JP2931277B2 - 厚形フィルタの超音波洗浄方法 - Google Patents

厚形フィルタの超音波洗浄方法

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JP2931277B2
JP2931277B2 JP35929797A JP35929797A JP2931277B2 JP 2931277 B2 JP2931277 B2 JP 2931277B2 JP 35929797 A JP35929797 A JP 35929797A JP 35929797 A JP35929797 A JP 35929797A JP 2931277 B2 JP2931277 B2 JP 2931277B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この出願に係る発明は、塵埃等を
除去するための厚形フィルタを超音波洗浄するための洗
方法に関し、詳しくは、中性能フィルタや塩害防止用
フィルタ等のように比較的厚みを有する厚形フィルタに
付着した塵埃等を順次超音波洗浄するための厚形フィル
超音波洗浄方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、産業界のあらゆる分野におい
て塵埃等を除去するためにフィルタが用いられている。
例えば、ビルや地下街等の空調用や自家発電用ガスター
ビンなどの給気用に、中性能フィルタや塩害防止用フィ
ルタと呼ばれるフィルタが使用されている。これらのフ
ィルタは、空気中から塩や塵埃,油,繊維ゴミ等を除去
して十分なフィルタ効果を発揮するために比較的厚みを
有する厚形フィルタが採用されている。
【0003】この厚形フィルタの一例として、図12
(a),(b) の厚形フィルタにおけるろ過材形態を示す斜視
図のような、縦600mm、横600mm、厚み300mm程
度のものがある。図12(a) の断面図に示す厚形フィル
タFの例では、周囲の型枠81内に多くの折りひだ82
aが形成された樹脂繊維の不織布およびガラス繊維等か
らなるろ過材82が型枠81の厚み方向に折り曲げて設
けられており、このようにろ過材82を折り曲げること
によってろ過表面積を大きくして高いろ過効果を発揮で
きるように形成されている。
【0004】また、図12(b) に示す厚形フィルタFの
例では、型枠85内の厚み方向にろ過材86が折り曲げ
て設けられ、この折り曲げたろ過材86の間の上下方向
に折りひだ87aを設けたセパレータ87を設けること
により、ろ過表面積を多くして均一なろ過効果を発揮で
きるように形成されている。
【0005】なお、この種のフィルタを洗浄するための
超音波洗浄装置として、本出願人が先に出願した実用新
案登録第2540949号公報記載の考案があり、この
考案では、図13(a) に示すように、超音波振動子91
から発した超音波92の時間波形を利用して、図13
(b) に示すように、定在波によって生じるキャビテーシ
ョンCでフィルタ93に付着した塵埃等を除去しようと
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たように厚形フィルタFはろ過材82,86、およびセ
パレータ87の構成が複雑であり、汚れたとしてもブラ
シ等を用いて折り曲げられた折りひだ82a,87aの
内部まで洗浄することができないため、短いものでは2
〜3ヶ月に1回程度の間隔で新しい厚形フィルタFと取
り替えて使用済の厚形フィルタFは破棄処分されてい
る。そのため、短い周期で取り替えられる厚形フィルタ
の維持管理に多大な費用を要している。しかも、このよ
うな産業廃棄物の処分は近年の有効資源の再利用にそぐ
わない。
【0007】また、このような厚形フィルタFを前記実
用新案登録第2540949号記載の考案を利用して洗
浄しようとしても、この考案は比較的薄いフィルタを対
象としているため、厚形フィルタFの洗浄には適さな
い。
【0008】したがって、このような厚形フィルタFを
