JP2930734B2 - 定着装置 - Google Patents
定着装置Info
- Publication number
- JP2930734B2 JP2930734B2 JP2403296A JP40329690A JP2930734B2 JP 2930734 B2 JP2930734 B2 JP 2930734B2 JP 2403296 A JP2403296 A JP 2403296A JP 40329690 A JP40329690 A JP 40329690A JP 2930734 B2 JP2930734 B2 JP 2930734B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- pressure
- protection member
- fixing
- fixing device
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機の定着装置に関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の定着フィルムを有する定着装置
は、たとえば、図3および図4に示すような構成からな
っている。
は、たとえば、図3および図4に示すような構成からな
っている。
【0003】図3において、5はエンドレスベルト状の
定着フィルムであり、左側の駆動ローラ1および右側の
従動ローラ2と、駆動ローラ1と従動ローラ2の間の下
方に配置した加熱体としての低熱容量線状加熱体4の、
互いに平行な前記3部材1,2,4,の間に懸回張設し
てある。
定着フィルムであり、左側の駆動ローラ1および右側の
従動ローラ2と、駆動ローラ1と従動ローラ2の間の下
方に配置した加熱体としての低熱容量線状加熱体4の、
互いに平行な前記3部材1,2,4,の間に懸回張設し
てある。
【0004】前記従動ローラ3は定着フィルム5のテン
ションローラを兼ねさせており、該定着フィルム5は駆
動ローラ1の時計方向回転駆動に伴い、時計方向に所定
の周速度で回転駆動される。
ションローラを兼ねさせており、該定着フィルム5は駆
動ローラ1の時計方向回転駆動に伴い、時計方向に所定
の周速度で回転駆動される。
【0005】3は加圧部材としてのシリコンゴム等の離
型性のよいゴム弾性層を有する加圧ローラであり、該定
着フィルム5の下行側フィルム部分を狭ませて前記加熱
体4の下面に対して、加圧レバー11、加圧ばね13お
よび加圧・解除レバー12を用いて、たとえば、総圧4
〜7Kgの当接圧をもって対向圧接させてあり、定着フ
ィルム5の回動方向に順方向の反時計方向に回転する。
型性のよいゴム弾性層を有する加圧ローラであり、該定
着フィルム5の下行側フィルム部分を狭ませて前記加熱
体4の下面に対して、加圧レバー11、加圧ばね13お
よび加圧・解除レバー12を用いて、たとえば、総圧4
〜7Kgの当接圧をもって対向圧接させてあり、定着フ
ィルム5の回動方向に順方向の反時計方向に回転する。
【0006】そして、加圧を解除するときは、図4に示
されるように、加圧・解除レバー12を矢印aの方向に
押すと、位置決めピン14がはずれ、加圧ローラ3は解
除された状態となる。定着フィルム5の保護等の目的の
ための排紙ドアはなく、定着ジャム処理は、この状態
で、本体内から紙を引き抜いて行なう。
されるように、加圧・解除レバー12を矢印aの方向に
押すと、位置決めピン14がはずれ、加圧ローラ3は解
除された状態となる。定着フィルム5の保護等の目的の
ための排紙ドアはなく、定着ジャム処理は、この状態
で、本体内から紙を引き抜いて行なう。
【0007】再び加圧するときには、図示されていない
カムで加圧レバー11を持ち上げ、加圧・解除レバー1
2で固定する。
カムで加圧レバー11を持ち上げ、加圧・解除レバー1
2で固定する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来の技術では、定着ジャム処理の際、次のような問題
点があった。
従来の技術では、定着ジャム処理の際、次のような問題
点があった。
【0009】すなわち、第1に、排紙部を開放していな
いため、加圧ローラまきつきジャムやアコーディオンジ
ャムした際、ジャム紙を取り除くことができない。第2
に、加圧ローラまきつきジャムやアコーディオンジャム
をとりのぞこうとして、排紙ローラから無理にピンセッ
ト等を突っ込んで、定着フィルム5を破損することがあ
る。第3に、定着ジャム紙を外から引き抜いて、未定着
トナーが、定着フィルム5に付着して、オフセットとな
ったり、定着フィルム5に傷をつけることがある。
いため、加圧ローラまきつきジャムやアコーディオンジ
ャムした際、ジャム紙を取り除くことができない。第2
に、加圧ローラまきつきジャムやアコーディオンジャム
をとりのぞこうとして、排紙ローラから無理にピンセッ
ト等を突っ込んで、定着フィルム5を破損することがあ
る。第3に、定着ジャム紙を外から引き抜いて、未定着
トナーが、定着フィルム5に付着して、オフセットとな
ったり、定着フィルム5に傷をつけることがある。
【0010】本発明は、上記のような問題点を解決しよ
うとするものである。すなわち、本発明は、排紙部を開
放することができて、定着フィルムの破損のおそれがな
く、加圧ローラまきつきジャムやアコーディオンジャム
の処理を簡単に行なうことができ、またジャム紙を本体
