JP2931016B2 - ワークドライブピン破損検出装置 - Google Patents

ワークドライブピン破損検出装置

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JP2931016B2
JP2931016B2 JP3896890A JP3896890A JP2931016B2 JP 2931016 B2 JP2931016 B2 JP 2931016B2 JP 3896890 A JP3896890 A JP 3896890A JP 3896890 A JP3896890 A JP 3896890A JP 2931016 B2 JP2931016 B2 JP 2931016B2
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drive
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proximity switch
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達也 服部
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はセンタ支持工作物をドライブピンで駆動する
ときのドライブピンの破損検出装置に関する。
従来の技術 工作機械、特に研削盤などにおいて工作物のコッタキ
ー溝にドライブピンを挿入してドライブする形式ではド
ライブピンが挿入,係合しない,或いは挿入されていて
加工途中で破損した場合に本機は研削加工動作に入った
り、或いは加工を続行して重大な損傷が生じる。これを
防止するために従来、第3図に示すように2個の近接ス
イッチなどのセンサを用いて第1のスイッチで工作物外
径の溝,切欠きの回転をカウントして駆動を確認し、第
2のスイッチでドライブ円板の接近で作動させドライブ
ピンの係合を確認し、これら2個の近接スイッチの信号
によって加工中のピン状態を第2のスイッチによって加
工前のピンの状態を確認していた。
発明が解決しようとする課題 カウントする溝,切欠き巾が非常に小さい場合近接ス
イッチが回転をカウントできないかカウントが不安定と
なる。また溝,切欠きがない工作物では回転が検出でき
ないという問題があった。
また加工前にドライブピンが破損していると第2のス
イッチの信号がでているのでピン破損ということがわか
らず、回転指令して第1のスイッチの信号を出るべき時
間迄またはねばならない。さらにドライブピンが工作物
の加工途中で破損したときの応答がおくれるという問題
があった。
本発明は従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
なされたもので、その目的とするところはドライブピン
の加工前,加工中の何れの破損に対しても速やか且確実
に応答するドライブピン破損検出装置を提供しようとす
るものである。
課題を解決するための手段 上述の目的を達成するために本発明は、センタ支持さ
れた工作物の軸端の係合部にドライブピンを係合させて
駆動する工作機械において、ドライブピンが係止すべき
位置に移動したことを検出する近接スイッチを設け、ド
ライブピン側のセンタ近傍にAEセンサを設け、該AEセン
サの信号中検出に必要な周波数を取出す検波手段を設け
てなり、該検波手段よりの信号と近接スイッチの信号と
にもとづきピン異状を検出するものである。
作用 工作物がセンタ間に搬入されドライブ円板が回転され
るとドライブピンが工作物係合穴に嵌入され、近接スイ
ッチから信号が出力され、また嵌入時の音をAEセンサが
感知し検波回路より制御信号に信号を送り正常として加
工に入る。音の感知がないと信号が出力されず異常と判
断される。また加工中にドライブピンが破損すると破損
時の音をAEセンサが感知し検波回路より制御装置に信号
を送ってドライブピン破損として異常と判断される。
実施例 以下第1図,第2図にもとづき説明する。
周知のNC研削盤において主軸台のセンタ1と心押台の
センタ2によって工作物3が支持されている。ドライブ
円板4は図示しない主軸上に回転且軸方向移動可能に軸
承され駆動装置によって低速で回転される。ドライブ円
板4には検出板4aが、また工作物3の端面の係合穴3aに
係合するドライブピン5が軸方向に突設されており、ド
ライブ円板4と主軸台6との間に介装した圧縮ばね7に
よってドライブピン5が係合方向に常時付勢されてい
る。さらに主軸台6にはセンタ1近傍の位置にドライブ
円板4に向かって音を感知するAEセンサ8が取付けられ
ている。AEセンサ8はドライブピン5が工作物3の係合