洗浄して再利用するための手段が切望されている。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、前記課題を解決
するために、この出願に係る発明は、洗浄槽内に厚形フ
ィルタと超音波振動子とを対向して設け、超音波振動子
から超音波を発した状態で厚形フィルタと超音波振動子
との相対距離を調節しながら移動させることにより、超
音波で生じさせたキャビテーション現象によって厚形フ
ィルタのろ過材全面を順次洗浄するようにしている。
【0010】このように洗浄槽内で厚形フィルタと超音
波振動子との間の相対距離を調節しながら超音波洗浄す
ることにより、所定の厚みを有するろ過材内部の汚れを
落とすことができるので、厚形フィルタを洗浄して再利
用することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】この出願に係る発明では、所定厚
の型枠内にろ過材を設けた厚形フィルタを洗浄液中で洗
浄するために、洗浄槽内で厚形フィルタと対向させた超
音波振動子から超音波を発しながら、この超音波振動子
を厚形フィルタの厚み方向に移動させてろ過材との間の
相対距離を調節するとともに、この超音波振動子を上下
方向又は左右方向へ、超音波振動子が厚形フィルタの全
洗浄面と対向して洗浄できる移動量で選択的に移動させ
れば、厚形フィルタのろ過材全面を効果的に超音波洗浄
することができる。の厚形フィルタの厚み方向とは流
体が通過する方向であり、通過する流体から塵埃等を除
去するろ過材が設けられた厚みでもある。
【0012】のように、洗浄槽内で厚形フィルタのろ
過材と超音波振動子とを対向させ、超音波振動子から超
音波を発しながら厚形フィルタのろ過材との間の相対距
離を調節することにより、超音波振動子から発した超音
波によって生じる定在波がキャビテーション現象を生じ
させてろ過材に付着した塵埃等を剥がすので、厚形フィ
ルタのろ過材を厚み方向に順次洗浄することができ、洗
浄した厚形フィルタの再利用が可能となる。
【0013】さらに、洗浄槽内で超音波を発する超音波
振動子と対向させた厚形フィルタを、この厚形フィルタ
の厚み方向に移動させてろ過材と超音波振動子との間の
相対距離を調節するとともに、この厚形フィルタを上下
方向又は左右方向へ、超音波振動子が厚形フィルタの全
洗浄面と対向して洗浄できる移動量で選択的に移動させ
ても、厚形フィルタのろ過材全面を効果的に超音波洗浄
することができる。
【0014】しかも、厚形フィルタの前面および後面の
両方に対向させて配置した超音波振動子から交互に超音
波を発して洗浄すれば、両面からの超音波洗浄でより洗
浄効果を高めることができる。
【0015】
【実施例】以下、この出願に係る発明の一実施例を図面
に基づいて説明する。
【0016】図1はこの出願に係る発明の第1実施例を
示す厚形フィルタ用超音波洗浄装置の斜視図であり、図
2は同超音波洗浄装置における超音波振動子の移動手段
を示す斜視図である。なお、以下の説明では厚形フィル
タを縦方向(垂直方向)に保持すると共に超音波振動子
を縦方向(垂直方向)に設け、横方向(水平方向)に発
した超音波によって厚形フィルタを洗浄する例を説明す
る。
【0017】図示するように、超音波洗浄装置W1
は、本体1の所定位置に方形の厚形フィルタFを収容す
るための洗浄槽2が形成されており、開放した上面から
厚形フィルタFの出し入れができるように構成されてい
る。この洗浄槽2内の両側部には厚形フィルタFの保持
部材3が設けられ、後部には超音波振動子Sが設けられ
ている。この実施例では保持部材3により厚形フィルタ
Fが所定位置に保持されている。
【0018】前記超音波振動子Sは、超音波を放射する
複数の振動子を固定したものであり、この実施例では所
定幅の振動子rを幅方向に3列並設した振動子群によっ
て1つの超音波振動子Sが形成されている。これら振動
子rの間には所定の隙間pが設けられて配設されてお
