JP2928933B2 - 電話交換装置 - Google Patents

電話交換装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、伝言を録音する機能を有する電話交換装置
に関する。
[従来の技術] 従来より、通話音声を記録/再生する手段を備えた電
話交換装置が知られている。
この電話交換装置では、通話時に、その場で不在の第
三者への伝言を依頼されたとき、取りつぎ操作者が第三
者を特定するキー押下とオンフックに相当する操作を行
なうことにより、録音を開始するように構成されてい
る。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来例では、録音中に伝言相手で
ある第三者が戻ってきた場合でも、今自分宛の伝言が録
音中であることを知りえず、ましてやその通話相手と接
続することにより、通話を行なうことはできないため、
かえって不便なものとなってしまう欠点があった。
本発明は、不在者に対する伝言を録音中に伝言相手が
戻ってきた場合に適切に対処することができる電話交換
装置を提供することを目的とする。
[課題を解決する手段] 本発明は、複数の内線を接続する電話交換装置におい
て、伝言を録音する録音手段と、前記複数の内線のうち
の1つの内線が、通話中に、通話相手から前記録音手段
に録音される伝言を聞くべき伝言相手を指定すると、指
定された伝言相手に対応する内線に伝言録音中の表示を
行う表示手段と、該伝言の録音中に、上記複数の内線の
うちの該伝言を聞くべき伝言相手に対応する内線から接
続要求があった場合、該内線と該伝言を録音していた前
記通話相手を接続する接続手段とを有することを特徴と
する。
[作用] 本発明では、複数の内線のうちの1つの内線が、通話
中に、通話相手から録音手段に録音される伝言を聞くべ
き伝言相手を指定すると、指定された伝言相手に対応す
る内線に伝言録音中の表示を行い、該伝言の録音中に、
上記複数の内線のうちの該伝言を聞くべき伝言相手に対
応する内線から接続要求があった場合、該内線と該伝言
を録音していた通話相手を接続し、両者の通話を可能と
する。
[実施例] 第1図は、本発明の一実施例を示すブロック図であ
る。
この実施例装置は、複数の外線1および内線31を収容
可能なボタン電話装置として構成されている。
このボタン電話装置の主装置2には、外線1を収容
し、着信/応答/切断を検知して制御装置7へ通知する
外線インタフェース3と、外線1と内線31との間を交
換、接続する通話路スイッチ4と、内線31を収容し電話
機21へ表示等の制御命令を検出したり、電話機21からの
キー押下情報を受取る内線インタフェース5とを有して
いる。
また、主装置2の制御装置7は、マイクロプロセッサ
等からなり主装置2全体の動作を制御するものであり、
ROM6に格納された制御装置7の動作指定プログラム等を
含む制御情報に基いて動作する。
さらに、主装置2には、制御装置7からの指示で時間
を計時しタイムアウトを通知する計時装置8と、本装置
の運用データ等を保持するRAM9、通話音声の記録および
再生を行なう音声記憶装置10と、録音の開始や終了等を
表わす信号を発生するガイダンス信号発生装置11と、保
留音や着信等のための音源12とが設けられている。
一方、電話機21は、主装置2との間で通話路を接続し
たり制御データを通信するための通信イタフェース22
と、ダイヤル番号等を表示する表示装置23と、電話機21
の動作を制御するマイクロプロセッサ等からなる制御装
置24と、ダイヤルボタン25と、制御装置24の動作を決定
するプログラム等である制御情報を格納したROM26と、
電話機21としての動作に必要な情報を保持する書替え可
能メモリ27と、マイクやハンドセット送話器である音声
入力装置28と、スピーカやハンドセット受話器である音
声出力装置29と、外線1を選択したり、その使用状態を
示す外線選択/状態表示ボタン30とを有する。
第2図は、本実施例装置における制御の流れを示すフ
ローチャートである。
なお、ここでは説明を簡略にするため、1つの外線と
内線とが通話中になっていると仮定し、それ以前の制御
については、従来と同一であるので説明を省略する。
まず、外線1の通話相手が現在は不在の第三者に伝言
がある旨を内線通話者に告げる。すると、内線通話者は
取りつぎ操作者として、まず伝言相手である第三者を指
定するためのキー押下を行ない(S1)、続いてハンドセ