から引き抜いても、定着フィルムに未定着トナーがつく
ことがなく、オフセットしたり、定着フィルムに傷がつ
くことがないようにした定着装置を提供することを目的
とするものである。
うとするものである。すなわち、本発明は、排紙部を開
放することができて、定着フィルムの破損のおそれがな
く、加圧ローラまきつきジャムやアコーディオンジャム
の処理を簡単に行なうことができ、またジャム紙を本体
から引き抜いても、定着フィルムに未定着トナーがつく
ことがなく、オフセットしたり、定着フィルムに傷がつ
くことがないようにした定着装置を提供することを目的
とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本出願に係る発明の目的
を実現する構成は、フィルムと、このフィルムと接する
加圧部材と、を有し、前記フィルムと前記加圧部材の接
触部で未定着像を担持した記録材を挟持搬送し未定着像
を記録材上に定着する定着装置において、前記フィルム
を保護する保護部材と、記録材の移動方向に関して前記
接触部の下流側に設けられた開閉可能な開閉部材を有
し、前記開閉部材を開放した時、前記保護部材は前記接
触部に相当する前記フィルムを保護する位置に存在する
ようにしたものである。
を実現する構成は、フィルムと、このフィルムと接する
加圧部材と、を有し、前記フィルムと前記加圧部材の接
触部で未定着像を担持した記録材を挟持搬送し未定着像
を記録材上に定着する定着装置において、前記フィルム
を保護する保護部材と、記録材の移動方向に関して前記
接触部の下流側に設けられた開閉可能な開閉部材を有
し、前記開閉部材を開放した時、前記保護部材は前記接
触部に相当する前記フィルムを保護する位置に存在する
ようにしたものである。
【0012】
【作用】上記した構成では、開閉部材をジャム処理等の
ために開放すると、保護部材が接触部に相当する位置で
フィルムを保護する。
ために開放すると、保護部材が接触部に相当する位置で
フィルムを保護する。
【0013】
【実施例】図1および図2は本発明の一実施例を示して
いる。
いる。
【0014】同図において、6はフィルム保護部材で、
材質としては耐熱性のPPS等を用いる。
材質としては耐熱性のPPS等を用いる。
【0015】加圧解除ボタン8を押すと、図2に示され
るように、加圧・解除レバー12が動き、フィルム保護
部材保持ピン7がフィルム保護部材ストッパ板ばね16
からはずれ、フィルム保護部材引張りばね15により引
張られて、フィルム保護部材6は回転中心19を中心と
して定着フィルム5に沿って回転し、ニップ部から排紙
側にかけて定着フィルム5を覆う。
るように、加圧・解除レバー12が動き、フィルム保護
部材保持ピン7がフィルム保護部材ストッパ板ばね16
からはずれ、フィルム保護部材引張りばね15により引
張られて、フィルム保護部材6は回転中心19を中心と
して定着フィルム5に沿って回転し、ニップ部から排紙
側にかけて定着フィルム5を覆う。
【0016】開閉部材である排紙ドア10は加圧解除ボ
タン8を押さないと開けれれない構造になっており、排
紙ドア取手9を引いて排紙ドア10を開けたときは、す
でにフィルム保護部材6が定着フィルム5を覆った状態
になっている。また、排紙ドア10の開のときは電源が
OFFとなる。
タン8を押さないと開けれれない構造になっており、排
紙ドア取手9を引いて排紙ドア10を開けたときは、す
でにフィルム保護部材6が定着フィルム5を覆った状態
になっている。また、排紙ドア10の開のときは電源が
OFFとなる。
【0017】復帰させるときは、排紙ドア10を閉にし
て電源をONにして、コピーボタンを押すと、ステッピ
ングモータ18により、フィルム保護部材6がフィルム
保護部材位置検知フォトセンサ17に検知されるまで持
ち上げられる。
て電源をONにして、コピーボタンを押すと、ステッピ
ングモータ18により、フィルム保護部材6がフィルム
保護部材位置検知フォトセンサ17に検知されるまで持
ち上げられる。
【0018】このとき、図示されていないカムにより、
加圧レバー11が持ち上げられ、加圧・解除レバー12
で固定され、加圧ローラ3は加圧されると同時に、加圧
・解除レバー12に取り付けられたフィルム保護部材ス
トッパ板ばね16にフィルム保護部材保持ピン7がかか
り、フィルム保護部材6は上部に保持され、通常コピー
時の紙搬送を妨げることはない。
加圧レバー11が持ち上げられ、加圧・解除レバー12
で固定され、加圧ローラ3は加圧されると同時に、加圧
・解除レバー12に取り付けられたフィルム保護部材ス
トッパ板ばね16にフィルム保護部材保持ピン7がかか
り、フィルム保護部材6は上部に保持され、通常コピー
時の紙搬送を妨げることはない。
【0019】また同図において、20はレバー、21は
上ステイである。
上ステイである。
【0020】なお前述の実施例のほかに、本発明の実施
例として、次のようなものがあげられる。すなわち、前
述の実施例において、フィルム保護部材6が給紙側に保
持されており、加圧解除時、紙搬送と同方向に該保護部
材6が動いて、排紙側まで覆うようにしたもの、前述の
実施例において、フィルム保護部材6が通常コピー時は
蛇腹状になり、場所をとらないようにしたもの、さら
に、この場合、フィルム保護部材6の材質にふっ素樹脂
のシートを用い、通常コピー時は蛇腹状に折りたたむよ
うにしたもの、前述の実施例において、ステッピングモ
ータ18等を用いずに、リンク機構を用いて、フィルム