り、比較的小さな振動子rを並設することによって大面
積から超音波を発することができる超音波振動子Sが形
成されている。この振動子rの配設位置や数は超音波の
周波数等に応じて適宜設定すればよい。この実施例では
垂直方向に配置した超音波振動子Sを用いているが、厚
形フィルタFの一部と対峙できるように形成された超音
波振動子Sであればよく、水平配置でもよく垂直配置に
限定されるものではない。
【0019】また、この超音波振動子Sは、図1に示す
ように洗浄槽2内で厚形フィルタFと対向した状態のま
ま、超音波を発しながら、以下のように構成された移動
手段T1 によって上下方向、左右方向、前後方向(超音
波振動子Sと近接又は離間して相対距離が変化する方
向)へ任意に移動可能なように構成されている。
【0020】前記超音波振動子Sの背面には縦方向にガ
イド溝4が形成されており、縦ガイド5のガイド部5a
に沿って上下動可能に構成されている。この上下動は縦
ガイド5に設けられた駆動モータ6で軸7を回動させる
ことによって公知のネジ機構等で超音波振動子Sが上下
移動させられる。
【0021】また、この縦ガイド5の背面には横方向に
ガイド溝5bが形成されており、横ガイド8のガイド部
8aに沿って横移動可能に構成されている。この横移動
も、横ガイド8に設けられた駆動モータ9で軸10を回
動させれば公知のネジ機構等によって縦ガイド5が横移
動させられる。
【0022】さらに、この横ガイド8の両側部にも前後
方向にガイド溝8bが設けられており、本体1に設けら
れた前後ガイド11に沿って前後動可能に構成されてい
る。この前後動は、本体1に設けられた駆動モータ12
で軸13を回動させれば公知のネジ機構等によって横ガ
イド8が前後移動させられる。
【0023】これらの超音波振動子Sの移動制御は本体
1の側面に設けられた制御パネル13によって行われて
いる。この超音波振動子Sの移動量は、各駆動モータ
6,9,12の回動角等によって制御される。また、こ
の本体1の内部には超音波振動子Sから発する超音波の
波長等を制御する発振器や変圧器等が設けられており、
制御パネル13で制御可能に構成されている。
【0024】なお、この制御パネル13で洗浄槽2内の
水温や水量、あるいは洗浄液汚れを自動監視するよう
に構成してもよく、洗浄する厚形フィルタFの種類や汚
れの程度に応じて適宜設定すればよい。
【0025】以上のように構成された厚形フィルタ用超
音波洗浄装置W1 によれば、洗浄槽2内に厚形フィルタ
Fを固定した後、図3(a),(b) の動作説明を示すブロッ
ク図と移動線図のように超音波振動子Sを移動させるこ
とにより、厚形フィルタFとの相対距離を調節して前記
したようなろ過材82,86(図11(a),(b) )が設け
られた厚形フィルタFを超音波洗浄することができる。
なお、この例では(b)に示す移動線図の左上後部を基準
位置として説明する。
【0026】すなわち、超音波振動子Sから厚形フィル
タFの洗浄面に向けて超音波を発した状態で、a)基準位
置より右へ移動を行いながら前側(厚み方向v)へ移動
し、b)次に左側(左右方向l)へ移動し、c)次に右側へ
移動を行いながら後側へ移動し、d)次に左側へ移動す
る。そして、e)下側へ移動した後、f)前記a)〜d)を行っ
て超音波洗浄する。その後、g)上側へ移動して、一工程
の出発点に戻る。これにより厚形フィルタFの洗浄が完
了するので、洗浄された厚形フィルタFは移送手段等に
よって排出される。その後は、h)前記a)〜d)を行い、i)
前記e)以下を繰り返すことによって厚形フィルタFを順
次洗浄することができる。
【0027】このように移動させる超音波振動子Sの移
動量は、幅方向および上下方向は超音波振動子Sが厚形
フィルタFの全洗浄面と対向して洗浄できる移動量であ
り、前後方向は厚形フィルタFのろ過材82,86の厚
みと超音波の波長に基づき定まる移動量で制御される。
これらの移動量および移動速度等は、各駆動モータ6,
9,12の回転角や回転速度を制御することによって調
節されている。
