JPS60672B2 - 加熱定着装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は加熱定着装置、特に像支持体の装填を容易にし
た加熱定着装置に関するものである。

電子写真方式により像支持体上に形成されたトナー像を
像支持体に永久に定着さるため加熱定着装置が広く利用
されている。加熱定着装置は通常少なくとも一方のロー
ラが高温に加熱され、互いに圧接された一対の定着ロー
ラから構成されており、一対の定着ローラの間をトナー
像を形成した紙等の支持体を通過させることにより定着
が行なわれる。

このような定着装置では、危険防止のため或いは加熱効
果を向上させるため装置の周囲が断熱材でカバーされて
おり、このため像支持体としてロール紙或いはファンフ
オールド紙のような連続紙を用いた場合、連続紙の先端
等を定着ローラ対の間に正しく装填するのが非常に困難
であり、紙づまりを生じたり、オペレータが高温の定着
ローラ等に接触する危険がある。

本発明はこれらの欠点を除いて簡単に支持体を装填する
ことができる加熱定着装置を提供するものである。

本発明は、上記目的を達成するために、トナー像を連続
像支持体１に定着するために互いに圧接したローラ対２
，８のニップ部に連続像支持体１を通す加熱定着装置に
おいて、上記連続像支持体１の先端を把持する部村１６
と、上記把持部材１６を連続像支持体装填時に上記ロー
ラ対２，８の間を通過させた後連続像支持体搬送路外の
位置に停止させ、且つ上記把持部材１６の通過の際上記
ローラ対２，８の一方のローラを圧鞍位置と離間位置と
に変位する連続像支持体装填手段９，１０，１１，１２
，１３，１４，１５，１７，１８，１９と、を有するこ
とを特徴とする加熱定着装置である。

以下図面に示した実施例により本発明を説明する。

第１図において、定着ローラ２はローラの表面にオフセ
ット防止のため滋型性弾性体（例えばシリコーンゴム）
が被覆されており、装置機箱（不図示）の基板にベアリ
ングを介して回転自在に支持されている。

定着ローラ２の回転軸にはスプロケット３が結合されて
おり、スプロケツト３はチェーン４、スプロケット５を
介してモータ６に連結され、定着ローラ２はモータ６の
駆動によって矢印Ａ方向に回転する。加熱ローラ６′は
定着ローラ２の外周部に配置されており、内部にヒータ
７が配置されている。

加熱ローラ６′は不図示の加圧機構により定着ローラ２
に圧接され、連続紙１上に形成されたトナー像を定着す
るのに充分な熱量を定着ローラ２に供給する。バックア
ップローラ８はベアリング９′を介してレバー９に回転
自在に支持されており、レバー９はヱアシリンダー１川
こ結合されている。

レバー９はェアシリンダ−１１により軸１０を中心とし
て回転し、バックアップロ−ラ８が定着ローラ２に圧接
する位置と定着ローラ２から離れた位置に変位するよう
に作用する。バックアップローラ８が定着。

ーラ２に圧接されると両ローラの間にニップ部が形成さ
れる。トナー像を担持した連続紙１は矢印Ｂ方向に搬送
され、ローラ２，８のニップ部を通過するときトナー像
が加圧、加熱されて連続紙上に定着される。連続紙１の
搬送路と平行に一対の無機のチェーン１２が配置されて
おり、チェーン１２は一対のスプロケット１３にそれぞ
れ張架されている。チェーン１２の上部は矢印Ｃ方向に
運動し、その運動路（往路）は連続紙１の搬送路の側辺
に沿って配置されており、下部は矢印Ｄ方向に運動し、
その運動路（復路）はバックアップローラ８の回転軸の
下方に配置されている。スプロケツト１３はギア１４，
１４′を介してモー夕１５に連結されており、モーター
５の駆動によりチェーン１２が運動する。連続紙１の先
端部を把持するグリッパ１６が一対のチェーン１２の間
に配置されている。

グリッパ１６は第２図、第３図に示す如く、グリッパ基
板３０とクランプ板３１から構成されており、グリツパ
基板３０はチェーン１２のリンクにカシメられて固定さ
れ、クランプ板３１は軸３２を中心として回転可能にグ
リッパ基板３０１こ設けられており、通常コイルバネ３
３によりグリツパ基板３０１こ押し付けられている。

従ってグリッパ基板３０とクランプ板３１はチェーン１
２と一体的に移動する。グリッパ基板３０とクランプ板
３１は連続紙１の先端部をその間で確実にくわえ込むた
め第３図示の如く同一方向に湾曲した曲面をそれぞれ有
している。

なお連続紙の先端を把持したとき先端位置を確認するた
めクランプ板３１に貫通孔を設けるとよい。

グリッパ１６の位置は検知器１７，１８，１９により検
知され、検知器１７，１８， １９は光源と光電変換素
子から構成されており、光源と光電変換素子の間にグリ
ッパ基板３０の突起部が位置すると光源の光路が遮断さ
れることによりグリツパ１６の位置が検知される。定着
部の出口側において、グリッパ１６の運動路に紙開放レ
バー２０が配置されており、紙開放レバー２０はクラン
プ板３１の突起部と係合してクランプ板３１をバネ３３
に抗して回転させ、グリッパ基板３０とクランプ板３１
間に隙間を形成して連続紙１をグリッパ１６から開放す
る。

次に上記装置に連続紙をセットする動作を説明する。グ
リッパ１６は通常破線示１６′の位置即ち紙搬送路の外
のホームポジションに変位して特期している。

先ず紙セットモ−ド釦（不図示）を押すとモータ１５が
駆動し、チェーン１２と一体にグリッパ１６が移動する
。

グリッパ１６が実線示の位置まで移動し、検知器１８が
グリツパ１６を検知すると、その検知信号によりモータ
１５の駆動が停止する。

次にオペレータが第１図の実線示に位置したグリッパ１
６のグリッパ基板３０とクランブ板３１の間にセットす
べき連続紙１を先端を挟み込み、紙セット釣（不図示）
を押すと、再びモータ１５が駆動し、連続紙１はグリッ
パ１６に引っ張られて破線示１′の如く矢印Ｂ方向に搬
送される。

グリッパ１６の移動により検知器１９がグリッパ１６を
検知すると、その検知信号によりェアシリンダ−１１が
レバー９を軸１０を中心として時計方向に回転するよう
に作動し、バックアップローラ８が定着ローラ２から離
れた位置に変位する。グリッパ１６が紙搬送路に沿って
移動し、充分離間した定着ローラ２とバックアップロー
ラ８の間を通り、グリツパ１６のクランプ板３１の突起
部が紙開放レバー２０１こ係合すると連続紙の先端がグ
リッパ１６から開放されて自由になり連続紙はその位置
に置かれる。連続紙１を開放したグリッパ１６は更に移
動し、ホームポジション１６′に達し、検知器１７かグ
リッパ１６を検知すると、その検知信号によりモーター
５の駆動が停止し、連続紙の装填が完了する。

ェアシリンダー１１は検知器１７からの検知信号或いは
プリンターからの信号によりしバ−９を軸１０を中心と
して反時計方向に回転するように作動し、バックアップ
ローラ８が定着ローラ２に圧接する位置に変位する。以
上のように本発明によるとトナー像を形成した支持体を
簡単かつ確実に装填することができＬ支持体のジャム発
生を防止し、オペレータの危険を防止することができる
。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明装置の一実施例を示す概要構成図、第２
図はグリツパの要部正面図「第３図は第２図のｍ−ｍ線
に沿った断面図。 ２・・・…定着ローラ、６′・・…・加熱ローラ、８…
…定着ローラ、１６・・・・・・グリッパ。 努７図第２図 劣る図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ トナー像を連続像支持体に定着するために互いに圧
   接したローラ対のニツプ部に連続像支持体を通す加熱定
   着装置において、 上記連続像支持体の先端を把持する
   部材と、上記把持部材を連続像支持体装填時に上記ロー
   ラ対の間を通過させた後連続像支持体搬送路外の位置に
   停止させ、且つ上記把持部材の通過の際上記ローラ対の
   一方のローラを圧接位置と離間位置とに変位する連続像
   支持体装填手段と、を有することを特徴とする加熱定着
   装置。