ所を基板カバ−側ケ−スBの正面よりねじ17を螺入
して緊締する。それにより静電気からメイン回路基板を
守る目的の板金部材が樹脂製カバ−内に嵌合されること
となる。
【0010】次いで、防犯カバ−15を隔壁12に沿わ
せてメイン回路基板方向に押し込むことによってねじ挿
通筒を覆うように防犯カバ−15が嵌め込まれる。この
とき防犯カバ−15の内部に設けた弾性係止片18が係
止用突起板7を乗り越えて係止用突起板7にて係止され
る。
【0011】ホ−ル設置後にメイン回路基板の検査を行
なう場合は、基板ケ−スの長手方向で一対に配置された
ねじ係止部に対して、各々四ヶ所のうち螺締された個所
が一ヶ所のみある。ねじ挿通筒とねじ取付孔部の螺締部
分を、基板ベ−ス側ケ−ス裏側からニッパ−で接続片を
切って長手方向に一対分、すなわち二ヶ所の螺締部分を
切り離す。切り離すことで基板ベ−ス側ケ−スを離す
と、ねじ取付孔部材の係合部が離れ、それにより防犯カ
バ−の内部の弾性係止片も開放され防犯カバ−も離れ
る。なお防犯カバ−は破損することなく繰り返し使用で
きる。検査終了後、切り離された残りのねじ挿通筒とね
じ取付孔筒を合致させ、各々一ヶ所螺締する。そのと
き、新しく螺締するねじは、防犯カバ−内部に収納され
ている予備ねじを使用するため、作業の時間短縮につな
がる。防犯カバ−をメイン回路基板方向に押し込みメイ
ン回路基板ケ−スが完成する。
【0012】
【発明の効果】防犯カバ−は、ねじ締め付け機構を確実
かつ強固に覆うことができるため、防犯性が飛躍的に向
上する。また、このことから従来の特殊なワンウェイね
じを使う必要もなくなり、メンテナンス性が向上しコス
トダウンにもつながる。更には、ねじ係止部以外に基板
ベ−ス側とカバ−ケ−ス側が密着する面が得られること
によって、基板ケ−ス自体の封止強度も向上するなどに
よりメイン回路基板ケ−スの不正開封が著しく困難にな
る。尚且つ、防犯カバ−には予備のねじが収納できる機
能を有する構造となっているため、正規の手続きで開封
した後再度封止するときに使うねじをすぐ取替えられ作
業の時間短縮にもつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部の分解斜視図である。
【図2】上部だけ防犯カバ−を取り外した状態の基板ケ
−スの斜視図である。
【図3】ねじ係止部の参考縦断面図である。
【図4】防犯カバ−の係止状態を示す一部縦断面図であ
る。
【図5】防犯カバ−の係止状態を示す縦断面図である。
【図6】防犯カバ−の予備ねじを収納した状態を示す縦
断面図である。
【図7】防犯カバ−を取り付ける前の基板ケ−スの正面
図である。
【符号の説明】
1 基板取付台 2 メイン回路基板 3 突出板部 4 窓 5 ねじ取付孔筒 6 接続片 7 係止用突起板 8 突出板部 9 窓 10 ねじ挿通筒 11 接続片 12 隔壁 13 係止板部 14 開口窓 15 防犯カバ− 16 雌ねじ部 17 ねじ 18 弾性係止片 19 予備ねじ A 基板ベ−ス側ケ−ス B 基板カバ−側ケ−ス

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ遊技機の遊技内容を制御する目
    的で取付けられるメイン回路基板を不正に改造されない
    ために、遊技機の基板ケ−スの封止部において、ねじ締
    め付け機構と防犯カバ−機構とに分離して設けてその強
    度を高め、かつ予備ねじを収納する防犯カバ−の覆い部
    は、ねじ締め付け機構の領域から隔離されて、該ねじ締
    め付け部を切断しないことには防犯カバ−の係止片部が
    解除できない構成にしたことを特徴とする遊技機の基板
    ケ−ス。
JP21193098A 1998-07-10 1998-07-10 遊技機の基板ケ−ス Expired - Lifetime JP2932070B1 (ja)

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