【0028】したがって、厚形フィルタFと超音波振動
子Sとの相対距離を変化させることにより、前記図12
(b) に示すような定在波によってキャビテーションCが
発生して、図11(a),(b) に示すように厚み方向に折り
曲げられたろ過材82,86に付着した汚れや塵埃等を
剥ぎ取りながら厚形フィルタFを順次洗浄することがで
きる。
【0029】つまり、超音波の波長に合った超音波振動
子Sと厚形フィルタFとの間の相対距離Hとなるように
超音波振動子Sを厚み方向に移動させることにより、キ
ャビテーションCを生じる位置のろ過材82,86を順
次超音波洗浄している。
【0030】また、このように超音波振動子Sを厚形フ
ィルタFと対向させた状態で左右又は上下方向に移動さ
せることにより、数少ない振動子rで大きい厚形フィル
タFを洗浄することができるため、少ない設備費用で大
型の厚形フィルタFの洗浄が可能となる。しかも、超音
波振動子Sの動作を制御装置に記憶させておけば厚形フ
ィルタFの自動洗浄も可能となり、少ない労力でフィル
タ洗浄作業を行うことが可能となる。
【0031】図4(a),(b) は他の動作説明を示すブロッ
ク図と移動線図であり、この例では、(b) に示す移動線
図の左上後部を基準位置とし、超音波振動子Sから厚形
フィルタFの洗浄面に向けて超音波を発した状態で、a)
基準位置より右側へ移動し、b)次に前側へ移動し、c)次
に左側へ移動し、d)次に後側へ移動する。そして、e)下
側へ移動した後、f)前記a)〜d)を行って超音波洗浄す
る。その後、g)上側へ移動して、一工程の出発点に戻
る。これにより厚形フィルタFの洗浄が完了するので、
洗浄された厚形フィルタFは移送手段等によって排出さ
れる。その後は、h)前記a)〜d)を行い、i)前記e)以下を
繰り返すことによって厚形フィルタFを順次洗浄するこ
とができる。
【0032】図5(a),(b) はさらに他の動作説明を示す
ブロック図と移動線図であり、この例では、(b) に示す
移動線図の右上後部を基準位置とし、超音波振動子Sか
ら厚形フィルタFの洗浄面に向けて超音波を発した状態
で、a)基準位置より左下側へ移動し、b)次に右側へ移動
し、c)次に前側へ移動し、d)次に左側へ移動し、e)次に
後側へ移動し、f)次に上側へ移動し、g)前記b)〜e)を行
い、h)下側へ移動して超音波洗浄する。その後は、i)前
記b)〜e)を行い、j)次に上側へ移動し、k)前記b)〜e)を
繰り返すことによって厚形フィルタFを順次洗浄する。
【0033】図6(a),(b) はまた他の動作説明を示すブ
ロック図と移動線図であり、この例では、(b) に示す移
動線図の右下前部を基準位置とし、超音波振動子Sから
厚形フィルタFの洗浄面に向けて超音波を発した状態
で、a)基準位置より後上側へ移動し、b)次に左側へ移動
し、c)次に前側へ移動し、d)次に右側へ移動し、e)次に
後側へ移動し、f)次に下側へ移動し、g)次に前記b)〜e)
を行い、h)前記a)以下を繰り返すことによって厚形フィ
ルタFを順次洗浄する。
【0034】図7(a),(b) はさらにまた他の動作説明を
示すブロック図と移動線図であり、この例では、(b) に
示す移動線図の左下前部を基準位置とし、超音波振動子
Sから厚形フィルタFの洗浄面に向けて超音波を発した
状態で、a)基準位置より右後ろ上側へ移動し、b)次に左
側へ移動し、c)次に右前側へ移動し、d)次に左側へ移動
し、e)次に右後上側へ移動し、f)次に左側へ移動し、g)
次に右前側へ移動し、h)次に左側へ移動し、i)次より前
記a)〜h)を繰り返すことによって厚形フィルタFを順次
洗浄する。
【0035】なお、これらの移動例は一例であり、超音
波振動子Sを厚形フィルタFの厚み方向に近接又は離間
させて相対距離を調節するように移動させれば厚形フィ
ルタFを超音波洗浄することができる。
【0036】図8は、この出願に係る発明の第2実施例
を示す厚形フィルタ用超音波洗浄装置における厚形フィ
ルタの移動手段を示す斜視図である。この第2実施例に
おける移動手段T2 では厚形フィルタFが移動可能に構
成されており、厚形フィルタFを移動させることによっ
て超音波振動子Sとの間の相対距離を調節できるように
構成されている。なお、前記第1実施例と同一の構成に
は同一符号を付して説明する。
【0037】図示するように、この第2実施例では厚形
フィルタFを挟んだ状態で上下、左右、前後方向に移動
させることができるように構成されている。この実施例
の場合、厚形フィルタFを挟む挟持部材14を幅方向に
スライド可能に支持した支持体15が設けられており、
駆動モータ16で軸17を回動させることにより挟持部
材14で厚形フィルタFを挟持するように構成されてい
る。この支持体15の背面には縦方向にガイド溝4が形
成され、縦ガイド5のガイド部5aに沿って上下動可能
に構成されている。この上下動は縦ガイド5に設けられ
た駆動モータ6と回動させられる軸7とによって構成さ
れている。
【0038】また、この縦ガイド5の背面には横方向に
ガイド溝5bが形成され、横ガイド8のガイド部8aに
沿って横移動可能に構成されている。この横移動も、横
ガイド8に設けられた駆動モータ9と回動させられる軸
10とによって構成されている。
【0039】さらに、この横ガイド8の両側部にも前後
方向にガイド溝8bが設けられ、本体1に設けられた前
後ガイド11に沿って前後動可能に構成されている。こ
の前後動も、本体1に設けられた駆動モータ12と回動
させられる軸13とによって構成されている。
【0040】したがって、厚形フィルタFは、図1に示
すように、超音波振動子Sと対向して超音波を受けなが
ら、この厚形フィルタFの上下移動、縦ガイド5の横移
動、横ガイド8の前後移動によって、洗浄槽2内で任意
の方向に移動することが可能なように構成されている。
これらによる厚形フィルタFの移動量は、前記超音波振
動子Sと同様に各駆動モータ6,9,12の回動角等に
よって計測すればよい。
【0041】この第2実施例でも、前記した図3〜図7
のように厚形フィルタFを移動させればろ過材82,8
6と超音波振動子Sとの相対距離を変化させて超音波洗
浄することができる。この詳細な動作や移動量は前記第
1実施例と同一であるため、その説明は省略する。しか
も、この実施例では厚形フィルタFを厚み方向に移動さ
せるため、超音波によって洗浄面から剥がれた塵埃等を
洗浄水の流れで振り落とすことができるため、厚形フィ
ルタF内部で剥がれた塵埃等を洗浄槽2内へ落とすこと
ができる。なお、厚形フィルタFの移動手順は前記図3
〜図7以外の手順であってもよく、厚形フィルタFを超
音波振動子Sと近接又は離間させて相対距離を調節する
ことにより厚形フィルタF内のろ過材82,86を洗浄
もれなく超音波洗浄することができる。
【0042】図9は、この出願に係る発明の第3実施例
を示す厚形フィルタ用超音波洗浄装置の斜視図である。
この第3実施例は、超音波洗浄装置W3 の上部に手動式
の厚形フィルタ移動手段T3 を設けた実施例であり、厚
形フィルタFを超音波振動子Sと対向させて上部から掴
んだ状態で相対距離を調節できるように構成されてい
る。
【0043】この移動手段T3 は、超音波洗浄装置W3
の本体18上に設けられたレール19に沿って前後方向
(超音波振動子Sと近接又は離間して相対距離が変化す
る方向)に移動できるように構成された移動フレーム2
0と、上部から厚形フィルタFを挟持する掴み部材21
と、この掴み部材21を厚形フィルタFの幅方向に開閉
する開閉機22と、この開閉機22を上下移動させる上
下移動機23とから構成されている。
【0044】前記移動フレーム20は、本体18の前部
に設けられたハンドル24を回転させることにより、こ
のハンドル24で回転させられる軸25と係合する移動
フレーム20が前後方向に移動可能なように構成されて
いる。また、前記掴み部材21は、側部に設けられたハ
ンドル26を回転させることにより、開閉機22の軸2
7に沿って掴み部材21が左右に移動して厚形フィルタ
Fを挟持できるように構成されている。さらに、上下移
動機23は、移動フレーム20の上部に設けられた支持
フレーム28側部のハンドル29で軸30を回転させる
ことにより、中央部の歯車機構31を介して公知のネジ
機構等を具備した軸32によって上下移動させられる。
このハンドル29の上部には厚形フィルタFを左右に移
動させるためのハンドル33が設けられており、このハ
ンドル33を回転させることにより軸34に設けられた
ローラ35が回転し、支持フレーム28を上部から支持
している車輪28aで移動フレーム20の上部に設けら
れたレール36に沿って横移動できるように構成されて
いる。
【0045】このような手動式の移動手段T3 の場合、
予め設定された動作に従って作業者が各ハンドル24,
26,29,33を操作して超音波振動子Sとの相対距
離が調節される。この場合の厚形フィルタFの動作も前
記第1実施例と同様でよいため、詳細な説明は省略す
る。
【0046】なお、この第3実施例では、超音波洗浄装
置W3 内の厚形フィルタFを移動させて洗浄する構成を
説明したが、同一の構成で超音波振動子Sを移動させて
もよく、厚形フィルタFの大きさや種類、洗浄間隔等に
応じて適宜決定すればよい。
【0047】図10は、この出願に係る発明の第4実施
例を示す厚形フィルタ用超音波洗浄装置の斜視図であ
る。この第4実施例は、超音波洗浄装置の上部に電動式
の厚形フィルタ移動手段T4 を設けた実施例であり、厚
形フィルタFを超音波振動子Sと対向させて上部から掴
んだ状態で移動させるように構成されている。
【0048】この第4実施例では、超音波洗浄装置W4
の本体37側部から上部に向けて保持フレーム38が設
けられ、この保持フレーム38に幅方向に延びる枠体3
9が設けられ、この枠体39に移動手段T4 が設けられ
ている。
【0049】この移動手段T4 は、上部から厚形フィル
タFを挟持する掴み部材40と、この掴み部材40を厚
形フィルタFの幅方向に開閉する開閉機41と、この開
閉機41を上下移動させる上下移動機42と、この上下
移動機42を図示しない駆動機で厚形フィルタFの幅方
向に移動させる移動レール43とからなる主要構成によ
って構成されている。
【0050】前記掴み部材40は、開閉機41に設けら
れた駆動モータ44を回転させることによってワイヤ4
5が開閉軸46を回転させることによって開閉駆動され
ている。また、この開閉機41は、上下移動機42に設
けられた駆動モータ47を駆動することによってワイヤ
48を介して上下方向に移動させられる。49は昇降ガ
イドである。この上下移動機42は、図示しない駆動機
によって左右にスライドさせることにより、複数のロー
ラ50で移動レール43に沿って左右に移動できるよう
に構成されている。51は支持ローラであり、52は制
御器である。
【0051】このように構成された移動手段T4 の場
合、制御器52からの信号によって各駆動モータ44,
47が定められた動作を行い、厚形フィルタFが超音波
振動子Sと所定の相対距離に調節されながら移動させら
れる。この場合の厚形フィルタFの動作も前記第1実施
例と同様でよいため、詳細な説明は省略する。
【0052】なお、この第4実施例でも、厚形フィルタ
Fを移動させる構成を説明したが、超音波振動子Sを移
動させてもよく、厚形フィルタFの移動には限らない。
【0053】また、この実施例における各駆動モータ4
4,47を自動制御して厚形フィルタFを自動洗浄する
ようにすることも、移動手段T4 に自動走行機能を付加
して自動搬送させることも可能であり、厚形フィルタF
の種類や用途、洗浄間隔等に応じて適宜自動化のための
構成を付加してもよい。この場合、このような超音波洗
浄装置とともに洗浄液等を除去するすすぎ槽や強制乾燥
装置を並設してもよく、これらは厚形フィルタFの種類
や用途等に応じて適宜決定すればよい。
【0054】図11はこの出願に係る発明の第5実施例
を示す厚形フィルタ用超音波洗浄装置の斜視図である。