保護部材6を動かすようにしたものなどである。
例として、次のようなものがあげられる。すなわち、前
述の実施例において、フィルム保護部材6が給紙側に保
持されており、加圧解除時、紙搬送と同方向に該保護部
材6が動いて、排紙側まで覆うようにしたもの、前述の
実施例において、フィルム保護部材6が通常コピー時は
蛇腹状になり、場所をとらないようにしたもの、さら
に、この場合、フィルム保護部材6の材質にふっ素樹脂
のシートを用い、通常コピー時は蛇腹状に折りたたむよ
うにしたもの、前述の実施例において、ステッピングモ
ータ18等を用いずに、リンク機構を用いて、フィルム
保護部材6を動かすようにしたものなどである。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録材のジャム処理等で開閉部材を開けると、保護部材
がフィルムを保護するので、ジャム処理等の際に、フィ
ルムを損傷したり、未定着トナーがフィルムに付着して
オフセット等の原因となることを防止することができ
る。
記録材のジャム処理等で開閉部材を開けると、保護部材
がフィルムを保護するので、ジャム処理等の際に、フィ
ルムを損傷したり、未定着トナーがフィルムに付着して
オフセット等の原因となることを防止することができ
る。
【図1】本発明の一実施例の加圧時における状態を示し
た正面図である。
た正面図である。
【図2】本発明の一実施例の加圧解除時における状態を
示した正面図である。
示した正面図である。
【図3】従来の定着装置の加圧時における状態を示した
正面図である。
正面図である。
【図4】従来の定着装置の加圧解除時における状態を示
した正面図である。
した正面図である。
1…駆動ローラ 2…従動ローラ 3…加圧ローラ 5…定着フィルム 6…フィルム保護部材 7…フィルム保護
部材保持ピン 8…加圧解除ボタン 10…排紙レバー 11…加圧レバー 12…加圧・解除
レバー 13…加圧ばね 14…位置決めピ
ン 15…フィルム保護部材引張りばね 16…フィルム保護部材ストッパ板ばね 17…フィルム保護部材位置検知フォトセンサ 18…フィルム保護部材持ち上げステッピングモータ 19…フィルム保護部材回転中心
部材保持ピン 8…加圧解除ボタン 10…排紙レバー 11…加圧レバー 12…加圧・解除
レバー 13…加圧ばね 14…位置決めピ
ン 15…フィルム保護部材引張りばね 16…フィルム保護部材ストッパ板ばね 17…フィルム保護部材位置検知フォトセンサ 18…フィルム保護部材持ち上げステッピングモータ 19…フィルム保護部材回転中心
Claims (1)
- 【請求項1】 フィルムと、このフィルムと接する加圧
部材と、を有し、前記フィルムと前記加圧部材の接触部
で未定着像を担持した記録材を挟持搬送し未定着像を記
録材上に定着する定着装置において、 前記フィルムを保護する保護部材と、記録材の移動方向
に関して前記接触部の下流側に設けられた開閉可能な開
閉部材を有し、前記開閉部材を開放した時、前記保護部
材は前記接触部に相当する前記フィルムを保護する位置
に存在することを特徴とする定着装置 。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2403296A JP2930734B2 (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | 定着装置 |
US08/056,813 US5300998A (en) | 1990-12-18 | 1993-05-04 | Heating apparatus having a movable film protection member and image forming apparatus using same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2403296A JP2930734B2 (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | 定着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04216581A JPH04216581A (ja) | 1992-08-06 |
JP2930734B2 true JP2930734B2 (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=18513042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2403296A Expired - Fee Related JP2930734B2 (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | 定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2930734B2 (ja) |
-
1990
- 1990-12-18 JP JP2403296A patent/JP2930734B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04216581A (ja) | 1992-08-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |