JP2928385B2 - 新規四環系化合物 - Google Patents

新規四環系化合物

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JP2928385B2
JP2928385B2 JP5519122A JP51912293A JP2928385B2 JP 2928385 B2 JP2928385 B2 JP 2928385B2 JP 5519122 A JP5519122 A JP 5519122A JP 51912293 A JP51912293 A JP 51912293A JP 2928385 B2 JP2928385 B2 JP 2928385B2
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文夫 鈴木
宜資 中里
浩 積木
健守 大森
博志 中島
忠史 田村
総一郎 佐藤
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KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D221/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one nitrogen atom as the only ring hetero atom, not provided for by groups C07D211/00 - C07D219/00
    • C07D221/02Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one nitrogen atom as the only ring hetero atom, not provided for by groups C07D211/00 - C07D219/00 condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D221/04Ortho- or peri-condensed ring systems
    • C07D221/18Ring systems of four or more rings

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は免疫抑制剤として有用な新規四環系化合物に
関する。
背景技術 (式中、R1はCO2H他を表し、R2およびR3は独立してH、
F他を表し、R4およびR5は独立してH他を表す)で表さ
れる化合物が、特開平2−233661号公報に癌化学療法剤
として有効であることが、またWO92/00739には免疫抑制
剤としての用途が開示されている。
2−(2′−フルオロ−1,1′−ビフェニル−4−イ
ル)−6−フルオロ−3−メチル−4−キノリンカルボ
ン酸ナトリウム塩(DuP758)が、特開平1−313428号公
報に免疫抑制剤としての用途が開示されている。
5H−イノデノ[1,2−b]キノリン−6−カルボン
酸、6,7−ジヒドロ−5H−ベンゾ〔6,7〕シクロヘプタ
〔1,2−b〕キノリン−8−カルボン酸および5,6,7,8−
テトラヒドロベンゾ〔7,8〕シクロオクタ〔1,2−b〕キ
ノリン−9−カルボン酸が報告されているが、その薬理
作用については知られていない〔Liebigs Ann.Chem.
(リービッヒ・アナレン・ケミィ),610,57(195
7)〕。
発明の開示 本発明によれば、式(I) (式中、X1およびX2は同一または異なって、水素または
低級アルキルを表し、nは1〜4の整数を表す)で表さ
れる新規四環系化合物またはその薬理上許容される塩が
提供される。
式(I)の各基の定義において、低級アルキルとして
は直鎖または分岐状の炭素数1〜6の例えば、メチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチ
ル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ネオペン
チル、ヘキシル等があげられる。
化合物(I)の薬理上許容される塩は、薬理上許容さ
れる金属塩、アンモニウム塩、有機アミン付加塩、アミ
ノ酸付加塩等を包含する。
化合物(I)の薬理上許容される金属塩としてはナト
リウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、マグネシウ
ム塩、カルシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アルミニ
ウム塩、亜鉛塩があげられ、アンモニウム塩としてはア
ンモニウム、テトラメチルアンモニウム等の塩があげら
れ、薬理上許容される有機アミン付加塩としてはモルホ
リン、ピペリジン等の付加塩、薬理上許容されるアミノ
酸付加塩としてはリジン、グリシン、フェニルアラニン
等の付加塩があげられる。
次に本発明化合物の製造法について説明する。
製造法1 化合物(I)においてX1およびX2が水素である化合物
(I−a)は、次の反応工程に従い得ることができる。
(式中、nは前記と同義である) 工程1: 化合物(II)を無溶媒中、脱水剤存在下、通常50〜12
0℃で1〜6時間処理することによって化合物(III)を
得ることができる。
脱水剤としては、ポリリン酸、メタンスルホン酸、硫
酸等があげられる。
工程2: 化合物(III)と2〜3当量のトリエチルシランとを
トリフルオロ酢酸中、通常室温〜70℃で5分〜6時間反
応させることによって化合物(IV)を得ることができ
る。
工程3: 化合物(IV)と1〜4当量のクロム酸とを酢酸−プロ
ピオン酸−水の混合溶媒中、通常0℃〜室温で1〜6時
間反応させることによって化合物(V)を得ることがで
きる。
工程4: 化合物(V)と当量の化合物(VI)(アルドリッチ社
製)とを水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等のアルカ
リ性条件下、エタノール−水−ジオキサンの混合溶媒
中、通常室温〜100℃で3〜120時間反応させることによ
って化合物(I−a)を得ることができる。
化合物(II)は、次の反応工程に従い得ることができ
る。
(式中、nは前記と同義である) 工程5: 化合物(VII)(アルドリッチ社製)と当量の化合物
(VIII)とを、2当量の三塩化アルミニウム等のルイス
酸存在下、ジクロロメタン、ジクロロエタン等の反応に
不活性な溶媒中、通常0℃〜室温で1〜12時間反応させ
ることによって化合物(IX)を得ることができる。
工程6: 化合物(IX)から上記工程2と同様の方法によって化
合物(X)を得ることができる。
工程7: 化合物(X)を水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等
のアルカリ性条件下、ジオキサン−水の混合溶媒中、通
常室温〜100℃で1〜12時間反応させることによって化
合物(II)を得ることができる。
別法として原料化合物(II)においてnが2または3
である化合物(II−a)は、次の反応工程に従い得るこ
とができる。
(式中、mは2または3を表す) 工程8: 化合物(VII)(アルドリッチ社製)と当量の化合物
(XI)(アルドリッチ社製)から、上記工程5とほぼ同
様の方法によって化合物(XII)を得ることができる。
工程9: 化合物(IX)から上記工程2とほぼ同様の方法によっ
て化合物(II−a)を得ることができる。
化合物(V)は次の反応工程によっても得ることがで
きる。
(式中、nは前記と同義であり、Buはブチルを、Zは臭
素、ヨウ素またはトリフルオロメタンスルホニルオキシ
を表す) 工程10: 化合物(XIII)と1〜2当量の化合物(XIV)とを触
媒量のパラジウム錯体存在下、ジメチルホルムアミド、
テトラヒドロフラン、ジオキサン等の溶媒中、通常60〜
120℃で1〜12時間反応させることによって化合物
(V)を得ることができる。なお必要に応じ、塩化リチ
ウム等の塩類や酸化銀等の酸化剤を添加してもよい。
化合物(XIII)は公知の方法〔J.Org.Chem.(ジャー
ナル・オブ・オーガニック・ケミストリー),27,70(1
962)〕もしくはそれに準じて合成することができる。
また化合物(XIV)は公知の方法〔Angew.Chem.Int.Ed.E
ngl.(アンゲバンテ・ケミィ・インターナショナル・エ