この実施例における厚形フィルタ用超音波洗浄装置W5
は、前記第1実施例において洗浄槽2内の厚形フィルタ
Fと対向する前面に設けられた超音波振動子Sと反対方
向の厚形フィルタFの後面にも超音波振動子Sが設けら
れた実施例であり、これら前面および後面の両方に配設
された超音波振動子Sによって厚形フィルタFを前後両
面から超音波洗浄する実施例である。
【0055】この実施例の場合、洗浄槽2内の両超音波
振動子Sを厚形フィルタFと対向させた状態で、両超音
波振動子Sから交互に超音波を発しながら両移動手段T
1 で厚形フィルタFとの相対距離を調節することによ
り、超音波振動子Sとろ過材82,86との距離を超音
波で生じさせるキャビテーションによる洗浄に好ましい
距離とすることができるので、厚形フィルタFの両面か
ら洗浄効果の高い超音波洗浄を行うことができる。
【0056】この第5実施例の場合も、超音波振動子S
を移動させてろ過材82,86の洗浄部と超音波振動子
Sとの相対距離をキャビテーションによる超音波洗浄に
好ましい距離とすることができるので、厚形フィルタF
であっても効果的に洗浄することができる。この移動手
段T1 による超音波振動子Sの移動は前記第1実施例と
同様であり、前記した図3〜図7のように上下方向、左
右方向、前後方向へ任意に移動させればよい。この移動
の詳細な説明は省略する。
【0057】このように厚形フィルタFの前面と後面に
配設された超音波振動子Sから超音波を発して洗浄する
ことにより、洗浄効果を高めた厚形フィルタFの超音波
洗浄が可能となる。
【0058】なお、この第5実施例の超音波洗浄装置W
5 でも、超音波振動子Sを移動させて厚形フィルタFを
洗浄する構成を説明したが、超音波振動子Sを移動させ
るように構成してもよく、厚形フィルタFの大きさや種
類、洗浄間隔等に応じて超音波振動子Sあるいは厚形フ
ィルタFのいずれを移動させるかは適宜決定すればよ
い。
【0059】
【発明の効果】この出願に係る発明は、以上説明したよ
うな形態で実施され、以下に記載するような効果を奏す
る。
【0060】浄槽内で厚形フィルタと対向させた超音
波振動子から超音波を発しながら、この超音波振動子を
厚形フィルタの厚み方向に移動させてろ過材との間の相
対距離を調節するとともに、超音波振動子を上下方向又
は左右方向へ選択的に移動させれば、厚形フィルタのろ
過材全面を効果的に超音波洗浄することができ、さら
に、洗浄槽内で超音波を発する超音波振動子と対向させ
た厚形フィルタを、この厚形フィルタの厚み方向に移動
させてろ過材と超音波振動子との間の相対距離を調節す
るとともに、厚形フィルタを上下方向又は左右方向に選
択的に移動させても、厚形フィルタのろ過材全面を効果
的に超音波洗浄することができ、洗浄する厚形フィルタ
の大きさや洗浄間隔、あるいは設備等に応じて好ましい
洗浄方法を選択した超音波洗浄容易に可能となる。
れにより、厚形フィルタを順次洗浄して再利用すること
ができるので、設備維持費用を大幅に削減することが可
能となる。
【0061】しかも、厚形フィルタの前面および後面の
両方に対向させて配置した超音波振動子から交互に超音
波を発して洗浄すれば、両面から洗浄してより洗浄効果
を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願に係る発明の第1実施例を示す厚形フ
ィルタ用超音波洗浄装置の斜視図である。
【図2】図1の超音波洗浄装置における超音波振動子の
移動手段を示す斜視図である。
【図3】この出願に係る発明の厚形フィルタ用超音波洗
浄装置における一動作例を示す動作説明図であり、(a)
はブロック図、(b) は移動線図である。
【図4】この出願に係る発明の厚形フィルタ用超音波洗
浄装置における他の動作例を示す動作説明図であり、
(a) はブロック図、(b) は移動線図である。
【図5】この出願に係る発明の厚形フィルタ用超音波洗
浄装置におけるさらに他の動作例を示す動作説明図であ
り、(a) はブロック図、(b) は移動線図である。