ットを置く等のオンフック操作を行なう(S2)。
主装置2の制御装置7は、取りつぎ操作者のオンフッ
クを検出した後、通話相手に対して録音開始を示すガイ
ダンス信号を送出し(S3)、タイマ(計時装置)8をス
タートさせ(S4)、伝言相手指定情報とともに音声を音
声記憶装置10に記憶し(S5)、録音状態となる。
そして、収容されている伝言相手である第三者対応の
電話機に伝言録音中の表示を行なう(S6)。
その後、予め設定されていた時間が経過したことを示
すタイムアウト発生の有無を判断し(S7)、タイムアウ
トであれば、通話相手へ録音時間の終りであることを示
すガイダンス信号を送出して(S8)、録音終了とする
(S9)。
また、タイムアウトでないときは、S10で通話相手が
切断したかどうかを判断し、相手が切断したときはS9へ
進み、録音終了とする。
また、通話相手が切断でないときは、S11で第三者か
ら接続要求があるかどうかを判断する。これは、本シス
テム内線使用者に固有に割当てられているパスワード入
力や単にその内線電話機からのオフフック等があるかど
うかを検出することによって行なう。
接続要求がある場合には、S12でタイマを停止し、録
音を停止し、S13でその第三者と伝言依頼者である通話
相手を接続する。
接続要求がない場合には、S17に戻って処理を続行す
る。
その後、第三者が自分宛の伝言があるかどうかを特番
操作によって確認し、伝言がある場合には取り出して聞
くことになる。この操作は従来と同じであり、ここでは
詳述しない。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものでは
なく種々の変更が可能である。
例えば、S6における録音中表示を表示装置23で行なう
のではなく、外線選択/状態表示ボタンに付属したLED
の点滅によって行なってもよい。もとろんこの場合の点
滅は、保留等を示す点滅周期とは異なる周期のものとす
る。また、LEDが2色以上あるときには、色の区別を用
いることも可能である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、複数の内線の
うちの1つの内線が、通話中に、通話相手から録音手段
に録音される伝言を聞くべき伝言相手を指定すると、指
定された伝言相手に対応する内線に伝言録音中に表示を
行い、該伝言の録音中に、上記複数の内線のうちの該伝
言を聞くべき伝言相手に対応する内線から接続要求があ
った場合、該内線と該伝言を録音していた通話相手を接
続することにより、伝言の録音中であっても、伝言を録
音していた通話相手と複数の内線のうちの伝言を聞くべ
き伝言相手との通話を可能にすることができるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示すブロック図である。 第2図は、本実施例装置における制御の流れを示すフロ
ーチャートである。 1……外線、2……主装置、3……外線インタフェー
ス、4……通話路スイッチ、5……内線インタフェー
ス、6、26……ROM、7、24……制御装置、8……計時
装置、9、27……RAM、10……音声記憶装置、11……ガ
イダンス信号発生装置、12……音源、21……電話機、22
……通信インタフェース、23……表示装置、25……ダイ
ヤルボタン、28……音声入力装置、29……音声出力装
置、30……外線選択/状態表示ボタン、31……内線。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の内線を接続する電話交換装置におい
    て、 伝言を録音する録音手段と; 前記複数の内線のうちの1つの内線が、通話中に、通話
    相手から前記録音手段に録音される伝言を聞くべき伝言
    相手を指定すると、指定された伝言相手に対応する内線
    に伝言録音中の表示を行う表示手段と; 該伝言の録音中に、上記複数の内線のうちの該伝言を聞
    くべき伝言相手に対応する内線から接続要求があった場
    合、該内線と該伝言を録音していた前記通話相手を接続
    する接続手段と; を有することを特徴とする電話交換装置。
JP4903690A 1990-02-23 1990-02-28 電話交換装置 Expired - Fee Related JP2928933B2 (ja)

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