ディション・イン・イングリッシュ),25,508(198
6)〕もしくはそれに準じて合成することができる。
化合物(I)において、X1および/またはX2が低級ア
ルキルである化合物は以下の製造法2〜4に従い得るこ
とができる。
製造法2 (式中、nは前記と同義であり、X1aはX1の定義中の低
級アルキルを表す) 工程11: 化合物(III)と当量のアルキルホスホニウム塩を塩
基の存在下、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の溶媒中、通
常0〜120℃で5分〜12時間反応させ、次いで、パラジ
ウム/炭素、二酸化白金等の触媒を用い、メタノール、
エタノール、酢酸等の溶媒中、通常0〜100℃で5分〜1
2時間、触媒水素還元することによって化合物(XV)を
得ることができる。
塩基としては、n−ブチルリチウム、カリウムtert−
ブトキサイド、水素化ナトリウム、水酸化ナトリウム、
炭酸カリウム、トリエチルアミン等があげられる。
工程11の別法として、化合物(III)に1〜5当量の
グリニアル試薬をエーテル、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン等の溶媒中、通常−30〜100℃で5分〜12時間反
応させ、ついで、1〜2当量のトリエチルシランをトリ
フルオロ酢酸中、通常室温〜70℃で5分〜6時間反応さ
せることによっても化合物(XV)を得ることができる。
工程12: 化合物(XV)から上記工程3と同様の方法によって化
合物(XVI)を得ることができる。
工程13: 化合物(XVI)と化合物(VI)から上記工程4と同様
の方法によって化合物(I−b)を得ることができる。
製造法3 (式中、X1aおよびnは前記と同義であり、X2aはX2の定
義中の低級アルキルを表す) 工程14: 化合物(II)に2〜10当量のグリニアル試薬をエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等の溶媒中、通常
−30〜100℃で5分〜12時間反応させることによって化
合物(XVII)を得ることができる。
工程15: 化合物(XVII)を当量の三塩化アルミニウム等のルイ
ス酸存在下、ジクロロメタン、ジクロロエタン等の反応
に不活性な溶媒中、通常0℃〜室温で1〜12時間処理す
ることによって化合物(XVIII)を得ることができる。
工程16: 化合物(XVIII)から上記工程3と同様の方法によっ
て化合物(XIX)を得ることができる。
工程17: 化合物(XIX)化合物(VI)から上記工程4と同様の
方法によって化合物(I−c)を得ることができる。
製造法4 (式中、X1a、X2およびmは前記と同義である) 工程18: 化合物(III)においてnが2または3である化合物
(III−a)とヨウ化メチル、ヨウ化エチル等のアルキ
ルハライドを塩基の存在下、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド
等の溶媒中、通常0〜120℃で5分〜12時間反応させる
ことによって化合物(XX)を得ることができる。
塩基としては、水素化ナトリウム、カリウムtert−ブ
トキサイド、水酸化ナトリウム、炭酸カリウム等があげ
られる。なお、必要に応じテトラブチルアンモニウムブ
ロミド等の四級アンモニウムハライド塩等や、18−クラ
ウン−6等のクラウンエーテル等の相間移動触媒を添加
してもよい。
工程18の別法として、化合物(III−a)とピロリジ
ン、ピペラジン等の2級アミンとをパラトルエンスルホ
ン酸存在下、ベンゼン、トルエン等の溶媒中、通常還流
下で1〜12時間反応させ、ついで、ヨウ化メチル、ヨウ
化エチル等のアルキルハライドをジオキサン、ジメチル
ホルムアミド等の溶媒中、通常室温〜100℃で5分〜12
時間反応させることによっても化合物(XX)を得ること
ができる。
工程19: 化合物(XX)から上記工程2と同様の方法によって化
合物(XXI)を得ることができる。
工程20: 化合物(XXI)から上記工程3と同様の方法によって
化合物(XXII)を得ることができる。
工程21: 化合物(XXII)と化合物(VI)から上記工程4と同様
の方法によって化合物(I−d)を得ることができる。
上述した製造法における中間体および目的化合物は、
有機合成化学で常用される精製法、例えば濾過、抽出、
洗浄、乾燥、濃縮、再結晶、各種クロマトグラフィー等
に付して単離精製することができる。また中間体におい
ては、特に精製することなく次の反応に供することもで
きる。
化合物(I)の塩を取得したいとき、化合物(I)が
塩の形で得られる場合には、そのまま精製すればよく、
また、遊離の形で得られる場合には、適当な溶媒に溶解
もしくは懸濁させ、酸または塩基を加えて塩を形成させ
ればよい。
また、化合物(I)およびその薬理上許容される塩
は、水あるいは各種溶媒との付加物の形で存在すること
もあるが、これら付加物も本発明に包含される。
各製造法によって得られる化合物(I)の具体例を第
1表に示す。
次に、化合物(I)の薬理作用について試験例で説明
する。
試験例1 溶血斑形成細胞(PFC)の抑制作用 ジェーンらの方法〔Science(サイエンス),140,450
(1963)〕に山本らの方法〔Drugs Exp.Clin.Res.(ド
ラッグス・エクスペリメンタル・クリニカル・リサー
チ),,5(1982)〕を加え改良して行った。すなわ
ち,Balb/c系雄性マウス(7週令)(チャールズリバー
社)に1×108個ヒツジ赤血球(バイオテスト研究所)
を尾静脈投与で感作し、6−7日後に脾臓を摘出した。
次に摘出した脾臓をhanks'液(日水製薬)中に潰して細
胞浮遊液とし、濾過後、1200rpmで5分間遠心分離し
た。遠心分離後、上清を捨てTris・NH4Cl溶液で処理し
て赤血球を除去し、hanks'液で3回洗浄を行った。上清
を捨てた後、細胞を10%ウシ胎児血清(ギブコ社)、ス
トレプトマイシン(明治製菓)50μg/ml、ペニシリン
(明治製菓)50μU/mlおよび2−メルカプトエタノール
(5×10-5M)を含むRPMI−1640培地(日水製薬)に懸
濁した。次にマイクロカルチャプレート(ヌンク社、24
穴)の各穴に1穴あたり、生細胞の数で1×107個、ヒ
ツジ赤血球5×106個およびジメチルスルホキサイド溶
解した試験化合物(10-2M)を前述のRPMI−1640培地で
希釈して10-5、10-6または10-7Mとしたものを合わせ、
全量で2mlとし、37℃で5日間培養した。
培養終了後、細胞2000rpmで5分間遠心分離し、上清
除去後、1mlのhanks'液で懸濁し、再度遠心分離し、1ml
のhanks'で懸濁した。この懸濁液50μlを予め50℃に加
温した0.25%アガロース・hanks'溶液400μlにヒツジ
赤血球50μlとともに加えてスライドグラス上にまき、
プラークアッセイペレートにのせ、リン酸緩衝生理食塩
液で400倍希釈したモルモット補体(セダーレン研究
所)とともに37℃で1−2時間反応させ、出現する直接
溶血斑細胞数(ダイレクトPFC数)を計測した。
試験化合物による抗体産生の抑制率は次式より求め
た。
比較化合物として式(A) で表される5,6−ジヒドロ−9−フルオロ−3−フェニ
ルベンズ[c]アクリジン−7−カルボン酸〔特開平2
−233661号公報、以下化合物(A)という〕を用いた。
なお、コントロールのPFC数とは、試験化合物非存在
下(ジメチルスルホキシド単独)での値である。
結果を第2表に示す。
試験例2 アジュバント関節炎に対する予防効果 7週令のLewis系雌性ラット(チャールズリバー社)
を用い、1群8匹とした。
Newbould B.B.の方法〔Brit.J.Pharmacol.(ブリティ
ッシュ・ジャーナル・ファーマコロジー),21,127(19
63)〕に準じ、流動パラフィンに懸濁したmycobacteriu
m butylicum死菌(ディフコ社)0.6mg/0.1mlをアジュバ
ントとして、あらかじめ両後肢足の容積を測定したラッ
トの右後肢足蹠内に皮下注射した。処置後、両後肢足の
容積をラット後肢足蹠浮腫容積測定装置(ユニコム社TK
−101)を用いて測定し、処置前の容積との比較から左
右の各後肢足の浮種率を求めた。
試験化合物(化合物3)は、5%アラビアゴム溶液に
懸濁し、アジュバンドを処置した日をDay0として、1日
1回、Day0−4、Day7−11、Day14−17に経口投与し
た。
コントロール群には、5%アラビアゴムを経口投与し
た。
比較化合物として式(B) で表される2−(2′−フルオロ−1,1′−ビフェニル
−4−イル)−6−フルオロ−3−メチル−4−キノリ
ンカルボン酸ナトリウム塩〔特開平1−313428号公報、
以下化合物(B)という〕を用いた。
結果を第1図および第2図に示す。
化合物(I)またはその薬理上許容される塩はその薬
理作用に応じて、投与目的に対し、そのままあるいは各
種の製薬形態で使用することができる。本発明の製薬組
成物は活性成分として、有効な量の化合物(I)または
その薬理上許容される塩を薬理上許容される担体と均一
に混合して製造できる。この担体は投与に対して望まし
い製剤の形態に応じて、広い範囲の形態をとることがで
きる。これらの製薬組成物は、経口的または注射による
投与に対して適する単位服用形態にあることが望まし
い。
経口服用形態にある組成物の調製においては、何らか
の有用な薬理的に許容し得る担体が使用できる。例えば
懸濁剤およびシロップ剤のような経口液体調製物は、
水、シュークロース、ソルビトール、フルクトースなど
の糖類、ポリエチレングリコール、プロピレングリコー
ルなどのグリコール類、ゴマ油、オリーブ油、大豆油な
どの油類、アルキルp−ヒドロキシベンゾエートなどの
防腐剤、ストロベリーフレーバー、ペパーミントなどの
フレーバー類などを使用して製造できる。粉剤、丸剤、
カプセル剤および錠剤は、ラクトース、グルコース、シ
ュークロース、マンニトールなどの賦形剤、でん粉、ア
ルギン酸ソーダなどの崩壊剤、マグネシウムステアレー
ト、タルクなどの滑沢剤、ポリビニルアルコール、ヒド
ロキシプロピルセルロース、ゼラチンなどの結成剤、脂
肪酸エステルなどの表面活性剤、グリセリンなどの可塑
剤などを用いて製造できる。錠剤およびカプセル剤は投
与が容易であるという理由で、最も有用な単位経口投与
剤である。錠剤やカプセル剤を製造する際には個体の製
薬担体が用いられる。
また注射用の溶液は、蒸留水、塩溶液、グルコース溶
液または塩水とグルコース溶液の混合物から成る担体を
用いて調製することができる。
化合物(I)もしくはその薬理上許容される塩は、経
口的または注射による非経口的に投与可能であり、その
有効用量および投与回数は、投与形態、患者の年齢、体
重、症状等により異なるが、通常1日当り、1〜50mg/k
gを3〜4回に分けて投与するのが好ましい。
図面の簡単な説明 第1図は、アジュバント処置したラット右後肢足の浮
腫率を示す。
図中、−○−はコントロール群、−△−は比較化合物
投与群(投与量;3mg/kg)、−□−は比較化合物投与群
(投与量;10mg/kg)、−▲−は試験化合物投与群(投与
量;1mg/kg)、−■−は試験化合物投与群(投与量;3mg/
kg)を示す。
第2図は、アジュバント非処置のラット左後肢足の浮
腫率を示す。
図中、−○−はコントロール群、−△−は比較化合物
投与群(投与量;3mg/kg)、−□−は比較化合物投与群
(投与量;10mg/kg)、−▲−は試験化合物投与群(投与
量;1mg/kg)、−■−は試験化合物投与群(投与量;3mg/
kg)を示す。
以下に、本発明の態様を、実施例、参考例および製剤
例により説明する。
発明を実施するための最良の形態 実施例1 8−フルオロ−3−(2−フルオロフェニル)−5H−イ
ンデノ[1,2−d]キノリン−6−カルボン酸(化合物
1) 5−フルオロイサチン330mg(2ミリモル)を水酸化
カリウム650mg(10ミリモル)を含む水1mlに溶解し、こ
れにジオキサン−エタノール(2:3)5mlに溶解した参考
例3で得られる化合物c450mg(2ミリモル)を加えた。
3時間加熱還流後、溶媒を留去し、エーテルを加え水で
抽出した。水層に塩酸を加え析出した結晶を濾取した。
得られら結晶を水洗、乾燥し、ジメチルホルムアミド−
水から再結晶することにより、表記化合物313mg(収率4
2%)を得た。
融点:>300℃ 元素分析(%):C23H13F2NO2・0.5H2O 計算値:C72.25,H3.69,N3.66 実測値:C72.35,H3.39,N4.07 IR(KBr)cm-1:1705,1620,1505,1240 NMR(DMSO−d6)δ(ppm):8.35−8.21(m,3H),7.91
(s,1H),7.78−7.61(m,3H),7.53−7.33(m,3H),4.4
0(s,2H) MS(m/e):373(M+),328[(M−COOH)] 実施例2 5,6−ジヒドロ−9−フルオロ−3−(2−フルオロフ
ェニル)ベンズ[c]アクリジン−7−カルボン酸(化
合物2) 参考例8で得られる化合物h2.66g(16ミリモリ)と5
−フルオロイサチン3.81g(16ミリモル)とをエタノー
ル24mlに溶解させ、水酸化カリウム4.22g(80ミリモ
リ)を含む水12mlを加えた。60時間加熱還流後、溶媒を
留去し、エーテルを加え水で抽出した。水層に塩酸を加
え析出した結晶を濾取し、エーテルで洗浄した。得られ
た結晶をジメチルホルムアミド−水から再結晶すること
により、表記化合物2.6g(収率43%)を得た。
融点:>300℃ 元素分析(%):C24H15F2NO2・0.2H2O 計算値:C73.73,H3.97,N3.58 実測値:C73.65,H3.73,N3.67 IR(KBr)cm-1:3400,1718,1615,1502,1420 NMR(DMSO−d6)δ(ppm):8.52(1H,d,J=8Hz),8.23
−8.17(1H,m),7.95−7.32(8H,m),3.21−3.07(4H,
m) MS(m/e):387(M+) 実施例3 6,7−ジヒドロ−10−フルオロ−3−(2−フルオロフ
ェニル)−5H−ベンゾ〔6,7〕シクロヘプタ〔1,2−b〕
キノリン−8−カルボン酸(化合物3) 参考例13で得られる化合物m0.62g(2.4ミリモル)と
5−フルオロイサチン0.41g(2.4ミリモル)とをエタノ
ール4mlに溶解させ、水酸化カリウム0.67g(12ミリモ
ル)を含む水2mlを加えた。50時間加熱還流後、溶媒を
留去し、エーテルを加え水で抽出した。水層に塩酸を加
え析出した結晶を濾取し、エーテルで洗浄した。得られ
た結晶をジメチルホルムアミド−水から再結晶すること
により、表記化合物445mg(収率46%)を得た。
融点:>300℃ 元素分析(%):C25H17F2NO2・0.4H2O 計算値:C73.49,H4.39,N3.43 実測値:C73.55,H4.04,N3.34 IR(KBr)cm-1:2940,2860,1730,1625,1500,1480,1240 NMR(DMSO−d6)δ(ppm):8.24−8.19(1H,m),7.87
(1H,d,J=8Hz),7.79−7.32(8H,m),2.89−2.61(4H,
m),2.26−2.21(2H,m) MS(m/e):401(M+), 実施例4 11−フルオロ−3−(2−フルオロフェニル)−5,6,7,
8−テトラヒドロベンゾ〔7,8〕シクロオクタ〔1,2−
b〕キノリン−9−カルボン酸(化合物4) 参考例14で得られる化合物n0.67g(2.5ミリモル)と
5−フルオロイサチン0.41g(2.5ミリモル)とをエタノ
ール7mlに溶解させ、6規定水酸化カリウム水溶液7mlを
加えた。24時間加熱還流後、溶媒を留去し、エーテルを
加え水で抽出した。水層に塩酸を加え析出した結晶を濾
取した。得られた濾取物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー〔溶出溶媒;クロロホルム−メタノール−酢酸
(100:1:0.1)〕で分離・精製し、エタノールから再結
晶することにより、表記化合物0.60g(収率58%)を得
た。
融点:>300℃ 元素分析(%):C26H19F2NO2・0.5H2O 計算値:C73.58,H4.75,N3.30 実測値:C73.27,H4.54,N3.38 IR(KBr)cm-1:2928,1702,1625,1501,1486 NMR(DMSO−d6)δ(ppm):8.23−8.17(1H,m),7.79−
7.32(9H,m),3.08−2.85(2H,m),2.34−1.65(6H,m) MS(m/e):415(M+) 実施例5 5,6−ジヒドロ−9−フルオロ−3−(2−フルオロフ
ェニル)−5−メチルベンズ[c]アクリジン−7−カ
ルボン酸(化合物5) 参考例16で得られる化合物p1.26g(5.0ミリモル)と
5−フルオロイサチン0.82g(5.0ミリモル)とをエタノ
ール15mlに溶解させ、水酸化カリウム1.39g(25ミリモ
ル)を含む水4mlを加えた。45時間加熱還流後、溶媒を
留去し、エーテルを加え水で抽出した。水層に塩酸を加
え析出した結晶を濾取し、エーテルで洗浄した。得られ
た結晶をエタノールから再結晶することにより、表記化
合物0.85g(収率43%)を得た。
融点:274.1−277.4℃ 元素分析(%):C25H17F2NO2・0.4H2O 計算値:C73.49,H4.39,N3.43 実測値:C73.34,H4.11,N3.72 IR(KBr)cm-1:2364,1626,1502,1408,1366,1247 NMR(DMSO−d6)δ(ppm):8.54(1H,d,J=8Hz),8.23
−8.17(1H,m),7.76−7.32(8H,m),3.49−3.23(2H,
m),3.06−2.97(1H,m),1.22(3H,d,J=7Hz) MS(m/e):401(M+),386 実施例6 5,6−ジヒドロ−5−エチル−9−フルオロ−3−(2
−フルオロフェニル)ベンズ[c]アクリジン−7−カ
ルボン(化合物6) 参考例18で得られる化合物r0.62g(2.4ミリモル)と
5−フルオロイサチン0.41g(2.4ミリモル)とをエタノ
ール4mlに溶解させ、水酸化カリウム0.67g(12ミリモ
ル)を含む水2mlを加えた。時間加熱還流後、溶媒を留
去し、エーテルを加え水で抽出した。水層に塩酸を加え
析出した結晶を濾取し、エーテルで洗浄した。得られた
結晶をジメチルホルムアミド−水から再結晶することに
より、表記化合物445mg(収率46%)を得た。
融点:236.5−237.0℃ 元素分析(%):C26H19F2NO2・0.6H2O 計算値:C73.26,H4.78,N3.29 実測値:C73.39,H4.62,N3.28 IR(KBr)cm-1:2960,1720,1620,1566,1483, NMR(DMSO−d6)、δ(ppm):8.52(1H,d,J=8Hz),8.1
7−8.12(1H,m),7.70−7.32(8H,m),3.19−2.95(3H,
m),1.44−1.31(2H,m),0.88(3H,t,J=7Hz) MS(m/e):415(M+),386 実施例7 5,6−ジヒドロ−5,5−ジメチル−9−フルオロ−3−
(2−フルオロフェニル)ベンズ[c]アクリジン−7
−カルボン酸(化合物7) 参考例21で得られる化合物u2.25g(8.39ミリモル)と
5−フルオロイサチン2.25g(8.39ミリモル)とをエタ
ノール15mlに溶解させ、水酸化カリウム2.14g(41.9ミ
リモル)を含む水5mlを加えた。20時間加熱還流後、溶
媒を留去し、エーテルを加え水で抽出した。水層に塩酸
を加え析出した結晶を濾取し、エーテルで洗浄した。得
られた結晶をエタノールから再結晶することにより、表
記化合物0.78g(収率22%)を得た。
融点:269.2−272.4℃ 元素分析(%):C26H19F2NO2・0.3H2O 計算値:C74.02,H4.69,N3.33 実測値:C74.20,H4.40,N3.59 IR(KBr)cm-1:1599,1503,1408,1246 NMR(DMSO−d6)δ(ppm):8.58(1H,d,J=8Hz),8.22
−8.16(1H,m),7.75−7.32(8H,m),3.06(2H,s),1.3
2(6H,s) MS(m/e):415(M+),400 実施例8 5,6−ジヒドロ−9−フルオロ−3−(2−フルオロフ
ェニル)−6−メチルベンズ[c]アクリジン−7−カ
ルボン酸(化合物8) 参考例24で得られる化合物x1.50g(5.90ミリモル)と
5−フルオロイサチン0.97g(5.90ミリモル)とをエタ
ノール10mlに溶解させ、水酸化カリウム1.65g(29.5ミ
リモル)を含む水3mlを加えた。60時間加熱還流後、溶
媒を留去し、エーテルを加え水で抽出した。水層に塩酸
を加え析出した結晶を濾取した。得られた濾取物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー〔溶出溶媒;クロロホ
ルム−メタノール−酢酸(100:1:0.1)〕で分離・精製
し、エタノールから再結晶することにより、表記化合物
0.32g(収率14%)を得た。
融点:257.4−260.3℃ 元素分析(%):C25H17F2NO2・0.2H2O 計算値:C74.14,H4.33,N3.46 実測値:C74.18,H4.62,N3.29 IR(KBr)cm-1:2360,1703,1560,1506,1485,1239 NMR(CDCl3)δ(ppm):8.58(1H,d,J=8Hz),8.24−8.
18(1H,m),7.64−7.15(8H,m),3.58(1H,brs),3.31
−3.23(1H,m),2.84−2.78(1H,m),1.20(3H,d,J=7H
z) MS(m/e):401(M+),386 実施例9 6,7−ジヒドロ−10−フルオロ−3−(2−フルオロフ
ェニル)−5−メチル−5H−ベンゾ[6,7]シクロヘプ
タ[1,2−d]キノリン−8−カルボン酸(化合物9) 5−フルオロイサチン0.51g(3.06ミリモル)を水酸
化カリウム1.0g(15.3ミリモル)を含む水3mlに溶解さ
せ、エタノール−ジオキサン(5:1)6mlに溶解した参考
例26で得られる化合物z0.82g(3.06ミリモル)を加え
た。5日間加熱還流した後、溶媒を留去し、残渣に水−
エーテルを加えて抽出し、水層をエーテルで洗浄した。
水層をセライトを使って濾過し、濾液に酢酸を加え析出
した結晶を濾別した。得られた結晶を乾燥した後、ジメ
チルホルムアミド−水から再結晶することにより、表記
化合物0.42g(収率:32%)を得た。
融点:>300℃ 元素分析(%):C26H19F2NO2・0.2H2O 計算値:C74.52,H4.67,N3.34 実測値:C74.59,H4.57,N3.25 IR(KBr)cm-1:1712,1628,1502,1243,1216 NMR(DMSO−d6)δ(ppm):8.24−8.18(1H,m),7.85−
7.33(9H,m),2.89−2.81(1H,m),2.70−2.64(1H,
m),2.49−2.26(2H,m),1.89−1.92(1H,m),1.32(3
H,d,J=7Hz) MS(m/e):415(M+) 実施例10 6,7−ジヒドロ−10−フルオロ−3−(2−フルオロフ
ェニル)−6−メチル−5H−ベンゾ[6,7]シクロヘプ
タ[1,2−b]キノリン−8−カルボン酸(化合物10) 5−フルオロイサチン0.45g(2.69ミリモル)、水酸
化カリウム0.9(13.5ミリモル)および参考例29で得ら
れる化合物cc0.72g(2.69ミリモル)を用い、以下、実
施例9の方法と同様の操作を行うことにより、表記化合
物0.38g(収率:34%)を得た。
融点:>300℃ 元素分析(%):C26H19F2NO2・0.2H2O 計算値:C74.52,H4.67,N3.34 実測値:C74.53,H4.57,N3.35 IR(KBr)cm-1:1703,1610,1494,1236 NMR(DMSO−d6)δ(ppm):8.24−8.19(1H,m),7.88
(1H,d,J=8Hz),7.79−7.33(8H,m),2.82−2.49(4H,
m),2.35−2.28(1H,m),1.06(3H,d,J=7Hz) MS(m/e):415(M+) 実施例11 6,7−ジヒドロ−6,6−ジメチル−10−フルオロ−3−
(2−フルオロフェニル)−5H−ベンゾ[6,7]シクロ
ヘプタ[1,2−d]キノリン−8−カルボン酸(化合物1
1) 5−フルオロイサチン0.46g(2.76ミリモル)、水酸
化カリウム0.91g(13.8ミリモル)および参考例32で得
られる化合物ff0.78g(2.77ミリモル)を用い、以下、
実施例9の方法と同様の操作を行うことにより、表記化
合物0.56g(収率:47%)を得た。
融点:>300℃ 元素分析(%):C27H21F2NO2・0.2H2O 計算値:C74.88,H4.98,N3.23 実測値:C74.90,H4.94,N3.38 IR(KBr)cm-1:1684,1648,1508 NMR(DMSO−d6)δ(ppm):8.25−8.19(1H,m),7.88
(1H,d,J=8Hz),7.80−7.33(8H,m),2.50(2H,s),2.