【図6】この出願に係る発明の厚形フィルタ用超音波洗
浄装置におけるまた他の動作例を示す動作説明図であ
り、(a) はブロック図、(b) は移動線図である。
【図7】この出願に係る発明の厚形フィルタ用超音波洗
浄装置におけるさらにまた他の動作例を示す動作説明図
であり、(a) はブロック図、(b) は移動線図である。
【図8】この出願に係る発明の第2実施例を示す厚形フ
ィルタ用超音波洗浄装置における厚形フィルタの移動手
段を示す斜視図である。
【図9】この出願に係る発明の第3実施例を示す厚形フ
ィルタ用超音波洗浄装置の斜視図である。
【図10】この出願に係る発明の第4実施例を示す厚形
フィルタ用超音波洗浄装置の斜視図である。
【図11】この出願に係る発明の第5実施例を示す厚形
フィルタ用超音波洗浄装置の斜視図である。
【図12】(a),(b) 共に、従来から使用されている厚形
フィルタにおけるろ過材形態を示す斜視図である。
【図13】超音波による定在波の発生状態図であり、
(a) は超音波の波形、(b) は定在波の波形を示す線図で
ある。
【符号の説明】
1,18,37 本体 2 洗浄槽 3 保持部材 4,5b,8b ガイド溝 5 縦ガイド 6,9,12,16,44,47 駆動モータ 8 横ガイド 11 前後ガイド 14 挟持部材 15 支持体 20 移動フレーム 21,40 掴み部材 22,41 開閉機 23,42 上下移動機 28 支持フレーム 31 歯車機構 52 制御器 F 厚形フィルタ C キャビテーション p 隙間 r 振動子 H 相対距離 S 超音波振動子 T1 ,T2 ,T3 ,T4 移動手段 W1 ,W3 ,W4 超音波洗浄装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−24809(JP,A) 特開 昭60−249331(JP,A) 実開 平1−124280(JP,U) 実開 平2−81677(JP,U) 実開 平1−99418(JP,U) 実開 平3−98988(JP,U) 実開 平5−70684(JP,U) 実開 平7−572(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B08B 3/00 - 3/14 B01D 41/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定厚の型枠内にろ過材を設けた厚形フ
    ィルタを洗浄液中で洗浄するために、洗浄槽内で厚形フ
    ィルタと対向させた超音波振動子から超音波を発しなが
    ら、この超音波振動子を厚形フィルタの厚み方向に移動
    させてろ過材との間の相対距離を調節するとともに、該
    超音波振動子を上下方向又は左右方向へ、超音波振動子
    が厚形フィルタの全洗浄面と対向して洗浄できる移動量
    選択的に移動させて厚形フィルタのろ過材全面を超音
    波洗浄することを特徴とする厚形フィルタ超音波洗浄
    方法。
  2. 【請求項2】 所定厚の型枠内にろ過材を設けた厚形フ
    ィルタを洗浄液中で洗浄するために、洗浄槽内で超音波
    を発する超音波振動子と対向させた厚形フィルタを、こ
    の厚形フィルタの厚み方向に移動させてろ過材と超音波
    振動子との間の相対距離を調節するとともに、該厚形フ
    ィルタを上下方向又は左右方向へ、超音波振動子が厚形
    フィルタの全洗浄面と対向して洗浄できる移動量で選択
    的に移動させて厚形フィルタのろ過材全面を超音波洗浄
    することを特徴とする厚形フィルタ超音波洗浄方法。
  3. 【請求項3】 厚形フィルタの前面および後面の両方に
    対向させて配置した超音波振動子から交互に超音波を発
    して洗浄することを特徴とする請求項1又は請求項2
    載の厚形フィルタ超音波洗浄方法。
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