穴3aに係合したときの低レベルの衝突音及び加工中の高
レベルの折損音を検知できる市販のものが用いられる。
AEセンサの出力は増幅器9により低レベルの衝突音をも
検波し判定できるレベルに迄増幅する。増幅された信号
は検波回路10において検知に必要な周波数を取出しCNC
装置12に入力される。またドライブ円板4の検出板4aに
対応して近接スイッチ11が設けられており、ドライブピ
ン5が係合穴3aに係合した突出位置で検出信号が出力さ
れる。CNC装置12には検波回路10の出力周波数の高低レ
ベル判定回路13、レベル判定回路13の低レベル信号と近
接スイッチのオン信号とをアンド条件とするアンド回路
14、近接スイッチ11のオン信号と検波回路10の信号無と
を条件とするアンド回路15、近接スイッチ11のオフ信号
と加工指令信号とをアンド条件とするアンド回路16、レ
ベル判定回路13の高レベル信号と加工実行信号とをアン
ド条件とするアンド回路17が含まれており、アンド回路
14の出力のみ加工に入り他はすべてアラームとなる。
工作物3がセンタ1,2の間に搬送され支持されると工
作物3の端面はドライブ円板4のドライブピン5に当接
して圧縮ばね7を圧縮してドライブ円板4を後退させ
る。近接スイッチ11はオフとなる。また工作物3の搬送
は静かに行われるので端面のドライブピン5に当接する
ときの音の周波数は低く、またレベルは極く小さく検波
回路10で除外される。主軸台のドライブ円板4が図示し
ない駆動装置により寸転される。この寸転によりドライ
ブピン5が工作物の係合穴3aに嵌入されると、その瞬間
にやや高い周波数で低レベルの衝突係合音を発する。こ
の音をAEセンサ8がとらえ増幅器9で増幅し出力を検波
回路10に送る。検波回路10では他の不要周波数の音を検
波し低レベルの信号をCNC装置12に入力する。CNC装置12
ではレベル判定回路13より低レベル信号を出力する。一
方ドライブピン5の係合穴3aに嵌入によって、ドライブ
円板4は前進して近接スイッチ11からはオン信号が出力
され、低レベル信号とでアンド回路14の条件が満たされ
CNC装置には加工良として研削を実行すべく指令する。
若し一定時間寸転中にAEセンサ8よりドライブピン5
の嵌入音の信号が出力されないとこの信号無と近接スイ
ッチ11よりオン信号でアンド回路15のアンド条件が満足
されCNC装置12は加工不可としてアラームとし研削に入
らない。
また近接スイッチ11からはオフ信号が出力されており
加工指令が出されているとアンド回路16のアンド条件を
満たしCNC装置はアラームとする。
さらに加工実行の信号が出されてレベル判定回路13か
ら高レベルの信号が出力されるとアンド回路17のアンド
条件が満たされAEセンサがドライブピ破損を検出したと
してCNC装置12はアラームとする。
効果 以上詳述したように本発明は以下の効果を奏する。
ドライブピンの加工前の破損並びに加工中の破損に対
して確実な検出が可能で研削等の加工不良が防止できて
完全な自動化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置の説明図、第2図は制御ブロック
線図、第3図は従来の装置の説明図である。 1,2……センタ、3……工作物 4……ドライブ円板、4a……検出板 5……ドライブピン、8……AEセンサ 11……近接スイッチ、12……CNC装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】センタ支持された工作物の軸端の係合部に
    ドライブピンを係合させて駆動する工作機械において、
    ドライブピンが係止すべき位置に移動したことを検出す
    る近接スイッチを設け、ドライブピン側のセンタ近傍に
    AEセンサを設け、該AEセンサの信号中検出に必要な周波
    数を取出す検波手段を設けてなり、該検波手段よりの信
    号と近接スイッチの信号とにもとづきピン異状を検出す
    ることを特徴とするワークドライブピン破損検出装置。
JP3896890A 1990-02-20 1990-02-20 ワークドライブピン破損検出装置 Expired - Lifetime JP2931016B2 (ja)

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CN104783987A (zh) * 2014-01-17 2015-07-22 上海西门子医疗器械有限公司 接触板组件、床板组件、病床及控制系统和医疗设备

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