37(2H,s),1.09(6H,s) MS(m/e):429(M+) 参考例1 6−(2−フルオロフェニル)−1−インダノン(化合
物a) 三塩化アルミニウム10.7g(80ミリモル)をジクロロ
エタン100mlに懸濁させ、エチルマロニルクロライド5.4
6g(42.7ミリモル)を加えた。これに2−フルオロビフ
ェニル7.0g(40ミリモル)を加え、室温で4時間撹拌し
た。反応液を氷を含んだ塩酸中に注入し、クロロホルム
で抽出した。有機層を塩酸で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。溶媒を減圧留去後、シリカゲルカラム
クロマトグラフィー〔溶出溶媒;ヘキサン−酢酸エチル
(30:1)〕で分離・精製し、4−(2−フルオロフェニ
ル)ベンゾイル酢酸エチルと2−(2−フルオロフェニ
ル)ベンゾイル酢酸エチルとの混合物(収率70%)を得
た。
上記混合物7.9gをトリフルオロ酢酸30mlに溶解させ、
トリエチルシラン10.6ml(66ミリモル)を加え、70℃で
2時間撹拌した。溶媒留去後、残渣にクロロホルムと水
とを加えて抽出した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶
液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を
減圧留去後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー〔溶
出溶媒;ヘキサン−酢酸エチル(30:1)〕で分離・精製
し、4−(2−フルオロフェニル)ベンジル酢酸エチル
と2−(2−フルオロフェニル)ベンジル酢酸エチルと
の混合物6.1g(収率81%)を得た。
上記混合物5.9gをジオキサン20mlに溶解させ4規定水
酸化ナトリウム水溶液20mlを加え、2時間加熱還流し
た。溶媒を減圧留去後、水50mlを加えエーテルで洗浄し
た。水層に6規定塩酸20mlを加え酸性とした後、酢酸エ
チルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し4−
(2−フルオロフェニル)ベンジル酢酸と2−(2−フ
ルオロフェニル)ベンジル酢酸との混合物5.2g(収率97
%)を得た。
上記混合物5.1gにポリリン酸50mlを加え、80℃で2時
間撹拌した。反応物を氷水中に注入し、クロロホルムで
抽出した。有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥した。溶媒を減圧留去後、シリカゲルカラムクロマト
グラフィー〔溶出溶媒;ヘキサン−酢酸エチル(30:
1)〕で分離・精製し、表記化合物2.9g(収率54%)を
得た。
NMR(CDCl3)δ(ppm):7.93(1H,s),7.81(1H,d,J=8
Hz),7.53−7.13(5H,m),3.20(2H,t,J=6Hz),2.75
(2H,t,J=6Hz) MS(m/e):226(M+) 参考例2 5−(2−フルオロフェニル)インダン(化合物b) 参考例1で得られる化合物a1.6g(7.1ミリモリ)をト
リフルオロ酢酸20mlに溶解させ、トリエチルシラン2.61
ml(16.3ミリモル)を加え、80℃で3時間撹拌した。溶
媒留去後、残渣にクロロホルムと水とを加えて抽出し
た。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、シリ
カゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサ
ン]で分離・精製し、表記化合物1.38g(収率92%)を
得た。
NMR(CDCl3)δ(ppm):7.44−7.10(7H,m),2.99−2.9
2(4H,m),2.16−2.05(2H,q,J=7Hz) MS(m/e):212(M+) 参考例3 5−(2−フルオロフェニル)−1−インダノン(化合
物c) 参考例2で得られる化合物b1.35gをプロピオン酸1ml
および酢酸4mlに溶解させ、酢酸−水(7:1)7.2mlに溶
解したクロム酸1.91g(19.1ミリモル)を0℃で加え、
室温で2時間撹拌した。反応液に亜硫酸ナトリウム水溶
液と酢酸エチルとを加え抽出した。有機層を食塩水で洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留
去後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー〔溶出溶
媒;4%酢酸エチル−ヘキサン〕で分離・精製し、表記化
合物1.0g(収率70%)を得た。
NMR(CDCl3)δ(ppm):7.83(1H,d,J=8Hz),7.66(1
H,s),7.56−7.18(5H,m),3.21(2H,t,J=6Hz),2.75
(2H,t,J=6Hz) MS(m/e):226(M+) 参考例4 3−[4−(2−フルオロフェニル)ベンゾイル]プロ
パン酸(化合物d) 三塩化アルミニウム6.2g(46.5ミリモル)をジクロロ
エタン50mlに懸濁させ、無水コハク酸3.02g(30.2ミリ
モル)と2−フルオロビフェニル4.0g(23.2ミリモル)
とを加え室温で4時間撹拌した。反応液を氷を含んだ塩
酸中に注入し、クロロホルムで抽出した。有機層を水洗
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去
後、クロロホルムから再結晶することにより、表記化合
物5.6g(収率89%)を得た。
NMR(CDCl3)δ(ppm):8.15(2H,d,J=7Hz),7.73−7.
00(6H,m),3.35(2H,t,J=7Hz),2.85(2H,t,J=7Hz) MS(m/e):272(M+),255,228 参考例5 4−[4−(2−フルオロフェニル)フェニル]ブタン
酸(化合物e) 参考例4で得られる化合物d5.21g(19.1ミリモル)を
トリフルオロ酢酸25mlに溶解させ、トリエチルシラン7.
5ml(46.5ミリモル)を加え、70℃で6時間撹拌した。
溶媒留去後、残渣にクロロホルムと水とを加えて抽出し
た。有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を減圧留去後、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー〔溶出溶媒;酢酸エチル−ヘキサン(4:1)〕で
分離・精製し、表記化合物4.72g(収率97%)を得た。
NMR(CDCl3)δ(ppm):7.65−6.93(8H,m),2.80(2H,
t,J=6Hz),2.31(2H,t,J=6Hz),2.21−1.81(2H,m) MS(m/e):258(M+) 参考例6 3,4−ジヒドロ−7−(2−フルオロフェニル)−1(2
H)−ナフタレノン(化合物f) 参考例5で得られる化合物e4.72g(18.4ミリモル)に
ポリリン酸50mlを加え、70℃で4時間撹拌した。反応物
を氷水中に注入し、クロロホルムで抽出した。有機層を
水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧
留去して、表記化合物4.11g(収率94%)を得た。
NMR(CDCl3)δ(ppm):8.15(1H,s),7.71−6.90(6H,
m),2.93(2H,t,J=5Hz),2.60(2H,t,J=5Hz),2.30−
1.92(2H,m) MS(m/e):240(M+) 参考例7 6−(2−フルオロフェニル)−1,2,3,4−テトラヒド
ロナフタレン(化合物g) 参考例6で得られる化合物f9.45g(39.6ミリモル)を
トリフルオロ酢酸40mlに溶解させ、トリエチルシラン1
5.3ml(95.2ミリモル)を加え、70℃で1時間撹拌し
た。溶媒留去後、残渣クロロホルムと水とを加えて抽出
した。有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を減圧留去し、表記化合物を得たが、これ以上
精製せずに次の反応に用いた。
NMR(CDCl3)δ(ppm):7.48−6.87(7H,m),2.90−2.6
0(4H,m),1.90−1.55(4H,m) MS(m/e):226(M+) 参考例8 3,4−ジヒドロ−6−(2−フルオロフェニル)−1(2
H)−ナンフタレノン(化合物h) 参考例7で得られる化合物g4.5gをプロピオン酸6mlお
よび酢酸23mlに溶解させ、酢酸−水(7:1)24mlに溶解
したクロム酸5.93g(59.3ミリモル)を0℃で加え、室
温で12時間撹拌した。反応液に亜流酸ナトリウム水溶液
と酢酸エチルとを加え抽出した。有機層を食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去
後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー〔溶出溶媒;
ヘキサン−酢酸エチル(9:1)〕で分離・精製し、表記
化合物2.75g(化合物fより収率58%)を得た。
NMR(CDCl3)δ(ppm):8.10(1H,d,J=8Hz),7.60−6.
95(6H,m),3.01(2H,t,J=6Hz),2.69(2H,t,J=6H
z),2.31−2.00(2H,m) MS(m/e):240(M+) 参考例9 4−[4−(2−フルオロフェニル)ベンゾイル]ブタ
ン酸(化合物i) 三塩化アルミニウム6.03g(45.2ミリモル)をジクロ
ロエタン50mlに懸濁させ、無水グルタル酸2.58g(22.6
ミリモル)と2−フルオロビフェニル3.0g(17.4ミリモ
ル)とを加え室温で3時間撹拌した。反応液を氷を含ん
だ塩酸中に注入し、クロロホルムで抽出した。有機層を
水洗いし、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減
圧留去後、酢酸エチルから再結晶することにより、表記
化合物1.53g(収率31%)を得た。
HMR(DMSO−d6)δ(ppm):8.05(2H,d,J=8Hz),7.76
−7.21(6H,m),3.10(2H,t,J=6Hz),2.33(2H,t,J=6
Hz),2.10−1.75(2H,m) MS(m/e):286(M+) 参考例10 5−[4−(2−フルオロフェニル)フェニル]ペンタ
ン酸(化合物j) 参考例9で得られる化合物i3.8g(13.3ミリモル)を
トリフルオロ酢酸20mlに溶解させ、トリエチルシラン5.
22ml(32.5ミリモル)を加え、70℃で3時間撹拌した。
溶媒留去後、残渣クロロホルムと水とを加えて抽出し
た。有機層を水洗いし、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を減圧留去後、塩化メチレン−ヘキサンから再
結晶することにより、表記化合物2.7g(収率75%)を得
た。
NMR(CDCl3)δ(ppm):7.56−6.99(8H,m),2.83−2.5
7(2H,m),2.52−2.23(2H,m),1.93−1.50(4H,m) MS(m/e):272(M+),254 参考例11 8−(2−フルオロフェニル)−1−ベンゾスベロン
(化合物k) 参考例10で得られる化合物j2.70g(9.9ミリモル)に
ポリリン酸50mlを加え、110℃で4時間撹拌した。反応
物を氷水中に注入し、クロロホルムを加えて抽出した。
有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶
媒を減圧留去して、表記化合物2.41g(収率96%) NMR(CDCl3)δ(ppm):7.91(1H,s),7.65(1H,d,J=8
Hz),7.51−7.10(5H,m),2.98(2H,t,J=7Hz),2.78
(2H,t,J=7Hz),1.99−1.81(4H,m) MS(m/e):254(M+) 参考例12 7−(2−フルオロフェニル)−1H−2,3,4,5−テトラ
ヒドロベンゾシクロヘプテン(化合物1) 参考例11で得られる化合物k2.36g(9.2ミリモル)を
トリフルオロ酢酸20mlに溶解させ、トリエチルシラン3.
4ml(21ミリモル)を加え、70℃で3時間撹拌した。溶
媒留去後、残渣にクロロホルムと水とを加えて抽出し
た。有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を減圧留去し、表記化合物を得たが、これ以上
精製せずに次の反応に用いた。
NMR(CDCl3)δ(ppm):7.66−6.80(7H,m),3.19−2.4
8(4H,m),2.15−1.24(6H,m) MS(m/e):240(M+) 参考例13 7−(2−フルオロフェニル)−1−ベンゾスベロン
(化合物m) 参考例12で得られる化合物l2.0gをプロピオン酸3mlお
よび酢酸12mlに溶解させ、酢酸−水(7:1)12mlに溶解
したクロム酸2.5g(24.ミリモル)を0℃で加え、室温
で8時間撹拌した。反応液に亜硫酸ナトリウム水溶液と
酢酸エチルとを加え抽出した。有機層を食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去
後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー〔溶出溶媒:
ヘキサン−酢酸エチル(9:1)〕で分離・精製し、表記
化合物0.43g(化合物kより収率20%)を得た。
NMR(CDCl3)δ(ppm):7.79(1H,d,J=8Hz),7.57−7.
00(6H,m),2.97(2H,t,J=7Hz),2.75(2H,t,J=7H
z),2.04−1.65(4H,m) MS(m/e):254(M+) 参考例14 8−(2−フルオロフェニル)−1−ベンゾシクロオク
タノン(化合物n) 8−ブロモ−1−ベンゾシクロオクタノン2.0g(7.9
ミリモル)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パ
ラジウム0.27g(0.23ミリモル)および酸化銀2.0g(8.6
ミリモル)をジメチルホルムアミド10mlに溶解させ、オ
ルトフルオロフェニルトリブチルスズ4.6g(11.9ミリモ
ル)を加え、アルゴン雰囲気下、120℃で2時間撹拌し
た。冷却後、反応液にフッ化アンモニウム水溶液を加
え、室温で12時間撹拌した。反応液をセライトを通して
濾過し、酢酸エチルおよび水で洗浄した後抽出した。有
機層を食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を減圧留去後、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー〔溶出溶媒:ヘキサン−酢酸エチル(9:1)〕で
分離・精製し、表記化合物0.84(40%)を得た。
NMR(CDCl3)δ(ppm):7.79(1H,d,J=8Hz),7.49−7.
12(6H,m),3.13(2H,t,J=5Hz),2.98(2H,t,J=5H
z),1.94−1.80(4H,m),1.62−1.51(2H,m) MS(m/e):268(M+) 参考例15 7−(2−フルオロフェニル)−1−メチル−1,2,3,4
−テトラヒドロナフタレン(化合物o) 60%水素化ナトリウム1.0g(25.0ミリモル)をジメチ
ルスルホキシド12mlに加え、60℃で1時間撹拌した。室
温に戻した後、メチルトリフェニルホスホニウムブロマ
イド9.08g(25.4ミリモル)とテトラヒドロフラン12ml
とを加え、室温で20分間撹拌し、さらにテトライドロフ
ラン15mlに溶解した参考例6で得られる化合物f3.00g
(12.5ミリモル)を加え、室温で3時間撹拌した。反応
液にエーテルと水とを加えて抽出した。有機層を食塩水
で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減
圧留去し、残渣をエタノール30mlに溶解させ、パラジウ
ム/炭素150mgを加え、水素雰囲気下室温で4時間撹拌
した。セライドを通して濾過し、溶媒留去後、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー〔溶出溶媒;ヘキサン〕で
分離・精製し、表記化合物1.80g(60%)を得た。
NMR(CDCl3)δ(ppm):7.45−7.09(7H,m),3.00−2.7
8(3H,m),1.98−1.53(4H,m),1.33(3H,d,J=7Hz) MS(m/e):240(M+),225 参考例16 3,4−ジヒドロ−6−(2−フルオロフェニル)−4−
メチル−1(2H)−ナフタレノン(化合物p) 参考例15で得られる化合物o1.85g(7.7ミリモル)を
プロピオン酸3mlおよび酢酸10mlに溶解させ、酢酸−水
(7:1)12mlに溶解したクロム酸2.5g(25ミリモル)を
0℃で加え、室温で4時間撹拌した。反応液に亜硫酸ナ
トリウム水溶液と酢酸エチルとを加え抽出した。有機層
を食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
溶媒を減圧留去後、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー〔溶出溶媒;ヘキサン−酢酸エチル(10:1)〕で分離
・精製し、表記化合物0.88g(収率45%)を得た。
NMR(CDCl3)δ(ppm):8.10(1H,d,J=8Hz),7.51−7.
13(6H,m),3.19−1.88(5H,m),1.43(3H,d,J=7Hz) MS(m/e):254(M+),226 参考例17 1−エチル−7−(2−フルオロフェニル)−1,2,3,4
−テトラヒドロナフタレン(化合物q) 60%水素化ナトリウム1.33g(33.3ミリモリ)をジメ
チルスルホキシド45mlに加え、60℃で1時間撹拌した。
室温に戻した後、エチルトリフェニルホスホニウムブロ
マイド12.5g(33.8ミリモル)とテトラヒドロフラン45m
lとを加え、室温で20分間撹拌し、さらにテトラヒドロ
フラン15mlに溶解した参考例6で得られる化合物f4.00g
(16.6ミリモル)を加え、室温で5時間撹拌した。反応
液にエーテルと水とを加えて抽出した。有機層を食塩水
で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減
圧留去し、残渣エタノール80mlに溶解させ、二酸化白金
168mgを加え水素雰囲気下室温で4時間撹拌した。セラ
イトを通して濾過し、溶媒留去後、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィー〔溶出溶媒;ヘキサン〕で分離・精製
し、表記化合物3.26g(77%)を得た。
NMR(CDCl3)δ(ppm):7.45−7.08(7H,m),2.80−2.7
2(3H,m),1.91−1.53(6H,m),0.99(3H,t,J=7Hz) MS(m/e):254(M+) 参考例18 3,4−ジヒドロ−4−エチル−6−(2−フルオロフェ
ニル)−1(2H)−ナフタレノン(化合物r) 参考例17で得られる化合物q3.26g(12.8ミリモル)を
プロピオン酸4mlおよび酢酸15mlに溶解させ、酢酸−水
(7:1)24mlに溶解したクロム酸4.09g(40.9ミリモル)
を0℃で加え、室温で4時間撹拌した。反応液に亜硫酸
ナトリウム水溶液と酢酸エチルとを加え抽出した。有機
層を食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を減圧留去後、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー〔溶出溶媒;ヘキサン−酢酸エチル(30:1)〕で
分離・精製し、表記化合物1.39g(収率41%)を得た。
NMR(CDCl3)δ(ppm):8.10(1H,d,J=8Hz),7.50−7.
13(6H,m),2.94−1.79(7H,m),1.05(3H,t,J=7Hz) MS(m/e):268(M+) 参考例19 5−[4−(2−フルオロフェニル)フェニル]2−メ
チル−2−ペンタノール(化合物s) 参考例5で得られる化合物e5.00g(19.4ミリモル)を
テトラヒドロフラン50mlに溶解させ、3モル濃度のメチ
ルマグネシウムブロマイドエーテル溶液40ml(120ミリ
モル)を0℃で加えた後、1時間加熱還流した。反応液
を塩化アンモニウム水溶液とエーテルとを加えて抽出し
た。有機層を食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。溶媒を減圧留去後、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィー〔溶出溶媒;酢酸エチル−ヘキサン(8:
1)〕で分離・精製し、表記化合物3.67g(収率70%)を
得た。
NMR(CDCl3)δ(ppm):7.49−7.09(8H,m),2.66(2H,
t,J=7Hz),1.78−1.51(m,4H),1.21(s,6H) MS(m/e):258(M+),199 参考例20 7−(2−フルオロフェニル)−1,1−ジメチル−1,2,
3,4−テトラヒドロナフタレン(化合物t) 参考例19で得られる化合物s3.67g(13.5ミリモル)を
ジクロロエタン40mlに溶解させ、三塩化アルミニウム2.
0g(15.0ミリモル)を加え、室温で30分間撹拌した。反
応物を氷水中に注入し、クロロホルム加えて抽出した。
有機層を食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。溶媒留去後、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー〔溶出溶媒;ヘキサン〕で分離・精製し、表記化合物
3.00g(収率88%)を得た。
NMR(CDCl3)δ(ppm):7.77−7.33(7H,m),3.05(2H,
t,J=6Hz),2.10−1.92(4H,m),1.58(6H,s) MS(m/e):254(M+),239 参考例21 3,4−ジヒドロ−4,4−ジメチル−6−(2−フルオロフ
ェニル)−1(2H)−ナフタレノン(化合物u) 参考例20で得られる化合物t2.80g(11.1ミリモル)を
プロピオン酸3.5mlおよび酢酸17mlに溶解させ、酢酸−
水(7:1)14mlに溶解したクロム酸3.54g(35.4ミリモ
ル)を0℃で加え、室温で4時間撹拌した。反応液に亜
硫酸ナトリウム水溶液と酢酸エチルとを加え抽出した。
有機層を食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。溶媒を減圧留去後、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー〔溶出溶媒;ヘキサン−酢酸エチル(10:1)〕
で分離・精製し、表記化合物2.25g(収率76%)を得
た。
NMR(CDCl3)δ(ppm):8.09(1H,d,J=8Hz),7.61−7.
14(6H,m),2.76(t,J=6Hz),2.06(2H,t,J=6Hz),1.
44(6H,s) MS(m/e):268(M+),253,225 参考例22 3,4−ジヒドロ−7−(2−フルオロフェニル)−2−
メチル−1(2H)−ナフタレノン(化合物v) 参考例6で得られる化合物f2.00g(8.32ミリモル)を
トルエン20mlに溶解し、水酸化カリウム1.45g(18.3ミ
ルモル)、18−クラウン−6を0.22g(0.83ミリモル)
およびヨウ化メチル6.8ml(110ミリモル)を加え、室温
で4時間撹拌した。反応物に塩化アンモニウムと酢酸エ
チルとを加えて抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去後、シ
リカゲルカラムクロマトグラフィー〔溶出溶媒;ヘキサ
ン−酢酸エチル(50:1)〕で分離・精製し、表記化合物
0.89g(収率42%)を得た。
NMR(CDCl3)δ(ppm):8.20(1H,s),7.69−7.11(6H,
m),3.09−1.84(5H,m),1.30(3H,d,J=7Hz) MS(m/e):254(M+),212 参考例23 7−(2−フルオロフェニル)−2−メチル−1,2,3,4
−テトラヒドロナフタレン(化合物w) 参考例22で得られる化合物v2.16g(8.49ミリモル)を
トリフルオロ酢酸15mlに溶解させ、トリエチルシラン3.
26ml(20.4ミリモル)を加え、70℃で30分間撹拌した。
溶媒留去後、残渣にクロロホルムと水とを加えて抽出し
た。有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を減圧留去し、表記化合物を得たが、これ以上
精製せずに次の反応に用いた。
NMR(CDCl3)δ(ppm):7.46−7.09(7H,m),2.92−1.3
8(7H,m),1.08(3H,d,J=7Hz) MS(m/e):240(M+),198 参考例24 3,4−ジヒドロ−6−(2−フルオロフェニル)−3−
メチル−1(2H)−ナフタレノン(化合物x) 参考例23で得られる化合物w2.3gをプロピオン酸2.7ml
および酢酸10mlに溶解させ、酢酸−水(7:1)10mlに溶
解したクロム酸2.71g(2.71ミリモル)を0℃で加え、
室温で3時間撹拌した。反応液に亜硫酸ナトリウム水溶
液と酢酸エチルを加え抽出した。有機層を食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去
後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー〔溶出溶媒;
ヘキサン−酢酸エチル(10:1)〕で分離・精製し、表記
化合物2.15g(収率70%)を得た。
NMR(CDCl3)δ(ppm):8.09(1H,d,J=8Hz),7.05−7.
13(6H,m),3.05−2.32(5H,m),1.17(3H,d,J=7Hz) MS(m/e):254(M+),212 参考例25 8−(2−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−2,3,
4,5−テトラヒドロベンゾシクロヘプテン(化合物y) 参考例11で得られる化合物k2.50g(9.84ミリモル)を
テトラヒドロフラン20mlに溶解し、3モル濃度のメチル
マグネシウムブロマイドエーテル溶液6.7ml(19.68ミリ
モル)を加え、10時間加熱還流した。反応液を室温に戻
し、飽和塩化アンモニウム水溶液を加え反応を停止させ
た後、エーテルを加え抽出した。有機層を水、飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を
減圧留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶
出溶媒:ヘキサン−酢酸エチル(25:1)]により分離・
精製した。得られた化合物2.0gにトリエチルシラン2.85
ml(17.8ミリモル)およびトリフルオロ酢酸10mlを加
え、60℃で1時間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、ク
ロロホルムを加え有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。溶媒を減圧留去した後、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン]により分
離・精製し、表記化合物を得たが、これ以上精製せずに
次の反応に用いた。
NMR(CDCl3)δ(ppm):7.47−7.08(7H,m),3.09(1H,
q,J=7Hz),2,96−2.78(2H,m),1.98−1.69(4H,m),
1.54−1.30(2H,m),1.37(3H,d,J=7Hz) MS(m/e):254(M+) 参考例26 7−(2−フルオロフェニル)−5−メチル−1−ベン
ゾスベロン(化合物z) 参考例25で得られる化合物y1.60g(6.29ミリモル)を
プロピオン酸1mlおよび酢酸10mlに溶解させ、酢酸−水
(7:1)8mlに溶解したクロム酸1.90g(18.9ミリモル)
を0℃で加えた。室温で6時間撹拌した後、亜硫酸ナト
リウム水溶液を加え、反応を停止した。溶媒を減圧留去
した後、残渣に酢酸エチルと水とを加え抽出した。有機
層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。溶媒を減圧留去した後、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン−酢酸エチル
(25:1)]で分離・精製し、表記化合物0.35g(収率:21
%)を得た。
NMR(CDCl3)δ(ppm):7.64(1H,d,J=8Hz),7.49−7.
13(6H,m),3.21−3.13(1H,m),2.82−2.58(2H,m),
2.08−1.83(2H,m),1.78−1.55(2H,m),1.42(3H,d,J
=7Hz) MS(m/e):268(M+) 参考例27 8−(2−フルオロフェニル)−2−メチル−1−ベン
ゾスベロン(化合物aa) 参考例11で得られる化合物k2.50g(9.84ミリモル)を
トルエン70mlに溶解し、ピロリジン1.32ml(14.8ミリモ
ル)およびトシル酸50mgを加え、供沸脱水しながら6時
間加熱還流した。溶媒を留去した後、残渣を室温に戻
し、ジオキサン100mlおよびヨウ化メチル1.40ml(16.7
ミリモル)を加え、6時間加熱還流した。反応液を室温
に戻し、水2ml、ついで酢酸1mlを加え30分間撹拌した。
溶媒を減圧留去し、残渣にクロロホルムを加え抽出し
た。有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を減圧留去し、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー[溶出溶媒:ヘキサン−酢酸エチル(30:1)]に
より分離・精製し、表記化合物1.66g(収率:63%)を得
た。
NMR(CDCl3)δ(ppm):7.85(1H,s),7.48−7.10(6H,
m),3.06−2.93(3H,m),2.12−1.61(4H,m),1.24(3
H,d,J=7Hz) MS(m/e):268(M+) 参考例28 8−(2−フルオロフェニル)−2−メチル−1H−2,3,
4,5−テトラヒドロベンゾシクロヘプテン(化合物bb) 参考例27で得られる化合物aa2.98g(11.1ミリモル)
をトリフルオロ酢酸25mlに溶解させ、トリエチルシラン
4.28ml(26.6ミリモル)を加え、70℃で2時間撹拌し
た。溶媒留去後、残渣にクロロホルムと水とを加え、抽
出した。有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。溶媒を減圧留去し、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー[溶出溶媒:ヘキサン]により分離・精製し、
表記化合物を得たが、これ以上精製せずに次の反応に用
いた。
NMR(CDCl3)δ(ppm):7.43−7.10(7H,m),2.81−2.7
1(4H,m),1.99−1.44(5H,m),0.97(3H,d,J=8Hz) MS(m/e):254(M+) 参考例29 7−(2−フルオロフェニル)−4−メチル−1−ベン
ゾスベロン(化合物cc) 参考例28で得られる化合物bb2.76g(10.ミリモル)を
酢酸15mlに溶解させ、酢酸−水(7:1)8mlに溶解したク
ロム酸3.27g(32.7ミリモル)を0℃で加えた。室温で
6時間撹拌した後、亜硫酸ナトリウム水溶液を加え、反
応を停止した。溶媒を減圧留去した後、残渣に酢酸エチ
ルと水とを加え抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留
去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出
溶媒:ヘキサン−酢酸エチル(25:1)]で分離・精製
し、表記化合物0.60g(収率:21%)を得た。
NMR(CDCl3)δ(ppm):7.80(1H,d,J=8Hz),7.51−7.
13(6H,m),3.07−2.99(1H,m),2.85−2.61(3H,m),
2.21−2.11(1H,m),2.02−1.90(1H,m),1.47−1.35
(1H,m),1.04(3H,d,J=7Hz) MS(m/e):268(M+) 参考例30 2,2−ジメチル−8−(2−フルオロフェニル)−1−
ベンゾスベロン(化合物dd) 参考例11で得られる化合物k2.50g(9.84ミリモル)を
テトラヒドロフラン30mlに溶解し、カリウムt−ブトキ
シド2.67g(24.6ミリモル)を加え30分間撹拌した。こ
れに、ヨウ化メチル1.53ml(24.6ミリモル)を0℃で加
え、室温で8時間撹拌し、水を加え反応を停止した。酢
酸エチルを加え有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去した後、
シリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキ
サン−酢酸エチル(50:1)]により分離・精製し、表記
化合物1.80g(収率:65%)を得た。
NMR(CDCl3)δ(ppm):7.75−7.13(7H,m),2.81(2H,
d,J=7Hz),1.98−1.91(2H,m),1.74−1.69(2H,m),
1.20(6H,s) MS(m/e):282(M+) 参考例31 2,2−ジメチル−8−(2−フルオロフェニル)−1H−
2,3,4,5−テトラヒドロベンゾシクロヘプテン(化合物e
e) 参考例30で得られる化合物dd2.22g(7.87ミリモル)
をトリフルオロ酢酸25mlに溶解させ、トリエチルシラン
3.03ml(18.9ミリモル)を加え、70℃で2時間撹拌し
た。溶媒留去後、残渣にクロロホルムと水とを加え、抽
出した。有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。溶媒を減圧留去し、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー[溶出溶媒:ヘキサン]により分離・精製し、
表記化合物を得たが、これ以上精製せずに次の反応に用
いた。
NMR(CDCl3)δ(ppm):7.45−7.08(7H,m),2.81−2.7
0(4H,m),1.69−1.47(4H,m),0.86(6H,s) MS(m/e):268(M+) 参考例32 4.4−ジメチル−7−(2−フルオロフェニル)−1−
ベンゾスベロン(化合物ff) 参考例31で得られる化合物ee2.10g(7.84ミリモル)
を酢酸15mlに溶解し、酢酸−水(7:1)8mlに溶解したク
ロム酸2.35g(23.5ミリモル)を0℃で加えた。室温で
6時間撹拌した後、亜硫酸ナトリウム水溶液を加え、反
応を停止した。溶媒を減圧留去した後、残渣に酢酸エチ
ルと水とを加え抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留
去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出
溶媒:ヘキサン−酢酸エチル(25:1)]で分離・精製
し、表記化合物0.79g(収率:36%)を得た。
NMR(CDCl3)δ(ppm):7.81(1H,d,J=8Hz),7.52−7.
13(6H,m),2.71−2.63(4H,m),1.55−1.51(2H,m),
1.05(6H,s) MS(m/e):282(M+) 製剤例1.錠剤 常法により、次の組成からなる錠剤を作成した。
処方 化合物1 10mg 乳 糖 30mg 馬鈴薯でんぷん 15mg ポリビニルアルコール 1.5mg ステアリン酸マグネシム 0.5mg 製剤例2.カプセル剤 常法により、次の組成からなるカプセル剤を作成し
た。
処方 化合物1 10mg 乳 糖 100mg ステアリン酸マグネシム 2.5mg これらを混合し、ゼラチンカプセルに充填する。
製剤例3.注射剤 常法により、次の組成からなる注射剤を作成した。
処方 化合物1 10mg 塩化ナトリウム 20mg これに注射蒸留水を加えて全量5mlとする(1アンプ
ル分)。
産業上の利用可能性 本発明によれば、免疫抑制剤として有用な新規四環系
化合物を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 大宅 郁治 (56)参考文献 特開 平2−233661(JP,A) 特表 平5−508158(JP,A) 国際公開92/739(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 221/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I) (式中、X1およびX2は同一または異なって、水素または
    低級アルキルを表し、nは1〜4の整数を表す)で表さ
    れる新規四環系化合物またはその薬理学上許容される
    塩。
  2. 【請求項2】X1およびX2がともに水素である請求の範囲
    第1項に記載の化合物。
  3. 【請求項3】nが3である請求の範囲第1項または第2
    項に記載の化合物。
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